JPH0989562A - 走行クレーンの走行レールのスパン及びレベルの測定システム - Google Patents

走行クレーンの走行レールのスパン及びレベルの測定システム

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JPH0989562A
JPH0989562A JP26650795A JP26650795A JPH0989562A JP H0989562 A JPH0989562 A JP H0989562A JP 26650795 A JP26650795 A JP 26650795A JP 26650795 A JP26650795 A JP 26650795A JP H0989562 A JPH0989562 A JP H0989562A
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JP
Japan
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target
traveling crane
traveling
spot
span
Prior art date
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Pending
Application number
JP26650795A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Yashiro
正一 矢城
Shunichi Sagawa
俊一 佐川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OFF M S R KK
Tokyo Power Technology Ltd
Original Assignee
OFF M S R KK
Toden Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by OFF M S R KK, Toden Kogyo Co Ltd filed Critical OFF M S R KK
Priority to JP26650795A priority Critical patent/JPH0989562A/ja
Publication of JPH0989562A publication Critical patent/JPH0989562A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建屋の中等に設置され、重量物を取扱う走行
クレーンは定期的に点検修理をする必要がある。点検項
目中に走行レールのスパン及びレベルの測定が含まれる
が、従来作業員がレールに沿って移動する必要があり、
危険な作業でもあるので、これを改善する。 【構成】 近赤外光線を走行レール上を自走する反射タ
ーゲットに向けて照射し、その反射光により反射ターゲ
ットの所定原点に対する三次元座標位置を測定し、それ
から走行レールのスパン及びレベルを算出するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建屋に設けられている走
行クレーンの走行レールのスパン及びレベルの測定シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】建屋に設けられている走行クレーンは定
期的に点検修理をする必要があるが、その点検項目の中
に、走行レールのスパン及びレベルの測定がある。従来
スパンの測定に当たっては鋼製の測尺の両端を持った作
業員が両方の走行レールに沿って移動し、測尺に一定の
張力を加えながら目視によって測定していた。またレベ
ルの測定はトランシットによって行うが、作業員がポー
ル等の測量用具を持って走行レールに沿って移動するこ
とが必要であり、特に天井走行クレーンの場合は高所作
業であり、危険を伴うものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は以上のよう
な事情に鑑みてなされたものであり、走行クレーンの走
行レールのスパン及びレベルを危険作業を行うことな
く、また多くの工数を費やすことなく正確に測定し得る
走行クレーンの走行レールのスパン及びレベルの測定シ
ステムを提供することを目的としている。
【0004】
【問題点を解決するための手段及びその作用】本発明は
次の(a) 〜(e) の要素から構成される走行クレーンの走
行レールのスパン及びレベルの測定システムを提供する
ことによって前記目的を達成しているのである。すなわ
ち、 (a) 視準望遠鏡を用いて近赤外線光波を照射し、後記反
射ターゲットからの反射光を受光することによって該反
射ターゲットまでの距離を測定し、また水平軸及び水平
軸の回りに回転するロータリーエンコーダーによってそ
れぞれ該反射ターゲットの鉛直角及び水平角を測定する
三次元測定機。 (b) 後記搭載用の台車に搭載されている反射ターゲッ
ド。 (c) 前記三次元測定機に接続されており、内蔵する演算
処理ユニットによって前記三次元測定機から送られる測
定データーを基準地点を原点とする直交座標の座標値に
換算し、又は各種の解析計算を行い、必要に応じてプリ
ンター接続することによってその計算結果をプリントア
ウするコントローラー。 (d) 本体と、前記走行クレーンの走行レールに係合して
走行する車輪と、電源用バッテリーと、前記電源用バッ
テリーに接続しVベルト等の伝動装置を介して車輪に連
結している直流モーターと、後記運転指令装置からの無
線信号を受信し、直流モーターの運転を制御する制御装
置とからなる反射ターゲット搭載用の台車。 (e) 遠隔地点から無線信号を送り、前記制御装置を作動
させる運転指令装置。
【0005】このような構成によれば、作業員は危険な
高所作業を行なうことがなく、少ない工数で、しかも正
確に走行クレーンの走行レールのスパン及びレベルの測
定をすることができる。
【0006】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例について
説明する。図1は本発明に係る走行クレーンの走行レー
ルのスパン及びレベルの測定システムの概略を図示した
ものである。同図において走行クレーン11は建屋の天
井部分の構造材に固定されている2本の走行レール12
A、12B上を走行している。走行クレーン上には三次
元測定機13が設置されている。図2((イ)は平面
図、(ロ)は正面図、(ハ)は右側面図)は図1におけ
る矢印P部の拡大図で、反射ターゲット14と反射ター
ゲット搭載用の台車15を示した図である。同図におい
て反射ターゲット搭載用の台車15の側端部には反射タ
ーゲット14が取付けられている。反射ターゲット搭載
用の台車の箱状の本体15Aの内部には電源用のバッテ
リー15B、このバッテリーに接続している直流モータ
ー15Cが内蔵されている。本体にはまた車輪15Dが
取付けられており、この車輪は走行レール12Aに係合
して走行する。車輪とモーターとはチェーン、歯車等の
伝動装置15E(図示のものチェーン)を介して連結し
ている。本体15Aの内部にはまた制御装置15Fが内
蔵されている。この制御装置にはアンテナ15G(正面
図のみに示されている)が立設されており、遠隔地点に
ある運転指令装置(図示していない)からの無線による
指令を受けて直流モーターの運転を制御することができ
る。
【0007】三次元測定機は視準望遠鏡を用いて近赤外
線光波を照射し、反射ターゲットからの反射光を受光し
て反射ターゲットまでの距離を測定するものである。近
赤外線は変調されて明暗が繰り返されるようになってお
り、照射光と反射光との位相差をしらべて距離を測定す
ることができる。測定される距離Dに対して測定精度±
(0.8 +D×10-6)mmを実現することができるものが市
販されている。例えば100mの距離を0.9mm の精度で測定
できるものである。反射ターゲットは平板状のマイクロ
プリズム型のもので、平板の垂線に45°で交差する直
線を垂線の回りに回転させて形成される三角錐内に位置
する三次元測定機には有効に反射光を送ることができ
る。三次元測定機には水平軸及び鉛直軸の回りに回転す
るロータリーエンコーダーが備えられており、水平軸の
回りに回転するロータリーエンコーダーでは反射ターゲ
ットと三次元測定機とを結ぶ直線の鉛直角を測定し、ま
た鉛直軸の回りに回転するロータリーエンコーダーでは
その水平角を測定することができる。三次元測定機には
コントローラー(図示していない)が接続されている。
コントローラーは演算処理ユニットを内蔵しており、三
次元測定機で測定された距離と、水平角と、鉛直角とか
ら反射ターゲットの位置を基準地点を原点とする直交座
標の座標値に換算し、又はそれ以外の各種の解析計算を
行い、プリンターを接続することによってその計算結果
をプリントアウトすることも可能である。
【0008】図3は以上説明した本発明に係る測定シス
テムの機器を用いて走行クレーンの走行レールのスパン
及びレベルを測定する方法を例示した図である。同図に
おいて、走行クレーン11は走行レール12A、12B
(いずれも中心線のみで示されている。)の所定位置
(第1の基準地点)で停止しており、その上には三次元
測定機13が設置されている。走行レール12A、12
B上にはいずれも反射ターゲットを搭載した反射ターゲ
ット搭載用台車が走行できるようになっている。次に運
転指令装置により反射ターゲット搭載用台車を操作して
反射ターゲットを走行レール12A上の1−0地点に移
動させて、距離、水平角、鉛直角を測定し、この地点を
原点(X=0、Y=0、Z=0)に設定する。更に反射
ターゲットを走行レール12B上の1−1地点に移動さ
せ、距離、水平角、鉛直角を測定し、この地点1−1を
X−Z面上の地点(X=x1、Z=z1、Y=0)に設定す
る。これで原点とX、Y、Z軸が確定したので、順次反
射ターゲットを1−2、1−3・・・・・と移動し、そ
れぞれのX、Y、Zの座標値の測定をする。
【0009】前記したように反射ターゲットが三次元測
定機に有効に反射波を送ることのできる範囲は限定され
ているので、その限度まで(図3の場合は1−6、1−
7地点まで)測定をした後は走行クレーン11を第2の
基準地点まで移動し、地点1−6、1−7を原点、X−
Z面上の地点、すなわち2−0、2−1に再設定して同
様な測定を繰り返す。以上の測定は反射ターゲットの移
動は運転指令装置で、三次元測定機の操作、測定結果の
処理はコントローラーで、いずれも遠隔地点から1人で
安全にしかも正確に行うことができる。この測定の結果
得られたデータの一例を図4((イ)はレベルの沈下量
を示すグラフ、(ロ)は測定値を表示したもの)に示し
た。(ロ)表中レベルの左右枠中の数字は各数値から56
2 を引いたもので、計画値からの沈下量を示すものであ
る。
【0010】
【発明の効果】本発明は近赤外線光波を利用して距離、
水平角、鉛直角を測定することのできる三次元測定機
と、反射ターゲットを遠隔地点から移動できる反射ター
ゲット搭載用の台車等を使用することにより、走行クレ
ーンの走行レールのスパン及びレベルを安全かつ少ない
工数(1人で十分測定ができる)でしかも正確に測定で
きるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る走行クレーンの走行レールのスパ
ン及びレベルの測定システムの概略を図示したものであ
る。
【図2】図1における矢印P部の拡大図で、反射ターゲ
ット反射ターゲット搭載用の台車を示した図で、(イ)
は左側面図、(ロ)は正面図である。
【図3】本発明に係る測定システムの機器を用いて走行
クレーンの走行レールのスパン及びレベルを測定する方
法を例示した図である。
【図4】測定の結果得られたデータの一例を示したもの
で、(イ)はレベルの沈下量を示すグラフ、(ロ)は測
定値を表示したものである。
【符号の説明】
1−0、………………………1−7、2−0、…………
……………2−7・・・・地点 11・・・走行クレーン 12A、12B・・・走行
レール 13・・・三次元測定機 14・・・反射ターゲット 15・・・反射ターゲット搭載用の台車 15A・・
・本体 15B・・・バッテリー 15C・・・直流モーター
15D・・・車輪 15E・・・伝動装置 15F・・・制御装置 1
5G・・・アンテナ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の(a) 〜(e) の要素から構成され、遠
    隔地点から操作することが可能な、走行クレーンの走行
    レールのスパン及びレベルの測定システム。 (a) 視準望遠鏡を用いて近赤外線光波を照射し、後記反
    射ターゲットからの反射光を受光することによって該反
    射ターゲットまでの距離を測定し、また水平軸及び鉛直
    軸の回りに回転するロータリーエンコーダーによってそ
    れぞれ該反射ターゲットの鉛直角及び水平角を測定する
    三次元測定機。 (b) 後記搭載用の台車に搭載されている反射ターゲッ
    ド。 (c) 前記三次元測定機に接続されており、内蔵する演算
    処理ユニットによって前記三次元測定機から送られる測
    定データーを基準地点を原点とする直交座標の座標値に
    換算し、又は各種の解析計算を行い、必要に応じてプリ
    ンター接続することによってその計算結果をプリントア
    ウするコントローラー。 (d) 本体と、前記走行クレーンの走行レールに係合して
    走行する車輪と、電源用バッテリーと、前記電源用バッ
    テリーに接続しチェーン歯車等の伝動装置を介して車輪
    に連結している直流モーターと、後記運転指令装置から
    の無線信号を受信し、直流モーターの運転を制御する制
    御装置とからなる反射ターゲット搭載用の台車。 (e) 遠隔地点から無線信号を送り、前記制御装置を作動
    させる運転指令装置。
JP26650795A 1995-09-20 1995-09-20 走行クレーンの走行レールのスパン及びレベルの測定システム Pending JPH0989562A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100429257B1 (ko) * 1999-05-04 2004-04-28 현대중공업 주식회사 적외선 감지 장치를 이용한 자동 위치 확인 방법
JP2009121893A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Koishi:Kk 長尺物測量システム
US9156662B2 (en) 2011-02-03 2015-10-13 Konecranes Plc Monitoring system and method

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60203808A (ja) * 1984-03-28 1985-10-15 Hazama Gumi Ltd 自動測量装置
JPH04333490A (ja) * 1991-01-31 1992-11-20 Maeda Corp 移動式ジブクレーンの制御方法

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