JPH0983381A - 送信機 - Google Patents

送信機

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Publication number
JPH0983381A
JPH0983381A JP7240197A JP24019795A JPH0983381A JP H0983381 A JPH0983381 A JP H0983381A JP 7240197 A JP7240197 A JP 7240197A JP 24019795 A JP24019795 A JP 24019795A JP H0983381 A JPH0983381 A JP H0983381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
coupling capacitor
signal
transmitter
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7240197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Ishibashi
義人 石橋
Takahiko Takeuchi
宇彦 武内
Katsuyuki Teruyama
勝幸 照山
Takafumi Kyomasu
貴文 京増
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokimec Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokimec Inc filed Critical Tokimec Inc
Priority to JP7240197A priority Critical patent/JPH0983381A/ja
Publication of JPH0983381A publication Critical patent/JPH0983381A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発信特性の良い送信機を実現する。 【解決手段】位相シフトキーイング方式に基づいて変調
した後の送信信号Aでカップリングコンデンサ5bを介
して電磁結合用の並列共振回路5cを駆動する手段を備
えて送信信号Aの発信を行う送信機において、カップリ
ングコンデンサ5bの出力側電圧Bを積分する積分手段
52と、この積分手段52の出力B’をカップリングコ
ンデンサ52の入力側A’に負帰還させる帰還手段51
とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、送信機に関し、
詳しくは、電磁結合に基づいて位相シフトキーイング方
式での通信を行う送信機の伝送特性改善に関する。かか
る送信機が用いられる分野としては、非接触でもデータ
記憶体からのデータ読取が可能なリーダライタや、構内
搬送車あるいは移動ロボット等の立ち寄る制御基地局な
どが挙げられる。
【0002】
【従来の技術】このような送信機としてのリーダライタ
1とその通信相手であるデータ記憶体2との概要構成を
図5に示すが、このシステムは、両者が差動位相シフト
キーイング方式の通信を電磁結合に基づいて行うことに
よって、リーダライタ1がデータ記憶体2からその記憶
データを読み取るものである。
【0003】リーダ1は、指令送出やデータ受理等の処
理を行うMPU(マイクロコンピュータ)3と、MPU
3からの指令に応じて所定の送信用周波数(ω、例えば
数百kHz)の搬送波を差動位相シフトキーイング方式
で変調して送信信号Aを生成する変調部4と、コイル様
パターン等を有し変調部4からの送信信号Aを磁束Dに
電磁変換して外部へ発信する伝送部5と、伝送部5から
の信号を受けて所定の受信用周波数帯域だけ通過させる
ことで受信信号を分離しこの受信信号から復調信号を生
成する復調部とを備えたものである。
【0004】また、データ記憶体2は、コイル等を有し
て磁束Dに応じた受信信号Eを生成する伝送部6の他、
受信信号Eから復調信号を生成する復調部7や、指令受
理や指定された記憶データの返送準備等を行うMPU8
などを備えたものである。
【0005】そして、リーダライタ1では、MPU3か
らの指令伝文に応じた変調部4によて差動位相シフトキ
ーイング方式に基づく変調が行われて送信信号Aが生成
され、この送信信号Aが伝送部5によって磁束Dとして
発信される。また、データ記憶体2では、磁束Dから伝
送部6によって受信信号Eが生成され、これが復調部7
で差動位相シフトキーイング方式に基づいて復調等され
てからMPU8に受理される。こうして、差動位相シフ
トキーイング方式でのリーダライタ1からデータ記憶体
2への指令の送受信が、電磁結合に基づいて行なわれ
る。また、データ記憶体2からリーダライタ1への該当
記憶データの返送も逆向きであるが概ね同様にして行わ
れる。
【0006】ここで、従来の伝送部5は、図6にその回
路を示すが、送信信号Aを受けて電流増幅等するアンプ
5aと、一端がアンプ5aの出力を受けるカップリング
コンデンサ5bと、コンデンサ5bの他端と接地との間
に設けられた並列共振回路5cとを備えて、送信信号A
を磁束Dに変換するものである。
【0007】このように送信信号Aで並列共振回路5c
を駆動するに際し、コンデンサ5bを介在させるのは、
送信信号Aに含まれた直流成分をカットするためであ
る。電磁結合に基づく発信等には並列共振回路5cのコ
イル電流をC,自己インダクタンスをL,相互インダク
タンスをMとしてE=M×(dC/dt)=(M/L)
×Bの関係があることから、送信信号Aにオフセット成
分があるのにこれをそのまま並列共振回路5cの駆動信
号Bとすると、受信信号Eの2値化波形のデューティ比
が適正でなくなってしまう(図7(a)の波形例を参
照)等の悪影響があるのである。アンプ5aに不所望な
オフセットがある場合も同様である。
【0008】そこで、リーダライタ1は、位相シフトキ
ーイング方式に基づいて変調した後の送信信号Aでカッ
プリングコンデンサ5bを介して電磁結合用の並列共振
回路5cを駆動する手段を備えることによって、送信信
号Aの直流成分やアンプ5aのオフセット等による悪影
響を断ちながら送信信号Aの発信を行うものとなってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の送信機では、送信信号からカップリングコン
デンサを介して得られた駆動信号に、単純な直流成分こ
そ含まれていないが、位相シフトキーイング方式に従う
位相反転に伴って間歇的散発的に偏移成分が発生するこ
とが認められた。
【0010】図7(b)の波形例を参照して具体的に説
明すると、時刻t0に位相が反転したことによって、ハ
ッチング部分が相殺されずに正側に残ってしまう。この
ことは、この部分に相当する電荷がこのタイミングでコ
ンデンサ5bに蓄積され、この電荷が並列共振回路5c
のコイル等を介して放電されるまで駆動信号Bが正側に
偏移することを意味する。逆位相で反転すれば逆側に偏
移する。
【0011】このため、駆動信号が位相反転に伴って上
下に変動する(図7(c)の波形例を参照)。そして、
これに起因して、受信機側では、受信信号へのPLLに
よる追従性能が低下することや、他の回路の動作マージ
ンが減ることなどの不都合が発生する。
【0012】従って、良好な発信特性を確保するために
駆動信号が正負何れの方にも偏移しない状態の下で送信
信号の発信を行うには、送信信号の直流成分やアンプの
オフセット等による悪影響を断つばかりでなく、位相反
転による悪影響をも断ち切ることが課題となる。
【0013】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたものであり、発信特性の良い送信機を実現
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために発明された第1の解決手段について、その構成
および作用効果を以下に説明する。
【0015】[第1の解決手段]第1の解決手段の送信
機は(、出願当初の請求項1に記載の如く)、位相シフ
トキーイング方式に基づいて変調した後の送信信号でカ
ップリングコンデンサを介して電磁結合用の並列共振回
路を駆動する手段を備えて前記送信信号の発信を行う送
信機において、前記カップリングコンデンサの出力側電
圧を積分する積分手段と、この積分手段の出力を前記カ
ップリングコンデンサの入力側に負帰還させる帰還手段
とを備えたことを特徴とするものである。
【0016】ここで、上記の「位相シフトキーイング方
式(PSK)」としては、位相が180°反転するBP
SKやDPSK(差動位相シフトキーイング)の他、1
80°以外の反転も有り得るQPSKなども挙げられ
る。
【0017】このような第1の解決手段の送信機にあっ
ては、位相シフトキーイング方式に基づく変調によって
送信信号の位相が反転すると、これに伴ってカップリン
グコンデンサの出力側に交流成分では相殺されない偏移
成分が発生するが、この偏移成分は積分手段によって積
分されさらに帰還手段によってカップリングコンデンサ
の入力側に負帰還させられる。すなわち、偏移成分の積
分値の反転値がカップリングコンデンサの入力側に加え
られる。
【0018】そして、偏移成分の積分値の反転値がカッ
プリングコンデンサを経てその出力側に伝えられると、
カップリングコンデンサの微分作用によって理想的には
偏移成分の反転値が現れる。そこで、この負帰還された
反転値によって偏移成分が打ち消されることになり、偏
移成分は発生する傍らから消去される。
【0019】これにより、カップリングコンデンサの出
力側電圧すなわち並列共振回路の駆動信号について、位
相反転に伴う間歇的散発的な偏移成分の発生・蓄積を抑
制することができる。そこで、カップリングコンデンサ
を介在させたことによって送信信号の直流成分等がカッ
トされるのに加えて、位相反転に伴う間歇的散発的な偏
移成分の発生も抑制されるので、駆動信号が正負何れの
方にもほとんど偏移しない状態の下で送信信号の発信を
行うことが可能となる。その結果、良好な発信特性が確
保される。
【0020】したがって、この発明によれば、発信特性
の良い送信機を実現することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の送信機を実施するための
形態を、図面を引用しながら実施例によって説明する。
この送信機は、従来例のリーダライタ1における伝送部
5を図1の伝送回路で置換した構成のものである。そこ
で、同一の構成要素には同一の符合を付して示し、その
再度の説明は割愛して、相違点を中心に説明する。
【0022】この新たな伝送回路は、送信信号Aを磁束
Dに変換するために、送信信号Aを非反転入力として電
流増幅等する差動増幅器等のアンプ51と、一端がアン
プ51の出力である差信号A’を受けるカップリングコ
ンデンサ5bと、コンデンサ5bの他端と接地との間に
設けられた並列共振回路5cとを備えたものである。こ
れにより、このリーダライタは、位相シフトキーイング
方式に基づいて変調した後の送信信号Aでカップリング
コンデンサ5bを介して電磁結合用の並列共振回路5c
を駆動する手段を備えて送信信号Aの発信を行うものと
なっている。
【0023】また、この伝送回路は、カップリングコン
デンサ5bの出力側電圧Bを入力とするCR積分回路等
の積分回路52を備えている。なお、積分回路52の入
力インピーダンスを高くするために、CR積分回路の前
にボルテージホロワを付設してもよい。これにより、こ
のリーダライタは、カップリングコンデンサ5bの出力
側電圧Bを積分する積分手段を備えたものとなってい
る。
【0024】さらに、この伝送回路では、積分回路52
の出力である帰還信号B’がアンプ51の反転入力とさ
れている。そして、送信信号Aと帰還信号B’との差信
号A’がアンプ51からコンデンサ5bの一端に送出さ
れる。これにより、このリーダライタは、積分手段の出
力B’をカップリングコンデンサ52の入力側(A’)
に負帰還させる帰還手段を備えたものとなっている。
【0025】このような構成の送信機について、その伝
送回路の特徴的な動作を、図面を引用して具体的に説明
する。なお、図2は、位相反転のない定常状態の動作を
説明するためのものであり、図3は、位相反転時の過渡
状態の動作説明図であり、図4は、その波形例を示す図
である。
【0026】先ず、位相反転が無い状態では、aを定数
として直流成分bを含んだ波形(a×sin(ωt)+
b)の送信信号Aを受けると、そしてeを定数として波
形(e×sin(ωt))の帰還信号B’を想定する
と、アンプ51のオフセット成分cを含んだ差信号A’
は波形((a−e)×sin(ωt)+b+c)の信号
となり、さらにdを定数として駆動信号Bは波形(d×
cos(ωt))の信号となる。そして、駆動信号Bを
積分した帰還信号B’は想定通りの波形(e×sin
(ωt))となる。こうして、送信信号Aの直流成分b
やアンプ51のオフセット成分cが駆動信号Bからはカ
ットされる。
【0027】次に、位相が反転したときには、正負釣り
合っている交流成分を省略して駆動信号Bに発生した偏
移成分fについて考慮すると、積分回路52によって駆
動信号Bが積分されて帰還信号B’に偏移成分fの積分
値が重畳し、これを反転入力としたアンプ51によって
差信号A’からは偏移成分fの積分値が引かれる。そし
て、フィードバックループを一巡した後は、偏移成分f
の積分値がコンデンサ5bによって微分された値すなわ
ち偏移成分fが駆動信号Bから引かれる。なお、eが
“1”以下等の場合も、偏移成分fは何巡かで打ち消さ
れる。こうして、位相反転に伴ってコンデンサ5bの出
力側に発生した偏移成分fは消滅させられる。
【0028】これにより、位相シフトキーイング方式に
基づいて送信信号Aの位相が(時刻t0で)反転して
も、駆動信号Bひいては通信相手方の受信信号Eは、上
下に変動することなく、理想状態に近い波形が得られる
(図4参照)。したがって、このリーダライタは、電磁
結合に基づく差動位相シフトキーイング方式での送信等
を波形変動の少ない状態で行うので、従来より確実に、
データ記憶体2へデータ読取の指令等を与えることがで
きる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1の解決手段の送信機にあっては、カップリングコ
ンデンサの出力側電圧を積分して入力側に負帰還させる
ことにより、位相反転に伴う間歇的散発的な偏移成分の
発生・蓄積を抑制することができる。したがって、発信
特性の良い送信機を実現することができるという有利な
効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の送信機の伝送回路である。
【図2】 その定常状態の説明図である。
【図3】 その過渡状態の説明図である。
【図4】 その波形例を示す図である。
【図5】 リーダライタ及びデータ記憶体の概要構成図
である。
【図6】 従来の伝送回路である。
【図7】 その波形図である。
【符号の説明】
1 リーダライタ 2 データ記憶体 3 MPU(マイクロプロセッサ) 4 変調部 5 伝送部 5a アンプ 5b コンデンサ 5c 並列共振回路 6 伝送部 7 復調部 8 MPU(マイクロプロセッサ) 51 アンプ 52 積分回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 京増 貴文 東京都大田区南蒲田2丁目16番46号 株式 会社トキメック内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位相シフトキーイング方式に基づいて変調
    した後の送信信号でカップリングコンデンサを介して電
    磁結合用の並列共振回路を駆動する手段を備えて前記送
    信信号の発信を行う送信機において、前記カップリング
    コンデンサの出力側電圧を積分する積分手段と、この積
    分手段の出力を前記カップリングコンデンサの入力側に
    負帰還させる帰還手段とを備えたことを特徴とする送信
    機。
JP7240197A 1995-09-19 1995-09-19 送信機 Pending JPH0983381A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7240197A JPH0983381A (ja) 1995-09-19 1995-09-19 送信機

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JP7240197A JPH0983381A (ja) 1995-09-19 1995-09-19 送信機

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JPH0983381A true JPH0983381A (ja) 1997-03-28

Family

ID=17055912

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JP7240197A Pending JPH0983381A (ja) 1995-09-19 1995-09-19 送信機

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