JPH0973980A - 浮揚溶解炉 - Google Patents
浮揚溶解炉Info
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- JPH0973980A JPH0973980A JP22759895A JP22759895A JPH0973980A JP H0973980 A JPH0973980 A JP H0973980A JP 22759895 A JP22759895 A JP 22759895A JP 22759895 A JP22759895 A JP 22759895A JP H0973980 A JPH0973980 A JP H0973980A
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Abstract
まない栓を提供する。 【構成】出湯穴5を塞ぐ栓61は、水冷式銅製の栓61
とする。
Description
出湯する底部出湯式の浮揚溶解炉に関する。
において、1は良導電金属製のるつぼ、2は誘導加熱コ
イル3に電力を供給する電源、4は金属溶湯、5はるつ
ぼ底部の出湯穴、6は出湯穴5を塞ぐ耐火物の栓を示
す。この図4において、良導電金属製のるつぼ1は有底
の円筒状に形成されその底部に溶湯を出す出湯穴5を有
し、円筒状の胴部には、放射状に略等間隔で縦長のスリ
ットが設けられて、スリット部分でるつぼ1が周方向に
分割された構造になっている。また、るつぼの外径側に
巻回された誘導コイル3はるつぼ内の金属を溶かし溶湯
4にするとともに、溶湯4を水平方向に収縮させる電磁
力と、浮揚させる電磁力とを与える。
溶け出して、その少量の溶湯が浮揚力を受けて浮揚する
ほどの量に達しない場合に、少量の溶湯4が出湯穴5か
ら落下する恐れがあるので、これを防止するために使用
される。また、溶解中に、電源2の故障による遮断等に
より浮揚力が失われた場合に、溶湯4が出湯穴5から落
下するのを防止するために使用される。
火物の栓に接触した場合に、耐火物が溶湯中に混入して
溶湯の純度を低下させる問題があった。栓を無くした場
合は、耐火物が溶湯中に混入するのを防げるが、溶解中
に溶湯が落下する恐れがあり危険である。この発明の目
的は、溶湯が栓に接触した場合でも、溶湯中に溶け込ま
ない栓を提供することにある。
に形成されその底部に溶湯を出す出湯穴、および円筒状
部に放射状に略等間隔で設けられた縦長のスリットを有
する良導電金属製のるつぼと、るつぼの外径側に設けら
れた誘導コイルとを備えた浮揚溶解炉において、出湯穴
を塞ぐ栓は、水冷式銅製の栓である浮揚溶解炉とする。
いて、栓は、先端部に近ずくに従って外径が細くなる円
錐台と、円錐台の下端に円錐台の下端部より外径が大き
い円柱とから構成され、円錐台部分の内部は冷却水を通
水する孔を穿孔し、円柱部分は冷却水導管をねじ込むね
じ穴を穿孔し、円錐台部分の孔とねじ穴とが繋がるよう
に形成した浮揚溶解炉とする。
浮揚溶解炉において、水冷式銅製の栓に冷却水を導く冷
却水導管は、給排水路が同芯円状に配された二重管であ
る浮揚溶解炉とする。発明4は、請求項1または請求項
3に記載の浮揚溶解炉において、円錐台部分の内部は冷
却水を通水する円錐形の孔を穿孔するとともに、二重管
構造の冷却水導管の内管の先端部分を円錐形にして、栓
の円錐台部分の円錐形に穿孔された孔に挿入して、円錐
形に穿孔された孔との隙間が冷却水の排水路になるよう
にした浮揚溶解炉とする。
れか1つに記載の浮揚溶解炉において、栓と冷却水導管
との接続はねじ込み式である浮揚溶解炉とする。
により、少量の溶湯が接触しても溶湯が冷却されて凝固
するので、栓が溶けて溶湯に混入することはない。ま
た、栓が、先端部に近ずくに従って外径が細くなる円錐
台と円錐台の下端に円錐台の下端部より外径が大きい円
柱とを組み合わせた形状であり、円錐台部分の内部は冷
却水を通水する孔が穿孔され、円柱部分は冷却水導管を
ねじ込むねじ穴が穿孔され、円錐台部分の孔とねじ穴と
は繋がっている構造にすることにより、栓の先端部の直
径を円柱部分の、直径より小さくなり、栓の先端部での
渦電流の集中が防止できて、その部分での発熱が少なく
なる。
重管にすることにより、栓及び栓に繋がる許容配管スペ
ースを有効に使用できるので給排水路の断面積が広くな
り、冷却効果があがる。なお、円錐台部分の内部は冷却
水を通水する円錐形の孔を穿孔するとともに、二重管の
内管の先端部を円錐形にして栓の先端近くまでとどくよ
うにすることにより、先端部まで冷却効果を効かせるこ
とができる。
ることにより、栓の交換が容易になる。
の構成図を示す。この図1において、従来例と同一の符
号を付けた部材はおおよそ同一の機能を有するのでその
説明は省略する。この図1において、61は水冷式銅製
の栓、61aは栓61の円錐台形部、61bは栓61の
円柱形部、61cは栓61の冷却水孔、61dは栓61
のねじ部、7は栓61に冷却水を給排水する冷却水導
管、8は漏水を防止するOリングを示す。
る円錐台部61aに円柱形部61bを組み合わせて、冷
却水孔61cを円錐台部の内面に穿孔し、円柱形部61
bにはOリング8を挿入して、内管と外管とから成る二
重管構造の冷却水導管7の外管をねじ込み取付けするね
じ穴61dが開けられた構造になっている。冷却水は内
管内を通って冷却水孔61cに達し、その後矢印で示さ
れるように内管と外管との間の空間を通って流出する。
これにより円錐台部61aが冷却される。
図をしめす。この図2が図1と異なる点は、二重管構造
の冷却水導管の内管の先端部分を円錐形にして、栓61
の円錐台部分61aの円錐形に穿孔された孔61cに挿
入して、円錐形に穿孔された孔61cとの隙間が冷却水
の排水路になるようにした点である。このようにするこ
とにより、冷却水は円錐形の冷却水孔61cの先端まで
送り込まれるようになり、円錐台部61aの冷却効果が
高まる。
成断面図を示す。この図3において、良導電金属製のる
つぼ1は有底の円筒状に形成されその底部に溶湯を出す
出湯穴5を有し、円筒状の胴部には、放射状に略等間隔
で縦長のスリットが設けられて、スリット部分でるつぼ
1が周方向に分割された構造になっている。また、るつ
ぼの外径側に巻回された誘導コイル3は、るつぼ1に渦
電流を誘導するとともに、スリットからるつぼ1内に進
入した磁束によりるつぼ内の金属を溶かし溶湯4にする
とともに、溶湯4を水平方向に収縮させる電磁力と、浮
揚させる電磁力とを与える。
磁束は出湯穴5を通過するのでそこにある金属(栓6
1)に渦電流を発生させる。この渦電流の発生量は誘導
コイル3から離れるほど少なくなるので、溶湯からの輻
射熱を受ける栓61の先端では、その径を小さくして発
熱を少なくするようにしている。栓61は、二重管構造
の冷却水導管7から給排水されて冷却されており、溶解
初期に少量の金属が溶け出して、その少量の溶湯が浮揚
力を受けて浮揚するほどの量に達しない場合に、少量の
溶湯4が出湯穴5から落下する恐れがあるので、これを
防止するために使用される。また、溶解中に、電源2の
故障による遮断等により浮揚力が失われた場合に、溶湯
4が出湯穴5から落下するのを防止するために使用され
る。
ぼ1から独立して、栓保持具に取り付けられており、溶
湯4を出湯させる際には栓61をるつぼ1から抜いて出
湯の邪魔にならない位置に移動させるようにしている。
まないので溶湯中に不純物か混入しないため高純度の金
属を溶解できる効果がある。また、水冷することによ
り、栓が高温に耐えるようになり融点が2200K以上
の金属の溶解が可能になる。
により、溶解中に栓を取り外して、るつぼを動かすこと
無く下穴から溶湯を取り出すことが可能になる。なお、
栓の先端を細くして、先端部への渦電流の発生を少なく
しているので、るつぼへの投入電力を大きくする際に、
栓の過熱が投入電力の制限にはならない。
図
Claims (5)
- 【請求項1】有底の円筒状に形成されその底部に溶湯を
出す出湯穴、および円筒状部に放射状に略等間隔で設け
られた縦長のスリットを有する良導電金属製のるつぼ
と、るつぼの外径側に設けられた誘導コイルとを備えた
浮揚溶解炉において、出湯穴を塞ぐ栓は、水冷式銅製の
栓であることを特徴とする浮揚溶解炉。 - 【請求項2】請求項1記載の浮揚溶解炉において、栓
は、先端部に近ずくに従って外径が細くなる円錐台と、
円錐台の下端に円錐台の下端部より外径が大きい円柱と
から構成され、円錐台部分の内部は冷却水を通水する孔
を穿孔し、円柱部分は冷却水導管をねじ込むねじ穴を穿
孔し、円錐台部分の孔とねじ穴とが繋がるように形成し
たことを特徴とする浮揚溶解炉。 - 【請求項3】請求項1または請求項2記載の浮揚溶解炉
において、水冷式銅製の栓に冷却水を導く冷却水導管
は、給排水路が同芯円状に配された二重管であることを
特徴とする浮揚溶解炉。 - 【請求項4】請求項1または請求項3に記載の浮揚溶解
炉において、円錐台部分の内部は冷却水を通水する円錐
形の孔を穿孔するとともに、二重管構造の冷却水導管の
内管の先端部分を円錐形にして、栓の円錐台部分の円錐
形に穿孔された孔に挿入して、円錐形に穿孔された孔と
の隙間が冷却水の排水路になるようにしたことを特徴と
する浮揚溶解炉。 - 【請求項5】請求項1ないし請求項4野いずれか1つに
記載の浮揚溶解炉において、栓と冷却水導管との接続は
ねじ込み式であることを特徴とする浮揚溶解炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22759895A JP3407775B2 (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 浮揚溶解炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22759895A JP3407775B2 (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 浮揚溶解炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0973980A true JPH0973980A (ja) | 1997-03-18 |
JP3407775B2 JP3407775B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=16863447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22759895A Expired - Lifetime JP3407775B2 (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 浮揚溶解炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3407775B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110538967A (zh) * | 2019-09-11 | 2019-12-06 | 浙江今飞摩轮有限公司 | 分流锥及铸造模具 |
-
1995
- 1995-09-05 JP JP22759895A patent/JP3407775B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110538967A (zh) * | 2019-09-11 | 2019-12-06 | 浙江今飞摩轮有限公司 | 分流锥及铸造模具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3407775B2 (ja) | 2003-05-19 |
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