JPH099267A - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

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JPH099267A
JPH099267A JP15617595A JP15617595A JPH099267A JP H099267 A JPH099267 A JP H099267A JP 15617595 A JP15617595 A JP 15617595A JP 15617595 A JP15617595 A JP 15617595A JP H099267 A JPH099267 A JP H099267A
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JP
Japan
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motion
signal
image data
compensation
prediction
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Application number
JP15617595A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Yamaguchi
博久 山口
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Texas Instruments Inc
Original Assignee
Texas Instruments Inc
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Publication date
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Publication of JPH099267A publication Critical patent/JPH099267A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 時間的冗長度をより取り除いた動き補償。 【構成】 本発明の一例の画像データ処理装置は、複数
の動き補償部(8,10)を有する。各動き補償部
(8,10)は関連する記憶手段(7,9)に記憶され
たデータを動きベクトル信号(MV(0),MV
(1))に基き修正し変換手段(20)にフィードバッ
クする(11)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル・ビデオ信号の
処理技術に関し、特にデジタル・ビデオ圧縮信号の動き
推定及び補償技術に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】今日のディジタル・ビデオ
圧縮では、動き推定/補償がかなめの技術であり、或る
時間位置(フレーム)の像信号は、それより1単位時間
前のものと類似していると云う考えに基いて、いわゆる
ブロック・マッチングと呼ばれる方式が広く使用されて
いる。ブロック・マッチングは画素空間で実行され、1
6行×16画素のブロック寸法のマッチングが広く用い
られている。推定された動き(垂直(V)ベクトル及び
水平(H)ベクトル)は、1組の候補動きベクトルB=
{(Vベクトル、Hベクトル)}に亘って下記の‘コス
ト関数’(ブロック毎の絶対値の信号の差)の内の最小
値を達成する差分アドレスの値として定義される。
【数1】式(1) ここでVBP,HBPは夫々垂直及び水平ブロック位置
を表わす。これらの値は、各々のマッチングするための
ブロックの基準位置を表わし、通常はブロックの左上の
画素の座標をとる。IN は時刻Nに於ける映像を表わ
し、I′N-1 は、時刻Nより1単位時間前に復号された
映像を表わす。この動きの推定の後に行われる動きの補
償が、一連の映像から時間的な冗長度を取り除く工程で
ある。
【0003】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は復号さ
れた映像I′N-1 の代わりに、元の映像IN-1 を使用す
る新規な動き補償技術を提供する。即ち本発明は、m画
素*n行の画像情報信号を入力し、該画像情報信号を周
波数空間を表す画像データに変換してビット・ストリー
ムとして出力すると共に、前記画像データを復号する変
換手段と、前記変換手段に接続され、復号された画像デ
ータに前フレームからの動き予測信号を加算したデータ
を記憶する第1の記憶手段と、第1の動きベクトル信号
に基き、前記第1記憶手段に記憶されたデータを修正す
る第1の動き補償部と、前記変換手段に接続され、復号
された画像データを記憶する第2の記憶手段と、第2の
動きベクトル信号に基き、前記第2の記憶手段に記憶さ
れた画像データを修正する第2の動き補償部と、前記第
1の動き補償部及び第2の動き補償部から出力される各
動き予測信号を前記変換手段にフィードバックする手段
を含む画像データ処理装置である。
【0004】
【実施例】本発明の理論的考察を含め一実施例を以下に
説明する。ビデオシーケンスは、時間のスケールで定義
された一連の2次元信号である。動きの推定は、1次元
信号の普通の線形予測と異なり、遅延の推定又は、自乗
平均(又は絶対値の和)の誤差判断基準の下での空間的
な位置のずれの推定である。図1の様な時刻nに於ける
映像z(n)内にある像のブロックを考え、その動き補
償信号をz(n−1)とする。ここでbn-1 は、時刻n
−1の映像内に定義することのできる全てのブロックの
集合を表わす。z(n)に対する動き補償信号は、最も
一般的な意味で、z(n−1|Bn-1)で表わすことが
できる。ここでBn-1 は、従来の全ての映像を用いて定
義することができる全てのブロック信号の集合である。
z(n−1|Bn-1 )の代わりにz(n−1|bn-1
を使うことにより簡略化は、映像のシーケンスに於ける
マルコフ過程の仮定に基づく(図2)。(過去の全てを
記憶しなくても直前の映像だけから十分補償が行えると
いう意味)。映像信号z(n−1|bn-1 )のこのブロ
ックから出発して、次々と動き補償により時間的に逆方
向の動き推定により、まず時刻n−2に於ける映像内の
一意的にマッチングするブロックz(n−2|bn-2
を見出すことができる。更にこれを繰返し、出発時のブ
ロック信号z(n)を持つ一連のブロック信号の系列z
(n−i|bn-i )(i=1,2…)ができる。
【0005】一方、一般に各々のブロック内の映像信号
は次の様な成分信号から構成されている。
【数2】 ここでu(n−i)は、以前は見えていなくて現在映像
に現われた背景信号に対応し、v(n−i)は付加的な
(additive)ホワイトノイズである。最小平均
自乗の推定の性質により、投影理論(projecti
on theory)によれば、予測誤差e(n−1)
=u(n−i)+v(n−i)は、z(n−i|
n-i )に対して垂直であることが知られている(図
3)。従って、例えば
【数3】 が同時に両方とも成立する。
【0006】z(n)がz(n−1)に信号の形が近
く、式(3)の右辺の予測誤差eは、動画像信号の一般
的な場合は主として新たに出現した背景信号uによって
占められるから、ブロック信号z(n)に対する予測誤
差の幾何学的な関係は図4に示す様な構造になるはずで
ある。この関係は、e(n)及びe(n−1)の間の相
関は値として1.0又は−1.0の何れかになることを
意味する。この強い相関の存在は、従来の動き補償の性
能を向上させ、より大幅な冗長度の減少を達成すること
ができることを示している。ここでは、予測誤差eが2
つの信号成分u及びvで構成されることに注意しなけれ
ばならない。ホワイトノイズは常に式(3)の関係を満
たすが、ホワイトノイズでは冗長度の減少はできない。
この為、この式並びに図4に示す観察に基づく冗長度の
減少は、u成分がホワイトノイズvより優勢である場合
に限ってのみ意味がある。これを言い換えれば、「図5
に示す様な遠く離れたブロックz(n−d* )信号から
の直接的な予測に比べて、どの程度画像毎の動きの補償
が有効であるか?」と云うことである。
【0007】図5で、量d* は、z(n−d* )による
直接的な予測に比べて、どの映像毎の予測が一層効果が
ある様になるか、時間的にz(n)から後向き(バック
ワード)に計数した時の映像フレームの最大数を表わ
す。映像毎の予測では、互いの相関は比較的高いが、こ
の予測は必要なカウントだけ繰返さなければならない。
これに反して、直接的に予測では、相関が小さい。映像
毎の相関(z(i)とz(i−1)の間の)がρである
時、マルコフ過程を仮定すると、d* は次の式を解くこ
とによって得られる。
【数4】 大幅な冗長度の減少を達成する為には、映像毎の相関が
比較的高くなければならない。例えば、相関が0.5よ
り大きい時、映像毎の予測が、残留情報のエネルギを減
少し、ρ=0.5では、d* は3乃至4個の映像にな
る。ρが一層大きくなると、それに応じてd* が一層大
きくなる。
【0008】図5に示すシーケンス内にあるブロック像
は確立的な意味で互いに接近しており、z(n)から出
発して、時間的に後向きに進む像の各々のブロックは、
z(n−i)にある‘i’の様なその時間指数によって
表わすことができる。こう云う指数を予測の‘次数’と
ここでは呼び、以下、d* が最高次数を表わすとする。
簡単に云うと、この値は、図4に示す様な相関関係が成
立するフレームの長さを示す。幾何学的な関係を図6に
示す。高次の動き推定及び補償は、映像のシーケンスに
於けるこう云う特性を活用する技術である。ビデオ信号
は、高次の予測誤差が強い相関関係を持つ(相関係数が
1又は−1である)この特性を有する。従来のビデオ圧
縮では、符号化ループの構造は非情に簡単で、図7に示
す構造を有する。その符号化過程を図8に示す。
【0009】図7において、処理単位である例えば16
*16画素のビデオ信号I(n)が減算器1に入力さ
れ、動き予測信号I(n−1)と差分をとられ、この差
分値がFDCT2により周波数領域の信号に変換され
る。変換されたDCT係数は量子化部3により量子化コ
ードに変換されビット・ストリームとして出力される。
また、量子化コードは逆量子化部4及び逆DCT5によ
り復元され、加算器6により動き予測信号I(n−1)
と加算され、1フレーム前の画像信号としてフレームメ
モリ7にストアされる。動き補償部8は、動きベクトル
MVに基いてフレームメモリ7からの前の画像信号から
動き予測信号I(n−1)を求め、これを減算器1及び
加算器6へ供給する。減算器1においては、入力I
(n)から動きを補償した予測信号I(n−1)を減算
する(復号後に)。こうして生じた予測誤差E(n)を
ビット・ストリームとして出力し、可変長符号化によっ
て符号化する。以下、この従来の時間的なビデオ予測方
法を0次動き推定/補償と呼ぶ。
【0010】図9は本発明に係る高次動き補償による符
号化過程の一例(1次)を示す。高次動き補償は、符号
器及び復号器の動作を同期させる為に符号化されかつ復
号された予測誤差信号の間に存在する高い相関を利用す
る。これは、図8のE(n)及びE(n−1)が図6に
示す様に強い相関関係を持つことを意味する。然し、相
関は、動きによって生じたフレームの差の場合は1又は
(−1)の何れかにしかならないから、予測係数はこう
云う値の間で適応形で選ばなければならない。動きがな
い時、フレームの差はホワイトノイズで構成され、予測
は全く効果がない。この場合、予測値は値としては0に
なるばずである。図9は、第2段に追加の動き推定及び
補償をおくことができることをも示している。第2段の
効果は後述するが、極く僅かな追加の探索を用いた推定
/補償により、例外なく、性能によい改良が達成される
ことを示す。この追加の探索は、有限寸法のブロックに
より探索による推定された動きの小さな誤差の調節に対
応する。
【0011】高次動き補償は、現在の0次予測誤差E
(n)と前の誤差E(n−1)の間に依然として存在す
る高い相関を相殺する。追加の動き推定を必要としない
最も簡単な補償は、E(n−1)に対する予測係数とし
て1,0又は(−1)の何れかを選ぶことによって達成
される。この為には、ブロック当たり、1乃至2ビット
の僅かな追加の情報が必要であるが、こう云う情報は、
0次予測段で符号化すべきと判断されたブロックに対し
てのみ必要であるから、殆ど問題にならないのが普通で
ある。予測誤差E(n−1)は前の映像に対する予測誤
差信号であり、復号器に同じ信号が利用できる様にする
為に、この信号も符号化並びに復号しなければならない
ことにもう1度注意されたい。
【0012】図9で、MC(0)は従来の動き推定であ
り、MC(1)が本発明に係る高次動き推定である。こ
れは、0次動き推定に於ける小さな摂動を調節する助け
になる。最も簡単な場合、MC(1)=MC(0)であ
る。即ち、E(n−1)に対するメモリ読取アドレス
は、I(n)に対するI(n−1)と同じ値だけ変位し
ている。然し、差分動き推定がMC(0)を中心とする
小さい範囲({−1,+1}又は{−3,+3})で行
われる時、予測効率の最大に近い改良を達成することが
できる。その時、E(n−1)に対するメモリ読取アド
レスはMC(0)+MC(1)になり、その一方、予測
係数は依然として1,0又は(−1)の値をとる。図9
に示す動き推定/補償は、この予測が(符号化されて復
号された)前の予測誤差信号しか使わないので、1次の
高次動き推定/補償と呼ばれる。次数が増加するにつれ
て、予測は一層高次の像のブロックを参照する。最高次
が式(4)によって定められる。
【0013】図10に本発明の一実施例に係る1次の高
次動き推定/補償による符号器の構造を示す。この符号
器においては、符号化ループが2つの動き推定/補償装
置を含む。フレーム・メモリ7を使って、0次動き推定
の為の全部の復号された映像(即ち、復号された画像デ
ータに前フレームからの動き予測信号を加算したデー
タ)を記憶する。フレーム・メモリ9が、復号された予
測誤差信号を記憶する。この信号が0次予測誤差(ビデ
オ入力信号(A)及び動き補償信号(B)の間の差)と
比較され、追加の動き推定/補償(1次)が行われる。
追加の動きベクトル並びに予測係数を受信側に対して符
号化する必要がある。こう云う情報は、‘有意’と判断
されたブロックに対してのみ必要である。
【0014】一方、更に圧縮効率の高い2次の高次動き
推定/補償は、図11に示す様に、E(n)の予測の為
にE(n−1)及びE(n−2)の両方を用いる。0次
予測誤差信号E(n−2)を保管しておいて、E(n)
の予測の為にE(n−1)と一緒に使う。このような高
次予測を導入することにより、従来の動き補償だけでは
実現できなかった冗長度の圧縮を達成することができ
る。集合{−1,0,1}から適応型で選ばれた係数を
用いた適応型予測と共に、高次動き推定では範囲[−
3,3]で追加の動き推定を行うことによりほぼ最大効
果に近い改善が得られる。本発明を一実施例につき説明
したが本発明はこの例だけに限られるものではなく、高
次の構成が可能である。
【0015】
【発明の効果】動き補償において時間的な冗長度をより
高能率に取り除くことができるため、動きの映像情報を
より少ない量で表現でき、伝送、蓄積などの目的の基本
技術として利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】時刻n及びn−1での映像のブロックを説明す
る図。
【図2】全ブロック及びその部分集合を示す図。
【図3】予測誤差と動き補償信号の直交関係を示す図。
【図4】ブロック信号に対する予測誤差の幾何学的関係
を示す図。
【図5】映像毎の予測と直接予測を説明する図。
【図6】映像毎の予測の幾何学的関係を説明する図。
【図7】従来の符号化ループ構造のブロック図。
【図8】従来の符号化過程を説明する図。
【図9】本発明の一実施例における符号化過程を説明す
る図。
【図10】本発明の一実施例における符号化ループ構造
のブロック図。
【図11】本発明の他の実施例における符号化過程を説
明する図。
【符号の説明】
7 第1の記憶手段 8 第1の動き補償部 9 第2の記憶手段 10 第2の動き補償部 11 フィードバック手段 20 変換手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 m画素*n行の画像情報信号を入力し、
    該画像情報信号を周波数空間を表す画像データに変換し
    てビット・ストリームとして出力すると共に、前記画像
    データを復号する変換手段と、 前記変換手段に接続され、復号された画像データに前フ
    レームからの動き予測信号を加算したデータを記憶する
    第1の記憶手段と、 第1の動きベクトル信号に基き、前記第1記憶手段に記
    憶されたデータを修正する第1の動き補償部と、 前記変換手段に接続され、復号された画像データを記憶
    する第2の記憶手段と、 第2の動きベクトル信号に基き、前記第2の記憶手段に
    記憶された画像データを修正する第2の動き補償部と、 前記第1の動き補償部及び第2の動き補償部から出力さ
    れる各動き予測信号を前記変換手段にフィードバックす
    る手段を含む画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】 フィードバックする手段が、拡張される
    高次のフィードバック手段を含む請求項1記載の画像デ
    ータ処理装置。
JP15617595A 1995-06-22 1995-06-22 画像データ処理装置 Pending JPH099267A (ja)

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JP15617595A JPH099267A (ja) 1995-06-22 1995-06-22 画像データ処理装置

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JP15617595A JPH099267A (ja) 1995-06-22 1995-06-22 画像データ処理装置

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