JPH0994582A - 汚水処理における薬液混合装置 - Google Patents
汚水処理における薬液混合装置Info
- Publication number
- JPH0994582A JPH0994582A JP29322995A JP29322995A JPH0994582A JP H0994582 A JPH0994582 A JP H0994582A JP 29322995 A JP29322995 A JP 29322995A JP 29322995 A JP29322995 A JP 29322995A JP H0994582 A JPH0994582 A JP H0994582A
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- Japan
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- sewage
- chemical liquid
- treatment tank
- chemical
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Abstract
(57)【要約】
【課題】汚水処理における薬液混合装置における汚水と
薬液との混合を充分に行わせること。 【解決手段】処理槽2と、処理槽2に汚水を供給する汚
水管13と、薬液を供給する薬液管14とを備え、汚水
管13の管端13aを処理槽2の槽内2a下方側に開口
させ、汚水管13に薬液管14を接続15し、汚水管1
3の薬液管接合15箇所より下流側に折曲げ部13bを
形成してある。汚水管13に給気管18を接続すること
もある。
薬液との混合を充分に行わせること。 【解決手段】処理槽2と、処理槽2に汚水を供給する汚
水管13と、薬液を供給する薬液管14とを備え、汚水
管13の管端13aを処理槽2の槽内2a下方側に開口
させ、汚水管13に薬液管14を接続15し、汚水管1
3の薬液管接合15箇所より下流側に折曲げ部13bを
形成してある。汚水管13に給気管18を接続すること
もある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理槽に供給され
る汚水中に薬液を混合するための汚水処理における薬液
混合装置の改良に関する。
る汚水中に薬液を混合するための汚水処理における薬液
混合装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】汚水処理には、汚水にPAC等の薬液を
混合して凝集沈殿させる工程がある。この工程に用いる
従来の薬液混合装置1は、図2に示す如く、処理槽2
と、処理槽2に汚水を供給する汚水管3と、処理槽2に
薬液を供給する薬液管4とを備え、処理槽2の上方で汚
水管3及び薬液管4の管端3a,4aを近接して開口さ
せることにより、処理槽2に汲み上げた汚水の近傍に薬
液を投入するようにしてある。処理槽2には、攪拌装置
5を配設してある。
混合して凝集沈殿させる工程がある。この工程に用いる
従来の薬液混合装置1は、図2に示す如く、処理槽2
と、処理槽2に汚水を供給する汚水管3と、処理槽2に
薬液を供給する薬液管4とを備え、処理槽2の上方で汚
水管3及び薬液管4の管端3a,4aを近接して開口さ
せることにより、処理槽2に汲み上げた汚水の近傍に薬
液を投入するようにしてある。処理槽2には、攪拌装置
5を配設してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の薬液混
合装置1は、処理槽2に汲み上げた汚水の近傍に薬液を
投入するようにしてあるため、薬液が充分に混合しない
汚水の部分が発生することがある。この汚水の部分は、
薬液による反応処理が充分に行われずに良好なフロツク
ができず、未処理汚水状態のまま処理槽から流出するこ
とがある。
合装置1は、処理槽2に汲み上げた汚水の近傍に薬液を
投入するようにしてあるため、薬液が充分に混合しない
汚水の部分が発生することがある。この汚水の部分は、
薬液による反応処理が充分に行われずに良好なフロツク
ができず、未処理汚水状態のまま処理槽から流出するこ
とがある。
【0004】そこで、請求項1記載の発明は、汚水と薬
液との混合を充分に行うことができる汚水処理における
薬液混合装置の提供を目的とする。更に、請求項2の発
明は、汚水と薬液との混合を気泡で更に促進させる汚水
処理における薬液混合装置の提供を目的とする。
液との混合を充分に行うことができる汚水処理における
薬液混合装置の提供を目的とする。更に、請求項2の発
明は、汚水と薬液との混合を気泡で更に促進させる汚水
処理における薬液混合装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
要旨は、処理槽と、処理槽に汚水を供給する汚水管と、
薬液を供給する薬液管とを備えた汚水処理における薬液
混合装置において、汚水管の管端を処理槽の槽内下方側
に開口させ、汚水管に薬液管を接続し、汚水管の薬液管
接続箇所より下流側に折曲げ部を形成したことを特徴と
する汚水処理における薬液混合装置である。請求項2記
載の本発明の要旨は、前記汚水管に給気管を接続した請
求項1記載の汚水処理における薬液混合装置である。
要旨は、処理槽と、処理槽に汚水を供給する汚水管と、
薬液を供給する薬液管とを備えた汚水処理における薬液
混合装置において、汚水管の管端を処理槽の槽内下方側
に開口させ、汚水管に薬液管を接続し、汚水管の薬液管
接続箇所より下流側に折曲げ部を形成したことを特徴と
する汚水処理における薬液混合装置である。請求項2記
載の本発明の要旨は、前記汚水管に給気管を接続した請
求項1記載の汚水処理における薬液混合装置である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る汚水処理にお
ける薬液混合装置(以下、「本発明装置」という)を図
1に示す実施の形態に基づいて説明する。本発明装置1
1の主たる改良点は、汚水管13の管端13aを処理槽
2の槽内2a下方側に開口させ、汚水管13に1本又は
複数本の薬液管14を接続15し、汚水管13の薬液管
接続15箇所より下流側に折曲げ部13bを形成したこ
とことである。汚水管13の折曲げ部13bは、直角等
に折り曲げた箇所を1又は複数備えている。汚水管13
の折曲げ部13bは、薬液の混入した汚水の流れ方向を
急激に変更することにより流れを攪乱させ、薬液と汚水
との混合を促進させるものである。
ける薬液混合装置(以下、「本発明装置」という)を図
1に示す実施の形態に基づいて説明する。本発明装置1
1の主たる改良点は、汚水管13の管端13aを処理槽
2の槽内2a下方側に開口させ、汚水管13に1本又は
複数本の薬液管14を接続15し、汚水管13の薬液管
接続15箇所より下流側に折曲げ部13bを形成したこ
とことである。汚水管13の折曲げ部13bは、直角等
に折り曲げた箇所を1又は複数備えている。汚水管13
の折曲げ部13bは、薬液の混入した汚水の流れ方向を
急激に変更することにより流れを攪乱させ、薬液と汚水
との混合を促進させるものである。
【0007】前記薬液管14の複数本を接続するときに
は、複数本の薬液管14を集合管16に接合し、この集
合管16を汚水管13に接合15してある。集合管16
は、その途中にインゼクタ17を介して給気管18を接
合し、集合管16を流れる薬液の動圧で給気管18に負
圧を発生させ、給気管18で導いた外気を薬液中に気泡
として混合するようにしてある。集合管16の途中にイ
ンゼクタ17を接合するのは、集合管16が汚水管13
に比べ小径であるため、小型のインゼクタ17が採用で
きるからである。薬液管14が1本の場合には、薬液管
14の途中にインゼクタ17を介して給気管18を接合
する。
は、複数本の薬液管14を集合管16に接合し、この集
合管16を汚水管13に接合15してある。集合管16
は、その途中にインゼクタ17を介して給気管18を接
合し、集合管16を流れる薬液の動圧で給気管18に負
圧を発生させ、給気管18で導いた外気を薬液中に気泡
として混合するようにしてある。集合管16の途中にイ
ンゼクタ17を接合するのは、集合管16が汚水管13
に比べ小径であるため、小型のインゼクタ17が採用で
きるからである。薬液管14が1本の場合には、薬液管
14の途中にインゼクタ17を介して給気管18を接合
する。
【0008】なお、汚水汲み上げ量が少量で汚水管13
を小径にできる場合には、図示は省略したが、汚水管1
3の途中にインゼクタ17を介して給気管18を接合す
ることも又は汚水管13に給気管18を直接接合するこ
とも可能である。汚水管13に給気管18を直接接合す
る場合には、給気管18にコンプレッサーを接合して、
圧縮した外気を供給する。
を小径にできる場合には、図示は省略したが、汚水管1
3の途中にインゼクタ17を介して給気管18を接合す
ることも又は汚水管13に給気管18を直接接合するこ
とも可能である。汚水管13に給気管18を直接接合す
る場合には、給気管18にコンプレッサーを接合して、
圧縮した外気を供給する。
【0009】前記薬液管14は、その途中に流量調節弁
20を設け、薬液投入量を調節できるようにしてある。
なお、流量調節弁20は、槽内2aの汚水のpH値等を
検知器(図示は省略)で検知し、設定値と検知値との差
がゼロとなるように自動制御する型式とすることも可能
である。前記給気管18は、その途中に流量調節弁21
を設け、給気量を調節できるようにしてある。
20を設け、薬液投入量を調節できるようにしてある。
なお、流量調節弁20は、槽内2aの汚水のpH値等を
検知器(図示は省略)で検知し、設定値と検知値との差
がゼロとなるように自動制御する型式とすることも可能
である。前記給気管18は、その途中に流量調節弁21
を設け、給気量を調節できるようにしてある。
【0010】前記汚水管13を流れる汚水は、薬液管1
4で薬液が混入された後、汚水管13の折曲げ部13b
を流れるときに生じる攪乱作用により薬液が均一混合さ
れ、処理槽2の槽内に流出する。汚水管13を流れる汚
水中に給気管18で導いた外気が混入するときには、汚
水管13の管端13aから外気が気泡として曝気するた
め、汚水と薬液との混合が曝気で更に促進される。その
結果、本発明装置11を用いた場合には、汚水に薬液を
均一に混合させて反応処理が充分に行われるため、未処
理汚水状態のまま処理槽から汚水が流出することはなく
なる。
4で薬液が混入された後、汚水管13の折曲げ部13b
を流れるときに生じる攪乱作用により薬液が均一混合さ
れ、処理槽2の槽内に流出する。汚水管13を流れる汚
水中に給気管18で導いた外気が混入するときには、汚
水管13の管端13aから外気が気泡として曝気するた
め、汚水と薬液との混合が曝気で更に促進される。その
結果、本発明装置11を用いた場合には、汚水に薬液を
均一に混合させて反応処理が充分に行われるため、未処
理汚水状態のまま処理槽から汚水が流出することはなく
なる。
【0011】
【発明の効果】以上詳述の如く、本発明に係る汚水処理
における薬液混合装置は、汚水に薬液を均一に混合させ
て反応処理を充分に行われることができるため、未処理
汚水状態のまま処理槽から汚水を流出させることがなく
なる優れた効果を有する。
における薬液混合装置は、汚水に薬液を均一に混合させ
て反応処理を充分に行われることができるため、未処理
汚水状態のまま処理槽から汚水を流出させることがなく
なる優れた効果を有する。
【図1】本発明に係る汚水処理における薬液混合装置の
実施の形態を示す模式図である。
実施の形態を示す模式図である。
【図2】従来の汚水処理における薬液混合装置を示す模
式図である。
式図である。
【符号の説明】 2…処理槽 2a…槽内 13…汚水管 13a…管端 13b…折曲げ部 14…薬液管 15…接続 18…給気管
Claims (2)
- 【請求項1】 処理槽と、処理槽に汚水を供給する汚水
管と、薬液を供給する薬液管とを備えた汚水処理におけ
る薬液混合装置において、汚水管の管端を処理槽の槽内
下方側に開口させ、汚水管に薬液管を接続し、汚水管の
薬液管接続箇所より下流側に折曲げ部を形成したことを
特徴とする汚水処理における薬液混合装置。 - 【請求項2】 前記汚水管に給気管を接続した請求項1
記載の汚水処理における薬液混合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29322995A JPH0994582A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 汚水処理における薬液混合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29322995A JPH0994582A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 汚水処理における薬液混合装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0994582A true JPH0994582A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17792105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29322995A Pending JPH0994582A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 汚水処理における薬液混合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0994582A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5474019A (en) * | 1993-10-18 | 1995-12-12 | Sumitomo Sitix Corporation | Process for producing silicon single crystals |
-
1995
- 1995-10-03 JP JP29322995A patent/JPH0994582A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5474019A (en) * | 1993-10-18 | 1995-12-12 | Sumitomo Sitix Corporation | Process for producing silicon single crystals |
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