JPH0979507A - 給水加熱器及びそれを用いた発電プラント - Google Patents

給水加熱器及びそれを用いた発電プラント

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JPH0979507A
JPH0979507A JP23231395A JP23231395A JPH0979507A JP H0979507 A JPH0979507 A JP H0979507A JP 23231395 A JP23231395 A JP 23231395A JP 23231395 A JP23231395 A JP 23231395A JP H0979507 A JPH0979507 A JP H0979507A
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JP
Japan
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steam
heat transfer
transfer tube
water heater
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JP23231395A
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Kazuhide Takamori
和英 高森
Michio Murase
道雄 村瀬
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ベント管の配置を適正化して不凝縮性気体を効
果的に排気して伝熱性能を向上した給水加熱器を提供す
る。 【構成】給水が内部を流れる伝熱管群124と、伝熱管
(群)124を収納した円筒状の胴体121と、伝熱管
(群)124の間を流れ給水を加熱する蒸気に混入され
た不凝縮性ガスを蒸気から抽気して除去するためのベン
ト管131もしくはベント導入板を備えた給水加熱器1
07において、ベント管131もしくはベント導入板を
円筒状の胴体121の軸方向に傾斜させて設置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボイラ又は原子力など
の発電プラントに用いられる給水加熱器及びそれを用い
た発電プラントに係り、特に、経済性と伝熱量を向上さ
せるのに好適な給水加熱器及びそれを用いた発電プラン
トに関する。
【0002】
【従来の技術】発電プラントにおける給水加熱器に関す
る従来の技術としては、日立評論72巻No.7(199
0−7)の第15頁から第18頁に記載のものがある。
この文献に記載の内容を図8及び図9により説明する。
この従来の技術では、抽気蒸気108が凝縮して生じた
水は、下部のドレン水出口125のドレン管から外部に
導かれる。蒸気とドレン水109が流入する二相流入口
122と蒸気入口123の直下には、蒸気とドレン水1
09が流入することによる衝撃を緩和するために、穴あ
きのバッフル板126が設けられている。又、給水加熱
器107の上流側において抽気蒸気108に混入された
防錆用の不凝縮性気体を抜くためのベント管131が、
胴体121のほぼ中央部に設けられるようになってい
た。このように構成された従来の給水加熱器としては、
例えば特開平6−147406 号公報に記載のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、プラントの出力
の増加に伴って給水加熱器も大型化する傾向にあり、従
来の技術は、経済性からみた構造や寸法の適正化につい
ては配慮されていなかった。また、不凝縮性気体を排気
するベント管が設けられているが、不凝縮性気体の挙動
が十分に明らかになっていないため、ベント管の配置
は、適正化されているものではなく、不凝縮性気体を十
分に抽気できないという問題があった。
【0004】本発明の第1の目的は、構造と寸法を適正
化して経済性を向上した給水加熱器及びそれを用いた発
電プラントを提供することにある。
【0005】本発明の第2の目的は、ベント管の配置を
適正化して不凝縮性気体を効果的に排気して伝熱性能を
向上した給水加熱器及びそれを用いた発電プラントを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の給水加熱器は、給水入口と給水出口を
備え給水が内部を流れる伝熱管群と、前記伝熱管群を収
納した円筒状の胴体とを備え、該胴体が蒸気入口から流
入され前記伝熱管群の間を流れて給水を加熱した後蒸気
出口から流出するように蒸気流路が構成された給水加熱
器であって、前記胴体側の蒸気圧力が14気圧以上では
前記伝熱管内径を12mm以上16mm以下に、前記胴体側
の蒸気圧力が14気圧未満では前記伝熱管内径を5mm以
上10mm以下に設定したことを特徴とする。
【0007】上記第2の目的を達成するため、本発明の
給水加熱器は、給水が内部を流れる伝熱管群と、前記伝
熱管群を収納した円筒状の胴体と、前記伝熱管群の間を
流れ給水を加熱する蒸気に混入された不凝縮性ガスを前
記蒸気から抽気して除去するためのベント管もしくはベ
ント導入板を備えた給水加熱器において、該ベント管も
しくはベント導入板を前記円筒状の胴体の軸方向に傾斜
させて設置したことを特徴とするものである。
【0008】又、給水が内部を流れる伝熱管群と、前記
伝熱管群を収納した円筒状の胴体と、前記伝熱管群の間
を流れ給水を加熱する蒸気に混入された不凝縮性ガスを
前記蒸気から抽気して除去するためのベント管を備えた
給水加熱器において、該ベント管を前記円筒状の胴体の
上下方向に複数列設置したことを特徴とする。
【0009】又、給水が内部を流れる伝熱管群と、前記
伝熱管群を収納した円筒状の胴体と、前記伝熱管群の間
を流れ給水を加熱する蒸気に混入された不凝縮性ガスを
前記蒸気から抽気して除去するためのベント管及び該ベ
ント管及びベント導入板を備えた給水加熱器において、
前記ベント導入板が前記ベント管より下方側に延びて設
置されたものであって、前記ベント導入板の板の途中に
孔を設けたことを特徴とするものである。
【0010】又、給水が内部を流れる伝熱管群と、前記
伝熱管群を収納した円筒状の胴体と、前記伝熱管群の間
を流れ給水を加熱する蒸気に混入された不凝縮性ガスを
前記蒸気から抽気して除去するためのベント管もしくは
ベント導入板を備えた給水加熱器において、該ベント管
もしくはベント導入板を前記円筒状の胴体の中央部に設
けられる部分とそれより下方に設けられる部分で構成し
たことを特徴とするものである。
【0011】又、前記伝熱管群がI型の隙間を有するも
のであって、該隙間に前記ベント管を配置したものであ
る。
【0012】上記第1の目的を達成するため、本発明の
発電プラントは、ボイラ又は原子力と、該ボイラ又は原
子力で発生した蒸気により回転駆動されるタービンと、
該タービンにより駆動される発電機と、前記タービンか
らの蒸気を給水に戻すための凝縮器と、該給水を加熱す
るための給水加熱器を備えた発電プラントにおいて、前
記給水加熱器が前記胴体側の蒸気圧力が低い低圧の給水
加熱器と胴体側の蒸気圧力が高い高圧の給水加熱器とで
構成されるものであって、請求項5に記載の給水加熱器
であることを特徴とするものである。
【0013】上記第2の目的を達成するため、本発明の
発電プラントは、ボイラ又は原子力と、該ボイラ又は原
子力で発生した蒸気により回転駆動されるタービンと、
該タービンにより駆動される発電機と、前記タービンか
らの蒸気を給水に戻すための凝縮器と、該給水を加熱す
るための給水加熱器を備えた発電プラントにおいて、前
記給水加熱器が前記胴体側の蒸気圧力が低い低圧の給水
加熱器と胴体側の蒸気圧力が高い高圧の給水加熱器とで
構成されるものであって、低圧の給水加熱器が請求項1
から4,6のいずれかに記載の給水加熱器であることを
特徴とするものである。
【0014】
【作用】上記のように構成しているので、高圧給水加熱
器,低圧給水加熱器の伝熱管本数を少ない適正な本数の
構造とすることができ、小型化できる。
【0015】給水加熱器においては、水室側は曲がり部
より給水の温度が低く、不凝縮性気体の停滞領域が約4
0cm低い。上記のようにベント管もしくはベント導入板
を胴体の軸方向に上下にシフト(傾斜)して構成してい
るので、不凝縮性気体の停滞領域が約40cm低いところ
でも効率良く不凝縮性気体を抽気できるので、伝熱特性
を向上できる。
【0016】又、ベント管が上下にシフトするようにI
型の隙間を有する伝熱管群を構成している、ベント管を
上下に複数個有する伝熱管群を構成している、もしくは
中空のベント導入板の板の途中に孔を構成しているの
で、効率良く不凝縮性気体を抽気でき、給水加熱器の伝
熱特性を向上できる。
【0017】また、発電プラントの、給水加熱器の経済
性を向上でき、伝熱量を向上した給水加熱器を用いるこ
とにより、発電プラントの経済性もしくは性能を向上す
ることができる。
【0018】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1から図5により
説明する。図1は、本実施例の発電プラントの系統図、
図2は、本実施例の給水加熱器の縦断面図、図3は、本
実施例の高圧給水加熱器の伝熱管内径と相対コストの関
係を示す図、図4は、本実施例の低圧給水加熱器の伝熱
管内径と相対コストの関係を示す図、図5は本実施例の
給水加熱器の横断面図である。
【0019】本実施例の発電プラントの系統図は、図1
に示すようになっており、発電プラントは、ボイラ又は
原子炉101で発生した蒸気102によりタービン10
3を回転させ、発電機104を駆動する。タービン10
3から流出した蒸気は、凝縮器105で給水106に戻
された後に再びボイラ又は原子炉101へ流入して加熱
されて再びタービン103へ導かれるようになってお
り、サイクルを形成している。
【0020】ここで、凝縮器10を流出した給水106
は低温であり、熱交換器である給水加熱器107を設け
て、タービン103から導出された抽気蒸気108によ
って給水106を加熱するように構成して熱効率を向上
させている。
【0021】給水加熱器107は、本実施例では107
a,107b,107cの場合を図示しているが、複数
段設けられており、例えば、後段側の給水加熱器107
cの高温のドレン水109cは、前段側の給水加熱器1
07bの加熱源として利用され、給水加熱器107bの
高温のドレン水109bはさらに前段側の給水加熱器1
07aの加熱源として利用される。
【0022】ドレン水109c,109b,109a
は、より低圧の給水加熱器107a,107b,107
cに流入するようになっているので、減圧沸騰によって
発生した蒸気が同伴され、水と蒸気との混合流である気
液二相流109aとなる。その流動状態が給水加熱器1
07a,107b,107cの伝熱特性に大きく影響す
る。また、低圧給水加熱器では、不凝縮性気体の混入が
あるため、この不凝縮性気体により、伝熱性能が低下す
る。
【0023】給水加熱器107の構造は、図2に示すよ
うになっており、一般に給水加熱器107の胴体121
は、円筒形状に形成され横置きになっている。胴体12
1の上部に設けられた蒸気入口123からは抽気蒸気1
08が流入し、この抽気蒸気108が仕切板(伝熱管サ
ポート)127によって支持される伝熱管(群)124を
流れる低温の給水106aと熱交換され、冷却されて凝
縮する。一方、伝熱管(群)124を流れる給水106a
は加熱されて、高温の給水106bとなって流出する。
抽気蒸気108が凝縮して生じた水は、下部のドレン水
出口125のドレン管から外部に導かれる。蒸気とドレ
ン水109が流入する二相流入口122と蒸気入口12
3の直下には、蒸気とドレン水109が流入することに
よる衝撃を緩和するために、穴あきのバッフル板126
が設けられている。
【0024】給水加熱器において、水室側は曲がり部よ
り給水の温度が低く、不凝縮性気体の停滞領域は、中央
部より約40cm低位置にある。本実施例では、図2に示
すように、給水加熱器107の上流側において抽気蒸気
108に混入された防錆用の不凝縮性気体を抜くための
ベント管131もしくはベント導入管を胴体121の軸
方向(長手方向)に上下に傾斜した構造にしており、高
率良く不凝縮性気体を抽気でき、伝熱特性を向上でき
る。その結果、従来より伝熱量が大きくなる効果があ
る。
【0025】又、本実施例においては、伝熱管の内径を
次のように設定している。給水加熱器においては、管内
流速,ピッチ,伝熱管長さ,伝熱面積,断面積,容積に
ついては、定数Cpdを用いて数1から数7のように表す
ことができる。
【0026】
【数1】 (管内流速)=(給水流量)/((本数)×(π/4)×(管内径)2 ×(水の密度)) …(数1)
【0027】
【数2】 (ピッチ)=(定数Cpd)×(管外径) …(数2)
【0028】
【数3】 (伝熱管長さ)=(伝熱面積)/(2π×(管外径)×(伝熱管本数)) …(数3)
【0029】
【数4】 (伝熱面積)=2π(管外径)×(伝熱管長さ)×(本数) …(数4)
【0030】
【数5】 (断面積)=πD2/4 …(数5)
【0031】
【数6】
【0032】
【数7】 (容積)=πD2/4×(伝熱管長さ) =(定数Cpd)2/π(sin(π/3))×(伝熱面積)×(管外径) …(数7) これらの関係式を用いることにより、給水加熱器のコス
トは以下に整理され、数8で表され、この製造コストを
求めるためのCu胴質量,伝熱管本数は、それぞれ数
9,数10により計算される。
【0033】
【数8】
【0034】
【数9】
【0035】
【数10】
【0036】従って、数1から数10により伝熱管内径
の関数としてコストが求まる。ここで、伝熱管内径が小
さくなると胴質量のコストは減少し、伝熱管質量のコス
トが増加するので、コストが最小となる伝熱管内径が存
在する。このコストが最小となる伝熱管内径は、∂(コ
スト)/∂(伝熱管内径)=0で求まり、内径は数11
により計算できる。
【0037】
【数11】
【0038】本実施例においては、このコストを最小と
する内径近傍の内径を有する伝熱管で構成することによ
り、経済性の観点で適正な構造や寸法の給水加熱器が得
られる。本実施例の管内径に対する給水加熱器の相対コ
ストを図3及び図4に示す。コストを適正にする管内径
を求めると、上記したように、数1から数10から低圧
給水加熱器(胴側蒸気圧14気圧以下)の伝熱管内径を
12mm以上16mm以下、又、高圧給水加熱器(胴側蒸気
圧14気圧以上)の伝熱管内径を5mm以上10mm以下の
大きさである。
【0039】このように、管内径を設定することによ
り、経済性の観点から適正化した構造とすることができ
る効果がある。
【0040】図5は、本実施例の変形例であり、給水加
熱器において、図5に示すように、H型溝201の他に
I型溝202を不凝縮性気体停滞域203に接触するよ
うに設けられている。ベント管131もしくはベント導
入板を胴体の上下方向にシフトでき、効率良く不凝縮性
気体を抽気でき、伝熱特性を向上できる。
【0041】本発明の第2の実施例を図6により説明す
る。図6は、本実施例の給水加熱器の横断面図である。
【0042】図6に示すように、本実施例においては、
ベント管を上下に複数個配置する構成としている。この
ように複数個のベント管による構成とすることにより、
不凝縮性気体が停滞する場所において不凝縮性気体を効
率良く抽気でき、伝熱性能を向上でき、従来より伝熱量
を大きくすることができる。
【0043】本発明の第3の実施例を図7により説明す
る。図7は、本実施例の給水加熱器の横断面図である。
【0044】本実施例においては、中空のベント導入板
301の板の途中に孔302を設けている。このよう
に、ベント導入板301の板の途中に孔302を設ける
構造とすることにより、第2の実施例で説明したのと同
様に、不凝縮性気体が停滞する場所において孔302か
ら不凝縮性気体を効率良く抽気でき、伝熱性能を向上で
き、従来より伝熱量を大きくすることができる。
【0045】以上、第1の実施例から第3の実施例にお
いて説明した給水加熱器をボイラ又は原子力を熱源とす
る発電プラントに適用することにより、高圧給水加熱
器,低圧給水加熱器の伝熱管本数を少ない適正な本数の
構造とすることができ、小型化できるとともに給水加熱
器の経済性を向上した発電プラントを提供できる効果が
ある。又、不凝縮性気体が停滞する場所において不凝縮
性気体を効率よく抽気できるので、特に低圧給水加熱器
の伝熱量を大きくでき、発電プラントの性能を向上させ
ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の給水加熱
器によれば、第1に高圧給水加熱器,低圧給水加熱器の
伝熱管本数を少ない適正な本数の構造とすることがで
き、小型化できるとともに給水加熱器の経済性を向上で
きる効果がある。
【0047】第2に、長手方向にベント管を傾斜して設
けている、ベント管が上下にシフトするようにI型の隙
間を有する伝熱管群を構成している、ベント管を上下に
複数個有する伝熱管群を構成している、もしくは中空の
ベント導入板の板の途中に孔を構成しているので、効率
良く不凝縮性気体を抽気でき、給水加熱器の伝熱特性を
向上できる効果がある。
【0048】また、本発明の発電プラントによれば、給
水加熱器の経済性を向上でき、伝熱量を向上した給水加
熱器を用いることにより、発電プラントの経済性もしく
は性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である発電プラントの系
統図である。
【図2】本実施例の給水加熱器の縦断面図である。
【図3】本実施例の高圧給水加熱器の伝熱管内径と相対
コストの関係を示す図である。
【図4】本実施例の低圧給水加熱器の伝熱管内径と相対
コストの関係を示す図である。
【図5】本実施例の給水加熱器の横断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例の給水加熱器の横断面図
である。
【図7】本発明の第3の実施例の給水加熱器の横断面図
である。
【図8】従来の技術の給水加熱器の縦断面図である。
【図9】従来の技術の給水加熱器の横断面図である。
【符号の説明】
101…ボイラ又は原子炉、102…蒸気、103…タ
ービン、104…発電機、105…凝縮器、106…給
水、107…給水加熱器、108…抽気蒸気、109…
ドレン水、121…胴体、122…二相流入口、123
…蒸気入口、124…伝熱管(群)、124a…給水入
口側伝熱管群、124b…給水出口側伝熱管群、125
…ドレン水出口、126…穴あきのバッフル板、127
…仕切板(伝熱管サポート)、131…ベント管、13
2…ベント管案内板、201…H型溝、202…I型
溝、203…不凝縮性気体停滞域、301…ベント導入
板(中空板)、302…孔。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水が内部を流れる伝熱管群と、前記伝熱
    管群を収納した円筒状の胴体と、前記伝熱管群の間を流
    れ給水を加熱する蒸気に混入された不凝縮性ガスを前記
    蒸気から抽気して除去するためのベント管もしくはベン
    ト導入板を備えた給水加熱器において、該ベント管もし
    くはベント導入板を前記円筒状の胴体の軸方向に傾斜さ
    せて設置したことを特徴とする給水加熱器。
  2. 【請求項2】給水が内部を流れる伝熱管群と、前記伝熱
    管群を収納した円筒状の胴体と、前記伝熱管群の間を流
    れ給水を加熱する蒸気に混入された不凝縮性ガスを前記
    蒸気から抽気して除去するためのベント管を備えた給水
    加熱器において、該ベント管を前記円筒状の胴体の上下
    方向に複数列設置したことを特徴とする給水加熱器。
  3. 【請求項3】給水が内部を流れる伝熱管群と、前記伝熱
    管群を収納した円筒状の胴体と、前記伝熱管群の間を流
    れ給水を加熱する蒸気に混入された不凝縮性ガスを前記
    蒸気から抽気して除去するためのベント管及び該ベント
    管及びベント導入板を備えた給水加熱器において、前記
    ベント導入板が前記ベント管より下方側に延びて設置さ
    れたものであって、前記ベント導入板の板の途中に孔を
    設けたことを特徴とする給水加熱器。
  4. 【請求項4】給水が内部を流れる伝熱管群と、前記伝熱
    管群を収納した円筒状の胴体と、前記伝熱管群の間を流
    れ給水を加熱する蒸気に混入された不凝縮性ガスを前記
    蒸気から抽気して除去するためのベント管もしくはベン
    ト導入板を備えた給水加熱器において、該ベント管もし
    くはベント導入板を前記円筒状の胴体の中央部に設けら
    れる部分とそれより下方に設けられる部分で構成したこ
    とを特徴とする給水加熱器。
  5. 【請求項5】給水入口と給水出口を備え給水が内部を流
    れる伝熱管群と、前記伝熱管群を収納した円筒状の胴体
    とを備え、該胴体が蒸気入口から流入され前記伝熱管群
    の間を流れて給水を加熱した後蒸気出口から流出するよ
    うに蒸気流路が構成された給水加熱器であって、前記胴
    体側の蒸気圧力が14気圧以上では前記伝熱管内径を1
    2mm以上16mm以下に、前記胴体側の蒸気圧力が14気
    圧未満では前記伝熱管内径を5mm以上10mm以下に設定
    したことを特徴とする給水加熱器。
  6. 【請求項6】前記伝熱管群がI型の隙間を有するもので
    あって、該隙間に前記ベント管を配置した請求項1又は
    4に記載の給水加熱器。
  7. 【請求項7】ボイラ又は原子力と、該ボイラ又は原子力
    で発生した蒸気により回転駆動されるタービンと、該タ
    ービンにより駆動される発電機と、前記タービンからの
    蒸気を給水に戻すための凝縮器と、該給水を加熱するた
    めの給水加熱器を備えた発電プラントにおいて、前記給
    水加熱器が前記胴体側の蒸気圧力が低い低圧の給水加熱
    器と胴体側の蒸気圧力が高い高圧の給水加熱器とで構成
    されるものであって、低圧の給水加熱器が請求項1から
    4,6のいずれかに記載の給水加熱器であることを特徴
    とする発電プラント。
  8. 【請求項8】ボイラ又は原子力と、該ボイラ又は原子力
    で発生した蒸気により回転駆動されるタービンと、該タ
    ービンにより駆動される発電機と、前記タービンからの
    蒸気を給水に戻すための凝縮器と、該給水を加熱するた
    めの給水加熱器を備えた発電プラントにおいて、前記給
    水加熱器が前記胴体側の蒸気圧力が低い低圧の給水加熱
    器と胴体側の蒸気圧力が高い高圧の給水加熱器とで構成
    されるものであって、請求項5に記載の給水加熱器であ
    ることを特徴とする発電プラント。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001193903A (ja) * 1999-11-04 2001-07-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 給水加熱器

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JP2001193903A (ja) * 1999-11-04 2001-07-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 給水加熱器

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