JPH0975314A - 脳磁界測定装置および方法 - Google Patents
脳磁界測定装置および方法Info
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- JPH0975314A JPH0975314A JP7231631A JP23163195A JPH0975314A JP H0975314 A JPH0975314 A JP H0975314A JP 7231631 A JP7231631 A JP 7231631A JP 23163195 A JP23163195 A JP 23163195A JP H0975314 A JPH0975314 A JP H0975314A
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Landscapes
- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低い構成を有し、患者である被検体が寝た状
態で脳磁界を測定する。 【解決手段】 大略的に直円筒状の断熱容器内に液体ヘ
リウムが貯留され、この中に頭部の脳磁界を検出する複
数の検出コイルと、各検出コイルが接続される結合コイ
ルと、結合コイルに磁気結合される超伝導量子干渉磁束
計(SQUID素子)とが浸漬され、断熱容器の側部に
は、ベッド上で寝た状態の患者の頭蓋を収納する凹所が
形成される。検出コイルは、この断熱容器の凹所に対応
する内周面に沿って分散して配置される。検出コイルが
固定される支持体が、断熱容器の上下に延びる操作部材
の下端部に固定される。こうして検出コイルと結合コイ
ルと超伝導量子干渉磁束計とを一体的に断熱容器内に挿
入し、また取外すことができる。
態で脳磁界を測定する。 【解決手段】 大略的に直円筒状の断熱容器内に液体ヘ
リウムが貯留され、この中に頭部の脳磁界を検出する複
数の検出コイルと、各検出コイルが接続される結合コイ
ルと、結合コイルに磁気結合される超伝導量子干渉磁束
計(SQUID素子)とが浸漬され、断熱容器の側部に
は、ベッド上で寝た状態の患者の頭蓋を収納する凹所が
形成される。検出コイルは、この断熱容器の凹所に対応
する内周面に沿って分散して配置される。検出コイルが
固定される支持体が、断熱容器の上下に延びる操作部材
の下端部に固定される。こうして検出コイルと結合コイ
ルと超伝導量子干渉磁束計とを一体的に断熱容器内に挿
入し、また取外すことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体である被検体
の脳から発声される微弱な磁界を測定するための装置お
よび方法に関する。
の脳から発声される微弱な磁界を測定するための装置お
よび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの脳磁界測定装置は、脳に障害
を有する患者をいすに着座した姿勢とし、この姿勢で大
略的に直円筒状に形成された断熱容器の下端部に形成さ
れた凹所に、そのいすに着座している患者の頭蓋を収納
する構成となっており、したがって先行技術ではその装
置全体が高くなる。したがって外部からの磁気雑音を除
去するための磁気シールドルームが大形化する。
を有する患者をいすに着座した姿勢とし、この姿勢で大
略的に直円筒状に形成された断熱容器の下端部に形成さ
れた凹所に、そのいすに着座している患者の頭蓋を収納
する構成となっており、したがって先行技術ではその装
置全体が高くなる。したがって外部からの磁気雑音を除
去するための磁気シールドルームが大形化する。
【0003】微弱な脳磁界を測定する従来からの脳磁界
測定装置は、ノイズによる悪影響を防ぐために磁気シー
ルドルーム内に配置される。この磁気シールドルームの
遮蔽能、すなわち磁気シールドルームの室内の磁界強度
に対する室外の磁界強度の比を向上するには、強磁性材
料であるパーマロイの層を多層として厚くすればよいけ
れども、そのようにするとコストが高くなり、現実的で
はない。したがって磁気シールドルームを小形化するこ
とが望まれる。
測定装置は、ノイズによる悪影響を防ぐために磁気シー
ルドルーム内に配置される。この磁気シールドルームの
遮蔽能、すなわち磁気シールドルームの室内の磁界強度
に対する室外の磁界強度の比を向上するには、強磁性材
料であるパーマロイの層を多層として厚くすればよいけ
れども、そのようにするとコストが高くなり、現実的で
はない。したがって磁気シールドルームを小形化するこ
とが望まれる。
【0004】重症患者の場合には、体全体が硬直化して
おり、したがってそのような患者をいすに着座した姿勢
にすることは困難であり、これによって脳磁界の測定が
不可能になることもある。したがって、たとえば体が硬
直化した重症患者などであっても、脳磁界を測定するこ
とが容易であることが望まれる。
おり、したがってそのような患者をいすに着座した姿勢
にすることは困難であり、これによって脳磁界の測定が
不可能になることもある。したがって、たとえば体が硬
直化した重症患者などであっても、脳磁界を測定するこ
とが容易であることが望まれる。
【0005】装置全体を低くすることができるようにし
た先行技術は簡略化されて図14に示されている。極低
温液体61を貯留する断熱容器62の下側部に、外側方
に突出した突部63を形成し、この突部63に、頭蓋を
収納する凹所64が形成される。脳磁界を検出する複数
の検出コイル65と、その検出コイル65に接続される
結合コイル66と、この結合コイル66に磁気結合され
る超電導量子干渉磁束計(略称SQUID)67とは、
水平な細長い保持部材68に一体的に固定される。この
保持部材68は、断熱容器62の突部63とは軸線69
に関して反対側に形成された開口70から矢符71の方
向に取出してメンテナンスをすることができ、またその
矢符71の逆方向に挿入して検出コイル65を凹所64
に対応する断熱容器62の内周面に配置して脳磁界測定
状態とすることができる。検出コイル65、結合コイル
66および超電導量子干渉磁束計67は、極低温液体6
1に浸漬される。断熱容器62と保持部材68との気密
性を達成するためにシール構造72が設けられる。
た先行技術は簡略化されて図14に示されている。極低
温液体61を貯留する断熱容器62の下側部に、外側方
に突出した突部63を形成し、この突部63に、頭蓋を
収納する凹所64が形成される。脳磁界を検出する複数
の検出コイル65と、その検出コイル65に接続される
結合コイル66と、この結合コイル66に磁気結合され
る超電導量子干渉磁束計(略称SQUID)67とは、
水平な細長い保持部材68に一体的に固定される。この
保持部材68は、断熱容器62の突部63とは軸線69
に関して反対側に形成された開口70から矢符71の方
向に取出してメンテナンスをすることができ、またその
矢符71の逆方向に挿入して検出コイル65を凹所64
に対応する断熱容器62の内周面に配置して脳磁界測定
状態とすることができる。検出コイル65、結合コイル
66および超電導量子干渉磁束計67は、極低温液体6
1に浸漬される。断熱容器62と保持部材68との気密
性を達成するためにシール構造72が設けられる。
【0006】この図14に示される先行技術では、断熱
容器62に、凹所64を有する突部63が形成されてお
り、したがって断熱容器62の構成が複雑である。断熱
容器62は、真空断熱層を有し、したがってその断熱容
器62の構成ができるだけ単純化されることが望まれ
る。
容器62に、凹所64を有する突部63が形成されてお
り、したがって断熱容器62の構成が複雑である。断熱
容器62は、真空断熱層を有し、したがってその断熱容
器62の構成ができるだけ単純化されることが望まれ
る。
【0007】またこの図14に示される先行技術では、
比較的大形の保持部材68が、開口70から挿脱自在と
され、したがってシール構造72が大形化し、複雑にな
るという問題もある。
比較的大形の保持部材68が、開口70から挿脱自在と
され、したがってシール構造72が大形化し、複雑にな
るという問題もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、全体
の構成を小形化することができ、さらに体が硬直化した
患者であっても脳磁界を容易に測定することができるよ
うにした脳磁界測定装置および方法を提供することであ
る。
の構成を小形化することができ、さらに体が硬直化した
患者であっても脳磁界を容易に測定することができるよ
うにした脳磁界測定装置および方法を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、被検体の頭部
の脳磁界を検出する複数の検出コイルと、この検出コイ
ルが接続される結合コイルと、結合コイルに磁気結合さ
れる超伝導量子干渉磁束計とが、断熱容器に貯留される
極低温液体に浸漬される脳磁界測定装置において、断熱
容器は、上下に延びる軸線を有し、断熱容器の側部に、
被検体の少なくとも頭蓋を収納する凹所が形成され、断
熱容器の凹所に対応する内周面に沿って検出コイルが分
散して配置され、この検出コイルが断熱容器内に装着/
離脱可能に取付られることを特徴とする脳磁界測定装置
である。本発明に従えば、上下に延びる軸線を有する断
熱容器の側部に、頭蓋収納用凹所が形成され、この断熱
容器の凹所に対応する内周面に沿って検出コイルが分散
して配置され、したがって前述の先行技術におけるよう
に大略的に直円筒状の断熱容器の下端部に凹所を形成し
た構成に比べて、本発明では、全体の構成を低くするこ
とができる。したがって磁気シールドルーム内に本件脳
磁界測定装置を配置する場合には、その磁気シールドル
ームを小形化することができ、これによってパーマロイ
などの強磁性材料の必要な量を少なくすることができ
る。また本発明に従えば、この断熱容器の側部に凹所が
形成されているので、たとえば脳に障害を有する体が硬
直化した姿勢しかとることができない重症患者であって
も、その患者の硬直化した状態のままで、患者がたとえ
ば寝た姿勢で、頭蓋を前記凹所に収納し、脳磁界の測定
を容易に行うことができる。
の脳磁界を検出する複数の検出コイルと、この検出コイ
ルが接続される結合コイルと、結合コイルに磁気結合さ
れる超伝導量子干渉磁束計とが、断熱容器に貯留される
極低温液体に浸漬される脳磁界測定装置において、断熱
容器は、上下に延びる軸線を有し、断熱容器の側部に、
被検体の少なくとも頭蓋を収納する凹所が形成され、断
熱容器の凹所に対応する内周面に沿って検出コイルが分
散して配置され、この検出コイルが断熱容器内に装着/
離脱可能に取付られることを特徴とする脳磁界測定装置
である。本発明に従えば、上下に延びる軸線を有する断
熱容器の側部に、頭蓋収納用凹所が形成され、この断熱
容器の凹所に対応する内周面に沿って検出コイルが分散
して配置され、したがって前述の先行技術におけるよう
に大略的に直円筒状の断熱容器の下端部に凹所を形成し
た構成に比べて、本発明では、全体の構成を低くするこ
とができる。したがって磁気シールドルーム内に本件脳
磁界測定装置を配置する場合には、その磁気シールドル
ームを小形化することができ、これによってパーマロイ
などの強磁性材料の必要な量を少なくすることができ
る。また本発明に従えば、この断熱容器の側部に凹所が
形成されているので、たとえば脳に障害を有する体が硬
直化した姿勢しかとることができない重症患者であって
も、その患者の硬直化した状態のままで、患者がたとえ
ば寝た姿勢で、頭蓋を前記凹所に収納し、脳磁界の測定
を容易に行うことができる。
【0010】また本発明は、被検体の頭部の脳磁界を検
出する複数の検出コイルと、この検出コイルが接続され
る結合コイルと、結合コイルに磁気結合される超伝導量
子干渉磁束計とが、断熱容器に貯留される極低温液体に
浸漬される脳磁界測定装置において、断熱容器は、下方
になるにつれて被検体に近づく方向に鉛直線に対して傾
斜する軸線を有し、断熱容器の下側部に、被検体の少な
くとも頭蓋を収納する凹所が、被検体に臨んで形成さ
れ、断熱容器の凹所に対応する内周面に沿って検出コイ
ルが分散して配置され、この検出コイルが断熱容器内に
装着/離脱可能に取付られることを特徴とする脳磁界測
定装置である。本発明に従えば、この凹所は、断熱容器
の下側部に形成されていてもよく、あるいはまた上下に
延びる一平面、たとえば鉛直面内に、円弧状の軸線を有
する断熱容器の下端部に凹所が形成された構成であって
もよく、このような断熱容器の構成においてもまた、全
体の構成を低くすることができ、また重症患者の脳磁界
を容易に測定することが可能である。
出する複数の検出コイルと、この検出コイルが接続され
る結合コイルと、結合コイルに磁気結合される超伝導量
子干渉磁束計とが、断熱容器に貯留される極低温液体に
浸漬される脳磁界測定装置において、断熱容器は、下方
になるにつれて被検体に近づく方向に鉛直線に対して傾
斜する軸線を有し、断熱容器の下側部に、被検体の少な
くとも頭蓋を収納する凹所が、被検体に臨んで形成さ
れ、断熱容器の凹所に対応する内周面に沿って検出コイ
ルが分散して配置され、この検出コイルが断熱容器内に
装着/離脱可能に取付られることを特徴とする脳磁界測
定装置である。本発明に従えば、この凹所は、断熱容器
の下側部に形成されていてもよく、あるいはまた上下に
延びる一平面、たとえば鉛直面内に、円弧状の軸線を有
する断熱容器の下端部に凹所が形成された構成であって
もよく、このような断熱容器の構成においてもまた、全
体の構成を低くすることができ、また重症患者の脳磁界
を容易に測定することが可能である。
【0011】また本発明は、検出コイルは、支持体に固
定され、断熱容器内で上下に延びる細長い操作部材の下
端部に、支持体が固定され、支持体を、断熱容器の凹所
に対応する内周面から側方に変位して、検出コイルを前
記内周面から離脱可能としたことを特徴とする。本発明
に従えば、脳磁界を検出する検出コイルは、支持体に固
定されており、この支持体は、断熱容器内で上下に延び
る細長いたとえば棒状であってもよい操作部材の下端部
に固定され、この操作棒を、断熱容器内に貯留された極
低温液体の上方から操作して検出コイルを凹所に対応す
る断熱容器の内周面から側方に変位して検出コイルを前
記内周面から離脱し、またはその逆に装着することがで
きる。これによって極低温液体に浸漬されている検出コ
イル、結合コイルおよび超電導量子干渉磁束計を、断熱
容器から上方に取出し、保守点検することが極めて容易
である。
定され、断熱容器内で上下に延びる細長い操作部材の下
端部に、支持体が固定され、支持体を、断熱容器の凹所
に対応する内周面から側方に変位して、検出コイルを前
記内周面から離脱可能としたことを特徴とする。本発明
に従えば、脳磁界を検出する検出コイルは、支持体に固
定されており、この支持体は、断熱容器内で上下に延び
る細長いたとえば棒状であってもよい操作部材の下端部
に固定され、この操作棒を、断熱容器内に貯留された極
低温液体の上方から操作して検出コイルを凹所に対応す
る断熱容器の内周面から側方に変位して検出コイルを前
記内周面から離脱し、またはその逆に装着することがで
きる。これによって極低温液体に浸漬されている検出コ
イル、結合コイルおよび超電導量子干渉磁束計を、断熱
容器から上方に取出し、保守点検することが極めて容易
である。
【0012】また本発明は、検出コイルは、支持体に固
定され、断熱容器内で上下に延びる細長い操作部材の下
端部に前記支持体が横の軸線まわりに角変位可能に設け
られ、支持体の第1の角変位位置で、検出コイルが断熱
容器の凹所に対応する内周面に当接またはごく近接し、
第2の角変位位置で、検出コイルが断熱容器の凹所に対
応する内周面から側方に離間し、これによって操作部材
の上昇時に前記内周面に干渉しないことを特徴とする。
本発明に従えば、操作部材の下端部に、検出コイルが固
定されている支持体を横の軸線、たとえば水平軸線まわ
りに角変位可能に設け、脳磁界測定時には支持体が第1
の角変位位置とされて検出コイルは断熱容器の凹所に対
応する内周面に当接またはごく近接した状態とし、こう
して微弱な脳磁界を検出コイルで正確に検出することを
可能にし、保守点検時には支持体を前記横の軸線まわり
に角変位した第2の角変位位置とし、これによって検出
コイルが前記内周面から側方に離間し、この状態で操作
部材を上昇することによって検出コイル、結合コイルさ
らに超電導量子干渉磁束計を極低温液体から取出すこと
が容易に可能になり、またその装着が容易に可能であ
る。
定され、断熱容器内で上下に延びる細長い操作部材の下
端部に前記支持体が横の軸線まわりに角変位可能に設け
られ、支持体の第1の角変位位置で、検出コイルが断熱
容器の凹所に対応する内周面に当接またはごく近接し、
第2の角変位位置で、検出コイルが断熱容器の凹所に対
応する内周面から側方に離間し、これによって操作部材
の上昇時に前記内周面に干渉しないことを特徴とする。
本発明に従えば、操作部材の下端部に、検出コイルが固
定されている支持体を横の軸線、たとえば水平軸線まわ
りに角変位可能に設け、脳磁界測定時には支持体が第1
の角変位位置とされて検出コイルは断熱容器の凹所に対
応する内周面に当接またはごく近接した状態とし、こう
して微弱な脳磁界を検出コイルで正確に検出することを
可能にし、保守点検時には支持体を前記横の軸線まわり
に角変位した第2の角変位位置とし、これによって検出
コイルが前記内周面から側方に離間し、この状態で操作
部材を上昇することによって検出コイル、結合コイルさ
らに超電導量子干渉磁束計を極低温液体から取出すこと
が容易に可能になり、またその装着が容易に可能であ
る。
【0013】また本発明は、支持体は、上下に複数に分
割された支持体部分から成り、各支持体部分に検出コイ
ルが支持され、断熱容器の凹所に対応する内周面の下部
に沿う支持体部分は、操作部材の下端部に、横の軸線ま
わりに角変位可能に設けられ、支持体の第1の角変位位
置で、検出コイルが断熱容器の凹所に対応する内周面に
当接またはごく近接し、第2の角変位位置で、検出コイ
ルが断熱容器の凹所に対応する内周面から側方に離間
し、これによって操作部材の上昇時に前記内周面に干渉
しないことを特徴とする。本発明に従えば、支持体は、
上下に複数、たとえば2つに分割された支持体部分から
成り、この支持体部分に検出コイルが支持されており、
断熱容器の凹所に対応する内周面のうち、下方に臨む内
周面に沿って配置される検出コイルとその検出コイルを
支持する支持体部分とは、操作部材の下端部に、横の軸
線まわりに角変位可能に取付け、これによって検出コイ
ルを凹所に当接またはごく近接し、またメンテナンス時
に検出コイルを凹所の内周面から離間して取出すことが
容易になる。
割された支持体部分から成り、各支持体部分に検出コイ
ルが支持され、断熱容器の凹所に対応する内周面の下部
に沿う支持体部分は、操作部材の下端部に、横の軸線ま
わりに角変位可能に設けられ、支持体の第1の角変位位
置で、検出コイルが断熱容器の凹所に対応する内周面に
当接またはごく近接し、第2の角変位位置で、検出コイ
ルが断熱容器の凹所に対応する内周面から側方に離間
し、これによって操作部材の上昇時に前記内周面に干渉
しないことを特徴とする。本発明に従えば、支持体は、
上下に複数、たとえば2つに分割された支持体部分から
成り、この支持体部分に検出コイルが支持されており、
断熱容器の凹所に対応する内周面のうち、下方に臨む内
周面に沿って配置される検出コイルとその検出コイルを
支持する支持体部分とは、操作部材の下端部に、横の軸
線まわりに角変位可能に取付け、これによって検出コイ
ルを凹所に当接またはごく近接し、またメンテナンス時
に検出コイルを凹所の内周面から離間して取出すことが
容易になる。
【0014】また本発明は、被検体の頭部の脳磁界を検
出する複数の検出コイルと、この検出コイルが接続され
る結合コイルと、結合コイルに磁気結合される超伝導量
子干渉磁束計とが、断熱容器に貯留される極低温液体に
浸漬される脳磁界測定装置において、断熱容器は、上下
に延びる一平面内で下方になるにつれて被検体に近づく
方向に円弧状の軸線を有し、断熱容器の下端部に、外側
方に開口した被検体の少なくとも頭蓋を収納する凹所
が、被検体に臨んで形成され、断熱容器の凹所に対応す
る内周面に沿って検出コイルが分散して配置され、この
検出コイルが断熱容器内に装着/離脱可能に取付られる
ことを特徴とする脳磁界測定装置である。また本発明
は、断熱容器は、前記凹所を有する頭部被覆部と、この
頭部被覆部に着脱可能に装着され、頭部被覆部が外方か
ら嵌まり込む装着孔を有する断熱容器本体とを備え、頭
部被覆部に検出コイルが配置されることを特徴とする。
本発明に従えば、断熱容器は、凹所を有する頭部被覆部
と、この頭部被覆部に着脱可能に装着される断熱容器本
体とを備え、この頭部被覆部に検出コイルが配置されて
おり、したがって頭部被覆部を外方に取出すことによっ
て検出コイルのメンテナンスを容易に行うことができ
る。
出する複数の検出コイルと、この検出コイルが接続され
る結合コイルと、結合コイルに磁気結合される超伝導量
子干渉磁束計とが、断熱容器に貯留される極低温液体に
浸漬される脳磁界測定装置において、断熱容器は、上下
に延びる一平面内で下方になるにつれて被検体に近づく
方向に円弧状の軸線を有し、断熱容器の下端部に、外側
方に開口した被検体の少なくとも頭蓋を収納する凹所
が、被検体に臨んで形成され、断熱容器の凹所に対応す
る内周面に沿って検出コイルが分散して配置され、この
検出コイルが断熱容器内に装着/離脱可能に取付られる
ことを特徴とする脳磁界測定装置である。また本発明
は、断熱容器は、前記凹所を有する頭部被覆部と、この
頭部被覆部に着脱可能に装着され、頭部被覆部が外方か
ら嵌まり込む装着孔を有する断熱容器本体とを備え、頭
部被覆部に検出コイルが配置されることを特徴とする。
本発明に従えば、断熱容器は、凹所を有する頭部被覆部
と、この頭部被覆部に着脱可能に装着される断熱容器本
体とを備え、この頭部被覆部に検出コイルが配置されて
おり、したがって頭部被覆部を外方に取出すことによっ
て検出コイルのメンテナンスを容易に行うことができ
る。
【0015】また本発明は、被検体を寝た姿勢で支持す
るベッドが備えられ、前記姿勢である被検体の少なくと
も頭蓋が前記凹所に収納されることを特徴とする。また
本発明は、検出コイルと結合コイルと超伝導量子干渉磁
束計とは、保持部材に取付けられて、断熱容器の上部か
ら装着/取外し可能に固定されることを特徴とする。ま
た本発明は、被検体の頭部の脳磁界を検出する複数の検
出コイルと、この検出コイルが接続される結合コイル
と、結合コイルに磁気結合される超伝導量子干渉磁束計
とが、断熱容器に貯留される極低温液体に浸漬され、断
熱容器は、上下に延びる軸線を有し、断熱容器の側部
に、被検体の少なくとも頭蓋を収納する凹所が形成さ
れ、断熱容器の凹所に対応する内周面に沿って検出コイ
ルが分散して配置され、この検出コイルが断熱容器内に
装着/離脱可能に取付られる脳磁界測定装置を準備し、
被検体を、寝た姿勢でベッド上に支持し、前記姿勢であ
る被検体の少なくとも頭蓋を前記凹所に収納して、脳磁
界を検出することを特徴とする脳磁界測定方法である。
また本発明は、被検体の頭部の脳磁界を検出する複数の
検出コイルと、この検出コイルが接続される結合コイル
と、結合コイルに磁気結合される超伝導量子干渉磁束計
とが、断熱容器に貯留される極低温液体に浸漬され、断
熱容器は、下方になるにつれて被検体に近づく方向に鉛
直線に対して傾斜する軸線を有し、断熱容器の下部側
に、被検体の少なくとも頭蓋を収納する凹所が、被検体
に臨んで形成され、断熱容器の凹所に対応する内周面に
沿って検出コイルが分散して配置され、この検出コイル
が断熱容器内に装着/離脱可能に取付られる脳磁界測定
装置を準備し、被検体を、寝た姿勢でベッド上に支持
し、前記姿勢である被検体の少なくとも頭蓋を前記凹所
に収納して、脳磁界を検出することを特徴とする脳磁界
測定方法である。また本発明は、被検体の頭部の脳磁界
を検出する複数の検出コイルと、この検出コイルが接続
される結合コイルと、結合コイルに磁気結合される超伝
導量子干渉磁束計とが、断熱容器に貯留される極低温液
体に浸漬され、脳磁界測定装置において、断熱容器は、
上下に延びる一平面内で下方になるにつれて被検体に近
づく方向に円弧状の軸線を有し、断熱容器の下端部に、
外側方に開口した被検体の少なくとも頭蓋を収納する凹
所が、被検体に臨んで形成され、断熱容器の凹所に対応
する内周面に沿って検出コイルが分散して配置され、こ
の検出コイルが断熱容器内に装着/離脱可能に取付られ
る脳磁界測定装置を準備し、被検体を、寝た姿勢でベッ
ド上に支持し、前記姿勢である被検体の少なくとも頭蓋
を前記凹所に収納して、脳磁界を検出することを特徴と
する脳磁界測定方法である。
るベッドが備えられ、前記姿勢である被検体の少なくと
も頭蓋が前記凹所に収納されることを特徴とする。また
本発明は、検出コイルと結合コイルと超伝導量子干渉磁
束計とは、保持部材に取付けられて、断熱容器の上部か
ら装着/取外し可能に固定されることを特徴とする。ま
た本発明は、被検体の頭部の脳磁界を検出する複数の検
出コイルと、この検出コイルが接続される結合コイル
と、結合コイルに磁気結合される超伝導量子干渉磁束計
とが、断熱容器に貯留される極低温液体に浸漬され、断
熱容器は、上下に延びる軸線を有し、断熱容器の側部
に、被検体の少なくとも頭蓋を収納する凹所が形成さ
れ、断熱容器の凹所に対応する内周面に沿って検出コイ
ルが分散して配置され、この検出コイルが断熱容器内に
装着/離脱可能に取付られる脳磁界測定装置を準備し、
被検体を、寝た姿勢でベッド上に支持し、前記姿勢であ
る被検体の少なくとも頭蓋を前記凹所に収納して、脳磁
界を検出することを特徴とする脳磁界測定方法である。
また本発明は、被検体の頭部の脳磁界を検出する複数の
検出コイルと、この検出コイルが接続される結合コイル
と、結合コイルに磁気結合される超伝導量子干渉磁束計
とが、断熱容器に貯留される極低温液体に浸漬され、断
熱容器は、下方になるにつれて被検体に近づく方向に鉛
直線に対して傾斜する軸線を有し、断熱容器の下部側
に、被検体の少なくとも頭蓋を収納する凹所が、被検体
に臨んで形成され、断熱容器の凹所に対応する内周面に
沿って検出コイルが分散して配置され、この検出コイル
が断熱容器内に装着/離脱可能に取付られる脳磁界測定
装置を準備し、被検体を、寝た姿勢でベッド上に支持
し、前記姿勢である被検体の少なくとも頭蓋を前記凹所
に収納して、脳磁界を検出することを特徴とする脳磁界
測定方法である。また本発明は、被検体の頭部の脳磁界
を検出する複数の検出コイルと、この検出コイルが接続
される結合コイルと、結合コイルに磁気結合される超伝
導量子干渉磁束計とが、断熱容器に貯留される極低温液
体に浸漬され、脳磁界測定装置において、断熱容器は、
上下に延びる一平面内で下方になるにつれて被検体に近
づく方向に円弧状の軸線を有し、断熱容器の下端部に、
外側方に開口した被検体の少なくとも頭蓋を収納する凹
所が、被検体に臨んで形成され、断熱容器の凹所に対応
する内周面に沿って検出コイルが分散して配置され、こ
の検出コイルが断熱容器内に装着/離脱可能に取付られ
る脳磁界測定装置を準備し、被検体を、寝た姿勢でベッ
ド上に支持し、前記姿勢である被検体の少なくとも頭蓋
を前記凹所に収納して、脳磁界を検出することを特徴と
する脳磁界測定方法である。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態の脳
磁界測定装置1の側方から見た全体の構成を簡略化して
示す断面図であり、図2はその脳磁界測定装置1の使用
状態を示す斜視図である。人体である被検体2はベッド
3に支持された状態で、その頭部4の脳磁界が、本件脳
磁界測定装置1によって測定される。被検体2は、ほぼ
水平なベッド3上に顔面が上向きとなって、または下向
きとなって寝た姿勢となっている。このような被検体2
の寝た姿勢とすれば、脳の重症患者などにおいて体が硬
直化したときであっても、本発明の脳磁界測定装置1を
用いて脳磁界の測定が可能になる。
磁界測定装置1の側方から見た全体の構成を簡略化して
示す断面図であり、図2はその脳磁界測定装置1の使用
状態を示す斜視図である。人体である被検体2はベッド
3に支持された状態で、その頭部4の脳磁界が、本件脳
磁界測定装置1によって測定される。被検体2は、ほぼ
水平なベッド3上に顔面が上向きとなって、または下向
きとなって寝た姿勢となっている。このような被検体2
の寝た姿勢とすれば、脳の重症患者などにおいて体が硬
直化したときであっても、本発明の脳磁界測定装置1を
用いて脳磁界の測定が可能になる。
【0017】この脳磁界測定装置1は、磁気遮蔽材料か
ら成る磁気シールドルーム6内に配置される。このよう
な磁気遮蔽のための材料としては、強磁性材料、たとえ
ばパーマロイなどがある。磁気シールドルーム6を形成
する強磁性材料である磁気遮蔽材料の板の間には、接地
された導電性板を介在し、この導電性板は、たとえばス
テンレス鋼またはアルミニウムなどから成り、これによ
って電界シールドルームを、同様に形成することができ
る。
ら成る磁気シールドルーム6内に配置される。このよう
な磁気遮蔽のための材料としては、強磁性材料、たとえ
ばパーマロイなどがある。磁気シールドルーム6を形成
する強磁性材料である磁気遮蔽材料の板の間には、接地
された導電性板を介在し、この導電性板は、たとえばス
テンレス鋼またはアルミニウムなどから成り、これによ
って電界シールドルームを、同様に形成することができ
る。
【0018】磁界測定アセンブリ5は、デュワ容器また
はクライオスタットと呼ばれる極低温断熱容器7内に貯
留された極低温液体、たとえば液体ヘリウム8に、被検
体2の頭部4の脳磁界を検出する複数の分散して配置さ
れた検出コイル9と、各検出コイル9がそれぞれ接続さ
れる結合コイル10と、これらの結合コイル10に磁気
結合される超伝導量子干渉磁束計(Superconductive Qu
antum InterferenceDevice、略称SQUID素子)11
とが浸漬して構成され、この磁界測定アセンブリ5は、
たとえば200kgfの大重量を有する。
はクライオスタットと呼ばれる極低温断熱容器7内に貯
留された極低温液体、たとえば液体ヘリウム8に、被検
体2の頭部4の脳磁界を検出する複数の分散して配置さ
れた検出コイル9と、各検出コイル9がそれぞれ接続さ
れる結合コイル10と、これらの結合コイル10に磁気
結合される超伝導量子干渉磁束計(Superconductive Qu
antum InterferenceDevice、略称SQUID素子)11
とが浸漬して構成され、この磁界測定アセンブリ5は、
たとえば200kgfの大重量を有する。
【0019】極低温断熱容器7は、外槽13と、その外
槽13の内方に間隔をあけて設けられる内槽15とを備
え、両槽13,15間には、真空断熱層16が形成され
る。真空断熱層16内には、アルミニウム蒸着されたポ
リエステルフィルムが、たとえば30〜40層にわたっ
て巻回されて収納されている。内槽15内には、極低温
液体である液体ヘリウム8が貯留される。
槽13の内方に間隔をあけて設けられる内槽15とを備
え、両槽13,15間には、真空断熱層16が形成され
る。真空断熱層16内には、アルミニウム蒸着されたポ
リエステルフィルムが、たとえば30〜40層にわたっ
て巻回されて収納されている。内槽15内には、極低温
液体である液体ヘリウム8が貯留される。
【0020】断熱容器7は、その側部に、頭部4の少な
くとも頭蓋を収納する凹所26が形成される。この断熱
容器7は、鉛直軸線27を有し、その軸線27に沿う外
形がほぼ一様であり、たとえば有底直円筒状であり、本
発明の実施のこの形態では凹所26が形成されている部
分は小径であり、その上部が大径となった形状を有す
る。真空断熱層16は、断熱容器7のほぼ全周にわたっ
て均一な厚みを有して形成される。脳磁界測定時におい
て支持体25および操作部材24は、連結片28によっ
て断熱容器7に固定され、この状態で検出コイル9は断
熱容器7の内槽15の凹所26に対応する内周面15a
に当接し、またはごく近接して配置される。
くとも頭蓋を収納する凹所26が形成される。この断熱
容器7は、鉛直軸線27を有し、その軸線27に沿う外
形がほぼ一様であり、たとえば有底直円筒状であり、本
発明の実施のこの形態では凹所26が形成されている部
分は小径であり、その上部が大径となった形状を有す
る。真空断熱層16は、断熱容器7のほぼ全周にわたっ
て均一な厚みを有して形成される。脳磁界測定時におい
て支持体25および操作部材24は、連結片28によっ
て断熱容器7に固定され、この状態で検出コイル9は断
熱容器7の内槽15の凹所26に対応する内周面15a
に当接し、またはごく近接して配置される。
【0021】SQUID素子11は、たとえばいわゆる
直流形であり、超伝導リングに2つのジョセフソン接合
を有する構成を有する。ジョセフソン接合はニオブなど
の超伝導体によるトンネル接合において、絶縁膜を、た
とえば2nm程度まで薄くすることによって、零電圧の
まま電流が流れ、電子対のままトンネルリングを起こす
ジョセフソン効果を生じる。このSQUID素子11
は、トンネル接合に限定されず、点接触形、ブリッジ形
などであってもよい。SQUID素子には、直流定電流
源が接続され、その定電流源からの電流は、SQUID
素子に供給される。SQUID素子の出力電圧V1は、
増幅器18で増幅され、磁気遮蔽室6の外部に、導出さ
れ、同期検波回路を介してアナログ/デジタル変換回路
でデジタル値に変換され、微弱な脳磁界に対応したデジ
タル信号がマイクロコンピュータなどによって実現され
る処理回路20に入力される。本発明の実施の他の形態
として、直流形SQUID素子に代えて、1つのジョセ
フソン接合を有する超伝導リングに関連して、共振コイ
ルとコンデンサとの並列共振回路を設け、高周波電流を
与えて共振回路からの外部検出磁界に対応した電圧を得
る構成とした交流形SQUID素子を用いてもよい。
直流形であり、超伝導リングに2つのジョセフソン接合
を有する構成を有する。ジョセフソン接合はニオブなど
の超伝導体によるトンネル接合において、絶縁膜を、た
とえば2nm程度まで薄くすることによって、零電圧の
まま電流が流れ、電子対のままトンネルリングを起こす
ジョセフソン効果を生じる。このSQUID素子11
は、トンネル接合に限定されず、点接触形、ブリッジ形
などであってもよい。SQUID素子には、直流定電流
源が接続され、その定電流源からの電流は、SQUID
素子に供給される。SQUID素子の出力電圧V1は、
増幅器18で増幅され、磁気遮蔽室6の外部に、導出さ
れ、同期検波回路を介してアナログ/デジタル変換回路
でデジタル値に変換され、微弱な脳磁界に対応したデジ
タル信号がマイクロコンピュータなどによって実現され
る処理回路20に入力される。本発明の実施の他の形態
として、直流形SQUID素子に代えて、1つのジョセ
フソン接合を有する超伝導リングに関連して、共振コイ
ルとコンデンサとの並列共振回路を設け、高周波電流を
与えて共振回路からの外部検出磁界に対応した電圧を得
る構成とした交流形SQUID素子を用いてもよい。
【0022】磁界測定アセンブリ5の断熱容器7は、磁
気シールドルーム6の側壁21に水平な軸線まわりに揺
動可能に設けられたアーム22の端部に、ピン32によ
って水平な軸線まわりに角変位可能に設けられる。この
アーム22は、上下に延びる門形の支柱23に取外し可
能に支持されて安定に取付られる。
気シールドルーム6の側壁21に水平な軸線まわりに揺
動可能に設けられたアーム22の端部に、ピン32によ
って水平な軸線まわりに角変位可能に設けられる。この
アーム22は、上下に延びる門形の支柱23に取外し可
能に支持されて安定に取付られる。
【0023】検出コイル9は、結合コイル10およびS
QUID素子11とともに剛性の支持体25に固定され
る。この支持体25は、断熱容器7内で上下に延びる細
長い棒状の操作部材24の下端部に固定される。図1に
示される被検体2の頭部4の脳磁界測定時には、その被
検体2は水平なベッド3上で顔面が上向きになった寝た
姿勢で、その少なくとも頭蓋が凹所26に収納される。
QUID素子11とともに剛性の支持体25に固定され
る。この支持体25は、断熱容器7内で上下に延びる細
長い棒状の操作部材24の下端部に固定される。図1に
示される被検体2の頭部4の脳磁界測定時には、その被
検体2は水平なベッド3上で顔面が上向きになった寝た
姿勢で、その少なくとも頭蓋が凹所26に収納される。
【0024】検出コイル9などのメンテナンス時におい
て、支持体25を極低温液体8から取出す際には、連結
片28を外し、操作部材24を図1の矢符29で示され
る方向に変位して検出コイル9を内槽15の内周面15
aから離間し、図3の状態とする。このとき支持体25
および検出コイル9の下部30は、断熱容器7における
凹所26の突部31よりも図1および図3の左方にあ
る。このことが可能となるようにするために、検出コイ
ル9の凹所26への装着状態における断熱容器7の凹所
26とは反対側の内周面15bとの間の距離L1は、そ
の支持体25および検出コイル9の下部30と凹所26
に対応する断熱容器7の内周面15aとの間の距離L2
以上の値に定められる(L1≧L2)。
て、支持体25を極低温液体8から取出す際には、連結
片28を外し、操作部材24を図1の矢符29で示され
る方向に変位して検出コイル9を内槽15の内周面15
aから離間し、図3の状態とする。このとき支持体25
および検出コイル9の下部30は、断熱容器7における
凹所26の突部31よりも図1および図3の左方にあ
る。このことが可能となるようにするために、検出コイ
ル9の凹所26への装着状態における断熱容器7の凹所
26とは反対側の内周面15bとの間の距離L1は、そ
の支持体25および検出コイル9の下部30と凹所26
に対応する断熱容器7の内周面15aとの間の距離L2
以上の値に定められる(L1≧L2)。
【0025】図3のように支持体25を断熱容器7内で
矢符29のように変位して、検出コイル9を内周面15
aから離間して下部30を凹所26の突部31から図3
の左方に変位した状態で、操作部材24を操作して支持
体25を矢符33で示されるように上方に変位して引上
げる。
矢符29のように変位して、検出コイル9を内周面15
aから離間して下部30を凹所26の突部31から図3
の左方に変位した状態で、操作部材24を操作して支持
体25を矢符33で示されるように上方に変位して引上
げる。
【0026】本発明の実施のこの形態によれば、断熱容
器7の凹所26に対応する内周面15aの特に下部15
cにおける検出コイル9のメンテナンスを、断熱容器7
の外部で容易に行うことができ、作業性が向上される。
器7の凹所26に対応する内周面15aの特に下部15
cにおける検出コイル9のメンテナンスを、断熱容器7
の外部で容易に行うことができ、作業性が向上される。
【0027】図1〜図3に示す本発明の実施の形態で
は、断熱容器7の側部に凹所26が形成されているの
で、その凹所26よりも上方にある断熱容器7の部分を
低くすることができ、これによって磁気シールドルーム
6を低くして小形化することができる。
は、断熱容器7の側部に凹所26が形成されているの
で、その凹所26よりも上方にある断熱容器7の部分を
低くすることができ、これによって磁気シールドルーム
6を低くして小形化することができる。
【0028】図4は、本発明の実施の他の形態の一部の
側方から見た断面図である。断熱容器34の軸線35
は、下方になるにつれて被検体2に近づく方向に、鉛直
線36に対して傾斜している。被検体2の頭部4の少な
くとも頭蓋を収納する凹所37は、断熱容器34の下部
の側部に、被検体2に臨んで、すなわち図4の右方に臨
んで形成される。その他の構成は、前述の図1〜図4に
示される本発明の実施の形態と同様である。このような
実施の形態によってもまた、検出コイル9などのメンテ
ナンスが容易となり、また断熱容器34の凹所37より
も上方の部分を低くして、全体を低くし、したがって磁
気シールドルーム6を小形化することができる。
側方から見た断面図である。断熱容器34の軸線35
は、下方になるにつれて被検体2に近づく方向に、鉛直
線36に対して傾斜している。被検体2の頭部4の少な
くとも頭蓋を収納する凹所37は、断熱容器34の下部
の側部に、被検体2に臨んで、すなわち図4の右方に臨
んで形成される。その他の構成は、前述の図1〜図4に
示される本発明の実施の形態と同様である。このような
実施の形態によってもまた、検出コイル9などのメンテ
ナンスが容易となり、また断熱容器34の凹所37より
も上方の部分を低くして、全体を低くし、したがって磁
気シールドルーム6を小形化することができる。
【0029】図5は、本発明の実施の他の形態の側方か
ら見た断面図である。本発明の実施のこの形態は前述の
実施の形態に類似し、対応する部分には同一の参照符を
付す。特にこの実施の形態では、断熱容器7の内槽15
における凹所26に対応する内周面15aに当接または
ごく近接して脳磁界を検出するための検出コイル9は、
剛性の支持体25に固定されており、この支持体25
は、上下に延びる棒状の操作部材24の下端部に、ピン
37のまわりに角変位可能に設けられる。ピン37は、
水平軸線を有する。
ら見た断面図である。本発明の実施のこの形態は前述の
実施の形態に類似し、対応する部分には同一の参照符を
付す。特にこの実施の形態では、断熱容器7の内槽15
における凹所26に対応する内周面15aに当接または
ごく近接して脳磁界を検出するための検出コイル9は、
剛性の支持体25に固定されており、この支持体25
は、上下に延びる棒状の操作部材24の下端部に、ピン
37のまわりに角変位可能に設けられる。ピン37は、
水平軸線を有する。
【0030】この操作部材24と支持体25とのなすピ
ン37まわりの角変位操作は、操作片38を操作するこ
とによって設定することができる。操作片38は、断熱
容器7の極低温液体7上方に設けられ、操作者によって
操作される。支持体25が図5の実線で示されるように
第1の角変位位置となっている状態では、検出コイル9
は断熱容器7の凹所26に対応する内周面15aに当接
またはごく近接し、脳磁界の測定が可能である。
ン37まわりの角変位操作は、操作片38を操作するこ
とによって設定することができる。操作片38は、断熱
容器7の極低温液体7上方に設けられ、操作者によって
操作される。支持体25が図5の実線で示されるように
第1の角変位位置となっている状態では、検出コイル9
は断熱容器7の凹所26に対応する内周面15aに当接
またはごく近接し、脳磁界の測定が可能である。
【0031】検出コイル9などを断熱容器7から取出す
にあたっては、図6に示されるように操作片38を操作
し、支持体25をピン37のまわりに矢符39の方向に
角変位し、その支持体25の下部40が凹所26の内周
面15aの突部31から水平方向にずれた第2角変位位
置とする。この状態で操作棒26を矢符41で示される
ように上方に変位して、検出コイル9、さらには結合コ
イル10およびSQUID素子11を断熱容器7から取
出すことができる。その他の構成は、前述の実施の形態
と同様である。
にあたっては、図6に示されるように操作片38を操作
し、支持体25をピン37のまわりに矢符39の方向に
角変位し、その支持体25の下部40が凹所26の内周
面15aの突部31から水平方向にずれた第2角変位位
置とする。この状態で操作棒26を矢符41で示される
ように上方に変位して、検出コイル9、さらには結合コ
イル10およびSQUID素子11を断熱容器7から取
出すことができる。その他の構成は、前述の実施の形態
と同様である。
【0032】図7は、本発明の実施の他の形態の縦断面
図である。本発明の実施のこの形態は前述の図5および
図6に示される発明の実施の形態に類似し、対応する部
分には同一の参照符を付す。注目すべきは本発明の実施
のこの形態では、支持体25は上下に複数(この実施の
形態では2)に分割された支持体部分25a,25bか
ら成り、各支持体部分25a,25bに検出コイル9が
支持されて固定される。断熱容器7の凹所26に対応す
る内周面15aの下部15dに沿う支持体部分25b
は、操作部材24bの下端部に、その支持体部分25b
が水平な軸線まわりにピン42のまわりに角変位可能に
設けられる。上の支持体部分25aは、操作部材24a
の下端部に参照符43で示される位置で固定される。下
の支持体部分25bは、操作部材24bの下端部におけ
る図7における第1の角変位位置で、検出コイル9が凹
所26の内周面15aの下部15dに当接またはごく近
接し、凹所26内の頭部4の脳磁界の測定が可能とな
る。
図である。本発明の実施のこの形態は前述の図5および
図6に示される発明の実施の形態に類似し、対応する部
分には同一の参照符を付す。注目すべきは本発明の実施
のこの形態では、支持体25は上下に複数(この実施の
形態では2)に分割された支持体部分25a,25bか
ら成り、各支持体部分25a,25bに検出コイル9が
支持されて固定される。断熱容器7の凹所26に対応す
る内周面15aの下部15dに沿う支持体部分25b
は、操作部材24bの下端部に、その支持体部分25b
が水平な軸線まわりにピン42のまわりに角変位可能に
設けられる。上の支持体部分25aは、操作部材24a
の下端部に参照符43で示される位置で固定される。下
の支持体部分25bは、操作部材24bの下端部におけ
る図7における第1の角変位位置で、検出コイル9が凹
所26の内周面15aの下部15dに当接またはごく近
接し、凹所26内の頭部4の脳磁界の測定が可能とな
る。
【0033】検出コイル9などのメンテナンス時には、
下の支持体25bをピン42の水平軸線まわりに矢符4
4で示されるように角変位して図7の仮想線45で示さ
れる状態とし、その支持体部分25bの下部45が凹所
26の内周面15aの突部31から図7の左方にある状
態とする。この状態で操作部材24bを上方に変位して
図8で示されるように、支持体部分25bを断熱容器7
から取出すことができる。上の支持体部分25aは、操
作部材24aをそのまま上方に変位することによって断
熱容器7から取出すことができる。支持体部分25a,
25bには、各検出コイル9に対応する結合コイル10
およびSQUID素子11が取付けられる。脳磁界測定
時には操作部材24a,24bは、連結片によって断熱
容器7に固定される。その他の構成は、前述の実施の形
態と同様である。
下の支持体25bをピン42の水平軸線まわりに矢符4
4で示されるように角変位して図7の仮想線45で示さ
れる状態とし、その支持体部分25bの下部45が凹所
26の内周面15aの突部31から図7の左方にある状
態とする。この状態で操作部材24bを上方に変位して
図8で示されるように、支持体部分25bを断熱容器7
から取出すことができる。上の支持体部分25aは、操
作部材24aをそのまま上方に変位することによって断
熱容器7から取出すことができる。支持体部分25a,
25bには、各検出コイル9に対応する結合コイル10
およびSQUID素子11が取付けられる。脳磁界測定
時には操作部材24a,24bは、連結片によって断熱
容器7に固定される。その他の構成は、前述の実施の形
態と同様である。
【0034】図9は、本発明の実施のさらに他の形態の
縦断面図である。断熱容器47の軸線48は、上下に延
びる一平面(この実施の形態では図9の紙面である鉛直
面)内で、下方になるにつれて被検体2に近づく方向に
円弧状である。断熱容器47の下端部49には、外方に
開口した少なくとも頭蓋を収納する凹所26が形成され
ており、この凹所26はベッド3上に寝た姿勢にある被
検体2の頭部4の少なくとも頭蓋を収納する。断熱容器
47の凹所26に対応する内周面15aに沿って検出コ
イル9が分散して配置される。この検出コイル9は支持
体25に固定され、支持体25は操作部材50の下端部
に固定される。操作部材50は、軸線48に沿って円弧
状に形成されている。支持体25にはまた、結合コイル
10およびSQUID素子11が固定される。
縦断面図である。断熱容器47の軸線48は、上下に延
びる一平面(この実施の形態では図9の紙面である鉛直
面)内で、下方になるにつれて被検体2に近づく方向に
円弧状である。断熱容器47の下端部49には、外方に
開口した少なくとも頭蓋を収納する凹所26が形成され
ており、この凹所26はベッド3上に寝た姿勢にある被
検体2の頭部4の少なくとも頭蓋を収納する。断熱容器
47の凹所26に対応する内周面15aに沿って検出コ
イル9が分散して配置される。この検出コイル9は支持
体25に固定され、支持体25は操作部材50の下端部
に固定される。操作部材50は、軸線48に沿って円弧
状に形成されている。支持体25にはまた、結合コイル
10およびSQUID素子11が固定される。
【0035】操作部材50を断熱容器47の上方で操作
し、検出コイル9を凹所26の内周面に当接またはごく
近接することによって脳磁界測定状態とする。また図1
0に示されるように操作部材50を矢符51のように変
位して検出コイル9を内周面15aから離間し、検出コ
イル9、結合コイル10およびSQUID素子11を断
熱容器47から取出してメンテナンスを行うことができ
る。
し、検出コイル9を凹所26の内周面に当接またはごく
近接することによって脳磁界測定状態とする。また図1
0に示されるように操作部材50を矢符51のように変
位して検出コイル9を内周面15aから離間し、検出コ
イル9、結合コイル10およびSQUID素子11を断
熱容器47から取出してメンテナンスを行うことができ
る。
【0036】図11は、本発明の実施の他の形態の簡略
化した縦断面図である。この実施の形態は図1〜図3に
示される本発明の実施の形態に類似し、対応する部分に
は同一の参照符を付す。注目すべきはこの実施の形態で
は、断熱容器7は、凹所26を有する頭部被覆部53
と、この頭部被覆部53が着脱可能に装着される断熱容
器本体54とから成る。この頭部被覆部53は、外向き
フランジ55を有し、頭部被覆部53が断熱容器本体5
4に形成された装着孔56に、外方(図11の右方から
左方)に嵌まり込む。フランジ55と断熱容器本体54
の外周面との間には、ガスケット57が介在される。頭
部被覆部53の内周面15aには、検出コイル9が分散
して固定される。その他の構成は、前述の実施の形態に
類似する。
化した縦断面図である。この実施の形態は図1〜図3に
示される本発明の実施の形態に類似し、対応する部分に
は同一の参照符を付す。注目すべきはこの実施の形態で
は、断熱容器7は、凹所26を有する頭部被覆部53
と、この頭部被覆部53が着脱可能に装着される断熱容
器本体54とから成る。この頭部被覆部53は、外向き
フランジ55を有し、頭部被覆部53が断熱容器本体5
4に形成された装着孔56に、外方(図11の右方から
左方)に嵌まり込む。フランジ55と断熱容器本体54
の外周面との間には、ガスケット57が介在される。頭
部被覆部53の内周面15aには、検出コイル9が分散
して固定される。その他の構成は、前述の実施の形態に
類似する。
【0037】図11に示す本発明の実施の形態によれ
ば、断熱容器7内の極低温液体を排出した後、頭部被覆
部53を断熱容器本体54から取外し、検出コイル9、
さらにはその頭部被覆部53に固定して装着されている
結合コイル10およびSQUID素子11のメンテナン
スを、断熱容器本体54の外部で容易に行うことができ
る。
ば、断熱容器7内の極低温液体を排出した後、頭部被覆
部53を断熱容器本体54から取外し、検出コイル9、
さらにはその頭部被覆部53に固定して装着されている
結合コイル10およびSQUID素子11のメンテナン
スを、断熱容器本体54の外部で容易に行うことができ
る。
【0038】図12は、本発明の実施の他の形態の簡略
化した縦断面図である。この実施の形態、前述の図4に
示される本発明の実施の形態に類似する。この実施の形
態では、頭部被覆部53aと断熱容器本体54aとによ
って断熱容器34が構成され、頭部被覆部53aは断熱
容器本体54aに着脱可能となっている。その他の構成
は、前述の図11に示す発明の実施の形態に類似する。
化した縦断面図である。この実施の形態、前述の図4に
示される本発明の実施の形態に類似する。この実施の形
態では、頭部被覆部53aと断熱容器本体54aとによ
って断熱容器34が構成され、頭部被覆部53aは断熱
容器本体54aに着脱可能となっている。その他の構成
は、前述の図11に示す発明の実施の形態に類似する。
【0039】図13は、本発明の実施のさらに他の形態
の簡略化した縦断面図である。この実施の形態は、前述
の図9および図10に示される本発明の実施の形態に類
似し、対応する部分には同一の参照符を付す。この実施
の形態でもまた、断熱容器47は、頭部被覆部53bと
断熱容器本体54bとを備え、頭部被覆部53bは、断
熱容器本体54bに着脱可能となっている。その他の構
成は、前述の図11に示す実施の形態と同様である。
の簡略化した縦断面図である。この実施の形態は、前述
の図9および図10に示される本発明の実施の形態に類
似し、対応する部分には同一の参照符を付す。この実施
の形態でもまた、断熱容器47は、頭部被覆部53bと
断熱容器本体54bとを備え、頭部被覆部53bは、断
熱容器本体54bに着脱可能となっている。その他の構
成は、前述の図11に示す実施の形態と同様である。
【0040】断熱容器、操作部材、支持体およびその他
の部材などは、合成樹脂などの非磁性の電気絶縁材料か
ら成る。
の部材などは、合成樹脂などの非磁性の電気絶縁材料か
ら成る。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、上下に延びる軸線を有
する断熱容器の側部に凹所が形成され、または斜めの軸
線を有する断熱容器の下部の側部に凹所が形成され、こ
の凹所に被検体の少なくとも頭蓋を収納するようにし、
さらにまた上下に延びる鉛直面などの一平面内で円弧状
の軸線を有する断熱容器の下端部に凹所が形成されるよ
うにしたので、本件装置の全体の高さを低く構成するこ
とが可能になる。これによって構成の小形化を図ること
ができるとともに、本件脳磁界測定装置を磁気シールド
ルーム内に収納する場合、その磁気シールドルームを小
形化し、コストの低減を図ることができる。
する断熱容器の側部に凹所が形成され、または斜めの軸
線を有する断熱容器の下部の側部に凹所が形成され、こ
の凹所に被検体の少なくとも頭蓋を収納するようにし、
さらにまた上下に延びる鉛直面などの一平面内で円弧状
の軸線を有する断熱容器の下端部に凹所が形成されるよ
うにしたので、本件装置の全体の高さを低く構成するこ
とが可能になる。これによって構成の小形化を図ること
ができるとともに、本件脳磁界測定装置を磁気シールド
ルーム内に収納する場合、その磁気シールドルームを小
形化し、コストの低減を図ることができる。
【0042】また本発明によれば、被検体がベッドで寝
た姿勢で支持され、この寝た姿勢である被検体の頭蓋が
前記凹所に収納されて脳磁界の測定が行われるので、こ
のことによってもまた本件装置の全体の高さを低くする
ことができ、磁気シールドルームの小形化を図ることが
できる。
た姿勢で支持され、この寝た姿勢である被検体の頭蓋が
前記凹所に収納されて脳磁界の測定が行われるので、こ
のことによってもまた本件装置の全体の高さを低くする
ことができ、磁気シールドルームの小形化を図ることが
できる。
【0043】しかも本発明では、このような被検体が寝
た姿勢でベッドに支持されるので、たとえば体全体が硬
直化している重症患者の場合においても、脳磁界を容易
に測定することが可能となる。
た姿勢でベッドに支持されるので、たとえば体全体が硬
直化している重症患者の場合においても、脳磁界を容易
に測定することが可能となる。
【0044】さらに本発明によれば、検出コイルが固定
される支持体は、断熱容器内で上下に延びる細長い操作
部材の下端部に固定されており、したがってこの操作部
材を断熱容器の上部で操作することによって、検出コイ
ルを断熱容器の凹所に対応する内周面から側方に変位し
て離脱し、検出コイルを断熱容器から容易に取出してメ
ンテナンス作業を行うことができ、またその検出コイル
を断熱容器内で前記内周面に当接またはごく近接して配
置し、脳磁界の測定を可能とする状態にすることが容易
である。
される支持体は、断熱容器内で上下に延びる細長い操作
部材の下端部に固定されており、したがってこの操作部
材を断熱容器の上部で操作することによって、検出コイ
ルを断熱容器の凹所に対応する内周面から側方に変位し
て離脱し、検出コイルを断熱容器から容易に取出してメ
ンテナンス作業を行うことができ、またその検出コイル
を断熱容器内で前記内周面に当接またはごく近接して配
置し、脳磁界の測定を可能とする状態にすることが容易
である。
【0045】また本発明によれば、この検出コイルを支
持する支持体は、操作部材の下端部に横の軸線まわりに
角変位可能に設けられ、あるいはまた支持体が上下に複
数に分割された支持体部分から成り、断熱容器の凹所に
対応する内周面の下部に沿う支持体部分を、操作部材の
下端部に角変位可能に設けることによって、検出コイル
を断熱容器の上方から挿入してその検出コイルを前記内
周面に当接またはごく近接して脳磁界測定状態とするこ
とができ、あるいはまたその検出コイルを前記内周面か
ら離間して断熱容器から取出し、あるいはまた断熱容器
内に挿入して装着することが容易である。
持する支持体は、操作部材の下端部に横の軸線まわりに
角変位可能に設けられ、あるいはまた支持体が上下に複
数に分割された支持体部分から成り、断熱容器の凹所に
対応する内周面の下部に沿う支持体部分を、操作部材の
下端部に角変位可能に設けることによって、検出コイル
を断熱容器の上方から挿入してその検出コイルを前記内
周面に当接またはごく近接して脳磁界測定状態とするこ
とができ、あるいはまたその検出コイルを前記内周面か
ら離間して断熱容器から取出し、あるいはまた断熱容器
内に挿入して装着することが容易である。
【0046】さらに本発明によれば、断熱容器本体に形
成された装着孔に、凹所を有する頭部被覆部を、外方か
ら嵌まり込んで装着するようにし、この頭部被覆部に検
出コイルが配置されているので、検出コイルのメンテナ
ンスを容易に行うことができる。しかもこの頭部被覆部
は比較的小形であり、断熱容器本体の装着/離脱を容易
に行うことができ、断熱容器が真空断熱層を有している
構成である場合であっても、そのシール構造を簡略化す
ることができる。
成された装着孔に、凹所を有する頭部被覆部を、外方か
ら嵌まり込んで装着するようにし、この頭部被覆部に検
出コイルが配置されているので、検出コイルのメンテナ
ンスを容易に行うことができる。しかもこの頭部被覆部
は比較的小形であり、断熱容器本体の装着/離脱を容易
に行うことができ、断熱容器が真空断熱層を有している
構成である場合であっても、そのシール構造を簡略化す
ることができる。
【図1】本発明の実施の一形態の一部の縦断面図であ
る。
る。
【図2】図1に示される脳磁界測定アセンブリ1を備え
る全体の構成を示す断面図である。
る全体の構成を示す断面図である。
【図3】検出コイル9、結合コイル10、SQUID素
子11および支持体25を取外す状態を示す断面図であ
る。
子11および支持体25を取外す状態を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の実施の他の形態の一部の縦断面図であ
る。
る。
【図5】本発明の実施のさらに他の形態の一部の縦断面
図である。
図である。
【図6】図5に示される本発明の実施の形態における検
出コイル9および支持体25を取外す状態を示す断面図
である。
出コイル9および支持体25を取外す状態を示す断面図
である。
【図7】本発明の実施の他の形態の一部の縦断面図であ
る。
る。
【図8】図7に示される本発明の実施の形態における検
出コイル9を取外す状態を示す簡略化した縦断面図であ
る。
出コイル9を取外す状態を示す簡略化した縦断面図であ
る。
【図9】本発明の実施のさらに他の形態の一部の縦断面
図である。
図である。
【図10】図9に示される本発明の実施の形態における
検出コイル9を取外す状態を示す簡略化した縦断面図で
ある。
検出コイル9を取外す状態を示す簡略化した縦断面図で
ある。
【図11】本発明の実施のさらに他の形態の一部の簡略
化した縦断面図である。
化した縦断面図である。
【図12】本発明の実施のさらに他の形態の一部の簡略
化した縦断面図である。
化した縦断面図である。
【図13】本発明の実施の他の形態の一部の簡略化した
縦断面図である。
縦断面図である。
【図14】先行技術の一部の縦断面図である。
1 脳磁界測定装置 2 被検体 3 ベッド 4 頭部 5 磁界測定アセンブリ 6 磁気シールドルーム 7 極低温断熱容器 8 液体ヘリウム 9 検出コイル 10 結合コイル 11 超伝導量子干渉磁束計 24,24a,24b,50 操作部材 25 支持体 25a,25b 支持体部分 26,37 凹所 34,47 断熱容器 37 ピン 38 操作片 53,53a,53b 頭部被覆部 54,54a,54b 断熱容器本体 56 装着孔
Claims (12)
- 【請求項1】 被検体の頭部の脳磁界を検出する複数の
検出コイルと、この検出コイルが接続される結合コイル
と、結合コイルに磁気結合される超伝導量子干渉磁束計
とが、断熱容器に貯留される極低温液体に浸漬される脳
磁界測定装置において、 断熱容器は、上下に延びる軸線を有し、 断熱容器の側部に、被検体の少なくとも頭蓋を収納する
凹所が形成され、 断熱容器の凹所に対応する内周面に沿って検出コイルが
分散して配置され、 この検出コイルが断熱容器内に装着/離脱可能に取付ら
れることを特徴とする脳磁界測定装置。 - 【請求項2】 被検体の頭部の脳磁界を検出する複数の
検出コイルと、この検出コイルが接続される結合コイル
と、結合コイルに磁気結合される超伝導量子干渉磁束計
とが、断熱容器に貯留される極低温液体に浸漬される脳
磁界測定装置において、 断熱容器は、下方になるにつれて被検体に近づく方向に
鉛直線に対して傾斜する軸線を有し、 断熱容器の下側部に、被検体の少なくとも頭蓋を収納す
る凹所が、被検体に臨んで形成され、 断熱容器の凹所に対応する内周面に沿って検出コイルが
分散して配置され、 この検出コイルが断熱容器内に装着/離脱可能に取付ら
れることを特徴とする脳磁界測定装置。 - 【請求項3】 検出コイルは、支持体に固定され、 断熱容器内で上下に延びる細長い操作部材の下端部に、
支持体が固定され、 支持体を、断熱容器の凹所に対応する内周面から側方に
変位して、検出コイルを前記内周面から離脱可能とした
ことを特徴とする請求項1または2記載の脳磁界測定装
置。 - 【請求項4】 検出コイルは、支持体に固定され、 断熱容器内で上下に延びる細長い操作部材の下端部に前
記支持体が横の軸線まわりに角変位可能に設けられ、 支持体の第1の角変位位置で、検出コイルが断熱容器の
凹所に対応する内周面に当接またはごく近接し、 第2の角変位位置で、検出コイルが断熱容器の凹所に対
応する内周面から側方に離間し、これによって操作部材
の上昇時に前記内周面に干渉しないことを特徴とする請
求項1または2記載の脳磁界測定装置。 - 【請求項5】 支持体は、上下に複数に分割された支持
体部分から成り、各支持体部分に検出コイルが支持さ
れ、 断熱容器の凹所に対応する内周面の下部に沿う支持体部
分は、操作部材の下端部に、横の軸線まわりに角変位可
能に設けられ、 支持体の第1の角変位位置で、検出コイルが断熱容器の
凹所に対応する内周面に当接またはごく近接し、 第2の角変位位置で、検出コイルが断熱容器の凹所に対
応する内周面から側方に離間し、これによって操作部材
の上昇時に前記内周面に干渉しないことを特徴とする請
求項1または2記載の脳磁界測定装置。 - 【請求項6】 被検体の頭部の脳磁界を検出する複数の
検出コイルと、この検出コイルが接続される結合コイル
と、結合コイルに磁気結合される超伝導量子干渉磁束計
とが、断熱容器に貯留される極低温液体に浸漬される脳
磁界測定装置において、 断熱容器は、上下に延びる一平面内で下方になるにつれ
て被検体に近づく方向に円弧状の軸線を有し、 断熱容器の下端部に、外側方に開口した被検体の少なく
とも頭蓋を収納する凹所が、被検体に臨んで形成され、 断熱容器の凹所に対応する内周面に沿って検出コイルが
分散して配置され、 この検出コイルが断熱容器内に装着/離脱可能に取付ら
れることを特徴とする脳磁界測定装置。 - 【請求項7】 断熱容器は、 前記凹所を有する頭部被覆部と、 この頭部被覆部に着脱可能に装着され、頭部被覆部が外
方から嵌まり込む装着孔を有する断熱容器本体とを備
え、 頭部被覆部に検出コイルが配置されることを特徴とする
請求項1,2または6のうちの1つに記載の脳磁界測定
装置。 - 【請求項8】 被検体を寝た姿勢で支持するベッドが備
えられ、 前記姿勢である被検体の少なくとも頭蓋が前記凹所に収
納されることを特徴とする請求項1,2または6のうち
の1つに記載の脳磁界測定装置。 - 【請求項9】 検出コイルと結合コイルと超伝導量子干
渉磁束計とは、保持部材に取付けられて、断熱容器の上
部から装着/取外し可能に固定されることを特徴とする
請求項1,2または6のうちの1つに記載の脳磁界測定
装置。 - 【請求項10】 被検体の頭部の脳磁界を検出する複数
の検出コイルと、この検出コイルが接続される結合コイ
ルと、結合コイルに磁気結合される超伝導量子干渉磁束
計とが、断熱容器に貯留される極低温液体に浸漬され、
断熱容器は、上下に延びる軸線を有し、断熱容器の側部
に、被検体の少なくとも頭蓋を収納する凹所が形成さ
れ、断熱容器の凹所に対応する内周面に沿って検出コイ
ルが分散して配置され、この検出コイルが断熱容器内に
装着/離脱可能に取付られる脳磁界測定装置を準備し、 被検体を、寝た姿勢でベッド上に支持し、 前記姿勢である被検体の少なくとも頭蓋を前記凹所に収
納して、脳磁界を検出することを特徴とする脳磁界測定
方法。 - 【請求項11】 被検体の頭部の脳磁界を検出する複数
の検出コイルと、この検出コイルが接続される結合コイ
ルと、結合コイルに磁気結合される超伝導量子干渉磁束
計とが、断熱容器に貯留される極低温液体に浸漬され、
断熱容器は、下方になるにつれて被検体に近づく方向に
鉛直線に対して傾斜する軸線を有し、断熱容器の下部側
に、被検体の少なくとも頭蓋を収納する凹所が、被検体
に臨んで形成され、断熱容器の凹所に対応する内周面に
沿って検出コイルが分散して配置され、この検出コイル
が断熱容器内に装着/離脱可能に取付られる脳磁界測定
装置を準備し、 被検体を、寝た姿勢でベッド上に支持し、 前記姿勢である被検体の少なくとも頭蓋を前記凹所に収
納して、脳磁界を検出することを特徴とする脳磁界測定
方法。 - 【請求項12】 被検体の頭部の脳磁界を検出する複数
の検出コイルと、この検出コイルが接続される結合コイ
ルと、結合コイルに磁気結合される超伝導量子干渉磁束
計とが、断熱容器に貯留される極低温液体に浸漬され、
脳磁界測定装置において、断熱容器は、上下に延びる一
平面内で下方になるにつれて被検体に近づく方向に円弧
状の軸線を有し、断熱容器の下端部に、外側方に開口し
た被検体の少なくとも頭蓋を収納する凹所が、被検体に
臨んで形成され、断熱容器の凹所に対応する内周面に沿
って検出コイルが分散して配置され、この検出コイルが
断熱容器内に装着/離脱可能に取付られる脳磁界測定装
置を準備し、 被検体を、寝た姿勢でベッド上に支持し、 前記姿勢である被検体の少なくとも頭蓋を前記凹所に収
納して、脳磁界を検出することを特徴とする脳磁界測定
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7231631A JPH0975314A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 脳磁界測定装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7231631A JPH0975314A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 脳磁界測定装置および方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0975314A true JPH0975314A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=16926540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7231631A Pending JPH0975314A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 脳磁界測定装置および方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0975314A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1995
- 1995-09-08 JP JP7231631A patent/JPH0975314A/ja active Pending
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