JPH0989593A - リニアエンコーダ及びそれを用いる記録装置 - Google Patents
リニアエンコーダ及びそれを用いる記録装置Info
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- JPH0989593A JPH0989593A JP26629195A JP26629195A JPH0989593A JP H0989593 A JPH0989593 A JP H0989593A JP 26629195 A JP26629195 A JP 26629195A JP 26629195 A JP26629195 A JP 26629195A JP H0989593 A JPH0989593 A JP H0989593A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大量生産に向いてコストが安く、少なくとも
２つの精度を有する変位情報を発生できるリニアエンコ
ーダ及びそれを用いる記録装置を得ること。 【解決手段】 相対移動する第１物体と第２物体のう
ち、該第１物体上に該相対移動方向と平行方向に複数の
ゾーンを設け、該第１物体上に設置する透明基板上に複
数の光反射部と光透過部を所定のピッチで相対移動方向
に配列した格子部を各ゾーン毎に該ピッチが異なるよう
に形成し、該第２物体上に各ゾーン毎に対応させて投光
系と受光系とを有する検出手段を設け、該投光系からの
光束を該ゾーンに形成した格子部を介して該受光系で検
出することにより該第１物体と第２物体との相対的な変
位情報を検出する際、該光反射部を該透明基板の該投光
系と反対側の面に突出した頂角が略90°の三角形のプリ
ズムより構成している。
２つの精度を有する変位情報を発生できるリニアエンコ
ーダ及びそれを用いる記録装置を得ること。 【解決手段】 相対移動する第１物体と第２物体のう
ち、該第１物体上に該相対移動方向と平行方向に複数の
ゾーンを設け、該第１物体上に設置する透明基板上に複
数の光反射部と光透過部を所定のピッチで相対移動方向
に配列した格子部を各ゾーン毎に該ピッチが異なるよう
に形成し、該第２物体上に各ゾーン毎に対応させて投光
系と受光系とを有する検出手段を設け、該投光系からの
光束を該ゾーンに形成した格子部を介して該受光系で検
出することにより該第１物体と第２物体との相対的な変
位情報を検出する際、該光反射部を該透明基板の該投光
系と反対側の面に突出した頂角が略90°の三角形のプリ
ズムより構成している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はリニアエンコーダ及
びそれを用いる記録装置に関し、特に記録装置のキャリ
ッジの移動方向に沿って光学式リニアエンコーダを設け
てシリアル記録する際に好適なものでる。
びそれを用いる記録装置に関し、特に記録装置のキャリ
ッジの移動方向に沿って光学式リニアエンコーダを設け
てシリアル記録する際に好適なものでる。
【０００２】
【従来の技術】従来、高分解能のリニアエンコーダとし
て例えば特開平5-318869号公報に開示されているように
スケールとして少なくとも２種類の互いに異なる着磁ピ
ッチで着磁したものを使用する磁気式リニアエンコーダ
やフィルム上に光を透過するスリットを多数設けたスケ
ールを使用する光学式リニアエンコーダが用いられてい
る。
て例えば特開平5-318869号公報に開示されているように
スケールとして少なくとも２種類の互いに異なる着磁ピ
ッチで着磁したものを使用する磁気式リニアエンコーダ
やフィルム上に光を透過するスリットを多数設けたスケ
ールを使用する光学式リニアエンコーダが用いられてい
る。
【０００３】図７は従来の磁気式のリニアエンコーダに
用いられているスケールの説明図である。図中、１７は
スケールであり、１８、１９は２つの着磁ラインを示し
ており、着磁ライン１８の密度は着磁ライン１９の半分
の密度で構成されている。
用いられているスケールの説明図である。図中、１７は
スケールであり、１８、１９は２つの着磁ラインを示し
ており、着磁ライン１８の密度は着磁ライン１９の半分
の密度で構成されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の磁気式リ
ニアエンコーダの例では、スケールを製作した後に１つ
１つのスケールを２つ以上の記録密度で着磁するために
特殊な専用の書き込みヘッドを移動させて着磁しなけれ
ばならないため、製造コストが高くなるとか製造に時間
がかかるとか着磁精度にばらつきが生じ歩留が悪いとい
う課題があった。更に、磁気式であるため、強い磁気の
ある環境では着磁部が破壊され易いという課題もあっ
た。
ニアエンコーダの例では、スケールを製作した後に１つ
１つのスケールを２つ以上の記録密度で着磁するために
特殊な専用の書き込みヘッドを移動させて着磁しなけれ
ばならないため、製造コストが高くなるとか製造に時間
がかかるとか着磁精度にばらつきが生じ歩留が悪いとい
う課題があった。更に、磁気式であるため、強い磁気の
ある環境では着磁部が破壊され易いという課題もあっ
た。
【０００５】又、従来のフィルムを使用する光学式リニ
アエンコーダでは紙粉やゴミの付着により高分解能化が
難しいという問題があった。
アエンコーダでは紙粉やゴミの付着により高分解能化が
難しいという問題があった。
【０００６】本発明は、製作精度にばらつきが無く、大
量生産に向いてコストが安く、少なくとも２つの精度を
有する変位情報を発生できる高精度のリニアエンコーダ
及びそれを用いる記録装置の提供を目的とする。
量生産に向いてコストが安く、少なくとも２つの精度を
有する変位情報を発生できる高精度のリニアエンコーダ
及びそれを用いる記録装置の提供を目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のリニアエンコー
ダは、 （１−１） 相対移動する第１物体と第２物体のうち、
該第１物体上に該相対移動方向と平行方向に複数のゾー
ンを設け、該第１物体上に設置する透明基板上に複数の
光反射部と光透過部を所定のピッチで相対移動方向に配
列した格子部を各ゾーン毎に該ピッチが異なるように形
成し、該第２物体上に各ゾーン毎に対応させて投光系と
受光系とを有する検出手段を設け、該投光系からの光束
を該ゾーンに形成した格子部を介して該受光系で検出す
ることにより該第１物体と第２物体との相対的な変位情
報を検出する際、該光反射部を該透明基板の該投光系と
反対側の面に突出した頂角が略90°の三角形のプリズム
より構成している。 （１−２） 相対移動する第１物体と第２物体のうち、
該第１物体上に該相対移動方向と平行方向に複数のゾー
ンを設け、該第１物体上に設置する透明基板上に複数の
光反射部と光透過部を所定のピッチで相対移動方向に配
列した格子部を各ゾーン毎に該ピッチが異なるように形
成し、該第２物体上に各ゾーン毎に対応させて投光系と
受光系とを有する検出手段を設け、該投光系からの光束
を該ゾーンに形成した格子部を介して該受光系で検出す
ることにより該第１物体と第２物体との相対的な変位情
報を検出する際、該光反射部を該透明基板の該投光系と
反対側の面に形成する頂角が略90°のＶ溝より構成して
いる。こと等を特徴としている。
ダは、 （１−１） 相対移動する第１物体と第２物体のうち、
該第１物体上に該相対移動方向と平行方向に複数のゾー
ンを設け、該第１物体上に設置する透明基板上に複数の
光反射部と光透過部を所定のピッチで相対移動方向に配
列した格子部を各ゾーン毎に該ピッチが異なるように形
成し、該第２物体上に各ゾーン毎に対応させて投光系と
受光系とを有する検出手段を設け、該投光系からの光束
を該ゾーンに形成した格子部を介して該受光系で検出す
ることにより該第１物体と第２物体との相対的な変位情
報を検出する際、該光反射部を該透明基板の該投光系と
反対側の面に突出した頂角が略90°の三角形のプリズム
より構成している。 （１−２） 相対移動する第１物体と第２物体のうち、
該第１物体上に該相対移動方向と平行方向に複数のゾー
ンを設け、該第１物体上に設置する透明基板上に複数の
光反射部と光透過部を所定のピッチで相対移動方向に配
列した格子部を各ゾーン毎に該ピッチが異なるように形
成し、該第２物体上に各ゾーン毎に対応させて投光系と
受光系とを有する検出手段を設け、該投光系からの光束
を該ゾーンに形成した格子部を介して該受光系で検出す
ることにより該第１物体と第２物体との相対的な変位情
報を検出する際、該光反射部を該透明基板の該投光系と
反対側の面に形成する頂角が略90°のＶ溝より構成して
いる。こと等を特徴としている。
【０００８】又、本発明の記録装置は、 （１−３） 請求項１又は請求項２のリニアエンコーダ
を搭載して記録手段に情報を記録すること等を特徴とし
ている。
を搭載して記録手段に情報を記録すること等を特徴とし
ている。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は本発明のリニアエンコーダ
の実施形態１の斜視図である。又、図２は図１の反射型
リニアエンコーダをプリンタに組み込んだ場合の部分断
面図である。又、図３は本発明のリニアエンコーダの実
施形態１のスケールの要部概略図である。
の実施形態１の斜視図である。又、図２は図１の反射型
リニアエンコーダをプリンタに組み込んだ場合の部分断
面図である。又、図３は本発明のリニアエンコーダの実
施形態１のスケールの要部概略図である。
【００１０】先ず、実施形態１のスケールについて説明
する。図３(A) はスケールの平面図であり、図３(B) は
図３(A) の線LLに沿った断面図である。図中、１はリニ
アエンコーダのスケールであり、ポリカーボネート或は
PET 等の透明基板で構成しており、その表面には２つの
ゾーンＡ，Ｂ上に夫々設置密度の異なる三角形のプリズ
ムを設けている。即ち、Ａゾーン上には幅p1/2の90°の
三角形のプリズム２をピッチp1で等間隔に設けており、
Ｂゾーン上には幅p2/2の90°の三角形のプリズム３をピ
ッチp2で等間隔に設けている。
する。図３(A) はスケールの平面図であり、図３(B) は
図３(A) の線LLに沿った断面図である。図中、１はリニ
アエンコーダのスケールであり、ポリカーボネート或は
PET 等の透明基板で構成しており、その表面には２つの
ゾーンＡ，Ｂ上に夫々設置密度の異なる三角形のプリズ
ムを設けている。即ち、Ａゾーン上には幅p1/2の90°の
三角形のプリズム２をピッチp1で等間隔に設けており、
Ｂゾーン上には幅p2/2の90°の三角形のプリズム３をピ
ッチp2で等間隔に設けている。
【００１１】本スケールの作用を説明する。図３(B) に
おいて、平面側から該平面に対して略垂直に光が入射す
ると、三角形のプリズム２の斜面CDに入射する光束は全
反射されて側方へ向けられ、斜面DEで再び全反射されて
元来た方向へ向かう。又、斜面DEへ入射する光束は全反
射されて側方へ向けられ、斜面CDで再び全反射されて元
来た方向へ向かう。一方、平行平面部EFに入射する光束
はそのままスケール１を透過する。従って三角形のプリ
ズムの部分CEは光反射部となり、平行平面部EFは光透過
部となる。このように本実施形態のスケール１の平行平
面部では光を透過し、三角形のプリズムの部分では光を
全反射し、これによって反射光に明暗が発生し、スケー
ルの役割を果たす。三角形のプリズムの部分は反射スリ
ットの役割を担い、平行平面の部分は透過スリットの役
割を担い、両者で格子部を形成しているのである。
おいて、平面側から該平面に対して略垂直に光が入射す
ると、三角形のプリズム２の斜面CDに入射する光束は全
反射されて側方へ向けられ、斜面DEで再び全反射されて
元来た方向へ向かう。又、斜面DEへ入射する光束は全反
射されて側方へ向けられ、斜面CDで再び全反射されて元
来た方向へ向かう。一方、平行平面部EFに入射する光束
はそのままスケール１を透過する。従って三角形のプリ
ズムの部分CEは光反射部となり、平行平面部EFは光透過
部となる。このように本実施形態のスケール１の平行平
面部では光を透過し、三角形のプリズムの部分では光を
全反射し、これによって反射光に明暗が発生し、スケー
ルの役割を果たす。三角形のプリズムの部分は反射スリ
ットの役割を担い、平行平面の部分は透過スリットの役
割を担い、両者で格子部を形成しているのである。
【００１２】図１、図２において４A はＡゾーンの投光
系で、スケール１のＡゾーンに対して上方から斜めに光
を照射する。５A はＡゾーンの受光系でスケール１のＡ
ゾーンから反射してくる投光系４A からの光を受光す
る。
系で、スケール１のＡゾーンに対して上方から斜めに光
を照射する。５A はＡゾーンの受光系でスケール１のＡ
ゾーンから反射してくる投光系４A からの光を受光す
る。
【００１３】４B はＢゾーンの投光系で、スケール１の
Ｂゾーンに対して上方から斜めに光を照射する。５B は
Ｂゾーンの受光系でスケール１のＢゾーンから反射して
くる投光系４B からの光を受光する。
Ｂゾーンに対して上方から斜めに光を照射する。５B は
Ｂゾーンの受光系でスケール１のＢゾーンから反射して
くる投光系４B からの光を受光する。
【００１４】各ゾーンの投光系と受光系は夫々検出手段
の一要素を構成しており、投光系４A ，４B 、受光系５
A ，５B は光センサ６の一要素を構成している。
の一要素を構成しており、投光系４A ，４B 、受光系５
A ，５B は光センサ６の一要素を構成している。
【００１５】このように本実施形態では各ゾーン毎に投
光系と受光系とを設けている。これらの投光系の光源と
しては発光ダイオード等を用いる。又、これらの受光系
の受光手段としてはフォトダイオード又はフォトトラン
ジスター等を用いる。
光系と受光系とを設けている。これらの投光系の光源と
しては発光ダイオード等を用いる。又、これらの受光系
の受光手段としてはフォトダイオード又はフォトトラン
ジスター等を用いる。
【００１６】この反射型のリニアエンコーダの１つのゾ
ーンに対する作用は本出願人が特開昭64-10124号公報に
おいて開示しているエンコーダの作用と同じである。
ーンに対する作用は本出願人が特開昭64-10124号公報に
おいて開示しているエンコーダの作用と同じである。
【００１７】図４は実施形態１の反射型のリニアエンコ
ーダをプリンタ（記録装置）に組み込んだ場合の要部概
略図である。図中、６は反射型の光センサ部、７はキャ
リッジ（第２物体）でプリンタ本体（第１物体）１０に
対して相対的に移動する。８は印字ヘッドでキャリッジ
７に取り付けている。９は印字用紙（記録手段）であ
る。光センサ部６は後述する投光系と受光系を２組有し
ており、キャリッジ７に取り付けている。
ーダをプリンタ（記録装置）に組み込んだ場合の要部概
略図である。図中、６は反射型の光センサ部、７はキャ
リッジ（第２物体）でプリンタ本体（第１物体）１０に
対して相対的に移動する。８は印字ヘッドでキャリッジ
７に取り付けている。９は印字用紙（記録手段）であ
る。光センサ部６は後述する投光系と受光系を２組有し
ており、キャリッジ７に取り付けている。
【００１８】このプリンタのキャリッジ７はプラテンの
外周面上に巻きつけられている印字用紙９に対して往復
運動し、この往復運動中に印字ヘッド８の印字動作によ
り印字用紙９上にドットをシリアル記録して画像、文字
（情報）を記録する。そしてその際、リニアエンコーダ
の光センサ６はキャリッジ７の往復運動中にスケール１
からの反射光を受光してその位置を検出する（変位情報
を検出する）。
外周面上に巻きつけられている印字用紙９に対して往復
運動し、この往復運動中に印字ヘッド８の印字動作によ
り印字用紙９上にドットをシリアル記録して画像、文字
（情報）を記録する。そしてその際、リニアエンコーダ
の光センサ６はキャリッジ７の往復運動中にスケール１
からの反射光を受光してその位置を検出する（変位情報
を検出する）。
【００１９】本実施形態では反射スリットの機能を持つ
三角形のプリズムを有するスケールを成型加工で製作で
きるため、１つのリニアエンコーダのスケール上の少な
くとも２つのゾーン上に異なったピッチで多数の三角形
のプリズムを容易に形成することができる。従ってこれ
によってリニアエンコーダを構成すれば、例えば、180
ドット／インチ(dpi) 及び360dpiに相当する印字ピッチ
密度で記録可能なプリンタをハードウエアの変更無しに
簡単なソフトウエアの変更だけで得ることができる。そ
の他、異なったパターンの位置制御や、その他多様な印
字位置の制御が低コストで可能となる。又、ゴミやイン
クの付着にも強く、取扱易く、使用環境が広がるという
効果が得られる。
三角形のプリズムを有するスケールを成型加工で製作で
きるため、１つのリニアエンコーダのスケール上の少な
くとも２つのゾーン上に異なったピッチで多数の三角形
のプリズムを容易に形成することができる。従ってこれ
によってリニアエンコーダを構成すれば、例えば、180
ドット／インチ(dpi) 及び360dpiに相当する印字ピッチ
密度で記録可能なプリンタをハードウエアの変更無しに
簡単なソフトウエアの変更だけで得ることができる。そ
の他、異なったパターンの位置制御や、その他多様な印
字位置の制御が低コストで可能となる。又、ゴミやイン
クの付着にも強く、取扱易く、使用環境が広がるという
効果が得られる。
【００２０】又、スケール１はプリンタ本体１０に固定
しており、光センサ部６の投光系と受光系は該スケール
１の片側のみに近接して配置している為、該光センサ部
６を有するキャリッジ７のプリンタ本体１０への取り付
け時や移動時、着脱時にスケール１にキズやホコリが付
きにくい効果が得られる。
しており、光センサ部６の投光系と受光系は該スケール
１の片側のみに近接して配置している為、該光センサ部
６を有するキャリッジ７のプリンタ本体１０への取り付
け時や移動時、着脱時にスケール１にキズやホコリが付
きにくい効果が得られる。
【００２１】図５は本発明のリニアエンコーダの実施形
態２のスケールの平面図である。本実施形態のその他の
部分は実施形態１と同じである。実施形態１では、スケ
ール１のゾーンＢのスリット密度はスリットＡのスリッ
ト密度の２倍としているが、本実施形態のスケール１で
はゾーンＡにピッチp (P<P3/2)の三角形のプリズムを間
隔p3で設けた低密度の三角形のプリズム１２とゾーンＢ
に高密度の三角形のプリズム３を設け、低密度の三角形
のプリズム１２により記録装置の印字位置信号とは異な
る信号を発生させたり、低密度の三角形のプリズム１２
により印字範囲の信号を発生させたり出来る。
態２のスケールの平面図である。本実施形態のその他の
部分は実施形態１と同じである。実施形態１では、スケ
ール１のゾーンＢのスリット密度はスリットＡのスリッ
ト密度の２倍としているが、本実施形態のスケール１で
はゾーンＡにピッチp (P<P3/2)の三角形のプリズムを間
隔p3で設けた低密度の三角形のプリズム１２とゾーンＢ
に高密度の三角形のプリズム３を設け、低密度の三角形
のプリズム１２により記録装置の印字位置信号とは異な
る信号を発生させたり、低密度の三角形のプリズム１２
により印字範囲の信号を発生させたり出来る。
【００２２】なお、ゾーンＡ，Ｂ上には以上の他に互い
に三角形のプリズムのピッチを半分ずらしたりして構成
することも出来る。
に三角形のプリズムのピッチを半分ずらしたりして構成
することも出来る。
【００２３】図６は本発明のリニアエンコーダの実施形
態３のスケールの断面図である。本実施形態のスケール
１１の平面図は図３(A) と同じであるが、実施形態１の
三角形のプリズムに替えて頂角が略90°のＶ溝で構成し
ている点が異なっている。本実施形態のＶ溝の部分では
入射光を全反射して側方のＶ溝の部分に向け、側方のＶ
溝で再び全反射して光を入射側へ射出する。一方、平行
平面板部では入射光はすべて透過する。従って本実施形
態のスケールではＶ溝部分が光反射部、平行平面部分が
光透過部として作用し、光反射部と光透過部とで格子部
を構成している。
態３のスケールの断面図である。本実施形態のスケール
１１の平面図は図３(A) と同じであるが、実施形態１の
三角形のプリズムに替えて頂角が略90°のＶ溝で構成し
ている点が異なっている。本実施形態のＶ溝の部分では
入射光を全反射して側方のＶ溝の部分に向け、側方のＶ
溝で再び全反射して光を入射側へ射出する。一方、平行
平面板部では入射光はすべて透過する。従って本実施形
態のスケールではＶ溝部分が光反射部、平行平面部分が
光透過部として作用し、光反射部と光透過部とで格子部
を構成している。
【００２４】本実施形態のリニアエンコーダは記録装置
の本体（第１物体）に該スケール１１を設置し、これを
挟んでキャリッジ（第２物体）上に夫々該スケールの各
ゾーンに対応して該スケールの平面側に投光系を、又該
スケールのＶ溝側に受光系を設けて透過型のリニアエン
コーダを構成し、実施形態１と同じく２つの印字密度で
プリントできるプリンタを容易に構成することができ
る。
の本体（第１物体）に該スケール１１を設置し、これを
挟んでキャリッジ（第２物体）上に夫々該スケールの各
ゾーンに対応して該スケールの平面側に投光系を、又該
スケールのＶ溝側に受光系を設けて透過型のリニアエン
コーダを構成し、実施形態１と同じく２つの印字密度で
プリントできるプリンタを容易に構成することができ
る。
【００２５】
【発明の効果】本発明は以上の構成により、製作精度に
ばらつきが無く、大量生産に向いてコストが安く、少な
くとも２つの精度を有する変位情報を発生できる高精度
のリニアエンコーダ及びそれを用いる記録装置を達成す
る。
ばらつきが無く、大量生産に向いてコストが安く、少な
くとも２つの精度を有する変位情報を発生できる高精度
のリニアエンコーダ及びそれを用いる記録装置を達成す
る。
【図１】 本発明のリニアエンコーダの実施形態１の斜
視図
視図
【図２】 図１の反射型リニアエンコーダをプリンタに
組み込んだ場合の部分断面図
組み込んだ場合の部分断面図
【図３】 本発明のリニアエンコーダ実施形態１のスケ
ールの要部概略図
ールの要部概略図
【図４】 図１の反射型のリニアエンコーダをプリンタ
に組み込んだ場合の要部概略図
に組み込んだ場合の要部概略図
【図５】 本発明のリニアエンコーダの実施形態２のス
ケールの平面図
ケールの平面図
【図６】 本発明のリニアエンコーダの実施形態３のス
ケールの断面図
ケールの断面図
【図７】 従来の磁気式リニアエンコーダのスケールの
説明図
説明図
１ スケール ２ 幅p1/2の三角形のプリズム ３ 幅p2/2の三角形のプリズム ４A ，４B 投光系 ５A ，５B 受光系 ６ 光センサ部 ７ キャリッジ ８ 印字ヘッド ９ 印字用紙 １０ プリンタ本体 １１ スケール １２ 幅p の三角形のプリズム Ａ ゾーン Ｂ ゾーン １７ 従来の磁気式リニアエンコーダのスケール １８、１９ 密度の異なる着磁ゾーン
Claims (3)
- 【請求項１】 相対移動する第１物体と第２物体のう
ち、該第１物体上に該相対移動方向と平行方向に複数の
ゾーンを設け、該第１物体上に設置する透明基板上に複
数の光反射部と光透過部を所定のピッチで相対移動方向
に配列した格子部を各ゾーン毎に該ピッチが異なるよう
に形成し、該第２物体上に各ゾーン毎に対応させて投光
系と受光系とを有する検出手段を設け、該投光系からの
光束を該ゾーンに形成した格子部を介して該受光系で検
出することにより該第１物体と第２物体との相対的な変
位情報を検出する際、 該光反射部を該透明基板の該投光系と反対側の面に突出
した頂角が略90°の三角形のプリズムより構成している
ことを特徴とするリニアエンコーダ。 - 【請求項２】 相対移動する第１物体と第２物体のう
ち、該第１物体上に該相対移動方向と平行方向に複数の
ゾーンを設け、該第１物体上に設置する透明基板上に複
数の光反射部と光透過部を所定のピッチで相対移動方向
に配列した格子部を各ゾーン毎に該ピッチが異なるよう
に形成し、該第２物体上に各ゾーン毎に対応させて投光
系と受光系とを有する検出手段を設け、該投光系からの
光束を該ゾーンに形成した格子部を介して該受光系で検
出することにより該第１物体と第２物体との相対的な変
位情報を検出する際、 該光反射部を該透明基板の該投光系と反対側の面に形成
する頂角が略90°のＶ溝より構成していることを特徴と
するリニアエンコーダ。 - 【請求項３】 請求項１又は請求項２のリニアエンコー
ダを搭載して記録手段に情報を記録することを特徴とす
る記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26629195A JPH0989593A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | リニアエンコーダ及びそれを用いる記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26629195A JPH0989593A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | リニアエンコーダ及びそれを用いる記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0989593A true JPH0989593A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17428912
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26629195A Pending JPH0989593A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | リニアエンコーダ及びそれを用いる記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0989593A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0947807A2 (en) * | 1998-04-01 | 1999-10-06 | Fanuc Ltd. | Optical encoder |
| JP2006515426A (ja) * | 2003-01-16 | 2006-05-25 | ヤスカワ・エシェド・テクノロジーズ・リミテッド | 光学エンコーダ |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP26629195A patent/JPH0989593A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0947807A2 (en) * | 1998-04-01 | 1999-10-06 | Fanuc Ltd. | Optical encoder |
| US6232593B1 (en) | 1998-04-01 | 2001-05-15 | Fanuc Ltd. | Optical encoder |
| EP0947807A3 (en) * | 1998-04-01 | 2001-09-26 | Fanuc Ltd. | Optical encoder |
| JP2006515426A (ja) * | 2003-01-16 | 2006-05-25 | ヤスカワ・エシェド・テクノロジーズ・リミテッド | 光学エンコーダ |
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