JPH098759A - 双方向通信装置 - Google Patents

双方向通信装置

Info

Publication number
JPH098759A
JPH098759A JP7151730A JP15173095A JPH098759A JP H098759 A JPH098759 A JP H098759A JP 7151730 A JP7151730 A JP 7151730A JP 15173095 A JP15173095 A JP 15173095A JP H098759 A JPH098759 A JP H098759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
center
time slot
communication
delay
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7151730A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kariyado
晃 假宿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7151730A priority Critical patent/JPH098759A/ja
Publication of JPH098759A publication Critical patent/JPH098759A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Bidirectional Digital Transmission (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、端末の台数に無関係に遅延時間の
計測に要する時間を短縮することができるとともに、通
信に障害を及ぼすことなく温度ドリフトに対する補正も
行なうことができる双方向通信装置を提供することを目
的としている。 【構成】センターと端末との間でTDMAと遅延制御と
を組み合わせた双方向通信を行なう双方向通信装置にお
いて、端末に設けられ、遅延制御情報と呼制御情報とを
一体化した制御データと、同期パターンが付加された通
信タイムスロットとをセンターに送信する送信手段と、
センターに設けられ、制御データに基づいて粗遅延調整
を行ない、通信タイムスロットに付加された同期パター
ンに基づいて微遅延調整を行なう調整手段とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば同軸ケーブル
や光ファイバーケーブル等を伝送線路として使用する双
方向通信装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年における首記の如き
双方向通信装置においては、遅延制御とTDMA(Time
Division Multiple Access ;時分割多重接続)方式と
を組み合わせた、双方向通信サービスを行なうことが検
討されている。図3は、このような双方向通信サービス
の一例として、CATV(Cable Television)放送シス
テムのネットワークを利用した電話サービスを行なう双
方向通信装置の概略的な構成を示している。
【0003】図3において、符号11は、外部ネットワ
ークと電話サービスのための交換制御を行なうPBX
(Private Branch Exchange ;構内交換機)装置であ
り、センター内に設置されている。また、同図中符号1
2は、端末に対する遅延制御機能と、PBX装置11に
対するインターフェース機能とを備えた遅延制御PBX
インターフェース装置である。
【0004】この遅延制御PBXインターフェース装置
12は、そのPBX装置11に対するインターフェース
機能を実現するために、PBX装置11にPCM(Puls
e Code Modulation ;パルス符号変調)ハイウェイ等で
接続されている。なお、この遅延制御PBXインターフ
ェース装置12における遅延制御部分については、後述
する。
【0005】また、図3において、符号13は、遅延制
御PBXインターフェース装置12から出力される2値
の下りデータに、デジタル変調処理及び周波数変換処理
等を施すデジタル変調回路である。このデジタル変調回
路13は、例えば低速のFSK(Frequency Shift Keyi
ng;周波数偏移変調)方式、中速のQPSK(Quadratu
re Phase Shift Keying ;4相位相変調)方式、高速の
多値QAM(Quadrature Amplitude Modulation ;直交
振幅変調)方式等のように、伝送線路やシステムに応じ
た変調方式を採用している。
【0006】そして、このデジタル変調回路13から出
力される下り変調データは、混合分岐回路14を経由し
た後、ネットワークに送出される。このネットワークと
しては、現在、同軸ケーブルでなる伝送線路15を介し
て複数(図示の場合は2つ)の端末A,Bが接続される
形式と、途中まで光モデムMと光ファイバーケーブルを
使用しその先で同軸ケーブルを使用するという、伝送距
離が長い場合に利用される光同軸ハイブリッド形式の伝
送線路16を介して複数(図示の場合は1つ)の端末C
が接続される形式との、2種類がある。
【0007】この場合、下り変調データは、その伝送帯
域として図4(a)に示すように、70MHz〜1GH
zが利用されており、CATV放送システムの場合、下
り映像信号と混在して伝送される。図4(a)に示す下
りデジタル変調波は、アナログ映像信号の1チャンネル
の帯域幅である6MHzにはいる変調方式で変調された
ものである。なお、ネットワークの途中には、データの
減衰を補正する増幅器が挿入されて、端末A,B,Cま
でのデータレベルを補償している。また、伝送線路1
5,16上のデータは、分岐器によって端末A,B,C
に分配される。
【0008】一方、各端末A,B,Cから送出される上
り信号は、伝送線路15,16及び混合分岐回路14を
経由した後、デジタル復調回路17に供給されて復調処
理が施されることにより2値の上りデータに変換され、
以後、遅延制御PBXインターフェース装置12及びP
BX装置11を介して外部ネットワークに送出可能とな
っている。
【0009】この場合、上りデータの伝送帯域として
は、図4(b)に示すように、10MHz〜50MHz
が利用されている。図4(b)に示す上りデジタル変調
波は、下りと同様に、6MHz帯域幅に4つの変調波で
伝送される形式であり、その変調方式も、下りと同様
に、低速はFSK方式、中速はQPSK方式を採用して
いる。また、デジタル復調回路17の復調方式として
は、TDMAであるため、遅延検波方式を採用している
のが一般的である。
【0010】ここで、図5(a)は、上記下りデータの
フォーマットを示している。すなわち、下りのデータ列
には、その先頭にフレームの開始を示すFS(フレーム
SYNC)のビット列があり、各端末A,B,Cは、こ
のFSを検出することによって、下りデータとの同期を
とるようにしている。
【0011】また、下りデータ列には、FSの次に、端
末A,B,Cに遅延時間と送信レベルとを指示するため
の遅延制御データが配置されている。なお、この遅延制
御データの先頭には、図示していないが、各端末A,
B,Cのアドレスが設定されており、このアドレスに対
応する端末A,B,Cのみが、下りデータを受信して処
理を行なうことになる。
【0012】さらに、下りデータ列には、遅延制御デー
タの次に、呼制御データが配置されている。この呼制御
データは、端末A,B,Cからの通信要求に応じて、通
信スロットの割り当てを行なうデータ(通信周波数の指
定や通信スロットの指定等)で構成されている。
【0013】そして、下りデータ列の残りの領域は、全
て通信用のタイムスロットに割り当てられており、1フ
レーム(FS−FS間)が通信仕様に合ったビットレー
トで分割されている。例えば1フレームがT(ms)、
伝送速度がH(bps)、上記した制御情報のビット数
をK(ビット)、1通信スロットの通信速度をL(bp
s)、各スロット内の制御情報をJ(ビット)とする
と、確保することができるタイムスロットの数nは、 n=(T・H−K)/(T・L−J) となる。
【0014】次に、図5(b)は、上記上りデータのフ
ォーマットを示している。この上りのデータ列は、各端
末A,B,Cから連続して送信されるものではなく、各
スロット単位で異なる端末A,B,Cから送信され、セ
ンターに到達した時点で連続したデータ列となるもので
ある。ただし、個々のタイムスロットの変調波は不連続
であるため、同期検波のような復調手段を使うことがで
きず、遅延検波で復調処理を施す必要がある。
【0015】まず、上りのデータ列には、その先頭に遅
延制御データが配置されている。この遅延制御データ
は、下りの遅延制御データによって指示された端末A,
B,Cから、センターに対して送信される。そして、詳
細は後述するが、センターでは、この上り遅延制御デー
タに含まれる同期パターンに基づいて、遅延計測を行な
っている。
【0016】また、上りのデータ列には、遅延制御デー
タの次に、センターが遅延計測を行なう範囲を示す遅延
ウィンドウデータが配置されている。さらに、上りのデ
ータ列には、遅延ウィンドウデータの次に、通信スロッ
トの割り当てを行なう呼制御データが配置され、その後
の残りの領域は、全て通信用のタイムスロットに割り当
てられている。
【0017】図6(a)は、上記上り遅延制御データ列
のフォーマットを示している。この上り遅延制御データ
列には、その先頭に無変調のデータが配置され、その後
に、プリアンブルと称される交番パターンが配置されて
いる。そして、センターでは、このプリアンブルを復調
したデータでクロック同期をとり、続いて配置されるF
Sによって位置の検出を行なっている。このプリアンブ
ル及びFSの部分で、センターが遅延計測を行ない、各
端末A,B,Cに遅延時間が通知される。
【0018】また、上り遅延制御データ列のFSの後に
配置される遅延制御データは、センターから指示される
遅延制御が端末A,B,Cに正しく受信されているか否
かの確認を行なうために、端末A,B,Cから下り遅延
制御データを送り返すために利用される。そして、上り
遅延制御データ列の最後には、CRC(Cyclic Redunda
ncy Check ;冗長度符号チェック)データと誤り訂正デ
ータとが、通信データの誤り検出と誤り訂正のために配
置されている。
【0019】なお、図6(b)は、上記上りのデータ列
に含まれるタイムスロットデータ列のフォーマットを示
している。すなわち、タイムスロットの先頭と最後に
は、前後のタイムスロットとの干渉を避けるためのガー
ドビットGがそれぞれ配置されている。そして、タイム
スロットには、制御データ、送信データ及び誤り訂正デ
ータ等が配置されている。
【0020】ここで、図7は、上記遅延計測の手順を示
すフローチャートである。まず、開始(ステップS1)
されると、センターは、ステップS2aで、端末Aに下
り遅延制御データを送信し、ステップS3aで、端末A
から送出される上り遅延制御データを受信した後、ステ
ップS4aで、そのプリアンブル及びFSに基づいて遅
延計測を実行する。以上のステップS2a〜S4aの処
理が、他の全ての端末B,……,Lそれぞれに対して順
次繰り返して行なわれる。
【0021】その後、センターは、ステップS5で、予
め設定された所定回数であるk回のポーリングが完了さ
れるのを待ち、ステップS6で、遅延計測結果を各端末
A,B,……,Lに通知し、位置合わせを実行する。以
後、センターは、ポーリングを繰り返し、一定時間毎に
遅延時間の補正を行なっている。
【0022】図8は、遅延計測動作を説明するために示
すタイミング図である。まず、センターから送信された
図8(a)に示すような下りデータ列は、同図(b)に
示すように所定時間遅延されたタイミングで端末A,
B,……,Lに受信される。すると、端末A,B,…
…,Lは、受信された下りデータ列に含まれる遅延制御
データをみて、それが自己に対する上り遅延制御データ
の送信を指示している場合には、受信した下りデータ列
の次のFSのタイミングで、図8(c)に示すように上
り遅延制御データを送信する。
【0023】このようにして端末A,B,……,Lから
送信された上り遅延制御データは、図8(d)に示すよ
うに下りデータ列と同等の遅延時間を経た後、センター
に到達される。この場合、センターでは、下りデータ列
のFSを発生した時点から、上り遅延制御データが受信
されるまでの時間を計測し、その計測時間の1/2をセ
ンターから端末A,B,……,Lまでの遅延時間と判断
する。そして、センターでは、このような遅延時間の測
定を図7に示したフローチャートの手順にしたがって、
各端末A,B,……,L毎にそれぞれ繰り返し実行し、
その結果を積分して平均値を算出し、各端末A,B,…
…,Lにそれぞれ通知する。
【0024】このため、各端末A,B,……,Lは、通
知されたデータに基づいて、下りデータ列のFSが受信
されるどのくらい前に上り遅延制御データを送信すれ
ば、遅延制御することができるかを判断することができ
る。つまり、図8(c)に破線で示した位置が、遅延計
測が終了した後の上り遅延制御データの送信タイミング
となる。このタイミングは、通信スロットに対しても適
用され、センター側から見ると、受信した上りデータは
全て重複することなく復調されることになる。
【0025】次に、図9を参照して通信タイムスロット
の割り当て制御について説明する。すなわち、遅延制御
が既に終了している状態で、端末A,B,……,Lに通
信タイムスロットを確保する要求が発生された場合、端
末A,B,……,Lは、上り呼制御データをセンターに
対して送信する。すると、この上り呼制御データを受信
したセンターは、空きタイムスロットを検索し、上りま
たは下りの周波数を切り替える必要がない場合には、現
在の周波数のままでタイムスロットの割り当て指示のみ
を端末A,B,……,Lに対して送信する。
【0026】これにより、端末A,B,……,Lは、セ
ンターからの指示にしたがった通信タイムスロットで通
信を開始することになる。なお、端末A,B,……,L
から通信タイムスロットの確保が要求された時点で、現
在使用している周波数のタイムスロットが一杯の場合に
は、センターは、上りまたは下りの周波数切り替え指示
を端末A,B,……,Lに対して出力することになる。
【0027】しかしながら、上述したような従来の双方
向通信装置では、センターと各端末A,B,……,Lと
の間の遅延時間をポーリングによって計測しているの
で、端末A,B,……,Lの台数が多くなってくるとポ
ーリング周期が長くなるため、双方向通信システム全体
としての初期の立ち上げに要する時間が長くなるという
問題が生じている。また、伝送線路15,16、センタ
ー設備及び端末A,B,……,Lの部品等の温度ドリフ
トによる、遅延時間の補正制御も大きな問題となってく
る。さらに、センターにおいて、タイムスロットの割り
当て、周波数の割り当て及び交換制御等を行なっている
ため、センター設備の規模が大きくなるという不都合も
生じている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
双方向通信装置では、センターと端末との間の遅延時間
の計測をセンターからのポーリング指示で行なっている
ため、端末の台数が増加するとポーリング周期が長くな
って、双方向通信システム全体の初期の立ち上げに要す
る時間が長くなるという問題を有している。また、温度
ドリフトに対する補正周期も長くなるので、通信に障害
が発生し易くなるという問題も生じることになる。
【0029】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、端末の台数に無関係に遅延時間の計測に
要する時間を短縮することができるとともに、通信に障
害を及ぼすことなく温度ドリフトに対する補正も行なう
ことができる極めて良好な双方向通信装置を提供するこ
とを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】この発明に係る双方向通
信装置は、センターと端末との間でTDMAと遅延制御
とを組み合わせた双方向通信を行なうものを対象として
いる。そして、端末に設けられ、遅延制御情報と呼制御
情報とを一体化した制御データと、同期パターンが付加
された通信タイムスロットとをセンターに送信する送信
手段と、センターに設けられ、制御データに基づいて粗
遅延調整を行ない、通信タイムスロットに付加された同
期パターンに基づいて微遅延調整を行なう調整手段とを
備えるようにしたものである。
【0031】
【作用】上記のような構成によれば、端末から出力され
る遅延制御情報と呼制御情報とを一体化した制御データ
に基づいて、センターが粗遅延調整を行なうとともに、
端末から出力される通信タイムスロットに付加された同
期パターンに基づいて、センターが微遅延調整を行なう
ようにしたので、端末の台数に無関係に遅延時間の計測
に要する時間を短縮することができるとともに、通信に
障害を及ぼすことなく温度ドリフトに対する補正も行な
うことができるようになる。
【0032】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図1は、端末A,B,……,L
からセンターに送信される、上りデータ列のフォーマッ
トを示している。すなわち、遅延制御データと呼制御デ
ータとは、フレームの先頭に配置され、通信要求発生時
に一体化してセンターに送信される。センターは、この
うちの遅延制御データに基づいて粗調整を実行する。
【0033】この場合、遅延制御データは、無変調のデ
ータの後にプリアンブルと称される交番パターンが配置
されている。この交番パターンは、図6(a)に示した
従来の交番パターンと比較すると、遅延制御を1回で粗
調整しなければならないことから、長いパターン長にす
る必要がある。ただし、この交番パターンの長さは、粗
調整を行なう回路の構成によって変化するので限定され
るものではない。この粗調整によって、±1シンボル程
度の調整が行なわれる。端末A,B,……,Lへの遅延
制御データは、従来と同様に、下りの遅延制御データで
通知される。
【0034】次に、上りデータ列の各タイムスロットに
は、その先頭と最後とに、前後のタイムスロットとの干
渉を避けるためにガードビットGが付加されているが、
上記粗調整のために1シンボル広く取ってある。また、
このタイムスロットには、同期パターンが追加されてい
る。そして、センターは、上述した粗調整を実行した
後、この同期パターンに基づいて遅延制御の±1シンボ
ル以内の微調整を実行する。また、この微調整と並列し
て、センターは、通信タイムスロット内にある送信デー
タの交番信号部分で±1シンボル以内の計測を行ない、
計測の精度を高めるようにしている。なお、センター
は、下りのタイムスロットの制御データ内に遅延制御デ
ータを配置して、端末A,B,……,Lに通知してい
る。
【0035】ここで、図2を参照して、遅延計測動作と
通信タイムスロットの割り当て制御とについて説明す
る。まず、待機状態でセンターからネットワーク上の全
ての端末A,B,……,Lに対して、空き情報が通知さ
れる。この空き情報の内容としては、例えば使用各周波
数の空きタイムスロットの情報等がある。この情報を受
けて、端末A,B,……,L側で通信要求が発生した場
合には、端末A,B,……,L側は、使用したい周波数
とタイムスロットとを乱数データを用いて選択し、その
データを前述した遅延制御データと呼制御データとに一
体化してセンターに送信する。
【0036】センターでは、端末A,B,……,Lから
送信されたデータに基づいて粗調整を行ない、その計測
データを端末A,B,……,Lに通知するとともに、要
求のあった周波数とタイムスロットとがあいている場合
には、承認通知を送信する。すると、端末A,B,…
…,Lでは、タイムスロットを切り替えて微調整と通信
とを実行する。
【0037】したがって、上記実施例のような構成によ
れば、端末A,B,……,Lに対して通信要求が発生し
た場合に、上りの遅延制御データと呼制御データとを一
体化してセンターに送信し、遅延制御においては、セン
ターでこのデータに基づいて粗調整を行なった後、タイ
ムスロットに付加された同期パターンに基づいて微調整
を行なうようにしたので、従来のようにセンターからの
ポーリングによる遅延時間の計測が不要となり、端末の
台数に無関係に遅延時間の計測に要する時間を短縮する
ことができ、ひいては通信に障害を及ぼすことなく温度
ドリフトに対する補正も行なうことができるようにな
る。
【0038】また、通信タイムスロットの割り当てにつ
いても、センターで割り当てを行なうことなく、空き情
報のみを事前に放送するだけで、端末A,B,……,L
側で使用したい周波数とタイムスロットとを選択するの
で、センター設備の簡易化を図ることもできる。なお、
この発明は上記実施例に限定されるものではなく、この
外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施するこ
とができる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
端末の台数に無関係に遅延時間の計測に要する時間を短
縮することができるとともに、通信に障害を及ぼすこと
なく温度ドリフトに対する補正も行なうことができる極
めて良好な双方向通信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る双方向通信装置の一実施例を説
明するために示す図。
【図2】同実施例の動作を説明するために示す図。
【図3】従来の双方向通信装置の概略を示すブロック構
成図。
【図4】同従来装置の下り及び上りデータの周波数配置
を説明するために示す図。
【図5】同下り及び上りデータのフォーマットを説明す
るために示す図。
【図6】同上りデータの詳細を説明するために示す図。
【図7】同従来装置の遅延制御手順を説明するために示
すフローチャート。
【図8】同従来装置の遅延計測動作を説明するために示
す図。
【図9】同従来装置のタイムスロットの割り当て動作を
説明するために示す図。
【符号の説明】
11…PBX装置、 12…遅延制御PBXインターフェース装置、 13…デジタル変調回路、 14…混合分岐回路、 15,16…伝送線路、 17…デジタル復調回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/16 H04N 7/16 Z 7/173 7/173

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターと端末との間でTDMAと遅延
    制御とを組み合わせた双方向通信を行なう双方向通信装
    置において、前記端末に設けられ、遅延制御情報と呼制
    御情報とを一体化した制御データと、同期パターンが付
    加された通信タイムスロットとを前記センターに送信す
    る送信手段と、前記センターに設けられ、前記制御デー
    タに基づいて粗遅延調整を行ない、前記通信タイムスロ
    ットに付加された同期パターンに基づいて微遅延調整を
    行なう調整手段とを具備していることを特徴とする双方
    向通信装置。
  2. 【請求項2】 前記調整手段は、前記通信タイムスロッ
    トに付加された同期パターンと、前記通信タイムスロッ
    ト内の通信データ列に含まれる交番部分とに基づいて、
    微遅延調整を行なうことを特徴とする請求項1記載の双
    方向通信装置。
  3. 【請求項3】 前記通信タイムスロットの先頭と最後に
    配置されるガードビットを、粗遅延調整用に1シンボル
    以上増加させることを特徴とする請求項1記載の双方向
    通信装置。
  4. 【請求項4】 前記TDMAの通信タイムスロットを切
    り替える際に、前記センターから使用している通信タイ
    ムスロットの空き情報を送信し、前記端末で、使用する
    通信タイムスロットを選択して前記センターに通知する
    ことを特徴とする請求項1記載の双方向通信装置。
  5. 【請求項5】 前記TDMAの周波数を切り替える際
    に、前記センターから使用している周波数の空き情報を
    送信し、前記端末で、使用する周波数を選択して前記セ
    ンターに通知することを特徴とする請求項1記載の双方
    向通信装置。
JP7151730A 1995-06-19 1995-06-19 双方向通信装置 Pending JPH098759A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7151730A JPH098759A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 双方向通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7151730A JPH098759A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 双方向通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH098759A true JPH098759A (ja) 1997-01-10

Family

ID=15525043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7151730A Pending JPH098759A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 双方向通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH098759A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018190149A1 (ja) * 2017-04-12 2018-10-18 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 信号処理装置および方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018190149A1 (ja) * 2017-04-12 2018-10-18 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 信号処理装置および方法
JPWO2018190149A1 (ja) * 2017-04-12 2020-02-20 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 信号処理装置および方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2766430B2 (ja) 無線電話信号をケーブルテレビ・ネットワークで配送する方法と装置
US5818825A (en) Method and apparatus for assigning communications channels in a cable telephony system
US5966636A (en) Method and apparatus for multiple access over randomized slots with collision detection in a cable telephony system
US5745837A (en) Apparatus and method for digital data transmission over a CATV system using an ATM transport protocol and SCDMA
FI117781B (fi) Radiopuhelinjärjestelmä kaukotilaajaryhmille
US5754555A (en) Subscriber network arrangement for connecting subscribers to a telephone network
US6201795B1 (en) Method and apparatus for mitigating interference in a communication system
US5768269A (en) Apparatus and method for establishing frame synchronization in distributed digital data communication systems
US4773065A (en) Data framing system for time division multiplexing transmission
US5805583A (en) Process for communicating multiple channels of digital data in distributed systems using synchronous code division multiple access
CA1187969A (en) Digital loop transceiver for interfacing a digital pabx to a digital subscriber set via a subscriber line
JP3511408B2 (ja) Catv電話システムの端末器及びセンタ装置
JPH09135226A (ja) ハイブリッド・ファイバ同軸(hfc)チャネルまたは他のチャネルを通してtdma動作をサポートするための方法および装置
US5291518A (en) Link system for radio paging service
JPH098759A (ja) 双方向通信装置
JPH04286452A (ja) データ通信装置
CN106878577B (zh) 电缆调制解调器上线控制方法及装置
JP3660174B2 (ja) テレビジョン信号多重化伝送方式及びその伝送システム
JP2638506B2 (ja) 移動通信システム
JPH0918437A (ja) 双方向通信装置
CA1210119A (en) Distributed control communications system
JPS6156659B2 (ja)
JP2943398B2 (ja) 伝送装置
JPS60125036A (ja) 双方向catvシステムにおける通信方式
WO1983002206A1 (en) A distributed control communications system