JPH0971506A - 架橋型シリコーン含有化粧料 - Google Patents

架橋型シリコーン含有化粧料

Info

Publication number
JPH0971506A
JPH0971506A JP1913496A JP1913496A JPH0971506A JP H0971506 A JPH0971506 A JP H0971506A JP 1913496 A JP1913496 A JP 1913496A JP 1913496 A JP1913496 A JP 1913496A JP H0971506 A JPH0971506 A JP H0971506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
general formula
formula
hydrocarbon group
compound represented
silicone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1913496A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Iyanagi
宏一 井柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP1913496A priority Critical patent/JPH0971506A/ja
Publication of JPH0971506A publication Critical patent/JPH0971506A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧持ちの改善に有用な撥水性と処方成分の
相溶性が改善され、優れた官能特性と機能を有する化粧
料を提供することを課題とする。 【解決手段】 化粧料の成分として、アミノ炭化水素基
を有するシリコーンを二塩基酸のジクロライドで架橋し
て得られる架橋型シリコーンを含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架橋型シリコーン
を含有する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧品の分野において、化粧崩れは重要
な問題であり、化粧崩れは化粧料原料中の親水性成分に
起因すると言われていた。化粧崩れを防ぐためには、撥
水性の高い成分を化粧料に配合し、水に対して強固な被
膜を作ることが有効であると言われていた。更に、メー
クアップ化粧料などにおいては、ツヤの維持が化粧持ち
を良くすることも知られていた。かかる点から、ツヤの
向上、撥水性の向上等の起因物質としてシリコーン類が
重要な原料となっている。なかでも三次元構造を有する
シリコーンは、撥水性が格段に改善されるので、近年の
注目原料である。
【0003】化粧料の分野においても、従来知られてい
る三次元シリコーンは、ポリメチルシルセスキオキサン
構造或いは末端をトリアルキルシリル化したシリカの構
造(シリコーンワニス)をしているが、これによって作
られる被膜は、柔軟性に欠けており、粉体などのコーテ
ィングをする上で、この被膜特性が災いする場合が少な
くなかった。特に、化粧持ちにおいて、被膜が柔軟性に
欠けるために皮膚より脱落し化粧くずれを起こすことが
あった。
【0004】更に、近年になって、化粧崩れの原因の一
つに皮脂によるくずれがあることが指摘され、撥水性の
みならず、撥油性を有する原料の出現が望まれるように
なってきた。撥油性を併せて有するシリコーンとしてフ
ッ素化シリコーンがあるが、他の化粧料用の成分との相
溶性が良好で強固な被膜を形成するフッ素化シリコーン
は未だ得られていなかった。
【0005】後記一般式(I)で表されるシリコーンを
一般式(II)で表される架橋剤で架橋して得られるシリ
コーン、取り分け、一般式(III)で表されるシリコー
ンは、新規の化合物であり、この化合物が撥水性及び撥
油性を有し且つ柔軟で強固な被膜を形成することは全く
知られていなかった。また、後記一般式(II)で表され
る化合物がシリコーン類の有用な架橋剤であることは全
く知られていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況に鑑みてなされたものであり、化粧持ちのよい化粧
料を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の状
況を踏まえて、撥水性及び撥油性を有する柔軟な被膜を
形成する素材を求めて鋭意研究を重ねた結果、下記一般
式(I)で表されるシリコーンを下記一般式(II)で表
される架橋剤で架橋して得られるシリコーン、取り分け
下記一般式(III)で表されるシリコーンにそのような
性質が備わっており、これを化粧品に配合することによ
り耐水性および耐油性に優れた、即ち化粧持ちの良い化
粧料が得られることを見出し本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は一般式(I)で表され
る化合物を一般式(II)で表される架橋剤で架橋して得
られる架橋型シリコーンを含有する化粧料、
【0009】
【化9】
【0010】(式(I)中、Rは各々独立に、置換基を
有していてもよい炭化水素基を表し、これらは相互に同
じでも異なっていてもよい。Aは、置換基を有していて
もよい二価の炭化水素基を表す。nは0又は自然数を表
し、mは自然数を表す。)
【0011】
【化10】
【0012】(式(II)中、Xはフッ素原子以外のハロ
ゲン原子を表し、Qは置換基を有していてもよい二価の
炭化水素基を表す。)
【0013】好ましくは一般式(III)で表される構造
を有する架橋型シリコーン化粧料、
【0014】
【化11】
【0015】(式(III)中、Rは各々独立に、置換基
を有してもよい炭化水素基を表し、これらは相互に同じ
でも異なっていてもよい。AおよびQは、各々置換基を
有していてもよい二価の炭化水素基を表す。nおよびo
は各々0又は自然数を表し、mおよびpは各々自然数を
表す。)
【0016】に関する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0018】(1)本発明の必須成分である架橋型シリ
コーン 本発明の架橋型シリコーンは、前記一般式(I)で表さ
れるシリコーンを一般式(II)で表される架橋剤で架橋
して得られるシリコーンであり、好適な例としては一般
式(III)で表される構造を有する。
【0019】一般式(I)及び(III)中、Rは置換
機を有していてもよい炭化水素基でり、炭化水素基とし
ては、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、フェ
ニル基が挙げられる。これらの炭化水素基の炭素数は1
〜20が好ましく、更に好ましくは、1〜10である。
これは、炭化水素基が大きすぎると炭化水素基の性質が
強く出すぎるためである。中でもメチル基は製造のし易
さの点でフッ素原子を含まないアルキル基として好まし
い。
【0020】一般式(II)及び(III)中のQは、
置換基を有していてもよい二価の炭化水素基を表し、好
ましいものは低鎖長の脂肪族又は芳香族の炭化水素基で
ある。これは、架橋部分が長すぎると、シリコーン部分
の特性を損なうからである。このようなQの好ましい基
としては、低鎖長ポリメチレン基及びフェニレン基であ
る。中でも1,2−及び1,4−のフェニレン基が好ま
しい。これは、このような構造を採ることにより被膜の
強度と柔軟性において良好なバランスのものが得られる
からである。一般式(II)で表される化合物の具体例
としては、アジピン酸ジクロライド、1,4−シクロヘ
キサンジカルボニルジクロライド、2,5−ビス(ペン
チルオキシ)−1,4−ベンゼンジカルボニルクロライ
ド、サクシニルクロライド等が挙げられる。
【0021】一般式(I)及び(III)中のAは、置
換基を有していてもよい二価の炭化水素基であり、炭化
水素基として好ましいものは、アルキレン基、アルケニ
レン基、アルキニレン基、フェニレン基、ポリメチレン
基である。これらの基の炭素数は1〜20が好ましく、
更に好ましくは1〜10である。これは、炭化水素基が
大きすぎると炭化水素基の性質が強く出すぎるためであ
る。
【0022】本発明のシリコーンの重合度、即ち、n+
m或いはo+pの値は、10〜1000が好ましく、更
に好ましくは16〜200である。更に、架橋率即ちm
/m+nとp/o+pの平均値は0.0001〜0.8
が好ましく、更に好ましくは0.001〜0.5であ
る。これは、この値が大きすぎると溶解性が損なわれ、
小さすぎると被膜特性が損なわれるからである。
【0023】本発明のシリコーンにおいては、一つの架
橋構造中に二つのアミド結合を有し、三次元構造をとり
ながら柔軟性を有する被膜を形成するため、通常の三次
元構造のシリコーン類に比して、密着性が良く、皮膚よ
り剥離することが少ない。これらのシリコーン類で好ま
しいのは一般式(VII)で表されるシリコーンであ
る。
【0024】
【化12】
【0025】(式(VII)中、sおよびtは各々自然
数を表す。AおよびQは前記したものと同義である。)
【0026】(2)本発明の必須成分である架橋型シリ
コーンの製造方法 本発明のシリコーンは、例えば、一般式(IV)で表され
る化合物と一般式(V)で表される化合物とを共重合さ
せるか、または一般式(V)で表される化合物のみを重
合させた後、これに一般式(VI)で表される化合物を反
応させて一般式(I)で表される化合物を生成する工
程、及び、前記工程で得られる一般式(I)で表される
化合物と一般式(II)で表される化合物とを反応させる
工程を含む方法により製造することができる。
【0027】
【化13】
【0028】(式(IV)中、Rは式(I)におけるのと
同義であり、qは4以上の整数を表す。)
【0029】
【化14】
【0030】(式(V)中、R’は置換基を有していて
もよい炭化水素基又は水素原子を表し、rは4以上の整
数を表す。)
【0031】
【化15】
【0032】(式(VI)中、R1は水素原子;R2
3、R4もしくはTと結合していてもよい炭化水素基;
またはC(2)との結合を表す。R2は水素原子;またはR
1、R3、R 4もしくはTと結合していてもよい炭化水素
基を表す。R3は水素原子;R1、R2、R4もしくはTと
結合していてもよい炭化水素基;またはC(1)との結合
を表す。TはR1、R2、R3、またはR4と結合していて
もよい炭化水素基を表す。R4は水素原子;またはR1
2、R3もしくはTと結合していてもよい炭化水素基を
表す。尚、ここでいう炭化水素基は、フッ素原子、酸素
原子、窒素原子、またはカルボニル基を有することがで
きる。)
【0033】
【化16】
【0034】(式(VIII)中、R5は水素原子;または
6、R7、もしくはR8と結合していてもよい炭化水素
基を表す。R6は水素原子;R5、R7、もしくはR8と結
合していてもよい炭化水素基;またはC(2)との結合を
表す。R7は水素原子;R5、R6、もしくはR8と結合し
ていてもよい炭化水素基を表す。R8は水素原子;R5
6、もしくはR7と結合していてもよい炭化水素基;ま
たはC(1)との結合を表す。尚、ここでいう炭化水素基
は、酸素原子、窒素原子、カルボニル基またはハロゲン
基を有することができる。)
【0035】本発明のシリコーンの製造方法を、以下の
反応式(1)に示す。本発明の方法は、具体的には、一
般式(IV)の化合物と一般式(V)の化合物を重合させ
た後、珪素原子に結合した水素原子に一般式(VII
I)に示す化合物を反応させ、しかる後に、残存してい
る珪素原子に結合した水素原子と一般式(VI)の化合物
を反応させ、アミノ基を側鎖に導入して一般式(I)に
表される化合物と為し、このアミノ基に一般式(II)
で表される架橋剤を反応させ、架橋構造を導入すること
により、一般式(III)のシリコーンを得ることがで
きる。これらは、通常のシリコーン類の製造方法に準じ
れば容易に製造できる。
【0036】又、本発明のシリコーンは、一般式(V)
に示される化合物のみを開環重合させ、珪素に結合した
水素原子の一部を一般式(VIII)に示される化合物
と反応させ、しかる後に残存している珪素に結合した水
素原子と一般式(VI)に示される化合物と反応させ、
これに一般式(II)で表される架橋剤を反応させて得
ることもできる。
【0037】
【化17】
【0038】(R、A、m、n、X、Q、o、p、q、
r、T、W、Yはそれぞれ前記したものと同義であ
る。)
【0039】ここで、前記一般式(IV)で表される化
合物の具体例としては、ポリジメチルシロキサン環状四
量体、ポリジエチルシロキサン環状四量体、ポリジプロ
ピルシロキサン環状四量体、ポリジブチルシロキサン環
状四量体、ポリメチルビニルシロキサン環状四量体、ポ
リジフェニルシロキサン環状四量体、ポリフェニルメチ
ルシロキサン環状四量体等が挙げられる。
【0040】前記一般式(V)で表される化合物の具体
例としては、ポリメチルハイドロジェンシロキサン環状
四量体、ポリエチルハイドロジェンシロキサン環状四量
体、ポリフェニルハイドロジェンシロキサン環状四量体
等が挙げられる。
【0041】前記一般式(VI)で表される化合物の具
体例としては、2−ブテニルアミン、3−ブテニルアミ
ン、プロパルギルアミン、2−シクロヘキセニルアミ
ン、1−アリルピペラジン、1−プロパルギルピペラジ
ン、アクリルアミド、メタクリルアミド等が挙げられ
る。
【0042】前記一般式(VIII)で表される化合物
の具体例としては、1−ペンテン、ブチルアクリレー
ト、オレイン酸メチル、2−ブテン−1,4−ジオール
ジアセテート、N−アリルピペリジン、1,4−ビス
(アリル)ピペラジン等が挙げられる。
【0043】かくして得られたシリコーンは撥水性及び
撥油性に優れるため、化粧品原料として大変有益であ
る。以下に製造例を挙げて、これらのシリコーンの製造
方法について更に詳しく説明する。
【0044】<製造例1>ポリジメチルシロキサン環状
四量体100gとポリメチルハイドロジェンシロキサン
環状四量体96gと濃硫酸10gとをトルエン中、加熱
撹拌して重合させ、これに30gのヘキサメチルジシロ
キサンを加えてエンドキャッピングした。反応終了後、
水洗及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、溶媒
を留去して重合体を得た。この重合体について、粘度よ
り平均重合度を求めたところ、約96であった。また、
プロトンNMRのメチル基と珪素に結合した水素の比よ
り、重合体中のジメチルシロキサンとメチルハイドロジ
ェンシロキサンの比はほぼ1:1であることがわかっ
た。
【0045】この重合体全量と20gのアリルアミンと
を、トルエン500mLを溶媒にして、塩化白金酸の存
在下加熱撹拌し、アミノ基を導入した。更に、この反応
物に200mLのトリエチルアミンを加え、氷冷下20
0mLのトルエンに溶解した35gのフタル酸ジクロラ
イドを加え、生成した白色沈殿をろ過により除去した
後、溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒;ノルマルヘキサン:ジエチルエーテル=
100:0→0:100)で精製し、一般式(I)で表
されるシリコーン87gを得た。このものの赤外スペク
トル及びカーボン13NMRは、何れも一般式(I)の
うち以下に示す化学式(1)の構造を支持していた。
(シリコーン1)
【0046】
【化18】
【0047】<製造例2>ポリジエチルシロキサン環状
四量体100gとポリメチルハイドロジェンシロキサン
環状四量体45gと濃硫酸10gとを、トルエン中で加
熱撹拌して重合させ、これに40gのヘキサエチルジシ
ロキサンを加えてエンドキャッピングした。反応終了
後、水洗及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、
溶媒を留去して重合体を得た。得られた重合体につい
て、粘度より平均重合度を求めたところ、約140であ
った。また、プロトンNMRのメチル基と珪素に結合し
た水素の比より、ジエチルシロキサンとメチルハイドロ
ジェンシロキサンの比はほぼ2:1であることがわかっ
た。
【0048】この重合体全量と10gのアリルアミンと
を、塩化白金酸の存在下、トルエン500mLを溶媒に
して加熱撹拌し、アミノ基を導入した。更に、この反応
物に200mLのトリエチルアミンを加え、氷冷下20
0mLのトルエンに溶解した15gのテレフタル酸ジク
ロライドを加え、生成した白色沈殿をろ過により除去し
た後、溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒;ノルマルヘキサン:ジエチルエーテル
=100:0→0:100)で精製し、一般式(I)に
示されるシリコーン68gを得た。このものの赤外スペ
クトル及びカーボン13NMRは、何れも一般式(I)
のうち以下に示す化学式(2)の構造を支持していた。
(シリコーン2)
【0049】
【化19】
【0050】<製造例3>ポリジメチルシロキサン環状
四量体50gとポリエチルハイドロジェンシロキサン環
状四量体100gと濃硫酸10gとを、トルエン中で加
熱撹拌して重合させ、これに40gのヘキサエチルジシ
ロキサンを加えてエンドキャッピングした。反応終了
後、水洗及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、
溶媒を留去して重合体を得た。得られた重合体につい
て、粘度より平均重合度を求めたところ、約190であ
った。また、プロトンNMRのメチル基と珪素に結合し
た水素の比より、ジメチルシロキサンとエチルハイドロ
ジェンシロキサンの比はほぼ1:2であることがわかっ
た。
【0051】この重合体全量と20gのアリルアミンと
を、トルエン500mLを溶媒にして、塩化白金酸の存
在下加熱撹拌し、アミノ基を導入した。更に、この反応
物に200mLのトリエチルアミンを加え、氷冷下20
0mLのトルエンに溶解した25gのテレフタル酸ジク
ロライドを加え、生成した白色沈殿をろ過により除去
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を留去し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ノル
マルヘキサン:ジエチルエーテル=100:0→0:1
00)で精製し、一般式(I)に示されるシリコーン8
9gを得た。このものの赤外スペクトル及びカーボン1
3NMRは、何れも一般式(I)のうち以下に示す化学
式(3)の構造を支持していた。(シリコーン3)
【0052】
【化20】
【0053】<製造例4>ポリジブチルシロキサン環状
四量体100gとポリエチルハイドロジェンシロキサン
環状四量体50gと濃硫酸10gとを、トルエン中で加
熱撹拌して重合させ、これにヘキサブチルジシロキサン
50gを加えてエンドキャッピングした。
【0054】反応終了後、水洗及び飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液で洗浄し、溶媒を留去して重合体を得た。得
られた重合体について、粘度より平均重合度を求めたと
ころ、約64であった。また、プロトンNMRのアルキ
ル基と珪素に結合した水素の比より、ジブチルシロキサ
ンとエチルハイドロジェンシロキサンの比はほぼ1:1
であることがわかった。
【0055】この重合体全量と10gのアリルアミンと
を、トルエン500mLを溶媒にして、塩化白金酸の存
在下加熱撹拌し、アミノ基を導入した。更に、この反応
物に200mLのトリエチルアミンを加え、氷冷下20
0mLのトルエンに溶解した35gのテレフタル酸ジク
ロライドを加え、生成した白色沈殿をろ過により除去し
た後、溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒;ノルマルヘキサン:ジエチルエーテル
=100:0→0:100)で精製し、一般式(I)で
表されるシリコーン81gを得た。このものの赤外スペ
クトル及びカーボン13NMRは、何れも一般式(I)
のうち以下に示す化学式(4)の構造を支持していた。
(シリコーン4)
【0056】
【化21】
【0057】<製造例5>200gのポリメチルハイド
ロジェンシロキサン環状四量体に10gの濃硫酸とトル
エン300mLを加え、3時間加熱還流し30gのヘキ
サメチルジシロキサンを加えてエンドキャッピングし
た。このものを水洗し、更に飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液で洗浄した後、溶媒を留去して重合体を得た。
【0058】得られた重合体に20gのアリルアミンと
40gのシクロヘキセンを加え、トルエン中塩化白金酸
の存在下4時間加熱還流し、アミノ基とシクロアルキル
基を導入した。更にこの反応物に200mLのトリエチ
ルアミンを加え、氷冷下200mLのトルエンに溶解し
た30gのテレフタル酸ジクロライドを加え、生成した
白色沈殿をろ過により除去した後、溶媒を留去し、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ノルマル
ヘキサン:ジエチルエーテル=100:0→0:10
0)で精製し、一般式(I)で表されるシリコーン80
gを得た。アリルアミンとシクロヘキセンの導入比はほ
ぼ等量であった。このものの赤外スペクトル及びカーボ
ン13NMRは、何れも一般式(I)のうち以下に示す
化学式(5)の構造を支持していた。(シリコーン5)
【0059】
【化22】
【0060】<製造例6>ポリジメチルシロキサン環状
四量体100gとポリメチルハイドロジェンシロキサン
環状四量体96gとを濃硫酸存在下、トルエン中で加熱
撹拌して重合させ、これに30gのヘキサメチルジシロ
キサンを加えてエンドキャッピングした。反応終了後、
水及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、溶媒を
留去して重合体を得た。この重合体について、粘度より
平均重合度を求めたところ、約96であった。また、プ
ロトンNMRのメチル基と珪素に結合した水素の比よ
り、重合体中のジメチルシロキサンとメチルハイドロジ
ェンシロキサンの比はほぼ1:1であることがわかっ
た。
【0061】この重合体全量と20gのアリルアミンと
を、トルエン500mLを溶媒にして、塩化白金酸の存
在下加熱撹拌し、アミノ基を導入した。更にこの反応物
に200mLのトリエチルアミンを加え、氷冷下200
mLのトルエンに溶解した17gのテレフタル酸ジクロ
ライドを加え、生成した白色沈殿をろ過により除去した
後、溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒;ノルマルヘキサン:ジエチルエーテル=
100:0→0:100)で精製し、一般式(I)で表
されるシリコーンを66g得た。このものの赤外スペク
トル及びカーボン13NMRは、何れも一般式(I)の
うち以下に示す化学式(6)の構造を支持していた。
(シリコーン6)
【0062】
【化23】
【0063】(3)本発明の化粧料 本発明の化粧料は、上述した特定の架橋型シリコーンを
含有することを特徴とする。本発明の化粧料は、剤形と
しては特段の限定はなく、基礎化粧料、メークアップ化
粧料、頭髪用化粧料、洗浄用化粧料などが例示できる。
本発明の化粧料における前記架橋型シリコーンの好まし
い含有量は、化粧料の剤形により異なるが、0.1〜8
0重量%であり、更に好ましくは、クリーム等の基礎化
粧料においては、0.5〜40重量%、ファウンデーシ
ョン等のメークアップ化粧料では0.5〜20重量%で
ある。
【0064】本発明の化粧料は、必須成分である前記架
橋型シリコーン以外に、通常化粧料に用いられる任意成
分を含有することができる。任意成分としては、ワセリ
ン、流動パラフィン、マイクロクリスタリンワックス等
の炭化水素類、ポリジメチルシロキサン等のシリコーン
類、ホホバ油、セチルステアレート等のエステル類、牛
脂、オリーブ油等のトリグリセライド類、ステアリン
酸、オレイン酸等の脂肪酸、セタノール、オクタデシル
アルコール、オレイルアルコール等の高級アルコール
類、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界
面活性剤等の活性剤類、グリセリン、1,3−ブタンジ
オール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール
類、カーボポール、グァガム等の水溶性高分子類、防腐
剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、無機塩類、粉体類、色
素、ビタミン、生薬エキス等が挙げられる。これらの任
意成分と前記架橋型シリコーンとを通常の方法で製剤化
することにより、本発明の化粧料を得ることができる。
【0065】本発明の上述した一般式(I)で表される
シリコーンを一般式(II)で表される架橋剤で架橋し
て得られる架橋型シリコーンのうち、好ましいものは一
般式(III)で表されるシリコーンであり、更に好ま
しいものは一般式(VII)で表されるシリコーンであ
る。
【0066】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明について更に
詳しく説明するが、本発明がこれら実施例に何等限定を
受けないことは言うまでもない。
【0067】<実施例1〜4:配合例>下記表1の処方
に則って基礎化粧料を作成した。即ち、A、Bを80℃
に加熱して各成分を溶解し、AにBを徐々に加え、乳化
し撹拌冷却してクリームを得た。このとき本発明の必須
構成要素であるシリコーンは相溶性がよいため乳化しや
すく、乳化に当たっては特段の注意は必要としない。
尚、実施例1の本発明における必須成分であるシリコー
ンの代わりにホンブリンを同量用いたところ、乳化でき
ずに二層分離した。これらの基礎化粧料で肌を整えた
後、メークアップすると化粧の持ちがよいことが確認さ
れた。即ち、これらは基礎化粧料であると同時にアンダ
ーメークアップの機能も有することがわかった。
【0068】
【表1】
【0069】<実施例5〜8:配合例>下記表2に則っ
てファンデーションを作成した。即ち、処方成分をニー
ダーに秤込み、80℃に加熱しながら混練りし、金皿に
詰めて加圧成形し、ファンデーションを得た。これらの
ものを上腕部に塗布し、流水下、指で擦ったが、何れの
ファンデーションについても、落ちは認められなかっ
た。シリコーンを従来のポリジメチルシロキサンに変え
た以外は同様にして行った場合は、流水下の擦りに対し
て抵抗性が少なかった。
【0070】
【表2】
【0071】<実施例9〜12:配合例>下記の表3の
処方に従ってリップカラーを作成した。即ち、処方成分
を80℃Cで加熱溶解分散し、60℃の加温ロールをか
け、再度90℃に加熱して金型に流し込み、冷却して取
り出し、リップカラーを得た。尚、このリップカラー中
の本発明の必須構成要素である架橋型シリコーンを、通
常のシリコーンワニス(三次元構造)に置換したものと
色移りのしやすさを比較したところ、これら実施例のも
のの方が優れていた。更に、これら従来品に市販の口紅
オーバーコートを塗布した場合と実施例のもののみの場
合とを対比したところ、色移りのしにくさはこの従来品
の組合せと同等であり、本発明の化粧料は一品のみで、
従来品二品の組合せの機能を有することがわかった。
【0072】
【表3】
【0073】<実施例13〜16:配合例>下記の表4
の処方に従って、ヘアブロースプレーを作成した。即
ち、処方成分を加熱溶解冷却し、スプレーノズル付き耐
圧容器に充填し、天然ガスを注入して密閉し、スプレー
を得た。このものは、本発明の必須構成要素である架橋
型シリコーンを通常のポリジメチルシロキサン(100
c.s.)に置換したものに比べて髪通りの良さが長く
持続した。
【0074】
【表4】
【0075】<実施例17:官能評価>専門パネラー1
0名で本発明の化粧料(実施例1)の官能評価を行っ
た。比較例として、シリコーン1をポリジメチルシロキ
サン(100c.s.)に置換したものを用いた(比較
例1)。評価項目は、しっとり感、水滴を落としたとき
の撥水性、肌なじみの良さ、上に乗せたメークアップ料
の崩れにくさ、および総合評価とし、「良い」を評点
5、「やや良い」を評点4、「普通」を評点3、「やや
悪い」を評点2、「悪い」を評点1とした五段階評価で
行った。結果を表5に示す。これにより、本発明の化粧
料が優れた官能特性を有することがわかる。
【0076】
【表5】
【0077】<実施例18:官能評価>専門パネラー1
0名で本発明の化粧料(実施例8)の官能評価を行っ
た。比較例として、シリコーン4、5をシリコーンワニ
スに置換したものを用いた(比較例2)。評価項目は、
しっとり感、水滴を落としたときの撥水性、肌なじみの
良さ、メークアップ料の崩れにくさ、および総合評価と
し、「良い」を評点5、「やや良い」を評点4、「普
通」を評点3、「やや悪い」を評点2、「悪い」を評点
1とした五段階評価で行った。結果を表6に示す。これ
により、本発明の化粧料が優れた官能特性を有すること
がわかる。
【0078】
【表6】
【0079】<実施例19:官能評価>専門パネラー1
0名で本発明の化粧料(実施例12)の官能評価を行っ
た。比較例として、シリコーン4、5をシリコーンワニ
スに置換したものを用いた(比較例3)。評価項目は、
色移りのしにくさ、水滴を落としたときの撥水性、唇へ
のなじみの良さ、崩れにくさ、および総合評価とし、
「良い」を評点5、「やや良い」を評点4、「普通」を
評点3、「やや悪い」を評点2、「悪い」を評点1とし
た五段階評価で行った。結果を表7に示す。これによ
り、本発明の化粧料が優れた官能特性を有することがわ
かる。
【0080】
【表7】
【0081】<実施例20:官能評価>専門パネラー1
0名で本発明の化粧料(実施例14)の官能評価を行っ
た。比較例として、シリコーン2、3、4をポリジメチ
ルシロキサンに置換したものを用いた(比較例4)。評
価項目は、ツヤの持続性、水滴を落としたときの撥水
性、櫛通りの良さ、セットの崩れにくさ、および総合評
価とし、「良い」を評点5、「やや良い」を評点4、
「普通」を評点3、「やや悪い」を評点2、「悪い」を
評点1とした五段階評価で行った。結果を表8に示す。
これにより、本発明の化粧料が優れた官能特性を有する
ことがわかる。
【0082】
【表8】
【0083】<実施例21:配合例>次に示す処方に基
づいてファンデーションを作成した。即ち、A部をヘン
シェルミキサーに秤込んで低速混合し、速度を高速に切
り替えてB部を徐々に加えてコーティングした。次い
で、これを1mmヘリングボーンスクリーンを装着した
パルベライザーで仕上げ粉砕し、金皿に詰めて加圧成形
し、ファンデーションを得た。
【0084】(A部) セリサイト:30重量部 タルク:40重量部 酸化チタン:15重量部 黄色酸化鉄:4重量部 ベンガラ:1重量部 (B部) スクワラン:5重量部 シリコーン6:5重量部
【0085】
【発明の効果】本発明のシリコーンは撥水性と処方成分
の相溶性が改善されているため、優れた官能と機能を有
する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I)で表される化合物を一般式
    (II)で表される架橋剤で架橋して得られる架橋型シリ
    コーンを含有する化粧料。 【化1】 (式(I)中、Rは各々独立に、置換基を有していても
    よい炭化水素基を表し、これらは相互に同じでも異なっ
    ていてもよい。Aは、置換基を有していてもよい二価の
    炭化水素基を表す。nは0又は自然数を表し、mは自然
    数を表す。) 【化2】 (式(II)中、Xはフッ素原子以外のハロゲン原子を表
    し、Qは置換基を有していてもよい二価の炭化水素基を
    表す。)
  2. 【請求項2】 架橋型シリコーンが一般式(III)で表
    される構造を有する、請求項1記載の化粧料。 【化3】 (式(III)中、Rは各々独立に、置換基を有してもよ
    い炭化水素基を表し、これらは相互に同じでも異なって
    いてもよい。AおよびQは、各々置換基を有していても
    よい二価の炭化水素基を表す。nおよびoは各々0又は
    自然数を表し、mおよびpは各々自然数を表す。)
  3. 【請求項3】 架橋型シリコーンが一般式(VII)で表
    される構造を有する、請求項1または2記載の化粧料。 【化4】 (式(VII)中、sおよびtは各々自然数を表す。A
    およびQは各々置換基を有していてもよい二価の炭化水
    素基を表す。)
  4. 【請求項4】 架橋型シリコーンが、一般式(IV)で表
    される化合物と一般式(V)で表される化合物とを共重
    合させるか、または一般式(V)で表される化合物のみ
    を重合させた後、これに一般式(VI)で表される化合物
    を反応させて一般式(I)で表される化合物を生成する
    工程、及び、前記工程で得られる一般式(I)で表され
    る化合物と一般式(II)で表される化合物とを反応させ
    る工程を含む方法により製造される、請求項1〜3のい
    ずれかに記載の化粧料。 【化5】 (式(IV)中、Rは式(I)におけるのと同義であり、
    qは4以上の整数を表す。) 【化6】 (式(V)中、R’は置換基を有していてもよい炭化水
    素基又は水素原子を表し、rは4以上の整数を表す。) 【化7】 (式(VI)中、R1は水素原子;R2、R3、R4もしくは
    Tと結合していてもよい炭化水素基;またはC(2)との
    結合を表す。R2は水素原子;またはR1、R3、R 4もし
    くはTと結合していてもよい炭化水素基を表す。R3
    水素原子;R1、R2、R4もしくはTと結合していても
    よい炭化水素基;またはC(1)との結合を表す。Tは
    1、R2、R3、またはR4と結合していてもよい炭化水
    素基を表す。R4は水素原子;またはR1、R2、R3もし
    くはTと結合していてもよい炭化水素基を表す。尚、こ
    こでいう炭化水素基は、酸素原子、窒素原子、またはカ
    ルボニル基を有することができる。)
  5. 【請求項5】 架橋型シリコーンが、一般式(IV)で表
    される化合物と一般式(V)で表される化合物とを共重
    合させるか、または一般式(V)で表される化合物のみ
    を重合させた後、これに一般式(VI)で表される化合物
    と一般式(VIII)で表される化合物とを反応させて
    一般式(I)で表される化合物を生成する工程を含む方
    法により製造される、請求項1〜4のいずれかに記載の
    化粧料。 【化8】 (式(VIII)中、R5は水素原子;またはR6、R7、も
    しくはR8と結合していてもよい炭化水素基を表す。R6
    は水素原子;R5、R7、もしくはR8と結合していても
    よい炭化水素基;またはC(2)との結合を表す。R7は水
    素原子;R5、R6、もしくはR8と結合していてもよい
    炭化水素基を表す。R8は水素原子;R5、R6、もしく
    はR7と結合していてもよい炭化水素基;またはC(1)
    の結合を表す。尚、ここでいう炭化水素基は、酸素原
    子、窒素原子、カルボニル基またはフッ素以外のハロゲ
    ン基を有することができる。)
  6. 【請求項6】 架橋型シリコーンの含有量が、化粧料全
    量に対し0.1〜80重量%である、請求項1〜5のい
    ずれかに記載の化粧料。
JP1913496A 1995-06-27 1996-02-05 架橋型シリコーン含有化粧料 Pending JPH0971506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1913496A JPH0971506A (ja) 1995-06-27 1996-02-05 架橋型シリコーン含有化粧料

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-183466 1995-06-27
JP18346695 1995-06-27
JP1913496A JPH0971506A (ja) 1995-06-27 1996-02-05 架橋型シリコーン含有化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0971506A true JPH0971506A (ja) 1997-03-18

Family

ID=26355956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1913496A Pending JPH0971506A (ja) 1995-06-27 1996-02-05 架橋型シリコーン含有化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0971506A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007297630A (ja) * 2006-05-04 2007-11-15 Wacker Chemie Ag β−ケトカルボニル官能性有機ケイ素化合物の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007297630A (ja) * 2006-05-04 2007-11-15 Wacker Chemie Ag β−ケトカルボニル官能性有機ケイ素化合物の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4805576B2 (ja) シリコーンエラストマー組成物
JP3631941B2 (ja) 化粧品での使用のための安定したクリーム状ゲル組成物、その製造方法および化粧品
EP0915120B1 (en) Method for termination of post cure in silicone elastomers
JP6000640B2 (ja) 新規オルガノポリシロキサンエラストマー及びその利用
EP2473552B1 (en) Pituitous silicone fluids
US10500151B2 (en) Silicone elastomer composition
EP1390431B1 (en) Polysiloxanes and gels and pastes containing them
US11820846B2 (en) Composition, method of preparing copolymer, and methods and end uses thereof
US20100172856A1 (en) Silicone copolymers and elastomers derived from natural oils
JP2003513129A (ja) 双性イオン性シロキサンポリマーおよびそれから生成されたイオン架橋ポリマー
EP0848029A2 (en) Thickening silicones with elastomeric silicone polyethers
US20220081565A1 (en) Acrylate-functional branched organosilicon compound, method of preparing same, and copolymer formed therewith
JP2002179797A (ja) シリコーン分岐型ポリエーテル変性シリコーン化合物の製造方法及びこの方法によって得られた化合物を含有する化粧料
US20220119421A1 (en) Branched organosilicon compound, method of preparing same, and related compositions
US20220119597A1 (en) Branched organosilicon compound, method of preparing same, and copolymer formed therewith
JP5245902B2 (ja) 微粉末状又はペースト状の重合生成物の製造方法
JPH0971505A (ja) 架橋型シリコーン含有化粧料
EP1404744B1 (en) Branch organosilicone compound
JPH0971506A (ja) 架橋型シリコーン含有化粧料
US20220106337A1 (en) Branched organosilicon compound, method of preparing same, and compositions comprising same
JP2002348475A (ja) シリコーンエマルジョン組成物および化粧料
JPH09175928A (ja) 油性化粧料
JP4098116B2 (ja) ポリエーテル変性ポリオルガノシロキサンおよびその製造方法および皮膚化粧料
JPH09316330A (ja) ポリシロキサン含有組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040121

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040326

A02 Decision of refusal

Effective date: 20040525

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02