JPH0969814A - 光通信システム - Google Patents
光通信システムInfo
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- JPH0969814A JPH0969814A JP7224044A JP22404495A JPH0969814A JP H0969814 A JPH0969814 A JP H0969814A JP 7224044 A JP7224044 A JP 7224044A JP 22404495 A JP22404495 A JP 22404495A JP H0969814 A JPH0969814 A JP H0969814A
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- signal
- transmission line
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダミー信号が伝送特性に与える悪影響を最小
限にしつつ、SBSを効果的に抑制し得る光通信システ
ムを提供することである。 【構成】 本光通信システムは、周波数多重信号発生部
101から出力される周波数多重信号を電気光変換部1
02で光信号に変換し、その光信号を光伝送路103に
より伝送し、光電気変換部104で受信するように構成
されている。さらに、本光通信システムでは、電気光変
換部102における光変調度がSBSを十分に抑制し得
るように設定され、かつ適切な周波数を有するダミー信
号を、ダミー信号発生部105から電気光変換部102
に入力することにより、SBSを抑制しながらも、伝送
特性の劣化を最小限に抑えている。
限にしつつ、SBSを効果的に抑制し得る光通信システ
ムを提供することである。 【構成】 本光通信システムは、周波数多重信号発生部
101から出力される周波数多重信号を電気光変換部1
02で光信号に変換し、その光信号を光伝送路103に
より伝送し、光電気変換部104で受信するように構成
されている。さらに、本光通信システムでは、電気光変
換部102における光変調度がSBSを十分に抑制し得
るように設定され、かつ適切な周波数を有するダミー信
号を、ダミー信号発生部105から電気光変換部102
に入力することにより、SBSを抑制しながらも、伝送
特性の劣化を最小限に抑えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信システムに
関し、より特定的には、周波数多重された電気信号を光
信号に変換して、光伝送路を伝送するシステムに関す
る。
関し、より特定的には、周波数多重された電気信号を光
信号に変換して、光伝送路を伝送するシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】複数の互いに異なる周波数の搬送波を多
重し、これを光信号に一括して変換し、光ファイバで伝
送するSCM(Sub−Carrier Multip
lex)光伝送方式は、多チャンネル・大容量の映像あ
るいは音声情報等を容易に伝送できる技術として、現在
広く用いられている。
重し、これを光信号に一括して変換し、光ファイバで伝
送するSCM(Sub−Carrier Multip
lex)光伝送方式は、多チャンネル・大容量の映像あ
るいは音声情報等を容易に伝送できる技術として、現在
広く用いられている。
【0003】近年、光伝送距離の長距離化、または光に
よる多分配化を目的として、光ファイバ増幅器の実用化
が進められている。このため、光伝送路に入力される光
パワーは飛躍的に増大しつつある。
よる多分配化を目的として、光ファイバ増幅器の実用化
が進められている。このため、光伝送路に入力される光
パワーは飛躍的に増大しつつある。
【0004】しかしながら、大きな光パワーが光伝送路
に入力される場合、光ファイバ中の非線形現象が伝送特
性を劣化させるという問題がある。特に、誘導ブリルア
ン散乱(SBS)は、光ファイバへの入力光パワーが比較
的小さい領域で発生し、光伝送路への入力光パワーを制
限し、光伝送距離の長距離化を阻害する要因となるの
で、抑制する必要がある。SBSは、入射光と音響フォ
ノンの相互作用により、後方散乱光(ストークス光)を発
生する現象であり、入力光パワーの増大と共に後方散乱
光が増大するため、光ファイバへの入力光パワーを増や
せないという性質を持っている。
に入力される場合、光ファイバ中の非線形現象が伝送特
性を劣化させるという問題がある。特に、誘導ブリルア
ン散乱(SBS)は、光ファイバへの入力光パワーが比較
的小さい領域で発生し、光伝送路への入力光パワーを制
限し、光伝送距離の長距離化を阻害する要因となるの
で、抑制する必要がある。SBSは、入射光と音響フォ
ノンの相互作用により、後方散乱光(ストークス光)を発
生する現象であり、入力光パワーの増大と共に後方散乱
光が増大するため、光ファイバへの入力光パワーを増や
せないという性質を持っている。
【0005】一方で、ブリルアン散乱は、増幅作用を有
し、ストークス光の光波長近傍で約100MHzの帯域
(ブリルアン利得帯域)の利得を持つ。利得は、入力光
パワーが増加するほど高くなるので、利得があるしきい
値を越えると(この時の光伝送路への入力光パワーをS
BSしきい値という)、光入射端で観測されるストーク
ス光が急激に増大し、伝送特性に大きな劣化をもたらす
(例えば、吉永らによる「SCM映像伝送システムにお
ける誘導ブリルアン散乱による非線形歪み劣化」電子情
報通信学会春期大会,B−1135,p4−201(1
994年3月)参照)。
し、ストークス光の光波長近傍で約100MHzの帯域
(ブリルアン利得帯域)の利得を持つ。利得は、入力光
パワーが増加するほど高くなるので、利得があるしきい
値を越えると(この時の光伝送路への入力光パワーをS
BSしきい値という)、光入射端で観測されるストーク
ス光が急激に増大し、伝送特性に大きな劣化をもたらす
(例えば、吉永らによる「SCM映像伝送システムにお
ける誘導ブリルアン散乱による非線形歪み劣化」電子情
報通信学会春期大会,B−1135,p4−201(1
994年3月)参照)。
【0006】変調光の場合、最大の光スペクトル成分
(メインモード)のパワーが、SBSしきい値を越えた時
にSBSが発生する。そこで、従来では、発光素子をダ
ミー信号で直接輝度変調し、同時に起こる周波数変調
(チャーピング)現象を利用することにより、メインモー
ド成分のパワーを減少させ、SBSを抑制することが行
われている。
(メインモード)のパワーが、SBSしきい値を越えた時
にSBSが発生する。そこで、従来では、発光素子をダ
ミー信号で直接輝度変調し、同時に起こる周波数変調
(チャーピング)現象を利用することにより、メインモー
ド成分のパワーを減少させ、SBSを抑制することが行
われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにダミー信号を用いると、ダミー信号と周波数多重
信号との相互変調歪が新たに生じ、あるいは総合実効変
調度が増大するという問題点があった。また、ダミー信
号の光変調度が大きいと、大幅な伝送特性の劣化が生じ
るという問題点があった。そのため、ダミー信号の周波
数およびレベルをどのように設定するかが、これらの問
題点を減少させる上で、重要な要素になっている。にも
かかわらず、従来では、ダミー信号の周波数およびレベ
ルについては、その最適な値が明確にされていなった。
ようにダミー信号を用いると、ダミー信号と周波数多重
信号との相互変調歪が新たに生じ、あるいは総合実効変
調度が増大するという問題点があった。また、ダミー信
号の光変調度が大きいと、大幅な伝送特性の劣化が生じ
るという問題点があった。そのため、ダミー信号の周波
数およびレベルをどのように設定するかが、これらの問
題点を減少させる上で、重要な要素になっている。にも
かかわらず、従来では、ダミー信号の周波数およびレベ
ルについては、その最適な値が明確にされていなった。
【0008】それ故に、本発明の目的は、ダミー信号が
伝送特性に与える悪影響を最小限にしつつ、SBSを効
果的に抑制し得る光通信システムを提供することであ
る。
伝送特性に与える悪影響を最小限にしつつ、SBSを効
果的に抑制し得る光通信システムを提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、複数の互いに異なる周波数の搬送波を多重して
なる周波数多重信号を出力する周波数多重信号発生部
と、所定周波数、所定レベルのダミー信号を出力するダ
ミー信号発生部と、1つの光源を有し、周波数多重信号
とダミー信号とを入力し、各々光信号に変換する電気光
変換部と、電気光変換部から出力される光信号を伝送す
る光伝送路と、光伝送路から出力される光信号を電気信
号に変換する光電気変換部とを備え、ダミー信号の周波
数は、光伝送路のブリルアン利得帯域幅の1/2以下に
設定され、ダミー信号のレベルは、電気光変換部におけ
るダミー信号の光変調度が、光伝送路における誘導ブリ
ルアン散乱を抑制し得る値に設定されることを特徴とす
る。このように、第1の発明では、光電気変換部に入力
するダミー信号の周波数および光変調度を予め適正に設
定しておくことにより、ダミー信号を用いることによる
特性劣化を最小限にしつつ、SBSを効果的に抑制する
ことができる。
発明は、複数の互いに異なる周波数の搬送波を多重して
なる周波数多重信号を出力する周波数多重信号発生部
と、所定周波数、所定レベルのダミー信号を出力するダ
ミー信号発生部と、1つの光源を有し、周波数多重信号
とダミー信号とを入力し、各々光信号に変換する電気光
変換部と、電気光変換部から出力される光信号を伝送す
る光伝送路と、光伝送路から出力される光信号を電気信
号に変換する光電気変換部とを備え、ダミー信号の周波
数は、光伝送路のブリルアン利得帯域幅の1/2以下に
設定され、ダミー信号のレベルは、電気光変換部におけ
るダミー信号の光変調度が、光伝送路における誘導ブリ
ルアン散乱を抑制し得る値に設定されることを特徴とす
る。このように、第1の発明では、光電気変換部に入力
するダミー信号の周波数および光変調度を予め適正に設
定しておくことにより、ダミー信号を用いることによる
特性劣化を最小限にしつつ、SBSを効果的に抑制する
ことができる。
【0010】第2の発明は、第1の発明において、電気
光変換部は、周波数多重信号およびダミー信号を用い
て、光源を直接輝度変調することを特徴とする。
光変換部は、周波数多重信号およびダミー信号を用い
て、光源を直接輝度変調することを特徴とする。
【0011】第3の発明は、第1の発明において、電気
光変換部は、周波数多重信号を用いて光源から出力され
る光波を外部変調し、ダミー信号を用いて光源を直接輝
度変調することを特徴とする。
光変換部は、周波数多重信号を用いて光源から出力され
る光波を外部変調し、ダミー信号を用いて光源を直接輝
度変調することを特徴とする。
【0012】第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれ
かにおいて、光伝送路への入力光パワーと当該光伝送路
からの反射光パワーとを比較し、入力光パワーの値から
反射光パワーの値を差し引いた値が、予め定められた判
定値以上のときは、ダミー信号を電気光変換部に入力せ
ず、入力光パワーの値から反射光パワーの値を差し引い
た値が判定値以下のときは、ダミー信号を電気光変換部
に入力するように制御する制御部をさらに備えている。
このように、第4の発明では、入力光パワーの値から反
射光パワーの値を差し引いた値が、予め定められた判定
値以下になったときのみ、ダミー信号を電気光変換部に
入力するようにしているので、SBSを抑制する必要が
ない場合は、ダミー信号による変調が行われず、ダミー
信号により生じる悪影響を必要最小限に抑えることがで
きる。
かにおいて、光伝送路への入力光パワーと当該光伝送路
からの反射光パワーとを比較し、入力光パワーの値から
反射光パワーの値を差し引いた値が、予め定められた判
定値以上のときは、ダミー信号を電気光変換部に入力せ
ず、入力光パワーの値から反射光パワーの値を差し引い
た値が判定値以下のときは、ダミー信号を電気光変換部
に入力するように制御する制御部をさらに備えている。
このように、第4の発明では、入力光パワーの値から反
射光パワーの値を差し引いた値が、予め定められた判定
値以下になったときのみ、ダミー信号を電気光変換部に
入力するようにしているので、SBSを抑制する必要が
ない場合は、ダミー信号による変調が行われず、ダミー
信号により生じる悪影響を必要最小限に抑えることがで
きる。
【0013】第5の発明は、第4の発明において、4つ
の端子A〜Dを有し、電気光変換部から端子Aを介して
入力される光信号を2分岐して、それぞれ端子Bおよび
Dを介して光伝送路および制御部に出力すると共に、光
伝送路からの反射光を端子Cを介して制御部に出力する
2入力2出力型の光分岐器をさらに備え、制御部は、端
子Dからの入力光パワーに基づいて光伝送路への入力光
パワーを検出し、端子Cからの入力光パワーに基づいて
光伝送路からの反射光パワーを検出することを特徴とす
る。
の端子A〜Dを有し、電気光変換部から端子Aを介して
入力される光信号を2分岐して、それぞれ端子Bおよび
Dを介して光伝送路および制御部に出力すると共に、光
伝送路からの反射光を端子Cを介して制御部に出力する
2入力2出力型の光分岐器をさらに備え、制御部は、端
子Dからの入力光パワーに基づいて光伝送路への入力光
パワーを検出し、端子Cからの入力光パワーに基づいて
光伝送路からの反射光パワーを検出することを特徴とす
る。
【0014】第6の発明は、複数の互いに異なる周波数
の搬送波を多重してなる周波数多重信号を出力する周波
数多重信号発生部と、所定周波数、所定レベルのダミー
信号を出力するダミー信号発生部と、1つの光源を有
し、周波数多重信号とダミー信号とを入力し、各々光信
号に変換する電気光変換部と、電気光変換部から出力さ
れる光信号を伝送する光伝送路と、光伝送路から出力さ
れる光信号を電気信号に変換する光電気変換部とを備
え、ダミー信号の周波数は、50MHz以下に設定さ
れ、ダミー信号のレベルは、電気光変換部におけるダミ
ー信号の光変調度が、光伝送路における誘導ブリルアン
散乱を抑制し得る値に設定されることを特徴とする。こ
のように、第6の発明では、光電気変換部に入力するダ
ミー信号の周波数および光変調度を予め適正に設定して
おくことにより、ダミー信号を用いることによる特性劣
化を最小限にしつつ、SBSを効果的に抑制することが
できる。なお、この第6の発明では、実験により求めら
れたデータに基づき、ダミー信号の周波数設定がなされ
ている。
の搬送波を多重してなる周波数多重信号を出力する周波
数多重信号発生部と、所定周波数、所定レベルのダミー
信号を出力するダミー信号発生部と、1つの光源を有
し、周波数多重信号とダミー信号とを入力し、各々光信
号に変換する電気光変換部と、電気光変換部から出力さ
れる光信号を伝送する光伝送路と、光伝送路から出力さ
れる光信号を電気信号に変換する光電気変換部とを備
え、ダミー信号の周波数は、50MHz以下に設定さ
れ、ダミー信号のレベルは、電気光変換部におけるダミ
ー信号の光変調度が、光伝送路における誘導ブリルアン
散乱を抑制し得る値に設定されることを特徴とする。こ
のように、第6の発明では、光電気変換部に入力するダ
ミー信号の周波数および光変調度を予め適正に設定して
おくことにより、ダミー信号を用いることによる特性劣
化を最小限にしつつ、SBSを効果的に抑制することが
できる。なお、この第6の発明では、実験により求めら
れたデータに基づき、ダミー信号の周波数設定がなされ
ている。
【0015】第7の発明は、第6の発明において、電気
光変換部は、周波数多重信号およびダミー信号を用い
て、光源を直接輝度変調することを特徴とする。
光変換部は、周波数多重信号およびダミー信号を用い
て、光源を直接輝度変調することを特徴とする。
【0016】第8の発明は、第6の発明において、電気
光変換部は、周波数多重信号を用いて光源から出力され
る光波を外部変調し、ダミー信号を用いて光源を直接輝
度変調することを特徴とする。
光変換部は、周波数多重信号を用いて光源から出力され
る光波を外部変調し、ダミー信号を用いて光源を直接輝
度変調することを特徴とする。
【0017】第9の発明は、第6〜第9の発明のいずれ
かにおいて、光伝送路への入力光パワーと当該光伝送路
からの反射光パワーとを比較し、入力光パワーの値から
反射光パワーの値を差し引いた値が、予め定められた判
定値以上のときは、ダミー信号を電気光変換部に入力せ
ず、入力光パワーの値から反射光パワーの値を差し引い
た値が判定値以下のときは、ダミー信号を電気光変換部
に入力するように制御する制御部をさらに備えている。
このように、第9の発明では、入力光パワーの値から反
射光パワーの値を差し引いた値が、予め定められた判定
値以下になったときのみ、ダミー信号を電気光変換部に
入力するようにしているので、SBSを抑制する必要が
ない場合は、ダミー信号による変調が行われず、ダミー
信号により生じる悪影響を必要最小限に抑えることがで
きる。
かにおいて、光伝送路への入力光パワーと当該光伝送路
からの反射光パワーとを比較し、入力光パワーの値から
反射光パワーの値を差し引いた値が、予め定められた判
定値以上のときは、ダミー信号を電気光変換部に入力せ
ず、入力光パワーの値から反射光パワーの値を差し引い
た値が判定値以下のときは、ダミー信号を電気光変換部
に入力するように制御する制御部をさらに備えている。
このように、第9の発明では、入力光パワーの値から反
射光パワーの値を差し引いた値が、予め定められた判定
値以下になったときのみ、ダミー信号を電気光変換部に
入力するようにしているので、SBSを抑制する必要が
ない場合は、ダミー信号による変調が行われず、ダミー
信号により生じる悪影響を必要最小限に抑えることがで
きる。
【0018】第10の発明は、第9の発明において、4
つの端子A〜Dを有し、電気光変換部から端子Aを介し
て入力される光信号を2分岐して、それぞれ端子Bおよ
びDを介して光伝送路および制御部に出力すると共に、
光伝送路からの反射光を端子Cを介して制御部に出力す
る2入力2出力型の光分岐器をさらに備え、制御部は、
端子Dからの入力光パワーに基づいて光伝送路への入力
光パワーを検出し、端子Cからの入力光パワーに基づい
て光伝送路からの反射光パワーを検出することを特徴と
する。
つの端子A〜Dを有し、電気光変換部から端子Aを介し
て入力される光信号を2分岐して、それぞれ端子Bおよ
びDを介して光伝送路および制御部に出力すると共に、
光伝送路からの反射光を端子Cを介して制御部に出力す
る2入力2出力型の光分岐器をさらに備え、制御部は、
端子Dからの入力光パワーに基づいて光伝送路への入力
光パワーを検出し、端子Cからの入力光パワーに基づい
て光伝送路からの反射光パワーを検出することを特徴と
する。
【0019】
(第1の実施例)以下、本発明の第1の実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第
1の実施例に係る光通信システムの構成を示すブロック
図である。図1において、本実施例の光通信システム
は、周波数多重信号発生部101と、電気光変換部10
2と、光伝送路103と、光電気変換部104と、ダミ
ー信号発生部105とを備えている。
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第
1の実施例に係る光通信システムの構成を示すブロック
図である。図1において、本実施例の光通信システム
は、周波数多重信号発生部101と、電気光変換部10
2と、光伝送路103と、光電気変換部104と、ダミ
ー信号発生部105とを備えている。
【0020】上記のような構成において、周波数多重信
号発生部101から出力される周波数多重信号は、電気
光変換部102で光信号に変換される。当該光信号は、
光伝送路103を伝搬し、光電気変換部104で電気信
号に再変換される。
号発生部101から出力される周波数多重信号は、電気
光変換部102で光信号に変換される。当該光信号は、
光伝送路103を伝搬し、光電気変換部104で電気信
号に再変換される。
【0021】周波数多重信号発生部101から出力され
る周波数多重信号としては、例えばCATVシステムに
おいて、加入者からのリクエストがあったときのみ映像
信号で搬送波を変調し、それらを周波数多重することに
よって得られた周波数多重信号や、光マイクロセル方式
の移動体通信において、無線基地局で受信した無線信号
を、ベースバンドの信号に変換せずそのまま多重するこ
とによって得られた周波数多重信号等が考えられる。こ
のような周波数多重信号で光波を外部変調したときは勿
論、光源を直接輝度変調したとき、あるいは搬送波数や
搬送波の光変調度が小さい場合に、SBSが発生する恐
れがある。そこで、本実施例では、ダミー信号発生部1
05から出力されるダミー信号を光電気変換部102に
入力し、発光素子を直接輝度変調すると共に、ダミー信
号の電気光変換部102における光変調度を、SBSを
抑制するのに充分な光変調度に設定することで、SBS
を抑制している。
る周波数多重信号としては、例えばCATVシステムに
おいて、加入者からのリクエストがあったときのみ映像
信号で搬送波を変調し、それらを周波数多重することに
よって得られた周波数多重信号や、光マイクロセル方式
の移動体通信において、無線基地局で受信した無線信号
を、ベースバンドの信号に変換せずそのまま多重するこ
とによって得られた周波数多重信号等が考えられる。こ
のような周波数多重信号で光波を外部変調したときは勿
論、光源を直接輝度変調したとき、あるいは搬送波数や
搬送波の光変調度が小さい場合に、SBSが発生する恐
れがある。そこで、本実施例では、ダミー信号発生部1
05から出力されるダミー信号を光電気変換部102に
入力し、発光素子を直接輝度変調すると共に、ダミー信
号の電気光変換部102における光変調度を、SBSを
抑制するのに充分な光変調度に設定することで、SBS
を抑制している。
【0022】以下に、上記ダミー信号の周波数に関して
説明を行う。図3は、DFB−LD(分布帰還型レーザ
ダイオード)を1波の正弦波(変調信号)で直接輝度変調
し、その出力光を光増幅器で増幅した後に10kmの分
散シフトファイバに入力した場合の、変調信号の光変調
度と反射光パワーとの関係(測定結果)を示している。図
3において、横軸は光変調度、縦軸は反射光パワーを示
す。反射光パワーの大きさは、SBSの発生量を表し、
反射光パワーが小さいほどSBSが抑制されていること
を示す。なお、分散シフトファイバに入力する光パワー
は16.6dBmである。また、変調信号の周波数をパ
ラメータとして示している。DFB−LDのFM変調効
率は約140MHz/mA、線幅は数MHzである。
説明を行う。図3は、DFB−LD(分布帰還型レーザ
ダイオード)を1波の正弦波(変調信号)で直接輝度変調
し、その出力光を光増幅器で増幅した後に10kmの分
散シフトファイバに入力した場合の、変調信号の光変調
度と反射光パワーとの関係(測定結果)を示している。図
3において、横軸は光変調度、縦軸は反射光パワーを示
す。反射光パワーの大きさは、SBSの発生量を表し、
反射光パワーが小さいほどSBSが抑制されていること
を示す。なお、分散シフトファイバに入力する光パワー
は16.6dBmである。また、変調信号の周波数をパ
ラメータとして示している。DFB−LDのFM変調効
率は約140MHz/mA、線幅は数MHzである。
【0023】図3(a)から分かるように、変調信号の
周波数が50MHz以上の時の測定結果では、周波数が
低い程、小さい変調度でSBSが抑制されている。これ
は、光源を直接輝度変調する時に同時に起こる周波数変
調(チャーピング)現象において、同一の変調度では、
低周波数程、周波数変調指数が大きく、メインモードの
パワーを減少させる効果が大きいという性質のためであ
る。ところが、図3(b)に示すように、変調周波数が
50MHz以下の時の測定結果では、SBS抑制効果
は、変調周波数に依存していない。つまり、最小限の光
変調度でSBSを抑制するためには、ダミー信号の周波
数を50MHz以下に設定しなければならないことが分
かる。
周波数が50MHz以上の時の測定結果では、周波数が
低い程、小さい変調度でSBSが抑制されている。これ
は、光源を直接輝度変調する時に同時に起こる周波数変
調(チャーピング)現象において、同一の変調度では、
低周波数程、周波数変調指数が大きく、メインモードの
パワーを減少させる効果が大きいという性質のためであ
る。ところが、図3(b)に示すように、変調周波数が
50MHz以下の時の測定結果では、SBS抑制効果
は、変調周波数に依存していない。つまり、最小限の光
変調度でSBSを抑制するためには、ダミー信号の周波
数を50MHz以下に設定しなければならないことが分
かる。
【0024】上記のように、変調周波数(f)が50M
Hz以下では、SBS抑制効果が光変調度(mとする)
のみに依存し、変調周波数には依存しない(図3(b)
参照)。一方、変調周波数が50MHz以上では、SB
S抑制効果が変調周波数に依存する(図3(a)参
照)。以下には、この理由を図4を参照して説明する。
Hz以下では、SBS抑制効果が光変調度(mとする)
のみに依存し、変調周波数には依存しない(図3(b)
参照)。一方、変調周波数が50MHz以上では、SB
S抑制効果が変調周波数に依存する(図3(a)参
照)。以下には、この理由を図4を参照して説明する。
【0025】ブルリアン散乱による増幅作用は、信号光
周波数からある一定の周波数だけずれた周波数を中心
に、ある一定の利得帯域を持つ(図4(a)参照)。こ
の利得帯域は、一般にブルリアン利得帯域と呼ばれ、約
100MHzの幅を持つ。また、信号光が変調されてい
る場合には、変調によって生じるそれぞれのモードがブ
ルリアン利得帯域を持つ(図4(b)または(c)参
照)。誘導ブルリアン散乱は、このブルリアン利得帯域
内の信号光の合計パワーがしきい値を越えるときに発生
すると考えられる。
周波数からある一定の周波数だけずれた周波数を中心
に、ある一定の利得帯域を持つ(図4(a)参照)。こ
の利得帯域は、一般にブルリアン利得帯域と呼ばれ、約
100MHzの幅を持つ。また、信号光が変調されてい
る場合には、変調によって生じるそれぞれのモードがブ
ルリアン利得帯域を持つ(図4(b)または(c)参
照)。誘導ブルリアン散乱は、このブルリアン利得帯域
内の信号光の合計パワーがしきい値を越えるときに発生
すると考えられる。
【0026】ところで、ブルリアン利得帯域が100M
Hzの場合、変調周波数が50MHzを越えると、メイ
ンモードによる散乱光の利得帯域内に、サイドモードに
よる散乱光は発生しない(帯域が重ならない、図4
(b))。この場合、最大成分であるメインモードの大
きさのみで、反射光パワーが決定する。メインモードの
大きさは、周波数変調指数(m/fに比例)によって決
定するので、同一光変調度では、変調周波数が大きいほ
ど抑制効果は小さくなっている(図3(a)参照)。
Hzの場合、変調周波数が50MHzを越えると、メイ
ンモードによる散乱光の利得帯域内に、サイドモードに
よる散乱光は発生しない(帯域が重ならない、図4
(b))。この場合、最大成分であるメインモードの大
きさのみで、反射光パワーが決定する。メインモードの
大きさは、周波数変調指数(m/fに比例)によって決
定するので、同一光変調度では、変調周波数が大きいほ
ど抑制効果は小さくなっている(図3(a)参照)。
【0027】一方、変調周波数が50MHz以下では、
サイドモードによる散乱光がメインモードによる散乱光
のブルリアン利得帯域内に発生するため(帯域が重なる
ため、図4(c)参照)、ブルリアン利得帯域内の信号
光の合計パワーを考える場合、サイドモードのパワーを
加味する必要がある。この場合、ブルリアン帯域内の信
号光の合計パワーは、最大周波数偏移(mに比例)によ
り決定するので、反射光パワーは光変調度のみに依存し
て、変調周波数には依存していない(図3(b)参
照)。
サイドモードによる散乱光がメインモードによる散乱光
のブルリアン利得帯域内に発生するため(帯域が重なる
ため、図4(c)参照)、ブルリアン利得帯域内の信号
光の合計パワーを考える場合、サイドモードのパワーを
加味する必要がある。この場合、ブルリアン帯域内の信
号光の合計パワーは、最大周波数偏移(mに比例)によ
り決定するので、反射光パワーは光変調度のみに依存し
て、変調周波数には依存していない(図3(b)参
照)。
【0028】上記のように考察すると、図3において
(a)あるいは(b)の違いの生じる変調周波数は、ブ
ルリアン利得帯域の1/2であると考えることができ
る。従って、光伝送路103として任意の光ファイバを
用い、ダミー信号発生部105から出力されるダミー信
号の周波数を、光伝送路103におけるブルリアン利得
帯域の1/2以下としてもよい。
(a)あるいは(b)の違いの生じる変調周波数は、ブ
ルリアン利得帯域の1/2であると考えることができ
る。従って、光伝送路103として任意の光ファイバを
用い、ダミー信号発生部105から出力されるダミー信
号の周波数を、光伝送路103におけるブルリアン利得
帯域の1/2以下としてもよい。
【0029】(第2の実施例)図2は、本発明の第2の
実施例に係る光通信システムの構成を示すブロック図で
ある。図2において、本実施例の光通信システムは、図
1に示す第1の実施例と同様に、周波数多重信号発生部
101と、電気光変換部102と、光伝送路103と、
光電気変換部104と、ダミー信号発生部105とを備
えている。これらの構成要素は、第1の実施例と同様に
動作する。さらに、本実施例の光通信システムは、制御
部201と、2入力2出力型の光分岐器202とを備え
ている。ここで、光分岐器202は、1入力3出力型の
光分岐器を用いている。
実施例に係る光通信システムの構成を示すブロック図で
ある。図2において、本実施例の光通信システムは、図
1に示す第1の実施例と同様に、周波数多重信号発生部
101と、電気光変換部102と、光伝送路103と、
光電気変換部104と、ダミー信号発生部105とを備
えている。これらの構成要素は、第1の実施例と同様に
動作する。さらに、本実施例の光通信システムは、制御
部201と、2入力2出力型の光分岐器202とを備え
ている。ここで、光分岐器202は、1入力3出力型の
光分岐器を用いている。
【0030】上記のような構成において、電気光変換部
102から出力される光信号は、光分岐器202の端子
Aに入力される。このとき、光分岐器202から出力さ
れる光信号の内、端子Bから出力される光信号は、光伝
送路103に入力され、端子Dから出力される光信号
は、制御部201に入力される。また、光分岐器202
の端子Cからは、光伝送路103からの反射光が出力さ
れ、当該反射光は制御部201に入力される。
102から出力される光信号は、光分岐器202の端子
Aに入力される。このとき、光分岐器202から出力さ
れる光信号の内、端子Bから出力される光信号は、光伝
送路103に入力され、端子Dから出力される光信号
は、制御部201に入力される。また、光分岐器202
の端子Cからは、光伝送路103からの反射光が出力さ
れ、当該反射光は制御部201に入力される。
【0031】制御部201では、端子Dから入力される
光信号に基づいて光伝送路103への入力光パワーを検
出し、端子Cから入力される反射光に基づいて光伝送路
103からの反射光パワーを検出する。更に、制御部2
01は、入力光パワーの値から反射光パワーの値を差し
引いた値(以下、検出値と呼ぶ)を求め、当該検出値が予
め定められた値(判定値と呼ぶ)以下のときは、ダミー信
号発生部105から出力されるダミー信号を電気光変換
部102に入力し、当該検出値が判定値以上のときは、
ダミー信号発生部105から出力されるダミー信号を電
気光変換部102に入力しないように制御する。前述し
たように、ダミー信号を用いると、種々の問題が生じる
ため、ダミー信号は必要最小限の場合に使用することが
好ましい。そのため、第2の実施例では、入力光パワー
に対して反射光パワーがある程度大きくなったときに、
ダミー信号を電気光変換部102に入力し、SBSを抑
制するようにしている。
光信号に基づいて光伝送路103への入力光パワーを検
出し、端子Cから入力される反射光に基づいて光伝送路
103からの反射光パワーを検出する。更に、制御部2
01は、入力光パワーの値から反射光パワーの値を差し
引いた値(以下、検出値と呼ぶ)を求め、当該検出値が予
め定められた値(判定値と呼ぶ)以下のときは、ダミー信
号発生部105から出力されるダミー信号を電気光変換
部102に入力し、当該検出値が判定値以上のときは、
ダミー信号発生部105から出力されるダミー信号を電
気光変換部102に入力しないように制御する。前述し
たように、ダミー信号を用いると、種々の問題が生じる
ため、ダミー信号は必要最小限の場合に使用することが
好ましい。そのため、第2の実施例では、入力光パワー
に対して反射光パワーがある程度大きくなったときに、
ダミー信号を電気光変換部102に入力し、SBSを抑
制するようにしている。
【0032】なお、ダミー信号を電気光変換部102に
入力する、あるいは入力しないという制御は、ダミー信
号のレベルを制御することによっても可能である。
入力する、あるいは入力しないという制御は、ダミー信
号のレベルを制御することによっても可能である。
【図1】本発明の第1の実施例に係る光通信システムの
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る光通信システムの
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図3】光変調度と反射光パワーとの関係を測定した結
果を示すグラフである。
果を示すグラフである。
【図4】ブルリアン利得帯域を説明するための図であ
る。
る。
101 周波数多重信号発生部 102 電気光変換部 103 光伝送路 104 光電気変換部 105 ダミー信号発生部 201 制御部 202 光分岐器
Claims (10)
- 【請求項1】 複数の互いに異なる周波数の搬送波を多
重してなる周波数多重信号を出力する周波数多重信号発
生部と、 所定周波数、所定レベルのダミー信号を出力するダミー
信号発生部と、 1つの光源を有し、前記周波数多重信号と前記ダミー信
号とを入力し、各々光信号に変換する電気光変換部と、 前記電気光変換部から出力される光信号を伝送する光伝
送路と、 前記光伝送路から出力される光信号を電気信号に変換す
る光電気変換部とを備え、 前記ダミー信号の周波数は、前記光伝送路のブリルアン
利得帯域幅の1/2以下に設定され、 前記ダミー信号のレベルは、前記電気光変換部における
ダミー信号の光変調度が、前記光伝送路における誘導ブ
リルアン散乱を抑制し得る値に設定されることを特徴と
する、光通信システム。 - 【請求項2】 前記電気光変換部は、前記周波数多重信
号および前記ダミー信号を用いて、前記光源を直接輝度
変調することを特徴とする、請求項1に記載の光通信シ
ステム。 - 【請求項3】 前記電気光変換部は、前記周波数多重信
号を用いて前記光源から出力される光波を外部変調し、
前記ダミー信号を用いて前記光源を直接輝度変調するこ
とを特徴とする、請求項1に記載の光通信システム。 - 【請求項4】 前記光伝送路への入力光パワーと当該光
伝送路からの反射光パワーとを比較し、入力光パワーの
値から反射光パワーの値を差し引いた値が、予め定めら
れた判定値以上のときは、前記ダミー信号を前記電気光
変換部に入力せず、入力光パワーの値から反射光パワー
の値を差し引いた値が判定値以下のときは、ダミー信号
を電気光変換部に入力するように制御する制御部をさら
に備える、請求項1〜3のいずれかに記載の光通信シス
テム。 - 【請求項5】 4つの端子A〜Dを有し、前記電気光変
換部から端子Aを介して入力される光信号を2分岐し
て、それぞれ端子BおよびDを介して前記光伝送路およ
び前記制御部に出力すると共に、光伝送路からの反射光
を端子Cを介して制御部に出力する2入力2出力型の光
分岐器をさらに備え、 前記制御部は、前記出力端子Dからの入力光パワーに基
づいて前記光伝送路への入力光パワーを検出し、前記出
力端子Cからの入力光パワーに基づいて前記光伝送路か
らの反射光パワーを検出することを特徴とする、請求項
4に記載の光通信システム。 - 【請求項6】 複数の互いに異なる周波数の搬送波を多
重してなる周波数多重信号を出力する周波数多重信号発
生部と、 所定周波数、所定レベルのダミー信号を出力するダミー
信号発生部と、 1つの光源を有し、前記周波数多重信号と前記ダミー信
号とを入力し、各々光信号に変換する電気光変換部と、 前記電気光変換部から出力される光信号を伝送する光伝
送路と、 前記光伝送路から出力される光信号を電気信号に変換す
る光電気変換部とを備え、 前記ダミー信号の周波数は、50MHz以下に設定さ
れ、 前記ダミー信号のレベルは、前記電気光変換部における
ダミー信号の光変調度が、前記光伝送路における誘導ブ
リルアン散乱を抑制し得る値に設定されることを特徴と
する、光通信システム。 - 【請求項7】 前記電気光変換部は、前記周波数多重信
号および前記ダミー信号を用いて、前記光源を直接輝度
変調することを特徴とする、請求項6に記載の光通信シ
ステム。 - 【請求項8】 前記電気光変換部は、前記周波数多重信
号を用いて前記光源から出力される光波を外部変調し、
前記ダミー信号を用いて前記光源を直接輝度変調するこ
とを特徴とする、請求項6に記載の光通信システム。 - 【請求項9】 前記光伝送路への入力光パワーと当該光
伝送路からの反射光パワーとを比較し、入力光パワーの
値から反射光パワーの値を差し引いた値が、予め定めら
れた判定値以上のときは、前記ダミー信号を前記電気光
変換部に入力せず、入力光パワーの値から反射光パワー
の値を差し引いた値が判定値以下のときは、ダミー信号
を電気光変換部に入力するように制御する制御部をさら
に備える、請求項6〜9のいずれかに記載の光通信シス
テム。 - 【請求項10】 4つの端子A〜Dを有し、前記電気光
変換部から端子Aを介して入力される光信号を2分岐し
て、それぞれ端子BおよびDを介して前記光伝送路およ
び前記制御部に出力すると共に、光伝送路からの反射光
を端子Cを介して制御部に出力する2入力2出力型の光
分岐器をさらに備え、 前記制御部は、前記端子Dからの入力光パワーに基づい
て前記光伝送路への入力光パワーを検出し、前記端子C
からの入力光パワーに基づいて前記光伝送路からの反射
光パワーを検出することを特徴とする、請求項9に記載
の光通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7224044A JPH0969814A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 光通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7224044A JPH0969814A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 光通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0969814A true JPH0969814A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16807724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7224044A Pending JPH0969814A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 光通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0969814A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006074414A (ja) * | 2004-09-02 | 2006-03-16 | Hochiki Corp | 光ファイバー分配システム及び光送信器 |
JP2012169943A (ja) * | 2011-02-15 | 2012-09-06 | Miharu Communications Co Ltd | 光信号伝送におけるsbs発生の軽減及び歪発生抑制方法と、光信号伝送システムにおける光送信器 |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP7224044A patent/JPH0969814A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006074414A (ja) * | 2004-09-02 | 2006-03-16 | Hochiki Corp | 光ファイバー分配システム及び光送信器 |
JP4607525B2 (ja) * | 2004-09-02 | 2011-01-05 | ホーチキ株式会社 | 光ファイバー分配システム及び光送信器 |
JP2012169943A (ja) * | 2011-02-15 | 2012-09-06 | Miharu Communications Co Ltd | 光信号伝送におけるsbs発生の軽減及び歪発生抑制方法と、光信号伝送システムにおける光送信器 |
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