JPH0987849A - 共役有機高分子膜の製造方法および共役有機高分子膜 - Google Patents
共役有機高分子膜の製造方法および共役有機高分子膜Info
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- JPH0987849A JPH0987849A JP25335195A JP25335195A JPH0987849A JP H0987849 A JPH0987849 A JP H0987849A JP 25335195 A JP25335195 A JP 25335195A JP 25335195 A JP25335195 A JP 25335195A JP H0987849 A JPH0987849 A JP H0987849A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 2次元または3次元の共役系を有する共役有
機高分子膜の製造方法およびそのような共役有機高分子
膜を提供する。 【解決手段】 蒸着重合プロセスにおいて、電子共役系
を形成するような反応により有機高分子膜を形成するに
当たり、原料分子の少なくとも1種として、3個以上の
反応部位を有する分子を用い、有機高分子膜中に2次元
的にまたは3次元的に広がった電子共役系を形成するこ
とを含む、共役有機高分子膜の製造方法およびそれによ
り得られる共役有機高分子膜。
機高分子膜の製造方法およびそのような共役有機高分子
膜を提供する。 【解決手段】 蒸着重合プロセスにおいて、電子共役系
を形成するような反応により有機高分子膜を形成するに
当たり、原料分子の少なくとも1種として、3個以上の
反応部位を有する分子を用い、有機高分子膜中に2次元
的にまたは3次元的に広がった電子共役系を形成するこ
とを含む、共役有機高分子膜の製造方法およびそれによ
り得られる共役有機高分子膜。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共役有機高分子膜
の製造方法およびそれにより得られる共役有機高分子膜
に関する。本発明により得られる共役有機高分子膜は、
非線形光学材料として光スイッチ、光変調器、可変波長
フィルタなどに有用であり、また導電性高分子材料とし
て発光素子、受光素子、発光ディスプレイ、ポリマLE
D、ポリマレーザ、フォトダイオード、太陽電池などに
有用である。
の製造方法およびそれにより得られる共役有機高分子膜
に関する。本発明により得られる共役有機高分子膜は、
非線形光学材料として光スイッチ、光変調器、可変波長
フィルタなどに有用であり、また導電性高分子材料とし
て発光素子、受光素子、発光ディスプレイ、ポリマLE
D、ポリマレーザ、フォトダイオード、太陽電池などに
有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、共役高分子として合成された物質
のほとんどは1次元共役高分子であった。2次元および
3次元の共役系を持つ高分子は、1次元物質とは異なる
電子的性質を有することが期待されるが、これらの例と
して知られているのは2次元の共役系を持つグラファイ
ト程度である。これは、2次元もしくは3次元構造を持
つ高分子は、本質的に高融点であり、各種溶媒に対して
極めて溶解しがたく、合成および適当な形状に形成する
こと、例えば薄膜化など、が非常に困難であることが原
因である。
のほとんどは1次元共役高分子であった。2次元および
3次元の共役系を持つ高分子は、1次元物質とは異なる
電子的性質を有することが期待されるが、これらの例と
して知られているのは2次元の共役系を持つグラファイ
ト程度である。これは、2次元もしくは3次元構造を持
つ高分子は、本質的に高融点であり、各種溶媒に対して
極めて溶解しがたく、合成および適当な形状に形成する
こと、例えば薄膜化など、が非常に困難であることが原
因である。
【0003】われわれは、新しい高分子合成法である蒸
着重合法を用い、共役有機高分子膜を製造し、その性質
の検討を行ってきた。蒸着重合法は、基本的には、それ
ぞれ2個の反応部位を有する2種の原料分子AおよびB
を、真空チャンバー中において昇華させて基板に付着さ
せ、基板上で互いに反応させて−A−B−A−B−A−
B−…の構造の有機高分子膜を製造する方法であり、目
的物の融点や溶解度に関係なく有機高分子薄膜が得られ
るという特徴を有する。われわれは、原料として、2個
のアミノ基を持つ分子(例えば、パラフェニレンジアミ
ン)と2個のアルデヒド基を持つ分子(例えば、テレフ
タルアルデヒド)を用い、アゾメチン結合(−CH=N
−)を有する共役有機高分子膜を製造した(T. Yoshimu
ra et al., Appl. Phys. Lett.,60, 268 (1993)) 。し
かし、この場合も、得られた共役系は1次元のものであ
った。
着重合法を用い、共役有機高分子膜を製造し、その性質
の検討を行ってきた。蒸着重合法は、基本的には、それ
ぞれ2個の反応部位を有する2種の原料分子AおよびB
を、真空チャンバー中において昇華させて基板に付着さ
せ、基板上で互いに反応させて−A−B−A−B−A−
B−…の構造の有機高分子膜を製造する方法であり、目
的物の融点や溶解度に関係なく有機高分子薄膜が得られ
るという特徴を有する。われわれは、原料として、2個
のアミノ基を持つ分子(例えば、パラフェニレンジアミ
ン)と2個のアルデヒド基を持つ分子(例えば、テレフ
タルアルデヒド)を用い、アゾメチン結合(−CH=N
−)を有する共役有機高分子膜を製造した(T. Yoshimu
ra et al., Appl. Phys. Lett.,60, 268 (1993)) 。し
かし、この場合も、得られた共役系は1次元のものであ
った。
【0004】また、われわれは、2次の非線形光学効果
(電気光学効果、第二高調波発生など)を有する材料の
蒸着重合法による作製の検討を行ってきた。2次非線形
光学効果を発現する物質は、反転対称性を持たないこと
が必要であるが、このためには電場印加蒸着重合(S.Ta
tsuura et al., Appl. Phys. Lett.,60, 1661(1992);
S.Tatsuura et al., Appl. Phys. Lett., 62, 2182 (19
93))、またはMLD(Multi Layer Deposition, T. Yos
himura et al., Appl. Phys. Lett., 59, 482(1991))
などの特殊な実験操作が必要であり、また原料分子の構
造についての制限(置換基の位置など)も多かった。ま
た、2次非線形光学材料の薄膜をデバイス化する際に
は、基板面に垂直な方向に非反転対称化された材料が有
利であるが、このためには、従来の蒸着重合法では、基
板面に垂直な方向に分子を配列させる必要があった。し
かし、共役系を形成するための原料分子は、ほとんど平
板状の構造を有するため、分子は蒸着された基板上に基
板面に平行に配向しやすく(T. Yoshimura et al., App
l. Phys. Lett., 60, 268 (1993)) 、垂直方向への配向
は困難であった。
(電気光学効果、第二高調波発生など)を有する材料の
蒸着重合法による作製の検討を行ってきた。2次非線形
光学効果を発現する物質は、反転対称性を持たないこと
が必要であるが、このためには電場印加蒸着重合(S.Ta
tsuura et al., Appl. Phys. Lett.,60, 1661(1992);
S.Tatsuura et al., Appl. Phys. Lett., 62, 2182 (19
93))、またはMLD(Multi Layer Deposition, T. Yos
himura et al., Appl. Phys. Lett., 59, 482(1991))
などの特殊な実験操作が必要であり、また原料分子の構
造についての制限(置換基の位置など)も多かった。ま
た、2次非線形光学材料の薄膜をデバイス化する際に
は、基板面に垂直な方向に非反転対称化された材料が有
利であるが、このためには、従来の蒸着重合法では、基
板面に垂直な方向に分子を配列させる必要があった。し
かし、共役系を形成するための原料分子は、ほとんど平
板状の構造を有するため、分子は蒸着された基板上に基
板面に平行に配向しやすく(T. Yoshimura et al., App
l. Phys. Lett., 60, 268 (1993)) 、垂直方向への配向
は困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従って、2
次元または3次元の共役系を有する共役有機高分子膜の
製造方法およびそのような共役有機高分子膜を提供する
ことを目的とする。
次元または3次元の共役系を有する共役有機高分子膜の
製造方法およびそのような共役有機高分子膜を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、蒸着重合プロセスにおいて、電子共役系を
形成するような反応により有機高分子膜を形成するに当
たり、原料分子の少なくとも1種として、3個以上の反
応部位を有する分子を用い、有機高分子膜中に2次元的
にまたは3次元的に広がった電子共役系を形成すること
を含む、共役有機高分子膜の製造方法およびこの方法に
より得られる共役有機高分子膜を提供する。
決するため、蒸着重合プロセスにおいて、電子共役系を
形成するような反応により有機高分子膜を形成するに当
たり、原料分子の少なくとも1種として、3個以上の反
応部位を有する分子を用い、有機高分子膜中に2次元的
にまたは3次元的に広がった電子共役系を形成すること
を含む、共役有機高分子膜の製造方法およびこの方法に
より得られる共役有機高分子膜を提供する。
【0007】すなわち、本発明者らは、前述した如き従
来技術の問題点を解決するために、電子共役系を形成す
る蒸着重合において原料分子の少なくとも1種として、
3個以上の反応部位を有する分子を用いることにより、
2次元または3次元の共役系を有する共役有機高分子膜
が得られることを見出し、本発明を完成するに至ったも
のである。
来技術の問題点を解決するために、電子共役系を形成す
る蒸着重合において原料分子の少なくとも1種として、
3個以上の反応部位を有する分子を用いることにより、
2次元または3次元の共役系を有する共役有機高分子膜
が得られることを見出し、本発明を完成するに至ったも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】蒸着により基板上に付着した原料
分子は基板面に平行に配向し、他の原料分子と反応して
単分子層状の高分子膜を形成する。このとき、従来の蒸
着重合法における如く、下記式において−A−および−
B−で示すように、各原料分子の反応部位が2個ずつな
らば、生成する高分子は1次元の構造を持つ。
分子は基板面に平行に配向し、他の原料分子と反応して
単分子層状の高分子膜を形成する。このとき、従来の蒸
着重合法における如く、下記式において−A−および−
B−で示すように、各原料分子の反応部位が2個ずつな
らば、生成する高分子は1次元の構造を持つ。
【0009】 −A− + −B− → −A−B−A−B−A−B−… しかし、下記式で示すように、少なくとも1種の原料分
子の反応部位が3個以上あれば、得られる高分子のネッ
トワークは2次元的に広がるのであり、このとき反応系
として共役系を形成する原料分子を用いれば、2次元の
共役高分子が得られる。
子の反応部位が3個以上あれば、得られる高分子のネッ
トワークは2次元的に広がるのであり、このとき反応系
として共役系を形成する原料分子を用いれば、2次元の
共役高分子が得られる。
【0010】
【化1】
【0011】また、蒸着分子が1層の高分子ネットワー
クを形成したときに、反応部位が未反応のまま残る場合
も考えられる。このとき上層に付着した分子と下層の未
反応部位が結合すれば、共役系が分子層間でつながって
3次元の共役高分子が得られる。共役高分子の多くは半
導体の性質を有するため、蒸着重合により共役高分子膜
を製造する場合、無機半導体を分子線エピタキシーで製
造するときのさまざまな手法の応用が考えられる。蒸着
重合の途中で原料分子の組成を変えれば、異種の共役高
分子膜が積層したヘテロ構造を得ることができる。この
とき、異種の共役高分子間で、反応系の組み合わせによ
り、共役系をつなぐことも切断することも可能である。
また、積層共役高分子膜の膜厚を制御することにより、
量子井戸構造を得ることができ、さらに積層パターンを
繰り返すことにより無機半導体における超格子に類似の
構造を得ることもできる。また、蒸着重合の原料の変更
により、共役高分子の積層膜間に非共役高分子膜を形成
することもでき、さまざまなタイプの積層構造を得るこ
とが可能である。
クを形成したときに、反応部位が未反応のまま残る場合
も考えられる。このとき上層に付着した分子と下層の未
反応部位が結合すれば、共役系が分子層間でつながって
3次元の共役高分子が得られる。共役高分子の多くは半
導体の性質を有するため、蒸着重合により共役高分子膜
を製造する場合、無機半導体を分子線エピタキシーで製
造するときのさまざまな手法の応用が考えられる。蒸着
重合の途中で原料分子の組成を変えれば、異種の共役高
分子膜が積層したヘテロ構造を得ることができる。この
とき、異種の共役高分子間で、反応系の組み合わせによ
り、共役系をつなぐことも切断することも可能である。
また、積層共役高分子膜の膜厚を制御することにより、
量子井戸構造を得ることができ、さらに積層パターンを
繰り返すことにより無機半導体における超格子に類似の
構造を得ることもできる。また、蒸着重合の原料の変更
により、共役高分子の積層膜間に非共役高分子膜を形成
することもでき、さまざまなタイプの積層構造を得るこ
とが可能である。
【0012】共役高分子膜および非共役高分子膜の積層
順序をABC(DEF…)ABC()ABC( )…の
ようにすることで、膜厚方向で非反転対称性の構造を得
ることができる。このような構造を持つ材料は、2次非
線形光学材料として用いることができる。共役高分子膜
およびその積層構造に種々の原子、分子またはイオンを
ドーピングすることにより、その機能性(導電性、発光
性など)を高めることもできる。ドーピングの方法とし
ては、重合材料と同時にドーピング材料を蒸着する方
法、重合材料の蒸着を止めたときにドーピング材料を蒸
着し、高分子膜層間にドーピング層を形成する方法、高
分子膜を作製したあとでドーピング処理を行う方法など
が挙げられる。
順序をABC(DEF…)ABC()ABC( )…の
ようにすることで、膜厚方向で非反転対称性の構造を得
ることができる。このような構造を持つ材料は、2次非
線形光学材料として用いることができる。共役高分子膜
およびその積層構造に種々の原子、分子またはイオンを
ドーピングすることにより、その機能性(導電性、発光
性など)を高めることもできる。ドーピングの方法とし
ては、重合材料と同時にドーピング材料を蒸着する方
法、重合材料の蒸着を止めたときにドーピング材料を蒸
着し、高分子膜層間にドーピング層を形成する方法、高
分子膜を作製したあとでドーピング処理を行う方法など
が挙げられる。
【0013】蒸着重合において共役系を形成するための
反応系として、前述のアゾメチン結合を生成する反応系 R−NH2 + R’−CHO → R−N=CH−R’ + H2 O があるが、その他にオキサジアゾール環を生成する反応
系
反応系として、前述のアゾメチン結合を生成する反応系 R−NH2 + R’−CHO → R−N=CH−R’ + H2 O があるが、その他にオキサジアゾール環を生成する反応
系
【0014】
【化2】
【0015】を挙げることもできる。
【0016】
【実施例】図1に模式的に示す構造を有する有機CVD
装置を用い、原料分子AおよびBをそれぞれセルから蒸
発させて、石英基板上に蒸着重合させた。ここで、原料
分子Aとして下記式
装置を用い、原料分子AおよびBをそれぞれセルから蒸
発させて、石英基板上に蒸着重合させた。ここで、原料
分子Aとして下記式
【0017】
【化3】
【0018】で示されるテレフタルアルデヒドを用い、
原料分子Bとして下記式
原料分子Bとして下記式
【0019】
【化4】
【0020】で示される2,4,6−トリアミノピリミ
ジンを用いた。これにより、下記式
ジンを用いた。これにより、下記式
【0021】
【化5】 で示される如き構成単位を有する共役有機高分子の膜を
得ることができた。上記のテレフタルアルデヒドに代え
てチオフェンジカルボキシアルデヒド、フランジカルボ
キシアルデヒドを原料分子Aとして用いてもよく、また
2,4,6−トリアミノピリミジンに代えてメラミン、
1,4,5,8−テトラアミノアントラキノンを原料分
子Bとして用いることもできる。
得ることができた。上記のテレフタルアルデヒドに代え
てチオフェンジカルボキシアルデヒド、フランジカルボ
キシアルデヒドを原料分子Aとして用いてもよく、また
2,4,6−トリアミノピリミジンに代えてメラミン、
1,4,5,8−テトラアミノアントラキノンを原料分
子Bとして用いることもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、非線形光学材料や導電
性高分子材料などとして有用な、2次元または3次元の
共役系を有する共役有機高分子膜を得ることができる。
性高分子材料などとして有用な、2次元または3次元の
共役系を有する共役有機高分子膜を得ることができる。
【図1】実施例で用いた有機CVD装置を模式的に示す
図。
図。
Claims (17)
- 【請求項1】 蒸着重合プロセスにおいて、電子共役系
を形成するような反応により有機高分子膜を形成するに
当たり、原料分子の少なくとも1種として、3個以上の
反応部位を有する分子を用い、有機高分子膜中に2次元
的にまたは3次元的に広がった電子共役系を形成するこ
とを含む、共役有機高分子膜の製造方法。 - 【請求項2】 前記蒸着重合プロセスによる製膜の間
に、原料分子の組み合わせを1回以上変えることによ
り、性質の異なる2種以上の共役有機高分子膜を積層す
る、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記異種の共役有機高分子膜間に共役結
合が形成される、請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 膜厚方向において反転対称性が打ち消さ
れた構造の積層共役高分子膜が形成される、請求項2ま
たは3記載の方法。 - 【請求項5】 それぞれの共役有機高分子膜の膜厚を制
御することにより、膜厚方向に量子井戸構造を形成す
る、請求項2〜4のいずれかに記載の方法。 - 【請求項6】 原料分子の組み合わせの変更により、一
定の積層構造の繰り返しを有する積層共役有機高分子膜
が形成される、請求項2〜5のいずれかに記載の方法。 - 【請求項7】 共役有機高分子膜間に非共役有機高分子
膜が形成される、請求項2〜6のいずれかに記載の方
法。 - 【請求項8】 反応によりアゾメチン結合を形成する原
料分子の組み合わせが用いられる、請求項1〜7のいず
れかに記載の方法。 - 【請求項9】 反応によりオキサジアゾール環を形成す
る原料分子の組み合わせが用いられる、請求項1〜7の
いずれかに記載の方法。 - 【請求項10】 重合のための原料分子の他に、共役有
機高分子膜の性質を変化させる原子、分子またはイオン
を原料として用い、製膜と同時にドーピングを行う、請
求項1〜9のいずれかに記載の方法。 - 【請求項11】 積層共役有機高分子膜間において、原
子、分子またはイオンによるドーピングが行われる、請
求項10記載の方法。 - 【請求項12】 製膜後に原子、分子またはイオンによ
るドーピングが行われる、請求項10記載の方法。 - 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかに記載の方
法により得られる共役高分子膜。 - 【請求項14】 請求項13に記載の共役有機高分子膜
からなる非線型光学材料。 - 【請求項15】 請求項13に記載の共役有機高分子膜
からなる導電性高分子材料。 - 【請求項16】 請求項13に記載の共役有機高分子膜
を含む発光素子または受光素子。 - 【請求項17】 請求項13に記載の共役有機高分子膜
からなるフォトリフラクティブ材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25335195A JPH0987849A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 共役有機高分子膜の製造方法および共役有機高分子膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25335195A JPH0987849A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 共役有機高分子膜の製造方法および共役有機高分子膜 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0987849A true JPH0987849A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17250130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25335195A Withdrawn JPH0987849A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 共役有機高分子膜の製造方法および共役有機高分子膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0987849A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2011129386A1 (ja) * | 2010-04-16 | 2011-10-20 | ダイセル化学工業株式会社 | 架橋性組成物 |
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-
1995
- 1995-09-29 JP JP25335195A patent/JPH0987849A/ja not_active Withdrawn
Cited By (32)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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