JPH0979614A - 空気調和装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 凝縮水振り掛け方式により凝縮水を処理する
ものであって、室外側熱交換器を痛めることなく、蒸発
性能も十分発揮され、製造あるいは組立て面や、コスト
面でも有利な「空気調和装置」を提供すること。 【解決手段】 多数の樋状プレート(25)と分岐プレート
(26)とからなる凝縮水蒸発手段(24)を室外側熱交換器
(7) の空気吹出し側に隣接して設け、この凝縮水蒸発手
段(24)に凝縮水を振り掛け、表面に沿って凝縮水を流し
つつ室外側熱交換器(7) から吐出される熱風により凝縮
水を蒸発処理するようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、凝縮水を蒸発させ
て処理するようにした空気調和装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、空気調和装置から発生する凝縮
水は、空気調和装置を設置する場所によっては、空気調
和装置自体がこれを蒸発処理しなければならないことが
ある。例えば、高層階のマンションのベランダ等に空気
調和装置が設置されている場合には、凝縮水をたれ流す
と、下層階の住人に迷惑が掛かる虞れがあることから、
空気調和装置自体が凝縮水を蒸発処理する必要がある。

【０００３】従来から行なわれている凝縮水を蒸発処理
する手段としては、例えば、超音波振動子を利用して凝
縮水を霧状とし、これをファンにより外部に放散させる
ようにしたもの（特開平６−３３１，１６１号公報、特
開平１−２６０，２５４号公報等参照）、回転する帯状
の吸水性フィルターにより吸い上げた凝縮水を熱交換器
からの熱風を利用して蒸発させるようにしたもの（特開
平２−２５９，３４１号公報等参照）、凝縮水を熱交換
器あるいはコンプレッサ等の高温部に振り掛け、その熱
を利用して蒸発させるようにしたもの（特開平６−３０
３，３１３号公報等参照）等がある。

【０００４】このような凝縮水の蒸発処理手段の内、超
音波振動子や吸水性フィルターを利用するものは、装置
が高価なものとなるのみでなく、空気調和装置の冷房性
能を低下させる虞れもあり、実用性に乏しいという不具
合がある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】また、凝縮水振り掛け
方式は、前２者に比し、コスト的に有利で、実用的にも
優れたものではあるが、凝縮水を振り掛ける相手である
熱交換器やコンプレッサを腐食させたり、凝縮水の量に
よっては蒸発力不足が生じる等の不具合がある。例え
ば、図４は、従来の凝縮水振り掛け方式の空気調和装置
を示すものである。この空気調和装置は、室内側ユニッ
ト１に設けられた室内側熱交換器２から滴下された凝縮
水を室内側ドレンパン３により受け、該室内側ドレンパ
ン３内の凝縮水をドレンホース４により室外側ユニット
５に導き、この凝縮水を、該室外側ユニット５に設けら
れたコンプレッサ６や室外側熱交換器７に直接振り掛
け、これらコンプレッサ６等の熱により凝縮水を蒸発さ
せ、室外側ファン８により外部に放散させるようにして
いる。

【０００６】しかし、前記室外側熱交換器７は、熱交換
性能を高めるために、薄肉の銅板やアルミニウム合金板
により構成されており、このような材質のものに直接凝
縮水を振り掛けると、凝縮水中に含まれる成分によって
は、熱交換器自体が腐食する虞れがある。また、前記熱
交換器７はに凝縮水を振り掛ける場合、多量に凝縮水が
発生した場合、フィンに目詰りを起こし、凝縮能力を低
下させる虞れがある。

【０００７】本発明は、このような従来技術の課題に鑑
みてなされたものであり、凝縮水振り掛け方式により凝
縮水を処理するものであって、室外側熱交換器を腐食さ
せることなく、蒸発性能を発揮する、製造あるいは組立
て面や、コスト面でも有利な空気調和装置を提供するこ
とを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載の発明は、室内側ユニットに設けら
れた室内側熱交換器からの凝縮水を室内側ドレンパンに
より受け、該室内側ドレンパン内の凝縮水をドレンホー
スにより室外側ユニットに導き、該室外側ユニットに設
けられた凝縮水蒸発手段により前記凝縮水を蒸発させる
ようにした空気調和装置において、前記凝縮水蒸発手段
は、前記凝縮水が表面に沿って流される多数の薄板より
なる樋状プレートと、該樋状プレートを流下する凝縮水
を一時的に貯溜するように前記樋状プレートから突出さ
れた多数の分岐プレートとを有してなり、該凝縮水蒸発
手段を前記室外側熱交換器の空気吹出し側に隣接して取
付けたこと特徴とする。請求項２に記載の発明は、前記
凝縮水蒸発手段が、樋状プレートの上部に、前記ドレン
ホースからの凝縮水を前記多数の樋状プレートにそれぞ
れ分流させる上部室外側ドレンパンと、前記樋状プレー
ト及び分岐プレートにより蒸発されずに流下した凝縮水
を集める下部室外側ドレンパンとを有することを特徴と
する。請求項３に記載の発明は、前記凝縮水蒸発手段
が、下部室外側ドレンパン内の凝縮水を直接あるいは一
旦下部タンクに貯溜し、ポンプにより前記上部室外側ド
レンパンに戻すようにしたことを特徴とする。請求項４
に記載の発明は、樋状プレート、分岐プレート及びこれ
らを連結する連結プレートを合成樹脂により一体的に形
成したことを特徴とする。

【０００９】

【作用】このように構成した請求項１に記載の発明は、
多数の樋状プレートと分岐プレートとからなる凝縮水蒸
発手段を室外側熱交換器の空気吹出し側に隣接してを設
け、この凝縮水蒸発手段に凝縮水を振り掛けるようにし
たので、直接室外側熱交換器に凝縮水を振り掛けること
なく凝縮水を蒸発させることができ、凝縮水中に含まれ
る成分によって室外側熱交換器が腐食する虞れがなく、
長期にわたり安定的に凝縮水を蒸発させることができ、
その蒸発性能も十分で、また製造組立て性、コスト的に
も有利となる。請求項２に記載の発明は、上部室外側ド
レンパン内の凝縮水を樋状プレートに分流して流すの
で、蒸発箇所が増え、より蒸発性能が高められ、また、
樋状プレートを流下し、分岐プレートに貯溜された凝縮
水が、完全に蒸発されない場合であっても、これを下部
室外側ドレンパンが貯溜するようにしているので、凝縮
水が不必要に外部に漏れることがない。請求項３に記載
の発明は、下部室外側ドレンパン内に溜まった凝縮水を
下部室外側ドレンパンから直接上部室外側ドレンパンに
戻すかあるいは一旦下部タンクに貯溜した後に、ポンプ
により上部室外側ドレンパンに戻すようにしたので、凝
縮水は凝縮水蒸発手段を循環して流れることになり、凝
縮水の蒸発性能がさらに高められることになる。請求項
４に記載の発明は、樋状プレート、分岐プレート及び連
結プレートを合成樹脂により一体的に形成したので、製
造組立て性が向上し、コスト的にも有利となる。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は本発明に係る空気調和装置
の実施の形態１を示す概略説明図、図２は同実施の形態
１の凝縮水蒸発手段を示す概略斜視図、図３は図２の３
−３線に沿う断面相当図であり、（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）
は、それぞれ分岐プレートの変形例であり、正面より見
た状態を示している。なお、以下の説明に当たっては、
図４に示す部材と共通する部材には同一符号を使用する
ことがある。

【００１１】本実施の形態の空気調和装置２０は、図１
に示すように、室内Ｒに設けられた室内側ユニット１
と、屋外に設けられた室外側ユニット５とを有してい
る。

【００１２】室内側ユニット１は、発泡スチロールなど
からなる断熱材が内周面に張られたケーシング２１内
に、室内側熱交換器２と、室内側フアン（シロッコファ
ン）２２と、室内側熱交換器２から滴下された凝縮水を
受ける室内側ドレンパン３が設けられている。

【００１３】室外側ユニット５は、ケーシング２３内
に、コンプレッサ６と、室外側熱交換器７と、室外側フ
ァン（シロッコファン）８の他に、前記た凝縮水蒸発手
段２４が設けられている。

【００１４】この凝縮水蒸発手段２４は、図２に示すよ
うに、主として、凝縮水が上方から下方に向けて流され
る多数の樋状プレート２５，２５…と、これら樋状プレ
ート２５を流下する凝縮水を一時的に貯溜するために、
該樋状プレート２５から多数突出された分岐プレート２
６，２６…とから構成されており、前記樋状プレート２
５の上部には、図１に示すように、前記室内側ドレンパ
ン３からドレンホース４を通って導かれた凝縮水を各樋
状プレート２５にそれぞれ分流させるように複数の流出
孔が開設された上部室外側ドレンパン２７が設けられ、
また樋状プレート２５の下部には、樋状プレート２５及
び分岐プレート２６により蒸発されずに流下した凝縮水
を集める下部室外側ドレンパン２８が設けられている。
そして、下部室外側ドレンパン２８は、下部タンク２９
とパイプ３０により連通され、該下部タンク２９内に貯
溜された凝縮水は、ポンプＰによりパイプ３１を通って
前記上部室外側ドレンパン２７に戻されるようになって
いる。

【００１５】さらに凝縮水蒸発手段２４について詳述す
れば、樋状プレート２５及び分岐プレート２６は、図２
に示すような形状を有しており、これら両プレート２
５，２６全体が、合成樹脂により一体的に形成されてい
る。樋状プレート２５は、室外側熱交換器７から流出す
る空気流の邪魔にならないように該空気流に沿うように
立設された薄肉プレートであり、その上下両端は、連結
プレート３２により連結され、この連結プレート３２の
両端は、レインホース３３と一体的に形成されている。

【００１６】一方、分岐プレート２６は、各樋状プレー
ト２５の側面より突出された薄肉プレートであり、ここ
に凝縮水を一時的に貯溜するために、図３Ａに示すよう
に、その表面から複数のリブ２６ａが突出され、これら
リブ２６ａ間に凝縮水が保持されるようになっている。

【００１７】ただし、凝縮水を一時的に貯溜するために
は、必ずしも樋状プレート２５の側面よりリブ２６ａを
突出するのみでなく、図３Ｂに示すように、分岐プレー
ト２６を所定角度θだけ上方に向けて傾斜するように突
出させて形成してもよく、あるいは図３Ｃに示すよう
に、分岐プレート２６を半円状に形成しても良い。

【００１８】これら両プレート２５，２６、連結プレー
ト２９及びレインホース３０を形成するには、溶融した
樹脂を金型内に射出し、全体を一体的に成形することが
好ましい。このようにすれば、比較的複雑な形状の樋状
プレート２５等であっても、簡単に製造することがで
き、コスト的にも問題はない。

【００１９】ここにおいて、凝縮水蒸発手段２４を形成
する場合に使用される樹脂としては、樹脂の軟化温度が
８０℃以上の耐熱性を有するものであれば、特に制限さ
れるものではなく、汎用性の樹脂を幅広く利用すること
ができるが、好ましくは、射出成形での成形加工性、耐
侯性、機械的強度、耐久性等に優れたものが望ましい。
かかる樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン、ポリ−ｐ−キシレン、ポリメタ
クリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリビン等が
ある。また、フッ素系プラスチック、ポリアクリロニト
リル、ポリビニルフェニルエーテル、ポリカーボネー
ト、ポリエステル、ジエン系プラスチック等の熱可塑性
の耐熱性高分子（芳香族ポリアミド、ポリイミド、ポリ
スルホン、ポリフェニレンオキシド）であっても良い。
さらに、熱硬化性樹脂である、フェノール樹脂、エポキ
シ樹脂、キシレンホルムアルデヒド樹脂、尿素系樹脂、
メラニン樹脂、アルキド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂
等であっても良い。

【００２０】次に、作用を説明する。エアコンスイッチ
をオンし、コンプレッサ６を駆動すると、図１におい
て、コンプレッサ６から吐出された高温高圧の冷媒は、
まず室外側熱交換器７に導かれ、ここにおいて室外空気
と熱交換されて冷却される。つまり、室外側熱交換器７
からは、室外側ファン８によって比較的高温の空気が凝
縮水蒸発手段２４に向かって吐出される。そして、この
室外側熱交換器７により液化された冷媒は、図外の膨脹
弁により低温低圧状態とされた後に、室内側熱交換器２
に導かれ、ここで室内空気と熱交換され、室内空気を冷
却する。この結果、室内側熱交換器２においては、室内
空気中に含まれている水分が該熱交換器の表面に凝縮さ
れ、室内側ドレンパン３に滴下する。

【００２１】この凝縮水は、室内側ドレンパン３からド
レンホース４により上部室外側ドレンパン２７に導か
れ、凝縮水蒸発手段２４により蒸発される。つまり、上
部室外側ドレンパン２７に導かれた凝縮水は、該上部室
外側ドレンパン２７の底部に開設された多数の流出孔
（図示せず）から各樋状プレート２５の上部に流下さ
れ、樋状プレート２５の表面に沿って流れつつ、分岐プ
レート２６により一時的に貯溜される。

【００２２】この凝縮水蒸発手段２４は、室外側ファン
８によって比較的高温の空気が吐出されている室外側熱
交換器７に隣接して設けられているので、分岐プレート
２６に貯溜された凝縮水は、この空気により加熱され蒸
発する。

【００２３】特に、この室外側ファン８は、クロスフロ
ーファンにより構成されているために、室外側熱交換器
７から吐出される高温空気は、風量の割りには風速が低
くなる。したがって、分岐プレート２６に貯溜された凝
縮水が下部室外側ドレンパン２８に飛散する量は少な
く、多量に蒸発されることになる。

【００２４】この凝縮水蒸発手段２４によって蒸発され
ない凝縮水は、下部室外側ドレンパン２８よりパイプ３
０を通って下部タンク２９に導かれ、ポンプＰによりパ
イプ３１を通って上部室外側ドレンパン２７に戻され、
再度凝縮水蒸発手段２４によって蒸発される。

【００２５】本発明は、上述した発明の形態のみに限定
されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲
内において種々改変することができる。

【００２６】上述した発明の形態では、多数の樋状プレ
ート２５，２５…を垂直に立設したものであるが、本発
明は、これのみに限定されるものではなく、多数の樋状
プレート２５，２５…を斜めに配置し、この樋状プレー
ト２５の表面に沿って凝縮水を流すようにしても良い。

【００２７】また、上述した発明の形態では、凝縮水蒸
発手段２４を合成樹脂を用いて一体的に形成したもので
あるが、場合によっては、樋状プレート２５と分岐プレ
ート２６を一体に形成し、これを前述した連結プレート
３２やレインホース３３を取付けるようにしても良い。

【００２８】

【発明の効果】以上述べたように、請求項１に記載の発
明は、多数の樋状プレートと分岐プレートとからなる凝
縮水蒸発手段を室外側熱交換器の空気吹出し側に隣接し
て設け、この凝縮水蒸発手段に凝縮水を振り掛けるよう
にしたので、室外側熱交換器が腐食することなく、長期
にわたり安定的に凝縮水を蒸発させることができ、また
製造組立て性、コスト的にも有利となる。請求項２に記
載の発明は、上部室外側ドレンパン内の凝縮水を樋状プ
レートに分流して流すので、蒸発箇所が増え、より高蒸
発性能となり、また、凝縮水が不必要に外部に漏れるこ
とがない。請求項３に記載の発明は、凝縮水を上部室外
側ドレンパンに戻すようにしたので、より高蒸発性能と
なる。請求項４に記載の発明は、凝縮水蒸発手段を合成
樹脂により一体的に形成したので、製造組立て性が向上
し、コスト的にも有利となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施の形態１を示す概略縦断面説明
図である。

【図２】 同実施の形態の凝縮水蒸発手段を示す概略斜
視図である。

【図３】 図２の３−３線に沿う断面相当図で、（Ａ）
（Ｂ）（Ｃ）は、それぞれ分岐プレートの変形例であ
り、正面より見た状態を示している。

【図４】 従来の空気調和装置を示す概略説明図であ
る。

【符号の説明】

１…室内側ユニット、 ２…室内側熱交換器、
３…室内側ドレンパン、 ４…ドレンホース、５
…室外側ユニット、 ７…室外側熱交換器、２
４…凝縮水蒸発手段、 ２５…樋状プレート、２
６…分岐プレート、 ２７…上部室外側ドレン
パン、２８…下部室外側ドレンパン、 ２９…下部タン
ク、Ｐ…ポンプ。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 室内側ユニット(1) に設けられた室内側
   熱交換器(2）からの凝縮水を室内側ドレンパン(3) によ
   り受け、該室内側ドレンパン(3) 内の凝縮水をドレンホ
   ース(4) により室外側ユニット(5) に導き、該室外側ユ
   ニット(5) に設けられた凝縮水蒸発手段(24)により前記
   凝縮水を蒸発させるようにした空気調和装置において、 前記凝縮水蒸発手段(24)は、前記凝縮水が表面に沿って
   流される多数の薄板よりなる樋状プレート(25)と、該樋
   状プレート(25)を流下する凝縮水を一時的に貯溜するよ
   うに前記樋状プレート(25)から突出された多数の分岐プ
   レート(26)とを有してなり、該凝縮水蒸発手段(24)を前
   記室外側熱交換器(7）の空気吹出し側に隣接して取付け
   たこと特徴とする空気調和装置。
2. 【請求項２】 前記凝縮水蒸発手段(24)は、樋状プレー
   ト(25)の上部に、前記ドレンホース(4) からの凝縮水を
   前記多数の樋状プレート(25)にそれぞれ分流させる上部
   室外側ドレンパン(27)と、前記樋状プレート(25)及び分
   岐プレート(26)により蒸発されずに流下した凝縮水を集
   める下部室外側ドレンパン(28)とを有することを特徴と
   する請求項１に記載の空気調和装置。
3. 【請求項３】 前記凝縮水蒸発手段(24)は、前記下部室
   外側ドレンパン(28)内の凝縮水を直接あるいは一旦下部
   タンク(29)に貯溜し、ポンプ(P) により前記上部室外側
   ドレンパン(27)に戻すようにしたことを特徴とする請求
   項２に記載の空気調和装置。
4. 【請求項４】 前記凝縮水蒸発手段(24)は、前記樋状プ
   レート(25)、分岐プレート(26)及びこれらを連結する連
   結プレート(32)を合成樹脂により一体的に形成したこと
   を特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の空気調
   和装置。