JPH0985255A - 揚運炭設備のベルト洗浄排水処理施設 - Google Patents
揚運炭設備のベルト洗浄排水処理施設Info
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- JPH0985255A JPH0985255A JP25100395A JP25100395A JPH0985255A JP H0985255 A JPH0985255 A JP H0985255A JP 25100395 A JP25100395 A JP 25100395A JP 25100395 A JP25100395 A JP 25100395A JP H0985255 A JPH0985255 A JP H0985255A
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- JP
- Japan
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- coal
- tank
- coagulation
- facility
- coal powder
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- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベルト洗浄排水中に含まれる石炭粉を乾燥さ
せるための貯炭場石炭プールを不要とし得、石炭粉を貯
炭場石炭プールに撒いたり、石炭粉をブルドーザ等を用
いて定期的に掘り返したりする手間を省くことができ、
且つ省スペース化を図り得る揚運炭設備のベルト洗浄排
水処理施設を提供する。 【解決手段】 ベルト洗浄排水中に含まれる石炭粉を凝
集沈殿させ且つ上澄水を再利用する凝集沈殿槽62で沈
殿した石炭粉を含む沈殿物を、水分を除去して濃縮し、
石炭粉を回収する脱水設備72を具備する。
せるための貯炭場石炭プールを不要とし得、石炭粉を貯
炭場石炭プールに撒いたり、石炭粉をブルドーザ等を用
いて定期的に掘り返したりする手間を省くことができ、
且つ省スペース化を図り得る揚運炭設備のベルト洗浄排
水処理施設を提供する。 【解決手段】 ベルト洗浄排水中に含まれる石炭粉を凝
集沈殿させ且つ上澄水を再利用する凝集沈殿槽62で沈
殿した石炭粉を含む沈殿物を、水分を除去して濃縮し、
石炭粉を回収する脱水設備72を具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揚運炭設備のベル
ト洗浄排水処理施設に関するものである。
ト洗浄排水処理施設に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、石炭を貯留するための揚運炭設
備の概要を示すものである。
備の概要を示すものである。
【0003】先ず、岸壁に接岸された船舶1からアンロ
ーダ2を用いて荷揚げされた石炭は、搬入用コンベヤ
3、乗継建屋4、搬入用コンベヤ5、乗継建屋6、搬入
用コンベヤ7、乗継建屋8、搬入用コンベヤ9、乗継建
屋10を順に搬送されて搬入用コンベヤ11へと送ら
れ、搬入用コンベヤ11から図示しないスタッカによっ
て、貯炭場12の第一パイル13、又は、第二パイル1
4へ落下投入され貯炭されるようになっている。
ーダ2を用いて荷揚げされた石炭は、搬入用コンベヤ
3、乗継建屋4、搬入用コンベヤ5、乗継建屋6、搬入
用コンベヤ7、乗継建屋8、搬入用コンベヤ9、乗継建
屋10を順に搬送されて搬入用コンベヤ11へと送ら
れ、搬入用コンベヤ11から図示しないスタッカによっ
て、貯炭場12の第一パイル13、又は、第二パイル1
4へ落下投入され貯炭されるようになっている。
【0004】或いは、乗継建屋8から搬入用コンベヤ1
5へと送られ、搬入用コンベヤ15から図示しないスタ
ッカによって、貯炭場12の第三パイル16へ落下投入
され貯炭されるようになっている。
5へと送られ、搬入用コンベヤ15から図示しないスタ
ッカによって、貯炭場12の第三パイル16へ落下投入
され貯炭されるようになっている。
【0005】そして、貯炭場12の第一パイル13、又
は、第二パイル14へ貯炭された石炭は、図示しないリ
クレーマを用いて搬出用コンベヤ17へ取り出され、搬
出用コンベヤ17から乗継建屋10、搬出用コンベヤ1
8、乗継建屋8、搬出用コンベヤ19、乗継建屋6、搬
出用コンベヤ20を介してボイラ設備21へと送られ、
ボイラ設備21で発電に使用されるようになっている。
は、第二パイル14へ貯炭された石炭は、図示しないリ
クレーマを用いて搬出用コンベヤ17へ取り出され、搬
出用コンベヤ17から乗継建屋10、搬出用コンベヤ1
8、乗継建屋8、搬出用コンベヤ19、乗継建屋6、搬
出用コンベヤ20を介してボイラ設備21へと送られ、
ボイラ設備21で発電に使用されるようになっている。
【0006】或いは、貯炭場12の第三パイル16へ貯
炭された石炭は、図示しないリクレーマを用いて搬出用
コンベヤ22へ取り出され、搬出用コンベヤ22から乗
継建屋8、搬出用コンベヤ19、乗継建屋6、搬出用コ
ンベヤ20を介してボイラ設備21へと送られ、ボイラ
設備21で発電に使用されるようになっている。
炭された石炭は、図示しないリクレーマを用いて搬出用
コンベヤ22へ取り出され、搬出用コンベヤ22から乗
継建屋8、搬出用コンベヤ19、乗継建屋6、搬出用コ
ンベヤ20を介してボイラ設備21へと送られ、ボイラ
設備21で発電に使用されるようになっている。
【0007】そして、雨天時に貯炭場12へ降った雨水
は、貯炭場12の近くに設けられた水処理施設23へと
流され、水処理施設23で処理されるようにしている。
は、貯炭場12の近くに設けられた水処理施設23へと
流され、水処理施設23で処理されるようにしている。
【0008】上記水処理施設23は、図6に示すよう
に、貯炭場12に接続された二基一組の排水貯槽24,
25と、各排水貯槽24,25に接続された補給水槽2
6とで構成されており、貯炭場12に降った雨水は、二
基一組の排水貯槽24,25の一側へ排水され、排水貯
槽24,25内を一側から他側へと拡がる過程で排水と
共に流されてきた石炭粉が自然に沈降分離されて排水中
の石炭粉の濃度が低下され、石炭粉の濃度が低下された
排水は排水貯槽24,25の他側から補給水槽26へと
流されるようにしている。
に、貯炭場12に接続された二基一組の排水貯槽24,
25と、各排水貯槽24,25に接続された補給水槽2
6とで構成されており、貯炭場12に降った雨水は、二
基一組の排水貯槽24,25の一側へ排水され、排水貯
槽24,25内を一側から他側へと拡がる過程で排水と
共に流されてきた石炭粉が自然に沈降分離されて排水中
の石炭粉の濃度が低下され、石炭粉の濃度が低下された
排水は排水貯槽24,25の他側から補給水槽26へと
流されるようにしている。
【0009】そして、補給水槽26へと流された排水
は、晴れの日等にポンプ27で汲み上げられて、貯炭場
12に貯留された石炭の各パイル13,14,16へ散
布されることにより、石炭からの発塵の防止に使われる
等、揚運炭設備における各種の用途に利用されている。
は、晴れの日等にポンプ27で汲み上げられて、貯炭場
12に貯留された石炭の各パイル13,14,16へ散
布されることにより、石炭からの発塵の防止に使われる
等、揚運炭設備における各種の用途に利用されている。
【0010】尚、28は雨が少ない時等に補給水槽26
へ補給される補給水である。
へ補給される補給水である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き従来の揚運炭設備用水処理施設には、以下のような
問題があった。
如き従来の揚運炭設備用水処理施設には、以下のような
問題があった。
【0012】即ち、石炭の中には中性でないものも含ま
れているため、貯炭場12からの排水は中性でないこと
があるが、水処理施設23には特に排水のpHを調整す
るような施設が設けられていなかったので、中性でない
排水であってもそのまま貯炭場12への散水等に使用さ
れていた。
れているため、貯炭場12からの排水は中性でないこと
があるが、水処理施設23には特に排水のpHを調整す
るような施設が設けられていなかったので、中性でない
排水であってもそのまま貯炭場12への散水等に使用さ
れていた。
【0013】又、各乗継建屋4,6,8,10における
各コンベヤ3,5,7,9,17,18,19,22の
戻り部分の下部には、ベルトに付着した石炭粉を清掃す
るために図示しない乾式クリーナが設けられていたが、
乾式クリーナではベルトに対する清掃効果が十分ではな
かったので、補給水槽26に溜まった排水を各コンベヤ
3,5,7,9,17,18,19,22の戻り部分の
洗浄等に利用できないかという提案がなされていた。
各コンベヤ3,5,7,9,17,18,19,22の
戻り部分の下部には、ベルトに付着した石炭粉を清掃す
るために図示しない乾式クリーナが設けられていたが、
乾式クリーナではベルトに対する清掃効果が十分ではな
かったので、補給水槽26に溜まった排水を各コンベヤ
3,5,7,9,17,18,19,22の戻り部分の
洗浄等に利用できないかという提案がなされていた。
【0014】このため、図7に示されるような揚運炭設
備用水処理施設が本発明者等によって考えられている。
備用水処理施設が本発明者等によって考えられている。
【0015】即ち、貯炭場12に排水路30を介して二
基一組の排水貯槽31,32の一側を接続し、各排水貯
槽31,32の他側に排水路33,34を介して補給水
槽35を接続して、水処理施設36を構成し、前記補給
水槽35に、散水用流路37と、散水用ポンプ38と、
貯炭場12へ散水するための散水ノズル39とを備えた
散水系統40を設け、更に、水処理施設36に中和槽4
2を設けると共に、各排水貯槽31,32の他側をポン
プ43を有する中和用取水流路44を介して中和槽42
に接続し、中和槽42と補給水槽35との間をポンプ4
5を有する中和水送給流路46で接続し、且つ、前記排
水路33,34に弁47,48を設け、更に又、補給水
槽35に、取水流路49と、取水用ポンプ50と、図5
の各乗継建屋4,6,8,10に設けられた各コンベヤ
3,5,7,9,17,18,19,22の戻り部51
におけるベルトの下面を洗浄可能な洗浄用ノズル52
と、各乗継建屋4,6,8,10に設けられた石炭シュ
ート53に散水して発塵を防止させるための散水ノズル
54を備えた散水洗浄系統55を設け、そして、水処理
施設36に凝集設備56を設け、各乗継建屋4,6,
8,10に設けられた排水ピット57の間を接続してい
る排水路58の下流側を、凝集設備56に接続する。
基一組の排水貯槽31,32の一側を接続し、各排水貯
槽31,32の他側に排水路33,34を介して補給水
槽35を接続して、水処理施設36を構成し、前記補給
水槽35に、散水用流路37と、散水用ポンプ38と、
貯炭場12へ散水するための散水ノズル39とを備えた
散水系統40を設け、更に、水処理施設36に中和槽4
2を設けると共に、各排水貯槽31,32の他側をポン
プ43を有する中和用取水流路44を介して中和槽42
に接続し、中和槽42と補給水槽35との間をポンプ4
5を有する中和水送給流路46で接続し、且つ、前記排
水路33,34に弁47,48を設け、更に又、補給水
槽35に、取水流路49と、取水用ポンプ50と、図5
の各乗継建屋4,6,8,10に設けられた各コンベヤ
3,5,7,9,17,18,19,22の戻り部51
におけるベルトの下面を洗浄可能な洗浄用ノズル52
と、各乗継建屋4,6,8,10に設けられた石炭シュ
ート53に散水して発塵を防止させるための散水ノズル
54を備えた散水洗浄系統55を設け、そして、水処理
施設36に凝集設備56を設け、各乗継建屋4,6,
8,10に設けられた排水ピット57の間を接続してい
る排水路58の下流側を、凝集設備56に接続する。
【0016】前記凝集設備56は、固形の凝集剤を水で
溶解するための凝集剤溶解槽59と、排水路58からの
排水に凝集剤溶解槽59で溶解された凝集剤の溶液を加
えて撹拌装置60で撹拌するための凝集撹拌槽61と、
排水中に含まれる石炭粉等の固形浮遊物を凝集撹拌槽6
1で混合された凝集剤によって凝集沈殿させるための容
量の大きい凝集沈殿槽62とで構成してあり、該凝集沈
殿槽62の上部に、凝集沈殿槽62の上澄水を排水貯槽
31,32及び補給水槽35へ戻すための循環流路63
を設け、凝集沈殿槽62の下部に、排水から分離された
石炭粉等の沈殿物を貯炭場石炭プール12aへ送る取出
流路64を設けると共に、取出流路64の途中に、排水
から分離された沈殿物を凝集撹拌槽61へ戻す戻し流路
65を設けてある。
溶解するための凝集剤溶解槽59と、排水路58からの
排水に凝集剤溶解槽59で溶解された凝集剤の溶液を加
えて撹拌装置60で撹拌するための凝集撹拌槽61と、
排水中に含まれる石炭粉等の固形浮遊物を凝集撹拌槽6
1で混合された凝集剤によって凝集沈殿させるための容
量の大きい凝集沈殿槽62とで構成してあり、該凝集沈
殿槽62の上部に、凝集沈殿槽62の上澄水を排水貯槽
31,32及び補給水槽35へ戻すための循環流路63
を設け、凝集沈殿槽62の下部に、排水から分離された
石炭粉等の沈殿物を貯炭場石炭プール12aへ送る取出
流路64を設けると共に、取出流路64の途中に、排水
から分離された沈殿物を凝集撹拌槽61へ戻す戻し流路
65を設けてある。
【0017】尚、図中、41は雨が少ない時等に補給水
槽35へ補給される補給水、66は取出流路64に設け
られたポンプ、67,68は取出流路64や戻し流路6
5に設けられた弁、69は凝集剤溶解槽59に設けられ
た溶解装置、70は凝集剤溶解槽59の凝集剤を撹拌装
置60へ送るためのポンプ、71は各乗継建屋4,6,
8,10からの排水路58に設けられたポンプである。
槽35へ補給される補給水、66は取出流路64に設け
られたポンプ、67,68は取出流路64や戻し流路6
5に設けられた弁、69は凝集剤溶解槽59に設けられ
た溶解装置、70は凝集剤溶解槽59の凝集剤を撹拌装
置60へ送るためのポンプ、71は各乗継建屋4,6,
8,10からの排水路58に設けられたポンプである。
【0018】図7に示される如き揚運炭設備用水処理施
設においては、貯炭場12に雨が降った場合、雨水は、
貯炭場12から排水路30を介して二基一組の排水貯槽
31,32の一側へ排水され、排水貯槽31,32内を
一側から他側へと拡がる過程で排水と共に流されてきた
石炭粉が自然に沈降分離されて排水中の石炭粉の濃度が
低下される。そして、排水貯槽31,32で石炭粉の濃
度が低下された排水は、排水貯槽31,32の他側から
排水路33,34を介して補給水槽35へと流される。
設においては、貯炭場12に雨が降った場合、雨水は、
貯炭場12から排水路30を介して二基一組の排水貯槽
31,32の一側へ排水され、排水貯槽31,32内を
一側から他側へと拡がる過程で排水と共に流されてきた
石炭粉が自然に沈降分離されて排水中の石炭粉の濃度が
低下される。そして、排水貯槽31,32で石炭粉の濃
度が低下された排水は、排水貯槽31,32の他側から
排水路33,34を介して補給水槽35へと流される。
【0019】ここで、貯炭場12に中性でない石炭を貯
留している場合、貯炭場12からの排水は混入された石
炭粉によって中性ではなくなるが、このような場合に
は、弁47,48を閉じて排水路33,34から雨水が
排水されないようにすると共に、ポンプ43を駆動し
て、中和用取水流路44を介し中和槽42へ排水を導入
する。
留している場合、貯炭場12からの排水は混入された石
炭粉によって中性ではなくなるが、このような場合に
は、弁47,48を閉じて排水路33,34から雨水が
排水されないようにすると共に、ポンプ43を駆動し
て、中和用取水流路44を介し中和槽42へ排水を導入
する。
【0020】そして、中和槽42で、導入された排水に
中和剤を混入してこれを中和させた後、ポンプ45を駆
動して中和水送給流路46を介し中和された排水を補給
水槽35へ送る。尚、中和槽42から補給水槽35への
中和水の送給タイミングは、雨量や中和槽42の容量等
によって適宜決定する。
中和剤を混入してこれを中和させた後、ポンプ45を駆
動して中和水送給流路46を介し中和された排水を補給
水槽35へ送る。尚、中和槽42から補給水槽35への
中和水の送給タイミングは、雨量や中和槽42の容量等
によって適宜決定する。
【0021】そして、補給水槽35へ集められた中性の
排水は、晴れの日等に散水系統40の散水用ポンプ38
により散水用流路37を介して汲み上げられ、散水ノズ
ル39から貯炭場12に貯留された石炭の各パイルへ散
布されることにより、石炭からの発塵の防止に使われ
る。
排水は、晴れの日等に散水系統40の散水用ポンプ38
により散水用流路37を介して汲み上げられ、散水ノズ
ル39から貯炭場12に貯留された石炭の各パイルへ散
布されることにより、石炭からの発塵の防止に使われ
る。
【0022】更に、補給水槽35へ集められた中性の排
水は、散水洗浄系統55の取水用ポンプ50により取水
流路49を介して汲み上げられ、洗浄用ノズル52から
噴射されることにより、図5の各乗継建屋4,6,8,
10に設けられた各コンベヤ3,5,7,9,17,1
8,19,22の戻り部51におけるベルトの下面の洗
浄に使われる。同時に、散水ノズル54から各乗継建屋
4,6,8,10に設けられた石炭シュート53に散水
されることにより、石炭シュート53を落下する石炭か
らの発塵の防止に使われる。
水は、散水洗浄系統55の取水用ポンプ50により取水
流路49を介して汲み上げられ、洗浄用ノズル52から
噴射されることにより、図5の各乗継建屋4,6,8,
10に設けられた各コンベヤ3,5,7,9,17,1
8,19,22の戻り部51におけるベルトの下面の洗
浄に使われる。同時に、散水ノズル54から各乗継建屋
4,6,8,10に設けられた石炭シュート53に散水
されることにより、石炭シュート53を落下する石炭か
らの発塵の防止に使われる。
【0023】このように、各乗継建屋4,6,8,10
に設けられた各コンベヤ3,5,7,9,17,18,
19,22の戻り部51におけるベルトの下面を、洗浄
させることにより、ベルトに対する高い清掃効果を得る
ことができるようになる。しかも、洗浄に使う水を貯炭
場12からの排水とすることにより、水資源を有効活用
することができるようになる。
に設けられた各コンベヤ3,5,7,9,17,18,
19,22の戻り部51におけるベルトの下面を、洗浄
させることにより、ベルトに対する高い清掃効果を得る
ことができるようになる。しかも、洗浄に使う水を貯炭
場12からの排水とすることにより、水資源を有効活用
することができるようになる。
【0024】そして、上記各コンベヤ3,5,7,9,
17,18,19,22の戻り部51におけるベルトの
下面の洗浄に使用された排水は、各乗継建屋4,6,
8,10に設けられた排水ピット57に集められ、排水
ピット57からポンプ71により排水路58を介して凝
集設備56へ送られる。
17,18,19,22の戻り部51におけるベルトの
下面の洗浄に使用された排水は、各乗継建屋4,6,
8,10に設けられた排水ピット57に集められ、排水
ピット57からポンプ71により排水路58を介して凝
集設備56へ送られる。
【0025】そして、凝集設備56では、排水路58か
らの排水は凝集撹拌槽61へ導入され、凝集撹拌槽61
で、凝集剤溶解槽59からの凝集剤の溶液を加えられて
撹拌装置60で撹拌混合された後に、容量の大きい凝集
沈殿槽62へ送られる。
らの排水は凝集撹拌槽61へ導入され、凝集撹拌槽61
で、凝集剤溶解槽59からの凝集剤の溶液を加えられて
撹拌装置60で撹拌混合された後に、容量の大きい凝集
沈殿槽62へ送られる。
【0026】凝集沈殿槽62では、前段で混合された凝
集剤の働きによって排水中に含まれる石炭粉等の固形浮
遊物が凝集沈殿される。そして、凝集沈殿槽62の上澄
水が循環流路63を介して凝集沈殿槽62の上部から排
水貯槽31,32及び補給水槽35へ戻されて、循環再
利用される。このように凝集設備56を通すことによ
り、各コンベヤ3,5,7,9,17,18,19,2
2の戻り部51におけるベルトの下面を洗浄した排水を
系外に排出せずに処理することが可能となる。
集剤の働きによって排水中に含まれる石炭粉等の固形浮
遊物が凝集沈殿される。そして、凝集沈殿槽62の上澄
水が循環流路63を介して凝集沈殿槽62の上部から排
水貯槽31,32及び補給水槽35へ戻されて、循環再
利用される。このように凝集設備56を通すことによ
り、各コンベヤ3,5,7,9,17,18,19,2
2の戻り部51におけるベルトの下面を洗浄した排水を
系外に排出せずに処理することが可能となる。
【0027】又、凝集沈殿槽62の下部に溜まった、各
コンベヤ3,5,7,9,17,18,19,22の戻
り部51におけるベルトの下面を洗浄した排水から分離
された石炭粉等の沈殿物は、取出流路64を介して貯炭
場石炭プール12aへ送られ、該貯炭場石炭プール12
aで天日乾燥された後、ボイラ設備で使用される。
コンベヤ3,5,7,9,17,18,19,22の戻
り部51におけるベルトの下面を洗浄した排水から分離
された石炭粉等の沈殿物は、取出流路64を介して貯炭
場石炭プール12aへ送られ、該貯炭場石炭プール12
aで天日乾燥された後、ボイラ設備で使用される。
【0028】尚、取出流路64から取り出された沈殿物
の凝集度合いが低い場合には、凝集度合いの低い沈殿物
を戻し流路65を介して凝集撹拌槽61へ戻し、沈殿物
の再凝集を図るようにしてある。
の凝集度合いが低い場合には、凝集度合いの低い沈殿物
を戻し流路65を介して凝集撹拌槽61へ戻し、沈殿物
の再凝集を図るようにしてある。
【0029】しかしながら、前述の如く、凝集沈殿槽6
2で沈殿した石炭粉を貯炭場石炭プール12aにおいて
天日乾燥するのでは、石炭粉を貯炭場石炭プール12a
に撒くときに人手を要すると共に、貯炭場石炭プール1
2aに貯留された石炭粉をブルドーザ等を用い定期的に
掘り返して乾燥させる必要があり、手間と時間がかかる
一方、貯炭場石炭プール12aとして広大なスペースを
用意しなければならないという欠点を有していた。
2で沈殿した石炭粉を貯炭場石炭プール12aにおいて
天日乾燥するのでは、石炭粉を貯炭場石炭プール12a
に撒くときに人手を要すると共に、貯炭場石炭プール1
2aに貯留された石炭粉をブルドーザ等を用い定期的に
掘り返して乾燥させる必要があり、手間と時間がかかる
一方、貯炭場石炭プール12aとして広大なスペースを
用意しなければならないという欠点を有していた。
【0030】本発明は、斯かる実情に鑑み、ベルト洗浄
排水中に含まれる石炭粉を乾燥させるための貯炭場石炭
プールを不要とし得、石炭粉を貯炭場石炭プールに撒い
たり、石炭粉をブルドーザ等を用いて定期的に掘り返し
たりする手間を省くことができ、且つ省スペース化を図
り得る揚運炭設備のベルト洗浄排水処理施設を提供しよ
うとするものである。
排水中に含まれる石炭粉を乾燥させるための貯炭場石炭
プールを不要とし得、石炭粉を貯炭場石炭プールに撒い
たり、石炭粉をブルドーザ等を用いて定期的に掘り返し
たりする手間を省くことができ、且つ省スペース化を図
り得る揚運炭設備のベルト洗浄排水処理施設を提供しよ
うとするものである。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明は、凝集剤を溶解
する凝集剤溶解槽と、貯炭場の石炭を搬送するコンベヤ
の戻り部におけるベルトを洗浄したベルト洗浄排水と、
前記凝集剤溶解槽で溶解された凝集剤の溶液とを撹拌す
る凝集撹拌槽と、前記ベルト洗浄排水中に含まれる石炭
粉を前記凝集撹拌槽で混合された凝集剤によって凝集沈
殿させ、且つ上澄水を再利用するための凝集沈殿槽とを
備えた揚運炭設備のベルト洗浄排水処理施設であって、
前記凝集沈殿槽で沈殿した石炭粉を含む沈殿物を水分を
除去して濃縮し、石炭粉を回収する脱水設備を具備した
ことを特徴とする揚運炭設備のベルト洗浄排水処理施設
にかかるものである。
する凝集剤溶解槽と、貯炭場の石炭を搬送するコンベヤ
の戻り部におけるベルトを洗浄したベルト洗浄排水と、
前記凝集剤溶解槽で溶解された凝集剤の溶液とを撹拌す
る凝集撹拌槽と、前記ベルト洗浄排水中に含まれる石炭
粉を前記凝集撹拌槽で混合された凝集剤によって凝集沈
殿させ、且つ上澄水を再利用するための凝集沈殿槽とを
備えた揚運炭設備のベルト洗浄排水処理施設であって、
前記凝集沈殿槽で沈殿した石炭粉を含む沈殿物を水分を
除去して濃縮し、石炭粉を回収する脱水設備を具備した
ことを特徴とする揚運炭設備のベルト洗浄排水処理施設
にかかるものである。
【0032】前記揚運炭設備のベルト洗浄排水処理施設
においては、凝集沈殿槽で沈殿した石炭粉を含む沈殿物
を水分を除去して濃縮する脱水機と、該脱水機から排出
される沈殿物を搬送するスクリューポンプと、該スクリ
ューポンプから供給される沈殿物を多数のフィーダ孔か
ら紐状にして排出するフィーダと、該フィーダから排出
される紐状の沈殿物を乾燥させるためのエアファンと、
前記フィーダから排出され且つエアファンで乾燥された
石炭粉を移送する石炭粉移送コンベヤとから脱水設備を
構成することができる。
においては、凝集沈殿槽で沈殿した石炭粉を含む沈殿物
を水分を除去して濃縮する脱水機と、該脱水機から排出
される沈殿物を搬送するスクリューポンプと、該スクリ
ューポンプから供給される沈殿物を多数のフィーダ孔か
ら紐状にして排出するフィーダと、該フィーダから排出
される紐状の沈殿物を乾燥させるためのエアファンと、
前記フィーダから排出され且つエアファンで乾燥された
石炭粉を移送する石炭粉移送コンベヤとから脱水設備を
構成することができる。
【0033】上記の手段によれば、以下のような作用が
得られる。
得られる。
【0034】貯炭場の石炭を搬送するコンベヤの戻り部
におけるベルトを洗浄したベルト洗浄排水は、凝集撹拌
槽へ送られ、凝集剤溶解槽で溶解された凝集剤の溶液と
混合撹拌され、前記ベルト洗浄排水中に含まれる石炭粉
が前記凝集剤によって凝集され、凝集沈殿槽へ送られて
上澄水が再利用されると共に、該凝集沈殿槽で沈殿した
石炭粉を含む沈殿物は、脱水設備において水分を除去さ
れて濃縮され回収される。
におけるベルトを洗浄したベルト洗浄排水は、凝集撹拌
槽へ送られ、凝集剤溶解槽で溶解された凝集剤の溶液と
混合撹拌され、前記ベルト洗浄排水中に含まれる石炭粉
が前記凝集剤によって凝集され、凝集沈殿槽へ送られて
上澄水が再利用されると共に、該凝集沈殿槽で沈殿した
石炭粉を含む沈殿物は、脱水設備において水分を除去さ
れて濃縮され回収される。
【0035】脱水設備を上述した手段のように構成した
場合は、凝集沈殿槽で沈殿した石炭粉を含む沈殿物は、
脱水機へ送られて水分を除去され濃縮された後、スクリ
ューポンプによりフィーダへ供給され、フィーダの多数
のフィーダ孔から紐状にして石炭粉移送コンベヤ上へ排
出され、このときにエアファンから吹き出される空気に
よって乾燥され、前記石炭粉移送コンベヤによって移送
される。
場合は、凝集沈殿槽で沈殿した石炭粉を含む沈殿物は、
脱水機へ送られて水分を除去され濃縮された後、スクリ
ューポンプによりフィーダへ供給され、フィーダの多数
のフィーダ孔から紐状にして石炭粉移送コンベヤ上へ排
出され、このときにエアファンから吹き出される空気に
よって乾燥され、前記石炭粉移送コンベヤによって移送
される。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
示例と共に説明する。
【0037】図1は本発明の揚運炭設備のベルト洗浄排
水処理施設の実施の形態の一例である。
水処理施設の実施の形態の一例である。
【0038】揚運炭設備全体の概要については、図5と
同様であるため必要に応じて図5を参照する。又、図
中、図7と同じものには同じ符号を付すことにより説明
を省略する。
同様であるため必要に応じて図5を参照する。又、図
中、図7と同じものには同じ符号を付すことにより説明
を省略する。
【0039】本例では、凝集沈殿槽62で沈殿した石炭
粉を含む沈殿物を水分を除去して濃縮し、石炭粉を回収
する脱水設備72を具備してある。
粉を含む沈殿物を水分を除去して濃縮し、石炭粉を回収
する脱水設備72を具備してある。
【0040】前記脱水設備72は、主に、図1に示す如
く、凝集沈殿槽62で沈殿した石炭粉を含む沈殿物を水
分を除去して濃縮する脱水機73と、該脱水機73から
排出される沈殿物を搬送するスクリューポンプ75と、
該スクリューポンプ75から供給される沈殿物を多数の
フィーダ孔76bから紐状にして排出するフィーダ76
と、該フィーダ76から排出される紐状の沈殿物を乾燥
させるためのエアファン77と、前記フィーダ76から
排出され且つエアファン77で乾燥された石炭粉を移送
する石炭粉移送コンベヤ78とを備えてなる構成を有し
ている。
く、凝集沈殿槽62で沈殿した石炭粉を含む沈殿物を水
分を除去して濃縮する脱水機73と、該脱水機73から
排出される沈殿物を搬送するスクリューポンプ75と、
該スクリューポンプ75から供給される沈殿物を多数の
フィーダ孔76bから紐状にして排出するフィーダ76
と、該フィーダ76から排出される紐状の沈殿物を乾燥
させるためのエアファン77と、前記フィーダ76から
排出され且つエアファン77で乾燥された石炭粉を移送
する石炭粉移送コンベヤ78とを備えてなる構成を有し
ている。
【0041】前記脱水機73とスクリューポンプ75と
の間には、脱水機73で濃縮された沈殿物を一旦貯留し
てスクリューポンプ75へ供給するホッパー74を設
け、前記石炭粉移送コンベヤ78の下流端側には、該石
炭粉移送コンベヤ78で移送された石炭粉を貯留するホ
ッパー79を配設し、該ホッパー79に貯留された石炭
粉をトラック80によって運搬し得るようにしてある。
の間には、脱水機73で濃縮された沈殿物を一旦貯留し
てスクリューポンプ75へ供給するホッパー74を設
け、前記石炭粉移送コンベヤ78の下流端側には、該石
炭粉移送コンベヤ78で移送された石炭粉を貯留するホ
ッパー79を配設し、該ホッパー79に貯留された石炭
粉をトラック80によって運搬し得るようにしてある。
【0042】又、凝集剤溶解槽59の凝集剤の溶液の一
部をポンプ81の作動により取出流路64途中に必要に
応じて適宜投入し得るようにしてある。
部をポンプ81の作動により取出流路64途中に必要に
応じて適宜投入し得るようにしてある。
【0043】前記脱水機73において沈殿物から除去し
た水は、排水タンク82に貯留され、該排水タンク82
に貯留された水は、ポンプ83の作動により必要に応じ
て適宜凝集撹拌槽61へ戻すようにしてあり、又、前記
脱水機73には、散水母管84から分岐させた掃除用水
配管85を接続し、脱水機73の内部を掃除用水配管8
5の水により掃除し得るようにしてある。
た水は、排水タンク82に貯留され、該排水タンク82
に貯留された水は、ポンプ83の作動により必要に応じ
て適宜凝集撹拌槽61へ戻すようにしてあり、又、前記
脱水機73には、散水母管84から分岐させた掃除用水
配管85を接続し、脱水機73の内部を掃除用水配管8
5の水により掃除し得るようにしてある。
【0044】前記フィーダ76は、図2及び図3に示す
ように所定の幅と長さとを有し且つ略水平に延びる底板
76aを備えたボックス型で、底板76aには所定の間
隔をあけて小径のフィーダ孔76b(図4参照)を穿設
し、スクリューポンプ75から供給される沈殿物が前記
フィーダ孔76bを通過して紐状となり流下するように
形成してある。
ように所定の幅と長さとを有し且つ略水平に延びる底板
76aを備えたボックス型で、底板76aには所定の間
隔をあけて小径のフィーダ孔76b(図4参照)を穿設
し、スクリューポンプ75から供給される沈殿物が前記
フィーダ孔76bを通過して紐状となり流下するように
形成してある。
【0045】次に、上記図示例の作動について説明す
る。
る。
【0046】各コンベヤ3,5,7,9,17,18,
19,22の戻り部51におけるベルトの下面の洗浄に
使用された排水を、排水ピット57から排水路58を介
して凝集設備56の凝集撹拌槽61へ導入すると、該凝
集設備56の凝集撹拌槽61において、凝集剤溶解槽5
9からの凝集剤の溶液が前記排水に加えられて撹拌装置
60で撹拌混合された後に、凝集沈殿槽62へ送られ、
該凝集沈殿槽62において、前段で混合された凝集剤の
働きによって排水中に含まれる石炭粉が凝集沈殿され
る。
19,22の戻り部51におけるベルトの下面の洗浄に
使用された排水を、排水ピット57から排水路58を介
して凝集設備56の凝集撹拌槽61へ導入すると、該凝
集設備56の凝集撹拌槽61において、凝集剤溶解槽5
9からの凝集剤の溶液が前記排水に加えられて撹拌装置
60で撹拌混合された後に、凝集沈殿槽62へ送られ、
該凝集沈殿槽62において、前段で混合された凝集剤の
働きによって排水中に含まれる石炭粉が凝集沈殿され
る。
【0047】前記凝集沈殿槽62の下部に沈殿して溜ま
った沈殿物は、ポンプ66の作動により取出流路64を
介して脱水設備72の脱水機73へ送られ、該脱水機7
3において、沈殿物中の水分が除去されて濃度50%程
度となり、ホッパー74へ投入される。尚、沈殿物から
排除された水は、脱水機73から排水タンク82へ排出
され、ポンプ83の作動により必要に応じて適宜凝集撹
拌槽61へ戻される。
った沈殿物は、ポンプ66の作動により取出流路64を
介して脱水設備72の脱水機73へ送られ、該脱水機7
3において、沈殿物中の水分が除去されて濃度50%程
度となり、ホッパー74へ投入される。尚、沈殿物から
排除された水は、脱水機73から排水タンク82へ排出
され、ポンプ83の作動により必要に応じて適宜凝集撹
拌槽61へ戻される。
【0048】前記ホッパー74へ投入された沈殿物は、
スクリューポンプ75によってフィーダ76へ投入さ
れ、該フィーダ76の底板76aに設けられているフィ
ーダ孔76bから紐状となって流出し、フィーダ76の
下方に配置された石炭粉移送コンベヤ78上に落下す
る。この際、紐状の沈殿物はエアファン77からの送風
を受けて乾燥され、石炭粉として前記石炭粉移送コンベ
ヤ78上に落下する。
スクリューポンプ75によってフィーダ76へ投入さ
れ、該フィーダ76の底板76aに設けられているフィ
ーダ孔76bから紐状となって流出し、フィーダ76の
下方に配置された石炭粉移送コンベヤ78上に落下す
る。この際、紐状の沈殿物はエアファン77からの送風
を受けて乾燥され、石炭粉として前記石炭粉移送コンベ
ヤ78上に落下する。
【0049】石炭粉移送コンベヤ78上に落下した石炭
粉は、該石炭粉移送コンベヤ78によりホッパー79へ
投入されて一時的に貯留され、トラック80等によって
随時、貯炭場12、又はボイラ設備21へ運搬される。
粉は、該石炭粉移送コンベヤ78によりホッパー79へ
投入されて一時的に貯留され、トラック80等によって
随時、貯炭場12、又はボイラ設備21へ運搬される。
【0050】こうして、ベルト洗浄排水中に含まれる石
炭粉を乾燥させるための貯炭場石炭プール12aを不要
とし得、石炭粉を貯炭場石炭プール12aに撒いたり、
石炭粉をブルドーザ等を用いて定期的に掘り返したりす
る手間を省くことができ、且つ省スペース化を図り得
る。
炭粉を乾燥させるための貯炭場石炭プール12aを不要
とし得、石炭粉を貯炭場石炭プール12aに撒いたり、
石炭粉をブルドーザ等を用いて定期的に掘り返したりす
る手間を省くことができ、且つ省スペース化を図り得
る。
【0051】尚、本発明の揚運炭設備のベルト洗浄排水
処理施設は上述した実施の形態にのみ限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々
変更を加え得ることは勿論である。
処理施設は上述した実施の形態にのみ限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々
変更を加え得ることは勿論である。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1,
2記載の揚運炭設備のベルト洗浄排水処理施設によれ
ば、ベルト洗浄排水中に含まれる石炭粉を乾燥させるた
めの貯炭場石炭プールを不要とし得、石炭粉を貯炭場石
炭プールに撒いたり、石炭粉をブルドーザ等を用いて定
期的に掘り返したりする手間を省くことができ、且つ省
スペース化を図り得るという種々の優れた効果を奏し得
る。
2記載の揚運炭設備のベルト洗浄排水処理施設によれ
ば、ベルト洗浄排水中に含まれる石炭粉を乾燥させるた
めの貯炭場石炭プールを不要とし得、石炭粉を貯炭場石
炭プールに撒いたり、石炭粉をブルドーザ等を用いて定
期的に掘り返したりする手間を省くことができ、且つ省
スペース化を図り得るという種々の優れた効果を奏し得
る。
【図1】本発明の揚運炭設備のベルト排水処理施設の実
施の形態の一例を示す概略系統図である。
施の形態の一例を示す概略系統図である。
【図2】図1に関連するフィーダの断面図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】図2に関連するフィーダ孔の拡大図である。
【図5】揚運炭設備全体の概要を示す平面図である。
【図6】従来例の概略系統図である。
【図7】本発明者等によって提案されている揚運炭設備
用水処理施設の一例の概略系統図である。
用水処理施設の一例の概略系統図である。
3 搬入用コンベヤ(コンベヤ) 5 搬入用コンベヤ(コンベヤ) 7 搬入用コンベヤ(コンベヤ) 9 搬入用コンベヤ(コンベヤ) 12 貯炭場 15 搬入用コンベヤ 17 搬出用コンベヤ(コンベヤ) 18 搬出用コンベヤ(コンベヤ) 19 搬出用コンベヤ(コンベヤ) 22 搬出用コンベヤ(コンベヤ) 51 戻り部 59 凝集剤溶解槽 61 凝集撹拌槽 62 凝集沈殿槽 72 脱水設備 73 脱水機 75 スクリューポンプ 76 フィーダ 76b フィーダ孔 77 エアファン 78 石炭粉移送コンベヤ
Claims (2)
- 【請求項1】 凝集剤を溶解する凝集剤溶解槽と、 貯炭場の石炭を搬送するコンベヤの戻り部におけるベル
トを洗浄したベルト洗浄排水と、前記凝集剤溶解槽で溶
解された凝集剤の溶液とを撹拌する凝集撹拌槽と、 前記ベルト洗浄排水中に含まれる石炭粉を前記凝集撹拌
槽で混合された凝集剤によって凝集沈殿させ、且つ上澄
水を再利用するための凝集沈殿槽とを備えた揚運炭設備
のベルト洗浄排水処理施設であって、 前記凝集沈殿槽で沈殿した石炭粉を含む沈殿物を水分を
除去して濃縮し、石炭粉を回収する脱水設備を具備した
ことを特徴とする揚運炭設備のベルト洗浄排水処理施
設。 - 【請求項2】 凝集沈殿槽で沈殿した石炭粉を含む沈殿
物を水分を除去して濃縮する脱水機と、 該脱水機から排出される沈殿物を搬送するスクリューポ
ンプと、 該スクリューポンプから供給される沈殿物を多数のフィ
ーダ孔から紐状にして排出するフィーダと、 該フィーダから排出される紐状の沈殿物を乾燥させるた
めのエアファンと、 前記フィーダから排出され且つエアファンで乾燥された
石炭粉を移送する石炭粉移送コンベヤとから脱水設備を
構成した請求項1記載の揚運炭設備のベルト洗浄排水処
理施設。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25100395A JPH0985255A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 揚運炭設備のベルト洗浄排水処理施設 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25100395A JPH0985255A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 揚運炭設備のベルト洗浄排水処理施設 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0985255A true JPH0985255A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17216202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25100395A Withdrawn JPH0985255A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 揚運炭設備のベルト洗浄排水処理施設 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0985255A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0705815A1 (de) * | 1994-09-07 | 1996-04-10 | Bayer Ag | Verfahren zur Herstellung von N-Arylaminoacrylsäurederivaten und deren Verwendung zur Herstellung von 4-Chinolon-3-carbonsäurederivaten |
CN103407758A (zh) * | 2013-08-15 | 2013-11-27 | 山东星源矿山设备集团有限公司 | 一种带式回料机用回程清扫装置 |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP25100395A patent/JPH0985255A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0705815A1 (de) * | 1994-09-07 | 1996-04-10 | Bayer Ag | Verfahren zur Herstellung von N-Arylaminoacrylsäurederivaten und deren Verwendung zur Herstellung von 4-Chinolon-3-carbonsäurederivaten |
US5672708A (en) * | 1994-09-07 | 1997-09-30 | Bayer Aktiengesellschaft | Process for the preparation of N-arylaminoacrylic acid derivatives and the use of N-arylaminoacrylic acid derivatives thus prepared for the preparation of 4-quinolone-3-carboxylic acid derivatives |
CN103407758A (zh) * | 2013-08-15 | 2013-11-27 | 山东星源矿山设备集团有限公司 | 一种带式回料机用回程清扫装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050629 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20050915 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |