JPH0981440A - パーソナルコンピュータシステム - Google Patents

パーソナルコンピュータシステム

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Publication number
JPH0981440A
JPH0981440A JP7232870A JP23287095A JPH0981440A JP H0981440 A JPH0981440 A JP H0981440A JP 7232870 A JP7232870 A JP 7232870A JP 23287095 A JP23287095 A JP 23287095A JP H0981440 A JPH0981440 A JP H0981440A
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JP
Japan
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storage device
user
file
personal computer
hdd
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Application number
JP7232870A
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English (en)
Inventor
Kazunori Iwabuchi
一則 岩渕
Masayuki Tomizawa
正之 富沢
Tomohisa Kohiyama
智久 小檜山
Takashi Tsunehiro
隆司 常広
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザ環境の移行や保守が簡便なファイル管
理方式やファイル転送方式が実現可能なPCシステムを
提供すること。 【構成】 OS1と記憶装置の間にファイル管理部22
を設け、記憶装置をシステム側記憶装置3とユーザ側記
憶装置4とで構成する。 【効果】 ユーザによるファイル操作の結果は、すべて
ユーザ側記憶装置に保存することができ、そのまま新し
いPCに移行可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ(以下、PCと称す)システムに係り、特に、PCシ
ステムにおけるファイル管理方式、およびPC間におけ
るファイル転送方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、PCにおける記憶装置は、ハード
ディスク装置などの記憶装置を用いており、システムの
オペレーティングシステムや、アプリケーションプログ
ラム、または、ユーザが作成したデータを、同じ記憶装
置に記憶させていた。例えば、特開昭63−46677
号公報に示されたハードディスクのファイルアクセス方
式などが、これに類する従来技術として挙げることがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来技
術では、システム側のオペレーションシステムと同じハ
ードディスクに、後からアプリケーションプログラムを
インストールしたり、また、ユーザのデータを格納した
りすることが、一般的であった。
【0004】この場合、例えばユーザが新しいPCを購
入して、前のPCにインストールしたアプリケーション
プログラムを新しいPCで利用しようと思った場合、ア
プリケーションプログラムがシステムと密接に噛み合っ
ているため、ファイルコピーを行うだけでは不十分なた
め、結局新しいPCに再度インストールを行う必要があ
った。
【0005】また、アプリケーションプログラムが複数
インストールされていた場合、全てインストールをやり
直すことは非常に煩雑であり、前と同じ環境にすること
は大変であった。また同様に、ユーザが作成したデータ
を新しいPCに持っていくことは、インストールプログ
ラムなどが無いこともあり、普通のアプリケーションプ
ログラムを利用するユーザにとって、その作業は面倒な
ことであり、間違いが発生すると(コピーを取り損ねた
りすること)、ユーザの貴重なデータが埋もれてしまう
危険性があった。
【0006】また、システムとユーザのプログラムやデ
ータが、ハードディスク上に混在しているため、保守の
ためにバックアップコピーをとることも、一括してとる
以外のことを行おうとすると面倒であった。
【0007】また、アーキテクチャが同じPCであって
も、使用しているユーザが異なると、全く思想の異なっ
たファイル構成になっていることが普通であり、出先な
どでPCを利用しようとしても、使いなれているアプリ
ケーションプログラムが存在しなかったりして、利用で
きないといったことも考えられる。
【0008】本発明の目的は、上記の問題を解決し、新
しいPCへの移行が簡単なファイル管理方式をとるPC
システムを提供することにある。また、本発明の他の目
的は、上記の問題を解決し、ファイル管理に関する保守
の簡単なPCシステムを提供することにある。また、本
発明の他の目的は、上記の問題を解決し、新旧PC間の
ファイル転送において、旧PCの環境の移行が容易なP
Cシステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるPCシステ
ムは、上記目的を達成するために、PCの記憶装置とし
て、システム側記憶装置とユーザ側記憶装置を設け、フ
ァイル管理部において、ユーザのPC利用によって生じ
たファイルの書き込み(WRITE),削除(DELE
TE)などの情報を、全てユーザ側記憶装置に記憶させ
るものである。また、上記目的を達成するために、ファ
イル管理部を、オペレーティングシステムにおけるデバ
イスドライバの形で実現させるものである。さらにま
た、上記他の目的を達成するために、PCの少なくとも
ユーザ側記憶装置に、PCカードのように、着脱可能な
記憶装置を用いるものである。さらにまた、上記他の目
的を達成するために、新PCに転送手段を設けるもので
にある。
【0010】
【作用】ファイル管理部あるいはファイル管理デバイス
ドライバによって、記憶装置に対するWRITE及びD
ELETE要求は全て、システム側記憶装置とユーザ側
記憶装置の対象ファイルの存在の有無によって場合分け
され、システム側記憶装置とユーザ側記憶装置を使い分
けることで、ユーザのPC利用によって記憶装置に格納
された情報を、ユーザ側記憶装置に集める。ユーザは新
しいPCを購入したときには、ユーザ側記憶装置の情報
のみを、新しいPCに移すことで、前と同じ環境を簡単
に継続して利用することが可能となる。
【0011】また、ユーザ側記憶装置にPCカード型の
ものを用いることで、新しいPCや、いつもは使用して
いないPCに、そのPCカードを装着することで、自分
のPC環境を移行させることが可能となり、すなわち、
自分のPC環境を簡単に持ち運ぶことが可能となり、ま
た、そのPCカードの情報のみをバックアップすること
で、簡単に保守作業を行うことが可能となる。
【0012】また、新PCに設けた転送手段によって、
旧PCのファイルのうち、新PCと重複しないものは、
ユーザによる情報として、そのままコピーし、重複する
ものは、システムの設定情報以外は、旧ファイルとして
取り扱い、システム設定情報は、新PCの該当ファイル
に追加を行う。その結果、旧PCの総ての情報を、新P
Cに取り入れることができ、環境の移行が実現する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示した実施例により
説明する。図1は本発明の第1実施例に係るPCシステ
ムの概要を示す図であり、同図において、1はオペレー
ティングシステム(以下、OSと称す)、2はファイル
管理部、3はシステム側記憶装置、4はユーザ側記憶装
置である。
【0014】図1に示す構成において、OS1によって
要求された記憶装置のファイルへのREAD,WRIT
E,DELETE,UNDELETE操作は、ファイル
管理部2によって振り分けられ、システム側記憶装置3
とユーザ側記憶装置4に対して行われる。
【0015】システム側記憶装置3には、メーカから出
荷されたときのシステムファイルが格納されており、出
荷後のユーザによるファイル操作は、ユーザ側記憶装置
4に全て記憶される。その結果、ユーザ側記憶装置4に
は、ユーザによってインストールされたアプリケーショ
ンプログラムのファイルや、ユーザによって作成された
データが全て格納され、ユーザ側記憶装置4の情報をバ
ックアップしたり、あるいは他のPCに移動させたりす
ることが、非常に簡単に実現する。
【0016】図2は本実施例のPCの外観を示す図で、
同図において、5はPC、6はキーボード、7はディス
プレイ、8,9はPCカードスロット、10,11はP
Cカード型ハードディスクドライブ(以下、ハードディ
スクドライブをHDDと称す)である。
【0017】図1において説明を行ったシステム構成
は、図2に示したPC5において構築されるものであ
り、図2の例の場合、PCカード型HDD10と11
が、図1のシステム側記憶装置3とユーザ側記憶装置4
に該当する。このようなPCカード型HDD10,11
によって、システム側記憶装置3とユーザ側記憶装置4
を構成することによって、ユーザ側記憶装置4を抜い
て、他のPCに挿入することで、ユーザの使用環境を簡
単に移行させたり、また、システム側記憶装置3を交換
することで、新しい仕様のシステムソフトウェアを簡単
に利用したりすることが可能となる。
【0018】図3は、図2に示したPC5の内部構成を
示す図で、同図において、12はCPU、13はRA
M、14はROM、15はキーボード、16はキーボー
ドコントローラ、17はディスプレイ、18はディスプ
レイコントローラ、19はPCカードコントローラであ
る。
【0019】CPU12は、電源ONなどの開始動作に
よって、ROM14に格納された基本ソフトによって、
PCカードコントローラ19を用いて、システム側HD
Dやユーザ側HDDであるPCカード型HDD10,1
1の読み出しを行い、OSを起動させる。OSは、RA
M13を用いながら、キーボードコントローラ16を用
いてキーボード15に対するユーザの操作を読み取り、
ユーザ側HDDであるPCカード型HDD11のアプリ
ケーションプログラムを起動させ、ディスプレイコント
ローラ18を用いてディスプレイ17に表示を行う。
【0020】図1に示したファイル管理部2は、ROM
14や、システム側HDDであるPCカード型HDD1
0内部の基本ソフトであるBIOSやOSなどの実行プ
ログラムの一部、あるいは、追加プログラムによって実
現されており、その詳細な動きは、図4以降を用いて説
明を行う。
【0021】図4は、図1,図2,図3において説明を
行ったシステム側記憶装置3(PCカード型HDD1
0)あるいはユーザ側記憶装置4(PCカード型HDD
11)に対して、ファイルの書き込み(WRITE)要
求があった場合の、ファイル管理部2の動作を示す流れ
図である。
【0022】WRITEの場合、フロー401に進み、
ユーザ側HDD(PCカード型HDD11)にファイル
を書き込む。
【0023】その結果、システム側HDD(PCカード
型HDD10)に対象ファイルが存在した場合であって
も、存在しなかった場合でも、ユーザ側HDDに書き込
まれ、システム側ファイルの更新、あるいは、新規導
入、あるいは、ユーザが作成したデータの書き込みが実
現する。
【0024】図5は、ファイルの読み込み(READ)
要求があった場合の、ファイル管理部2の動作を示す流
れ図である。
【0025】READの場合、フロー501に進み、シ
ステム側HDDに、そのファイルが有った場合で、ユー
ザ側HDDにもある場合は、フロー502に進み、ユー
ザ側のファイルのREADを行い、新しいファイルを参
照するようにする。また、ユーザ側HDDにファイルが
無い場合には、フロー503に進み、システム側HDD
のファイルをREADする。また、ユーザ側HDDに対
象ファイルが存在するものの、DELETEフラグ(図
12を用いて後述)が設定されている場合には、ファイ
ルが存在しないこととし、フロー504に進み、ERR
ORを図1のOS1に返す。
【0026】また、システム側HDDに、対象ファイル
が存在せず、ユーザ側HDDに有る場合には、フロー5
05に進み、ユーザ側HDDのファイルをREADす
る。ユーザ側HDDにファイルが無い場合や、有っても
DELETEフラグがONの場合には、フロー506,
507に進み、ERRORとする。
【0027】以上の結果、READ動作において、ユー
ザ側HDDを優先的に用いて、常に新しいファイルを参
照したり、ユーザ固有の情報を読み出すことが可能とな
る。
【0028】図6は、ファイル削除(DELETE)要
求があった場合の、ファイル管理部2の動作を示す流れ
図である。
【0029】DELETEの場合、フロー601に進
み、システム側HDDに、そのファイルが有った場合
で、ユーザ側HDDにもある場合は、フロー602に進
み、ユーザ側のファイルのDELETEフラグをONに
して、見掛け上削除されたことにする。また、ユーザ側
HDDにファイルが無い場合には、フロー603に進
み、システム側HDDのファイルがDELETEされて
いることにする。また、ユーザ側HDDに対象ファイル
が存在するものの、DELETEフラグが設定されてい
る場合には、フロー604に進み、ユーザ側ファイルそ
のものを削除する。つまり1度目はユーザ側ファイルの
仮の削除、2度目は完全削除となり、この後でREAD
すれば、システム側ファイルを参照することになる。
【0030】また、システム側HDDに、対象ファイル
が存在せず、ユーザ側HDDに有る場合には、フロー6
05に進み、DELETEフラグをONにする。ユーザ
側HDDにファイルが無い場合には、DELETE動作
そのものが出来ないため、フロー606に進み、ERR
ORとする。また、DELETEフラグがONの場合に
は、フロー607に進み、ユーザ側ファイルを実際に削
除する。
【0031】以上の結果、DELETE動作において、
ユーザ側HDDのファイルを優先的に削除し、システム
側ファイルは、仮りに削除することがあっても、決して
完全に削除することは無い。その結果、ユーザによって
システム側ファイルの間違った変更があっても、システ
ムファイルが失われることはない。
【0032】図7は、ファイルの削除取り消し(UND
ELETE)要求があった場合の、ファイル管理部2の
動作を示す流れ図である。
【0033】UNDELETEの場合、フロー701に
進み、ユーザ側HDDの対象ファイルのDELETEフ
ラグがONの場合は、フロー702に進み、DELET
EフラグをOFFにする。また、DELETEフラグが
OFF、あるいは、対象となるファイルがユーザ側にも
システム側にも存在しない場合には、フロー703に進
み、ERRORとする。
【0034】その結果、UNDELETE要求によっ
て、前にDELETEで、仮に削除されていた、システ
ム及びユーザ側のファイルは、簡単に復元が可能とな
る。
【0035】図8は本発明の第2実施例に係るPCシス
テムの概要を示す図であり、同図において、20はアプ
リケーションプログラム(以下、APと称す)、21は
OS、22はファイル管理デバイスドライバ、23は記
憶装置デバイスドライバ、24はシステム側記憶装置、
25はユーザ側記憶装置である。
【0036】ここでは、図1において説明を行ったファ
イル管理部2が、ファイル管理デバイスドライバ22に
よって、具体化されている。このデバイスドライバ22
によって、AP20あるいはOS21によって発生した
ファイルアクセス要求は、図4〜図7で説明を行ったよ
うに分別され、記憶装置デバイスドライバ23を通じ
て、システム側記憶装置24とユーザ側記憶装置25に
対するファイルアクセス要求となる。このようなファイ
ル管理デバイスドライバ22を作成して、システムに組
み込むことで、新しいPCへの移行や、保守が簡単にな
ったPCを開発することができる。
【0037】なお、図1〜図8において、システム側記
憶装置とユーザ側記憶装置を別々のものとして扱ってき
たが、1台のHDDで構成することは、システム領域と
ユーザ領域の概念のみを実現させれば実現可能である。
つまり、システム側とユーザ側とで、階層構造の枝を構
成すればよい。
【0038】なおまた、図1〜図8において、システム
側記憶装置とユーザ側記憶装置を、共にPCカード型H
DDで実現させたが、システム側は普通のHDDとHD
Dコントローラとし、ユーザ側のみPCカードなどの着
脱可能な記憶装置で実現させてもよい。この場合におい
ても、新しいPCへユーザが環境を移動させることは簡
単に実現できる。
【0039】なおまた、図1〜図8において、記憶装置
にDELETEフラグが存在するものとして、UNDE
LETE機能を実現させたが、DELETEフラグが存
在しない記憶装置を用いたPCであっても、UNDEL
TE機能が簡単に実現できないのみで、ユーザ環境の移
動は、それとは関係なく実現可能である。
【0040】図12は、本発明のPCシステムの記憶装
置におけるDELETEフラグの1例を示す図である。
同図において、121はファイル名、122はファイル
属性フラグ、123はファイル開始位置、124はファ
イルデータ本体、125はDELETEフラグである。
【0041】図1におけるユーザ側記憶装置4、あるい
は、図2,図3におけるユーザ側HDDであるPCカー
ド型HDD11、あるいは、図8におけるユーザ側記憶
装置25において、その記憶装置内部では、1つのファ
イルは、図12におけるファイルデータ本体124が実
体であり、ファイル名121,ファイル属性フラグ12
2,ファイル開始位置123と一体となって構成されて
いる。このファイル属性フラグ122のうち、bit6
がDELETEフラグ125である。DELETEフラ
グ125によって、このファイル自体が、一度DELE
TE要求を受けたかどうかを示しており、UNDELE
TE要求があれば、このフラグをOFFにすれば、図7
を用いて説明したように、簡単にファイルの削除取り消
しが実現可能である。
【0042】図9は本発明の第3実施例に係るPCシス
テムの概要を示す図で、本実施例は、新旧のPCを接続
手段で接続したシステム構成となっている。図9におい
て、91は旧PC、92は接続手段、93は新PC、9
4は転送手段、95,96はHDDである。
【0043】旧PC91は、ユーザが以前購入したPC
であり、新PC93は、新規入手したPCである。旧P
C91の内部には、HDD95が存在し、ユーザが作成
したファイルのほかに、OSなどのシステムファイルや
AP、および、システムとAPの設定ファイルが含まれ
ている。HDD95は、旧PC91と新PC93との間
に用いた接続手段92によって、新PC93内部の転送
手段94に接続されている。また、転送手段94は、新
PC93内部のHDD96に接続されている。
【0044】旧PC91内部のHDD95は、接続手段
92によって、新PC93からは、外部に接続されたH
DDとして見える。転送手段94は、接続手段92を通
じてHDD95の内部ファイルのアクセスを行う。その
結果、HDD96にHDD95のファイルが転送され
る。
【0045】図10は、図9において説明を行った接続
手段92の他の1例である。方式Aはネットワークケー
ブルを介して、新PC93に対しネットワークドライブ
として見せる場合、方式Bはパラレルポートケーブルを
介して、新PC93に対し外部HDDとして見せる場
合、方式Cはシリアルポートケーブルを介して、新PC
93に対し外部HDDとして見せる場合、方式Dは方式
A〜Cとは異なり、着脱式HDDを用いて、旧PC91
から新PC93にHDDを移す場合である。いずれの方
式においても、本発明においては、新PC93からみ
て、HDDと等価に見えればよい。
【0046】図11は、図9において説明を行った転送
手段94の動作を説明するフローチャート図である。ユ
ーザは新PC93を入手した際、接続手段92を用い
て、旧PC91と新PC93とを接続する。その後、転
送手段94を動作させる、あるいは、自動で動作するの
どちらでもよいが、転送手段94はフローチャート図に
示した流れで、ファイルコピーを行う。
【0047】まず、フロー1101から転送開始となっ
た場合、フロー1102に進み、oldディレクトリを
HDD96に作成する。次にフロー1103に進み、H
DD95のファイル(ソースファイル)を取り出す。続
いてフロー1104に進み、HDD96内部のファイル
と比較を行い、ソースファイルとのファイル名の重複が
ないか調べる。
【0048】そこで重複がない場合、フロー1105に
進み、ソースファイルをHDD96にコピーする。重複
があった場合には、フロー1106に進み、そのソース
ファイルが、OSやAPの設定ファイルかどうか調べる
(例えば、設定ファイルは、ini の拡張子がついたファ
イル名を持つ)。
【0049】設定ファイルであればフロー1108に進
み、その設定情報をHDD96内部の設定情報ファイル
に追加を行い、設定ファイルでなければフロー1107
に進み、フロー1102で用意したoldディレクトリ
の下にコピーを行う。
【0050】その後、フロー1109へ進み、ソースフ
ァイルがHDD95内部の最後ファイルであるか確認を
行い、最後でなければ、フロー1103に進み、次ぎの
コピーすべきソースファイルを取り出す。また最後のフ
ァイルであれば、すべてのファイルの転送が終わったと
判断し、フロー1110へ進み、転送終了となる。
【0051】例えば、新PC93にはプリインストール
と称して、OSやAPが、入手時にHDD96に入って
いる場合、旧PC91のHDD95の内部ファイルと異
なるものは、旧PC91におけるユーザプログラムや、
APのファイルだと判断して、コピーを行い、同じファ
イル名が存在した場合、通常新PC93のシステムを破
壊しないよう、oldディレクトリへ格納する。ただ
し、設定ファイルだと判断した場合には、新PC93へ
反映されるよう追加扱いとなる。
【0052】以上の結果、旧PC91のファイルは総
て、新PC93に移り、環境が移行されることになる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ファイル管理部あるいはファイル管理デバイスドライバ
によって、記憶装置に対する要求は全て、システム側記
憶装置とユーザ側記憶装置の対象ファイルの存在の有無
によって場合分けされ、システム側記憶装置とユーザ側
記憶装置を使い分けることで、ユーザのPC利用によっ
て記憶装置に操作された情報をユーザ側記憶装置に集
め、ユーザが新しいPCを購入したときには、ユーザ側
記憶装置の情報のみを、新しいPCに移すことで、前と
同じ環境を簡単に継続して利用することが可能となる。
【0054】また、ユーザ側記憶装置にPCカード型の
形状のものを用いることで、新しいPCや、いつもは使
用していないPCに、そのPCカードを装着すること
で、自分のPC環境を移行させることが可能となり、す
なわち、自分のPC環境を簡単に持ち運ぶことが可能と
なり、また、そのPCカードの情報のみをバックアップ
することで、簡単に保守作業を行うことが可能となる。
【0055】また、新PCに転送手段を用いることで、
簡単に旧PCから新PCへファイル転送だけでなく、旧
PCの環境を、新PCのシステムを害することなく、移
行させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るPCシステムの概要
を示す説明図である。
【図2】本発明の第1実施例におけるPCの外観の1例
を示す説明図である。
【図3】図2のPCの内部構成を示す説明図である。
【図4】本発明の第1実施例におけるWRITE動作処
理の流れ図である。
【図5】本発明の第1実施例におけるREAD動作処理
の流れ図である。
【図6】本発明の第1実施例におけるDELETE動作
処理の流れ図である。
【図7】本発明の第1実施例におけるUNDELETE
動作処理の流れ図である。
【図8】本発明の第2実施例に係るPCシステムの概要
を示す説明図である。
【図9】本発明の第3実施例に係るPCシステムの概要
を示す説明図である。
【図10】本発明の第3実施例における接続手段の他の
例を示す説明図である。
【図11】本発明の第3実施例における転送手段の処理
フローを示すフローチャート図である。
【図12】本発明の各実施例で用いられるDELETE
フラグの例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 オペレーティングシステム(OS) 2 ファイル管理部 3 システム側記憶装置 4 ユーザ側記憶装置 10 システム側のPCカード型ハードディスク(PC
カード型HDD) 11 ユーザ側のPCカード型ハードディスク(PCカ
ード型HDD) 20 アプリケーションプログラム(AP) 21 オペレーティングシステム(OS) 22 ファイル管理デバイスドライバ 23 記憶装置デバイスドライバ 24 システム側記憶装置 25 ユーザ側記憶装置 91 旧パーソナルコンピュータ(旧PC) 92 接続手段 93 新パーソナルコンピュータ(新PC) 94 転送手段 95 旧PCのハードディスク(HDD) 96 新PCのハードディスク(HDD)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 常広 隆司 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペレーティングシステムと記憶装置の
    間にファイル管理部を設け、さらに、上記記憶装置をシ
    ステム側記憶装置とユーザ側記憶装置に分けて使用し、
    オペレーティングシステムからは1個の記憶装置とする
    ファイル管理方式をとることを特徴とするパーソナルコ
    ンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記ファイル管理部を、オペレーティングシステムの接
    続されたデバイスドライバプログラムによって実現した
    ことを特徴とするパーソナルコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載において、 少なくとも前記ユーザ側記憶装置して、パーソナルコン
    ピュータから着脱可能なカード型のものを用い、ユーザ
    側記憶装置を、他のパーソナルコンピュータに装着して
    環境の移行を可能としたことを特徴とするパーソナルコ
    ンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1または2または3記載におい
    て、 ユーザがインストールしたアプリケーションプログラム
    や、作成データを、前記ユーザ側記憶装置に格納するよ
    うにしたことを特徴とするパーソナルコンピュータシス
    テム。
  5. 【請求項5】 新旧のパーソナルコンピュータを接続手
    段で接続してなるパーソナルコンピュータシステムにお
    いて、 新パーソナルコンピュータに転送手段を設け、旧パーソ
    ナルコンピュータの記憶装置の情報を新パーソナルコン
    ピュータの記憶装置に転送する際、重複したファイルの
    うち、システム側ファイルの設定情報は、新パーソナル
    コンピュータにおける設定情報に対する追加として、旧
    パーソナルコンピュータの環境の移行が可能なファイル
    転送方式をとることを特徴とするパーソナルコンピュー
    タシステム。
JP7232870A 1995-09-11 1995-09-11 パーソナルコンピュータシステム Pending JPH0981440A (ja)

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