JPH0984022A - フレーム間符号化装置 - Google Patents
フレーム間符号化装置Info
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- JPH0984022A JPH0984022A JP7239939A JP23993995A JPH0984022A JP H0984022 A JPH0984022 A JP H0984022A JP 7239939 A JP7239939 A JP 7239939A JP 23993995 A JP23993995 A JP 23993995A JP H0984022 A JPH0984022 A JP H0984022A
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- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T9/00—Image coding
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- Multimedia (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、フレーム間符号化装置に関し、量
子化特性の動的な切り替え設定に適応しつつ符号化の精
度を高めることを目的とする。 【解決手段】 画像情報をブロック単位にフレーム間符
号化して符号列を生成し、予測誤差が閾値以下であるブ
ロックを無効化する符号化手段11と、その符号列を蓄
積して一定速度で読み出すバッファリング手段12と、
蓄積された情報量を制御量として量子化特性の粗密を自
動制御する量子化特性可変手段13と、標準画像情報の
各フレームとブロックとに対するフレーム間符号化の過
程で画素値がその平均値以上と未満との値をとる各分布
により、量子化特性毎に有効なブロックが無効化される
確率の許容最大値を示す画素値の閾値を格納する閾値記
憶手段14と、これらの閾値の内、自動制御された量子
化特性に対応した値を符号化手段11に与える閾値可変
手段15とを備えて構成される。
子化特性の動的な切り替え設定に適応しつつ符号化の精
度を高めることを目的とする。 【解決手段】 画像情報をブロック単位にフレーム間符
号化して符号列を生成し、予測誤差が閾値以下であるブ
ロックを無効化する符号化手段11と、その符号列を蓄
積して一定速度で読み出すバッファリング手段12と、
蓄積された情報量を制御量として量子化特性の粗密を自
動制御する量子化特性可変手段13と、標準画像情報の
各フレームとブロックとに対するフレーム間符号化の過
程で画素値がその平均値以上と未満との値をとる各分布
により、量子化特性毎に有効なブロックが無効化される
確率の許容最大値を示す画素値の閾値を格納する閾値記
憶手段14と、これらの閾値の内、自動制御された量子
化特性に対応した値を符号化手段11に与える閾値可変
手段15とを備えて構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレーム間予測を
行って動領域の画素の情報を圧縮符号化するフレーム間
符号化装置に関する。
行って動領域の画素の情報を圧縮符号化するフレーム間
符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル伝送や圧縮符号化にか
かわる技術が著しく進歩し、これらの技術を適用するこ
とにより実時間性を損なうことなく安価にかつ実用に供
し得る品質で動画情報を伝送することが可能となってい
る。したがって、通信および放送の分野では、例えば、
テレビ会議や他地点会議のような通信会議に併せて、双
方向の映像提供、ビデオテックス、描画通信、ファクシ
ミリによる情報提供、ディジタルテレビ放送等の多くの
サービスの提供が立案され、実用化研究や実用化が行わ
れつつある。
かわる技術が著しく進歩し、これらの技術を適用するこ
とにより実時間性を損なうことなく安価にかつ実用に供
し得る品質で動画情報を伝送することが可能となってい
る。したがって、通信および放送の分野では、例えば、
テレビ会議や他地点会議のような通信会議に併せて、双
方向の映像提供、ビデオテックス、描画通信、ファクシ
ミリによる情報提供、ディジタルテレビ放送等の多くの
サービスの提供が立案され、実用化研究や実用化が行わ
れつつある。
【0003】また、このような動画情報の符号化器とし
ては、例えば、特開平4−56492号公報に掲載され
るように、フレーム間予測の下で動領域を検出してその
動領域の画素を離散コサイン変換することにより圧縮符
号化し、かつその動領域の画素を示す信号のエネルギー
と予め決められた閾値との大小関係に応じて無効ブロッ
クを判別して離散コサイン変換を省略することにより、
符号化処理の高速化をはかるものが提案されている。
ては、例えば、特開平4−56492号公報に掲載され
るように、フレーム間予測の下で動領域を検出してその
動領域の画素を離散コサイン変換することにより圧縮符
号化し、かつその動領域の画素を示す信号のエネルギー
と予め決められた閾値との大小関係に応じて無効ブロッ
クを判別して離散コサイン変換を省略することにより、
符号化処理の高速化をはかるものが提案されている。
【0004】図8は、従来のフレーム間符号化装置の構
成例を示す図である。図において、減算器51の一方の
入力および動き補償器52の入力には動画を示す画像信
号が与えられ、その減算器51の出力は離散コサイン変
換器53の一方の入力と判定部54の入力とに接続され
る。判定部54の出力は離散コサイン変換器53の他方
の入力および後述するセレクタの選択入力に接続され、
その離散コサイン変換器の出力は量子化器55を介して
可変長符号化器56の入力と逆量子化器57の入力とに
接続される。逆量子化器57の出力は逆離散コサイン変
換器58を介してセレクタ59の一方の入力に接続さ
れ、その出力は加算器60の一方の入力に接続される。
加算器60の出力はフレームメモリ61を介してその加
算器の他方の入力と減算器51の他方の入力とに接続さ
れ、動き補償器52の出力はフレームメモリ61のアク
セス入力に接続される。可変長符号化器56の制御出力
は量子化器制御部62の入力に接続され、その出力は量
子化器55および逆量子化器57の制御入力に接続され
る。セレクタ59の他方の入力は画素値「0」を示す直
流電位が設定され、可変長符号化器56の符号化出力に
は上述した動画情報を示す符号列が得られる。
成例を示す図である。図において、減算器51の一方の
入力および動き補償器52の入力には動画を示す画像信
号が与えられ、その減算器51の出力は離散コサイン変
換器53の一方の入力と判定部54の入力とに接続され
る。判定部54の出力は離散コサイン変換器53の他方
の入力および後述するセレクタの選択入力に接続され、
その離散コサイン変換器の出力は量子化器55を介して
可変長符号化器56の入力と逆量子化器57の入力とに
接続される。逆量子化器57の出力は逆離散コサイン変
換器58を介してセレクタ59の一方の入力に接続さ
れ、その出力は加算器60の一方の入力に接続される。
加算器60の出力はフレームメモリ61を介してその加
算器の他方の入力と減算器51の他方の入力とに接続さ
れ、動き補償器52の出力はフレームメモリ61のアク
セス入力に接続される。可変長符号化器56の制御出力
は量子化器制御部62の入力に接続され、その出力は量
子化器55および逆量子化器57の制御入力に接続され
る。セレクタ59の他方の入力は画素値「0」を示す直
流電位が設定され、可変長符号化器56の符号化出力に
は上述した動画情報を示す符号列が得られる。
【0005】このような構成の従来例では、フレームメ
モリ61には、立ち上げ時に初期値が設定され、かつ先
行するフレームの符号化出力に応じて加算器60が求め
た画素値が逐次フレーム単位に記憶される。減算器51
は、後続のフレームの画素値とフレームメモリ61に記
憶された画素値との差をとることにより、後続フレーム
の領域の内、先行するフレームに対して変化があった動
領域について画素値の差分(以下、「予測誤差値」とい
う。)を求める。このような予測誤差値は、離散コサイ
ン変換器53、量子化器55および可変長符号化器56
によってそれぞれ離散コサイン変換、量子化および可変
長符号化の処理が施されて符号列に変換される。
モリ61には、立ち上げ時に初期値が設定され、かつ先
行するフレームの符号化出力に応じて加算器60が求め
た画素値が逐次フレーム単位に記憶される。減算器51
は、後続のフレームの画素値とフレームメモリ61に記
憶された画素値との差をとることにより、後続フレーム
の領域の内、先行するフレームに対して変化があった動
領域について画素値の差分(以下、「予測誤差値」とい
う。)を求める。このような予測誤差値は、離散コサイ
ン変換器53、量子化器55および可変長符号化器56
によってそれぞれ離散コサイン変換、量子化および可変
長符号化の処理が施されて符号列に変換される。
【0006】また、このような過程では、逆離散コサイ
ン変換器58の出力はセレクタ59を介して加算器60
の一方の入力に接続され、かつ逆量子化器57に併せて
これらの逆離散コサイン変換器、セレクタ、加算器およ
びフレームメモリ61は、減算器51、離散コサイン変
換器53および量子化器55が行った処理と反対の処理
を行うことにより、その離散コサイン変換の対象となっ
たフレームの画素値を求める。このようにして求められ
た画素値は、フレームメモリ61に保持され、減算器5
1によってさらに後続するフレームの予測誤差値の算出
に供される。
ン変換器58の出力はセレクタ59を介して加算器60
の一方の入力に接続され、かつ逆量子化器57に併せて
これらの逆離散コサイン変換器、セレクタ、加算器およ
びフレームメモリ61は、減算器51、離散コサイン変
換器53および量子化器55が行った処理と反対の処理
を行うことにより、その離散コサイン変換の対象となっ
たフレームの画素値を求める。このようにして求められ
た画素値は、フレームメモリ61に保持され、減算器5
1によってさらに後続するフレームの予測誤差値の算出
に供される。
【0007】一方、判定部54は、減算器51によって
求められた予測誤差値と予め設定された定数の閾値との
大小関係をブロック単位にとり、前者が後者を下回った
場合には、該当するブロックが先行するフレームの対応
するブロックと大きな相違が無いと見なしてその旨を離
散コサイン変換器53とセレクタ59とに通知する。こ
のような通知に応じて、離散コサイン変換器53は該当
するブロックに対する離散コサイン変換の処理を省略
し、かつセレクタ59は加算器60に上述した画素値
「0」を与える。したがって、減算器51、離散コサイ
ン変換器53および量子化器55が行う処理と、逆量子
化器57、逆離散コサイン変換器58、セレクタ59、
加算器60およびフレームメモリ61によって行われる
処理との可逆性は、離散コサイン変換が施されなかった
ブロックについても担保される。
求められた予測誤差値と予め設定された定数の閾値との
大小関係をブロック単位にとり、前者が後者を下回った
場合には、該当するブロックが先行するフレームの対応
するブロックと大きな相違が無いと見なしてその旨を離
散コサイン変換器53とセレクタ59とに通知する。こ
のような通知に応じて、離散コサイン変換器53は該当
するブロックに対する離散コサイン変換の処理を省略
し、かつセレクタ59は加算器60に上述した画素値
「0」を与える。したがって、減算器51、離散コサイ
ン変換器53および量子化器55が行う処理と、逆量子
化器57、逆離散コサイン変換器58、セレクタ59、
加算器60およびフレームメモリ61によって行われる
処理との可逆性は、離散コサイン変換が施されなかった
ブロックについても担保される。
【0008】なお、以下では、このように離散コサイン
変換の処理が省略されたフレームを「無効ブロック」と
いい、反対に省略されなかったフレームを「有効ブロッ
ク」という。また、量子化器制御部62は、離散コサイ
ン変換器53および可変長符号化器56によって生成さ
れる符号列の情報量のバラツキと、伝送路等の後段にお
ける一定のビットレートとの整合をはかるためにその可
変長符号化器の後段に配置されたバッファメモリ(図示
されない。)に蓄積された情報量を監視し、その情報量
が大きいほど粗い量子化特性および逆量子化特性を適用
することを量子化器55と逆量子化器57とに指令し、
反対に小さいほど密な量子化特性および逆量子化特性を
適用することを同様に指令する。量子化器55は、予め
決められた複数(ここでは、「31」と仮定する。)の
量子化特性を有し、これらの量子化特性の内、上述した
指令に適応したものを順次採用することにより量子化処
理を行う。したがって、フレーム間の相関が少ない状態
が連続する状態においても、バッファメモリに蓄積され
る情報の情報量はそのバッファメモリのオーバーフロー
が生じない範囲に抑えられる。
変換の処理が省略されたフレームを「無効ブロック」と
いい、反対に省略されなかったフレームを「有効ブロッ
ク」という。また、量子化器制御部62は、離散コサイ
ン変換器53および可変長符号化器56によって生成さ
れる符号列の情報量のバラツキと、伝送路等の後段にお
ける一定のビットレートとの整合をはかるためにその可
変長符号化器の後段に配置されたバッファメモリ(図示
されない。)に蓄積された情報量を監視し、その情報量
が大きいほど粗い量子化特性および逆量子化特性を適用
することを量子化器55と逆量子化器57とに指令し、
反対に小さいほど密な量子化特性および逆量子化特性を
適用することを同様に指令する。量子化器55は、予め
決められた複数(ここでは、「31」と仮定する。)の
量子化特性を有し、これらの量子化特性の内、上述した
指令に適応したものを順次採用することにより量子化処
理を行う。したがって、フレーム間の相関が少ない状態
が連続する状態においても、バッファメモリに蓄積され
る情報の情報量はそのバッファメモリのオーバーフロー
が生じない範囲に抑えられる。
【0009】さらに、動き補償器52は、フレーム毎に
先行するフレームに対する「動きベクトル」を算出し、
その動きベクトルの補正値を含むアドレスを生成してフ
レームメモリ61に与える。したがって、連続するフレ
ーム間で視角の対象が大幅に移動したり、パニングやズ
ームが伴う場合においても、効率的にフレーム間符号化
が行われる。
先行するフレームに対する「動きベクトル」を算出し、
その動きベクトルの補正値を含むアドレスを生成してフ
レームメモリ61に与える。したがって、連続するフレ
ーム間で視角の対象が大幅に移動したり、パニングやズ
ームが伴う場合においても、効率的にフレーム間符号化
が行われる。
【0010】なお、このような動きベクトルの算出方法
については、本願発明には直接関係がないので、その説
明を省略する。また、量子化器制御部62によって可変
設定された量子化特性の識別情報については、可変長符
号化器56に内蔵されあるいはその後段に配置された多
重化部(図示されない。)によって多重化されて受信端
に向けて送出されるが、本願には関係がないので、説明
を省略する。
については、本願発明には直接関係がないので、その説
明を省略する。また、量子化器制御部62によって可変
設定された量子化特性の識別情報については、可変長符
号化器56に内蔵されあるいはその後段に配置された多
重化部(図示されない。)によって多重化されて受信端
に向けて送出されるが、本願には関係がないので、説明
を省略する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来例では、上述したバッファメモリに蓄積された情報の
情報量に応じて量子化器55に適用される量子化特性が
量子化器制御部62によんて可変設定されていても、判
定部54に設定されている閾値は定数であった。すなわ
ち、量子化器55に密な量子化特性が適用されている場
合に離散コサイン変換の対象とすべき動領域のブロック
が無効ブロックとして扱われたり、反対に粗い量子化特
性が適用されている場合にこのような動領域を含まない
フレームが有効ブロックとして扱われ、動画の伝送品質
が低下したり伝送効率が低下する可能性があった。
来例では、上述したバッファメモリに蓄積された情報の
情報量に応じて量子化器55に適用される量子化特性が
量子化器制御部62によんて可変設定されていても、判
定部54に設定されている閾値は定数であった。すなわ
ち、量子化器55に密な量子化特性が適用されている場
合に離散コサイン変換の対象とすべき動領域のブロック
が無効ブロックとして扱われたり、反対に粗い量子化特
性が適用されている場合にこのような動領域を含まない
フレームが有効ブロックとして扱われ、動画の伝送品質
が低下したり伝送効率が低下する可能性があった。
【0012】本発明は、量子化特性の動的な切り替え設
定に適応しつつ符号化の精度を高めるフレーム間符号化
装置を提供することを目的とする。
定に適応しつつ符号化の精度を高めるフレーム間符号化
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1〜4に
記載の発明の原理ブロック図である。
記載の発明の原理ブロック図である。
【0014】請求項1に記載の発明は、外部から指定さ
れる量子化特性の下で画像情報をブロック単位にフレー
ム間符号化して符号列を生成し、その過程におけるフレ
ーム間予測の結果を示す予測誤差が入力される閾値を下
回るときに該当するブロックを無効化する符号化手段1
1と、符号化手段11によって生成された符号列を蓄積
し一定の速度で読み出すバッファリング手段12と、バ
ッファリング手段12に蓄積された符号列の情報量を制
御量として量子化特性の粗密を自動制御する量子化特性
可変手段13と、画像情報の統計的な性質を代表する標
準画像情報の各フレームとそのフレームを構成するブロ
ックとについて、フレーム間符号化の模擬の過程で画素
値がその画素値の平均値以上と未満との値をとる個別の
分布の下で、量子化特性毎に有効なブロックが無効化さ
れる確率の許容最大値を示す画素値の閾値が格納された
閾値記憶手段14と、閾値記憶手段14に格納された閾
値の内、量子化特性可変手段13によって粗密が自動制
御された量子化特性に対応した閾値を取得し、その閾値
を符号化手段11に与える閾値可変手段15とを備えた
ことを特徴とする。
れる量子化特性の下で画像情報をブロック単位にフレー
ム間符号化して符号列を生成し、その過程におけるフレ
ーム間予測の結果を示す予測誤差が入力される閾値を下
回るときに該当するブロックを無効化する符号化手段1
1と、符号化手段11によって生成された符号列を蓄積
し一定の速度で読み出すバッファリング手段12と、バ
ッファリング手段12に蓄積された符号列の情報量を制
御量として量子化特性の粗密を自動制御する量子化特性
可変手段13と、画像情報の統計的な性質を代表する標
準画像情報の各フレームとそのフレームを構成するブロ
ックとについて、フレーム間符号化の模擬の過程で画素
値がその画素値の平均値以上と未満との値をとる個別の
分布の下で、量子化特性毎に有効なブロックが無効化さ
れる確率の許容最大値を示す画素値の閾値が格納された
閾値記憶手段14と、閾値記憶手段14に格納された閾
値の内、量子化特性可変手段13によって粗密が自動制
御された量子化特性に対応した閾値を取得し、その閾値
を符号化手段11に与える閾値可変手段15とを備えた
ことを特徴とする。
【0015】請求項2に記載の発明は、外部から指定さ
れる量子化特性の下で画像情報をブロック単位にフレー
ム間符号化して符号列を生成し、その過程におけるフレ
ーム間予測の結果を示す予測誤差と、その予測誤差値の
平均値との差分の絶対値が入力される閾値を下回るとき
に該当するブロックを無効化する符号化手段21と、符
号化手段21によって生成された符号列を蓄積し一定の
速度で読み出すバッファリング手段22と、バッファリ
ング手段22に蓄積された符号列の情報量を制御量とし
て量子化特性の粗密を自動制御する量子化特性可変手段
23と、画像情報の統計的な性質を代表する標準画像情
報の各フレームとそのフレームを構成するブロックとに
ついて、フレーム間符号化の模擬の過程で画素値がその
画素値の標準偏差あるいは絶対平均誤差以上と未満との
値をとる個別の分布の下で、量子化特性毎に有効なブロ
ックが無効化される確率の許容最大値を与える画素値の
閾値が格納された閾値記憶手段24と、閾値記憶手段2
4に格納された閾値の内、量子化特性可変手段13によ
って粗密が自動制御された量子化特性に対応した閾値を
取得し、その閾値を符号化手段21に与える閾値可変手
段25とを備えたことを特徴とする。
れる量子化特性の下で画像情報をブロック単位にフレー
ム間符号化して符号列を生成し、その過程におけるフレ
ーム間予測の結果を示す予測誤差と、その予測誤差値の
平均値との差分の絶対値が入力される閾値を下回るとき
に該当するブロックを無効化する符号化手段21と、符
号化手段21によって生成された符号列を蓄積し一定の
速度で読み出すバッファリング手段22と、バッファリ
ング手段22に蓄積された符号列の情報量を制御量とし
て量子化特性の粗密を自動制御する量子化特性可変手段
23と、画像情報の統計的な性質を代表する標準画像情
報の各フレームとそのフレームを構成するブロックとに
ついて、フレーム間符号化の模擬の過程で画素値がその
画素値の標準偏差あるいは絶対平均誤差以上と未満との
値をとる個別の分布の下で、量子化特性毎に有効なブロ
ックが無効化される確率の許容最大値を与える画素値の
閾値が格納された閾値記憶手段24と、閾値記憶手段2
4に格納された閾値の内、量子化特性可変手段13によ
って粗密が自動制御された量子化特性に対応した閾値を
取得し、その閾値を符号化手段21に与える閾値可変手
段25とを備えたことを特徴とする。
【0016】請求項3に記載の発明は、外部から指定さ
れる量子化特性の下で画像情報をブロック単位にフレー
ム間符号化して符号列を生成すると共に、その過程にお
けるフレーム間予測の結果を示す予測誤差とその予測誤
差値の平均値との差分の絶対値が入力された第一の閾値
を上回る画素の数を積算し、その結果得られた積算値が
第一の閾値と共に入力された第二の閾値を下回るとき
に、該当するブロックを無効化する符号化手段31と、
符号化手段31によって生成された符号列を蓄積し一定
の速度で読み出すバッファリング手段32と、バッファ
リング手段32に蓄積された符号列の情報量を制御量と
して量子化特性の粗密を自動制御する量子化特性可変手
段33と、画像情報の統計的な性質を代表する標準画像
情報の各フレームとそのフレームを構成するブロックと
について、フレーム間符号化の模擬の過程で無効化され
るブロックにかかわる絶対値の平均値を示す第一の閾値
と、画素の数がその平均値以上と未満との値をとる個別
の分布の下で、有効であるブロックが無効化される確率
の許容最大値を与える画素の数を示す第二の閾値とが量
子化特性毎に格納された閾値記憶手段34と、閾値記憶
手段34に格納された第一の閾値および第二の閾値の
内、量子化特性可変手段33によって粗密が自動制御さ
れた量子化特性に対応した第一の閾値および第二の閾値
を取得し、これらの閾値を符号化手段31に与える閾値
可変手段35とを備えたことを特徴とする。
れる量子化特性の下で画像情報をブロック単位にフレー
ム間符号化して符号列を生成すると共に、その過程にお
けるフレーム間予測の結果を示す予測誤差とその予測誤
差値の平均値との差分の絶対値が入力された第一の閾値
を上回る画素の数を積算し、その結果得られた積算値が
第一の閾値と共に入力された第二の閾値を下回るとき
に、該当するブロックを無効化する符号化手段31と、
符号化手段31によって生成された符号列を蓄積し一定
の速度で読み出すバッファリング手段32と、バッファ
リング手段32に蓄積された符号列の情報量を制御量と
して量子化特性の粗密を自動制御する量子化特性可変手
段33と、画像情報の統計的な性質を代表する標準画像
情報の各フレームとそのフレームを構成するブロックと
について、フレーム間符号化の模擬の過程で無効化され
るブロックにかかわる絶対値の平均値を示す第一の閾値
と、画素の数がその平均値以上と未満との値をとる個別
の分布の下で、有効であるブロックが無効化される確率
の許容最大値を与える画素の数を示す第二の閾値とが量
子化特性毎に格納された閾値記憶手段34と、閾値記憶
手段34に格納された第一の閾値および第二の閾値の
内、量子化特性可変手段33によって粗密が自動制御さ
れた量子化特性に対応した第一の閾値および第二の閾値
を取得し、これらの閾値を符号化手段31に与える閾値
可変手段35とを備えたことを特徴とする。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3の何れか1項に記載のフレーム間符号化装置に
おいて、符号化手段には、予測誤差の平均値と入力され
た平均閾値とを比較し、前者が後者を上回ったときに該
当するブロックを無効化の対象から除外する手段を有
し、閾値記憶手段には、標準画像情報の各フレームとそ
のフレームを構成するブロックとについて、模擬の過程
で画素値がその画素値の平均値以上と未満との値をとる
個別の分布の下で許容最大値を与える平均値を示す平均
閾値が量子化特性毎に格納され、閾値可変手段には、閾
値記憶手段に格納された平均閾値の内、量子化特性可変
手段によって自動制御された量子化特性に対応した平均
閾値を取得し、その平均閾値を符号化手段に与える手段
を有することを特徴とする。
請求項3の何れか1項に記載のフレーム間符号化装置に
おいて、符号化手段には、予測誤差の平均値と入力され
た平均閾値とを比較し、前者が後者を上回ったときに該
当するブロックを無効化の対象から除外する手段を有
し、閾値記憶手段には、標準画像情報の各フレームとそ
のフレームを構成するブロックとについて、模擬の過程
で画素値がその画素値の平均値以上と未満との値をとる
個別の分布の下で許容最大値を与える平均値を示す平均
閾値が量子化特性毎に格納され、閾値可変手段には、閾
値記憶手段に格納された平均閾値の内、量子化特性可変
手段によって自動制御された量子化特性に対応した平均
閾値を取得し、その平均閾値を符号化手段に与える手段
を有することを特徴とする。
【0018】請求項1に記載の発明にかかわるフレーム
間符号化装置では、バッファリング手段12は符号化手
段11が画像情報をフレーム間符号化することにより生
成した符号列を順次蓄積して一定の速度で読み出し、量
子化特性可変手段13はこのようにして蓄積された符号
列の情報量を制御量としてフレーム間符号化に適用すべ
き量子化特性の粗密を自動制御する。
間符号化装置では、バッファリング手段12は符号化手
段11が画像情報をフレーム間符号化することにより生
成した符号列を順次蓄積して一定の速度で読み出し、量
子化特性可変手段13はこのようにして蓄積された符号
列の情報量を制御量としてフレーム間符号化に適用すべ
き量子化特性の粗密を自動制御する。
【0019】一方、閾値記憶手段14には、標準画像情
報について模擬されたフレーム間符号化の過程におい
て、その標準画像情報の各フレームと、そのフレームを
構成するブロックとについて求められた画素値がその画
素値の平均値以上の値と未満の値とをとる個別の分布の
下で、有効なブロックが無効化される確率の許容最大値
を量子化特性毎に示す画素値の閾値が求められて格納さ
れる。閾値可変手段15はこれらの閾値の内、量子化特
性可変手段13が行う自動制御の下で粗密が自動制御さ
れた量子化特性に対応する閾値を取得し、符号化手段1
1はその閾値よりフレーム間符号化の過程で得られる予
測誤差が下回ったときに該当するブロックを無効化す
る。
報について模擬されたフレーム間符号化の過程におい
て、その標準画像情報の各フレームと、そのフレームを
構成するブロックとについて求められた画素値がその画
素値の平均値以上の値と未満の値とをとる個別の分布の
下で、有効なブロックが無効化される確率の許容最大値
を量子化特性毎に示す画素値の閾値が求められて格納さ
れる。閾値可変手段15はこれらの閾値の内、量子化特
性可変手段13が行う自動制御の下で粗密が自動制御さ
れた量子化特性に対応する閾値を取得し、符号化手段1
1はその閾値よりフレーム間符号化の過程で得られる予
測誤差が下回ったときに該当するブロックを無効化す
る。
【0020】このような閾値はフレーム間符号化の対象
となる画像情報の統計的な性質を代表する標準画像情報
に対するそのフレーム間符号化の模擬下で得られ、かつ
上述した標準偏差あるいは絶対平均誤差はブロック毎に
含まれる画素値の変動分を示すので、その変動分が的確
に識別され、本来的に有効であるブロックが無効化され
る確率が精度よく所望の許容最大値以下に抑えられる。
となる画像情報の統計的な性質を代表する標準画像情報
に対するそのフレーム間符号化の模擬下で得られ、かつ
上述した標準偏差あるいは絶対平均誤差はブロック毎に
含まれる画素値の変動分を示すので、その変動分が的確
に識別され、本来的に有効であるブロックが無効化され
る確率が精度よく所望の許容最大値以下に抑えられる。
【0021】請求項2に記載の発明にかかわるフレーム
間符号化装置では、バッファリング手段22は符号化手
段21が画像情報をフレーム間符号化することにより生
成した符号列を順次蓄積して一定の速度で読み出し、量
子化特性可変手段23はこのようにして蓄積された符号
列の情報量を制御量としてフレーム間符号化に適用すべ
き量子化特性の粗密を自動制御する。
間符号化装置では、バッファリング手段22は符号化手
段21が画像情報をフレーム間符号化することにより生
成した符号列を順次蓄積して一定の速度で読み出し、量
子化特性可変手段23はこのようにして蓄積された符号
列の情報量を制御量としてフレーム間符号化に適用すべ
き量子化特性の粗密を自動制御する。
【0022】一方、閾値記憶手段24には、標準画像情
報について模擬されたフレーム間符号化の過程におい
て、その標準画像情報の各フレームと、そのフレームを
構成するブロックとについて求められた画素値がその画
素値の標準偏差あるいは絶対平均誤差以上の値と未満の
値とをとる個別の分布の下で、有効なブロックが無効化
される確率の許容最大値を量子化特性毎に示す画素値の
閾値が求められて格納される。閾値可変手段25はこれ
らの閾値の内、量子化特性可変手段23が行う自動制御
の下で粗密が自動制御された量子化特性に対応する閾値
を取得し、符号化手段21はフレーム間符号化の過程で
得られる予測誤差とその予測誤差の平均値との差分の絶
対値がその閾値より下回ったときに該当するブロックを
無効化する。
報について模擬されたフレーム間符号化の過程におい
て、その標準画像情報の各フレームと、そのフレームを
構成するブロックとについて求められた画素値がその画
素値の標準偏差あるいは絶対平均誤差以上の値と未満の
値とをとる個別の分布の下で、有効なブロックが無効化
される確率の許容最大値を量子化特性毎に示す画素値の
閾値が求められて格納される。閾値可変手段25はこれ
らの閾値の内、量子化特性可変手段23が行う自動制御
の下で粗密が自動制御された量子化特性に対応する閾値
を取得し、符号化手段21はフレーム間符号化の過程で
得られる予測誤差とその予測誤差の平均値との差分の絶
対値がその閾値より下回ったときに該当するブロックを
無効化する。
【0023】このような閾値はフレーム間符号化の対象
となる画像情報の統計的な性質を代表する標準画像情報
に対するそのフレーム間符号化の模擬の下で得られ、か
つ上述した絶対値はブロックに含まれる画素の画素値の
先頭値を示すので、単発的に画素値が大きな値をとるブ
ロックが無効化される確率が精度よく所望の許容最大値
以下に抑えられる。
となる画像情報の統計的な性質を代表する標準画像情報
に対するそのフレーム間符号化の模擬の下で得られ、か
つ上述した絶対値はブロックに含まれる画素の画素値の
先頭値を示すので、単発的に画素値が大きな値をとるブ
ロックが無効化される確率が精度よく所望の許容最大値
以下に抑えられる。
【0024】請求項3に記載の発明にかかわるフレーム
間符号化装置では、バッファリング手段32は符号化手
段31が画像情報をフレーム間符号化することにより生
成した符号列を順次蓄積して一定の速度で読み出し、量
子化特性可変手段33はこのようにして蓄積された符号
列の情報量を制御量としてフレーム間符号化に適用すべ
き量子化特性の粗密を自動制御する。
間符号化装置では、バッファリング手段32は符号化手
段31が画像情報をフレーム間符号化することにより生
成した符号列を順次蓄積して一定の速度で読み出し、量
子化特性可変手段33はこのようにして蓄積された符号
列の情報量を制御量としてフレーム間符号化に適用すべ
き量子化特性の粗密を自動制御する。
【0025】一方、閾値記憶手段34には、標準画像情
報について模擬されたフレーム間符号化の過程におい
て、無効化の対象となったブロックにかかわる予測誤差
値とその平均値との差分の絶対値の平均値を示す第一の
閾値と、フレームとそのフレームを構成するブロックと
について求められた画素値がその平均値以上の値と未満
の値とをとる各分布の下で、有効なブロックが無効化さ
れる確率の許容最大値を与える画素の数を示す第二の閾
値が量子化特性毎に求められて格納される。閾値可変手
段35は、これらの第一の閾値および第二の閾値の内、
量子化特性可変手段33が行う自動制御の下で粗密が自
動制御された量子化特性に対応する第一の閾値と第二の
閾値とを取得する。符号化手段31は、予測誤差とその
予測誤差の平均値との差分の絶対値が閾値可変手段35
によって与えられた第一の閾値を上回る画素の数を積算
し、その積算値が第二の閾値を下回るときに該当するブ
ロックを無効化する。
報について模擬されたフレーム間符号化の過程におい
て、無効化の対象となったブロックにかかわる予測誤差
値とその平均値との差分の絶対値の平均値を示す第一の
閾値と、フレームとそのフレームを構成するブロックと
について求められた画素値がその平均値以上の値と未満
の値とをとる各分布の下で、有効なブロックが無効化さ
れる確率の許容最大値を与える画素の数を示す第二の閾
値が量子化特性毎に求められて格納される。閾値可変手
段35は、これらの第一の閾値および第二の閾値の内、
量子化特性可変手段33が行う自動制御の下で粗密が自
動制御された量子化特性に対応する第一の閾値と第二の
閾値とを取得する。符号化手段31は、予測誤差とその
予測誤差の平均値との差分の絶対値が閾値可変手段35
によって与えられた第一の閾値を上回る画素の数を積算
し、その積算値が第二の閾値を下回るときに該当するブ
ロックを無効化する。
【0026】このようにして積算される画素の数はブロ
ックに含まれる画素の内、非周期的にかつ一時的に大き
な画素値をとる画素の数を示し、かつその数はフレーム
間符号化の対象となる画像情報の統計的な性質を代表す
る標準画像情報に対するそのフレーム間符号化の模擬の
下で得られるので、散発的に画素値が大きな値をとるブ
ロックが無効化される確率が精度よく所望の許容最大値
以下に抑えられる。
ックに含まれる画素の内、非周期的にかつ一時的に大き
な画素値をとる画素の数を示し、かつその数はフレーム
間符号化の対象となる画像情報の統計的な性質を代表す
る標準画像情報に対するそのフレーム間符号化の模擬の
下で得られるので、散発的に画素値が大きな値をとるブ
ロックが無効化される確率が精度よく所望の許容最大値
以下に抑えられる。
【0027】請求項4に記載の発明にかかわるフレーム
間符号化装置では、標準画像情報に対するフレーム間符
号化の模擬の過程において、その標準画像情報の各フレ
ームと、そのフレームを構成するブロックとについて求
められた画素値がその画素値の平均値以上の値と未満の
値とをとる個別の分布の下で、有効なブロックが無効化
される確率の許容最大値を量子化特性毎に示す画素値の
平均閾値が求められて閾値記憶手段に格納される。閾値
可変手段はこれらの平均閾値の内、量子化特性可変手段
が行う自動制御の下で粗密が自動制御された量子化特性
に対応する平均閾値を取得し、符号化手段はその平均閾
値よりフレーム間符号化の過程で得られた予測誤差の平
均値が上回ると該当するブロックを無効化の対象から除
外する。
間符号化装置では、標準画像情報に対するフレーム間符
号化の模擬の過程において、その標準画像情報の各フレ
ームと、そのフレームを構成するブロックとについて求
められた画素値がその画素値の平均値以上の値と未満の
値とをとる個別の分布の下で、有効なブロックが無効化
される確率の許容最大値を量子化特性毎に示す画素値の
平均閾値が求められて閾値記憶手段に格納される。閾値
可変手段はこれらの平均閾値の内、量子化特性可変手段
が行う自動制御の下で粗密が自動制御された量子化特性
に対応する平均閾値を取得し、符号化手段はその平均閾
値よりフレーム間符号化の過程で得られた予測誤差の平
均値が上回ると該当するブロックを無効化の対象から除
外する。
【0028】このような平均閾値はフレーム間符号化さ
れるべき画像情報の統計的な性質を代表する標準画像情
報に対するフレーム間符号化の模擬の下で得られ、かつ
上述した平均値はブロックの平均輝度を示すので、画素
値の変動分が小さいブロックについてもその平均輝度が
大きいものについては、所望の確度で有効ブロックとし
てフレーム間符号化の対象となる。
れるべき画像情報の統計的な性質を代表する標準画像情
報に対するフレーム間符号化の模擬の下で得られ、かつ
上述した平均値はブロックの平均輝度を示すので、画素
値の変動分が小さいブロックについてもその平均輝度が
大きいものについては、所望の確度で有効ブロックとし
てフレーム間符号化の対象となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。図2は、請求項1〜4
に記載の発明に対応した第一の実施形態を示す図であ
る。図において、図8に示すものと機能および構成が同
じものについては、同じ符号を付与して示し、ここでは
その説明を省略する。
施形態について詳細に説明する。図2は、請求項1〜4
に記載の発明に対応した第一の実施形態を示す図であ
る。図において、図8に示すものと機能および構成が同
じものについては、同じ符号を付与して示し、ここでは
その説明を省略する。
【0030】図において、図8に示す従来例との構成の
相違点は、判定部54に代えて判定部41が備えられ、
量子化器制御部62の出力が量子化器55および逆量子
化器57の制御入力に併せて閾値決定部42の入力に接
続され、その閾値決定部42の出力が判定部41の制御
入力に接続された点にある。なお、本実施形態と図1に
示すブロック図との対応関係については、判定部41、
減算器51、離散コサイン変換器53、量子化器55、
逆量子化器57、逆離散コサイン変換器58、セレクタ
59、加算器60、フレームメモリ61および動き補償
器52は符号化手段11,21,31,41に対応し、
可変長符号化器56はバッファリング手段12,22,
32,42に対応し、量子化器制御部62は量子化特性
可変手段13,23,33,43に対応し、閾値決定部
42は記憶手段14,24,34,44および閾値可変
手段15,25,35,45に対応する。
相違点は、判定部54に代えて判定部41が備えられ、
量子化器制御部62の出力が量子化器55および逆量子
化器57の制御入力に併せて閾値決定部42の入力に接
続され、その閾値決定部42の出力が判定部41の制御
入力に接続された点にある。なお、本実施形態と図1に
示すブロック図との対応関係については、判定部41、
減算器51、離散コサイン変換器53、量子化器55、
逆量子化器57、逆離散コサイン変換器58、セレクタ
59、加算器60、フレームメモリ61および動き補償
器52は符号化手段11,21,31,41に対応し、
可変長符号化器56はバッファリング手段12,22,
32,42に対応し、量子化器制御部62は量子化特性
可変手段13,23,33,43に対応し、閾値決定部
42は記憶手段14,24,34,44および閾値可変
手段15,25,35,45に対応する。
【0031】以下、請求項1ないし請求項4に記載の発
明に対応した本実施形態の動作を説明する。閾値決定部
42は、予測誤差値が単位ブロックにおいて一定である
場合と周期的に変化する場合と単発的あるいは散発的に
変化する場合とについて、量子化器制御部62によって
量子化器55に設定された量子化特性の識別番号q(=
1〜Q)に適応した4つの閾値のテーブルTable1(q)、T
able2(q)、Table3(q)、Table4(q)を予め有する。さら
に、閾値決定部42は、量子化器制御部62によって設
定された識別番号qに基づいてTable1(q)ないしTable4
(q)との内容を求めて判定部41に与える。
明に対応した本実施形態の動作を説明する。閾値決定部
42は、予測誤差値が単位ブロックにおいて一定である
場合と周期的に変化する場合と単発的あるいは散発的に
変化する場合とについて、量子化器制御部62によって
量子化器55に設定された量子化特性の識別番号q(=
1〜Q)に適応した4つの閾値のテーブルTable1(q)、T
able2(q)、Table3(q)、Table4(q)を予め有する。さら
に、閾値決定部42は、量子化器制御部62によって設
定された識別番号qに基づいてTable1(q)ないしTable4
(q)との内容を求めて判定部41に与える。
【0032】ところで、離散コサイン変換器53によっ
て得られる離散コサイン変換の結果は、減算器51によ
って求められてその離散コサイン変換の対象となる予測
誤差値の増減の態様によって決定され、例えば、予測誤
差値が一定である場合には直流成分のみからなり(図3
(a))、反対に周期的に変化する場合にはその周期に対応
した周波数の成分を含む(図3(b))が、単発的あくいは
散発的に変化する場合には直流成分に併せて周波数に応
じて減少する成分から構成される(図3(c))。
て得られる離散コサイン変換の結果は、減算器51によ
って求められてその離散コサイン変換の対象となる予測
誤差値の増減の態様によって決定され、例えば、予測誤
差値が一定である場合には直流成分のみからなり(図3
(a))、反対に周期的に変化する場合にはその周期に対応
した周波数の成分を含む(図3(b))が、単発的あくいは
散発的に変化する場合には直流成分に併せて周波数に応
じて減少する成分から構成される(図3(c))。
【0033】また、予測誤差値が単位ブロックにおいて
一定である場合には該当するブロックが有効ブロックと
無効ブロックとになる確率は、一般に、図4に実線と点
線とで示されるように、単位ブロックを構成する画素の
数(ここでば、簡単のため「64」であると仮定す
る。)とその予測誤差値Xi の平均値m((=Xi/64)
とに対して、それぞれその平均値mの増加関数と減少関
数とで与えられる。
一定である場合には該当するブロックが有効ブロックと
無効ブロックとになる確率は、一般に、図4に実線と点
線とで示されるように、単位ブロックを構成する画素の
数(ここでば、簡単のため「64」であると仮定す
る。)とその予測誤差値Xi の平均値m((=Xi/64)
とに対して、それぞれその平均値mの増加関数と減少関
数とで与えられる。
【0034】さらに、予測誤差値が単位ブロックにおい
て周期的に変化する場合には、該当するブロックが有効
ブロックと無効ブロックとになる確率は、上述した平均
値mではなく、 σ1=Σ|Xi−m|/64 の式で示される絶対偏差値(絶対平均誤差)σ1 または σ2=(Σ(Xi−m)2/64)0.5 の式で示される標準偏差値σ2 に対する増加関数と減少
関数としてそれぞれ与えられる。なお、このような絶対
偏差値σ1 と標準偏差値σ2 とは、何れも予測誤差値の
成分の内、変動する成分のエネルギーを示す。
て周期的に変化する場合には、該当するブロックが有効
ブロックと無効ブロックとになる確率は、上述した平均
値mではなく、 σ1=Σ|Xi−m|/64 の式で示される絶対偏差値(絶対平均誤差)σ1 または σ2=(Σ(Xi−m)2/64)0.5 の式で示される標準偏差値σ2 に対する増加関数と減少
関数としてそれぞれ与えられる。なお、このような絶対
偏差値σ1 と標準偏差値σ2 とは、何れも予測誤差値の
成分の内、変動する成分のエネルギーを示す。
【0035】以下、このような各ブロックの特性に基づ
いて上述したTable1(q)〜Table4(q)との内容を予め算出
する方法について説明する。なお、ここでは、簡単のた
めその算出にパーソナルコンピュータを適用することと
する。本来的に有効ブロックであるにもかかわらず無効
ブロックと判定されることが許容されるブロックの発生
確率(以下、「判定誤り率」という。)rについては、
本実施形態が適用される画像伝送システム等の仕様に基
づいて予め与えられる。
いて上述したTable1(q)〜Table4(q)との内容を予め算出
する方法について説明する。なお、ここでは、簡単のた
めその算出にパーソナルコンピュータを適用することと
する。本来的に有効ブロックであるにもかかわらず無効
ブロックと判定されることが許容されるブロックの発生
確率(以下、「判定誤り率」という。)rについては、
本実施形態が適用される画像伝送システム等の仕様に基
づいて予め与えられる。
【0036】また、Table1(q)〜Table4(q)に格納される
べき閾値の決定に供せられる動画情報は、上述したパー
ソナルコンピュータがアクセス可能な大容量の記憶媒体
に予め記録される。さらに、パーソナルコンピュータ
は、上述した識別番号q(=1〜Q)と、このような動
画情報を構成する個々のフレームの番号(以下、「フレ
ーム番号」という。)n(=0〜N)と、個々のフレー
ムを構成するブロックの番号(以下、「ブロック番号」
という。)b(=0〜B)との全ての組み合わせに対応
した符号化処理(図2に示す構成において判定部41お
よび閾値決定部42を除いた構成の下で行われる。)を
ソフトウエア上において模擬する。
べき閾値の決定に供せられる動画情報は、上述したパー
ソナルコンピュータがアクセス可能な大容量の記憶媒体
に予め記録される。さらに、パーソナルコンピュータ
は、上述した識別番号q(=1〜Q)と、このような動
画情報を構成する個々のフレームの番号(以下、「フレ
ーム番号」という。)n(=0〜N)と、個々のフレー
ムを構成するブロックの番号(以下、「ブロック番号」
という。)b(=0〜B)との全ての組み合わせに対応
した符号化処理(図2に示す構成において判定部41お
よび閾値決定部42を除いた構成の下で行われる。)を
ソフトウエア上において模擬する。
【0037】また、パーソナルコンピュータは、このよ
うな模擬の過程において予測誤差の平均値stat1(q,n,
b)、絶対偏差値stat2(q,n,b)および該当するブロックの
有効無効を示すフラグcoded(q,n,b)とを算出し、これら
を識別番号q、フレーム番号nおよびブロック番号に対
応つけて蓄積する(図5)。さらに、パーソナルコン
ピュータは、このような過程では、無効ブロックにかか
わる予測誤差値とその平均値との差分の絶対値(=|Xi
−m|) の平均値を閾値として求め、これらの閾値を識
別番号qに対応したテーブル Table3(q)の内容として格
納する(図5)と共に、全てのブロックについて |Xi−m|>Table3(q) の不等式が成立する画素の数stat3(q,n,b)を算出し、こ
れらの値を識別番号q、フレーム番号nおよびブロック
番号に対応つけて蓄積する(図5)。
うな模擬の過程において予測誤差の平均値stat1(q,n,
b)、絶対偏差値stat2(q,n,b)および該当するブロックの
有効無効を示すフラグcoded(q,n,b)とを算出し、これら
を識別番号q、フレーム番号nおよびブロック番号に対
応つけて蓄積する(図5)。さらに、パーソナルコン
ピュータは、このような過程では、無効ブロックにかか
わる予測誤差値とその平均値との差分の絶対値(=|Xi
−m|) の平均値を閾値として求め、これらの閾値を識
別番号qに対応したテーブル Table3(q)の内容として格
納する(図5)と共に、全てのブロックについて |Xi−m|>Table3(q) の不等式が成立する画素の数stat3(q,n,b)を算出し、こ
れらの値を識別番号q、フレーム番号nおよびブロック
番号に対応つけて蓄積する(図5)。
【0038】さらに、パーソナルコンピュータは、図4
に実線で示される分布を画素値の平均値sk (k=1〜
3)に対して示す配列Hc1(s1)、Hc2(s2)、Hc3(s3)
と、同図に点線で示される分布を同様にして示す配列H
nc1(s1)、Hnc2(s2)、Hnc3(s3)とを有し、識別番号q
の各値について以下の処理(1)〜(3)を反復する。 (1)先行して算出されたフラグcoded(q,n,b)の値が
「1」であるか否か判別し、(2)「1」である場合に
は、平均値stat1(q,n,b)以上の値をとる全てのs1 に対
応したHc1(s1)の内容をインクリメントする(図6)
と共に、絶対偏差値stat2(q,n,b)以上の値をとる全ての
s2 に対応したHc2(s2)の内容をインクリメントし(図
6)、かつ画素の数stat3(q,n,b)以上の値をとる全て
のs3 に対応したHc3(s3)の内容をインクリメントする
(図6)。
に実線で示される分布を画素値の平均値sk (k=1〜
3)に対して示す配列Hc1(s1)、Hc2(s2)、Hc3(s3)
と、同図に点線で示される分布を同様にして示す配列H
nc1(s1)、Hnc2(s2)、Hnc3(s3)とを有し、識別番号q
の各値について以下の処理(1)〜(3)を反復する。 (1)先行して算出されたフラグcoded(q,n,b)の値が
「1」であるか否か判別し、(2)「1」である場合に
は、平均値stat1(q,n,b)以上の値をとる全てのs1 に対
応したHc1(s1)の内容をインクリメントする(図6)
と共に、絶対偏差値stat2(q,n,b)以上の値をとる全ての
s2 に対応したHc2(s2)の内容をインクリメントし(図
6)、かつ画素の数stat3(q,n,b)以上の値をとる全て
のs3 に対応したHc3(s3)の内容をインクリメントする
(図6)。
【0039】しかし、反対にフラグcoded(q,n,b)の値が
「0」である場合には平均値stat1(q,n,b)未満の値をと
る全てのs1 に対応したHnc1(s1) の内容をインクリメ
ントする(図6′)と共に、絶対偏差値stat2(q,n,b)
以上の値をとる全てのs2 に対応したHnc2(s2)の内容
をインクリメントし(図6′)、かつ画素の数stat3
(q,n,b)未満の値をとる全てのs3 に対応したHc3(s3)
の内容をインクリメントする(図6′)。
「0」である場合には平均値stat1(q,n,b)未満の値をと
る全てのs1 に対応したHnc1(s1) の内容をインクリメ
ントする(図6′)と共に、絶対偏差値stat2(q,n,b)
以上の値をとる全てのs2 に対応したHnc2(s2)の内容
をインクリメントし(図6′)、かつ画素の数stat3
(q,n,b)未満の値をとる全てのs3 に対応したHc3(s3)
の内容をインクリメントする(図6′)。
【0040】(3)このように上述した模擬の下で実測
された分布と判定誤り率rとに基づいて、 Hc1(s1)<rHnc1(s1) の不等式が成立する最大のs1 の値を求めてその値をTab
le1(q)に格納する(図6)と共に、 Hc2(s2)<rHnc2(s2) の不等式が成立する最大のs2 の値を求めてその値をTab
le2(q)に格納し(図6)、かつ Hc3(s3)<rHnc3(s3) の不等式が成立する最大のs3 の値を求めてその値をTab
le4(q)に格納する(図6)。
された分布と判定誤り率rとに基づいて、 Hc1(s1)<rHnc1(s1) の不等式が成立する最大のs1 の値を求めてその値をTab
le1(q)に格納する(図6)と共に、 Hc2(s2)<rHnc2(s2) の不等式が成立する最大のs2 の値を求めてその値をTab
le2(q)に格納し(図6)、かつ Hc3(s3)<rHnc3(s3) の不等式が成立する最大のs3 の値を求めてその値をTab
le4(q)に格納する(図6)。
【0041】したがって、このようにしてTable1(q)〜T
able4(q)に格納された閾値は、各量子化特性の識別情報
qに適応して、ブロック毎の予測誤差値の直流成分、周
期性の交流成分および非周期的なパルス変動分にそれぞ
れ着目して所望の判定誤り率rが確保できる画素値の下
限値となる。一方、判定部41は、上述したように閾値
決定部42が各量子化特性に対応した閾値として与える
Table1(q)〜Table4(q)の内容T1 〜T4 を取り込み、か
つ該当するブロックの予測誤差値について画素値の平均
値m、絶対偏差値σ1 および標準偏差値σ2 に併せて、
その平均値と画素値との差分の絶対値の最大値Mを求め
る。さらに、判定部41は、 (a) |m|<T1 およびσ1<T2の両不等式が共に成
立するか否か (b) |m|<T1 およびσ2<T2の両不等式が共に成
立するか否か (c) |m|<T1 およびmax|Xi−m|<T2の両不
等式が成立するか否か (d) |Xi−m|<T3の不等式が成立する画素の数N
に対して|m|<T1 およびN<T4の両不等式が成立
するか否か の4つの判断基準(a)〜(d)に基づく判別を行い、
これらの判別の結果の何れかが「真」である場合には該
当するブロックが無効ブロックであると識別し、反対に
全てが「偽」である場合には有効ブロックであると識別
する。
able4(q)に格納された閾値は、各量子化特性の識別情報
qに適応して、ブロック毎の予測誤差値の直流成分、周
期性の交流成分および非周期的なパルス変動分にそれぞ
れ着目して所望の判定誤り率rが確保できる画素値の下
限値となる。一方、判定部41は、上述したように閾値
決定部42が各量子化特性に対応した閾値として与える
Table1(q)〜Table4(q)の内容T1 〜T4 を取り込み、か
つ該当するブロックの予測誤差値について画素値の平均
値m、絶対偏差値σ1 および標準偏差値σ2 に併せて、
その平均値と画素値との差分の絶対値の最大値Mを求め
る。さらに、判定部41は、 (a) |m|<T1 およびσ1<T2の両不等式が共に成
立するか否か (b) |m|<T1 およびσ2<T2の両不等式が共に成
立するか否か (c) |m|<T1 およびmax|Xi−m|<T2の両不
等式が成立するか否か (d) |Xi−m|<T3の不等式が成立する画素の数N
に対して|m|<T1 およびN<T4の両不等式が成立
するか否か の4つの判断基準(a)〜(d)に基づく判別を行い、
これらの判別の結果の何れかが「真」である場合には該
当するブロックが無効ブロックであると識別し、反対に
全てが「偽」である場合には有効ブロックであると識別
する。
【0042】これらの判断基準の内、(a)、(b)に示す
ものでは、予測誤差の直流分と交流分とがそれぞれ量子
化器55の量子化特性に適応した値として予め求められ
た閾値T1、T2より小さいことが判別される。また、
(c)に示す判断基準では、該当するブロックの予測誤差
が単発的に変動した場合においても2つの不等式の内、
後者によってそのエネルギーが廃棄可能な程度に小さい
ことが同様の閾値T2 との大小関係に基づいて判別され
る。
ものでは、予測誤差の直流分と交流分とがそれぞれ量子
化器55の量子化特性に適応した値として予め求められ
た閾値T1、T2より小さいことが判別される。また、
(c)に示す判断基準では、該当するブロックの予測誤差
が単発的に変動した場合においても2つの不等式の内、
後者によってそのエネルギーが廃棄可能な程度に小さい
ことが同様の閾値T2 との大小関係に基づいて判別され
る。
【0043】さらに、(d)に示す判断基準では、画素値
とその平均値の差分の絶対値が大きくなった画素の数が
量子化特性に適応した閾値T3、T4未満であるか否かの
判断が行われるのて、該当するブロックの予測誤差の変
動分が非周期的にかつ散発的に生じた場合にも適応可能
である。このように本実施形態によれば、量子化器制御
部62が行う制御の下で量子化器55に適用された量子
化特性に適応する閾値に基づいて、各ブロックが有効ブ
ロックであるか無効ブロックであるかの判別が確度高く
行われる。
とその平均値の差分の絶対値が大きくなった画素の数が
量子化特性に適応した閾値T3、T4未満であるか否かの
判断が行われるのて、該当するブロックの予測誤差の変
動分が非周期的にかつ散発的に生じた場合にも適応可能
である。このように本実施形態によれば、量子化器制御
部62が行う制御の下で量子化器55に適用された量子
化特性に適応する閾値に基づいて、各ブロックが有効ブ
ロックであるか無効ブロックであるかの判別が確度高く
行われる。
【0044】したがって、本実施形態が適用された動画
情報の伝送システムでは、伝送品質が向上し、かつ伝送
効率が高く維持される。図7は、請求項1〜4に記載の
発明に対応した第二の実施形態を示す図である。図にお
いて、図2に示すものと機能および構成が同じものにつ
いては、同じ符号を付与して示し、ここではその説明を
省略する。
情報の伝送システムでは、伝送品質が向上し、かつ伝送
効率が高く維持される。図7は、請求項1〜4に記載の
発明に対応した第二の実施形態を示す図である。図にお
いて、図2に示すものと機能および構成が同じものにつ
いては、同じ符号を付与して示し、ここではその説明を
省略する。
【0045】本実施形態と図2に示す実施形態との構成
の相違点は、判定部41に代えて判定部43が備えら
れ、離散コサイン変換器53の出力が量子化器55の入
力に直結されずにセレクタ44の一方の入力に接続さ
れ、そのセレクタについては、予め得られた画素値の平
均値mに対して値8mを示す直流電位が他方の入力に設
定されると共に、量子化器55の入力に接続されて選択
入力には判定部41の出力が接続され、また、セレクタ
59の他方の入力には、上述した平均値mに対して量子
化器55の量子化特性と逆量子化器57の逆量子化特性
との下で得られる値IQ(Q(m))/8を示す直流電位が、
画素値「0」を示す直流電位に代えて与えられた点にあ
る。
の相違点は、判定部41に代えて判定部43が備えら
れ、離散コサイン変換器53の出力が量子化器55の入
力に直結されずにセレクタ44の一方の入力に接続さ
れ、そのセレクタについては、予め得られた画素値の平
均値mに対して値8mを示す直流電位が他方の入力に設
定されると共に、量子化器55の入力に接続されて選択
入力には判定部41の出力が接続され、また、セレクタ
59の他方の入力には、上述した平均値mに対して量子
化器55の量子化特性と逆量子化器57の逆量子化特性
との下で得られる値IQ(Q(m))/8を示す直流電位が、
画素値「0」を示す直流電位に代えて与えられた点にあ
る。
【0046】以下、請求項1ないし請求項4に記載の発
明に対応した本実施形態の動作を説明する。セレクタ4
4は、判定部43が無効ブロックと判定したブロックに
ついては、その判定の結果に基づいて上述した画素値の
平均値mに対して値8mを示す直流電位を離散コサイン
変換器53から与えられる出力信号に代えて選択する。
このような値8mは、画素値の平均値mに対して離散コ
サイン変換器53から一般に出力される直流成分の値に
等しい。
明に対応した本実施形態の動作を説明する。セレクタ4
4は、判定部43が無効ブロックと判定したブロックに
ついては、その判定の結果に基づいて上述した画素値の
平均値mに対して値8mを示す直流電位を離散コサイン
変換器53から与えられる出力信号に代えて選択する。
このような値8mは、画素値の平均値mに対して離散コ
サイン変換器53から一般に出力される直流成分の値に
等しい。
【0047】また、このような無効ブロックについて
は、セレクタ59は、上述した判定の結果に基づいて値
IQ(Q(m))/8を示す直流電位を選択する。すなわ
ち、無効ブロックについては、予測誤差信号が直流成分
のみから構成されるものとして扱われ、離散コサイン変
換と逆離散コサイン変換とは実質的に行われない。
は、セレクタ59は、上述した判定の結果に基づいて値
IQ(Q(m))/8を示す直流電位を選択する。すなわ
ち、無効ブロックについては、予測誤差信号が直流成分
のみから構成されるものとして扱われ、離散コサイン変
換と逆離散コサイン変換とは実質的に行われない。
【0048】一方、判定部43では、上述したように閾
値決定部42によってブロック単位に与えられる閾値
(Table2(q)〜Table4(q)の内容)T2 〜T4 を取り込
み、かつ該当するブロックの予測誤差値について画素値
の平均値m、絶対偏差値σ1 および標準偏差値σ2 に併
せて、その平均値と画素値との差分の絶対値の最大値M
を求める。さらに、判定部43は、 (A) σ1<T2の不等式が成立するか否か (B) σ2<T2の不等式が成立するか否か (C) max|Xi−m|<T2の不等式が成立するか否か (D) |Xi−m|<T3の不等式が成立する画素の数n
に対してn<T4 の不等式が成立するか否か の4つの判断基準(A)〜(D)に基づく判別を行い、
これらの判別の結果の何れかが「真」である場合には該
当するブロックが無効ブロックであると識別し、反対に
全てが「偽」である場合には有効ブロックであると識別
する。
値決定部42によってブロック単位に与えられる閾値
(Table2(q)〜Table4(q)の内容)T2 〜T4 を取り込
み、かつ該当するブロックの予測誤差値について画素値
の平均値m、絶対偏差値σ1 および標準偏差値σ2 に併
せて、その平均値と画素値との差分の絶対値の最大値M
を求める。さらに、判定部43は、 (A) σ1<T2の不等式が成立するか否か (B) σ2<T2の不等式が成立するか否か (C) max|Xi−m|<T2の不等式が成立するか否か (D) |Xi−m|<T3の不等式が成立する画素の数n
に対してn<T4 の不等式が成立するか否か の4つの判断基準(A)〜(D)に基づく判別を行い、
これらの判別の結果の何れかが「真」である場合には該
当するブロックが無効ブロックであると識別し、反対に
全てが「偽」である場合には有効ブロックであると識別
する。
【0049】これらの判断基準の内、(A)、(B)に示す
ものでは、予測誤差の交流分が量子化器55の量子化特
性に適応した値として予め求められた閾値T2 より小さ
いことが判別される。また、(C)に示す判断基準では、
該当するブロックの予測誤差が単発的に変動した場合に
おいてもそのエネルギーが廃棄可能な程度に小さいこと
が同様の閾値T2 との大小関係に基づいて判別される。
ものでは、予測誤差の交流分が量子化器55の量子化特
性に適応した値として予め求められた閾値T2 より小さ
いことが判別される。また、(C)に示す判断基準では、
該当するブロックの予測誤差が単発的に変動した場合に
おいてもそのエネルギーが廃棄可能な程度に小さいこと
が同様の閾値T2 との大小関係に基づいて判別される。
【0050】さらに、(D)に示す判断基準では、画素値
とその平均値の差分の絶対値が大きくなった画素の数が
量子化特性に適応した閾値T3、T4未満であるか否かの
判断が行われるので、該当するブロックの予測誤差の変
動分が非周期的にかつ散発的に生じた場合にも適応可能
である。このように本実施形態によれば、量子化器制御
部62が行う制御の下で量子化器55に動的に設定され
た量子化特性に適応する閾値に基づいて、各ブロックが
有効ブロックであるか無効ブロックであるかの判別が確
度高く行われる。
とその平均値の差分の絶対値が大きくなった画素の数が
量子化特性に適応した閾値T3、T4未満であるか否かの
判断が行われるので、該当するブロックの予測誤差の変
動分が非周期的にかつ散発的に生じた場合にも適応可能
である。このように本実施形態によれば、量子化器制御
部62が行う制御の下で量子化器55に動的に設定され
た量子化特性に適応する閾値に基づいて、各ブロックが
有効ブロックであるか無効ブロックであるかの判別が確
度高く行われる。
【0051】したがって、本実施形態が適用された動画
情報の伝送システムでは、伝送品質が向上し、かつ伝送
効率が高く維持される。なお、上述した各実施形態で
は、可変長符号化器56に内蔵されたバッファメモリに
蓄積される情報の情報量に基づいて量子化特性を可変設
定するフィードバック方式が適用されているが、本発明
はこのような構成に限定されず、例えば、図2および図
7に一点鎖線で示されるように、入力される画像信号で
与えられる画像情報の特徴や減算器51によって得られ
る予測値の分布に基づいて可変設定するフィードフォワ
ード制御方式についても同様にして適用可能である。
情報の伝送システムでは、伝送品質が向上し、かつ伝送
効率が高く維持される。なお、上述した各実施形態で
は、可変長符号化器56に内蔵されたバッファメモリに
蓄積される情報の情報量に基づいて量子化特性を可変設
定するフィードバック方式が適用されているが、本発明
はこのような構成に限定されず、例えば、図2および図
7に一点鎖線で示されるように、入力される画像信号で
与えられる画像情報の特徴や減算器51によって得られ
る予測値の分布に基づいて可変設定するフィードフォワ
ード制御方式についても同様にして適用可能である。
【0052】また、上述した各実施形態では、減算器5
1の後段に離散コサイン変換を行う離散コサイン変換器
53が配置されているが、本発明はこのような離散コサ
イン変換に限定されず、例えば、傾斜アダマール変換、
カルーネンレーブ変換、ハール変換その他の如何なる直
交変換方式も適用可能である。さらに、上述した各実施
形態では、可変長符号化器56が備えられているが、本
発明はこのような構成に限定されず、例えば、上述した
フィードバック制御方式が適用された場合にはその可変
長符号化器に代えて単に速度変換を行うバッファが備え
られてもよく、反対にフィードフォワード制御方式が適
用された場合にはこのような可変長符号化器を備えずに
構成することも可能である。
1の後段に離散コサイン変換を行う離散コサイン変換器
53が配置されているが、本発明はこのような離散コサ
イン変換に限定されず、例えば、傾斜アダマール変換、
カルーネンレーブ変換、ハール変換その他の如何なる直
交変換方式も適用可能である。さらに、上述した各実施
形態では、可変長符号化器56が備えられているが、本
発明はこのような構成に限定されず、例えば、上述した
フィードバック制御方式が適用された場合にはその可変
長符号化器に代えて単に速度変換を行うバッファが備え
られてもよく、反対にフィードフォワード制御方式が適
用された場合にはこのような可変長符号化器を備えずに
構成することも可能である。
【0053】また、上述した各実施形態では、既述の判
断基準(a)〜(d)あるいは(A)〜(D)が並行し
て適用されているが、本発明はこのような構成に限定さ
れず、例えば、フレーム間符号化の対象となる画像情報
の特徴に基づいて予め適用しなくてよいと判断される場
合には、これらの判断基準の何れをも除外して適用して
もよい。
断基準(a)〜(d)あるいは(A)〜(D)が並行し
て適用されているが、本発明はこのような構成に限定さ
れず、例えば、フレーム間符号化の対象となる画像情報
の特徴に基づいて予め適用しなくてよいと判断される場
合には、これらの判断基準の何れをも除外して適用して
もよい。
【0054】さらに、判断基準(a)〜(d)について
は、何れも|m|<T1 の不等式が含まれているが、こ
のような不等式については、輝度が大きいブロックを無
効化の対象から除外する場合には含まずに構成すること
も可能である。
は、何れも|m|<T1 の不等式が含まれているが、こ
のような不等式については、輝度が大きいブロックを無
効化の対象から除外する場合には含まずに構成すること
も可能である。
【0055】
【発明の効果】上述したように請求項1に記載の発明で
は、フレーム間符号化の対象となる画像情報の統計的な
性質を代表する標準画像情報についてそのフレーム間符
号化を模擬して得た閾値の内、ブロック毎に可変設定さ
れる量子化特性に適応した閾値に対して画素値の変動分
の大小判別がなされるので、本来的に有効であるブロッ
クが無効化される確率が精度よく所望の許容最大値以下
に抑えられる。
は、フレーム間符号化の対象となる画像情報の統計的な
性質を代表する標準画像情報についてそのフレーム間符
号化を模擬して得た閾値の内、ブロック毎に可変設定さ
れる量子化特性に適応した閾値に対して画素値の変動分
の大小判別がなされるので、本来的に有効であるブロッ
クが無効化される確率が精度よく所望の許容最大値以下
に抑えられる。
【0056】請求項2に記載の発明では、同様の判別が
ブロック毎の画素値の単発的な変動分についてその時間
率の如何にかかわらず行われるので、本来的に有効であ
るフレームが無効化される可能性がさらに抑えられる。
請求項3に記載の発明では、同様の判別が予測誤差値の
平均値以上の画素値をとる画素の数について行われるの
で、非周期的あるいは散発的にその画素値が大きい値と
なったブロックが無効化される可能性が抑えられる。
ブロック毎の画素値の単発的な変動分についてその時間
率の如何にかかわらず行われるので、本来的に有効であ
るフレームが無効化される可能性がさらに抑えられる。
請求項3に記載の発明では、同様の判別が予測誤差値の
平均値以上の画素値をとる画素の数について行われるの
で、非周期的あるいは散発的にその画素値が大きい値と
なったブロックが無効化される可能性が抑えられる。
【0057】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し請求項3に記載の発明において、ブロック毎の画素値
の平均値について平均閾値との大小判別が行われ、前者
が後者を上回るブロックが無効化の対象から除外され
る。したがって、これらの発明が適用されたフレーム間
符号化装置では、有効ブロックが確度高くフレーム間符
号化の対象となり、そのフレーム間符号化の精度と信頼
性とが高められる。
し請求項3に記載の発明において、ブロック毎の画素値
の平均値について平均閾値との大小判別が行われ、前者
が後者を上回るブロックが無効化の対象から除外され
る。したがって、これらの発明が適用されたフレーム間
符号化装置では、有効ブロックが確度高くフレーム間符
号化の対象となり、そのフレーム間符号化の精度と信頼
性とが高められる。
【図1】請求項1〜4に記載の発明の原理ブロック図で
ある。
ある。
【図2】請求項1〜4に記載の発明に対応した第一の実
施形態を示す図である。
施形態を示す図である。
【図3】予測誤差値と離散コサイン変換の結果との対応
関係を示す図である。
関係を示す図である。
【図4】画素値の平均値に対する有効/無効ブロックの
発生確率を示す図である。
発生確率を示す図である。
【図5】閾値テーブルの生成手順を示す図(1) である。
【図6】閾値テーブルの生成手順を示す図(2) である。
【図7】請求項1〜4に記載の発明に対応した第二の実
施形態を示す図である。
施形態を示す図である。
【図8】従来のフレーム間符号化装置の構成例を示す図
である。
である。
11,21,31 符号化手段 12,22,32 バッファリング手段 13,23,33 量子化特性可変手段 14,24,34 記憶手段 15,25,35 閾値可変手段 41,43,54 判定部 42 閾値決定部 44,59 セレクタ 51 減算器 52 動き補償器 53 離散コサイン変換器 55 量子化器 56 可変長符号化器 57 逆量子化器 58 逆離散コサイン変換器 60 加算器 61 フレームメモリ 62 量子化器制御部
Claims (4)
- 【請求項1】 外部から指定される量子化特性の下で画
像情報をブロック単位にフレーム間符号化して符号列を
生成し、その過程におけるフレーム間予測の結果を示す
予測誤差が入力される閾値を下回るときに該当するブロ
ックを無効化する符号化手段と、 前記符号化手段によって生成された符号列を蓄積し一定
の速度で読み出すバッファリング手段と、 前記バッファリング手段に蓄積された符号列の情報量を
制御量として前記量子化特性の粗密を自動制御する量子
化特性可変手段と、 前記画像情報の統計的な性質を代表する標準画像情報の
各フレームとそのフレームを構成するブロックとについ
て、前記フレーム間符号化の模擬の過程で画素値がその
画素値の平均値以上と未満との値をとる個別の分布の下
で、前記量子化特性毎に有効なブロックが無効化される
確率の許容最大値を示す画素値の閾値が格納された閾値
記憶手段と、 前記閾値記憶手段に格納された閾値の内、前記量子化特
性可変手段によって前記粗密が自動制御された量子化特
性に対応した閾値を取得し、その閾値を前記符号化手段
に与える閾値可変手段とを備えたことを特徴とするフレ
ーム間符号化装置。 - 【請求項2】 外部から指定される量子化特性の下で画
像情報をブロック単位にフレーム間符号化して符号列を
生成し、その過程におけるフレーム間予測の結果を示す
予測誤差と、その予測誤差値の平均値との差分の絶対値
が入力される閾値を下回るときに該当するブロックを無
効化する符号化手段と、 前記符号化手段によって生成された符号列を蓄積し一定
の速度で読み出すバッファリング手段と、 前記バッファリング手段に蓄積された符号列の情報量を
制御量として前記量子化特性の粗密を自動制御する量子
化特性可変手段と、 前記画像情報の統計的な性質を代表する標準画像情報の
各フレームとそのフレームを構成するブロックとについ
て、前記フレーム間符号化の模擬の過程で画素値がその
画素値の標準偏差あるいは絶対平均誤差以上と未満との
値をとる個別の分布の下で、前記量子化特性毎に有効な
ブロックが無効化される確率の許容最大値を与える画素
値の閾値が格納された閾値記憶手段と、 前記閾値記憶手段に格納された閾値の内、前記量子化特
性可変手段によって前記粗密が自動制御された量子化特
性に対応した閾値を取得し、その閾値を前記符号化手段
に与える閾値可変手段とを備えたことを特徴とするフレ
ーム間符号化装置。 - 【請求項3】 外部から指定される量子化特性の下で画
像情報をブロック単位にフレーム間符号化して符号列を
生成すると共に、その過程におけるフレーム間予測の結
果を示す予測誤差とその予測誤差値の平均値との差分の
絶対値が入力された第一の閾値を上回る画素の数を積算
し、その結果得られた積算値が第一の閾値と共に入力さ
れた第二の閾値を下回るときに、該当するブロックを無
効化する符号化手段と、 前記符号化手段によって生成された符号列を蓄積し一定
の速度で読み出すバッファリング手段と、 前記バッファリング手段に蓄積された符号列の情報量を
制御量として前記量子化特性の粗密を自動制御する量子
化特性可変手段と、 前記画像情報の統計的な性質を代表する標準画像情報の
各フレームとそのフレームを構成するブロックとについ
て、前記フレーム間符号化の模擬の過程で無効化される
ブロックにかかわる前記絶対値の平均値を示す第一の閾
値と、画素の数がその平均値以上と未満との値をとる個
別の分布の下で、有効であるブロックが無効化される確
率の許容最大値を与える画素の数を示す第二の閾値とが
前記量子化特性毎に格納された閾値記憶手段と、 前記閾値記憶手段に格納された第一の閾値および第二の
閾値の内、前記量子化特性可変手段によって前記粗密が
自動制御された量子化特性に対応した第一の閾値および
第二の閾値を取得し、これらの閾値を前記符号化手段に
与える閾値可変手段とを備えたことを特徴とするフレー
ム間符号化装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れか1項に
記載のフレーム間符号化装置において、 符号化手段には、 予測誤差の平均値と入力された平均閾値とを比較し、前
者が後者を上回ったときに該当するブロックを無効化の
対象から除外する手段を有し、 閾値記憶手段には、 標準画像情報の各フレームとそのフレームを構成するブ
ロックとについて、模擬の過程で画素値がその画素値の
平均値以上と未満との値をとる個別の分布の下で許容最
大値を与える平均値を示す平均閾値が量子化特性毎に格
納され、 閾値可変手段には、 前記閾値記憶手段に格納された平均閾値の内、量子化特
性可変手段によって自動制御された量子化特性に対応し
た平均閾値を取得し、その平均閾値を前記符号化手段に
与える手段を有することを特徴とするフレーム間符号化
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7239939A JPH0984022A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | フレーム間符号化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7239939A JPH0984022A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | フレーム間符号化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0984022A true JPH0984022A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=17052075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7239939A Pending JPH0984022A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | フレーム間符号化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0984022A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004114674A1 (ja) * | 2003-06-19 | 2004-12-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 送信装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム、及び記録媒体 |
US8520727B2 (en) | 2007-10-30 | 2013-08-27 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Video encoding method and decoding method, apparatuses therefor, programs therefor, and storage media which store the programs |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP7239939A patent/JPH0984022A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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