JPH0997333A - 画像処理装置 - Google Patents
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Landscapes
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Abstract
ることである。 【構成】若者(20才)の波長感度特性を基準として、
各年齢における波長感度特性の基準感度特性に対する比
感度波長特性Aの逆数1/Aの特性で元の画像の明度値
を増幅して補正画像を求める。補正画像を見る人は、波
長感度特性に関して、見る人の年齢に係わらず20才の
人の認識画像と同一となる。焦点ボケを補正する第1補
正画像q(x,y)は、元の正規の画像f(x,y)と
関数j(x,y)との畳み込み積分により求める。又、
遮断周波数の低下による補正も、補正画像m(x,y)
は、元の正規の入力画像q(x,y)と関数p(x,
y)との畳み込み積分により求める。jはボケの拡大半
径、pは遮断周波数をパラメータとして変化する。この
補正画像を高齢者が見ると元の画像を認識する。
Description
伴う視覚機能の劣化、又は、個人差に基づく視覚機能の
低下を補償するように表示画面を補償して、高齢者や弱
視者等にとって、より見易い画像を作成したり、その画
像をシミュレートする装置に関する。
うに感じられているかをシミュレーションすることが行
われている(日産技報、第33号(1993−6)p.
73−78)。このシミュレーションは人間の視覚特性
の加齢変化を測定し、その変化する視覚特性に基づい
て、ある画像が高齢者とってどのように見えるかを演算
するものである。
のシミュレーションは行われているが、高齢者にとって
見やすい画像とは何かということについては研究がな
く、又、高齢者にとって見やすい画像を積極的に提供す
るようにした装置は知られていない。さらに、視覚特性
は個人差があるが、その個人差に基づく視覚特性を補償
して、各個人に対してより見やすい画像を提供すること
は行われていない。
画像に対して所定の補正をした後、その補正画像を表示
するようにした画像処理装置において、補正を人間の視
覚特性に基づいて行うようにしたことを特徴とする。請
求項2の発明は、視覚特性を、人間の年齢に伴って変化
する視覚特性とし、請求項3の発明は、視覚特性を、人
間の個人差に依存した視覚特性としたことを特徴とす
る。
覚系の空間周波数特性とし、請求項5の発明は、視覚特
性を、人間の視覚系の感度波長特性とし、請求項6の発
明は、感度波長特性を、人間の目の水晶体の透過率波長
特性とし、請求項7の発明は、視覚特性を、人間の眼の
焦点調節力に伴う空間周波数特性としたことを特徴とす
る。
人間の視覚系の感度輝度特性とし、請求項9の発明は、
視覚特性を、人間の視覚系の時空間周波数特性とし、請
求項10の発明は、視覚特性を、人間の視覚系の感度色
相差特性としたことを特徴とする。
に設定された基準視覚特性と視覚特性とに基づいて行
い、請求項12の発明は、補正を所定特性に設定された
基準視覚特性と視覚特性との比特性に基づいて行うこと
を特徴とする。さらに、請求項13の発明は、基準特性
を基準年齢における人間の視覚系の視覚特性とし、請求
項14の発明は、基準特性を基準人間の視覚系の視覚特
性としたことを特徴とする。
の一部に対して実行し、請求項16の発明は、補正の程
度を画面の視認時間に応じて変化させることを特徴とす
る。この視認時間は観測者が1画像を見ることが可能な
時間であり、画像の移動速度により変化する他、観測者
の移動速度(車載用表示装置であれば、車速)や表示装
置の移動速度等によっても変化する。又、請求項17の
発明は、補正を表示画像に対するエッジ強調処理とし、
請求項18の発明は、補正を表示画像のR,G,B値に
対する比感度による補正とし、請求項19の発明は、補
正を表示画像のR,G,B値に対する感度波長特性及び
空間周波数特性に基づく補正とし、請求項20の発明
は、補正を表示画像の映像信号における輝度信号に対す
る空間周波数特性に基づく補正としたことを特徴とす
る。
置に、表示すべき画像を表す画像データを入力する画像
入力手段と、年齢に対応した変数値を入力する変数値入
力手段と、変数値と、年齢に応じた人間の眼の視覚特性
に基づく補正のための特性値を記憶する特性値記憶手段
と、変数値から補正のための特性値を決定し、その特性
値に基づいて、画像データを補正して、補正画像を求め
る補正画像演算手段と、補正画像を表示する表示手段と
を設けたことである。
化し、個人により異なる。よって、同一画像でも、その
画像の見え方は、年齢及び個人により異なる。そこで、
各個人の視覚特性に応じて、表示画像を補正すること
で、その個人にとってより見やすい画像を提供すること
ができる(請求項1)。
年齢や個人に応じて変化する視覚特性によって変化す
る。この視覚特性の変化による画像の変化分を予め補正
すれば、元の正規の画像を認識することが可能となる
(請求項2及び請求項3)。
画像のボケを各個人に最適なように補償することができ
る(請求項4)。視覚特性を感度波長特性とすること
で、画像の色相の変化を各個人に最適なように補償する
ことができる(請求項5)。視覚特性を人間の眼の水晶
体の透過率波長特性とすることで、人間の感度波長特性
の測定が容易となり、画像の補正係数が精度良く求めら
れる(請求項6)。視覚特性を人間の眼の焦点調節力に
伴う空間周波数特性とすることで、高齢による視力の低
下や各個人毎の視力の低下を補償して、各個人にとって
見やすい画像を提供することができる(請求項7)。
することで、画像の輝度変化に対する感度を補償した画
像を得ることができ、明度コントラストに関して見やす
い画像を提供することができる(請求項8)。視覚特性
を人間の視覚系の時空間周波数特性として、例えば、時
空間周波数が高い程、明度コントラストを増大させるこ
とで、高速画面に対して、年齢、個人差による時空間周
波数特性の機能劣化を補償することができる(請求項
9)。
とすることで、例えば、年齢、個人の特性に応じて、色
相変化を強調することで、色相の変化をより識別できる
画像を提供することができる(請求項10)。補正を基
準視覚特性と年齢又は個人毎の視覚特性に基づいて行う
ことで、見る人の認識画像を補正前の表示画像を基準視
覚特性を有する人が認識する画像と等しくすることがで
きる(請求項11)。この基準視覚特性として、健全な
人の視覚特性を採用することの他、例えば、人間の視覚
特性と離れた理想的な視覚特性を設定するようにしても
良い。又、基準視覚特性と視覚特性との比特性で元の表
示画像を補正することで、上記の目的に沿った補正画像
が容易に得られる(請求項12)。
の視覚系の視覚特性とすることで、各年齢の人が認識す
る画像を基準年齢の人の認識する画像と等しくすること
ができ、年齢による視覚機能の低下を補償することがで
きる(請求項13)。さらに、基準視覚特性を基準人間
の視覚系の視覚特性とすることで、各個人がが認識する
画像を基準人間の認識する画像と等しくすることがで
き、個人差による視覚機能を補償することができる(請
求項14)。
いる部分のように表示画像の一部に対して、上記の補正
を行うことで、より見やすい画像を提供することができ
る(請求項15)。又、補正量を画像の視認時間に応じ
て変化させることで、例えば、瞬間的に画像を見る場合
や視認に許容される時間が制限される場合(画像の移動
速度が高速の場合の他、車載用表示装置であれば、運転
集中度が高い高速走行時や混雑した道の走行時)にも、
画像の認識度を向上させることができる(請求項1
6)。空間周波数特性に関する補正を画像のエッジ強調
とすることで、極めて簡単な処理で補正画像が得られる
(請求項17)。感度波長特性に関する補正をRGB値
に比感度による補正とすることで、極めて簡単な処理で
補正画像が得られる(請求項18)。
長特性に関する補正とを共にRGB値に対して行うこと
で、画像データがRBG値で与えられている場合に、回
路構成を共通化又は簡略化することができる(請求項1
9)。又、表示画像の映像信号の輝度信号に対して空間
周波数特性に基づく補正を行うことで、映像信号を入力
とする表示装置に対する補正が容易となる(請求項2
0)。
変数値が入力され、画像入力手段により画像データが入
力される。そして、画像補正手段により、その変数値に
基づいて特性値記憶手段に記憶された特性値から画像を
補正するための特性値を決定し、その特性値に基づいて
入力画像を補正し、表示手段によりその補正画像を表示
する。これにより、変数値入力手段からの入力する変数
値を変化させることで、表示手段には見る人にとって見
易い画像が表示される(請求項21)。
示す。本実施例は車のナビゲーションシステムにおける
地図の表示を見る人の年齢に応じて可変できるようにし
た装置である。ナビゲーション装置1は詳細図から全体
図までの各段階毎のカラー地図のデータを記憶した地図
データメモリ11を有している。CPU10は所定のプ
ログラムに従って地図データメモリ11からCRT13
に表示すべき地図データを選択して、そのデータをビッ
トマップメモリ21,22,23に書き込む。ビットマ
ップメモリ21,22,23は、それぞれ、CRT13
の1画面分の画素に対応するアドレスを有し、赤
(R)、緑(G)、青(B)の各色の地図データを記憶
するメモリである。又、1画素のデータはR,G,Bの
3色から成り、各色のデータは256階級の明度値で構
成されている。
2により、ビットマップメモリ21,22,23に書き
込まれている3色データに基づいて、CRT13にカラ
ー地図が表示される。
ットマップメモリ21,22,23に書き込まれている
地図データを読み出し、そのデータに補正処理をした
後、その補正データに基づいてCRT13に補正地図を
表示している。そのために、R信号処理装置30、G信
号処理装置40、B信号処理装置50が設けられてい
る。R信号処理装置30は、Rビットマップメモリ21
から順にデータを読み出すデータ読出器31、そのデー
タのレベルを圧縮するレベル圧縮器32、見る人の年齢
に応じて色補正を行うための色補正器33、見る人の焦
点調節力不足によって生じる画像のボケを補正する第1
画像強調器34、見る人の空間周波数特性を補正するた
めの第2画像強調器35、レベル圧縮したデータのレベ
ルを伸長するレベル伸長器36とで構成されている。G
信号処理装置40、B信号処理装置50も同様に構成さ
れている。そして、各信号処理装置30,40,50か
ら出力される補正されたR,G,B信号(以下、補正前
の信号をR,G,B信号と記し、補正後の信号をR' ,
G' ,B' 信号と記す)は駆動回路12に入力し、駆動
回路12によりCRT13に補正画像が表示される。
るために、見る人の年齢に応じて、色補正量、焦点ボケ
補正量、空間周波数特性補正量の3変量を独立して可変
的に設定できる年齢ダイヤル14、その年齢ダイヤル1
4の設定値に応じて色補正量と画像強調量とを決定する
色補正パラメータ設定器15、第1強調パラメータ設定
器16、第2強調パラメータ設定器17が設けられてい
る。そして、各パラメータ設定器15、16、17の値
は、各信号処理装置30,40,50の各色補正器3
3、各第1画像強調器34、各第2画像強調器35によ
って、それぞれ、読み取られる。
る。各信号処理装置30,40,50は同一の作用をす
るために、R信号処理装置30についてその動作を説明
する。データ読出器31によりRビットマップメモリ2
1から1画面分のデータを走査するように順次データが
読出される。このデータの読出し速度はテレビジョン信
号の走査速度と同一である。このデータはレベル圧縮器
32によりレベル値が圧縮される。即ち、補正演算は明
度値が256階級で飽和するために、読出されたデータ
がその後の補正演算により飽和しないように、読出され
たデータに定数k(0≦k≦1)が乗算されて、レベル
圧縮が実行される。より具体的に記すと、補正前の明度
値X=0〜255の値を0≦Lmin ≦Y≦Lmax ≦25
5の範囲に補正するために、補正後の値YをY=(L
max −Lmin )X/255+Lminにより演算し、レベ
ル圧縮を行う。
補正が実行される。人間の視覚特定は年齢により変化す
ることが知られている。眼球中の粒子による光吸収率、
散乱率、反射率、瞳孔の縮小による光透過率、及び、網
膜視細胞の感度特性は年齢に伴って変化する。しかも、
それらの特性には波長選択性があり、人間の視覚系の感
度波長特性は年齢の増加に伴って変化する。一般に、加
齢に伴い、短波長領域の感度が低下することが知られて
おり、通常、高齢者の認識画像は、若者の認識画像より
も黄色に変色して見えるという現象が知られている。
ば、20才)が感ずる光の認識波長特性O0(λ) に対す
る比を基準感度波長特性( 伝達関数) α0(λ) と定義す
る。即ち、次式が成立する。
人間が感ずる光の認識波長特性OX(λ) に対する比を
感度波長特性( 伝達関数) αX(λ) と定義する。即ち、
次式が成立する。
X(λ) の基準感度波長特性α0(λ) に対する比(以下、
「比感度波長特性」と記す、又、その感度を「比感度」
と記す)をAx(λ) で定義する。次式が成立する。
程、短波長領域の感度が低下しているのが分かる。又、
数式2において、X才の感ずる光の認識波長特性O
' X(λ) がO0(λ) に等しくなるような補正画像の明度
波長特性I'(λ)は、次式で求められる。
性Ax(λ) の逆数1/Ax(λ)の特性で元の画像の明度
値I( λ) を増幅して補正画像I'(λ)を求めれば、そ
の補正画像を見る人は、感度波長特性に関して、見る人
の年齢に係わらず20才の基準人間の認識画像と同一と
なる。
る。従って、補正画像のR’, G’ , B’値を、元の画
像のR,G,B値からどのように求めるかが問題とな
る。数式4をR,G,B成分に分解すると、
x(λ)]I( λ) hR ( λ) dλ である。但し、hR ( λ) は網膜の赤色に対する感度波
長特性であり、AR は赤色に対する網膜の比感度であ
る。G,B成分についても同様である。
の伝達関数を測定することで決定することができる。し
かし、比感度AR をどのように求めるかが問題となる。
第1の方法は、画面の各画素の発光が、R,G,Bの単
一波長で構成されている場合である。この場合には、そ
の単一波長での1/Ax(λ) を求めることで、容易にA
R ,AG ,AB を求めることができる。
波長で構成されていない場合には、補正画像のR’
, G’, B’値を求めることは、簡単ではない。原理的
には、元の画像のR,G,B値からI( λ) を合成し
て、そのI( λ) を用いて、数式6から比感度AR を求
める方法である。この場合には、元の画像のR,G,B
値が変化すれば、それに伴いAR , AG , AB も変化す
る。従って、多数のR,G,B値の組に対して、多数の
AR , AG , AB の組を予め求めておき、任意のR,
G,B値に対しては、補間演算によりAR , AG , AB
の組を求める方法である。
の方法は、色度図から換算した主波長を中心として適当
な分散を与えた分光特性で各R,G,Bの分光特性を生
成し、R,G,B値で重み付けしてこの分光特性を合成
する方法である。又、第2の方法は、ディスプレイの発
光特性から計算する方法である。発光特性は、CRTの
場合では、Γ特性と蛍光体の分光エネルギー分布であ
り、液晶ディスプレイ(LCD)では、Γ特性とバック
ライトの分光エネルギー分布とフィルタ特性である。C
RTでは、次式によりI( λ) を求めることができる。
( λ) +ΓB (B) PB ( λ) ここで、ΓR (R) 、ΓG (G) 、ΓB (B) は、R、G、B
蛍光体のΓ特性で、PR ( λ) 、PG ( λ) 、PB (
λ) は、R、G、B蛍光体の分光エネルギー分布であ
る。
G,B値の組に対して、多数のAR,AG ,AB の組を
予め決定することができる。勿論、AR ,AG ,AB の
組を記憶するのではなく、元の画像のR,G,B値から
I( λ) を上記のように合成して、直接、補正画像の
R’, G’, B’値をリアルタイムで求めるようにして
も良い。
である場合には、照明光の分光特性が問題となる。この
場合には、照明光の多数のR,G,Bの組及び元の画像
の多数のR,G,B値の組に対して、AR ,AG ,AB
の組を予め決定する。そして、画像の補正演算の場合に
は、それらの値の補間演算によりAR ,AG ,AB を決
定した後、補正画像のR’, G’, B’を決定する。又
は、照明光の分光特性を登録しておき、その照明光の分
光特性を考慮して、元の画像のR,G,B値からI(
λ) を上記のように合成して、直接、補正画像のR’,
G’, B’値をリアルタイムで求めるようにしても良
い。
G ,AB を全てのR,G,B値の組み合わせに対して、
1つだけ代表させて決定する方法がある。
5は、図3に示す特性に基づき、図4に一例を示すよう
に、R,G,Bの各波長において、10才間隔の年齢と
補正比感度との関係をテーブルにして記憶している。
B値に対して共通のAR ,AG ,AB を各年齢毎に記憶
するか、図4のような表を多数のR,G,B値の組み合
わせに対して準備することになる。
イヤル14によって設定された年齢を入力して、テーブ
ルに記憶されている10才毎の値を用いて補間演算によ
りその年齢における補正比感度を求める。そして、この
補間演算された各R,G,Bの補正比感度を各信号処理
装置30の各色補正器33に出力する。
器32の出力値に補正比感度を乗算した値を求め、次の
第1画像強調器34に出力する。この処理により、高齢
者の短波長側の感度低下を補償することができる。
性と各年齢の人間の感度波長特性とを、直接、測定して
得られた比感度波長特性AX ( λ) を用いて、補正画像
を求めている。
わりに、R、G、Bの比感度AR ,AG ,AB を眼球の
透過率波長特性Tを用いて演算することもできる。この
場合には、画像の明度値I( λ) がある波長関数の波長
λでの積分値であるR、G、Bで与えられているので、
元の画像のR、G、Bに比感度の逆数を掛けて補正画像
を求めた場合に、その補正画像を年齢x才の人間が見て
も基準人間の認識する画像に完全に一致するものではな
いが、近似的には一致する。よって、元の画像のR、
G、Bに、次のように演算された比感度の逆数を掛けて
補正画像を求めることもできる。
をR、G、Bとするとき、その各明度値に対して、20
才の基準人間の感ずる各色の明度値をR0,G0,B0 と
し、その基準人間の眼球の波長λにおける透過率をT
0(λ) とする。又、年齢x才の人間の感ずる各色の明度
値をRx,Gx,Bx とし、その人間の眼球の波長λにおけ
る透過率をTx(λ) とする。次の式が成立する。
対象物の分光反射率、hR(λ) 、hG(λ) 、h B(λ) 、
は、網膜の感度特性である。又、S(λ)r(λ) が前述の
入射光波長特性I(λ)に等しい。即ち、図5に示すよ
うに、網膜の感度特性は、透過率により等価的にその感
度特性が修正されることになる。
比感度AR ,AG ,AB は次式で表される。
G,Bとし、その補正画像の3原色の明度値をR' ,G
' ,B' とする時、次式により補正画像を求めることが
できる。
特性を測定し、その特性から各色の比感度を求めること
ができる。
考え方も成立する。補正画像をx才の人間が認識した時
に感ずる赤色の明度値Rx は次式で表現される。
光のスペクトルであり、Tx '(λ) は、等価的な補正透
過率波長特性である。
る明度値R0 に等しくなる。
値R' は、次式で求めることができる。
/Tx(λ) 〕S(λ)r(λ)hR(λ)dλ で赤色の比感度を求めることができる。又、他の色の明
度値G、Bについても同様である。
て、Tx(λ) Tx '(λ) =1とおく方法である。即ち、
この方法は、T0(λ) =1とおく方法であり、全波長を
透過させる眼球を基準としている。よって、この補正に
よれば、補正画像の認識画像は、波長の短い領域が遮断
されない理想的なものとなる。
値R' は、次式で求めることができる。
0(λ) S(λ)r(λ)hR(λ)dλ として求めることができる。又、他の色の明度値G、B
についても同様である。
て、T'x(λ)=1/Tx(λ) とおいた時の補正画像の赤
の明度値R' は、
赤の明度値R''は、
∫〔1/T0(λ) 〕S(λ)r(λ)hR(λ)dλ 特性T0(λ) を持つ基準人間が明度値R''の補正画像を
見た時の認識画像の明度値と特性Tx(λ) を持つX才の
人間が明度値R' の補正画像を見た時の認識画像の明度
値は、共に、元の画像の明度値Rに等しい。よって、R
''/R' を近似的に比感度AR とすることができる。
〔1/T0(λ) 〕S(λ)r(λ)hR(λ)dλ =R/AR として求めることができる。又、他の色の明度値G、B
についても同様である。ここでは、R、G、B座標系を
用いたが、X、Y、Z座標系等、他の表色系を用いても
同様に補正することができる。
説明する。第1画像強調器34は加齢による焦点調節機
能の低下に伴う画像ボケを補正するためのものであり、
画像の輪郭強調を行うものである。図6に示すように、
合焦位置のずれ量から幾何光学に基づいて画像のボケの
量を算出する。合焦位置と網膜間の距離e、ボケの網膜
上での空間的な広がりの半径Rは次式により計算でき
る。
f0 }−f0 | 但し dはレンズの直径、f0 はレンズと網膜間の距
離、f' は焦点距離f0のレンズでZ=Z1 の距離にあ
る対象物を見たときの合焦位置、n1 、n2 は、それぞ
れ、大気中及び眼球内の屈折率、ΔDは眼の調節力の不
足量である。このΔDが年齢の関数となっている。
に関して、次の円柱関数で定義されるインパルス応答関
数e(x,y)を求める。
足のボケた画像をg(x,y)とする。すると、ボケた
画像g(x,y)はf(x,y)とe(x,y)との畳
み込み積分によって求めることができる。一方、関数
f、g、eの空間周波数(u,v)に関してフーリエ変
換して得られた関数を、それぞれ、F(u,v)、G
(u,v)、E(u,v)とする。それらの関数に関し
て次式が成立する。尚、関数E(u,v)は、焦点調整
力不足を生じる系の伝達関数である。
ーリエ変換をQ(u,v)として、次式より補正画像を
求める。
るボケを発生させると、そのボケ画像はF(u,v)と
なり、元の正しい画像を認識することができる。
で定義される関数を導入し、その逆フーリエ変換をj
(x,y)とする。すると、実空間での補正画像q
(x,y)は、元の正規の画像f(x,y)と関数j
(x,y)との畳み込み積分により求めることができ
る。
(x,y)に関して、関数j(x,y)との畳み込み積
分を実行する演算器である。又、関数j(x,y)は半
径Rをパラメータとしており、その半径Rは年齢の関数
である。従って、第1強調パラメータ設定器16は、年
齢ダイヤル14の設定値に基づいて、関数j(x,y)
を決定する装置である。
画像強調器35に入力する。第2画像強調器35では、
年齢に応じて変化する空間周波数特性による影響を補正
するものである。人間の空間周波数に関する識別能力は
低域通過フィルタと等価であり、遮断周波数以上の空間
周波数を識別することができない。このために、高齢者
になると画像の輪郭がボケる。このボケを生じさせる系
のインパルス応答関数n(x)は次式で定義される。
[(2 π)1/2σ] このインパルス応答関数のフーリエ変換をN(u,v)
とする。空間周波数特性の劣化によるボケた画像をb
(x,y)とする。すると、ボケた画像b(x,y)は
入力画像q(x,y)とn(x,y)との畳み込み積分
によって求めることができる。一方、関数n、bの空間
周波数(u,v)に関してフーリエ変換して得られた関
数を、それぞれ、N(u,v)、B(u,v)とする。
それらの関数に関して次式が成立する。尚、関数N
(u,v)は、高域特性が遮断される系の伝達関数であ
る。
のフーリエ変換をM(u,v)として、次式より第2補
正画像を求める。
される系によるボケを発生させると、そのボケ画像は、
正確に、入力画像Q(u,v)となり、元の正しい画像
を認識することができる。
で定義される関数を導入し、その逆フーリエ変換をp
(x,y)とする。すると、実空間での補正画像m
(x,y)は、元の正規の入力画像q(x,y)と関数
p(x,y)との畳み込み積分により求めることができ
る。
(x,y)に関して、関数p(x,y)との畳み込み積
分を実行する演算器である。又、関数p(x,y)は遮
断周波数σをパラメータとしている。そして、この遮断
周波数σが年齢の関数となる。従って、第2強調パラメ
ータ設定器17は、年齢ダイヤル14の設定値に基づい
て、関数p(x,y)を決定する装置である。
レベル伸長器36に出力される。そして、レベル圧縮器
31で圧縮された比率の逆数に応じてレベルが拡張され
る。そして、この第2補正画像m(x,y)が駆動回路
12に出力され、CRT13により、補正画像が表示さ
れる。以上の信号処理は、G信号処理回路40、B信号
処理回路50についても同様である。よって、年齢ダイ
ヤル14の3つのダイヤルをそれぞれ調整すれば、色補
正、焦点ボケによる補正、空間周波数特性の劣化に基づ
く補正が、それぞれ、単独に実行される。
て可変にしても良いが、1つの年齢ダイヤルだけで、入
力値に応じて、3つの補正を関連して行っても良い。
異なるだけで、どちらも、空間周波数に関する補正であ
る。よって、この補正は、高周波成分を強調する補正、
即ち、画像のエッジ強調をする補正でも同一の効果があ
る。
演算により補正画像q(x,y)を求めても良い。
y)/d2x+cvd2f(x,y)/d2y)
点ボケの半径Rの関数となり、第2補正の場合には高域
遮断周波数σの関数となる。よって、両補正において、
係数cは年齢の関数となる。この場合には、第1画像強
調器34、第2画像強調器35は、共に、入力画像f
(x,y)に関して、数式46の演算を実行する演算器
となる。又、第1強調パラメータ設定器16は設定され
た年齢により第1補正の係数cを演算し、第2強調パラ
メータ設定器17は設定された年齢により第2補正の係
数cを演算する演算器である。
の基準感度波長特性α0(λ) を、例えば、20才の平均
的な人間の特性としているが、この基準感度波長特性α
0(λ) は、所定の望ましい感度波長特性としても良い。
この場合には、年齢に係わらず、全ての人間の認識波長
特性OX ( λ) が、入射光波長特性I (λ) に対して基
準視覚特性としての基準感度波長特性α0(λ) を有する
仮想人間が感ずる認識波長特性O0(λ) となるように、
画像が補正される。これにより、年齢や個人差にかから
わず認識画像を鮮明な所定の画像とすることができる。
補正に関する補正では、全空間周波数を通過させる伝達
関数(E0(u,v)=1)を基準視覚特性としての基準
空間周波数特性としている。しかし、この基準空間周波
数特性は、所定の任意に設定された空間周波数特性(E
0(u,v)であっても良い。この場合には、数式42に
代えて、次の数式47にて補正される。
/E(u,v) この補正により、焦点調整力不足に関して伝達関数E
(u,v)を有した人間がこの補正画像Q(u,v)を
見る時、その人間に見える画像は、焦点調整力不足に関
して伝達関数E0 (u,v)を有した人間が元の画像F
(u,v)を見た時の画像と等価となる。
は、全空間周波数を通過させる伝達関数(N0(u,v)
=1)を基準視覚特性としての基準空間周波数特性とし
ている。しかし、この基準空間周波数特性は、所定の任
意に設定された空間周波数特性(N0(u,v)であって
も良い。この場合には、数式45に代えて、次の数式4
8にて補正される。
/N(u,v) この補正により、空間周波数特性に関して伝達関数N
(u,v)を有した人間がこの補正画像M(u,v)を
見る時、その人間に見える画像は、空間周波数特性に関
して伝達関数E0 (u,v)を有した人間が元の画像Q
(u,v)を見た時の画像と等価となる。
覚特性による影響を排除するように画像を補正している
が、人間の個人差に基づく視覚特性による影響を排除す
るように画像を補正しても良い。即ち、個人の視覚特性
を測定して、その視覚特性と基準視覚特性とから上述し
た遮断周波数σ(補正係数)を求めるようにしても良
い。個人の視覚特性の計測は次のようにして行うことが
できる。分光特性については、眼底からの反射光の分光
強度分布を測定することで求めることができる。焦点調
節特性は、近点視力を測定することで求めることができ
る。又、空間周波数特性は、視力検査や縞模様のテスト
チャートを用いたコントラスト感度を測定することによ
り求めることができる。
対する感度波長特性、焦点調節特性及び空間周波数特性
についての補正を示したが、NTSC方式の映像信号、
例えば、テレビジョンやビデオ等の出力する映像信号に
対する上記の補正は、図7に示す構成により行うことが
できる。即ち、NTSC方式の映像信号VinがY/C分
離回路61で輝度信号Yと色差信号Cとに分離され、こ
の輝度信号Yと色差信号Cとを用いて、NTSCデコー
ダ62によりR,G,Bの3信号に変換される。そし
て、このR,G,Bの3信号に対して、視覚特性補正回
路63、即ち、図1に示す各信号処理装置30,40,
50で補正処理が実行される。そして、補正された
R' ,G' ,B' の3信号は、NTSCエンコーダ64
により補正後の輝度信号Y' と補正後の色差信号C' に
変換され、Y/C混合回路65により補正された映像信
号Vout が得られる。
8に示すように抵抗を用いた合成回路により構成するこ
とができる。この回路では、R,G,B信号はマトリッ
クス変換により、補正されたR' ,G' ,B' となる。
即ち、(R' ,G' ,B' )=T(R,G,B)であ
る。但し、Tは変換行列であり、その各成分は抵抗値に
より決定することができる。又、上記実施例では、変換
行列Tは、対角成分のみを有する行列としている。
G,B信号に対して、水平エッジ強調回路70R,70
G,70B、垂直エッジ強調回路71R,71G,71
Bにより行うことができる。色変換回路69は、上述し
た変換行列Tによる変換を行う回路であり、図1のR、
G、Bの各回路の色補正器33を集合させた回路であ
る。水平エッジ強調回路70R,70G,70Bは図1
0に、垂直エッジ強調回路71R,71G,71Bは図
11に、その詳細な構成が示されている。RGB色信号
Sh0は同期分離回路709hにより、各水平走査線毎
に分離されて、分離された信号Sh1は遅延回路701
hで微小時間(100ns程度)だけ遅延され、その遅
延信号Sh2は増幅器703hにより2倍に増幅され
て、信号Sh3として加減算器704hに入力する。さ
らに、遅延回路701hで遅延された信号Sh2は、さ
らに、遅延回路702hで微小時間(100ns程度)
だけ遅延され、信号Sh4として加減算器704hに入
力している。
1が入力しており、加減算器704hにより元の信号S
h1から増幅器703hの出力Sh3が減算され、遅延
回路702hの出力Sh4が加算された値が演算され
る。この演算値は、差分演算による2次微分値に等しく
なる。この加減算器704hの出力は、係数設定器70
5hに出力されて係数ch0 (数式46の係数chに対応)
が乗算され、その結果は、加減算器706hに入力す
る。又、加減算器706hには遅延回路701hの出力
Sh2が入力している。これにより、加減算器706h
の出力は、エッジが強調されたものとなる。各回路の出
力信号の波形は図12に示されている。上記の回路の遅
延時間を変更することで、エッジ部分の幅を変化させる
ことができる。又、図13に示すように、上記の1段遅
延信号Sh2と同一の信号Sh12、2段遅延信号Sh
4と同一の信号Sh13を生成する他、新たに3段遅延
信号Sh14、4段遅延信号Sh15を生成して、これ
らの4つの信号から2次微分された信号Sh6と、変形
された2次微分信号Sh7とを求め、比例定数ch1、
ch2を用いて、階段状にエッジが強調された信号Sh
9を得ることができる。即ち、信号Sh9は、次式で表
される。
h13−Sh14)+ch2(Sh12−Sh11+S
h14−Sh15)+Sh13 このように処理した信号Sh19により、階段状の微分
波形を求めることができる。
それをローパスフィルタを通過させた信号との差分によ
り2次微分値を演算する方法もある。この場合には、ロ
ーパスフィルタのカットオフ周波数を変更することで、
エッジ部分の幅を変更することができる。
Bは、図11に示されている。水平エッジ強調回路と異
なる点は、遅延回路701v、702vの遅延時間tが
水平走査期間1Hである点である。他の回路構成は、図
10に示した水平エッジ強調回路70R,70G,70
Bと全く同一である。即ち、図14に示すように、原信
号Sv1の水平走査線間の差分処理によって得られる信
号Sv2、Sv4とから、2次微分値に相当する信号S
v5が生成される。そして、その信号Sv5に比例定数
cをかけて強調量を調整した強調信号Sv6が得られ
る。又、水平エッジ強調で示した図13の処理と同様な
処理を垂直エッジ強調にも行うことができる。即ち、図
15に示すように、上記の1段遅延信号Sv2と同一の
信号Sv12、2段遅延信号Sv4と同一の信号Sv1
3を生成する他、新たに3段遅延信号Sv14、4段遅
延信号Sv15を生成して、これらの4つの信号から2
次微分された信号Sv6と、変形された2次微分信号S
v7とを求め、比例定数cv1、cv2を用いて、階段
状にエッジが強調された信号Sv9を得ることができ
る。即ち、信号Sv9は、次式で表される。
v13−Sv14)+cv2(Sv12−Sv11+S
v14−Sv15)+Sv13 このように処理した信号Sh19により、垂直方向に対
して、階段状の微分波形を求めることができる。又、水
平エッジ強調回路、垂直エッジ強調回路、色変換回路の
配設位置は、入れ代わっても処理可能である。
対して行い、エッジ強調については、NTSC方式の輝
度信号について行うようにしても良い。その回路構成
が、図16に示されている。映像信号VinはRGB分離
回路75でRGB色信号に分離され、色補正回路76で
上述したように感度波長特性の補正が実行される。そし
て、補正後のRGB信号は、RGB合成回路73で色差
信号Cと輝度信号Yとに分離される。補正されたR' ,
G' ,B' 信号がR,G,B合成回路73で合成され得
られた輝度信号に対して、エッジ強調回路74でエッジ
強調が実行される。このように、感度波長補正と空間周
波数特性の補正された映像信号によりテレビジョン受像
機78が駆動される。尚、視覚特性テーブル79は、図
4に示す特性のように、数式46に示す補正係数ch,cv
(図12〜図15の補正係数ch,cv)を年齢値に応じて記
憶したテーブルである。又、補正係数設定回路77は、
図1における設定器15、16、17に対応する回路で
あり、年齢設定器14に設定された値に対応した補正係
数ch,cv を、視覚特性テーブル79の値から補間演算す
る回路である。
YC分離回路80で輝度信号Yと色差信号Cとに分離し
て、その輝度信号Yに対して画像補正回路81にてエッ
ジが強調される。その後、RGBマトリックス82でエ
ッジ強調された輝度信号Yと色差信号CとからRGB信
号に変換される。感度波長特性は、このRGBマトリッ
クス82におけるマトリックス変換により実行される。
そして、補正されたRGB信号を用いてブラウン管駆動
回路83によりブラウン管84に補正画像が表示され
る。
ものが考えられる。図18は明度とコントラスト感度と
の関係を提示時間をパラメータとして測定したグラフで
ある。明度Lが低下するに伴いコントラスト感度ΔL/
Lが低下していることが分かる。よって、画像の平均明
度Lが低い領域程、画像の明度勾配を高くする補正が考
えられる。そして、その補正量を人間の年齢又は個人差
により設定する。又、提示時間が短い程、コントラスト
感度ΔL/Lは低下している。よって、画像を見る時間
(視認時間)が短い程、画像のコントラストを向上させ
るように補正しても良い。この視認時間が短い場合と
は、画像の移動速度が大きい場合の他、車載用表示装置
であれば、車速が大きい場合等の運転集中度が高い場合
である。そして、その補正量を人間の年齢又は個人差に
より設定する。
との関係を輝度をパラメータとして測定したグラフであ
る。空間周波数が高い程、コントラスト感度が低下して
いることが分かる。よって、空間周波数が高い領域程、
コントラストを強調するように補正しても良い。そし
て、その補正量は人間の年齢又は個人差により設定す
る。又、輝度が低い程、コントラスト感度は低下してい
る。よって、輝度の低い領域はコントラストを強調する
ように補正しても良い。そして、その補正量は人間の年
齢又は個人差により設定する。
って異なる。よって、色相の変化に対して、図20のよ
うに強調処理を行っても良い。上記の実施例では、R,
G,Bの3信号を、それぞれ、処理したが、R,G,B
の3信号からNTSC方式のように輝度信号と色差信号
とを生成し、輝度信号に関して画像強調処理を、色差信
号に関して感度波長特性による補正を行うようにしても
良い。
における表示画像の補正を行うものであるが、その他、
任意の表示画像を補正する装置に使用できる。又、補正
画像を表示するシミュレータとしても使用することが可
能である。さらに、眼鏡の前面にテレビカメラを配置
し、背面に表示板を配置して、テレビカメラで撮像した
画像を補正して表示板に表示するようにした高齢者用の
電子メガネ、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)等
とすることもできる。又、本発明は、プロジェクタの画
像補正、コンピュータのディスプレイ上の画像補正、虚
像を用いた遠視点表示装置の画像補正、プリンタの印刷
による画像の補正等に応用することができる。
構成を示したブロック図。
す説明図。
説明図。
回路図。
性に関する補正回路を示したブロック図。
ブロック図。
ブロック図。
タイミングチャート。
したタイミングチャート。
タイミングチャート。
したタイミングチャート。
図。
図。
人間のコントラスト感度と明度との関係を示した特性
図。
人間のコントラスト感度と空間周波数との関係を示した
特性図。
図。
Claims (21)
- 【請求項1】表示画像に対して所定の補正をした後、そ
の補正画像を表示するようにした画像処理装置におい
て、 前記補正は人間の視覚特性に基づいて行われることを特
徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】前記視覚特性は、人間の年齢に伴って変化
する視覚特性であることを特徴とする請求項1に記載の
画像処理装置。 - 【請求項3】前記視覚特性は、人間の個人差に依存した
視覚特性であることを特徴とする請求項1に記載の画像
処理装置。 - 【請求項4】前記視覚特性は、人間の視覚系の空間周波
数特性であることを特徴とする請求項1に記載の画像処
理装置。 - 【請求項5】前記視覚特性は、人間の視覚系の感度波長
特性であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理
装置。 - 【請求項6】前記感度波長特性は、人間の目の水晶体の
透過率波長特性であることを特徴とする請求項5に記載
の画像処理装置。 - 【請求項7】前記視覚特性は、人間の眼の焦点調節力に
伴う空間周波数特性であることを特徴とする請求項1に
記載の画像処理装置。 - 【請求項8】前記視覚特性は、人間の視覚系の感度輝度
特性であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理
装置。 - 【請求項9】前記視覚特性は、人間の視覚系の時空間周
波数特性であることを特徴とする請求項1に記載の画像
処理装置。 - 【請求項10】前記視覚特性は、人間の視覚系の感度色
相差特性であることを特徴とする請求項1に記載の画像
処理装置。 - 【請求項11】前記補正は所定特性に設定された基準視
覚特性と前記視覚特性とに基づいて行われることを特徴
とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項12】前記補正は所定特性に設定された基準視
覚特性と前記視覚特性との比特性に基づいて行われるこ
とを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。 - 【請求項13】前記基準特性は基準年齢における人間の
視覚系の視覚特性であることを特徴とする請求項11又
は請求項12に記載の画像処理装置。 - 【請求項14】前記基準特性は基準人間の視覚系の視覚
特性であることを特徴とする請求項11又は請求項12
に記載の画像処理装置。 - 【請求項15】前記補正は前記表示画像の一部に対して
実行されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理
装置。 - 【請求項16】前記補正の程度は画面の視認時間に応じ
て変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像処
理装置。 - 【請求項17】前記補正は前記表示画像に対してエッジ
強調処理であることを特徴とする請求項4又は請求項7
に記載の画像処理装置。 - 【請求項18】前記補正は前記表示画像のR,G,B値
に対する比感度による補正であることを特徴とする請求
項5又は請求項6の画像処理装置。 - 【請求項19】前記補正は前記表示画像のR,G,B値
に対する感度波長特性及び空間周波数特性に基づく補正
であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
置。 - 【請求項20】前記補正は前記表示画像の映像信号にお
ける輝度信号に対する空間周波数特性に基づく補正であ
ることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。 - 【請求項21】前記画像処理装置は、 表示すべき画像を表す画像データを入力する画像入力手
段と、 年齢に対応した変数値を入力する変数値入力手段と、 前記変数値と、年齢に応じた人間の眼の視覚特性に基づ
く補正のための特性値を記憶する特性値記憶手段と、 前記変数値から補正のための特性値を決定し、その特性
値に基づいて、前記画像データを補正して、補正画像を
求める補正画像演算手段と、 前記補正画像を表示する表示手段とを有することを特徴
とする請求項1に記載の画像処理装置。
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JP21007895 | 1995-07-25 | ||
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