JPH0975614A - 濾過装置 - Google Patents

濾過装置

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Publication number
JPH0975614A
JPH0975614A JP7255536A JP25553695A JPH0975614A JP H0975614 A JPH0975614 A JP H0975614A JP 7255536 A JP7255536 A JP 7255536A JP 25553695 A JP25553695 A JP 25553695A JP H0975614 A JPH0975614 A JP H0975614A
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JP
Japan
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tank
gas
liquid
aggregate
top plate
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Pending
Application number
JP7255536A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumitaka Matsukawa
文隆 松川
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CENTRAL FILTER KOGYO KK
Original Assignee
CENTRAL FILTER KOGYO KK
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Publication date
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の濾過エレメントをタンク内に設置する
際に均等に押圧力を付与して安定支持を図り、二次側流
体集合体の天板に形成したエレメント受け取付け孔の変
形等により修理が必要となった時、これを簡単に行える
濾過装置を提供すること。 【解決手段】 液体又はガスを導入して収容するタンク
21の下端内部に設置され、濾過された液体又はガスを
集める集合体22の天板22a上に支持柱23を立設
し、タンク21内に導入された液体又はガスを外側から
内側に通過させて濾過する棒状をした複数の濾過エレメ
ント27を集合体22の天板22aに立設し、支持柱2
3上端に押え板24を挿通して取り付け、移動手段25
により押え板24を下方向へ移動させて各濾過エレメン
ト27を弾性体を介して均等に押圧することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は濾過装置に関し、更に詳
細には液体又はガスをタンク内に設置した棒状をした複
数の濾過エレメントにより濾過してタンクから取り出す
濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の濾過装置は、図8に示さ
れるような構成とされていた。すなわち、図8に示され
る従来の濾過装置1は、縦長のタンク2を備え、このタ
ンク2の内部は、下端側に配置され且つ溶接等で取り付
けられた仕切り板3により一次側流体である非濾過液又
はガスを収容する上方室4、二次側流体である濾過液又
はガスを集合させる下方室5とに区画されている。
【0003】このタンク2には一次側流体を収容する上
方室4に連通する供給管6が取り付けられていると共に
二次側流体を集合させる下方室5に連通する排出管7が
取り付けられている。タンク2の上方室4内には棒状を
した複数本の濾過エレメント8(図8では1本の濾過エ
レメントのみを示す)がタンク2の中心軸線を囲むよう
に周方向等間隔で配置され、且つ仕切り板3に立設され
たエレメントポスト8bに差込んで装着されている。
【0004】すなわち、この濾過エレメント8は、例え
ばレーヨン又はコットン等の素材を糸巻状にした筒状の
濾材即ちフィルター8aから構成されている。前記エレ
メントポスト8bは仕切り板3に形成された取付け孔に
溶接等の手段で固着されている。
【0005】タンク2の上端部には、その開口を開閉す
る蓋体10が装備されている。この蓋体10の対向側部
にはフォーク状の保持耳部11が設けられ、同様にタン
ク2の上端対向側部に枢着された倒しボルト12を立ち
上がらせてそれぞれ保持耳部11の溝部に通し、各倒し
ボルト12の上端からナット13を螺合させて締め付け
ることにより蓋体10がタンク2の上端開口部に閉鎖固
定できるように構成されている。
【0006】エレメントポスト8bに差込んで装着され
た複数本の濾過エレメント8の上端はコイルスプリング
14を介して蓋体10の内側に設けた抑え板9で押圧さ
れ、これにより各濾過エレメント8は上方から適度で且
つ均等な押圧力が付与されることによって仕切り板3に
対して安定した据付け状態が確保されている。
【0007】このようにして設置された複数の濾過エレ
メント8は、タンク2内に充満された非濾過液又はガス
である一次側流体がフィルター8aの外周側から内部に
浸透する間にこれを濾過し、このフィルター8aの中心
通路に出てきた二次側流体である濾過液体又はガスは、
エレメントポスト8bの内部通路に進入して流下し、下
方室5に集合させられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな従来の濾過装置1においては、次のような問題があ
った。すなわち、複数の濾過エレメント8は所定時間使
用するとフィルターが目詰りを起こして濾過能力が低下
してくるため交換する必要がある。この濾過エレメント
8の交換に際しては倒しボルト12を外して蓋体10を
開けて、タンク2の上端開口部から各濾過エレメント8
をエレメントポスト8bから抜き取り、新しい濾過エレ
メント8をエレメントポスト8bに差込んで装着する。
【0009】次いで、蓋体10をタンク2の上端開口部
に被せて再び倒しボルト12をセットする。これによ
り、各濾過エレメント8は蓋体10に設けた抑え板9に
よりコイルスプリング14を介して均等に押圧されて安
定支持される。しかしながら、4ヵ所のナット13を均
等に締め付けることは作業上困難であり、そうした場合
には、スプリング14と濾過エレメント8の上端との接
触面及び濾過エレメント8の下端とエレメントポスト8
bのエレメント受けとの接触面が密着しないため、液体
又はガスがその隙間から漏れ、濾過しない問題点が存し
た。
【0010】又、蓋体10をタンク2の上端開口部に被
せる際、タンク2内の状態を見ながら行うことは非常に
難しく、仮にスプリング14が蓋体10に接触した状態
で蓋体10が横方向にずれたりすると、濾過エレメント
8のどれかが傾斜して均等な押圧力をかけることができ
なくなる。
【0011】その結果、濾過エレメント8の安定的な支
持ができなくなって、ひいては濾過能力の低下や仕切り
板3に対するエレメントポスト8bの据付け不良の発生
等種々の問題が生じることとなる。この場合、蓋体10
を閉める時に正確にタンク2の真上から静かに乗せて倒
しボルト12を締め付ければ、この蓋体10により各濾
過エレメント8にスプリング14を介して均等な押圧力
を掛けることはできるが、この作業は蓋体10がかなり
重いことから大変困難なことであった。
【0012】更に、他の問題は、上述した濾過エレメン
ト8の傾斜設置や交換時の作業方法等を原因として、エ
レメントポスト8bの下端部と仕切り板3との取付け部
位の変形や拡大を生じ、一次側流体が上方室4から仕切
り板3下の二次側流体を集合させる下方室5に漏れ出す
ことがある。
【0013】このような場合の修理は、仕切り板3を交
換すればよいのであるが、この仕切り板3が前述したよ
うにタンク2の内方下端部でその周囲縁部をタンク内壁
に溶接で固着されているため簡単には交換することがで
きず、その修理作業が大掛かりとなって時間と経費が非
常に掛ると言う問題もあった。
【0014】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、複数本の濾過エレメント
をタンク内に設置する際に均等に押圧力を付与して安定
支持を図り、更には二次側流体を集合するための区画板
に形成されたエレメントポストの取付け部位の変形など
により交換修理が必要となった時には簡単に取り外して
交換することができる濾過装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の目的達成
のために次の様な構成とされている。すなわち、本発明
の第1は、液体又はガスを導入して収容するタンクと、
前記タンクの下端内部に設置され、濾過された液体又は
ガスを集める集合体と、前記タンクの中心に配置され、
前記集合体の天板上に立設された支持柱と、前記タンク
内で前記支持柱の周囲に配置され且つ前記集合体の前記
天板に立設されて内部通路を前記集合体に連通し、前記
タンク内に導入された前記液体又はガスを外側から内側
に通過させて濾過する棒状をした複数の濾過エレメント
と、前記支持柱の上端に挿通され、上下動可能に取り付
けられた押え板と、前記押え板を下方へ強制的に移動さ
せる移動手段とを含み、前記押え板により前記複数の濾
過エレメントの上端を弾性体を介して押圧して前記複数
の濾過エレメントに平均的な押圧力を付与することを特
徴とする。
【0016】また、本発明の第2は、液体又はガスを導
入して収容するタンクと、前記タンクの下端内部に独立
して設置され、濾過された液体又はガスを集める箱状の
集合体と、前記タンクの中心に配置され、前記集合体の
天板に立設された支持柱と、前記集合体の天板上に前記
支持柱を取り囲むように立設されると共に内部通路を前
記集合体内に連通し、前記タンク内に導入された前記液
体又はガスを外側から内側に通過させて濾過し、濾過さ
れた液体又はガスを前記集合体へ流入させる棒状をした
複数の濾過エレメントと、前記集合体に一端が接続され
他端が前記タンクの外部へ突出する導出管とから構成さ
れていることを特徴とする。
【0017】更に、本発明の第3は、液体又はガスを導
入して収容するタンクと、前記タンクの下端内部に独立
して設置され、濾過された液体又はガスを集める箱状の
集合体と、前記タンクの中心に配置され、前記集合体の
天板に立設された支持柱と、前記集合体の天板上に前記
支持柱を取り囲むように立設されると共に内部通路を前
記集合体内に連通し、前記タンク内に導入された前記液
体又はガスを外側から内側に通過させて濾過し、濾過さ
れた液体又はガスを前記集合体へ流入させる棒状をした
複数の濾過エレメントと、前記集合体に一端が接続され
他端が前記タンクの外部へ突出する導出管と、前記支持
柱の上端に挿通され、上下動可能に取り付けられた押え
板と、前記押え板を下方へ強制的に移動させる移動手段
とを含み、前記押え板により前記複数の濾過エレメント
の上端を弾性体を介して押圧して前記複数の濾過エレメ
ントに平均的な押圧力を付与することを特徴とする。
【0018】
【実施の形態】以下、本発明の濾過装置を図に示される
実施の形態について更に詳細に説明する。図1には本発
明の一実施の形態に係る濾過装置20が示されている。
この実施の形態の濾過装置20は、円筒状のタンク21
を備え、このタンク21の下端内部には濾過された液体
又はガスを集める箱状の集合体22が設置されている。
【0019】タンク21の中心軸線上には支持柱23が
配置されている。支持柱23は、丸棒本体部23aとそ
の上端部に設けたネジ棒部23bとからなり、丸棒本体
部23aの下端部は、集合体22の天板22aに溶接な
どにより堅固に固着されている。支持柱23全体の長さ
は、上端のネジ棒部23b端部がタンク21の上端開口
部付近に位置する程度とされている。
【0020】支持柱23上端部のネジ棒部23bには、
中心に挿通穴が形成され且つタンク21の横断面直径よ
り小さな外径の円板24がその挿通穴にネジ棒部23b
を相対的に挿通させるようにして取り付けられている。
そして、この円板24を装着した後のネジ棒部23bに
は、この円板24を下方向へ押圧する移動手段としての
把持部26を有するナット25が螺合されている。この
円板24は後述する棒状の濾過エレメントを押える作用
をするものであることから、押え板と称することとす
る。
【0021】また、この押え板24を締め付けるナット
25には、把持部26が形成されており、ナット25に
このような把持部26を取り付けることによって、ネジ
棒部23bに螺合されるナット25を小さなトルクで回
転させることができ且つその操作を容易にした構造体を
形成している。
【0022】ところで、タンク21内の下端に設置され
た集合体22の天板22a上には、棒状をした複数本の
濾過エレメント27が支持柱23を中心とする円形線上
に等間隔で整列して配置されている。この濾過エレメン
ト27それ自体は従来技術の説明で紹介したものと同じ
であり、レーヨン又はコットン等の素材を糸巻状にした
筒状の濾材即ちフィルター27aと、このフィルター2
7aを取り付けるためにその中心に設けられた多数の通
孔を有する筒状のコア27bとから構成されている。
【0023】すなわち、タンク21内に充満された非濾
過液又はガスである一次側流体は、前述したようにフィ
ルター27aの外周側から内部に浸透する間に濾過作用
をして、二次側流体である濾過液体又はガスをこのフィ
ルター27aの中心通路に流入させ、これをコア27b
に形成された無数の穴からその内部通路に案内して集合
体22に集合させる。
【0024】このような濾過エレメント27は、本実施
の形態の場合には全部で6本設置されるが、図1では構
成の理解を容易にするため1本の濾過エレメントを設置
して他の濾過エレメントを省略して示している。このよ
うな濾過エレメント27の上部は、図6に示されるよう
に前述した押え板24によりコイルスプリング28を介
して押圧され、これにより棒状の濾過エレメント27の
安定的立設に必要な適度な押圧力がその長手方向に付与
されることになる。
【0025】その際、筒状の濾材であるフィルター27
aの最上端には、金属製のエレメント押え29が着脱自
在に装着され、このエレメント押え29は、筒状の固定
栓29aとその端部に水平フランジ部29bを一体的に
形成して構成され、前記固定栓29aは前記筒状フィル
ター27aのコア27bにより形成された中心通路27
cに嵌入自在とされている。
【0026】又、前記水平フランジ部29bには、コイ
ルスプリング28の下端が溶接等の手段で固着されて一
体化しており、前記エレメント押え29を前記フィルタ
ー27aの最上端に装着してコイルスプリング28を介
して押え板24を受けるように構成されている。前記コ
イルスプリング28は、エレメント受け29と一体化し
ているが、上方に位置する押え板24とは離間自在とさ
れている。
【0027】次に、棒状の濾過エレメント27の下端を
集合体22の天板22aに着脱自在に取り付ける構成に
ついて説明する。前述したように上面円形のボックス状
集合体22は、タンク21とは全く別体物として予め形
成されてタンク21内の底部に配置される。この集合体
22の天板22aには、図3に明瞭に示されるように各
濾過エレメント27が立設される所定位置に予め形成さ
れた取付け孔に装着ガイド部材であるエレメント受け3
0が取り付けられている。
【0028】このエレメント受け30は、図4及び図5
からも明らかなように、濾過エレメント27を差込んで
装着するV字形の長尺のエレメントポスト35の下端を
溶接等の手段でその管体30aに固着されており、又、
比較的に短い管体30aの上端にラッパ状に広がった口
部30bが一体的に形成され、濾過エレメント27の下
端面を安定的に載置自在としている。このようなエレメ
ント受け30は、その管体30aの下端を集合体22の
天板22aに形成された取付け孔に挿入されて溶接など
で固着されている。
【0029】前記複数のV字形の長尺のエレメントポス
ト35は、その下端を溶接等の手段で管体30aに固着
されてタンク21内に立設されており、濾過エレメント
27を差込み自在としている。前記エレメントポスト3
5は、図1に示されるように濾過エレメント27を装着
した場合、該エレメント27の上端近傍に位置し、エレ
メント押え29との間に若干の空隙が生ずる程度の長さ
が適当である。すなわち、エレメントポスト35は濾過
エレメント27を安定的に装着して支持する必要があ
り、できるだけ濾過エレメント27の全長を支持するこ
とが望ましいが、上方に位置するエレメント押え29と
の間に距離を設ける必要もあるためである。
【0030】図3において説明の便宜上複数のエレメン
ト受け30だけが示されているが実際には、このエレメ
ント受け30には、V字形の長尺なエレメントポスト3
5が溶接等の手段で固着されており、両者は一体となっ
て天板22aに立設されている。前記エレメントポスト
35は、V字形に形成されているため、濾過エレメント
27で濾過された液体又はガスは容易に集合室22に導
入される。
【0031】ところで、多数の濾過エレメント27を天
板22aに立設させて支持する集合体22は、円板型を
したボックス状であることは既に説明した通りである
が、この集合体22は二次側流体を導出する比較的に短
い導出管22bが,その筒状側壁部22cに取り付けら
れている。この導出管22bは、集合体22がタンク2
1内の底部に設置される時、タンク21の側面に取り付
けられた排出管31にタンク22の内側から緊密に差し
込まれて装着される。
【0032】そして、集合体22には、これに取り付け
られた導出管22bがタンク21の排出管31に挿入さ
れて位置決めされるタンク内底部からの高さ位置で安定
して設置されるように底板22dの外側であって導出管
22bと径方向反対側寄りに2枚の板材からなる脚部3
2が設けられている。
【0033】このように集合体22の底板22dにおけ
る外側に、その中心から外れた位置に脚部32を設ける
理由は、導出管22bそれ自体がタンク21に取り付け
られた排出管31に挿入されることによって集合体22
の支持作用をするからである。なお、タンク21の下端
における周面部には当該タンク21内に一次側流体であ
る非濾過液又はガスを導入する供給管33が設けられて
いる。
【0034】更に、タンク21の上端開口部には、開閉
可能な蓋体34が取り付けられている。この実施の形態
の濾過装置20における蓋体34では、従来のように濾
過エレメントを均等に押圧する役目は無いので、垂直上
方から乗せて閉めることのできるような形式の開閉手段
を備える必要はなく、単に一側部にヒンジ部を設けた簡
単な傾倒式開閉手段又は、既知のヘルーレ等からなる開
閉手段とされている。
【0035】このような構成の実施の形態に係る濾過装
置によると、濾過エレメント27が目詰りを起こして交
換する場合には、蓋体34のロックを外して開き、支持
柱23上端のネジ棒部23bから、把持部26を回動さ
せることにより、僅かな回転力で締付けナット25を外
し、押え板24を取除いて、コイルスプリング付きのエ
レメント押え29を濾過エレメント27から抜き取る。
【0036】その後、タンク21内下端に設置された集
合体22の天板22aに立設されたエレメントポスト3
5から各濾過エレメント27を抜き取り、新しい濾過エ
レメント27を前述したようにエレメントポスト35に
差し込んでエレメント受け30に載置して立設する。
【0037】そして、各濾過エレメント27の上端にコ
イルスプリング28付きのエレメント押え29を装着し
て、再び押え板24を、その中心穴に支持柱23を相対
的に挿通させるようにして配置する。次いで、支持柱2
3上端部のネジ棒部23bに把持部26の形成された締
付けナット25を螺合して静かに締め付けると、押え板
24全体がコイルスプリング28の付勢力に抗して下方
へ押し下げられる。これにより、押え板24は各コイル
スプリング28を介してすべての濾過エレメント27に
均等な押え荷重を付与することになる。
【0038】しかも、押え板24の垂直下方向への移動
による濾過エレメント27に対する荷重の付与は、これ
を作業者が見ながら行うことから濾過エレメント27の
傾きの発生を防ぐことができ、更に濾過エレメント27
に付与する押圧力を自由に調整することもできる。
【0039】更に、タンク21内下端に設けられた二次
側流体の集合体22は箱状即ちボックス状に予め形成さ
れたものをタンク21内の下部に設置するように構成さ
れているので、天板22aのエレメント受け30の取付
け孔に変形などを生じて漏れの発生が認められるように
なった場合には、この集合体22をそっくりタンク21
内から取り出して、新しい集合体22を交換するだけで
よいことから、その修理が極めて簡単で且つ短時間で行
え、その修復に費用と時間を掛けることなく、直ちに継
続使用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の濾過装置
によれば、支持柱の上端に押え板を配置し、この押え板
をナットで締め付けることで複数の濾過エレメントに均
等な押圧力を付与するようにしたことから、複数の濾過
エレメントを安定的に据え付けることができる。しか
も、押え板の垂直下方向への移動による濾過エレメント
に対する荷重の付与は、これを作業者が見ながら行うこ
とから濾過エレメントの傾きの発生を防ぐことができ、
更に濾過エレメントに付与する押圧力を自由に調整する
こともできる。このため、特別な工具を必要とせず、し
かも熟練を要することなく簡単にエレメントを交換する
ことができるものである。
【0041】また、本発明の濾過装置によれば、複数の
濾過エレメントを立設し且つこれら濾過エレメントで濾
過された二次側流体を集合させる集合体をタンクとは全
く独立した別部品としてタンク内の下端に取り外し可能
に設置したことからエレメント受けの取付け孔の変形な
どにより二次側集合体への漏れの発生などの不具合が生
じて交換修理が必要となった時には古い集合体を簡単に
取り外して新しい集合体を交換するだけでよいことから
その修理が極めて簡単で且つ短時間で行え、その修復に
費用と時間を掛けることなく、直ちに継続使用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る濾過装置を示す断
面図である。
【図2】図1に示される実施の形態の濾過装置の上部の
蓋体を取り外した状態の平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る濾過装置における
タンク内底部に配置されるボックス状の集合体を示す斜
視図である。
【図4】1本の濾過エレメントを集合体の天板に立設支
持する構造を示す断面図である。
【図5】図4に示される濾過エレメントを集合体の天板
に立設支持する構造を示す平面図である。
【図6】1本の濾過エレメントとそのエレメント押えの
嵌装状態を示す断面図である。
【図7】図3に示される集合体とその天板に立設された
濾過エレメントと支持柱の取付け状態とを概略的に示す
断面図である。
【図8】従来の濾過装置を示す断面図である。
【符号の説明】
20 濾過装置 21 タンク 22 集合体 22a 天板 22b 導出管 22c 筒状側壁部 22d 底板 23 支持柱 23a 丸棒本体部 23b ネジ棒部 24 押え板 25 ナット 26 把持部 27 濾過エレメント 27a フィルター 27b コア 27c 中心通路 28 コイルスプリング 29 エレメント押え 29a 固定栓 29b 水平フランジ部 30 エレメント受け 30a 管体 30b 口部 31 排出管 32 脚部 33 供給管 34 蓋体 35 エレメントポスト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体又はガスを導入して収容するタンク
    と、前記タンクの下端内部に設置され、濾過された液体
    又はガスを集める集合体と、前記タンクの中心に配置さ
    れ、前記集合体の天板上に立設された支持柱と、前記タ
    ンク内で前記支持柱の周囲に配置され且つ前記集合体の
    前記天板に立設されて内部通路を前記集合体に連通し、
    前記タンク内に導入された前記液体又はガスを外側から
    内側に通過させて濾過する棒状をした複数の濾過エレメ
    ントと、前記支持柱の上端に挿通され、上下動可能に取
    り付けられた押え板と、前記押え板を下方へ強制的に移
    動させる移動手段とを含み、前記押え板により前記複数
    の濾過エレメントの上端を弾性体を介して押圧して前記
    複数の濾過エレメントに平均的な押圧力を付与すること
    を特徴とする濾過装置。
  2. 【請求項2】 液体又はガスを導入して収容するタンク
    と、前記タンクの下端内部に独立して設置され、濾過さ
    れた液体又はガスを集める箱状の集合体と、前記タンク
    の中心に配置され、前記集合体の天板に立設された支持
    柱と、前記集合体の天板上に前記支持柱を取り囲むよう
    に立設されると共に内部通路を前記集合体内に連通し、
    前記タンク内に導入された前記液体又はガスを外側から
    内側に通過させて濾過し、濾過された液体又はガスを前
    記集合体へ流入させる棒状をした複数の濾過エレメント
    と、前記集合体に一端が接続され他端が前記タンクの外
    部へ突出する導出管とから構成されてなる濾過装置。
  3. 【請求項3】 液体又はガスを導入して収容するタンク
    と、前記タンクの下端内部に独立して設置され、濾過さ
    れた液体又はガスを集める箱状の集合体と、前記タンク
    の中心に配置され、前記集合体の天板に立設された支持
    柱と、前記集合体の天板上に前記支持柱を取り囲むよう
    に立設されると共に内部通路を前記集合体内に連通し、
    前記タンク内に導入された前記液体又はガスを外側から
    内側に通過させて濾過し、濾過された液体又はガスを前
    記集合体へ流入させる棒状をした複数の濾過エレメント
    と、前記集合体に一端が接続され他端が前記タンクの外
    部へ突出する導出管と、前記支持柱の上端に挿通され、
    上下動可能に取り付けられた押え板と、前記押え板を下
    方へ強制的に移動させる移動手段とを含み、前記押え板
    により前記複数の濾過エレメントの上端を弾性体を介し
    て押圧して前記複数の濾過エレメントに平均的な押圧力
    を付与することを特徴とする濾過装置。
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