JPH0975689A - 分離膜モジュールの洗浄方法 - Google Patents

分離膜モジュールの洗浄方法

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JPH0975689A
JPH0975689A JP23747595A JP23747595A JPH0975689A JP H0975689 A JPH0975689 A JP H0975689A JP 23747595 A JP23747595 A JP 23747595A JP 23747595 A JP23747595 A JP 23747595A JP H0975689 A JPH0975689 A JP H0975689A
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賢治 本城
Tadashi Matsuda
正 松田
Junichi Murakoshi
潤一 村越
Tatsuro Yamamoto
達郎 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分離膜モジュールを被処理液槽内に浸漬し、
ろ液側から吸引して、被処理液をろ過し、このろ過によ
り閉塞した分離膜モジュールを洗浄する方法において、
分離膜モジュールの移動を必要とせず、少量の薬液で洗
浄可能な分離膜モジュールの洗浄方法を提供する。 【解決手段】 分離膜モジュール4を被処理液槽2内に
浸漬し、ろ液側から吸引して、被処理液をろ過するろ過
装置において、その被処理液槽2内の被処理液を排出し
た後、分離膜モジュール4のろ液側から、薬液を通液す
ることにより、この分離膜モジュール4の洗浄を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分離膜モジュール
を被処理液槽内に浸漬し、ろ液側から吸引して、被処理
液をろ過し、このろ過により閉塞した分離膜モジュール
を洗浄する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、分離膜モジュールは、無菌水、飲
料水、高純度水等の製造装置や、空気の浄化装置に用い
られてきた。これらの用途に加えて、近年では、汚濁性
の高い液体の処理に、この分離膜モジュールを用いるこ
とが検討され、一部実用化されている。汚濁性の高い液
体の処理とは、具体的には、下水処理における二次処理
および三次処理やその浄化槽における固液分離等があげ
られる。
【0003】図2は分離膜モジュールを用いたろ過装置
の一例を示す概略図である。この例のろ過装置は、被処
理液槽2と、この被処理液槽2内に配置された分離膜モ
ジュール4と、ろ液用配管8によってこの分離膜モジュ
ール4と接続されたポンプ6によって概略構成されたも
のである。このポンプ6を稼動させることにより、分離
膜モジュール4内が負圧になり、被処理液槽2に満たさ
れた被処理液は、分離膜モジュール4によってろ過さ
れ、そのろ液は、ろ液用配管8内部を通って、系外に排
出される。
【0004】上述のろ過運転によって起こる、分離膜モ
ジュール4の閉塞による、その分離能の低下は、ろ液用
配管8に設けられた圧力計10によって測定できるろ過
時の差圧の上昇と、ろ過流量の低下によって知ることが
できる。特に、このような汚濁性の高い液体の処理にお
いては、分離膜モジュール4の閉塞が起こりやすく、こ
のため、分離膜モジュール4の寿命の短期化が、問題と
なる。そこで、上述のようにして閉塞した分離膜モジュ
ール4を、薬液を満たした洗浄用タンクに移動し、一定
時間薬液に浸漬して洗浄することにより、分離膜モジュ
ール4に付着した閉塞原因物質を取り除き、その分離能
を回復させることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
分離膜モジュール4の薬液による洗浄方法においては、
分離膜モジュール4を洗浄用タンクに移動しなければな
らない。また、被処理液槽2内の被処理液を排出し、こ
れにかわって薬液を満たすことによって、分離膜モジュ
ール4を移動せずに、この分離膜モジュール4の薬液洗
浄を行うことも考えられるが、この被処理液槽2の容量
は、分離膜モジュール4の大きさに対して、かなり大き
なものであるので、多量の薬液を必要とし、実用的では
ない。
【0006】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、分離膜モジュールを被処理液槽内に浸漬し、そのろ
液側から吸引して、被処理液をろ過し、このろ過により
閉塞した分離膜モジュールを洗浄する方法において、分
離膜モジュールの移動を必要とせず、少量の薬液で、効
率よく、分離膜モジュールの洗浄を行う分離膜モジュー
ルの洗浄方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の分離膜モジュー
ルの洗浄方法は、分離膜モジュールを被処理液槽内に浸
漬し、ろ液側から吸引して、被処理液をろ過し、このろ
過により閉塞した分離膜モジュールを洗浄する方法であ
って、被処理液槽内の被処理液を排出した後、この分離
膜モジュールのろ液側から薬液を通液することにより、
分離膜モジュールの洗浄を行うことを前記課題の解決手
段とした。また、上述の薬液の通液を、間欠的に複数回
行うこともできる。また、上述の分離膜モジュールの洗
浄方法において、分離膜モジュールのろ液側より薬液を
通液し、分離膜モジュール内に薬液が満たされた状態
で、一定時間保持することにより、より少ない薬液量
で、高い洗浄効果を得ることができる。
【0008】また、上述の分離膜モジュールの洗浄方法
において、被処理液槽内の被処理液を排出した後、分離
膜モジュールの膜外表面を圧力水で洗浄してから、この
分離膜モジュールのろ液側より薬液を通液することもで
きる。また、上述の分離膜モジュールの洗浄方法におい
て、分離膜モジュールのろ液側から薬液を通液した後、
被処理液槽内の被処理液を排出し、再び分離膜モジュー
ルのろ液側から薬液を通液することにより、この分離膜
モジュールを洗浄することもできる。
【0009】また、上述の分離膜モジュールの洗浄方法
において、被処理液槽内の被処理液を排出する際に、こ
の被処理液を複数回に分けて排出し、この1回の排出終
了毎に、分離膜モジュールのろ液側から薬液を通液する
方法により、この全ての被処理液を排出することもでき
る。あるいは、分離膜モジュールのろ液側から連続して
薬液を通液しながら、被処理液槽内の被処理液を複数回
に分けて排出する方法により、この全ての被処理液を排
出することもできる。このようにして、被処理液槽内の
被処理液を排出した後、再び分離膜モジュールのろ液側
から薬液を通液することにより、この分離膜モジュール
を洗浄することもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の分離膜モジュー
ルの洗浄方法を実施するのに好適なろ過装置の例を示す
ものである。この例のろ過装置は、被処理液槽2と、こ
の被処理液槽2内に配置された分離膜モジュール4と、
この分離膜モジュール4と接続されたポンプ6と薬液槽
14によって概略構成されたものである。分離膜モジュ
ール4、ポンプ6および薬液槽14を接続する配管7、
ろ液用配管8および薬液用配管16の接続部には、三方
切換弁12が設けられている。この三方切換弁12を切
り換えることにより、配管7がろ液用配管8に接続され
た状態と、配管7が薬液用配管16に接続された状態と
の切り換えを行うことができる。また、薬液用配管16
には、開閉弁18が設けられている。
【0011】ろ過を行う際には、三方切換弁12を、配
管7がろ液用配管8に接続された状態として、ポンプ6
を稼動させることにより、分離膜モジュール4内は負圧
になり、被処理液槽2に満たされた被処理液は、分離膜
モジュール4によってろ過され、そのろ液は、配管7か
らろ液用配管8内部を通って、系外に排出される。
【0012】上述のようなろ過運転により閉塞した分離
膜モジュール4を、以下のようにして洗浄する。最初
に、図1に基づいて、請求項1記載の分離膜モジュール
の洗浄方法の例について以下に説明する。すなわち、ろ
過運転を停止した後、被処理液槽2内に満たされた被処
理液を全て排出する。つぎに、開閉弁18を閉じた状態
で、薬液槽14に薬液を満たす。続いて、三方切換弁1
2を、薬液槽14方向に切り換え、配管7と薬液用配管
16が接続された状態とし、開閉弁18を開けて薬液を
通液する。このとき薬液は、薬液用配管16から配管7
を通り、分離膜モジュール4内から分離膜モジュール4
の膜外表面に滲み出し、被処理液槽2内に排出される。
この開閉弁18の開放割合を調節することによって、通
液する薬液の流量を設定することもできる。また、薬液
槽14内の薬液は、その通液中に足すこともできる。
【0013】この薬液の通液後には、分離膜モジュール
4に付着した薬液を水洗や乾燥等の方法により除去する
必要がある。この除去方法は、薬液の種類等によって、
任意の方法をとることができるが、例えば、薬液槽14
に、薬液にかわって水を満たして、この水を、上述の薬
液の通液と同様にして、通液することにより、行うこと
もできる。
【0014】上述の薬液の通液方法は、上述のような水
頭差による自然流下の他、公知の方法を用いることがで
きる。例えば、薬液を満たした薬液槽から、ポンプによ
ってこの薬液を分離膜モジュール4に送り込む方法や、
加圧容器に薬液を駐留して、コンプレッサー等による圧
力によって、この薬液を分離膜モジュール4に送り込む
方法等を用いることができる。また、このときの薬液の
最低通液量は、分離膜モジュール4の膜外表面全体に滲
み出すのに十分な量であればよい。実際には、この分離
膜モジュール4が十分に洗浄できるまで薬液を通液する
必要があるので、この薬液の通液量は、分離膜モジュー
ル4の閉塞状態やその膜面積等によって、この最低通液
量以上の範囲で、任意に設定される。通常は、この最低
通液量の2〜5倍とされる場合が多い。
【0015】また、洗浄に用いられる薬液とその濃度
は、洗浄する分離膜モジュール4の材質やそのろ過の目
的や閉塞状態等に応じて、任意のものを用いることがで
きる。一般には、次亜塩素酸ナトリウム、水酸化ナトリ
ウム、塩酸、硫酸、シュウ酸、クエン酸、界面活性剤の
水溶液や、アルコール等を用いることができる。
【0016】このように、被処理液槽2内の被処理液を
排出した後、分離膜モジュール4のろ液側より薬液を通
液する方法であるので、分離膜モジュール4を被処理液
槽2内から移動する必要がなく、また、少量の薬液で洗
浄が可能である。また、予め、被処理液槽2内の被処理
液を排出するため、薬液を通液することにより、分離膜
モジュール4のろ液側からその膜外表面に滲み出した薬
液が、被処理液によって希釈されることがない。このた
め、薬液の洗浄能力を低下させることなく、十分な洗浄
効果を引き出すことができる。
【0017】また、分離膜モジュール4のろ液側から薬
液を通液する際には、分離膜モジュール4のろ液側より
圧力がかかり、その膜外表面に吸着した閉塞原因物質を
膜外表面から引き離す力が働く。このため、洗浄効果に
おいて、より有利である。上述の分離膜モジュール4の
ろ液側よりかかる圧力が大きい程、分離膜モジュール4
の膜外表面に吸着した閉塞原因物質を、この膜外表面か
ら引き離す力は大きくなる。しかし、この圧力が大きす
ぎると、分離膜モジュール4が破れたり、その強度が低
下したりする可能性があるので、通常1〜4m水頭とす
る。この圧力は薬液の流量等によって調節することがで
きる。上述の圧力は、分離膜モジュール4の形状や分画
性能、その閉塞状態によって変化する。分画性能の小さ
いものや、閉塞がひどいものは、薬液を通液する際に、
分離膜モジュール4のろ液側より大きな圧力がかかる傾
向がある。
【0018】上述の分離膜モジュールの洗浄方法の例に
おいて、洗浄可能な分離膜モジュール4の形状や材質
は、特に限定することはなく、セルロース、ポリオレフ
ィン、ポリスルフォン、ポリフッ化ビニリデン、ポリ四
フッ化エチレン、セラミック等任意の材質よりなる、平
膜タイプ、中空糸膜タイプ、管状タイプ、袋状タイプ等
任意の形状のものを用いることができる。また、この分
離膜モジュール4の分画性能は、そのろ過の目的によっ
て任意のものを選択できるが、上述の圧力の範囲内で、
分離膜モジュール4のろ液側から薬液を通液できること
が望ましく、通常は、0.01〜1μmのものを用いる
ことができる。
【0019】この分離膜モジュール4の形状によって、
洗浄の際、その膜外表面からの薬液の滲み出方や、その
ろ液側よりかけることのできる圧力等が異なる。例え
ば、平膜タイプの分離膜モジュール4を用いた場合に
は、その膜外表面全体から均一に薬液が滲み出るので、
洗浄むらが起こり難い。しかし、分離膜モジュール4の
ろ液側よりかけることのできる圧力は、中空糸膜タイプ
を用いた場合と比較すると、小さくなる。また、中空糸
膜タイプを分離膜モジュール4に用いた場合には、分離
膜モジュール4のろ液側よりかけることのできる圧力
は、平膜タイプと比較すると、大きくすることができる
ので、この洗浄効果を、より高めることができる。しか
し、この中空糸膜の長手方向に若干の圧力分布が存在す
るため、やや洗浄むらが起こり易い傾向がある。このよ
うな分離膜モジュール4の形状による洗浄効果の差を考
慮して、薬液の種類や濃度およびその流量や通液量等の
条件を設定する必要がある。
【0020】また、請求項2記載の分離膜モジュールの
洗浄方法は、上述の請求項1記載の分離膜モジュールの
洗浄方法の例において、薬液の通液を、間欠的に複数回
行う方法である。その操作は、例えば、配管7と薬液用
配管16が接続された状態で、開閉弁18を開けて、薬
液槽14に満たされた薬液の一部を通液した時点で、開
閉弁18を閉じる。続いて、また開閉弁18を開けて、
再び薬液槽14に満たされた薬液の一部を通液すること
を複数回繰り返すことによって行われる。
【0021】この場合に、1回目に通液する薬液の量
は、最低通液量、すなわち、分離膜モジュール4の膜外
表面全体に滲み出すのに十分な量より多ければよく、分
離膜モジュール4の膜面積等によって、任意に設定する
ことができる。2回目以降は、この最低通液量よりも少
なくてもよいが、通常この最低通液量の2〜5倍の範囲
で設定される。また、薬液を通液する回数は、任意に設
定することができるが、通常3〜6回とされる。これら
の条件は、分離膜モジュール4の洗浄が十分に行われる
ように、その閉塞状態等によって、適宜に設定する必要
がある。この方法によれば、連続的に薬液を通液するよ
りも、分離膜モジュール4の閉塞原因物質に対する薬液
の抽出効率が上昇するので、好ましい。また、分離膜モ
ジュール4のろ液側から薬液を通液する際に、分離膜モ
ジュール4のろ液側よりかかる圧力による、膜外表面に
吸着した閉塞原因物質をその膜外表面から引き離す力
が、複数回にわたって加わるので、より効果的である。
【0022】また、請求項3記載の分離膜モジュールの
洗浄方法は、請求項1記載の分離膜モジュールの洗浄方
法において、分離膜モジュール4のろ液側より薬液を通
液し、分離膜モジュール4内に薬液が満たされた状態
で、一定時間保持することにより、その洗浄効果をさら
に高めた方法であるので、より少ない薬液量で、この分
離膜モジュール4の洗浄を行うことができる。
【0023】すなわち、上述の請求項1記載の分離膜モ
ジュールの洗浄方法の例において、薬液槽14に満たさ
れた薬液を、分離膜モジュール4の膜外表面全体に薬液
が滲み出るまで通液する。この時点で、薬液槽14内あ
るいは、薬液槽14と開閉弁18を接続する薬液用配管
16内に薬液が残っている状態で、この開閉弁18を閉
じると、分離膜モジュール4内に薬液が満たされた状態
で保持することができる。この保持時間は、5分〜48
時間であれば任意に設定することができる。5分未満で
あると、薬液を連続して通液した場合との差がなく、4
8時間を越えると、分離膜モジュール4の膜外表面に滲
み出した薬液が乾燥してしまう場合があり、好ましくな
い。この保持時間後、再び開閉弁18を開けて、薬液を
分離膜モジュール4内から排出する。この後、分離膜モ
ジュール4に付着した薬液を除去する。
【0024】また、この請求項3記載の分離膜モジュー
ルの洗浄方法を、請求項2記載の分離膜モジュールの洗
浄方法に適用することもできる。すなわち、上述の請求
項2記載の分離膜モジュールの洗浄方法の例において、
例えば、薬液槽14に満たされた薬液の一部を通液した
時点で、開閉弁18を閉じて、分離膜モジュール4内に
薬液が満たされた状態で保持する。つぎに、再び、開閉
弁18を開けて、薬液槽14に満たされた薬液の一部を
通液させた時点で、この開閉弁18を閉じ、分離膜モジ
ュール4内に薬液が満たされた状態で保持することを繰
り返すこともできる。最後の薬液の保持時間が終了した
後、上述の場合と同様にして、薬液を分離膜モジュール
4から排出し、この分離膜モジュール4に付着した薬液
を除去する。
【0025】このとき、複数回行われる薬液の保持時間
は、上述の場合と同様に、5分〜48時間であれば、そ
れぞれ任意に設定することができる。この薬液の通液
と、その保持の回数は、この分離膜モジュール4の汚れ
が十分に洗浄できるように適宜に設定することができる
が、通常3〜6回ずつとされる。
【0026】請求項4記載の分離膜モジュールの洗浄方
法は、上述の請求項1〜3記載の分離膜モジュールの洗
浄方法の例において、特に分離膜モジュール4の閉塞が
著しい場合に有効な方法である。すなわち、被処理液槽
2内の被処理液を排出した後、分離膜モジュール4の膜
外表面より、200〜1000kPaの圧力水で洗浄して
から、この分離膜モジュール4のろ液側より、薬液を通
液する。この圧力水の流量と洗浄時間は、分離膜モジュ
ール4の膜面積やその閉塞状態等によって、任意に設定
することができる。 このように、薬液を通液する前
に、予め分離膜モジュール4の膜外表面を圧力水で洗浄
することにより、より少量の薬液で洗浄することができ
ることはもちろんであるが、薬液を分離膜モジュール4
の膜面全体に均一に滲ませることができるので、洗浄む
らが起こり難くなるという効果も得られる。
【0027】請求項5記載の分離膜モジュールの洗浄方
法は、上述の請求項1〜4記載の分離膜モジュールの洗
浄方法の例において、この分離膜モジュール4のろ液側
より薬液を通液した後、被処理液槽2内の被処理液を排
出し、再び分離膜モジュール4のろ液側より薬液を通液
する方法である。
【0028】このとき、被処理液槽2内の被処理液を排
出する前に行う薬液の通液は、上述の場合と同様にして
行うことができる。この通液量は、最低通液量、すなわ
ち、分離膜モジュール4の膜外表面全体にこの薬液が滲
み出るのに十分な量よりも多ければよい。通常はこの最
低通液量の2〜5倍に設定される。また、このときの流
量は、分離膜モジュール4の強度に影響を与えない程度
であれば、任意に設定できるが、通常、この分離膜モジ
ュール4のろ液側よりかかる圧力が1〜4m水頭である
ように調節する。
【0029】このように、予め、被処理液槽2内に被処
理液が満たされた状態で、分離膜モジュール4のろ液側
より薬液を通液することによって、分離膜モジュール4
のろ液側に対して圧力がかかり、薬液が浸透することに
なる。このため、被処理液槽2内の被処理液を排出した
後に行う洗浄において、分離膜モジュール4のろ液側か
ら通液する薬液は、分離膜モジュール4のろ液側全体か
ら均一に滲み出るようになる。
【0030】この方法は、分離膜モジュール4の閉塞状
態が、その部分によって差がある場合に有効な方法で、
特に、分離膜モジュール4の分離膜面が、水深方向に沿
うように配置されている場合にその効果が大きい洗浄方
法である。すなわち、被処理液槽2内の被処理液に含ま
れる分離膜モジュール4の閉塞原因物質である固体は、
被処理液槽2内の下方部分に多く存在する傾向がある。
このため、分離膜モジュール4の分離膜面が、水深方向
に沿うように配置されている場合には、どうしても、こ
の分離膜モジュール4の下方部分である程、この固体が
より多く付着しやすく、すなわち、閉塞しやすくなる。
【0031】このように、分離膜モジュール4の分離膜
面が、水深方向に沿うように配置されている場合に、上
述のように、被処理液槽2内に被処理液が満たされた状
態で、分離膜モジュール4のろ液側より薬液を通液する
と、この通液する薬液の水頭差により、分離膜モジュー
ル4の下方部分である程、分離膜モジュール4のろ液側
よりかかる圧力は相対的に大きくなる。すなわち、閉塞
が著しい下方部分程、分離膜モジュール4のろ液側か
ら、より大きな圧力がかかることになる。このため、被
処理液を排出した後に行う洗浄において、分離膜モジュ
ール4のろ液側から通液する薬液は、分離膜モジュール
4のろ液側全体から均一に滲み出るようになる。したが
って、分離膜モジュール4の洗浄効果を、さらに高める
ことができ、洗浄むらも起こり難い。
【0032】請求項6および請求項7記載の分離膜モジ
ュールの洗浄方法は、被処理液槽2内の被処理液を排出
する方法に特徴があるものである。これらの分離膜モジ
ュールの洗浄方法は、上述の請求項5記載の分離膜モジ
ュールの洗浄方法の効果をより確実に、さらに高くする
ための方法である。
【0033】請求項6記載の分離膜モジュールの洗浄方
法における、被処理液槽2内の被処理液の排出方法につ
いて、以下に説明する。すなわち、請求項1〜4記載の
分離膜モジュールの洗浄方法の例において、被処理液槽
2に満たされた被処理液の一部を排出する。次に、分離
膜モジュール4のろ液側より薬液を通液する。この被処
理液の排出と薬液の通液を複数回繰り返して、被処理液
を全て排出する。
【0034】このときの薬液の通液方法およびその流量
は、上述の請求項5記載の分離膜モジュールの洗浄方法
の例と同様である。この複数回の薬液の通液量は、それ
ぞれ、分離膜モジュール4のうち被処理液に浸漬してい
る部分の膜外表面から、この薬液が滲み出るのに十分な
量より多ければよい。被処理液を排出する回数は、その
分離膜モジュール4の大きさ等によって任意に設定する
ことができるが、通常3〜6回とされる。
【0035】分離膜モジュール4が被処理液に浸漬して
いる場合には、その浸漬している部分の膜外表面に対し
て、この被処理液の水圧がかかっている。したがって、
分離膜モジュール4のろ液側より薬液を通液すると、こ
の分離膜モジュール4のうち、被処理液に浸漬していな
い部分より、被処理液に浸漬している部分の方が、この
分離膜モジュール4のろ液側から、より大きな圧力がか
かることになる。この被処理液は、段階的に排出するの
で、分離膜モジュール4の分離膜面が、水深方向に沿う
ように配置されている場合には、この分離膜面の水深方
向の下方部分であるほど、そのろ液側より、相対的に大
きな圧力がかかることになる。
【0036】すなわち、分離膜モジュール4の分離膜面
が、水深方向に沿うように配置されている場合において
は、閉塞しやすい部分であるほど、この分離膜モジュー
ル4のろ液側から、より大きな圧力がかかる回数が多く
なる。したがって、この被処理液槽2内の被処理液を排
出した後に行う洗浄において、分離膜モジュール4のろ
液側から通液する薬液を、そのろ過運転時の閉塞状態の
差に関係なく、分離膜モジュール4の膜面全体から、よ
り均一に滲み出させることができる。このため、上述の
洗浄において、洗浄むらが起こり難く、その洗浄効果
を、さらに高めることができる。
【0037】また、請求項7記載の分離膜モジュールの
洗浄方法において、請求項6記載の分離膜モジュールの
洗浄方法と異なるところは、分離膜モジュールのろ液側
より連続して薬液を通液しながら、被処理液槽内の被処
理液を複数回に分けて排出して、この被処理液全てを排
出する点である。
【0038】すなわち、請求項1〜4記載の分離膜モジ
ュールの洗浄方法の例において、分離膜モジュールのろ
液側より連続して薬液を通液しながら、被処理液槽2に
満たされた被処理液を複数回に分けて段階的に排出し
て、この被処理液全てを排出する。このときの薬液の通
液量は、被処理液を排出している間、連続して通液でき
る量であればよい。また、このときの流量は、上述の請
求項5記載の分離膜モジュールの洗浄方法の例と同様で
ある。被処理液を排出する回数は、その被処理液量や、
分離膜モジュール4の大きさ等によって任意に設定する
ことができるが、通常3〜6回とされる。
【0039】この場合、薬液を連続して通液するので、
分離膜モジュール4のろ液側より連続的に圧力がかかる
ことになる。また、この分離膜モジュール4のうち、被
処理液に浸漬している部分の方が、被処理液に浸漬して
いない部分よりも、大きな圧力が、そのろ液側よりかか
ることになる。この被処理液は、段階的に排出するの
で、分離膜モジュール4の分離膜面が、水深方向に沿う
ように配置されている場合には、この分離膜面の水深方
向の下方部分であるほど、長い時間、より大きな圧力が
かかることになる。
【0040】ところで、上述のように、分離膜モジュー
ル4の分離膜面が、水深方向に沿うように配置されてい
る場合、この分離膜面の水深方向の下方部分であるほ
ど、閉塞しやすい傾向がある。すなわち、閉塞しやすい
部分であるほど、上述のように、より大きな圧力がかか
る時間が長くなる。したがって、この被処理液槽2内の
被処理液を排出した後に行う洗浄において、分離膜モジ
ュール4のろ液側から通液する薬液を、そのろ過運転時
の閉塞状態の差に関係なく、分離膜モジュール4の膜面
全体から均一に滲み出させることができる。このため、
洗浄むらが起こり難く、その洗浄効果を、さらに高める
ことができる。
【0041】
【実施例】以下、本発明を実施例を示して詳しく説明す
る。 (実施例1)図1に示すような構造のろ過装置を用いて
分離膜モジュールの洗浄試験を行った。分離膜モジュー
ル4は、三菱レイヨン(株)製“ステラポアーL”(分
画性能0.1μm、中空糸膜使用)を5枚並列して設置
したものである(この1枚の膜面積が2m2であるので、
これら5枚を用いた場合の膜面積は10m2である)。ポ
ンプ6は、ダイヤフラムポンプ(商品名)を用いた。
【0042】被処理液としては、200ppmの酵母を懸
濁させた水を用いた。ろ過流量660ml/minで、上述の
ろ過装置のろ過運転を行った。この結果、実験開始時に
おけるろ過時の差圧は23cmHgであり、2時間運転後の
差圧は60cmHgとなった。
【0043】このようにして閉塞した分離膜モジュール
4について、薬液による洗浄を行った。すなわち、ま
ず、被処理液槽2内に満たされた被処理液を全て排出し
た。つぎに、薬液として、5lの1%水酸化ナトリウム
溶液を通液し、この薬液が全て流れ落ちる直前に開閉弁
18を閉じて、分離膜モジュール4内に薬液が満たされ
た状態とした。このとき、この薬液を通液した際の水頭
差は3mであり、この薬液の流量は400ml/minであっ
た。このまま、3時間保持した後、分離膜モジュール4
内の薬液を排出し、この分離膜モジュール4を十分に水
洗した。
【0044】このようにして洗浄した分離膜モジュール
4について、再び、被処理液として200ppmの酵母を
懸濁させた水を用い、ろ過流量は660ml/min一定で、
ろ過運転を行った。この結果、初期のろ過時の差圧は2
2cmHgであった。
【0045】(実施例2)実施例2において、実施例1
と異なるところは、薬液の通液を、間欠的に複数回行う
点である。すなわち、実施例1と同様にして閉塞した分
離膜モジュール4を、以下のようにして洗浄した。ま
ず、被処理液槽2内に満たされた被処理液を全て排出し
た。つぎに、5lの1%水酸化ナトリウム溶液を薬液と
して通液し、この薬液が全て流れ落ちる直前に開閉弁1
8を閉じて、分離膜モジュール4内に薬液が満たされた
状態とし、この状態を3時間保持した。つぎに、さらに
3lの1%水酸化ナトリウム溶液を、上述の場合と同様
にして通液し、分離膜モジュール4内に薬液が満たされ
た状態とし、この状態を2時間保持した。2回目と同様
にして、薬液の通液とその保持を2回繰り返した後、分
離膜モジュール4内の薬液を排出し、この分離膜モジュ
ール4を十分に水洗した。このときに使用した1%水酸
化ナトリウム溶液は全部で14lであった。
【0046】このようにして、洗浄した分離膜モジュー
ル4について、再び、被処理液として、200ppmの酵
母を懸濁させた水を用い、ろ過流量は660ml/min一定
で、ろ過運転を行った。この結果、初期のろ過時の差圧
は22cmHgであった。
【0047】(比較例)実施例1と同様にして閉塞した
分離膜モジュール4について、以下のようにして洗浄し
た。すなわち、該分離膜モジュール4を被処理液槽2内
より取り外し、100lの1%水酸化ナトリウム溶液を
満たした洗浄用タンクに3時間浸漬した。その後、分離
膜モジュール4を十分に水洗した。
【0048】このようにして、洗浄した分離膜モジュー
ル4を、再び被処理液槽2内に設置し、被処理液として
200ppmの酵母を懸濁させた水を用い、ろ過流量66
0ml/minで、ろ過運転を行った。この結果、初期のろ過
時の差圧は23cmHgであった。
【0049】このように、本発明の分離膜モジュールの
洗浄方法に係る実施例1および実施例2においては、分
離膜モジュール4を移動する必要がなく、また、少量の
薬液で、従来の分離膜モジュールの洗浄方法である比較
例と遜色のない洗浄効果が得られることが明かである。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の分離膜モジュールの洗浄方法は、分離膜モジュー
ルを被処理液槽内に浸漬し、ろ液側から吸引して、被処
理液をろ過し、このろ過により閉塞した分離膜モジュー
ルを洗浄する方法であって、その被処理液槽内の被処理
液を排出した後、分離膜モジュールのろ液側から薬液を
通液する方法であるので、分離膜モジュールを移動する
必要がなく、少量の薬液で洗浄することが可能である。
【0051】また、請求項2記載の分離膜モジュールの
洗浄方法は、上述の薬液の通液を、間欠的に複数回行う
方法であるので、さらにその洗浄効果を高めることがで
きる。また、請求項3記載の分離膜モジュールの洗浄方
法は、請求項1および請求項2記載の分離膜モジュール
の洗浄方法において、分離膜モジュールのろ液側より薬
液を通液し、この分離膜モジュール内に薬液が満たされ
た状態で、一定時間保持する方法であるので、より少量
の薬液量で、洗浄することができる。
【0052】また、請求項4記載の分離膜モジュールの
洗浄方法は、請求項1〜3記載の分離膜モジュールの洗
浄方法において、被処理液槽内の被処理液を排出した
後、分離膜モジュールの膜外表面より、圧力水で洗浄し
てから、薬液を通液する方法であるので、特に分離膜モ
ジュールの閉塞が著しい場合に有効である。また、少量
の薬液で洗浄することができることはもちろんである
が、この薬液を分離膜モジュールの膜面全体に均一に滲
ませることができるので、洗浄むらが起こり難くなると
いう効果も得られる。
【0053】また、請求項5記載の分離膜モジュールの
洗浄方法は、請求項1〜4記載の分離膜モジュールの洗
浄方法において、分離膜モジュールのろ液側から薬液を
通液した後、被処理液槽内の被処理液を排出し、再び、
分離膜モジュールのろ液側から薬液を通液する方法であ
る。したがって、分離膜モジュールの膜外表面の閉塞状
態が、その部分によって差がある場合、すなわち、分離
膜モジュール4の分離膜面が、水深方向に沿うように配
置されている場合等に、特に有効な方法であり、分離膜
モジュールの洗浄効果を、さらに高めることができ、洗
浄むらが起こり難いものである。
【0054】また、請求項6および請求項7記載の分離
膜モジュールの洗浄方法は、被処理液槽2内の被処理液
を排出する方法に特徴があるものである。すなわち、被
処理液槽内の被処理液を複数回に分けて排出し、この1
回の排出終了毎に、分離膜モジュールのろ液側から薬液
を通液して、この被処理液の全ての排出を行うか、ある
いは、分離膜モジュールのろ液側より連続して薬液を通
液しながら、被処理液槽内の被処理液を複数回に分けて
排出して、この被処理液全ての排出を行う方法であるの
で、上述の請求項5記載の分離膜モジュールの洗浄方法
の効果をより確実にし、さらに高い効果を得ることがで
きる。
【0055】すなわち、分離膜モジュールの閉塞状態
が、その部分によって差がある場合、すなわち、分離膜
モジュール4の分離膜面が、水深方向に沿うように配置
されている場合等に、特に有効な方法であり、分離膜モ
ジュールの洗浄効果を、さらに高めることができ、洗浄
むらが起こり難いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分離膜モジュールの洗浄方法を実施す
るのに好適なろ過装置の例を示す概略図である。
【図2】分離膜モジュールを用いたろ過装置の例を示す
概略図である。
【符号の説明】
2・・・被処理液槽、4・・・分離膜モジュール、14
・・・薬液槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 真澄 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 本城 賢治 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 松田 正 東京都江東区木場二丁目8番3号 三菱レ イヨン・エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 村越 潤一 大阪府大阪市福島区野田5丁目17番22号 株式会社エス・エル内 (72)発明者 山本 達郎 愛知県常滑市港町三丁目77番地 株式会社 イナックス内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分離膜モジュールを被処理液槽内に浸漬
    し、ろ液側から吸引して、被処理液をろ過し、このろ過
    により閉塞した分離膜モジュールを洗浄する方法であっ
    て、被処理液槽内の被処理液を排出した後、分離膜モジ
    ュールのろ液側から、薬液を通液することにより分離膜
    モジュールの洗浄を行うことを特徴とする分離膜モジュ
    ールの洗浄方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の分離膜モジュールの洗浄
    方法において、薬液の通液を、間欠的に複数回行うこと
    により分離膜モジュールの洗浄を行うことを特徴とする
    分離膜モジュールの洗浄方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の分離膜モジュールの洗浄
    方法において、分離膜モジュールのろ液側から薬液を通
    液し、この分離膜モジュール内に薬液が満たされた状態
    で保持することにより、分離膜モジュールの洗浄を行う
    ことを特徴とする分離膜モジュールの洗浄方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載の分離膜モジュールの
    洗浄方法において、被処理液槽内の被処理液を排出した
    後、分離膜モジュールの膜外表面より、圧力水で洗浄し
    てから、この分離膜モジュールのろ液側より薬液を通液
    することにより、分離膜モジュールの洗浄を行うことを
    特徴とする分離膜モジュールの洗浄方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4記載の分離膜モジュールの
    洗浄方法において、分離膜モジュールのろ液側から薬液
    を通液した後、被処理液槽内の被処理液を排出し、再び
    この分離膜モジュールのろ液側から薬液を通液すること
    により、分離膜モジュールの洗浄を行うことを特徴とす
    る分離膜モジュールの洗浄方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4記載の分離膜モジュールの
    洗浄方法において、被処理液槽内の被処理液を複数回に
    分けて排出し、この1回の排出終了毎に、分離膜モジュ
    ールのろ液側から薬液を通液する方法により、この被処
    理液を全て排出した後、再びこの分離膜モジュールのろ
    液側から薬液を通液することにより、分離膜モジュール
    の洗浄を行うことを特徴とする分離膜モジュールの洗浄
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4記載の分離膜モジュールの
    洗浄方法において、分離膜モジュールのろ液側より連続
    して薬液を通液しながら、複数回に分けて被処理液槽内
    の被処理液を排出する方法により、この被処理液を全て
    排出した後、再びこの分離膜モジュールのろ液側から薬
    液を通液することにより、分離膜モジュールの洗浄を行
    うことを特徴とする分離膜モジュールの洗浄方法。
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