JPH0989827A - 電気センサー - Google Patents

電気センサー

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JPH0989827A
JPH0989827A JP26652995A JP26652995A JPH0989827A JP H0989827 A JPH0989827 A JP H0989827A JP 26652995 A JP26652995 A JP 26652995A JP 26652995 A JP26652995 A JP 26652995A JP H0989827 A JPH0989827 A JP H0989827A
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JP
Japan
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electrode
container
electric sensor
titanium oxide
electrodes
Prior art date
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Pending
Application number
JP26652995A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kubo
俊裕 久保
Goro Funabashi
五郎 船橋
Tetsuya Tatsumi
哲也 辰巳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH0989827A publication Critical patent/JPH0989827A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体中に電極を浸し、これら電極間の電気的
伝導率等を測定することによって液体中の不純物濃度等
を検出するようにされた電気センサーにおける電極表面
の汚損を長期にわたり防止することを目的とする。 【構成】 試験液を満たす容器2内に電極を配置し、試
験液の導電性を検出要素とした電気センサーにおいて、
電極が酸化チタン微粒子3を混合した合金電極4とさ
れ、前記容器2には該合金電極4表面を照射する紫外線
照射装置5が設けられてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電気センサーに関し、
詳しくは、液体中に電極を浸し、これら電極間の電気的
伝導率等を測定することによって液体中のPH、溶存酸
素あるいは不純物濃度等を検出するようにされた電気セ
ンサーの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体のPH、溶存酸素量あるいは
液体中の不純物の濃度、例えば水道水の残留塩素を測定
する装置として資料液体中に電極を浸し、これら電極間
の電気的伝導率を測定することによってPH、溶存酸素
量の不純物濃度を検出するセンサーが知られている。
【0003】
【従来技術の問題点】ところで、上記電気センサーは常
時測定液中に浸され、かつ測定液は無菌状態ではないた
め、電極表面に細菌や微生物による付着スライムや微細
藻類が付着して汚染されることがあり、これらにより導
電性が阻害される結果、正確な伝導率が測定できなくな
る欠点があった。
【0004】また、このような問題を解消するため、定
期的に電極表面を払拭清掃することを行っていたが、払
拭清掃のつど測定を中断する必要が生じて長期間の連続
測定が出来なくなる問題がある他、清掃前と清掃後の電
極表面の導電率の違いによる補正が必要となり、しかも
その補正値の推定が非常に面倒となるなどの問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、電極表面の汚損が長期にわたり防止できもって
長期間の連続測定の可能な電気センサーを提供すること
を目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電気セ
ンサーは、試験液を満たす容器2内に電極を配置し、試
験液の導電性を検出要素とした電気センサーにおいて、
電極が酸化チタン微粒子3を混合した合金電極4とさ
れ、前記容器2には該合金電極4表面を照射する紫外線
照射装置5が設けられてなることを特徴とするものであ
る。
【0007】請求項2に記載の電気センサーは、試験液
を満たす容器2内に電極を配置し、試験液の導電性を検
出要素とした電気センサーにおいて、電極が酸化チタン
微粒子3を混合した合金電極4とされていると共に試験
液を満たす容器2側面が透明とされ、前記透明容器2側
面に前記合金電極4を照射する紫外線照射装置5が設け
られてなることを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の電気センサーは、請求項
2に記載の電気センサーにおいて、試験液容器2内面全
面に酸化チタンよりなる薄膜が設けられてなることを特
徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の電気センサーは、紫外線が照
射されると、合金電極4に含まれ、かつ電極表面に露出
している酸化チタン微粒子3が光触媒となって合金電極
4表面に付着している有機物を酸化分解し電極4表面の
汚損を防止する。
【0010】即ち、光触媒である酸化チタンに吸収され
た紫外線のエネルギーは、酸化チタンの中に電子と正孔
とを作る。そして、酸化チタンの電子(e- ) は速やかに
測定対象液中の水分子の酸素に結びつきイオン化酸素分
子を作る。このイオン化酸素分子は非常に反応性が高い
ため、速やかに有機物の酸化分解を行い、合金電極4表
面の付着スライムや微細藻類などの有機物を酸化分解し
表面の汚染を防止するのである。また、酸化チタン微粒
子3は単に触媒として作用するだけであるから、それ自
信反応して変質又は減量することはない。従って、紫外
線照射を継続すれば合金電極4表面の清澄状態が長期間
にわたり維持される。
【0011】請求項2に記載の電気センサーは、容器2
が透明とされているため、合金電極4を照射できる位置
であれば容器2側面の任意位置に紫外線照射装置5を設
置でき、装置全体のセッティングの制限がなくなる。
【0012】請求項3に記載の電気センサーは、透明容
器2内面の酸化チタンの薄膜が容器2内面の汚損を防止
する。なお、薄膜を構成する酸化チタンは既述の酸化チ
タン微粒子と同様、単に触媒として作用するだけである
から、それ自信反応して変質又は減量することはない。
従って、電極4、4の他容器2内面全体の汚損も長期間
防止される。
【0013】
【実施例】次に、この発明の電気センサーの実施例を説
明する。
【0014】〔実施例1〕図1は、請求項1に記載の電
気センサー1の断面図である。陰極に銀−塩化銀よりな
る合金電極4、陽極に白金電極4を使用する電気センサ
ーにおいて、それぞれの電極4の構成金属 100部に対し
酸化チタンの微粒子3を10〜20%部混合した合金電極4
を製造し、これを容器2内に所定間隔隔てて設置した。
次に容器2上面で合金電極4、4を照射できる位置に紫
外線照射装置5を設置し電気センサー1を製造した。
【0015】〔実施例2〕図2は、請求項2に記載の電
気センサー1の断面図である。実施例1における容器2
全体を透明アクリル樹脂よりなる透光性材料で成形し実
施例1と同様に合金電極4、4を設置すると共に、容器
側面で合金電極4、4を照射できる位置に紫外線照射装
置5を設置し電気センサー1を製造した。
【0016】〔実施例3〕実施例2における容器2内面
全体に酸化チタンよりなる薄膜をCVD法又はスパッタ
ー法により設けた他は実施例2と同様に電気センサー1
を製造した。
【0017】〔比較例〕実施例1の合金電極4、4に代
え、酸化チタンを添加しない銀−塩化銀合金電極及び白
金電極を使用し、また紫外線照射装置を使用しない他は
実施例1と同じ容器2を使用して電気センサー1を製造
した。
【0018】実施例1〜3と比較例について、水道水の
残留塩素濃度の測定試験を実施したところ、実施例1〜
3の電気センサー1の電極4、4については50日経過後
も付着スライム、あるいは付着微細藻類による導電性障
害は殆どなかったが、比較例のものは50日経過時で付着
スライム、あるいは付着微細藻類による約1〜2%の導
電性障害光線透過障害があり、顕微鏡での観察によれ
ば、電極表面に付着スライムが付着しているのが観察さ
れた。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、合金電極に添加混合した酸化チタン微粒子の光
触媒による酸化作用によって、付着スライム等の汚損物
質が積極的に酸化分解され電極表面の導電障害が長期間
にわたり防止される。従って、長期間にわたって試験液
の連続測定が可能となる。
【0020】請求項2の発明によれば、上記効果の他、
酸化チタンを光触媒化させる紫外線照射が容器外の任意
箇所から可能となる効果を有する。
【0021】請求項3の発明によれば、電極の他容器内
面も汚損が防止されるので、全体の保守管理も著しく省
力化される効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の実施例の断面図であ
る。
【図2】請求項2に記載の発明の実施例の断面図であ
る。
【符号の説明】
1…電気センサー 2…容器 3…酸化チタン微粒子 4…電極 5…紫外線照射装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試験液を満たす容器2内に電極を配置し、
    試験液の導電性を検出要素とした電気センサーにおい
    て、電極が酸化チタン微粒子3を混合した合金電極4と
    され、前記容器2には該合金電極4表面を照射する紫外
    線照射装置5が設けられてなることを特徴とする電気セ
    ンサー。
  2. 【請求項2】試験液を満たす容器2内に電極を配置し、
    試験液の導電性を検出要素とした電気センサーにおい
    て、電極が酸化チタン微粒子3を混合した合金電極4と
    されていると共に試験液を満たす容器2側面が透明とさ
    れ、前記透明容器2側面に前記合金電極4を照射する紫
    外線照射装置5が設けられてなることを特徴とする電気
    センサー。
  3. 【請求項3】試験液容器2内面全面に酸化チタンよりな
    る薄膜が設けられてなることを特徴とする請求項2に記
    載の電気センサー。
JP26652995A 1995-09-19 1995-09-19 電気センサー Pending JPH0989827A (ja)

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