JPH0998559A - 直流モータにおけるブラシ配線部構造 - Google Patents

直流モータにおけるブラシ配線部構造

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JPH0998559A
JPH0998559A JP25293795A JP25293795A JPH0998559A JP H0998559 A JPH0998559 A JP H0998559A JP 25293795 A JP25293795 A JP 25293795A JP 25293795 A JP25293795 A JP 25293795A JP H0998559 A JPH0998559 A JP H0998559A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DCモータのブラシ配線部において、構成部
品点数を削減し、組立性を向上させ、製造コストを低減
する。 【解決手段】 カップ状のモータケース2とその開口端
を覆う合成樹脂による蓋体3とに、ロータ6と整流子7
を有する回転軸4を回転自在に支持する。ロータの周囲
を取り囲むマグネット8をケース内周面に設ける。ま
た、整流子の周面に摺接させるブラシ9を、蓋体内側面
に設ける合成樹脂によるブラシ保持板20のブラシ保持
部21に進退自在に保持する。蓋体上でブラシ保持部か
ら離れた位置に設けたブラシへの通電接続部13に、ブ
ラシから引き出したピッグテール線16,16を、絶縁
スペーサ30に保持させた状態で挿通させてモータ外部
に導く。これらのピッグテール線の先端に外部接続端子
40を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸上に設けた
整流子の周面に機械的に摺接するブラシを用いている直
流モータ(以下、DCモータという)において、このブ
ラシをモータ外部と電気的に接続するためのブラシ配線
部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のDCモータとして、従来から種
々の構造のものが知られている。これをたとえば図6
(a),(b)に例示した構造に基づいて説明すると、
このDCモータ1は、一端が開口するカップ状を呈する
ように磁性材により形成されることにより磁気回路を構
成するヨークとして機能するモータケース2と、このモ
ータケース2の開口端を覆うように組み付けた絶縁性材
料である合成樹脂材によって形成された蓋体3とを備え
ている。4はこれらモータケース2と蓋体3とに軸受5
a,5bを介して回転自在に支持された回転軸で、この
回転軸4には、コイル巻線を組み付けたアーマチュアに
よるロータ6と整流子(コミュテータ)7とが軸着され
ている。
【0003】8,8は前記ヨーク2の内周面に設けられ
ロータ6の外周を磁気ギャップを介して取り囲む円弧状
マグネット、9,9は前記整流子7の周面に摺接する少
なくとも二個のブラシで、これらのブラシ9は、前記蓋
体3の内側面に取付けたブラシ保持板10のブラシ保持
部10a,10aによって前記整流子7の周面に向って
求心方向に進退自在に保持され、コイルばね11,11
により付勢されることにより整流子7の周面に所定圧で
押し付けられて常時機械的に摺接している。なお、1
2,12は前記ブラシ保持部10a,10aの外方端部
分に臨んで前記ブラシ保持板10に組み付けたばね押え
である。
【0004】13は前記ブラシ9,9に対しモータ1の
外部電源から電流を供給するための通電接続部で、前記
蓋体3の内側面にスポット溶接、その他の固着手段によ
り設けた第1のターミナル端子14と、前記蓋体3の偏
心した位置に開口している連通孔13a内に組み込まれ
た外部接続用としての第2のターミナル端子15とを備
えている。なお、図中13bは前記連通孔13aを形成
するように蓋体2の外側面に突設された筒状部である。
16,16は前記ブラシ9,9から引き出されたピッグ
テール線で、これら各ピッグテール線16,16の他端
を前記蓋体3の内側面に設けている第1のターミナル端
子14,14の一端にそれぞれ接続することにより、モ
ータ外部と電気的に接続している。
【0005】そして、このような通電接続部13によっ
てモータ1の外部電源から通電することにより、ブラシ
9,9と整流子7とを介して前記ロータ6を構成するア
ーマチュアのそれぞれのコイル巻線部での電流の方向を
交互に切り替え、これによりロータ6すなわち回転軸4
を回転駆動することになる。
【0006】ここで、図中17はこのモータ1を付設す
ることによりモータからの回転駆動力の伝達を受ける被
駆動用アクチュエータの本体ボディで、このボディ17
内には前記回転軸4の外方端を回転自在に支持する軸受
5cが設けられる。また、図中17aは回転軸4上に設
けた被駆動用アクチュエータへの回転伝達を行なうため
の軸受による偏心ころであるが、アクチュエータやその
駆動部への連結構造等についての詳細な図示、説明は省
略する。なお、図6ではモータ1を被駆動用アクチュエ
ータに一体に組込むことができる、いわゆるビルトイン
タイプである場合の構造を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した構造によるD
Cモータ1において、ブラシ9,9を外部接続するため
の通電接続部13の外部への連通孔13aを、図6
(a),(b)に示すように、ブラシ9,9の配設位置
から離れた位置に設ける構造においては、以下のような
不具合がある。特に、このような不具合は、蓋体3にお
ける回転軸4の軸支部から離れた部分であってかつブラ
シ保持部10a,10aからモータ1の回転方向におい
て離間した位置に通電接続部13を設ける場合に問題と
なる。
【0008】すなわち、前記第1のターミナル端子1
4,14を、前記蓋体3の内側面でブラシ保持部10
a,10aに近接する位置から連通孔13aに近接する
位置にかけて配線するようにスポット溶接等で固着する
とともに、連通孔13a内に第2のターミナル端子1
5,15に組込み、それぞれを接合しなければならな
い。さらに、ブラシ保持板10のブラシ保持部10a,
10aに、ブラシ9,9とコイルばね11,11を組込
み、かつばね11,11が飛び出さないようにばね押え
12,12を組み付けた状態で、蓋体3の内側面にねじ
止め固定しなければならない。
【0009】そして、前記ブラシ9,9に一端を予め固
着しているピッグテール線16,16の他端を、前記第
1のターミナル端子14,14の近接している端部に、
スポット溶接等で固着することにより、ブラシ9,9の
外部電源との電気的な接続を行なうことが必要となる。
【0010】しかし、このようなブラシ配線部構造で
は、ブラシ9,9を外部接続するために、ピッグテール
線16,16、蓋体3に固着している第1のターミナル
端子14,14、連通孔13a内に組み込まれている第
2のターミナル端子15,15を介して行っているの
で、構成部品点数が多く、組立工数も多くなり、コスト
高につながるという問題があった。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、DCモータにおけるブラシのモータ外部と
の電気的接続を行なう通電接続部に関し、各部品の機能
分析を行い、部品点数や組立工数を削減し、製造コスト
を低減することができるDCモータにおけるブラシ配線
部構造を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係るDCモータにおけるブラシ配線部構
造は、略カップ状を呈し磁気回路を構成するモータケー
スとその開口端を覆う合成樹脂材のような絶縁性材料か
らなる蓋体とを備え、これらケースと蓋体とにロータと
整流子とを有する回転軸を回転自在に支持し、前記ロー
タの周囲を取り囲むマグネットを前記ケースの内周面に
設けるとともに、前記整流子の周面に摺接するブラシを
前記蓋体の内側面に固定する合成樹脂材のような絶縁性
材料からなるブラシ保持板のブラシ保持部に求心方向に
向って進退自在に保持させているDCモータにおいて、
ブラシへの通電接続部を蓋体上でブラシ保持部から離れ
た位置に設けるにあたって、ブラシから引き出したピッ
グテール線を、蓋体に設けた通電接続部を介してモータ
外部に導くように構成したものである。
【0013】ここで、本発明に係るDCモータにおける
ブラシ配線部構造は、ブラシへの通電接続部に、蓋体の
外側面に突設した絶縁性材料からなる筒状部を設け、ブ
ラシから引き出したピッグテール線を筒状部内を挿通さ
せてモータ外部に導いたり、ブラシへの通電接続部にお
けるモータ内、外を連通する連通孔内に、ブラシから引
き出したピッグテール線を絶縁状態を保って挿通させる
ための壁部を有する絶縁性材料からなる絶縁スペーサを
設けたり、あるいはブラシから引き出したピッグテール
線の先端に外部接続端子を設け、これをモータ内、外を
連通する連通孔の先端側を保持させて設けたりする。
【0014】本発明によれば、モータ内部におけるブラ
シ保持板のブラシ保持部に保持したブラシから引き出し
たピッグテール線を、蓋体に設けたブラシへの通電接続
部を構成する連通孔からモータ外部に導くことにより、
モータ外部と電気的に接続する。この場合に、連通孔の
外方端側に外部接続端子を保持し、これにピッグテール
線の先端を接続するとよい。
【0015】また、本発明によれば、通電接続部を構成
する連通孔内にブラシからのピッグテール線あるいはこ
れと外部出力端子とを保持させた絶縁スペーサを嵌挿す
ることにより、連通孔内へのピッグテール線の組込みを
行なえる。
【0016】ここで、DCモータとは、ブラシ付きのD
Cモータであって、回転伝達を受ける種々の分野におけ
るアクチュエータや被駆動機構に採用することができ
る。また、ブラシとは、予めピッグテール線の一端が固
着されているピッグテール付きのカーボンブラシである
が、これに限定されるものではない。なお、このブラシ
から引き出されるピッグテール線は、適用するモータに
おいてのモータ外部との通電接続部までに必要な長さを
もって準備される。また、このピッグテール線の先端
を、モータから外部に突出する外部接続端子に接続する
ものも含む。
【0017】さらに、蓋体、ブラシ保持部を有するブラ
シ保持板、蓋体の通電接続部に設けた筒状部、絶縁スペ
ーサを形成する絶縁性材料とは、合成樹脂材であるが、
これに限定されない。また、ブラシへの通電接続部を設
ける蓋体上でブラシ保持部から離れた位置とは、蓋体の
回転軸軸支部から離れた部分であってかつブラシ保持板
上のブラシ保持部とはモータ回転方向において離間した
位置であるが、これに限らず、ブラシ保持部から離れて
いる個所にモータ外部への連通孔を設けている場合に適
用できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1ないし図5は本発明に係るD
Cモータにおけるブラシ配線部構造の一つの実施の形態
を示し、これらの図において、前述した図6と同一また
は相当する部分には同一番号を付して詳細な説明は省略
する。
【0019】本発明によれば、モータケース2とその開
口端を覆う蓋体2とにロータ6と整流子7とを有する回
転軸4を回転自在に支持し、ロータ6の周囲を取り囲む
マグネット8をケース2の内周面に設けるとともに、整
流子7の周面に摺接するブラシ9,9を蓋体3の内側面
に固定する絶縁性材料である合成樹脂材からなるブラシ
保持板20のブラシ保持部21,21に求心方向に向っ
て進退自在に保持させているDCモータ1において、ブ
ラシ9,9への通電接続部13を蓋体3上でブラシ保持
部21,21から離れた位置に設けるにあたって、ブラ
シ9,9から引き出したピッグテール線16,16を、
蓋体3に設けた通電接続部13の連通孔13aを介して
モータ1の外部に導くように構成している。
【0020】ここで、この実施の形態では、ブラシ保持
板20を、図1、図2および図3に示すように構成して
いる。すなわち、このブラシ保持板20は、回転軸4の
整流子7を付設した部分を挿通させる開口20aを有
し、かつこの開口20aに求心方向に向って臨むように
ブラシ保持部21,21が設けられている。これらのブ
ラシ保持部21には、ブラシ9,9およびコイルばね1
1,11が組み込まれる。図3(c)中符号21a,2
1aは、ブラシ9,9に一端が固着されているピッグテ
ール線16,16を保持部21,21の側方に引き出す
ためのスリットである。
【0021】また、このブラシ保持板20は、前記蓋体
3の内側面に所定間隙をおいて対向するように複数個所
がねじ止めにより固定される。なお、図3において20
bは蓋体3との回転方向における位置決めを行なう切欠
きで、図1に示すように蓋体3に設けた位置決めピン2
2が係入される。図1、図2中23はこのように蓋体3
に位置決め固定したブラシ保持板20のブラシ保持部2
1,21の外方端の開口を閉じるように前記蓋体3に一
体に設けたばね押え部である。このようなばね押え部2
3を蓋体3に設けると、従来に比べ部品点数が少なく、
組立工数も削減できる。
【0022】24は前記ブラシ保持板20の前記通電接
続部13に対応する部分に設けられた延設部で、この延
設部24には、後述する絶縁スペーサ30の内方端に設
けた弾性係止片31が係入される係止穴24aと、絶縁
スペーサ30の内方端側のフランジ30aに設けた位置
決めピン30bが係入される切欠き24bが形成されて
いる。
【0023】この実施の形態では、ブラシ9,9への通
電接続部13に、蓋体3の外側面に突設した合成樹脂材
からなる筒状部13bを設け、ブラシ9,9から引き出
したピッグテール線16,16を筒状部13b内を挿通
させてモータ1の外部に導くようにしている。
【0024】そして、この実施の形態では、上述した筒
状部13bの連通孔13a内にブラシ9,9から引き出
したピッグテール線16,16を組込んで挿通させるに
あたって、図1、図2、図4および図5に示すように、
これらのピッグテール線16,16どおしの絶縁状態を
保つための壁部32を有する絶縁性材料である合成樹脂
材による絶縁スペーサ30を挿通させることによって設
けている。すなわち、この絶縁スペーサ30は、図2、
図4および図5に示すように、一端がモータ1内に臨ん
で前記ブラシ保持板10の一部に設けた延設部24の係
止穴24aに係入される弾性係止片31を有する。ま
た、この絶縁スペーサ30の内方端には、位置決めピン
30bを有するフランジ30aが設けられている。
【0025】また、この絶縁スペーサ30の外方端に
は、前記筒状部13bの先端から一部が突出した状態で
係止される係合部33が設けられ、この係合部33に
は、ピッグテール線16,16の先端に接続した外部接
続端子40,40を保持させる保持孔33a,33aが
設けられている。さらに、この絶縁スペーサ30の内方
端寄りの部分には、壁部32の両側で長手方向に沿って
挿通されるピッグテール線16,16を、図4(a),
(d)および図5に示すように、引っ掛けることにより
保持する掛け止め片34,34が形成されている。な
お、この壁部32の断面形状を図4(e)に示す。
【0026】このような絶縁スペーサ30を用いてピッ
グテール線16,16を筒状部13b内に挿通させて組
み込む構造では、両線16,16の絶縁状態を保ち、短
絡しないようにするとともに、これらのピッグテール線
16,16の組み込みを簡単に行なううえで効果的であ
る。
【0027】以上の構成によるブラシ配線部構造によれ
ば、ブラシ9,9とコイルばね11,11をブラシ保持
板20に組付け、これを蓋体3の内側面にねじ止め固定
する。このとき、ばね押え片23,23によりばね1
1,11が飛び出さないように係止することになる。ま
た、これらのブラシ9,9から引き出されているピッグ
テール線16,16を絶縁スペーサ30に沿って組み付
け、通電接続部13の連通孔13a内に挿通させ、筒状
部13b先端から一部を露呈させることにより、外部接
続が可能な状態となる。
【0028】なお、このピッグテール線16,16の先
端を、絶縁スペーサ30の外方端に保持させる外部接続
端子40,40の接合部にスポット溶接等で固定すると
よい。また、絶縁スペーサ30とブラシ保持板20と
は、弾性係止片31と係止穴24aとによって、絶縁ス
ペーサ30を連通孔13aに挿通させる前あるいは挿通
させてから、組み付けるとよい。
【0029】なお、本発明は上述した実施の形態で説明
した構造には限定されず、DCモータ1各部の形状、構
造等を適宜変形、変更することができる。たとえばブラ
シ保持板20や蓋体3の形状、筒状部13bの有無、ブ
ラシ9,9から引出されるピッグテール線16,16の
外部接続構造、絶縁スペーサ30の形状等を適宜変更す
ることは自由である。
【0030】また、本発明に係るDCモータ1は、たと
えば自動車のABS(アンチ・スキッド・ブレーキ・シ
ステム)のようなアクチュエータの回転駆動源として用
いるモータに用いられるが、これに限らず、ブラシ付き
のDCモータであれば、種々の分野において用いられる
DCモータに適用することができる。
【0031】
【実施例】DCモータとして、自動車のABSのような
アクチュエータの回転駆動源として用いるモータであっ
て、いわゆるビルトインタイプによるブラシ付きDCモ
ータを採用している。また、ブラシ9として、ピッグテ
ール付きのカーボンブラシを用い、さらにこのブラシか
ら引き出したピッグテール線16,16の先端に、蓋体
3の筒状部13b外方端部分に保持する外部接続端子4
0,40を設けている。さらに、蓋体3、ブラシ保持部
21を有するブラシ保持板20、蓋体3の通電接続部1
3に設けた筒状部13b、絶縁スペーサ40を形成する
絶縁性材料として、合成樹脂材を用いている。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るDCモ
ータにおけるブラシ配線部構造によれば、モータケース
とその開口端を覆う絶縁性材料からなる蓋体とに回転自
在に支持した回転軸上に整流子とともに設けたロータの
周囲を取り囲むマグネットを、ケース内周面に設けると
ともに、前記整流子の周面に摺接するブラシを蓋体内側
面に固定した絶縁性材料からなるブラシ保持板のブラシ
保持部に求心方向に向って進退自在に保持させ、かつブ
ラシから引き出したピッグテール線を、蓋体上でブラシ
保持部から離れた位置に設けたブラシへの通電接続部を
介してモータ外部に導くように構成したので、簡単な構
造であるにもかかわらず、以下のような優れた効果を奏
する。
【0033】すなわち、本発明によれば、ブラシ付きD
Cモータにおいて、回転軸上の整流子に摺接するブラシ
から引き出したピッグテール線を、蓋体に設けた通電接
続部を介してモータ外部に直接または外部接続端子によ
り引き出すことにより、構成部品点数を削減し、これに
よりモータ、特にこのブラシ配線部での組立工数を削減
し、コスト低減を図ることができる。
【0034】ここで、ブラシへの通電接続部に、蓋体の
外側面に突設した絶縁性材料からなる筒状部を設け、ブ
ラシから引き出したピッグテール線を筒状部内を挿通さ
せて直接または外部接続端子を介して間接的にモータ外
部に導いたり、ブラシへの通電接続部におけるモータ
内、外を連通する連通孔内に、ブラシから引き出したピ
ッグテール線を絶縁状態を保って挿通させるための壁部
を有する絶縁性材料からなる絶縁スペーサを設けたりす
ることにより、通電接続部を有する蓋体に対しブラシ保
持板やブラシとともにピッグテール線を簡単に組込むこ
とができ、しかもその外部接続を確実に行なえるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るDCモータにおけるブラシ配線
部構造の一つの実施の形態を示し、DCモータの横断面
図である。
【図2】 図1に示すDCモータの縦断面図である。
【図3】 本発明のブラシ配線部構造に用いるブラシ保
持板を示し、(a),(b),(c)はブラシ保持板の
正面図および(a)のb−b、c−c線断面図、(d)
はブラシ保持板の背面図である。
【図4】 本発明のブラシ配線部構造に用いる絶縁スペ
ーサを示し、(a),(b)は縦断面図およびその両端
面図、(d),(e)は(a)のd−d、e−e線断面
図である。
【図5】 本発明のブラシ配線部構造において、通電接
続部での絶縁スペーサにピッグテール線を付設状した態
を示す側面図である。
【図6】 (a),(b)はDCモータにおけるブラシ
配線部構造の従来例を示す横断面図および縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…DCモータ(直流モータ)、2…モータケース、3
…蓋体、4…回転軸、5a,5b,5c…軸受、6…ロ
ータ、7…整流子、8…マグネット、9…ブラシ、11
…コイルばね、13…通電接続部、13a…連通孔、1
3b…筒状部、16…ピッグテール線、20…ブラシ保
持板、21…ブラシ保持部、22…位置決めピン、23
…ばね押え片、24…延設部、30…絶縁スペーサ、3
0a…フランジ、30b…位置決めピン、31…弾性係
止片、32…壁部、33…係合部、33a…保持孔、3
4…掛け止め片、40…外部接続端子。
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】 本発明のブラシ配線部構造に用いる絶縁スペ
ーサを示し、(a),(b),(c)は縦断面図および
その両端面図、(d),(e)は(a)のd−d、e−
e線断面図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略カップ状を呈し磁気回路を構成するモ
    ータケースとその開口端を覆う絶縁性材料からなる蓋体
    とを備え、これらケースと蓋体とにロータと整流子を有
    する回転軸を回転自在に支持し、 前記ロータの周囲を取り囲むマグネットを、前記ケース
    の内周面に設けるとともに、前記整流子の外周面に摺接
    するブラシを、前記蓋体の内側面に固定した絶縁性材料
    からなるブラシ保持板のブラシ保持部に求心方向に向っ
    て進退自在に保持させ、 かつブラシへの通電接続部を、前記蓋体上でブラシ保持
    部から離れた位置に設けている直流モータにおいて、 前記ブラシから引き出したピッグテール線を、前記蓋体
    に設けた通電接続部を介してモータ外部に導くように構
    成したことを特徴とする直流モータにおけるブラシ配線
    部構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の直流モータにおけるブラ
    シ配線部構造において、 ブラシへの通電接続部に、蓋体の外側面に突設した絶縁
    性材料からなる筒状部を設け、 前記ブラシから引き出したピッグテール線を、この筒状
    部内を挿通させてモータ外部に導いたことを特徴とする
    直流モータにおけるブラシ配線部構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の直流モー
    タにおけるブラシ配線部構造において、 ブラシへの通電接続部におけるモータ内、外を連通する
    連通孔内に、前記ブラシから引き出したピッグテール線
    をこの連通孔内で絶縁状態を保って挿通させるための壁
    部を有する絶縁性材料からなる絶縁スペーサを設けたこ
    とを特徴とする直流モータにおけるブラシ配線部構造。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3記載
    の直流モータにおけるブラシ配線部構造において、 ブラシから引き出したピッグテール線の先端に外部接続
    端子を設け、この外部接続端子をモータ内、外を連通す
    る連通孔の先端側を保持させて設けたことを特徴とする
    直流モータにおけるブラシ配線部構造。
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