JPH0998093A - 誤り訂正復号方法 - Google Patents

誤り訂正復号方法

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JPH0998093A
JPH0998093A JP25286695A JP25286695A JPH0998093A JP H0998093 A JPH0998093 A JP H0998093A JP 25286695 A JP25286695 A JP 25286695A JP 25286695 A JP25286695 A JP 25286695A JP H0998093 A JPH0998093 A JP H0998093A
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博人 須田
Masumi Kitagawa
真清 北川
Takahiko Nakamura
隆彦 中村
Hideo Yoshida
英夫 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1フレームを情報ビットと、その情報ビット
から生成されるCRCビットと、上記情報ビット及び上
記CRCビットに対して一定の長さに複数個のブロック
に区切り、それぞれのブロックに対してチェックビット
から構成されるフォーマットにおいて、復号後の誤訂正
確率や残留誤り確率を小さくし、しかも高速に復号でき
る誤り訂正復号方法を得る。 【解決手段】 1フレームを構成している各々の受信語
に対して、各ビットの信頼度を用いずに復号結果を生成
し、それぞれの復号結果に対して可能性の高さを表す信
頼度関数の値を計算する。そして、信頼度関数の値に基
づいて複数個の複合結果の中から復号候補として複数個
の復号結果を選択する。そしてそれぞれの受信語に対し
て得られた復号候補の中からCRCチェック操作におい
て誤り検出されない組み合せを見つけ出して、上記復号
候補の情報ビットに対応する部分を復号結果として出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特にディジタル
移動通信などの分野で利用されるディジタル通信におけ
る誤り訂正技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は例えば、特開平6ー18886
2に示された従来の誤り訂正復号方式を示すブロック図
であり、図において101は情報ビットに対して符号化
操作を行う符号化操作部、102は復号操作部である。
103は情報ビットに対してCRCチェックビットを付
加するCRC符号化部、104は情報ビットにCRCビ
ットが付加されたものに対して、前もって定められたビ
ット毎のブロックに分割を行う分割部、105は分割部
104によって分割されたそれぞれのブロックに対して
BCH符号化操作を行いチェックビットを付加するBC
H符号化部、106は複数のBCH符号化部105でB
CH符号化されたそれぞれの符号語に対して送信順序を
入れ替えるインターリーブ部、107は無線伝送部であ
る。
【0003】108は上記インターリーブ部106によ
り送信順序を入れ替えられた符号語を元の符号語の順に
並び替え、並び替えた符号語に対し元のBCH符号に対
応するようにビット系列を分割するデインタリーブ/分
割部、109はこのデインタリーブ/分割部108で分
割されたBCH符号に対してランダム誤り訂正を行うラ
ンダム誤り訂正部、110は同じくデインタリーブ/分
割部108で分割されたBCH符号に対してバースト誤
り訂正を行うバースト誤り訂正部、111はランダム誤
り訂正部109及びバースト誤り訂正部110でランダ
ム誤り及びバースト誤り訂正された復号結果から復号候
補の組み合せ操作を行う合成部、112は合成部111
で得られた全ての復号候補の組み合せに対してCRCチ
ェック操作を行うCRCチェック部、113はCRCチ
ェック部112でCRCチェックされた復号候補の組み
合せの中から出力結果の選択を行う選択部である。
【0004】復号操作部102における動作について説
明する。復号操作部102においては、無線伝送部10
7を介して伝送された符号系列は、デインタリーブ/分
割部108においてデインタリーブ操作が行われて、送
信された複数の符号語に対応させて複数の受信語に分割
を行う。
【0005】次に分割された複数の受信語それぞれに対
して、ランダム誤り訂正部109でランダム誤り訂正操
作が行われ、また、バースト誤り訂正部110において
バースト誤り訂正操作が行われ、それぞれの復号結果を
復号候補とする。
【0006】合成部111において各受信語に対して得
られた復号候補を組み合せ、CRCチェック部112に
おいて、全ての復号候補の組み合せに対して誤り検出操
作を行い、誤りなしと判断された組み合せの中で最も信
頼度の高い組み合せを選択部113において選択し、情
報ビットのみを出力させる。
【0007】上記の復号操作において、ランダム誤り訂
正部109では、硬判定復号操作やChaseのアルゴ
リズム等により復号候補の生成する操作が一般に行われ
る。そのとき、Chaseのアルゴリズムを用いるとき
は、各受信語に対して、各ビットの信頼度に基づいて信
頼度の小さいビットを反転させる等の操作を行って誤り
訂正操作を行うためソーティング操作を行う。
【0008】また、バースト誤り訂正部110において
は、信頼度の高い巡回的に連続する情報ビット数を選択
し、その系列を符号化することにより、その結果を復号
候補とする操作が行われる。そのとき、信頼度の高い巡
回的に連続する情報ビット数を選択する操作においては
各ビットの信頼度に基づいてソーティング操作を行う。
また、複数のバースト誤り訂正候補を得るために、上記
の選択された信頼度の高い巡回的に連続する情報ビット
の中から相対的に信頼度の低いビットを反転させること
も行われる場合もあり、その際には、相対的に信頼度の
低いビットを得るためにソーティング操作が行われる。
【0009】CRCチェック部112においては、合成
部111によって生成された復号候補全ての組み合せに
対してCRCチェックが行われる。その際、復号候補の
数が多くなると、組み合せの数が非常に大きくなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の誤り訂正復号方
式は以上のように構成されているので、ランダム誤りや
バースト誤りの復号候補を生成する際に、各ビットの信
頼度に基づいて大小比較をしてソーティング操作を行
い、ソーティング操作を行う回数が多くなり、復号時間
が長くなるといった問題点があった。
【0011】また、CRCチェックにおける操作におい
ても、全ての復号候補の組み合せに対してCRCチェッ
クを行うために復号候補が多くなると組み合せの数が多
くなり、CRCチェックに要する時間が長くなるといっ
た問題点があった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、ソーティング操作を行う回
数を最小限に抑え、復号時間を小さくできる誤り訂正復
号方法を得ることを目的とする。
【0013】ランダム誤りが生起する通信路において、
誤訂正確率及び残留誤り確率を小さくし、しかも、高速
に復号できる誤り訂正復号方式を得ることを目的とす
る。
【0014】バースト誤りが生起する通信路において、
誤訂正確率及び残留誤り確率を小さくし、しかも、高速
に復号できる誤り訂正復号方式を得ることを目的とす
る。
【0015】ランダム誤りとバースト誤りが混在する通
信路においても、誤訂正確率及び残留誤り確率を小さく
し、しかも、高速に復号できる誤り訂正復号方式を得る
ことを目的とする。
【0016】符号長15、情報ビット数11の巡回符号
またはその短縮符号を用いることにより、ランダム誤り
とバースト誤りが混在する通信路においても、高速に復
号できる誤り訂正復号方式を得ることを目的とする。
【0017】CRCチェックにおいて、全ての復号候補
に対して行わずにCRCチェックを行う回数を少なく
し、CRCチェックにより誤り検出されなかった組み合
せが見つかると、CRCチェックを終了させることによ
り、高速に復号できる誤り訂正復号方式を得ることを目
的とする。
【0018】CRCチェックを行った結果、誤り検出さ
れた場合は、再度CRCチェックを行う回数の増加を抑
えながら、復号操作による残留誤り確率を小さくする誤
り訂正復号方式を得ることを目的とする。
【0019】CRCチェックを繰返し行う際に、復号候
補間で排他的論理和をとることにより、CRCチェック
における復号時間を短縮する誤り訂正復号方式を得るこ
とを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる誤り訂正復号方法は、受信語のシンドロームからの
みで複数個の復号結果を生成し、生成された復号結果の
中から誤りと推定されるビットの信頼度の和の小さい順
に復号候補を選択し、各ブロックにおける上記の選択さ
れた復号候補の組み合せに対してCRCチェックにより
誤り検出されない組み合せを見つけ出すものである。
【0021】この発明の請求項2に係わる誤り訂正復号
方法は、受信語のシンドロームから、前もって定められ
たビット数以下のランダム誤りが生じたと仮定した場合
の全ての復号結果を生成し、その復号結果の中から誤り
と推定されるビットの信頼度の和に基づいて、復号結果
として可能性の高い順に復号候補を選択するものであ
る。
【0022】この発明の請求項3に係わる誤り訂正復号
方法は、受信語のシンドロームから、前もって定められ
たビット長以下のバースト誤りが生じたと仮定した場合
の全ての復号結果を生成し、その復号結果の中から誤り
と推定されるビットの信頼度の和に基づいて、復号結果
として可能性の高い順に復号候補を選択するものであ
る。
【0023】この発明の請求項4に係わる誤り訂正復号
方法は、受信語のシンドロームから、前もって定められ
たビット数以下のランダム誤りが生じたと仮定した場合
の全ての復号結果を生成し、上記のランダム誤り訂正を
したときの復号結果とは異なり、前もって定められたビ
ット長以下のバースト誤りが生じたと仮定した場合の復
号結果とを生成し、それらの復号結果の中から誤りと推
定されるビットの信頼度の和に基づいて、復号結果とし
て可能性の高い順に復号候補を選択するものである。
【0024】この発明の請求項5に係わる誤り訂正復号
方法は、符号長が15、情報ビット数が11、最小距離
が3、またはその短縮した受信語に対して、受信語のシ
ンドロームから、2ビット以下のランダム誤りが生じた
時の全ての復号結果と、3ビット以上の誤りがあり、長
さが4ビット以下のバースト誤りが生じた時の復号結果
を生成し、それ等の復号結果の中から誤りと推定される
ビットの信頼度の和に基づいて、復号結果として可能性
の高い順に復号候補を選択するものである。
【0025】この発明の請求項6に係わる誤り訂正復号
方法は、各々のブロックに対して、復号結果として最も
可能性の高い復号候補の組み合せでCRCチェックを行
い、その結果フレーム内に誤りが検出された場合には、
複数個のブロックの中から1個のブロックを順次選択を
し、上記の選択されたブロックに対応する受信語につい
ては復号結果として2番目以降に可能性の高い復号候補
を選択し、他のブロックについては復号結果として最も
可能性の高い復号候補を選択して再度CRCチェックを
行い、その結果フレーム内に誤りが検出されなかった場
合は、CRCチェックを行ったブロックの組み合せを選
択するものである。
【0026】この発明の請求項7に係わる誤り訂正復号
方法は、上記のCRCチェックにおいて、全ての組み合
せについてフレーム内に誤りが検出された場合には、複
数個のブロックの中から2個のブロックを選択をし、上
記の選択されたブロックに対応する受信語については復
号結果として2番目以降に可能性の高い復号候補を選択
し、他のブロックについては復号結果として最も可能性
の高い復号候補を選択して再度CRCチェックを行い、
その結果フレーム内に誤りが検出されなかった時は、C
RCチェックを行った受信語の組み合せを選択するもの
である。
【0027】この発明の請求項8に係わる誤り訂正復号
方法は、各ブロックに対する受信語の複数個の復号候補
に対して、復号結果として2番目以降に可能性の高い復
号候補と、復号結果として最も可能性の高い復号候補と
の間で各ビットに対して排他論理和をとったものを受信
語と仮定し、その他の受信語については全てのビットが
0であると仮定したとき、それぞれのブロックに対して
CRCチェックビットを計算することによりCRC再チ
ェック操作を行うものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図を用
いて説明する。図1は実施の形態1を示すフローチャー
トであり、図2は実施の形態1における復号候補生成操
作を示すフローチャート、図3は実施の形態1における
復号候補選択操作を示すフローチャートである。
【0029】また、図4は符号生成を示すブロック図で
あり、1はCRC符号部で、情報ビットに対してCRC
チェックビットを付加するとともに、CRCビットが付
加された情報ビット系列に対してm個のブロックに分割
を行う。2は誤り訂正符号部であり、誤り訂正符号化操
作を行いチェックビットを付加する。3はインタリーブ
部であり、符号化された複数個の符号語に対してビット
インタリーブを施し、ビット系列の送信順序を変更す
る。
【0030】図5は復号過程を示すブロック図であり、
4はデインタリーブ部であり、上記インタリーブ部3で
変更された送信順序を元に戻す。5は復号候補生成部で
あり、それぞれの受信語から複数個の復号候補を生成す
る。6はCRCチェック部であり、各受信語の復号候補
のチェックビットを除いた部分に対してCRCチェック
を行う。
【0031】次に動作について説明する。まず情報ビッ
ト系列に対して、CRC符号部1においてCRCチェッ
クビットが付加される。次に、CRCビットが付加され
た情報ビット系列に対してm個のブロックに分割を行
い、各々のブロックに対して、誤り訂正符号化部2にお
いて誤り符号化操作が行われ、チェックビットが付加さ
れる。符号化された符号語系列に対して、インタリーブ
部3においてm段のビットインタリーブ操作が行われ
て、通信路に送信される。
【0032】送信された符号系列は受信機において受信
され、デインタリーブ部4においてインタリーブ部3に
おけるインタリーブ操作と逆の操作を行い、元の符号語
系列に対応する受信語系列を生成する。生成された受信
語系列はm個の受信語に分割され、各々の受信語に対し
て復号候補生成部5においてt個の復号候補を生成す
る。
【0033】復号候補生成部5における、各々の受信語
に対してt個の復号候補を生成する過程について、図1
を用いて説明する。まず、シンドローム生成の部分でm
個の受信語それぞれについてシンドロームが計算され
る。復号結果生成の部分で計算されたシンドロームから
各ビットの信頼度情報を用いずに誤りパターンをk個検
索し、k個の復号結果を生成する。k個の復号結果それ
ぞれに対して、誤りと推定されるビットの信頼度の和を
計算する。そして、復号候補選択の部分で生成されたk
個の復号結果の中から、誤りと推定されるビットの信頼
度の和の値に基づいて、復号結果として可能性の高いも
のを復号候補としてt個選択する。
【0034】上記のステップの中で、シンドロームから
k個の復号結果を生成するための手順については図2を
用いて説明する。まず、シンドロームをアドレスとして
誤りパターンを出力するテーブルをk個前もって準備す
る。そして、受信語のシンドロームが全て0にならなか
った時は、シンドロームをアドレスとして、上記k個の
テーブルを順次検索する。
【0035】検索を行って出力される誤りパターンに対
して、受信語との間で排他的論理和をとることにより復
号結果を生成し、保存する。また、それぞれの検索され
た誤りパターンに対して、1の立っているビット位置に
対応する受信語のビットの信頼度情報の値を加算し、そ
の結果を復号結果の信頼度関数として保存する。復号結
果の信頼度関数の値が小さい値になるほど、復号結果と
して可能性が高いものとする。
【0036】また、上記のステップの中でk個の復号結
果の中からt個の復号候補を選択する手順については図
3を用いて説明する。ここでは、シンドロームの値が全
て0でないときは、k個の復号結果に対してのそれぞれ
の信頼度関数の値についてソーティング操作を行い、信
頼度関数の値が小さい順にt個並べるようにする。そし
て、小さい順にt個並べられた信頼度関数の値に対応す
る復号結果を復号候補として選択する。一方、シンドロ
ームの値が全て0になったときは、受信語を復号候補と
する。
【0037】そして、CRCチェック部6において、そ
れぞれのブロックに対して生成されたt個の復号候補の
全ての組み合せに対してCRCチェックを行い、最初
に、CRCにより誤り検出されなかった組み合せを復号
結果として選択する。
【0038】実施の形態2 以下、この発明の実施の形態2について説明する。図6
はランダム誤りが多く生じる通信路における復号結果生
成操作の手順を示したフローチャートである。ランダム
誤りが多く生じる通信路では、復号結果の生成操作にお
いて、受信語のシンドロームから誤りビット数の小さい
誤りパターンを優先的に検索できるテーブルを予め準備
する。
【0039】次に、動作について説明する。まず、復号
結果の生成動作については、受信語のシンドロームか
ら、1ビットの誤りが生じたときの誤りパターンを検索
し、受信語との間で排他的論理和をとり、復号結果を生
成する。また、上記誤りパターンから復号結果の信頼度
関数の値を計算する。
【0040】次に、受信語のシンドロームから、2ビッ
トの誤りが生じたときの誤りパターンを検索し、受信語
との間で排他的論理和をとり、復号結果を生成する。ま
た、上記誤りパターンから復号結果の信頼度関数の値を
計算する。このとき、複数個のパターンがある場合につ
いては、複数個のテーブルを用意して、上記のテーブル
から順次検索を行い各々の誤りパターンに対応する復号
結果および復号結果の信頼度関数の値を生成する。
【0041】同様の操作を、3ビットからuビットまで
の誤りが生じたときについても、繰返し行い、復号結果
および復号結果の信頼度関数の値を生成する。
【0042】以下、上記の操作によって得られた複数個
の復号結果に対して、信頼度関数の値によって複数個の
復号候補を選択し、CRC操作を行う動作については実
施の形態1にて説明した動作を行う。
【0043】実施の形態3 図7はバースト誤りが多く生じる通信路における復号結
果生成操作の手順を示したフローチャートである。バー
スト誤りが多く生じる通信路では、復号結果の生成操作
において、受信語のシンドロームからバースト長の短い
誤りパターンを優先的に検索できるテーブルを予め準備
する。
【0044】次に、動作について説明する。まず、復号
結果の生成動作については、受信語のシンドロームか
ら、1ビットの誤りが生じたときの誤りパターンを検索
し、受信語との間で排他的論理和をとり、復号結果を生
成する。また、上記誤りパターンから復号結果の信頼度
関数の値を計算する。
【0045】次に、受信語のシンドロームから、長さが
2ビットのバースト誤り、即ち2ビットの連続する誤り
が生じたときの誤りパターンを検索し、受信語との間で
排他的論理和をとり、復号結果を生成する。また、上記
誤りパターンから復号結果の信頼度関数の値を計算す
る。このとき、複数個のパターンがある場合について
は、複数個のテーブルを用意して、上記のテーブルから
順次検索を行い、各々の誤りパターンに対応する復号結
果および復号結果の信頼度関数の値を生成する。
【0046】同様の操作を、長さが3ビットから長さが
vビットまでのバースト誤りが生じたときについても、
繰返し行い、復号結果および復号結果の信頼度関数の値
を生成する。
【0047】以下、上記の操作によって得られた複数個
の復号結果に対して、信頼度関数の値によって複数個の
復号候補を選択し、CRC操作を行う動作については実
施の形態1にて説明した動作を行う。
【0048】実施の形態4 図8はバースト誤りとランダム誤りが混在する通信路に
おける復号結果生成操作の手順を示したフローチャート
である。ランダム誤り訂正操作においては、実施の形態
2で説明したように復号結果の生成操作において、受信
語のシンドロームから誤りビット数の小さい誤りパター
ンを優先的に検索できるテーブルを予め準備する。
【0049】また、バースト誤り訂正操作においては、
ランダム誤り訂正操作を行ったときの誤りパターンと重
複しない範囲で実施の形態3に説明したように、受信語
のシンドロームからバースト長の短い誤りパターンを優
先的に検索できるテーブルを予め準備する。
【0050】次に、動作について説明する。まず、受信
語のシンドロームから実施の形態1にて説明した方法に
よりuビット以下のランダム誤り訂正を行ったときの復
号結果と、その復号結果に対する信頼度関数の値を計算
する。
【0051】次に、受信語のシンドロームから、(u+
1)ビット以上の誤りがあり、長さが(u+1)ビット
のバースト誤り、即ち(u+1)ビットの連続する誤り
が生じたときの誤りパターンを検索し、受信語との間で
排他的論理和をとり、復号結果を生成する。また、上記
誤りパターンから復号結果の信頼度関数の値を計算す
る。このとき、複数個のパターンがある場合について
は、複数個のテーブルを用意して、上記のテーブルから
順次検索を行い、各々の誤りパターンに対応する復号結
果および復号結果の信頼度関数の値を生成する。
【0052】同様の操作を、誤りビット数が(u+1)
ビット以上あり、長さが(u+2)ビットから長さがv
ビットまでのバースト誤りが生じたときについても、繰
返し行い、復号結果および復号結果の信頼度関数の値を
生成する。
【0053】以下、上記の操作によって得られた複数個
のランダム誤り訂正と、バースト誤り訂正の復号結果に
対して、信頼度関数の値によって複数個の復号候補を選
択し、CRC操作を行う動作については実施の形態1に
て説明した動作を行う。
【0054】実施の形態5 図9は、例えば符号長が15ビット、情報ビット数が1
1ビット、最小距離が3のBCH符号を用いたときの復
号結果生成の手順を示したフローチャートである。まず
受信語のシンドロームを計算し、シンドロームから1ビ
ットの誤りがある場合の誤りパターンを検索し、復号結
果と復号結果の信頼度関数の値を生成する。このとき、
シンドロームが0でないときは、1回テーブルを検索す
ることにより復号結果が得られる。
【0055】また、上記シンドロームから2ビットの誤
りがある場合の誤りパターンを検索し、復号結果と復号
結果の信頼度関数の値を生成する。このとき、同一のシ
ンドロームに対して7通りの誤りパターンが得られるた
め、7回テーブルを検索することにより復号結果が全て
得られる。
【0056】次に、受信語のシンドロームから3ビット
以上の誤りがあり、長さが3ビットのバースト誤り、即
ち3ビットの連続する誤りが生じたときの誤りのパター
ンを検索し、復号結果と復号結果の信頼度関数の値を生
成する。
【0057】また、誤りビット数が3ビット以上あり、
長さが4ビットのバースト誤りが生じたときの誤りパタ
ーンをシンドロームから検索する。このとき、ビット位
置を無視した形で1011、1101、1111の3通
りの誤りパターンが考えられ、それぞれに対して、シン
ドロームから誤り位置を考慮した誤りパターンを検索
し、復号結果と復号結果の信頼度関数の値を生成する。
【0058】以下、上記の操作によって得られた最大8
個のランダム誤り訂正の復号結果と最大4個のバースト
誤り訂正の復号結果に対して、信頼度関数の値によっ
て、例えば3個の復号候補を選択し、CRCチェック操
作を行う。CRCチェック操作の動作については実施の
形態1にて説明した動作を行う。
【0059】実施の形態6 図10は、CRCチェック部6における他の実施の形態
を示すCRCチェック操作のフローチャートであり、以
下では1フレームはm個の受信語から構成されており、
m個の受信語の復号候補はそれぞれ、第1候補、第2候
補、第3候補まで保存されているものとする。このと
き、復号結果の信頼度関数の値により最も可能性の高い
復号候補が第1候補であり、第2候補、第3候補となる
順に可能性が低くなるものとする。
【0060】次に動作について説明する。まず、復号候
補の第1候補の組み合せに対応するブロックに対してC
RCチェックを行う。このとき、CRCチェックにより
誤りが検出されなかったときは、CRCチェックを行っ
た情報ビットの組み合せを復号結果として出力させて、
操作を終了する。
【0061】上記のCRCチェックの結果、誤りが検出
された場合については、m個の受信語のうち、受信語を
1個順次選択を行い、その受信語に対しては第2候補を
選択し、その他の受信語に対しては第1候補を選択し
て、チェックビット部分を除いたブロックの部分で再度
CRCチェックを行う。CRCチェックの結果誤りが検
出されなかった場合は、CRCチェックを行った情報ビ
ットの組み合せを復号結果として出力させて、操作を終
了する。
【0062】また、上記1個の受信語に対しては第2復
号候補を用い、他の受信語は第1候補を用いて、CRC
チェックを行った結果、全ての組み合せに対して誤りが
検出された場合は、m個の受信語のうち、受信語を1個
順次選択を行い、その受信語に対しては第3復号候補を
選択し、その他の受信語に対しては第1復号候補を選択
して、チェックビット部分を除いたブロックの部分で再
度CRCチェックを行う。CRCチェックの結果誤りが
検出されなかった場合は、CRCチェックを行った情報
ビットの組み合せを復号結果として出力させて、操作を
終了する。
【0063】上記1個の受信語に対しては第3復号候補
を用い、他の受信語は第1候補を用いて、CRCチェッ
クを行った結果、全ての組み合せに対して誤りが検出さ
れた場合は、このフレームについては、誤り訂正できな
かったものとするフラグ信号を出力させる。
【0064】実施の形態7 図11は、CRCチェック部6における更に他の実施の
形態を示すCRCチェック操作のフローチャートであ
り、以下では実施の形態6の場合と同様に1フレームは
m個の受信語から構成されており、m個の受信語の復号
候補はそれぞれ、第1候補、第2候補、第3候補まで保
存されているものとする。
【0065】このとき、復号結果の信頼度関数の値によ
り最も可能性の高い復号候補が第1候補であり、第2候
補、第3候補となる順に可能性が低くなるものとするこ
とは実施の形態6の場合と同様である。
【0066】次に動作について説明する。まず、復号候
補の第1候補の組み合せに対応するブロックに対してC
RCチェックを行う。このとき、CRCチェックにより
誤りが検出されなかったときは、CRCチェックを行っ
た情報ビットの組み合せを復号結果として出力させて、
操作を終了する。
【0067】上記のCRCチェックの結果、誤りが検出
された場合については、m個の受信語のうち、受信語を
1個順次選択を行い、その受信語に対しては第2候補を
選択し、その他の受信語に対しては第1候補を選択し
て、チェックビット部分を除いたブロックの部分で再度
CRCチェックを行う。CRCチェックの結果誤りが検
出されなかった場合は、CRCチェックを行った情報ビ
ットの組み合せを復号結果として出力させて、操作を終
了する。
【0068】また、上記1個の受信語に対しては第2復
号候補を用い、他の受信語は第1候補を用いて、CRC
チェックを行った結果、全ての組み合せに対して誤りが
検出された場合は、m個の受信語のうち、受信語を1個
順次選択を行い、その受信語に対しては第3復号候補を
選択し、その他の受信語に対しては第1復号候補を選択
して、チェックビット部分を除いたブロックの部分で再
度CRCチェックを行う。CRCチェックの結果誤りが
検出されなかった場合は、CRCチェックを行った情報
ビットの組み合せを復号結果として出力させて、操作を
終了する。
【0069】上記1個の受信語に対しては第3復号候補
を用い、他の受信語は第1候補を用いて、CRCチェッ
クを行った結果、全ての組み合せに対して誤りが検出さ
れた場合は、m個の受信語のうち、受信語を2個順次選
択を行い、その受信語に対しては第2復号候補を選択
し、その他の受信語に対しては第1復号候補を選択し
て、チェックビット部分を除いたブロックの部分で再度
CRCチェックを行う。CRCチェックの結果誤りが検
出されなかった場合は、CRCチェックを行った情報ビ
ットの組み合せを復号結果として出力させて、操作を終
了する。
【0070】上記2個の受信語に対しては第2復号候補
を用い、他の受信語は第1候補を用いて、CRCチェッ
クを行った結果、全ての組み合せに対して誤りが検出さ
れた場合は、このフレームについては、誤り訂正できな
かったものとするフラグ信号を出力させる。
【0071】実施の形態8 実施の形態8により、CRCチェック部6におけるまた
更に他の実施の形態を説明する。この実施の形態8にお
いても実施の形態6及び実施の形態7の場合と同様に1
フレームはm個の受信語から構成されており、m個の受
信語の復号候補はそれぞれ、第1候補、第2候補、第3
候補まで保存されているものとすることは実施の形態6
の場合と同様である。
【0072】このとき、復号結果の信頼度関数の値によ
り最も可能性の高い復号候補が第1候補であり、第2候
補、第3候補となる順に可能性が低くなることも実施の
形態6と同様である。
【0073】まず、各受信語に対して、復号候補の第1
候補と第2候補との間で排他的論理和をとったもの、及
び復号候補の第1候補と第3候補との間で排他的論理和
をとったものを記憶させる。
【0074】また、情報ビット及びCRCチェックビッ
トに対し、情報ビット及びCRCビットの位置をアドレ
スとして、アドレスの位置のビットだけが1で他のビッ
トは全て0であるときのCRCチェックを行った時の値
をテーブルに予め保持させる。
【0075】次に、復号候補の第1候補の組み合せに対
してCRCチェックを行う。このとき、復号候補に対し
て1が立っている位置をアドレスとしてCRCチェック
のテーブルを検索した結果を順次加算する。その結果、
誤りが検出されなかったときは、復号候補の第1候補の
組み合せにおける情報ビットの部分を出力させて、CR
Cチェック操作を終了する。
【0076】また、CRCチェックの結果、誤りが検出
された場合は、以下の操作を行う。各受信語に対し、第
1候補と第2候補の排他的論理和をとった結果に対し
て、1が立っているビットに対応するビット位置をアド
レスとして、CRCチェックのテーブルを検索すること
により、第1のCRC再チェック用のテーブルを生成す
る。
【0077】また、第1候補と第3候補の排他的論理和
をとった結果に対して、1が立っているビットに対応す
るビット位置をアドレスとして、CRCチェックのテー
ブルを検索することにより、第2のCRC再チェック用
のテーブルを生成する。
【0078】次に、復号候補の第1候補の組み合せでC
RCチェックを行ったときのCRCチェックビットと第
1のCRC再チェック用のテーブルの内容との比較を行
う。そのとき、値が一致すれば、第1のCRC再チェッ
ク用のテーブルを検索したものに対応する受信語の復号
結果として第2の復号候補を選択し、その他の受信語の
復号結果は第1の復号候補を選択して、情報ビットの部
分を出力させてCRCチェックを終了させる。
【0079】また、上記復号候補の第1候補の組み合せ
でCRCチェックを行ったときのCRCチェックビット
と第1のCRC再チェック用のテーブルの内容との比較
を行った結果、一致するものがなかった時は、以下の操
作を行う。
【0080】復号候補の第1候補の組み合せでCRCチ
ェックを行ったときのCRCチェックビットと第2のC
RC再チェック用のテーブルの内容との比較を行う。そ
のとき、値が一致すれば、第2のCRC再チェック用の
テーブルを検索したものに対応する受信語の復号結果と
して第3の復号候補を選択し、その他の受信語の復号結
果は第1の復号候補を選択して、情報ビットの部分を出
力させ、CRCチェックを終了させる。
【0081】また、上記復号候補の第1候補の組み合せ
でCRCチェックを行ったときのCRCチェックビット
と第2のCRC再チェック用のテーブルの内容との比較
を行った結果、一致するものがなかった時は、以下の操
作を行う。
【0082】復号候補の第1候補の組み合せでCRCチ
ェックを行ったときのCRCチェックビットと第1のC
RC再チェック用のテーブルから2個を選択し、この選
択された2個の排他的論理和をとったものの内容との比
較を行う。そのとき、値が一致すれば、第1のCRC再
チェック用のテーブルを検索した2個の受信語の復号結
果は、第2の復号候補を選択し、その他の受信語の復号
結果に対しては第1の復号候補を選択して、情報ビット
の部分を出力させてCRCチェックを終了させる。ま
た、上記の比較操作を行った結果、一致する組み合せが
なかった時は誤り検出フラグを出力させる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、受信語の各ビットの信頼度を用いずに、受信語の
シンドロームだけから、復号結果を生成し、上記復号結
果の中から復号結果の信頼度関数の値に応じて、復号結
果として可能性の高いものを選択しているために高速に
復号でき、復号後の誤訂正確率や残留誤り率が小さくな
る。
【0084】請求項2の発明によれば、受信語のシンド
ロームから、ランダム誤りが生じたときの誤りパターン
を優先的に出力させることにより、ランダム誤りが頻繁
に発生する通信路において、復号後の誤訂正確率や残留
誤り率が小さくなる。
【0085】請求項3の発明によれば、受信語のシンド
ロームから、バースト誤りが生じたときの誤りパターン
を優先的に出力させることにより、バースト誤りが頻繁
に発生する通信路において、復号後の誤訂正確率や残留
誤り率が小さくなる。
【0086】請求項4の発明によれば、受信語のシンド
ロームから、ランダム誤りが生じたときの誤りパターン
を優先的に出力させ、その後にランダム誤りパターンに
重複しないバースト誤りパターンを出力させることによ
り、復号候補の選択が効率的に行え、ランダム誤りとバ
ースト誤りが混在する通信路において、復号後の誤訂正
確率や残留誤り率が小さくなる。
【0087】請求項5の発明によれば、符号長15、情
報ビット11のBCH符号において、受信語のシンドロ
ームから、2ビット以下のランダム誤りパターンを優先
的に出力させ、その後に3ビット以上の誤りがあるバー
スト誤りパターンを出力させることにより、復号候補の
選択が効率的に行え、ランダム誤りとバースト誤りが混
在する通信路において、復号後の誤訂正確率や残留誤り
率が小さくなる。
【0088】請求項6の発明によれば、また、CRCチ
ェック操作において、最も復号候補として可能性の高い
組み合せでCRCチェックを行った結果、誤り検出され
たときは、1個の受信語についてのみ第2復号候補以降
の復号候補を選択して、再度CRCチェックを行うこと
により、復号後の残留誤り率が小さくなり、しかも再度
CRCチェックを行う回数をなるべく少なく抑えている
ため高速に復号が行える。
【0089】請求項7の発明によれば、CRCチェック
操作において、1個の受信語の復号結果のみを第2復号
候補以降の復号候補を選択し、それ以外の受信語の復号
結果については、第1の復号候補でCRCチェックを行
った誤り検出された場合に、2個の受信語の復号結果に
ついて第2復号候補以降の復号候補を選択して、再度C
RCチェックを行うことにより、CRC再チェックの回
数を抑えながら復号後の残留誤り率が小さくなる。
【0090】請求項8の発明によれば、また、CRCチ
ェック操作において、復号候補の第1候補と第2候補以
降の結果について排他的論理和をとることにより、2回
目以降のCRCチェック操作が高速に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1における誤り訂正復号
方式を示すフローチャートである。
【図2】この発明の実施の形態1における誤り訂正復号
方式の中の復号結果生成手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】この発明の実施の形態1における誤り訂正復号
方式の中の復号候補選択手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】この発明の実施の形態1における符号化操作の
手順を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施の形態1における復号操作の手
順を示すブロック図である。
【図6】この発明の他の実施の形態による、ランダム誤
りが頻繁に生起する通信路における誤り訂正復号方式の
中の復号結果生成手順を示すフローチャートである。
【図7】この発明の他の実施の形態による、バースト誤
りが頻繁に生起する通信路における誤り訂正復号方式の
中の復号結果生成手順を示すフローチャートである。
【図8】この発明の他の実施の形態による、ランダム誤
りとバースト誤りが混在する通信路における誤り訂正復
号方式の中の復号結果生成手順を示すフローチャートで
ある。
【図9】この発明の他の実施の形態による、(15,1
1)BCH符号の誤り訂正復号方式の中の復号結果生成
手順を示すフローチャートである。
【図10】この発明の他の実施の形態による、誤り訂正
復号方式の中のCRCチェック手順を示すフローチャー
トである。
【図11】この発明の他の実施の形態による、誤り訂正
復号方式の中のCRCチェック手順を示すフローチャー
トである。
【図12】従来の誤り訂正符号化及び復号方式を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1:CRC符号化部 2:誤り訂正符号化部 3:インタリーブ部 4:デインタリーブ部 5:復号候補生成部 6:CRCチェック部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 隆彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 吉田 英夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1フレームが情報ビットと、その情報ビ
    ットから生成されるCRCビットと、上記情報ビットお
    よびCRCビットに対して一定の長さで複数個のブロッ
    クに区切り、それぞれのブロックに対して誤り訂正符号
    化操作を行うことにより得られるチェックビットとから
    構成されるフォーマットの誤り訂正復号方法において、
    それぞれのブロックに対応する受信語に対して受信語の
    シンドロームを生成するステップと、この受信語のシン
    ドロームのみから復号結果を複数個生成するステップ
    と、この複数個の復号結果の中から各復号結果に対し誤
    りと推定されるビットの信頼度の和を計算するステップ
    と、この信頼度の和の値の小さい順に、復号結果として
    可能性の高い復号候補を予め定められた個数選択するス
    テップと、上記各ブロックにおけるこの選択された復号
    候補の組み合せに対してCRCチェックを行った結果、
    誤りが検出されなかった組み合せを最終的復号結果とし
    て選択するステップとからなることを特徴とする誤り訂
    正復号方法。
  2. 【請求項2】 復号結果生成ステップは、受信語のシン
    ドロームから、前もって定められたビット数以下のラン
    ダム誤りが生じたと仮定した場合の全ての復号結果を生
    成し、復号候補選択ステップは、復号結果生成ステップ
    で生成された復号結果の中から誤りと推定されるビット
    の信頼度の和に基づいて、復号結果として可能性の高い
    順に復号候補を複数個選択することを特徴とする請求項
    1記載の誤り訂正復号方法。
  3. 【請求項3】 復号結果生成ステップは、受信語のシン
    ドロームから、前もって定められたビット長以下のバー
    スト誤りが生じたと仮定した場合の全ての復号結果を生
    成し、復号候補選択ステップは、復号結果生成ステップ
    で生成された復号結果の中から誤りと推定されるビット
    の信頼度の和に基づいて、復号結果として可能性の高い
    順に復号候補を複数個選択することを特徴とする請求項
    1記載の誤り訂正復号方法。
  4. 【請求項4】 復号結果生成ステップは、受信語のシン
    ドロームから、前もって定められたビット数以下のラン
    ダム誤りが生じたと仮定した場合の全ての復号結果と、
    前もって定められたビット長以下のバースト誤りが生じ
    たと仮定し、かつ上記のランダム誤り訂正したときの復
    号結果とは異なる復号結果を生成し、復号候補選択ステ
    ップは、復号結果生成ステップで生成された復号結果の
    中から誤りと推定されるビットの信頼度の和に基づい
    て、復号結果として可能性の高い順に復号候補を複数個
    選択することを特徴とする請求項1記載の誤り訂正復号
    方法。
  5. 【請求項5】 受信語を符号長が15、情報ビット数が
    11、最小距離が3、またはそれを短縮した短縮受信語
    とし、復号結果生成ステップは、受信語のシンドローム
    から、2ビット以下のランダム誤りが生じた時の全ての
    復号結果と、3ビット以上の誤りがあり、長さが4ビッ
    ト以下のバースト誤りが生じた時の復号結果を生成し、
    復号候補選択ステップは、復号結果生成ステップで生成
    された復号結果の中から誤りと推定されるビットの信頼
    度の和に基づいて、復号結果として可能性の高い順に復
    号候補を複数個選択することを特徴とする請求項4記載
    の誤り訂正復号方法。
  6. 【請求項6】 フレームを構成している複数個のブロッ
    クに対応するそれぞれの受信語に対し、複数個の復号候
    補を生成するステップと、各ブロックにおいて最も復号
    結果として可能性の高い復号候補の組み合せでCRCチ
    ェックを行うステップと、CRCチェックステップの結
    果フレーム内に誤りが検出された場合には、上記複数個
    のブロックの中から1個のブロックを選択をし、この選
    択されたブロックに対応する受信語については復号結果
    として2番目以降に可能性の高い復号候補を選択し、他
    のブロックについては復号結果として最も可能性の高い
    復号候補を選択するステップと、この選択された復号候
    補の組み合せで再度CRCチェックをするステップと、
    上記復号候補選択ステップと上記再CRCチェックステ
    ップとをフレーム内に誤りが検出されなくなるまで、上
    記復号候補選択ステップで複数個のブロックの中から1
    個のブロックを順次選択して繰返し行い、フレーム内に
    誤りが検出されなかったCRCチェック操作ブロックの
    組み合せを出力するステップとからなることを特徴とす
    る請求項1記載の誤り訂正復号方法。
  7. 【請求項7】 上記復号候補選択ステップは、上記複数
    個のブロックの中から1個のブロックを順次選択をし、
    再度CRCチェックの結果、全ての組み合せについてフ
    レーム内に誤りが検出された場合、上記の複数個のブロ
    ックの中から2個のブロックを選択をし、この選択され
    たブロックに対応する受信語については復号結果として
    2番目以降に可能性の高い復号候補を選択し、他のブロ
    ックについては復号結果として最も可能性の高い復号候
    補を選択し、この選択されたブロックに対応する受信語
    については再度CRCチェックすることを特徴とする請
    求項6記載の誤り訂正復号方法。
  8. 【請求項8】 上記CRC再チェックステップは、各ブ
    ロックに対する受信語の複数個の復号候補に対して、復
    号結果として2番目以降に可能性の高い復号候補と、復
    号結果として最も可能性の高い復号候補との間で各ビッ
    トに対して排他論理和をとったものを受信語と仮定し、
    その他の受信語については全てのビットが0であると仮
    定したとき、それぞれのブロックに対してCRCチェッ
    クビットを計算することにより操作を行うことを特徴と
    する請求項6記載の誤り訂正復号方法。
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