JPH099555A - 回転電機の軸受支持装置 - Google Patents

回転電機の軸受支持装置

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JPH099555A
JPH099555A JP7179657A JP17965795A JPH099555A JP H099555 A JPH099555 A JP H099555A JP 7179657 A JP7179657 A JP 7179657A JP 17965795 A JP17965795 A JP 17965795A JP H099555 A JPH099555 A JP H099555A
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JP
Japan
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bearing
spring
spring constant
base
bearing support
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Application number
JP7179657A
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English (en)
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Nobuo Suzuki
伸男 鈴木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転電機の軸系のバネ定数を均一になるよう
にし、信頼性の高い回転電機の軸受支持装置を提供する
ことである。 【構成】 複数個の軸受ブラケット7を放射状に配置し
た軸受支持装置の各々の軸受ブラケット7の足端部と、
それに相対する位置の基礎部8の基礎板9との間に、バ
ネ定数を調整したバネ板11を挿入する。バネ定数の調
整は、ガイド軸受部から基礎部までの各々のバネ定数が
均一となるように、各々のバネ板の厚さ、横幅寸法、枚
数を調整して行う。これにより、運転時の回転体のアン
バランスによる負荷の不均一を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転電機の立軸主軸を
受けるスラスト軸受における回転電機の軸受支持装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、回転電機としての立軸水車発電
機は、スラスト軸受でその主軸を受けるようにしてい
る。図4及び図5に、そのような高速大容量の立軸水車
発電機の軸受けブラケット周りの構成図を示す。図4
は、縦方向の一部切欠断面図であり、図5は、その平面
図である。
【0003】立軸水車発電機の主軸1にはスラストカラ
2が結合され、このスラストカラ2の下面には回転板3
が設けられている。この回転板3は、油膜を介して垂直
方向荷重を支持するために放射状に複数個配置された静
止板4と摺動し、回転する主軸1の荷重を支持すること
になる。また、スラストカラ2の外周部には、複数個の
ガイド軸受部5が放射状に配置され、軸受支え部6によ
り支持される。そして、軸受支え部6からは、複数本の
放射状の足を有する軸受ブラケット7が設けられ、この
軸受けブラケット7の足端部と基礎部8に設けた基礎板
9との間にバネ板11を介装して支持ボルト10により
基礎部8に固定される。
【0004】図6は、軸系としての軸受支持装置をバネ
記号を用いてモデル化したバネ定数の説明図である。こ
こでK1はガイド軸受部5の油膜バネ定数、K2はガイ
ド軸受部5を支持する軸受支え部6及び軸受けブラケッ
ト7のバネ定数、K3はバネ板11のバネ定数、K4は
バネ板11に相対する基礎部8のバネ定数である。
【0005】一般に、軸系の危険速度を求めるために用
いる総合バネ定数Kは、下記の式で表される。
【0006】K=1/{(1/K1)+(1/K2)+
(1/K3)+(1/K4)} ここで、軸受支持装置においては各バネ定数は構造物の
形状で決まり、軸受支え6、軸受ブラケット7、バネ板
11等は工場にて溶接及び機械加工で製作され、形状も
ほぼ同じであるためバネ定数もほぼ等しくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、基礎部8は
回転電機すなわち発電機を納める発電所の地盤により大
きく左右される。前述の総合バネ定数の式からも分かる
ように、基礎部8のバネ定数K4が変わることは、放射
状に配置される軸受支持装置の総合バネ定数Kが各々の
箇所で大幅に異なることになる。その場合、運転時の回
転体のアンバランスによる負荷が不均一となり、信頼性
の高い回転電機を提供できないという問題があった。
【0008】本発明の目的は、回転電機の放射状に出さ
れた軸受ブラケットの足端部と相対する基礎部との間の
バネ板を調整し、回転電機の軸系のバネ定数を均一にな
るようにし、信頼性の高い回転電機の軸受支持装置を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ガイ
ド軸受部から基礎部までの各々のバネ定数が均一となる
ように、各々のバネ板の厚さを調整するようにしたもの
である。
【0010】請求項2の発明は、ガイド軸受部から基礎
部までの各々のバネ定数が均一となるように、各々のバ
ネ板の横幅寸法を調整するようにしたものである。
【0011】請求項3の発明は、ガイド軸受部から基礎
部までの各々のバネ定数が均一となるように、各々のバ
ネ板の枚数を調整するようにしたものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明では、バネ板11のバネ定数K
3と基礎部8のバネ定数K4との関係が各々の部位で等
しくなるように、バネ板11の厚さを決める。これによ
り軸受支持装置の各々の部位のバネ定数は均一に作用す
る。
【0013】請求項2の発明では、バネ板11のバネ定
数K3と基礎部8のバネ定数K4との関係が各々の部位
で等しくなるように、バネ板11の横幅寸法を決める。
これにより軸受支持装置の各々の部位のバネ定数は均一
に作用する。
【0014】請求項3の発明では、バネ板11のバネ定
数K3と基礎部8のバネ定数K4との関係が各々の部位
で等しくなるように、バネ板11の枚数を決める。これ
により軸受支持装置の各々の部位のバネ定数は均一に作
用する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の第1の実施例を示す平面図である。図1におい
て、ガイド軸受部5から基礎部8までの各々のバネ定数
Kが均一となるように、各々のバネ板11a〜11fの
厚さを調整する。すなわち、各々の軸受けブラケット7
の足端部と各々の基礎板9との間に設けられる各々のバ
ネ板11a〜11fの厚さを調整して、複数個の軸受ブ
ラケット7を放射状に配置して構成された軸受支持装置
の各部のバネ定数Kが等しくなるように構成する。この
場合、各々の軸受けブラケット7の足端部に相対する部
分の各々の基礎部8の強度を把握し、各部分の強度の差
に対応できるよう各々のバネ板11a〜11fの厚さを
調整するようにしている。
【0016】これは、ガイド軸受部5の油膜バネ定数K
1、軸受支え部及び軸受ブラケット7のバネ定数K2は
軸受支持装置の各部でほぼ等しいため、総合バネ定数K
を調整することができるのは、バネ板11のバネ定数K
3だけあるからである。つまり、バネ板11の厚さを調
整して、バネ板11のバネ定数K3と基礎部8のバネ定
数K4との関係が各々の部位で等しくなるようにする。
【0017】上述したように、複数個の軸受ブラケット
7を放射状に配置して構成された軸受支持装置に、適正
な厚さのバネ板11を挿入することにより、バネ板11
のバネ定数K3と基礎部8のバネ定数K4との関係、す
なわちK3+K4/K3K4が軸受支持装置の各部で等
しくなるため総合バネ定数Kも等しくなる。
【0018】この第1の実施例によれば、バネ板11の
厚さのみを変えることにより、複数個の軸受ブラケット
7を放射状に配置した軸受支持装置の総合バネ定数Kを
均一にすることができる。
【0019】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
図2は、本発明の第2の実施例を示すもので、軸受ブラ
ケット7の足端部と基礎部8の基礎板9との部分を示す
部分平面図である。この第2の実施例は、ガイド軸受部
5から基礎部8までの総合バネ定数Kが軸受支持装置の
各部で均一となるように、各々のバネ板11a〜11f
の横幅寸法hを調整するようにしたものである。
【0020】すなわち、バネ板11a〜11fの板厚は
同じとし、幅寸法hの異なるバネ板11を軸受支持装置
の各部に使用するようにしている。幅寸法hを変えるこ
とでバネ板11の断面2次モーメントが変わりバネ定数
K3も変更できる。したがって軸受ブラケット7を放射
状に配置した軸受支持装置のバネ定数を均一にすること
ができる。
【0021】図3に、本発明の第3の実施例を示す。こ
の第3の実施例は、ガイド軸受部5から基礎部8までの
各々の総合バネ定数Kが均一となるように、各々のバネ
板11a〜11fの枚数を調整するようにしたものであ
る。図3では、2枚のバネ板11A、11Bを用いたも
のを示している。
【0022】すなわち、板厚の異なるバネ板11A、1
1Bを組み合わせて、軸受支持装置の各部に使用するよ
うにしている。板厚が変わることにより、断面2次モー
メントが変わり数種類組み合わせることで総合バネ定数
Kも変更できる。したがって、複数個の軸受ブラケット
7を放射状に配置した軸受支持装置の総合バネ定数Kを
均一にすることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数個の軸受ブラケットを放射状に配置した軸受支持装置
の各々の軸受ブラケットの足端部とそれに相対する位置
の基礎部の基礎板との間に、バネ定数を調整したバネ板
を挿入することで、軸受支持装置の各部で均一なバネ定
数を得ることができる。これにより、運転時の回転体の
アンバランスによる負荷の不均一を防止することがで
き、信頼性の高い軸受け支持装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す平面図。
【図2】本発明の第2の実施例を示す部分平面図。
【図3】本発明の第3の実施例を示す部分平面図。
【図4】従来例の縦断面図。
【図5】従来例の平面図。
【図6】軸系としての軸受支持装置をバネ記号でモデル
化したバネ定数の説明図。
【符号の説明】
1 主軸 2 スラストカラ 3 回転板 4 静止板 5 ガイド軸受部 6 軸受支え部 7 軸受ブラケット 8 基礎部 9 基礎板 10 支持ボルト 11 バネ板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転電機の立軸主軸を受けるスラスト軸
    受のガイド軸受部を支えるための軸受支え部から複数の
    軸受ブラケットを放射状に出し、放射状に出された複数
    の軸受ブラケットの足端部に相対する位置の基礎部にそ
    れぞれ基礎板を設け、前記各々の軸受ブラケットの足端
    部と前記各々の基礎板との間にそれぞれバネ板を挿入し
    て構成される回転電機の軸受支持装置において、前記ガ
    イド軸受部から前記基礎部までの各々のバネ定数が均一
    となるように前記各々のバネ板の厚さを調整するように
    したことを特徴とする回転電機の軸受支持装置。
  2. 【請求項2】 回転電機の立軸主軸を受けるスラスト軸
    受のガイド軸受部を支えるための軸受支え部から複数の
    軸受ブラケットを放射状に出し、放射状に出された複数
    の軸受ブラケットの足端部に相対する位置の基礎部にそ
    れぞれ基礎板を設け、前記各々の軸受ブラケットの足端
    部と前記各々の基礎板との間にそれぞれバネ板を挿入し
    て構成される回転電機の軸受支持装置において、前記ガ
    イド軸受部から前記基礎部までの各々のバネ定数が均一
    となるように前記各々のバネ板の横幅寸法を調整するよ
    うにしたことを特徴とする回転電機の軸受支持装置。
  3. 【請求項3】 回転電機の立軸主軸を受けるスラスト軸
    受のガイド軸受部を支えるための軸受支え部から複数の
    軸受ブラケットを放射状に出し、放射状に出された複数
    の軸受ブラケットの足端部に相対する位置の基礎部にそ
    れぞれ基礎板を設け、前記各々の軸受ブラケットの足端
    部と前記各々の基礎板との間にそれぞれバネ板を挿入し
    て構成される回転電機の軸受支持装置において、前記ガ
    イド軸受部から前記基礎部までの各々のバネ定数が均一
    となるように前記各々のバネ板の枚数を調整するように
    したことを特徴とする回転電機の軸受支持装置。
JP7179657A 1995-06-23 1995-06-23 回転電機の軸受支持装置 Pending JPH099555A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105827057A (zh) * 2016-04-29 2016-08-03 无锡港盛重型装备有限公司 一种电机输出轴用支撑保护装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105827057A (zh) * 2016-04-29 2016-08-03 无锡港盛重型装备有限公司 一种电机输出轴用支撑保护装置
CN105827057B (zh) * 2016-04-29 2018-02-27 无锡港盛重型装备有限公司 一种电机输出轴用支撑保护装置

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