JPH0984788A - 組織構造解析装置 - Google Patents

組織構造解析装置

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JPH0984788A
JPH0984788A JP7247654A JP24765495A JPH0984788A JP H0984788 A JPH0984788 A JP H0984788A JP 7247654 A JP7247654 A JP 7247654A JP 24765495 A JP24765495 A JP 24765495A JP H0984788 A JPH0984788 A JP H0984788A
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JP
Japan
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tissue
bone marrow
tissue structure
frequency characteristic
maximum
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Application number
JP7247654A
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English (en)
Inventor
Naoki Otomo
直樹 大友
Sadayuki Ueha
貞行 上羽
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Aloka Co Ltd
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Publication date
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Priority to PCT/JP1996/002767 priority patent/WO1997011639A1/ja
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/08Detecting organic movements or changes, e.g. tumours, cysts, swellings
    • A61B8/0875Detecting organic movements or changes, e.g. tumours, cysts, swellings for diagnosis of bone

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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 骨の微細構造を超音波を利用して解明する。 【解決手段】 超音波散乱の面から見て、海綿骨を2次
元配列された複数の円柱として予めモデリングし、その
理論式を求めておく。次に、生体に向けて超音波を送波
し、海綿骨にて散乱した超音波を受波する。そして、そ
の超音波の受波により得られる受信信号の周波数特性を
演算し、理論式に含まれる未知パラメータの値を周波数
特性に基づいて推定する。その未知パラメータの値とし
て骨粱間隔と骨粱の太さが推定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生体組織の評価に関
連して組織構造を解析する装置に関し、特に超音波を利
用して海綿骨の構造解析を行う新しいタイプの装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】生体に超音波を透過させ、生体組織の評
価・診断を行う生体組織評価装置が提案されている。こ
のような生体組織評価装置及び評価方法の例としては、
例えば、本出願人が先に提案した特願平4−12775
1号、特願平5−55531号、特願平5−18054
1号などが挙げられる。
【0003】特願平4−127751号で提案した装置
は、生体組織のうちで特に骨を評価するための装置であ
り、超音波計測によって骨中の音速を求め、更にX線計
測によって骨密度(単位体積当たりのミネラル量)を求
め、それらの計測結果を利用して骨の剛性に関する評価
値を算出するものである。また、特願平5−55531
号では、骨の対して超音波を透過させた場合の減衰特性
に基づいて骨評価が行われている。さらに、特願平5−
180541号では、生体組織中の超音波伝搬特性に関
する係数値(音速、減衰定数など)を推定する方法が示
されており、生体組織を透過した超音波の受信信号か
ら、いわゆる等価伝送線理論を用いて超音波伝搬特性に
関する係数値が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の装置及び方法
は、送波振動子と受波振動子が生体組織を介在して直線
上に対向配列されており、その受信信号に基づいて生体
組織の評価を行うものであった。
【0005】しかしながら、生体組織へ送波された超音
波は、生体組織内の微視的な構造によって、回折・散乱
されるため、透過した超音波はある程度空間的広がりを
もったものとなるが、従来においては、そのような回折
・散乱した超音波(単に直線的に透過した超音波以外の
超音波)を何ら考慮するものではない。そのような回折
・散乱した超音波は、生体組織内部構造を反映するもの
と考えられ、逆に散乱超音波から組織構造を推定できる
可能性がある。なお、特願平6−264901号では、
そのような散乱超音波の分布特性を利用する技術が提案
されている。
【0006】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、生体組織にて散乱した超音波
に基づいて生体組織内部構造を推定する新しいタイプの
装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の目的は、骨粗鬆症などの疾
病診断に有用な骨梁の太さ及び間隔を推定できる装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る装置は、生体組織に対して超音波を送
波する送波手段と、前記生体組織を透過して散乱した超
音波を受波する受波手段と、前記受波手段からの受信信
号の周波数特性を演算する周波数特性演算手段と、前記
周波数特性に基づいて、前記生体組織の構造を推定する
組織構造解析手段と、を含むことを特徴とする。
【0009】すなわち、本発明は、後述するθ空間法や
f空間法を実現するものである。ここで、θ空間法では
連続波が用いられ、その方法はS/N比が比較的高いな
どの利点があるが定在波による問題などが指摘される。
一方、f空間法はパルス波を利用するもので、定在波も
生じ難く、分解能も時間的な操作で容易に向上すること
ができる。そこで、本発明では望ましくはf空間法が適
用される。
【0010】また、本発明は、前記組織構造解析手段
は、生体組織をモデリングして得られた理論式に含まれ
る未知パラメータの値を前記周波数特性に基づいて推定
することにより、前記生体組織の構造を解析することを
特徴とする。すなわち、本発明は、生体組織を理論的に
モデリングし、そのモデルから得られる理論式に計測デ
ータをあてはめることにより、その理論式に含まれる未
知パラメータの値を推定するもので、その未知パラメー
タとしては生体組織が海綿骨であれば骨粱間隔やその太
さが該当する。骨粱の太さは、骨の強度に相関があると
いわれており、特に骨租鬆症の診断に有用な情報を提供
できる。
【0011】また、本発明は、前記組織構造解析手段
は、前記周波数特性の極大を検索する極大検索手段を有
し、前記極大を利用して前記未知パラメータの値を推定
することを特徴とする。すなわち、基本となる理論式か
ら極大条件を求め、その極大条件に計測データを当ては
めることによって未知パラメータの値を推定するもので
ある。
【0012】また、本発明は、前記組織構造解析手段
は、前記理論式に基づく理論特性が前記周波数特性に合
致するように、前記未知パラメータの値を推定するフィ
ッティング手段を有することを特徴とする。すなわち、
上記の極大条件と基本論理式に基づくフィッティングに
より、複数の未知パラメータの値がそれぞれ推定され
る。もちろん、未知パラメータの値は各種の方法により
推定可能である。
【0013】また、本発明は、前記生体組織は海綿骨で
あり、前記組織構造解析手段は、海綿骨を2次元配列さ
れた複数の円柱としてモデリングして得られる理論式を
有し、その理論式に含まれる未知パラメータの値を前記
周波数特性により推定することを特徴とする。
【0014】また、本発明は、前記理論式は、骨粱の間
隔と骨粱の直径の内で少なくとも一方を未知パラメータ
として含み、前記組織構造解析手段は、骨粱の間隔と骨
粱の直径の内で少なくとも一方を推定することを特徴と
する。
【0015】また、本発明は、前記組織構造解析手段
は、前記理論式を格納した理論式記憶手段と、前記周波
数特性の極大を検索する極大検索手段と、前記極大を利
用して前記理論式に含まれる未知パラメータとしての骨
粱の間隔を推定する骨粱間隔推定手段と、前記理論式に
基づく理論特性が前記周波数特性に合致するように前記
未知パラメータの値を調整することによって、骨粱の直
径を推定するフィッティング手段と、を含むことを特徴
とする。
【0016】また、本発明は、前記骨粱間隔推定手段
は、極大と極大との間の周波数差を利用して骨粱の間隔
および骨粱の傾きを推定する手段を有することを特徴と
する。また、本発明は、前記骨粱の間隔および骨粱の傾
きを推定するために、少なくとも2つの異なる散乱角度
で散乱超音波の受波が行われ、それらの周波数特性を利
用して骨粱の間隔と骨粱の傾きが推定されることを特徴
とする。
【0017】また、本発明に係る方法は、超音波散乱の
面から生体組織を予めモデリングして理論式を求めてお
く工程と、前記生体組織に向けて超音波を送波する工程
と、前記生体組織にて散乱した超音波を受波する工程
と、前記超音波の受波により得られる受信信号の周波数
特性を演算する工程と、前記理論式に含まれる未知パラ
メータの値を前記周波数特性に基づいて推定する工程
と、を含むことを特徴とする。
【0018】
【原理説明】
1.はじめに 骨内部の海綿骨は、網目構造の骨梁とその間を満たす骨
髄とで構成される。骨粗鬆症の病状は、海綿骨中の骨梁
の太さに関係があるといわれており、その骨梁の直径を
計測することにより、骨粗鬆症の病状を定量的に診断で
きると考えられる。しかし、現在までX線(骨塩量)や
超音波(音速、減衰率など)を利用した方法が提案され
ているが、いずれも骨梁の太さ自体を計測するものでは
なく、診断部位の全体的な積分値で評価しており、骨折
との相関が不完全である点が問題として挙げられてい
る。また、定期検診等での利用を考慮すると、超音波を
利用した手軽で安価、病状を定量的に診断できる装置が
望まれている。
【0019】2.海綿骨のモデル化と散乱波の記述 (a)2次元モデル 海綿骨は、上記のとおり、網目構造をもつ骨梁とそれを
満たす骨髄とで構成される。この海綿骨に平面波を照射
し、海綿骨からの散乱波を海綿骨を中心とする円周上で
検出する。このとき、海綿骨は図1に示すように、円柱
(骨梁)を等間隔で配置した構造でモデル化することが
できると考えられる。
【0020】(b)層数1、試料の傾きがない場合 まず、図2に示す層数が1の場合を考える。入射平面波
を試料に対して垂直に入射させ、試料の中心から距離
γ、方向θで散乱波を検出することを考える。このと
き、各円柱は時間的に同相の二次音源としてみることが
でき、多重反射を無視し(Born近似)、またγを媒
質の波長に比べて十分遠方にとることにより受波器には
平行音線の形で入射するものとして計算すると、周波数
がfで入射方向から角度θの方向で検出される散乱波S
(f,θ,a,b)は、骨梁の直径2aで決定される関
数A(f,θ,a)と骨梁の間隔bで決定される関数B
(f,θ,b)の積で表される。
【0021】
【数1】 ここで、Jn (x)はn次Bessel関数、Hn (2) (x)
は第二種n次Hankel関数、´は微分を表す。また、kは
波数、ρは密度で、添字の0 1 は媒質(骨髄)及び円
柱(骨梁)を表し、Nは円柱(骨梁)の本数で、添字の
x y は図1のx方向及びy方向を表す。
【0022】A(f,θ,a)は直径2aの円柱に平面
波が入射したときの散乱関数として、またB(f,θ,
b)は受波器に対する各円柱の相対的位置によって生ず
る空間的位相差の和として理解できる。
【0023】(c)層数1、試料の傾きがある場合 次に、図3に示すように、試料が入射波に対してφだけ
傾いた場合を考える。この場合、(3)式の各二次音源
の受波器に対する空間的な位相差が変化するのに加え
て、図中のx方向のずれの分だけ各二次音源の時間的な
位相差が生じ(4)式のようになる。
【0024】
【数2】 (d)多層、試料の傾きがある場合 同様に、図4に示すように、多層構造の分布関数Bを1
層の場合と同様に計算すると、以下のようになる。
【0025】
【数3】 ここで、x方向の間隔をc、y方向の間隔をbとした。
(5)式の計算結果を図5および図6に示す。図5の横
軸は散乱角度θで、縦軸は規格化された強度である。図
6は散乱角度60度についての周波数特性であり、横軸
は周波数で、縦軸は規格化された強度を示している。表
1には、図5および図6のシミュレーション結果を得る
ために用いた各パラメータの値が示されている。
【0026】
【表1】 3.測定原理 (a)推定に利用できる散乱パターンの特徴 次に、図5のパターンを与えられたときに円柱(骨梁)
の間隔b及び直径2aを求める方法を以下に述べる。角
度φ及び周波数fを一定とした場合に得られる散乱関数
|S(θ)|の極大が生ずる角度θは、円柱の間隔bと
試料の傾きφにより決定されることが(5)式より分か
る。すなわち、|S(θ)|の極大が生ずる角度θの分
布からbを求め、その振幅比よりaが求められる(以
下、「θ空間法」と称する)。ただし、実際の測定では
関数A((2)式)が、骨梁の間隙を透過する信号の影
響が大きいθ=0[°]付近を補償しないので、この範
囲を評価の対象範囲から除外する必要がある。
【0027】同様に、図6の角度θ及びφを一定とした
場合に得られる散乱関数S(f)でも、図5のS(θ)
と同様に、極大が生ずる周波数fの分布とその振幅比よ
りa,bを求めることができる(以下、「f空間法」と
称する)。
【0028】|S(θ)|,|S(f)|の振幅の極大
を与える条件を(5)式より求めると、以下のようにな
る。
【0029】
【数4】 ただし、n,mは整数で、f空間法では、f=0からの
n番目、m番目の|S(f)|の極大を意味する。
(6),(7)式からも分かるように、f空間法では|
S(f)|の極大はf=fp のときあらわれ、以下のよ
うになる。
【0030】
【数5】 また、入射超音波照射幅より十分薄い板状の試料の場
合、試料の外形の条件としてNx <<Ny とすると、以
下のように(6)式及び(9)式が支配的になる。
【0031】
【数6】 図7に(12)式を用いた(8)式の計算例を示す。パ
ラメータは表1に示したものを用いた。また、図中でプ
ロットしてある点は金網を用いた実験結果の一例で、詳
細は後述する。図7で、φ=0[°]としてS(θ)を
用いた場合、骨梁の直径及び間隔を推定する根拠となる
|S(θ)|の極大はf=2.25[MHz]、0
[°]≦θ≦90[°]で1つしか含まれていないこと
が分かる(図5参照)。また、図7で、φ=0[°]と
してS(f)を用いた場合、|S(f)|の極大はθ=
0[°]、0[MHz]≦f≦5[MHz]で3つ現れ
ることが分かる(図6参照)。
【0032】(b)推定方法と手順 以上の数学的特徴を利用した4種類の計測方法を表2に
示した。
【0033】
【表2】 既に述べたように、基本的にはS(θ)またはS(f)
の振幅の極大が生じるθまたはfより骨梁の間隔b及び
試料の傾きφ等を求め、それらの振幅比より骨梁の直径
2aを求める。原理的には1つの周波数に対して得られ
るS(θ)もしくは2つの角度に対して得られるS
(f)(ただし、φが既知等の場合は1つの角度に対し
て得られるS(f))が観測できれば、これらのパター
ンだけでa,b,φをすべて求めることが原理的には可
能である。
【0034】(c)θ及びfの帯域による測定条件 (6)式、(7)式、(9)式及び(10)式は、測定
方法によって異なる極値をもつ。θに関してみると、各
式はそれぞれ、θ+φの値によって、それぞれ試料の傾
きφで決定される極小値をもつ。
【0035】
【数7】 同様に、φに関してみると、θ/2+φの値によって、
それぞれ検出角度θで決定される極小値をもつ。
【0036】
【数8】 以上(13)〜(20)式より測定可能な骨梁の間隔
b,cの範囲が決定される。
【0037】いま、十分薄い試料をθ(θ1 ≦|θ|≦
θh )を変化させてS(θ)を計測することを考える。
このとき、(11)式を解くために、|S(θ)|の極
大の数が変数の個数1個以上θの測定範囲内に入る必要
がある。しかし、(11)式は(13)式で決定される
測定対象の骨梁の間隔bの限界が存在し、試料の傾きが
π/2−θh ≦φ≦π/2−θ1 の条件の下では、以下
のようになる。
【0038】
【数9】 また、同様に|S(f)|をf1 ≦f≦fh の条件で測
定する場合、直径を推定するには少なくとも|S(f)
|の極大がこの周波数帯域に2個以上なくてはならない
ので、f1 ≦Δf≦(fh /2)および(12)式、
(14)式より、試料の傾きがπ/2−θh ≦φ≦π/
2−θ1 の条件の下では、以下のようになる。
【0039】
【数10】 以上は乱数角度θ及び周波数fの帯域を考慮した測定条
件である。
【0040】4.実験方法及び用いた推定手法 (a)S(θ)またはS(φ)を求める場合 図8に実験系を示す。発信器で発生させた連続正弦波
を、増幅器で増幅した後、トランスデューサに入力し、
試料で散乱された散乱波を受波器で検出する。検出波形
はコンピュータに取り込みFFT処理を施した後、振動
子の特性(中心周波数2.25[MHz])を補償した
振幅を角度θ(またはφ)の試料の超音波散乱特性とし
た。ただし、先ほど述べたように、関数Aはθ=0
[°]付近の信号を補償しないので、今回は20[°]
≦θ≦60[°]の範囲を測定対象とした。
【0041】このときのθの帯域による測定対象に対す
る測定条件を計算すると、(21)式より、骨髄の音速
を1500[m/s]、f=2.25[MHz]、θ≦
60[°]とすると、(21)式でi=3(変数n,
φ,b)となり、30[°]≦θ≦70[°]の条件の
もと骨梁の間隔が4[mm]≦b≦11[mm](θ≦
180[°]までとるとb≧1[mm])の試料に対し
て、骨梁の間隔及び直径を推定することが原理的には可
能であることが分かる。ただし、φ=0[°]とでき、
十分薄い試料の場合は、(11)式よりb≧1.6[m
m](θ≦90[°]までとると約1.4[mm])ま
での試料であれば骨梁の間隔b及び直径2aの計測が原
理的には可能である。
【0042】(b)S(f)及びΔf(θ,φ)を求め
る場合 発信器で発生させたインパルス波を、増幅器で増幅した
後、トランスデューサに入力する。以後は(a)と同様
に、散乱波を受波器で検出し、検出波形をコンピュータ
に取り込んだ。検出波形はFFT処理を施した後、振動
子の周波数特性を補正した値を、ある角度θに対応する
試料の周波数応答特性とした。ただし、振動子の周波数
帯域を考慮して1〜3.5[MHz]の値を評価の対象
とした。また、図6に見るようなf空間法での|S
(f)|の極大値を検出するため、適当な周波数帯域で
振幅を最大とする周波数を、角度θ(またはφ)を変え
て測定し、これからΔf(θ)(またはΔf(φ))を
求めた。すなわち、図7に示す条件を参照しつつ、2つ
の極大の間の周波数差Δf(θ)を求めた。そして、そ
のΔf(θ)を(12)式に代入して、骨梁の間隔bと
試料の傾きφ(またはφ0 )を推定した。その後、適当
な角度θ(またはφ)での|S(f)|の振幅比等のパ
ターン・フィッティングを行って骨梁の直径2aを求め
た。
【0043】このときの測定条件は、(22)式で、骨
髄の音速を1500[m/s]、1[MHz]≦f≦
3.5[MHz]、20[°]≦θ≦60[°]とする
と、30[°]≦φ≦70[°]の条件のもと骨梁の間
隔が1.7[mm]≦b≦25[mm](θ≦180
[°]までとるとb≧0.4[mm])の試料に対し
て、骨梁の間隔及び直径を推定することが原理的には可
能であることが分かる。ただしφ=0[°]、θ=60
[°]のときは、(12)式より、b≧1[mm]まで
の十分薄い試料に対して、骨梁の間隔と直径の推定が可
能である。
【0044】5.実験結果 (a)金網による予備実験及び測定法の比較・検討 まず、モデルにより近い測定対象として、ステンレス製
の金網(1枚)のファントムを用いた。
【0045】図7に示したプロット点は、0.5[MH
z]≦f≦3.0[MHz]で|S(f)|の振幅を最
大とする周波数を、θに変えて測定した結果である。図
10はこれと(8)式より求めたΔf(θ)で、(1
2)式より骨梁の間隔bと試料の傾きφを推定した。図
9及び図11はS(θ)、S(f)の測定値ならびにノ
ギス等で試料を直接測定した実測値を用いた計算値を重
ねた例である。これらで用いた値は表3(単位はmm)
に示した。
【0046】
【表3】 図12〜図14は、同様に金網5枚を層状に重ねたファ
ントムを測定した例である。
【0047】以上より、規則正しい網目構造を持つ測定
対象で(1)式が成立することを確認した。
【0048】ここで、測定方法の比較・検討を行う。
【0049】θ空間法での計測は、連続波を使用してい
るのでS/N比が高く、低い電圧での測定が可能となる
が、それに伴って定在波が生じたり測定部位への影響等
が欠点として考えられる。また、特に図12でその影響
が確認できるが、振幅値が受波器の面積範囲(今回では
約5[°])で平均化されていると考えられ、推定値の
誤差等の原因となっており、測定に必要な時間を考える
と実際には受波器のアレイ化等を行う必要がある。
【0050】これに対してf空間法では空間的には最低
2点を計測するだけですみ、インパルス波を用いている
ため定在波も生じにくく、分解能も時間的な操作で容易
に向上することができ、図11及び図14に示すよう
に、図8のような簡単な装置でも十分な精度が得られる
と考えられる。
【0051】以上を総合すると、S(θ)に比較してS
(f)での推定方法の方が分解能、再現性、計測時間等
の点で優れており、実際の診断にも適していると考えら
れる。以下は、表2に示したS(f)及びΔf(θ)を
用いた計測について検討する。
【0052】(b)生体試料による検討 図15及び図16は骨髄を洗い流した人間の踵骨を、図
17及び図18は骨髄が充填されている牛の大腿骨を、
それぞれプレート状に切り出してΔf(θ)及びS
(f)を計測した結果である。また、表4(単位はm
m)にノギス等で測った実測値と、超音波散乱特性より
推定される推定値等を示した。
【0053】
【表4】 ただし、図15のΔf(θ)は、適当な周波数帯域にお
いて、|S(f)|を最大とする周波数f=fp をΔf
(θ),(n=1)として採用した。また、図15の計
測値は、φ=0[°]として(12)式を用いた。図1
6は、図15より分かる骨梁の間隔bを用い、適当な角
度θ及びφにおける散乱特性のパターン・フィッティン
グの結果である。最終的にこれより、骨梁の直径2aが
推定できる。また、図17及び図18についても同様に
求めた。
【0054】
【発明の実施の形態】図19には、本発明に係る生体組
織評価装置の好適な実施形態が示されており、図1はそ
の全体構成図である。この装置は、上記した「f空間
法」に基づいて人体の踵骨(海綿骨)について、その骨
梁の間隔と太さを推定計測するものである。もちろん、
上記原理は上述したモデルと同様のモデルが想定できる
限りにおいて、踵骨以外の骨に適用でき、また骨以外の
組織についても適用可能である。
【0055】図19において、踵10の一方側には、送
信用の超音波振動子12が配置され、一方、踵10の他
方側には、受信用の超音波振動子14が配置されてい
る。ここで、超音波振動子12は、単一の超音波振動子
で構成され、上記のf空間法を実現するために、広帯域
の超音波である超音波パルスを踵10に向けて送波する
ものである。なお、踵10は必要に応じて水槽内に収納
され、その状態で超音波の送受が行われるが、もちろ
ん、各超音波振動子12、14を踵10の表面に直接接
触させて計測を行ってもよい。
【0056】超音波振動子14は、この実施形態におい
て超音波振動子12と同様に単一の超音波振動子で構成
され、踵骨10Aにて回折・散乱した超音波(散乱超音
波)を受信するものであり、送波ビーム軸に対して一定
角度偏向して放射された超音波を受波するものである。
すなわち、本実施形態では、従来とは異なり、送波用超
音波振動子、生体組織、受波用超音波振動子の三者は直
線上に配列されておらず、受波用の超音波振動子14が
回転した位置に設けられる。その角度は振動子角度調整
機構(図示せず)によって調整可能であり、設定された
角度で散乱超音波の受波を行うことができる。
【0057】もちろん、本実施形態のように振動子角度
調整機構によりその受波用超音波振動子の角度(受波角
度)を設定するのではなく、複数の超音波振動子を所望
の角度に予め配置して同時受信を行うこともでき、また
円弧上又は直線上に配列された多数の超音波振動素子で
構成されるアレイ振動子を利用して所望の角度の受波信
号を取り出してもよい。ここで、上述したようにθ=0
[°]の付近は直接透過波の影響を受け、演算で使用困
難であるため、θ=0[°]付近以外の範囲で計測が行
われる。試料の基準面の傾きφが既知でない場合には、
そのφを決定するために、少なくとも2つの異なる角度
で受波が行われ、例えば30度及び60度の角度で散乱
超音波が受波される。
【0058】送信部18は制御部16の制御の下で、送
信信号を超音波振動子12に供給するものであり、受信
部20は制御部16の制御の下で、超音波振動子14か
ら出力された受信信号に対して増幅やA/D変換などを
行う。
【0059】FFT演算部22は、受信信号に対してフ
ーリエ変換を行い、各周波数ごとの超音波強度を演算す
る。すなわち、受波された散乱超音波の周波数特性を演
算する。
【0060】解析部24は、上記モデリングを基礎とし
て周波数特性から骨梁の間隔bと直径2aを解析するも
ので、理論式記憶部、極大値検索部、間隔演算部、直径
演算部、などで構成される。理論式記憶部は、f空間法
を実現するために必要な計算式、すなわち上記の(1)
式、(2)式、(5)式、(12)式などを格納したも
のである。なお、演算に必要な条件(例えば図7の条
件)も、この論理式記憶部に記憶される。極大値検索部
は、周波数特性において適当な周波数帯域内で振幅が極
大となる周波数を特定するものであり、その特定は角度
θ(またはφ)を可変させて得られる複数の周波数特性
(少なくともθが異なる2つの周波数特性)に対して行
われる。間隔演算部は、複数の角度θについての極大値
間の周波数差Δf(またはΔf(φ))を演算し、それ
から(12)式を利用して骨梁の間隔bと傾きφを推定
演算する。また、直径演算部は、ある適当な角度θ(ま
たはφ)での周波数特性に対し、未知パラメータaを変
化させつつ理論特性をフィッティングさせることによ
り、もっとも一致した時のaから骨梁の半径a(又は直
径2a)を推定演算する。これらの演算結果は、表示器
26に表示される。
【0061】以上のように、海綿骨を2次元音源モデル
の近似し、その理論特性(理論式)を予め求めておい
て、実際に超音波の送受波により得られた散乱超音波の
周波数特性と理論特性とを対照することにより、理論特
性の中に含まれる未知パラメータの値を算定できる。こ
れによって、未知パラメータとしての骨梁間隔及び骨梁
の太さを推定演算することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
生体組織からの散乱超音波を計測して生体組織の微細構
造を推定できる。また、本発明によれば、骨梁の間隔及
び太さを推定でき、骨粗鬆症の診断に有用な情報を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 海綿骨の2次元モデルを示す図である。
【図2】 円柱列の層数が1で、その傾きがない場合の
モデルを示す図である。
【図3】 円柱列の層数が1で、その傾きがある場合の
モデルを示す図である。
【図4】 円柱列が多層構造をなし、その傾きがある場
合のモデルを示す図である。
【図5】 シミュレーション結果として、散乱角度と散
乱超音波の強度の関係を示す図である。
【図6】 シミュレーション結果として、周波数と散乱
超音波の強度の関係を示す図である。
【図7】 散乱角度とfp (θ)の関係を示す図であ
る。
【図8】 実験系を示す図である。
【図9】 1枚の金網についての散乱角度と強度との関
係を示す図である。
【図10】 1枚の金網についての散乱角度とf
p (θ)の関係を示す図である。
【図11】 1枚の金網についての周波数と強度の関係
を示す図である。
【図12】 5枚の金網についての散乱角度と強度との
関係を示す図である。
【図13】 5枚の金網についての散乱角度とf
p (θ)の関係を示す図である。
【図14】 5枚の金網についての周波数と強度の関係
を示す図である。
【図15】 人体の踵骨についての散乱角度とf
p (θ)の関係を示す図である。
【図16】 人体の踵骨についての周波数と強度の関係
を示す図である。
【図17】 牛の大腿骨についての散乱角度とf
p (θ)の関係を示す図である。
【図18】 牛の大腿骨についての周波数と強度の関係
を示す図である。
【図19】 本発明の係る生体組織評価装置の構成を示
す図である。
【符号の説明】
10 踵、12 送波用超音波振動子、14 受波用超
音波振動子、22 FFT演算部、24 解析部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体組織に対して超音波を送波する送波
    手段と、 前記生体組織を透過して散乱した超音波を受波する受波
    手段と、 前記受波手段からの受信信号の周波数特性を演算する周
    波数特性演算手段と、 前記周波数特性に基づいて、前記生体組織の構造を推定
    する組織構造解析手段と、 を含むことを特徴とする組織構造解析装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記組織構造解析手段は、前記生体組織をモデリングし
    て得られた理論式に含まれる未知パラメータの値を前記
    周波数特性に基づいて推定することにより、前記生体組
    織の構造を解析することを特徴とする組織構造解析装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置において、 前記組織構造解析手段は、前記周波数特性の極大を検索
    する極大検索手段を有し、 前記極大を利用して前記未知パラメータの値を推定する
    ことを特徴とする組織構造解析装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の装置において、 前記組織構造解析手段は、前記理論式に基づく理論特性
    が前記周波数特性に合致するように、前記未知パラメー
    タの値を決定するフィッティング手段を有することを特
    徴とする組織構造解析装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の装置において、 前記生体組織は海綿骨であり、 前記組織構造解析手段は、海綿骨を2次元配列された複
    数の円柱としてモデリングして得られる理論式を有し、
    その理論式に含まれる未知パラメータの値を前記周波数
    特性により推定することを特徴とする組織構造解析装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の装置において、 前記理論式は、骨粱の間隔と骨粱の直径の内で少なくと
    も一方を未知パラメータとして含み、 前記組織構造解析手段は、骨粱の間隔と骨粱の直径の内
    で少なくとも一方を推定することを特徴とする組織構造
    解析装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の装置において、 前記組織構造解析手段は、 前記理論式を格納した理論式記憶手段と、 前記周波数特性の極大を検索する極大検索手段と、 前記極大を利用して前記理論式に含まれる未知パラメー
    タとしての骨粱の間隔を推定する骨粱間隔推定手段と、 前記理論式に基づく理論特性が前記周波数特性に合致す
    るように前記未知パラメータの値を調整することによっ
    て、骨粱の直径を推定するフィッティング手段と、 を含むことを特徴とする組織構造解析装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の装置において、 前記骨粱間隔推定手段は、極大と極大との間の周波数差
    を利用して骨粱の間隔および骨粱の傾きを推定する手段
    を有することを特徴とする組織構造解析装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の装置において、 前記骨粱の間隔および骨粱の傾きを推定するために、少
    なくとも2つの異なる散乱角度で散乱超音波の受波が行
    われ、それらの周波数特性を利用して骨粱の間隔と骨粱
    の傾きが推定されることを特徴とする組織構造解析装
    置。
  10. 【請求項10】 超音波散乱の面から生体組織を予めモ
    デリングして理論式を求めておく工程と、 前記生体組織に向けて超音波を送波する工程と、 前記生体組織にて散乱した超音波を受波する工程と、 前記超音波の受波により得られる受信信号の周波数特性
    を演算する工程と、 前記理論式に含まれる未知パラメータの値を前記周波数
    特性に基づいて推定する工程と、 を含むことを特徴とする組織構造解析方法。
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