JPH097759A - 電気製鋼アーク炉用黒鉛電極 - Google Patents
電気製鋼アーク炉用黒鉛電極Info
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- JPH097759A JPH097759A JP7179691A JP17969195A JPH097759A JP H097759 A JPH097759 A JP H097759A JP 7179691 A JP7179691 A JP 7179691A JP 17969195 A JP17969195 A JP 17969195A JP H097759 A JPH097759 A JP H097759A
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- outer diameter
- electrode
- arc furnace
- graphite electrode
- electric steel
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
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- Discharge Heating (AREA)
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【発明の目的】 安価なコストで酸化消耗対策に効
果があり、電力原単位の低減に寄与する電気製鋼炉用黒
鉛電極を提供する。 【発明の構成】 電気製鋼アーク炉用黒鉛電極につ
き、両端面より２００〜４５０ｍｍまでの部分は、外径
をＪＩＳ外径＋０〜＋２０ｍｍとし、表面に耐酸化剤を
被覆し、その他の部分は外径をＪＩＳ外径＋１０ｍｍ以
上とし、黒皮部分を残存させたことを特徴とする電気製
鋼アーク炉用黒鉛電極。
果があり、電力原単位の低減に寄与する電気製鋼炉用黒
鉛電極を提供する。 【発明の構成】 電気製鋼アーク炉用黒鉛電極につ
き、両端面より２００〜４５０ｍｍまでの部分は、外径
をＪＩＳ外径＋０〜＋２０ｍｍとし、表面に耐酸化剤を
被覆し、その他の部分は外径をＪＩＳ外径＋１０ｍｍ以
上とし、黒皮部分を残存させたことを特徴とする電気製
鋼アーク炉用黒鉛電極。
Description
【０００１】
【技術分野】本発明は、電気製鋼アーク炉用黒鉛電極に
関し、安価なコストですぐれた耐酸化消耗性を呈する黒
鉛電極に関する。
関し、安価なコストですぐれた耐酸化消耗性を呈する黒
鉛電極に関する。
【０００２】
【従来の技術】電気製鋼アーク炉用の黒鉛電極（以下電
極という）は、高温において使用され、折損等の異常消
耗を除くと、先端消耗及び側面の酸化消耗があり、電極
原単位の中で側面の酸化消耗が占める割合が大きく電気
製鋼においてコスト負担を与えている。
極という）は、高温において使用され、折損等の異常消
耗を除くと、先端消耗及び側面の酸化消耗があり、電極
原単位の中で側面の酸化消耗が占める割合が大きく電気
製鋼においてコスト負担を与えている。
【０００３】この酸化消耗に対する対策として、これま
で大きくわけて２つの方法が行われている。
で大きくわけて２つの方法が行われている。
【０００４】一つは、電極の表面に耐酸化剤を被覆する
方法である。この耐酸化剤としては、ＳｉＣ、リン酸、
リン酸アルミニウムなどが多く用いられており、タング
ステン、チタン、ジルコニウム、モリブデン等の元素と
熱分解黒鉛の化合物も用いられるが、全面に被覆しなけ
ればならないためコスト負担が大きい。
方法である。この耐酸化剤としては、ＳｉＣ、リン酸、
リン酸アルミニウムなどが多く用いられており、タング
ステン、チタン、ジルコニウム、モリブデン等の元素と
熱分解黒鉛の化合物も用いられるが、全面に被覆しなけ
ればならないためコスト負担が大きい。
【０００５】また耐酸化剤の中には非導電性のものもあ
り、電炉操業で電流が流れやすいことが要求される電極
においては、電極ホルダーと電極又は電極と電極との接
触抵抗が大きくなる等の不都合が生じることがある。
り、電炉操業で電流が流れやすいことが要求される電極
においては、電極ホルダーと電極又は電極と電極との接
触抵抗が大きくなる等の不都合が生じることがある。
【０００６】このように耐酸化剤を被覆する方法は、耐
酸化消耗に対する効果の割に、コスト高、導電性で問題
があり、実用化が進んでいない。次に出願人の出願であ
る特公昭６３−７６７９号記載のように黒皮付黒鉛電極
を用いる方法がある。この方法は電極の表面の黒皮部分
が残るため、許容電流を大きくできることを電炉操業に
利用する技術であるが、同時に耐酸化消耗の面でも効果
のある技術である。
酸化消耗に対する効果の割に、コスト高、導電性で問題
があり、実用化が進んでいない。次に出願人の出願であ
る特公昭６３−７６７９号記載のように黒皮付黒鉛電極
を用いる方法がある。この方法は電極の表面の黒皮部分
が残るため、許容電流を大きくできることを電炉操業に
利用する技術であるが、同時に耐酸化消耗の面でも効果
のある技術である。
【０００７】すなわち黒皮付の電極は黒皮を研削した電
極よりも直径が大のため、酸化してもＪＩＳ相当品より
残存径を大きくできること、黒鉛化度の高い黒皮部は耐
酸化性が大きいため、黒皮部を残すと全体として消耗を
抑えることに効果を発揮する。しかしながら、かかる黒
皮付の電極はネジ部加工時に外径の真円度が出ないた
め、芯ずれが生じやすく、電極使用時に折損の原因にな
ることがある。
極よりも直径が大のため、酸化してもＪＩＳ相当品より
残存径を大きくできること、黒鉛化度の高い黒皮部は耐
酸化性が大きいため、黒皮部を残すと全体として消耗を
抑えることに効果を発揮する。しかしながら、かかる黒
皮付の電極はネジ部加工時に外径の真円度が出ないた
め、芯ずれが生じやすく、電極使用時に折損の原因にな
ることがある。
【０００８】
【発明の課題】上記の問題点に鑑み、本発明者は、安価
なコストで耐酸化消耗対策に効果があり、電極原単位の
低減に寄与する電気製鋼アーク炉用黒鉛電極を提供す
る。
なコストで耐酸化消耗対策に効果があり、電極原単位の
低減に寄与する電気製鋼アーク炉用黒鉛電極を提供す
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の課題解決のため本
発明者が提案するのは、電気製鋼アーク炉用黒鉛電極に
つき、両端面より２００〜４５０ｍｍまでの部分は、外
径をＪＩＳ外径＋０〜＋２０ｍｍとし表面に耐酸化剤を
被覆し、その他の部分は、外径をＪＩＳ外径＋１０ｍｍ
以上とし黒皮部分を残存させたことを特徴とする電気製
鋼アーク炉用黒鉛電極である。また上記の電極におい
て、耐酸化剤がリン酸、リン酸アルミニウムまたはＡｌ
（ＯＣ2 Ｈ5 ）3 ，Ｓｉ（ＯＣ2 Ｈ5 ）3 ，ＺｒＯ2 ・
ＳｉＯ2 ，３Ａｌ2 Ｏ3・２ＳｉＯ2 の中から選ばれた
金属アルコキシドのいずれかであることを特徴とする電
気製鋼アーク炉用黒鉛電極である。
発明者が提案するのは、電気製鋼アーク炉用黒鉛電極に
つき、両端面より２００〜４５０ｍｍまでの部分は、外
径をＪＩＳ外径＋０〜＋２０ｍｍとし表面に耐酸化剤を
被覆し、その他の部分は、外径をＪＩＳ外径＋１０ｍｍ
以上とし黒皮部分を残存させたことを特徴とする電気製
鋼アーク炉用黒鉛電極である。また上記の電極におい
て、耐酸化剤がリン酸、リン酸アルミニウムまたはＡｌ
（ＯＣ2 Ｈ5 ）3 ，Ｓｉ（ＯＣ2 Ｈ5 ）3 ，ＺｒＯ2 ・
ＳｉＯ2 ，３Ａｌ2 Ｏ3・２ＳｉＯ2 の中から選ばれた
金属アルコキシドのいずれかであることを特徴とする電
気製鋼アーク炉用黒鉛電極である。
【００１０】以下に本発明を詳細に説明する。まず、電
気製鋼アーク炉用黒鉛電極において、電極両端面より２
００〜４５０ｍｍの箇所には耐酸化剤を被覆する。この
部分は、アーク炉での使用時に電極ホルダーでホールド
しない部分である。従って電気絶縁性の耐酸化剤を被覆
しても通電には支障がない。
気製鋼アーク炉用黒鉛電極において、電極両端面より２
００〜４５０ｍｍの箇所には耐酸化剤を被覆する。この
部分は、アーク炉での使用時に電極ホルダーでホールド
しない部分である。従って電気絶縁性の耐酸化剤を被覆
しても通電には支障がない。
【００１１】使用する耐酸化剤の種類は、リン酸、リン
酸アルミニウム，またはＡｌ（ＯＣ2 Ｈ5 ）3 ，Ｓｉ
（ＯＣ2 Ｈ5 ）3 ，ＺｒＯ2 ・ＳｉＯ2 ，３Ａｌ2 Ｏ3
・２ＳｉＯ2 の金属アルコキシドのうちいずれかが適当
である。耐酸化剤を被覆した部分の外径は、ＪＩＳ外径
＋０〜＋２０ｍｍであり、これによりネジ加工時に外径
の真円度が出るため、芯ずれが生じず折損の恐れもな
い。
酸アルミニウム，またはＡｌ（ＯＣ2 Ｈ5 ）3 ，Ｓｉ
（ＯＣ2 Ｈ5 ）3 ，ＺｒＯ2 ・ＳｉＯ2 ，３Ａｌ2 Ｏ3
・２ＳｉＯ2 の金属アルコキシドのうちいずれかが適当
である。耐酸化剤を被覆した部分の外径は、ＪＩＳ外径
＋０〜＋２０ｍｍであり、これによりネジ加工時に外径
の真円度が出るため、芯ずれが生じず折損の恐れもな
い。
【００１２】上記の両端面より２００〜４５０ｍｍまで
の部分以外の部分（以下中央部という）については、黒
皮部分を残存させ、これにより耐酸化性をもたせるもの
とする。黒皮部分の外径はＪＩＳ外径最大＋１０ｍｍ以
上である。酸化剤被覆部と中央部の外径の差により、黒
鉛電極に段部が生じることがあるが、この段部について
は必要に応じテーパーを付ける。
の部分以外の部分（以下中央部という）については、黒
皮部分を残存させ、これにより耐酸化性をもたせるもの
とする。黒皮部分の外径はＪＩＳ外径最大＋１０ｍｍ以
上である。酸化剤被覆部と中央部の外径の差により、黒
鉛電極に段部が生じることがあるが、この段部について
は必要に応じテーパーを付ける。
【００１３】上記のように本発明においては、電極の両
端面から２００〜４５０ｍｍの部分に限り耐酸化剤を被
覆するもので、従来のように全面被覆する場合に比べ、
コスト上昇を大幅に抑えることができる。そして両端部
に非導電性の耐酸化剤を用いても電極のホールド部であ
る中央部は給電源である電極ホルダーと通電電流に支障
を生じない。電極の中央部は黒皮付とすることにより、
黒皮を研削した通常使用品より、外径が大なので、ＪＩ
Ｓ相当品より残存径が大きく、さらに電極の許容電流も
大きくなる。また黒鉛化度が高いので耐酸化性自体も高
く、電炉操業に寄与することになる。
端面から２００〜４５０ｍｍの部分に限り耐酸化剤を被
覆するもので、従来のように全面被覆する場合に比べ、
コスト上昇を大幅に抑えることができる。そして両端部
に非導電性の耐酸化剤を用いても電極のホールド部であ
る中央部は給電源である電極ホルダーと通電電流に支障
を生じない。電極の中央部は黒皮付とすることにより、
黒皮を研削した通常使用品より、外径が大なので、ＪＩ
Ｓ相当品より残存径が大きく、さらに電極の許容電流も
大きくなる。また黒鉛化度が高いので耐酸化性自体も高
く、電炉操業に寄与することになる。
【００１４】
【本発明の効果】本発明によると、電気製鋼アーク炉用
黒鉛電極において、耐酸化剤の部分的被覆と黒皮残存部
分を組合わせることにより、電極の酸化消耗を低コスト
に抑えつつ、きわめて効果的に実現できる。その結果、
電極原単位の減少に寄与するところ大であり、電炉操業
上、非常に有用である。
黒鉛電極において、耐酸化剤の部分的被覆と黒皮残存部
分を組合わせることにより、電極の酸化消耗を低コスト
に抑えつつ、きわめて効果的に実現できる。その結果、
電極原単位の減少に寄与するところ大であり、電炉操業
上、非常に有用である。
【００１５】
【実施例】電気製鋼用の交流アーク炉で公称３０ｔ炉
（電極サイズ 直径１８インチ 長さ１８００ｍｍ）に
おいて、本発明の各種の耐酸化剤を使用した電極と従来
品との電極原単位を比較した。その結果を表１に示す。
ここで電極原単位とは、製鋼用アーク電気炉で、製鋼を
行った際の良塊トンまたは出鋼トン当りの電極消耗の重
量ｋｇで表す。耐酸化剤はリン酸、リン酸アルミニウム
及びＡｌ（ＯＣ2 Ｈ5 ）3 ，ＺｒＯ2ＳｉＯ2 ，３Ａｌ2
Ｏ3 ，２ＳｉＯ2 の金属アルコキシドを用いる。耐酸
化剤被覆部分の外径は、４５９ｍｍ、中央部の黒皮部の
外径は、４７５ｍｍである。
（電極サイズ 直径１８インチ 長さ１８００ｍｍ）に
おいて、本発明の各種の耐酸化剤を使用した電極と従来
品との電極原単位を比較した。その結果を表１に示す。
ここで電極原単位とは、製鋼用アーク電気炉で、製鋼を
行った際の良塊トンまたは出鋼トン当りの電極消耗の重
量ｋｇで表す。耐酸化剤はリン酸、リン酸アルミニウム
及びＡｌ（ＯＣ2 Ｈ5 ）3 ，ＺｒＯ2ＳｉＯ2 ，３Ａｌ2
Ｏ3 ，２ＳｉＯ2 の金属アルコキシドを用いる。耐酸
化剤被覆部分の外径は、４５９ｍｍ、中央部の黒皮部の
外径は、４７５ｍｍである。
【表１】
Claims (2)
- 【請求項１】電気製鋼アーク炉用黒鉛電極につき、両端
面より２００〜４５０ｍｍまでの部分は外径をＪＩＳ外
径＋０〜＋２０ｍｍとし表面に耐酸化剤を被覆し、その
他の部分は外径をＪＩＳ外径＋１０ｍｍ以上とし黒皮部
分を残存させたことを特徴とする電気製鋼アーク炉用黒
鉛電極。 - 【請求項２】請求項１における耐酸化剤がリン酸、リン
酸アルミニウムまたはＡｌ（ＯＣ2 Ｈ5 ）3 ，Ｓｉ（Ｏ
Ｃ2 Ｈ5 ）3 ，ＺｒＯ2 ・ＳｉＯ2 ，３Ａｌ2 Ｏ3 ・２
ＳｉＯ2 の中から選ばれた金属アルコキシドのいずれか
であることを特徴とする電気製鋼アーク炉用黒鉛電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7179691A JP3045949B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 電気製鋼アーク炉用黒鉛電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7179691A JP3045949B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 電気製鋼アーク炉用黒鉛電極 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH097759A true JPH097759A (ja) | 1997-01-10 |
| JP3045949B2 JP3045949B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=16070194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7179691A Expired - Fee Related JP3045949B2 (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 電気製鋼アーク炉用黒鉛電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3045949B2 (ja) |
-
1995
- 1995-06-23 JP JP7179691A patent/JP3045949B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3045949B2 (ja) | 2000-05-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000229 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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