JPH0975854A - 廃棄物分別装置 - Google Patents

廃棄物分別装置

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JPH0975854A
JPH0975854A JP7240007A JP24000795A JPH0975854A JP H0975854 A JPH0975854 A JP H0975854A JP 7240007 A JP7240007 A JP 7240007A JP 24000795 A JP24000795 A JP 24000795A JP H0975854 A JPH0975854 A JP H0975854A
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container
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Noriaki Kobayashi
林 憲 明 小
Hiroyuki Une
博 之 畝
Yutaka Yamaguchi
口 豊 山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固形物、紙、破片など廃棄物に混合する異物
の形状に着目して、その種類ごとに能率良く自動分別す
る。 【解決手段】 固形廃棄物40とシート形状の廃棄物4
4との含水混合物からなる廃棄物が供給される有孔網目
構造の無端コンベアベルト20と、コンベアベルト20
を走行駆動する駆動部とを備え、ベルト走行方向下流に
向かって前記コンベアベルトを上り勾配に傾斜するよう
に支持してなるコンベア装置と、上流側のベルト折り返
し部14の下方に配置され落下する固形廃棄物を受け入
れる第1の回収部16と、最下流側のベルト折り返し部
15からシート状廃棄物を受け渡される第2の回収部1
7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、市場から
回収されたビール壜の洗浄ラインなどにおいて、水洗に
よって壜の収納ケースから出る廃棄物を自動分別する装
置に係り、特に、空壜、空缶や、壜の破片などに加えて
紙類の入り混じった廃棄物を効率的に分別できるように
した廃棄物分別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビールなどの飲料製造業では、壜は繰り
返して再利用されるとともに、この種の壜は、プラスチ
ック製の収納容器に入れられてケース単位に取り扱われ
るが、商店等で保管される間や輸送中に、空壜ととも
に、王冠や空缶、さらには品種識別紙などの異物が混入
したまま工場に回収されてしまうことが多い。
【0003】従来、回収された空壜は、再利用のために
工場の洗浄ラインに乗せられて洗浄される。この洗浄ラ
インでは、壜の洗浄のほか、ケースの中のに混入する空
缶、破片、紙ゴミなどの除去が行なわれている。
【0004】従来、容器内の異物除去工程を自動化する
従来技術としては、本出願人が提案した実開平4−12
7718号に開示されている装置がある。この異物除去
装置は、容器を搬送するコンベアに支えられた容器の底
面と側面に水を噴射するノズル部を備えている装置であ
り、水噴により容器内部の異物を吹き飛ばすものであ
る。
【0005】コンベアを流れる間に高圧の水流によって
吹き飛ばされたあとの異物は、空缶、壜の割れたガラス
破片、王冠、品種識別紙など紙ゴミといったように、大
きさ、形状、物理的性状が一様でない雑多なものの混合
物である。
【0006】近年では、産業界における資源リサイクル
の要請から、容器からの排出物をそのまま投棄するわけ
にはいかず、従来は、これらを人手により仕分けていた
のが実情であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この種の空壜入りのケ
ースでは、排出される種々雑多のゴミのうち、その多く
を品種識別紙などの紙ゴミが占めるので、それだけリ回
収してサイクルをするだけの実益があるが、手作業によ
る分別では、非能率で処理コストの問題があるばかり
か、その分別処理も大量に廃棄物が排出される自動洗浄
ラインの場合に追い付かない問題がある。しかも、混合
廃棄物中にしばしば含まれているガラスの破片が切傷の
原因にもなることから、紙の回収効率を非常に悪くさせ
る要因となり、また、安全保安面からも手作業に替わる
自動分別による省力化が課題とされている。
【0008】そこで、本発明の目的は、前記従来技術の
有する問題点を解消し、固形物、紙、破片など廃棄物に
混合する異物の形状に着目して、その種類ごとに能率良
く自動分別することのできる廃棄物の自動分別装置を提
供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、空壜収納用の
ケースから出る空缶、壜の破片、紙類などが雑多に入り
交じった廃棄物を自動分別し、特に、紙類を効率良く回
収することのできる廃棄物の自動分別装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、固形廃棄物とシート形状の廃棄物との
含水混合物からなる廃棄物が供給される有孔網目構造の
無端コンベアベルトと、前記コンベアベルトを走行駆動
する駆動部とを備え、ベルト走行方向下流に向かって前
記コンベアベルトを上り勾配に傾斜するように支持して
なるコンベア装置と、前記コンベア装置の上流側のベル
ト折り返し部の下方に配置され落下する固形廃棄物を受
け入れる第1の回収部と、前記コンベア装置の最下流側
のベルト折り返し部からシート状廃棄物を受け渡される
第2の回収部とを備えることを特徴とするものである。
【0011】この本発明の廃棄物分別装置によれば、例
えば、空缶などの固形廃棄物は、コンベアベルトをベル
ト走行方向とは逆方向に転がりおちて上流側のベルト折
り返し部から第1回収部に集められ、紙類などのシート
状廃棄物は、ベルトに付着したまま下流の折り返し部ま
で移送される。ベルトは網目構造になっているので、水
濡れによる付着力は小さいため、ベルト走行方向が逆向
きになる折り返し部では、シート状廃棄物はベルトから
剥離して第2回収部に自重で落下して回収される。
【0012】前記の本発明の構成において、コンベア装
置は、未分別の廃棄物が供給される第1のコンベアベル
トと、この第1コンベアベルトの下位に上下方向に所定
のスペースをとるようにして直列的に配置され、前記第
1コンベアベルトの傾斜角よりも大きな傾斜角を有し、
上流側のベルト折り返し部から落下する固形廃棄物を受
け取る第3の回収部を備えた第2のコンベアベルトの少
なくとも二段構成とするようにしてもよい。
【0013】これによれば、第1ネットコンベアで分別
されなかった小固形廃棄物は、シート状廃棄物とともに
第2ネットコンベアに乗り移り、この第2ネットコンベ
アの傾斜が大きいことから、小固形廃棄物とシート状ネ
ット廃棄物とに分別される。
【0014】また、本発明は、廃棄物の混入した容器を
コンベア装置側に傾斜した姿勢に支えながら移送する搬
送部と、容器の有孔底部に向けて高圧水を噴出する複数
のノズルを備えた噴射部と、前記コンベア装置の上を被
蓋し、容器から吹き飛ばされた廃棄物を受けて前記第1
コンベア上に供給する受けカバーとを備えることを特徴
とする。
【0015】なお、前記容器が空缶、破壜などの固形物
と、紙類が混入したビール壜収容用のケースの場合、そ
のほとんどを占める紙類を効果的に分別することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による廃棄物分別装
置を回収した空壜の入っている収納容器から排出される
廃棄物の分別に適用した実施形態について、添付の図面
を参照して説明する。図1は、本発明を実施した廃棄物
分別装置の側面図、図2は、その平面図である。この廃
棄物分別装置は、ビール壜を入れる容器として使用され
ているプラスチック製の収納容器(以下、ビールケース
という)を市場から回収した後で、再利用に供するため
の洗浄ラインに併設して設けられ、この分別装置によ
り、洗浄したときにビールケースからの排出物を自動分
別するものである。
【0017】この種の回収されたビールケースから出る
排出物には、空缶、空壜、壜の破片、壜の王冠、木片、
ビニール、ラベル、識帯紙、その他雑多なゴミが含まれ
る。図1、図2の自動分別装置は、このような排出物を
空き缶類、比較的小さな破片類というような大、小の固
形廃棄物、紙類、ビニールなどのシート形状の廃棄物の
二種類に分別できるように構成されている。
【0018】図1、図2において、10は、本実施形態
による自動分別装置全体を示し、11は受けカバーで、
高圧水ジェット水流によってビールケースの底から吹き
飛ばされたゴミを飛散させないようにコンベア装置12
の上流側半分を上方から取り囲めるように、また、後述
する高圧水流の噴射部およびビールケースの搬送ライン
が通り抜けられるような十分な大きさをもっている。
【0019】コンベア装置12は、機台13を介して斜
めに支持されており、ベルトが巻き掛けられるスプロケ
ットを回転させるモータ22により駆動されて図中矢印
で示す方向にベルトが走行するようになっている。この
コンベア装置12の場合、廃棄物分別のために、走行方
向下流に向かって上り勾配に傾斜するように取り付けら
れている。また、このコンベア装置12では、上流のベ
ルト折り返し部14、下流のベルト折り返し部15がと
もに受けカバー11から外側に突き出るように、その全
長は、受けカバー11の幅よりも長くして、それぞれ上
流と下流とで分別した廃棄物が第1の回収部としての集
収容器16、第2の回収部としての集収容器17に落下
するするようになっている。
【0020】このうち、コンベア装置12の上流側ベル
ト折り返し部14の下に置かれた集収容器16は、空
缶、空壜、ガラス破片などの固形廃棄部物を回収する容
器であり、これに対して、下流側のベルト折り返し部1
5の下に置かれた集収容器17は、紙、ビニールなどの
シート状廃棄物を回収する容器である。ビール空壜の入
ったビールケースから出る分別された廃棄物のうち、品
種識別紙などの紙類が多くを占めるため、第1の回収部
に置かれる集収容器17に十分な容量のものが用いられ
ている。また、この集収容器17は、手押し台車18の
上に載せて運び出されるようになっている。なお、下流
側のベルト折り返し部15の後方には、内側から前方に
向けて水をベルト折り返し部15に吹きかけるシャワー
ノズル19が配設されている。
【0021】次に、この実施形態でコンベア装置12の
コンベアベルトとして用いられるネットベルト20の構
造について、図3を参照して説明する。
【0022】このネットベルト20は、図3に示すよう
に、肋骨状の形状を有するリブ21、21、…の一単位
をピンを介して次々に連綿と連結し、可撓性のある網目
構造を有するエンドレスのベルトとしてスプロケットに
巻き架けてコンベアベルトとして構成したもので、この
種のベルトは、生鮮食品の搬送用として用いられること
の多い公知のベルトである。リブ21の表面は、平滑に
なっており、固形廃棄物が転がり、あるいは滑り落ち易
いようになっている。また、このような有孔網目構造の
ネットベルト20では、空間となっている部分の面積
と、ベルト表面積との割合が分別効率に影響を与える。
これは、リブの形状にもよるが、この実施形態のネット
ベルト20では、開孔面積の比率が40%程度のものを
用いている。
【0023】コンベア装置20の下には、受けカバー1
1内で水を回収するための水受け24が配設されてお
り、この水受け24の隣には、スクリーン装置25が設
けられて、水受け24に溜まった水と固形廃棄物とが分
離されるようになっている。スクリーン装置25は、産
業廃水の処理用に浮遊物や底に溜まった固形分を水から
掻き上げる動作をするスクリーン26の駆動機構を備え
ている装置で、水受け24からすくい上げられた固形排
出物は、排出シュート27から受け容器28に排出さ
れ、水は、図示されない排水溝に流されるようになって
いる。
【0024】次に、図5、図6を参照して、ビールケー
スの搬送部およびビールケース内から異物をジェット水
流で吹き飛ばす噴射部の構成について説明する。図5に
おいて、機台30の上には、空壜入りのビールケースP
が搬送されるコンベア式の搬送ライン31が設けられて
いる。この搬送ライン31では、分別装置10の受けカ
バー11の入口に近付いていくに従ってビールケースP
の姿勢がしだいに傾くように搬送台32にひねりが加え
られている構造になっている。従って、図に示すように
ビールケースPは、受けカバー11の入口に近付くにつ
れ、図において紙面の手前であるネットコンベア装置1
2側に傾く角度が増し、受けカバー11の内部では、水
平面に対して約40゜の傾斜姿勢で搬送される。
【0025】図6は、受けカバー11の内部を表わした
図である。この受けカバー11の内部では、傾いた搬送
台32の上面には、高圧水をビールケースPの底面に向
けて噴出できるように多数の噴射ノズル34、34、…
が配列してあり、ビールケースPの水切りのために開い
ている穴から高圧水が入って、ビールケースPの中に溜
まっている異物を吹き飛ばすことができるようになって
いる。
【0026】コンベア装置12の上方では、受けカバー
11は、ちょうど高圧水と、吹き飛ばされた異物を受け
られるように湾曲面35となっていて、この湾曲面35
に当って異物がコンベア装置12のネットベルト20上
に落下することができる。
【0027】この受けカバー11の内部では、異物の除
去とともに、ビールケースPの洗浄もいっしょに行なえ
るようになっており、上からビールケースPの中に洗浄
水を噴きつける洗浄用ノズル36をビールケースPの上
方に、側面の両側に洗浄水を噴き付ける洗浄用ノズル3
7がそれぞれ配設されている。
【0028】なお、搬送台32の下には、ネットベルト
20側に向かってしだいに下降傾斜するトイ38が架け
渡されており、洗い出された細かなごみは、このトイ3
8に落ちてネットベルト20まで送られるようになって
いる。
【0029】本実施形態による自動分別装置10は、以
上のように構成されるものであり、次に、ビールケース
Pから吹き飛ばされた異物を分別する一連の動作につい
て説明する。まず、ビールケースPの底から高圧水によ
り吹き飛ばされた異物が受けカバー11の湾曲面35の
内面に当たってネットベルト20に落下すると、図4に
示すように、ネットベルト20は上り勾配を下流の折り
返し部15に向かって移動する。この移動する間、種々
雑多りゴミが入り混じっている異物のうち、サイズ的に
大きくまた形状的にも転がり落ちたり、滑り落ち易い空
缶40などは、ネットベルト20が傾斜していること、
およびネットベルトの表面が平滑になっていることによ
って、ネットベルト20の下流側の折り返し部15にま
で到達することなく、ネットベルト20の移動方向とは
反対側の上流側に転がり落ちたり滑りながら、図1、図
2において、上流側の折り返し部14から集収容器16
に落下する。
【0030】これに対して、ネットベルト20上に落ち
た異物のうち、ガラス壜の破片41、王冠42、品種識
別紙や、壜から剥がれ落ちたラベル、その他の紙類44
といった異物は、高圧水流により吹き飛ばされて水濡れ
しているために、ネットベルト20の表面に付着して下
流の折り返し部15までそのまま移動していく。
【0031】ネットベルト20の下流折り返し部15で
は、ネットベルト20の移動方向が逆方向に変わり、ま
た、ネットベルト自体が網目構造で多数の穴があいてお
り、接触面積が小さくそれだけ水による付着力が小さく
なっている結果、それまで付着していた紙類44は、そ
の重みでネットベルト20から剥離しながら落下するの
で、集収容器17で紙類44を分別して回収することが
できる。また、破片41などの細かなゴミもともに回収
できる。
【0032】異物に含まれる紙類44には、種類、厚
さ、大きさなど雑多なものがあり、なかにはネットベル
ト20から剥離し難いものもある。このため、紙類44
がネットベルト20から剥離し易いように、ネットベル
ト20の下流折り返し部15の中心部からは、シャワー
ノズル19から水が吹き付けられ、これにより紙類44
のネットベルト20からの剥離が促進されるようになっ
ている。
【0033】このようにして、傾斜するネットベルト2
0に廃棄物を供給するだけで、移動する間に空缶等の固
形物と、紙類及び細かなゴミとに自動的に仕分けられて
回収される。次に、本発明の他の実施形態について、図
7乃至図9を参照して説明する。なお、この第2実施形
態において、前記第1実施形態と同一の構成要素には同
一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。この実
施形態による廃棄物分別装置50は、コンベアを二段の
コンベア装置12、52として構成し、前記第1実施形
態の廃棄物分別装置10よりもさらに異物の細かな分別
を行えるようにしたものである。
【0034】すなわち、第1コンベア装置12は、主に
空き缶などの大きな物を分別するもので、第2コンベア
装置52は、この第1コンベア装置から受け渡された廃
棄物をさらに破片などの細かな固形物と紙類類とに選り
分けるするためコンベアである。
【0035】第2コンベア装置52のネットベルト54
には、図3に示したネットベルト20と同じタイプのベ
ルトが用いられている。この第2コンベア装置52は、
第1コンベア装置12と上下に重なり合うように直列に
連結されており、この場合、第1コンベア装置12のネ
ットベルト20の下流折り返し部15は、第2コンベア
装置52の中央部の上方に位置するとともに、その間に
は、廃棄物が滑り落ちるように所定の間隔が設けられて
いる。
【0036】また、第2コンベア装置52も、第1コン
ベア装置12と同じように下流に向かう搬送方向に上り
勾配に傾斜する構造となっているが、傾斜角は、第1コ
ンベア装置12に比べてきつい勾配に設定されて、細か
な破片などの分別が容易になるようになっている。この
場合、傾斜を分別すべき対象に応じて変えられるように
角度を調整できるような支持機構を設けるようにしても
よい。この実施形態では、第1コンベア装置12、第2
コンベア装置52とが連動するように、第1コンベア装
置12のモータ22が直接駆動するコンベア軸と、第2
コンベア装置52のコンベア軸とは、スプロケット5
5、56を介して巻き架けられたチェーン57によって
連結されており、モータ22の駆動トルクが伝達される
ように構成されている。
【0037】このような第2コンベア装置52では、転
がり、滑り落ちた固形廃棄物を受け取る第3の回収部と
して、水受け58がその上流折り返し部60の下に配置
されている。一方、第2コンベア装置52の下流折り返
し部61の下には、第1実施形態と同じく、第2ネット
ベルト54に付着してベルトとともに移送されてきた紙
類廃棄物を受け入れる紙集収容器17が台車18の上に
載置されている。
【0038】次に、以上の構成による分別装置の動作に
ついて、図9を参照して説明する。第1コンベア装置1
2では、前記のネットベルト20が一段の分別装置と同
じようにして、ビールケースから排出された異物のうち
から、空缶40、破壜41のような大きく、重い固形廃
棄物が下流の折り返し部15まで移動する間に、移送方
向とは反対方向に転がり落ちたり、あるいは滑り落ちて
回収容器16に集められる。
【0039】一方、第1コンベア装置12の下流折り返
し部15まで移送された残りの異物は、第2コンベア装
置52のネットベルト54上に落下する。その異物のう
ち、紙類44は、ネットベルト54に乗り移って、ネッ
トベルト54の移動とともに最下流まで移送されて、折
り返し端部61でネットベルト54から剥離して、紙回
収容器17に集められる。これに対して、紙以外の壜の
破片、王冠などの小固形物63は、ネットベルト54の
傾斜が大きいために、乗り移ることなく紙類の移送方向
と反対に落下して水受け58に集められる。
【0040】このようにして、第1コンベア装置12
と、第2コンベア装置52とをベルトの傾斜を異ならせ
た二段構成とすることによって固形廃棄物を大きさ、形
状に応じてさらに細かく分別することが可能となる。
【0041】なお、図7において、水受け58には、ト
イ70を流れて受けカバー11内での洗浄水が回収され
るようになっており、スクリーン装置25を用いて水受
け58に溜まった固形物を掻き出して集収容器28に集
めるようにすると好適である。
【0042】以上、本発明による廃棄物分別装置につい
て、回収されたビールケースのリサイクルのための洗浄
ラインにおいて排出された空缶、壜、ガラスの破片、紙
類を分別する実施形態を挙げて説明したが、本発明は、
これ以外にも、水濡れした紙類を含む様々な形態のごみ
の分別に適用することができる。また、本発明の廃棄物
分別装置は、二段構造に限られず三段とすることも可能
であり、また、ネットコンベアのコンベアベルトとして
用いるベルトとしては、例えば、金網を材質としするベ
ルト、あるいは、多数の孔の開いた構造の無端ベルトで
も同様の効果が得られる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、固形廃棄物とシート形状の廃棄物との含水混
合物からなる廃棄物が供給される有孔網目構造の無端コ
ンベアベルトと、前記コンベアベルトを走行駆動する駆
動部とを備え、ベルト走行方向下流に向かって前記コン
ベアベルトを上り勾配に傾斜するように支持してなるコ
ンベア装置と、前記コンベア装置の上流側のベルト折り
返し部の下方に配置され落下する固形廃棄物を受け入れ
る第1の回収部と、前記コンベア装置の最下流側のベル
ト折り返し部からシート状廃棄物を受け渡される第2の
回収部とを備えるので、固形廃棄物、紙類が混在した廃
棄物をコンベア装置を移送させる間に自動的に人手を介
することなく自動分別して、紙類などのシート形状の廃
棄物を効率良く回収することができる。
【0044】また、コンベア装置を傾斜を異ならせた多
段構成とすることにより、固形廃棄物の大きさに応じた
さらに細かな分別が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による廃棄物分別装置の一実施形態を示
す側面図。
【図2】同廃棄物分別装置の一実施形態の平面配置図。
【図3】本発明による廃棄物分別装置において、コンベ
アベルトとして用いるネットベルトの構造を示す平面
図。
【図4】本発明の廃棄物分別装置の作用を示す説明図。
【図5】本発明の廃棄物分別装置が設置されるビール壜
用容器の洗浄ラインの構成を示す側面図。
【図6】廃棄物分別装置内のビール壜用容器の高圧水を
噴出する噴出部と、コンベア装置の位置関係を示す側面
配置図。
【図7】他の実施形態による廃棄物分別装置の構成を示
す側面図。
【図8】他の実施形態による廃棄物分別装置の平面配置
図。
【図9】他の実施形態による廃棄物分別装置の作用を示
す説明図。
【符号の説明】
10 分別装置 11 受けカバー 12 コンベア装置 14 上流ベルト折り返し部 15 下流ベルト折り返し部 16 集収容器(第1回収部) 17 集収容器(第2回収部) 20 ネットベルト 21 リブ 22 モータ 24 水受け 25 スクリーン装置 32 搬送台 34 噴射ノズル(噴射部) 40 空缶 41 破壜 44 紙類 52 第2コンベア装置 54 ネットベルト 63 小固形廃棄物 P ビールケース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固形廃棄物とシート形状の廃棄物との含水
    混合物からなる廃棄物が供給される有孔網目構造の無端
    コンベアベルトと、前記コンベアベルトを走行駆動する
    駆動部とを備え、ベルト走行方向下流に向かって前記コ
    ンベアベルトを上り勾配に傾斜するように支持してなる
    コンベア装置と、 前記コンベア装置の上流側のベルト折り返し部の下方に
    配置され落下する固形廃棄物を受け入れる第1の回収部
    と、 前記コンベア装置の最下流側のベルト折り返し部からシ
    ート状廃棄物を受け渡される第2の回収部とを備えるこ
    とを特徴とする廃棄物分別装置。
  2. 【請求項2】未分別の廃棄物が供給される第1のコンベ
    アベルトと、この第1コンベアベルトの下位に上下方向
    に所定のスペースをとるようにして直列的に配置され、
    前記第1コンベアベルトの傾斜角よりも大きな傾斜角を
    有し、上流側のベルト折り返し部から落下する固形廃棄
    物を受け取る第3の回収部を備えた第2のコンベアベル
    トの少なくとも2段のコンベア装置とを備えることを特
    徴とする請求項1に記載の廃棄物分別装置。
  3. 【請求項3】容器をコンベア装置側に傾斜した姿勢に支
    えながら移送する搬送部と、容器の有孔底部に向けて高
    圧水を噴出する複数のノズルを備えた噴射部と、前記コ
    ンベア装置の上を被蓋し、容器から吹き飛ばされた廃棄
    物を受けて前記第1コンベア上に供給する受けカバーと
    を備えることを特徴とする請求項1または2のいずれか
    の項に記載の廃棄物分別装置。
  4. 【請求項4】前記容器は、空缶、破壜などの固形物と、
    紙類が混入したビール壜収容用のケースであることを特
    徴とする請求項3に記載の廃棄物分別装置。
  5. 【請求項5】前記未分別の余剰の廃棄物を水とともに受
    け、または前記第3の回収部として用いられる水受け槽
    と、この水受け槽から固形廃棄物を集収するスクリーン
    を有するスクリーン装置を備えたことを特徴とする請求
    項3に記載の廃棄物分別装置。
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