JPH0968536A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

Info

Publication number
JPH0968536A
JPH0968536A JP22331995A JP22331995A JPH0968536A JP H0968536 A JPH0968536 A JP H0968536A JP 22331995 A JP22331995 A JP 22331995A JP 22331995 A JP22331995 A JP 22331995A JP H0968536 A JPH0968536 A JP H0968536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipette
reaction
dispensing
sample
reagent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22331995A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiteru Mizuno
義照 水野
Toshihiro Otani
俊宏 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sysmex Corp
Original Assignee
Sysmex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sysmex Corp filed Critical Sysmex Corp
Priority to JP22331995A priority Critical patent/JPH0968536A/ja
Publication of JPH0968536A publication Critical patent/JPH0968536A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分注工程の効率化を図り多数の検体を高速で
処理可能な自動分析装置を提供する。 【解決手段】 免疫凝集分析装置200は、検体が設置
される検体設置部1、試薬が設置される試薬設置部2、
反応プレート100が設置される反応部4及び反応液を
測定系に導入するための測定導入部6をそれぞれ一平面
上に区画して配設してなるテーブル220と、それぞれ
分注用ピペットを備え各々独立してテーブル220上を
移動可能な第1分注ブロック201(検体及び試薬分注
用ピペット10、20装備)及び第2分注ブロック20
2(反応液分注用ピペット120装備)とからなり、両
分注ブロック201、202は反応容器廃棄部4に対し
ては相互に乗り入れ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動分析装置に関
し、より詳しくは、検体、試薬、洗浄液等をそれぞれ一
平面上に配設してなるテーブルと、このテーブル上を移
動して液体を分取、分注するピペットとを備えた自動分
析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、免疫凝集分析装置等の自
動分析装置では、テーブル上に配設された検体及び試薬
を分取し反応容器に分注し所定の反応を生じせしめ、こ
の反応容器の反応液を分取して測定系に導入するための
測定導入部へ分注する。例えば、ピペットを固定テーブ
ル上で3軸方向に移動させることにより自動化を図って
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような自動分析装
置では、多量の検体の分析が短時間で行えることが要望
されている。上記した自動分析装置において、ピペット
が1本の場合、並列処理が行えないので高速化が困難で
ある。たとえ、複数のピペットを設け固定テーブル上で
移動させたとしても相互の動きが干渉して効果的な分注
処理が困難となる。
【0004】この発明の課題は、分注工程の効率化を図
り多数の検体を高速で処理可能な自動分析装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の自動分析装置
によれば、検体が設置される検体設置部、試薬が設置さ
れる試薬設置部、反応容器内に検体及び試薬を収容し反
応を生じせしめるための反応部及び反応容器内の反応液
を測定系に導入するための測定導入部をそれぞれ一平面
上に配設してなるテーブルと、それぞれ分注用ピペット
を備え各々独立して前記テーブル上を移動可能な第1及
び第2の分注手段とからなり、第1及び第2の分注手段
は少なくとも前記反応部に対しては乗り入れ可能に構成
したことを特徴とする自動分析装置が提供される。
【0006】この発明における検体設置部は、検体容器
を保持する搬送用のラック等を載置する部位であること
が好ましい。
【0007】この発明における分注手段とは、ピペット
本体及びピペット本体に接続されたシリンジあるいはポ
ンプ等の通液手段を有し、たとえば、免疫凝集分析装置
のような自動分析装置においては、下記のように動作す
るものが好ましい。すなわち、ピペット本体が検体、試
薬、反応液の容器内に挿入され可撓性チューブ等からな
る配管を介して一定量の検体、試薬、反応液を分取し、
次にピペット本体は移動され反応容器、測定導入部内に
挿入されると、分取された検体、試薬、反応液を分注す
る。次に、このピペット本体を洗浄する。洗浄されたピ
ペット本体は再び移動し検体、試薬、反応液の分取、分
注を行う。
【0008】この発明における反応容器とは反応容器単
体からなるものや、複数の反応容器が一体的に設けられ
たプレート状のものを含む。この発明において、使用前
の反応容器が設けられる使用前反応容器設置部がテーブ
ル上に配設されるとともに、第1分注手段に反応容器把
持手段を備え、これによって使用前容器を反応容器設置
部から反応部へ移送するようにしてなるものが好まし
い。使用前反応容器設置部とは所定スペースに単に反応
容器を載置したものや、所定位置に自動供給するものを
含む。この発明におけるピペット昇降手段は、例えば、
プーリに捲回されたベルト、あるいはボールねじ等の駆
動によりピペットを垂直方向に精密移動できるよう構成
されている。
【0009】この発明における反応容器把持手段とは、
例えば、反応容器の縁部を把持可能な把持部を備え、把
持部を下降させて反応容器を保持し、この状態で反応容
器を上昇させ、別の位置まで移動し、再び下降した際に
反応容器の保持を解除するものが好ましい。さらには、
移動時の慣性力で反応容器の位置ズレや落下が起こらな
いようにピンやバネなどによる固定手段を設けるのが好
ましい。 この発明のテーブル上に、使用後の反応容器
が廃棄される使用済反応容器廃棄部をさらに配設すると
ともに、第1分注手段に反応容器把持手段を備え、これ
によって使用済の反応容器を反応部から使用済反応容器
部へ移送するよう構成されたものが好ましい。この発明
の第1分注手段が、検体分注用、試薬分注用の少なくと
も2つの独立したピペットと、これらピペットの洗浄手
段とを有することが好ましい。
【0010】この発明の第1分注手段が各ピペットを昇
降させるピペット昇降手段と、ピペット昇降手段を保持
する基台と、基台を移動させる基台移動手段を有し、前
記基台はピペットが浸漬されこれを洗浄するための洗浄
槽と、この洗浄槽を各ピペットの昇降経路間に跨がって
移動させる洗浄槽移動手段とを備えてなるのが好まし
い。
【0011】この発明における基台移動手段は、例え
ば、プーリに捲回されたワイヤ、あるいはボールねじ等
の駆動により基台を水平方向に精密移動できるよう構成
されている。この発明における洗浄槽とは、ピペット本
体の少なくとも先端部を収容可能な槽高さ及び断面形状
を有し、所定量の洗浄液を収容してピペットに付着した
検体、試薬を洗浄可能なものが好ましい。基台に配設さ
れる洗浄槽は、1つであってもよいし、複数あってもよ
く、ピペット本体の設定数等に応じて設定することがで
きる。
【0012】この発明における洗浄槽移動手段とは、洗
浄槽を回転、揺動あるいは往復により複数のピペットの
各昇降経路、すなわち、昇降軸を始点及び終点として、
これらの軸間に跨がって順次、移動動作を行わせるアク
チュエータをさし、洗浄槽を把持したアームをアクチュ
エータ等で正逆回転あるいは往復直線移動させる等の構
成が挙げられる。この発明の洗浄槽は、槽内に洗浄液を
流通可能な洗浄槽通液手段を有し、ピペットがピペット
内に洗浄液を流通可能なピペット通液手段を具備するも
のが好ましい。洗浄槽通液手段及びピペット通液手段と
は、洗浄槽及びピペット内に連通するシリンジあるいは
ポンプ等の吸排手段を備え、洗浄液を吐出あるいは吸引
により供給、排出が可能であるものが好ましい。
【0013】基台移動手段により基台が移動するとき、
洗浄槽移動手段、ピペット昇降手段、洗浄槽通液手段及
びピペット通液手段のうちの少なくとも1つが駆動可能
であることが好ましい。この発明の第2分注手段は、反
応部、測定導入部及びピペットを浸漬しこれを洗浄する
ための洗浄部の間を移動するよう構成されるのが好まし
い。より高速化を図るため、ピペット洗浄部を第1分注
手段と同様に基台に配設しても良い。
【0014】さて、この発明の自動分析装置では、ま
ず、第1分注手段に配設された反応容器把持手段が基台
移動手段で使用前反応容器設置部上に移動される。反応
容器把持手段が使用前反応容器を把持して反応部に移動
する。次に、第1分注手段が検体設置部に移動し検体用
ピペットで検体を分取し反応部に移動して反応容器に検
体を分注する。次に、第1分注手段が試薬設置部に移動
し試薬用ピペットで試薬を分取し反応部に移動して前記
反応容器に試薬を分注する。この工程をくり返す。その
間、検体と試薬は反応が進む。
【0015】次に、第2分注手段が前記反応容器部にお
いて反応液(所定の反応が生じた検体と試薬の混合液)
を分取し測定導入部に移動し反応液を分注する。この工
程をくり返す。このように、第1分注手段は反応部、検
体設置部、試薬設置部の間で、第2分注手段は反応部、
測定導入部の間でそれぞれ移動できるよう移動経路が設
定されているので、反応部のみについて両分注手段が相
互に乗り入れることになり両分注手段の移動経路が交錯
することが防止される。
【0016】第1分注手段のピペットの洗浄手段につい
ては説明すると、まず、待機していた検体分注用のピペ
ットがピペット昇降手段により下降し先端部が検体に浸
漬され所定量の検体を吸引する。次に、基台が反応容器
位置まで移動し検体を吸引したピペットから反応容器内
に検体が吐出される。吐出が終了すると、検体分注用の
ピペットがピペット昇降手段により上昇し待機状態とな
る。
【0017】この間、検体分注用のピペットとともに基
台に保持された試薬分注用のピペットは洗浄工程を行う
ことができる。この工程では、試薬分注用のピペットの
昇降経路に配置された洗浄槽に試薬分注用のピペットが
浸漬され洗浄される。洗浄が終了すると、洗浄槽内にあ
る試薬分注用のピペットがピペット昇降手段により上昇
する。試薬分注用のピペットが上昇し待機状態となる
と、試薬分注用のピペットの昇降経路に配置された洗浄
槽は、検体分注用ピペットが待機状態であれば洗浄槽移
動手段により検体分注用のピペットの昇降経路に移動さ
れる。
【0018】次に、基台移動手段の駆動により基台が試
薬位置まで移動される。待機状態にある試薬分注用のピ
ペットがピペット昇降手段により下降し先端部が試薬に
浸漬され所定量の試薬を吸引する。次に、基台が反応容
器位置まで移動され試薬を吸引したピペットから反応容
器に試薬が吐出される。吐出が終了すると、試薬分注用
のピペットがピペット昇降手段により上昇し待機状態と
なる。
【0019】この間、検体分注用のピペットは洗浄工程
を行うことができる。この洗浄では、検体分注用のピペ
ットの昇降経路に配置された洗浄槽に検体分注用のピペ
ットが浸漬され洗浄される。洗浄が終了すると、洗浄槽
内にある検体分注用のピペットがピペット昇降手段によ
り上昇する。検体分注用のピペットが上昇し待機状態と
なると、検体分注用のピペットの昇降経路に配置された
洗浄槽は、試薬用ピペットが待機状態にあれば洗浄槽移
動手段により検体側から試薬側のピペット昇降経路に移
動され待機状態となる。このような構成により、分注に
使用されたピペットを従来のようにテーブル上に固定さ
れた洗浄槽まで毎回往復させる工程が省略され、一方の
ピペットの分注動作あるいは基台の移動と平行して同時
に他方のピペットの洗浄が可能となり、検体あるいは試
薬の分注が洗浄により遅延することなく連続して行われ
る。
【0020】なお、洗浄槽が槽内に洗浄液を流通可能な
洗浄槽通液手段を有し、ピペットがピペット内に洗浄液
を流通可能なピペット通液手段を具備しておれば、分注
の1行程の中でピペットの内外を洗浄することができ
る。基台移動手段により基台が移動するとき、洗浄槽移
動手段、ピペット昇降手段、洗浄槽通液手段及びピペッ
ト通液手段のうちの少なくとも1つが駆動可能であれ
ば、基台に保持された一方のピペットを移動させながら
洗浄工程の少なくとも一部を同時に並行して行うことが
できる。一方、第2分注手段は別途設けられた洗浄部に
てピペットを洗浄することができる。なお、この洗浄槽
を基台に設置すれば同様に移動させながら洗浄工程を行
うこともできる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の一形態
による自動免疫凝集分析装置の要部一例を示す。反応
系、測定系などの基本構成は従来から知られている装置
と同じである。210は分注装置であり、220は検
体、試薬類を配置するテーブルである。
【0022】分注装置210は、第1分注手段としての
第1分注ブロック201と、第2分注手段としての第2
分注ブロック202と、これら分注ブロック201、2
02をそれぞれXY軸からなる2軸方向に移動する基台
移動手段としての第1ブロック移動手段203及び第2
ブロック移動手段204とから構成される。第1ブロッ
ク移動手段203と第2ブロック移動手段204は、各
分注ブロック201、202がテーブル220のY軸方
向において左右に位置するよう各分注ブロック201、
202を支持しており、テーブル220のZ軸方向にお
いて上下に配置されている。
【0023】第1分注ブロック201は、図2に示すよ
うに、2基の分注用ピペット10、20と、ピペット1
0、20を昇降させるそれぞれのピペット昇降手段3
0、40と、ピペット10、20及び昇降手段30、4
0を保持する基台50とから主に構成される。
【0024】分注用ピペット10、20は、その上端部
において接続管11、21から垂下するよう取り付けら
れており、接続管11、21にはピペット10、20に
連通するチューブ12、22が接続されている。それぞ
れのチューブ12、22は、図3に示すように、ピペッ
ト通液手段80に接続されている。ピペット通液手段8
0は、モータ81、82でそれぞれ駆動されるシリンジ
83、84に接続され、各シリンジ83、84は電磁弁
85、86を介して外部からの陽圧により収容した洗浄
液をシリンジ側へ送出する洗浄液チャンバ87、88に
接続されている。このようなピペット通液手段80によ
り検体、試薬の分注及びピペット10、20内部の洗浄
を電磁弁85、86の切り換え操作で行うことができ
る。接続管11、21はピペット昇降手段30、40に
取り付けられている。
【0025】ピペット昇降手段30、40は、基台50
に取り付けられた鉛直方向に延びるガイドレール31、
41と、ガイドレール31、41に沿って上下するスラ
イダ32、42と、スライダ32、42が取り付け片3
3、43を介して固着されるベルト34、44と、ベル
ト34、44を垂直方向に張り渡す一対のプーリ35、
45と、プーリ35、45の一方を回転駆動するモータ
36、46とから構成される。116は保持された反応
プレートの位置決めのためのセンサである。
【0026】これらの昇降手段30、40により検体分
注用ピペット10及び試薬分注用ピペット20はモータ
36、46の正転、逆転で昇降し、待機位置(上方)、
後述する洗浄槽60内に各ピペット10、20の先端部
10a、20aが進入し停止する位置(ピペット停止位
置)及び分注位置(下方)で停止可能な構成となってい
る。ピペット10、20下方の基台50の底面には、図
4に示すように、1つの洗浄槽60及びこの洗浄槽60
を水平方向に移動する洗浄槽移動手段70が配設され
る。
【0027】洗浄槽60は、図4及び5に示すように、
ピペット10、20の先端部10a、20aを挿入可能
な孔部61と、孔部61内に連通する洗浄液入口62及
び洗浄液出口63を具備している。洗浄液入口62及び
洗浄液出口63には、図5に示したような洗浄液通液手
段90が接続されている。この通液手段90は、ポンプ
91とポンプ91に接続された洗浄液チャンバー92か
ら構成され、洗浄槽60の孔部61に収容される洗浄液
を適時に入れ換えることができる。洗浄液出口63は排
液タンク93に接続されている。洗浄槽60の内側の側
壁には、洗浄槽の後述する槽検知手段としての磁石64
が配設される。
【0028】洗浄槽移動手段70は、洗浄槽60を一端
に保持するアーム71と、アーム71の他端に形成され
た支軸72周りにアーム71を往復揺動するロータリー
アクチュエータを備えた駆動部73とから構成されてい
る。アーム71の揺動は、洗浄槽60に配設された磁石
64及び基台50の底面に配設されたホール素子51、
52により図示しない制御部を介して制御される。
【0029】ホール素子51は洗浄槽60の孔部61が
検体分注用ピペット10の昇降経路上に位置するときに
磁石64と近接距離で正対する位置に、ホール素子52
は洗浄槽60の孔部61が試薬分注用ピペット20の昇
降経路上に位置するときに磁石64と近接距離で正対す
る位置に、互いに離間して配置され、駆動部73が正転
して反時計方向(図4の一点鎖線方向)に揺動するアー
ム71の磁石64がホール素子51に近接したときは、
駆動部73によるアーム71の揺動が停止して洗浄槽6
0の孔部61が検体分注用ピペット10の昇降経路上に
保持される。制御部から洗浄槽60の切り換えの指令が
出ると、駆動部73が逆転して時計方向(図4の実線方
向)にアーム71を揺動する。
【0030】時計方向に揺動するアーム71の磁石64
がホール素子52に近接したときは、駆動部73による
アーム71の揺動が停止して洗浄槽60の孔部61が試
薬分注用ピペット20の昇降経路上に保持される。制御
部から洗浄槽60の切り換えの指令が出ると、駆動部7
3が再び正転して洗浄槽60の孔部61が検体分注用ピ
ペット10の昇降経路上に保持される。このような洗浄
槽移動手段70により1つの洗浄槽60をピペット10
及び20のそれぞれの昇降経路上に配置させることがで
きる。したがって、この洗浄槽移動手段70と前述した
ピペット昇降手段30、40との連動により2つのピペ
ット10、20を各ピペット停止位置において1つの洗
浄槽60で交互に洗浄することができる。
【0031】試薬分注用のピペット20が配設されたベ
ルト44の反対側には、反応容器把持部110が取り付
けられている。反応容器把持部110は、前述したガイ
ドレール31と平行に基台50に取り付けられたガイド
レール111に沿って上下するスライダ112に取付片
113を介して取り付けられている。把持部110は、
先端がそれぞれ内側に曲がった、すなわち、口の下辺の
中央部分を切り欠いたような形状の取り付け部材114
を有している。
【0032】取り付け部材114の先端には、反応プレ
ート100の把手101、102がはまることにより反
応プレート100を保持するための曲げ部分117、1
18が形成されている。反応プレート100は図6に示
すように、一方の把手101の両端下部に設けられた保
持用の凸部103、104が、曲げ部分117を両側か
ら挟むように位置するので、反応プレート100は一定
位置を維持したまま持ち上げられ、ずれることはない。
【0033】さらに、基台50には先の丸い円柱状部材
119が設けられている。円柱状部材119は、把持部
110が反応プレート100を保持し持ち上げたとき、
反応プレート100の一つの容器100a内にはまるよ
うになっている。このため、反応プレート100はしっ
かりと保持されることになり、前後左右の移動に対して
も位置ずれをおこしたり、ぐらついたりすることがな
い。
【0034】反応プレート100は、合成樹脂を材料と
して一体成形され透明性を有するプレートであり、1つ
のプレートに、例えば、5×5の計25個の反応容器1
00aを備え、これらの容器100aが基板100bに
より互いに連なるよう、合成樹脂により一体成形されて
いる。容器100aの内径及び高さは、一例として、そ
れぞれ約8mm及び約24mmである。反応プレート1
00は上からみると、一辺が一例として、約70mmの
正方形状である。
【0035】各反応容器100aの上端及び外枠は、基
板100bの位置よりも高い位置にあるため(この例で
は6mm)、反応容器100a内の液は外に飛び出しに
くく、また、基板100b上にこぼれた液も容器100
a内に入りにくい構造となっている。反応プレート10
0の一角107は、位置決めのために一部が切り欠かれ
ている。各容器100aの底部には、凹部108が設け
られているので、製造上、安定した寸法が得られ、装置
への設置が確実に行える。このような構成により、ピペ
ット昇降手段40の駆動により反応プレート100を把
持、または把持した反応プレート100を解放するため
把持部110を下降させた際、ピペット20は上昇する
ので、反応プレート100の把持及び解放に支障をきた
すことはない。逆にピペット20を下降させた際、把持
部110は上昇するので、ピペット20の分注動作に支
障をきたすことはない。
【0036】第2分注ブロック202は、図7に示すよ
うに、1基の反応液分注用ピペット120と、ピペット
120を昇降させるピペット昇降手段130と、ピペッ
ト120及び昇降手段130を保持する基台150とか
ら主に構成される。分注用ピペット120は、その上端
部において接続管121から垂下するよう取り付けられ
ており、接続管121にはピペット120に連通するチ
ューブ123が接続されている。チューブ123は、図
3に示したものと同等のピペット通液手段80に接続さ
れ、ピペット120内部の洗浄を行うことができる。接
続管121はピペット昇降手段130に取り付けられ
る。
【0037】ピペット昇降手段130は、ピペット昇降
手段30と同様に、基台150に取り付けられた鉛直方
向に延びるガイドレール131と、ガイドレール131
に沿って上下するスライダ132と、スライダ132が
取り付け片133を介して固着されるベルト134と、
ベルト134を垂直方向に張り渡す一対のプーリ135
と、プーリ135の一方を回転駆動するモータ136と
から構成されている。この昇降手段130により反応液
分注用ピペット120はモータ136の正転、逆転で昇
降可能な構成となっている。なお、この基台150に
は、第1分注ブロック201に装着された洗浄槽60及
び洗浄槽移動手段70は取り付けられていない。
【0038】分注装置210の下方には、テーブル22
0が配置されている(図8参照)。テーブル220の上
面には、検体ラックが配置される検体設置部1と、試薬
容器を配置しておく試薬設置部2と、使用前の反応容器
が載置される使用前反応容器設置部3と、反応液を収容
した容器が載置される反応部4と、使用済の反応容器が
廃棄される使用済容器廃棄部5と、反応液を測定系に導
入するための測定導入部6と、ピペット洗浄部7とが、
それぞれ一平面上に区画して配設される。
【0039】検体設置部1には、通常検体位置1a及び
緊急検体位置1bが設定されている。通常の検体は、目
的の検体容器が通常検体位置1aに位置するよう検体ラ
ックが搬送され停止し検体分注用ピペット10による分
注まで待機する。緊急の検体は緊急検体位置1bに載置
されピペット10が移動してこの位置で分取をおこな
う。検体設置部1は、サンプラで検体容器を自動供給す
る構成としてもよいし、使用者が検体位置1a、1bに
検体容器を載置する構成としてもよい。なお、第1ブロ
ック移動手段203により検体分注用ピペット10が移
動する範囲内であれば、検体の再吸引等の動作が可能で
ある。
【0040】試薬設置部2には、緩衝液2a、ラテック
ス試薬2b、検体希釈液2cの載置部位が設定されてお
り、図示しない冷却装置により冷却されている。検体希
釈液2cは、検体希釈の必要があるとき、例えば、検体
が高濃度である場合に用いられる。反応部4は恒温槽で
形成され載置された反応プレート100内の液体を一定
間隔で振盪攪拌することができる。使用済容器部5は、
反応プレート100が装置外部に滑り落ちるよう滑り台
を備えているが、反応プレート100が装置内部に貯留
される構成としてもよい。
【0041】測定導入部6は、光学的分析装置に接続さ
れている。反応部4で反応が促進された反応液は、初期
測定及び本測定用に2回分取され、それぞれ測定導入部
6の初期測定用導入部6a及び本測定用導入部6bに分
注される。検体設置部1、試薬設置部2及び使用前反応
容器設置部3は、使用者が各容器を載置し易いようにテ
ーブル220の前側(紙面の手前側)に配置されてい
る。図8において、テーブル220上における第1ブロ
ック移動手段203により移動可能な第1分注ブロック
201の移動領域を一点鎖線で示し、第2ブロック移動
手段204により移動可能な第2分注ブロック202の
移動領域を二点鎖線で示す。反応部4が両分注ブロック
201、202の移動の重複領域となっている。
【0042】なお、前記した各入出力部は、後述する制
御部と電気的に接続されている。図9は免疫凝集分析装
置200のブロック構成図である。免疫凝集分析装置2
00は、CPU,ROM,RAM,タイマー,カウンタ
ー等を有するマイクロコンピュータを含む制御部160
を有している。制御部160には、図示しない外部のキ
ー入力部161、ホール素子51、52及び反応容器位
置決めセンサ116等の入力部が接続されている。ま
た、制御部160には、ブロック移動手段203、20
4、ピペット昇降手段30、40、130、洗浄槽移動
手段70、洗浄槽通液手段90、ピペット通液手段80
等の出力部、その他の入出力部162が接続される。
【0043】次に、図10〜図15のフローチャートに
基づきこの実施例の免疫凝集分析装置200の動作につ
いて説明する。まず、ステップM1において上記した各
入出力部の初期設定が行われる。次に、ステップM2に
おいて反応プレート100の移動が行われる。ここで
は、第1移動手段203の駆動により第1分注ブロック
201が使用前反応容器設置部3の上方まで移動し、ピ
ペット昇降手段40の駆動により把持部110が下降し
て反応プレート100を把持する。反応プレート100
を把持すると、上昇し反応部4の上方まで移動し、把持
部110が下降して反応プレート100を反応部4に載
置する。
【0044】次に、ステップM3において検体の分注が
行われる。検体の分注は、図11のサブルーチンで示し
たように、まず、ステップS21において第1分注ブロ
ック201が試薬設置部2の上方まで移動し所定の緩衝
液2aの上に停止する。次に、ステップS22において
検体ピペット10が下降し所定の緩衝液2aが分取さ
れ、ステップS23においてピペット10が上昇する。
続いて、ステップS24では第1分注ブロック201が
検体設置部1の上方まで移動し所定の検体上に停止す
る。次に、ステップS25において検体ピペット10が
下降し検体1aまたは1bが分取される。
【0045】ステップS26において検体ピペット10
が上昇、停止した後、ステップS27において第1分注
ブロック201が反応部4の上方まで移動し検体ピペッ
ト10が反応プレート100の所定の反応容器100a
上に停止する。次に、ステップS28において検体ピペ
ット10が下降し先端部10aが反応容器100aに進
入して緩衝液を含んだ検体が分注される。なお、洗浄槽
60は試薬ピペット20側に位置している。検体が分注
されると、ステップS29において検体ピペット10が
上昇し待機状態となる。
【0046】この間、試薬ピペット20は、ステップM
4において洗浄工程にある。試薬ピペット20は、図1
2のサブルーチンで示したように、まず、ステップS3
1において試薬ピペット20の昇降経路に洗浄槽60が
配置される。次に、ステップS32において試薬ピペッ
ト20が下降し先端部20aが洗浄槽60に進入し、図
16に示すように、ピペット停止位置で停止する。
【0047】ステップS33において試薬ピペット20
に接続された電磁弁86の開閉及びモータ82の駆動に
よりシリンジ84を介して試薬ピペット20にピペット
通液手段80からの洗浄液が流入し、その内側が洗浄さ
れる。さらに、洗浄液通液手段90の洗浄チャンバーか
ら図示しない配管を介して洗浄槽60に洗浄液が供給さ
れる。洗浄液入口62から流入した洗浄液は洗浄槽60
にピペット20から排出された使用済の洗浄液を洗浄液
出口63から吸引し、試薬ピペット20の先端部20a
の外側も同時に洗浄される。
【0048】洗浄が終了すると、ステップS34におい
て洗浄槽60内にある試薬ピペット20がピペット昇降
手段40により上昇する。試薬ピペット20が上昇し待
機状態となると、試薬ピペット20の昇降経路に配置さ
れた洗浄槽60は、洗浄槽移動手段70により検体ピペ
ット10の昇降経路に移動される。ステップM3におい
て検体の分注が終了すると、ステップM5において試薬
の分注が行われる。試薬の分注では、図13のサブルー
チンで示したように、まず、ステップS41において第
1分注ブロック201が試薬設置部2の上方まで移動し
所定の試薬上に停止する。次に、ステップS42におい
て試薬ピペット20が下降し先端部20aが所定の試薬
容器内に進入して試薬が分取される。
【0049】ステップS43において試薬ピペット20
が上昇、停止した後、ステップS44において第1分注
ブロック201が反応部4の上方まで移動し試薬ピペッ
ト20が反応プレート100の前記検体が分注された反
応容器100a上に停止する。次に、ステップS45に
おいて試薬ピペット20が下降し先端部が反応容器10
0aに進入して試薬が分注される。試薬の分注が終了す
ると、試薬ピペット20が上昇し待機状態となる。反応
部4に載置された反応プレート100は恒温状態に維持
され、反応液は一定間隔で振盪攪拌される。なお、検体
が高濃度の場合には、検体ピペット10により検体希釈
液2cにより別の反応容器100aを使用して検体を希
釈して分注されている。
【0050】この間、検体ピペット10は、ステップM
6において洗浄工程にある。この洗浄では、図14のサ
ブルーチンで示したように、まず、ステップS51にお
いて検体ピペット10の昇降経路に洗浄液が収容された
洗浄槽60が配置される。次に、ステップS52におい
て検体ピペット10が下降し先端部が洗浄槽60に進入
し、図17に示すように、ピペット停止位置で停止す
る。ステップS53において検体ピペット10に接続さ
れた電磁弁85が開き、モータ81の駆動によりシリン
ジ83を介して検体ピペット10の内側に洗浄液が流入
して洗浄される。さらに、ピペット通液手段90が駆動
されピペット10の先端部10aが浸漬されその外側が
洗浄される。
【0051】供給された洗浄液は、ピペット通液手段9
0のタンク93に排出される。洗浄が終了すると、ステ
ップS54において洗浄槽60内にある検体ピペット1
0がピペット昇降手段30により上昇する。検体ピペッ
ト10が上昇し待機状態となると、検体ピペット10の
昇降経路に配置された洗浄槽60は、洗浄槽移動手段7
0により試薬ピペット20の昇降経路に移動される。
【0052】次に、ステップM7において反応液の分注
が行われる。反応液の分注では、図15のサブルーチン
で示したように、まず、ステップS61において第2分
注ブロック202が反応部4の上方まで移動し、前記し
た検体及び試薬の分注により生成された反応液を収容す
る反応プレート100の反応容器100a上に停止す
る。次に、ステップS62において反応液分注用ピペッ
ト120が下降し先端部が反応容器100aに進入して
反応液が分取される。
【0053】ステップS63において反応液ピペット1
20が上昇、停止した後、ステップS64において第2
分注ブロック202が測定導入部6の上方まで移動す
る。次に、ステップS65において反応液ピペット12
0が下降し先端部が測定導入部6に進入して反応液が分
注される。反応液は、初期測定用導入部6aと本測定用
導入部6bに反応開始直後と反応終了時にそれぞれ分注
される。測定導入部6に分注された反応液は図示しない
光学系を備えた分析装置により測定され、測定されたデ
ータがこの装置に接続されたモニターに出力される。
【0054】次に、ステップS66において反応液ピペ
ット120が上昇し、ステップS67において第2分注
ブロック202がピペット洗浄部7の上方まで移動す
る。次に、ステップS68においてピペット洗浄部7上
に停止した反応液ピペット120が下降し先端部がピペ
ット洗浄部7に進入する。ピペット洗浄部7に配設され
た図示しない洗浄槽に反応液ピペット120の先端部が
浸漬されその外側が洗浄されるとともに、反応液ピペッ
ト120に接続された図示しないシリンジ及びその駆動
源の駆動によりピペットの内側が洗浄される。洗浄部7
に接続された洗浄液吸排手段により使用済の洗浄液は排
出される。洗浄が終了すると、ステップS69において
反応液ピペット120がピペット昇降手段130により
上昇して待機状態となる。
【0055】次に、ステップM8において反応プレート
100のすべての反応容器100aの、あるいは所定の
反応容器100aにおける反応液の分注が終了し反応プ
レート100を交換するか否かを判断する。反応プレー
ト100を交換しない場合は、ステップM3に移行す
る。反応プレート100を交換する場合は、ステップM
9に移行する。
【0056】ステップM9では、反応プレート100の
廃棄が行われる。ここでは、第1移動手段203の駆動
により第1分注ブロック201が反応部4の上方まで移
動し、ピペット昇降手段40の駆動により把持部110
が下降して使用済の反応プレート100を把持する。こ
の反応プレート100を把持すると、上昇し使用済容器
廃棄部5の上方まで移動し、さらに把持部110が下降
して使用済の反応プレート100を同廃棄部5に載置す
る。
【0057】次に、ステップM10において、分注装置
210の停止が指令されたか否かを判断する。分注装置
210の停止が指令されたと判断したときは、分注動作
を終了する。分注装置210の停止が指令されていない
ときは、ステップM2に移行し新しい空の反応プレート
が準備される。
【0058】このように、上記の自動分析装置200で
は、第1分注ブロック201は第1ブロック移動手段2
03により反応部4、検体設置部1、試薬設置部2の間
を、第2分注ブロック202は第2ブロック移動手段2
04により反応部4、測定導入部6の間でそれぞれ移動
できるよう移動経路が設定されているので、反応部4の
みについて両分注ブロック201、202が相互に乗り
入れることになり分注ブロック201、202の移動経
路が交錯するのを最小限に抑えることができる。
【0059】上記の自動分析装置200では、使用者に
よるアクセスを必要とする検体設置部1、試薬設置部2
及び使用前反応容器設置部3をテーブル220の前側に
配置し、アクセスの必要の無い反応部4をテーブル22
0の後側に配置する構成としたので、使用者は分注ブロ
ック201、202及びブロック移動手段203、20
4によってテーブル220に対する必要なアクセスが妨
げられない。
【0060】上記の自動分析装置200では、反応部4
を双方の分注ブロック201、202が相互に乗り入れ
る重複領域としているので、反応部4における分取及び
分注以外の他の動作では分注ブロック201、202が
干渉しあうことがない。このため、テーブル220及び
両ブロック移動手段203、204のレイアウト、双方
の分注ブロック201、202の動作タイミングの設定
等における制約が軽減され、装置におけるハード、ソフ
ト両面の自由度が高まる。
【0061】上記の自動分析装置200では、基台50
に配設されたピペット10、20が同じ基台50に配設
された洗浄槽60及び洗浄槽移動手段70により洗浄さ
れるので、検体あるいは試薬の分注と基台50の移動及
びピペット10または20の洗浄が並行して同時におこ
なわれる。したがって、分注、移動、洗浄の各動作を待
ち時間を介在させることなく連続して行うことができ、
洗浄を含む分注工程の効率化を図り多数の検体を効率的
に処理することができる。
【0062】上記の自動分析装置200では、第1分注
ブロック201が基台50にピペット10、20ととも
に洗浄槽60及び洗浄槽移動手段70を備え、第1分注
ブロック201の一方のピペットの分注動作あるいは基
台50の移動と並行して他方のピペットの洗浄を行える
ので、検体あるいは試薬の分注が洗浄により遅延するこ
となく連続して行われる。このため、分注に使用された
ピペットを従来のようにテーブル上に固定された洗浄槽
まで毎回往復させる動作が省略され、1回の分注行程に
要する時間が大幅に短縮される。
【0063】
【発明の効果】この発明の自動分析装置では、第1分注
手段は反応部、検体設置部、試薬設置部の間で、第2分
注手段は反応部、測定導入部の間でそれぞれ移動できる
よう移動経路が設定されているので、反応部のみについ
て両分注手段が相互に乗り入れることになり両分注手段
の移動経路が交錯することが防止される。したがって、
反応部を双方の分注ブロックが相互に乗り入れる重複領
域として反応部における分取及び分注以外の他の動作で
は分注ブロックが干渉しあうことがないので、テーブル
及び分注手段の構成、配置等の装置のハード面のみなら
ず分注手段の動作タイミング等のソフト面において設計
の自由度が高められる。
【0064】さらに、基台に配設された洗浄槽及び洗浄
槽移動手段により同じ基台に配設された複数のピペット
を洗浄することができるので、一方のピペットの分注動
作あるいは基台の移動と並行して他方のピペットの洗浄
が可能となり、検体あるいは試薬の分注が洗浄により遅
延することなく連続して行われる。このため、分注に使
用されたピペットを従来のようにテーブル上に固定され
た洗浄槽まで毎回往復させる動作が省略され、1回の分
注行程に要する時間が大幅に短縮される。
【0065】この発明により、分注工程の効率化を図り
多数の検体を高速で処理可能な自動分析装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態による自動分析装置
(免疫凝集分析装置)の概略図。
【図2】図1の自動分析装置に配設された第1分注ブロ
ックを説明する図(ピペットは待機位置にある)。
【図3】図2の分注ブロックのピペット通液手段を説明
する図。
【図4】図2の分注ブロックの一部に配設された洗浄槽
移動手段の平面図。
【図5】図3の洗浄槽移動手段に配設された洗浄槽の断
面及び洗浄槽通液手段を説明する図。
【図6】図2の分注ブロックの反応容器把持部が把持す
る反応プレートの斜視図。
【図7】図1の自動分析装置に配設された第2分注ブロ
ックを説明する図。
【図8】図1の自動分析装置に配設されたテーブルの概
略平面図。
【図9】図1の自動分析装置の制御部のブロック図。
【図10】図1の自動分析装置の制御フローチャート。
【図11】図10の検体分注のフローチャート。
【図12】図10の試薬ピペット洗浄のフローチャー
ト。
【図13】図10の試薬分注のフローチャート。
【図14】図10の検体ピペット洗浄のフローチャー
ト。
【図15】図10の反応液分注のフローチャート。
【図16】検体ピペットでの分注時における試薬ピペッ
トの洗浄動作及び洗浄槽移動手段の位置を説明する図2
に対応する図。
【図17】試薬ピペットでの分注時における検体ピペッ
トの洗浄動作及び洗浄槽移動手段の位置を説明する図2
に対応する図。
【符号の説明】
1 検体設置部 2 試薬設置部 3 使用前反応容器設置部 4 反応部 5 使用済反応容器廃棄部 6 測定導入部 7 洗浄部 10 分注ピペット(検体用) 20 分注ピペット(試薬用) 30 ピペット昇降手段(検体用) 40 ピペット昇降手段(試薬用) 50 基台 51、52 ホール素子 64 磁石 60 洗浄槽 70 洗浄槽移動手段 80 ピペット通液手段 90 洗浄槽通液手段 100 反応プレート 100a 反応容器 110 反応容器把持部 120 分注ピペット(反応液用) 200 免疫凝集分析装置 201 第1分注ブロック 202 第2分注ブロック 203 第1ブロック移動手段 204 第2ブロック移動手段 210 分注装置 220 テーブル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検体が設置される検体設置部、試薬が設
    置される試薬設置部、反応容器内に検体及び試薬を収容
    し反応を生じせしめるための反応部及び反応容器内の反
    応液を測定系に導入するための測定導入部をそれぞれ一
    平面上に配設してなるテーブルと、それぞれ分注用ピペ
    ットを備え各々独立して前記テーブル上を移動可能な第
    1及び第2の分注手段とからなり、 第1及び第2の分注手段は少なくとも前記反応部に対し
    ては乗り入れ可能に構成したことを特徴とする自動分析
    装置。
  2. 【請求項2】 テーブル上に、使用前の反応容器が設置
    される使用前反応容器設置部を配設するとともに、第1
    分注手段が反応容器把持手段を備え、これによって使用
    前の反応容器を使用前反応容器設置部から反応部へ移送
    するようにしてなる請求項1に記載した自動分析装置。
  3. 【請求項3】 テーブル上に、使用後の反応容器が廃棄
    される使用済反応容器廃棄部を配設するとともに、第1
    分注手段に反応容器把持手段を備え、これによって使用
    済の反応容器を反応部から使用済反応容器廃棄部へ移送
    するようにしてなる請求項1に記載した自動分析装置。
  4. 【請求項4】 第1分注手段が、検体分注溶、試薬分注
    用の少なくとも2つの独立したピペットと、これらピペ
    ットの洗浄手段とを有することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載した自動分析装置。
  5. 【請求項5】 第1分注手段が各ピペットを昇降させる
    ピペット昇降手段と、ピペット昇降手段を保持する基台
    と、基台を移動させる基台移動手段を有し、前記基台は
    ピペットが浸漬されこれを洗浄するための洗浄槽及びこ
    の洗浄槽を各ピペットの昇降経路間に跨がって移動させ
    る洗浄槽移動手段を備えたことを特徴とする請求項4に
    記載した自動分析装置。
  6. 【請求項6】 第1分注手段が検体設置部、試薬設置
    部、反応部の間を移動することを特徴とする請求項4に
    記載した自動分析装置。
  7. 【請求項7】第2分注手段が反応部、測定導入部及びピ
    ペット洗浄部の間を移動することを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載した自動分析装置。
JP22331995A 1995-08-31 1995-08-31 自動分析装置 Pending JPH0968536A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22331995A JPH0968536A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 自動分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22331995A JPH0968536A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 自動分析装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0968536A true JPH0968536A (ja) 1997-03-11

Family

ID=16796296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22331995A Pending JPH0968536A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 自動分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0968536A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1138014A (ja) * 1997-07-17 1999-02-12 Sanko Junyaku Kk 反応管移載装置
JP2005292118A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Becton Dickinson & Co ロボットハンドリング用のマイクロプレートおよびふた
JP2008502907A (ja) * 2004-06-14 2008-01-31 パーカー・ハニフィン・コーポレーション 独立的に作動可能な取り外し型ツールを有するロボット式ハンドリングシステム及び方法
JP2011021993A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Toshiba Corp 自動分析装置およびプローブ洗浄機構
EP3417265A4 (en) * 2016-02-18 2019-10-23 Bio-Rad Laboratories, Inc. CRASH-PROOF SPECIALIST FOR FLOW CYTOMETER
JP2021522483A (ja) * 2018-04-23 2021-08-30 メオン・メディカル・ソリューションズ・ゲー・エム・ベー・ハー・ウント・コー・カー・ゲーMeon Medical Solutions Gmbh & Co Kg 自動分析器、及び液体媒体から測定信号を得るための光学測定方法
CN114940476A (zh) * 2022-06-17 2022-08-26 启思半导体(杭州)有限责任公司 核酸检测转移机构以及核酸检测密闭装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1138014A (ja) * 1997-07-17 1999-02-12 Sanko Junyaku Kk 反応管移載装置
JP2005292118A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Becton Dickinson & Co ロボットハンドリング用のマイクロプレートおよびふた
JP2008502907A (ja) * 2004-06-14 2008-01-31 パーカー・ハニフィン・コーポレーション 独立的に作動可能な取り外し型ツールを有するロボット式ハンドリングシステム及び方法
JP4662987B2 (ja) * 2004-06-14 2011-03-30 パーカー・ハニフィン・コーポレーション 独立的に作動可能な取り外し型ツールを有するロボット式ハンドリングシステム及び方法
JP2011021993A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Toshiba Corp 自動分析装置およびプローブ洗浄機構
EP3417265A4 (en) * 2016-02-18 2019-10-23 Bio-Rad Laboratories, Inc. CRASH-PROOF SPECIALIST FOR FLOW CYTOMETER
US10697881B2 (en) 2016-02-18 2020-06-30 Bio-Rad Laboratories, Inc. Crash protected sampler for flow cytometer
JP2021522483A (ja) * 2018-04-23 2021-08-30 メオン・メディカル・ソリューションズ・ゲー・エム・ベー・ハー・ウント・コー・カー・ゲーMeon Medical Solutions Gmbh & Co Kg 自動分析器、及び液体媒体から測定信号を得るための光学測定方法
CN114940476A (zh) * 2022-06-17 2022-08-26 启思半导体(杭州)有限责任公司 核酸检测转移机构以及核酸检测密闭装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5897837A (en) Dispensing device and Immunoassay apparatus using the same
US11524287B2 (en) Automatic pipetting device for transferring samples and/or reagents and method for transferring liquid samples and/or reagents
USRE41760E1 (en) Bi-directional magnetic sample rack conveying system
US5096670A (en) Automated patient sample analysis instrument
US4456037A (en) Process of delivering samples and reagents
US5232665A (en) Multi-linear automatic apparatus for processing immunoassays
US5384093A (en) Apparatus for aspirating and discharging a liquid sample
EP0210014A2 (en) Automated liquid handling apparatus and process with plate handler
EP0563891B1 (en) Automated immunochemical analyzer
EP3131651B1 (en) Reaction vessel handling apparatus, testing apparatus, and methods using same
JPH0139067B2 (ja)
JPH05240868A (ja) 標本の自動分析装置
US6808304B2 (en) Method for mixing liquid samples using a linear oscillation stroke
WO2012105398A1 (ja) 自動分析装置
EP0500506A1 (en) Immunoassay apparatus
CN114019178A (zh) 一种全自动免疫生化一体分析仪及使用方法
JPH0968536A (ja) 自動分析装置
US20220099694A1 (en) Pipetting device and method for the transfer of fluids
JP3231222B2 (ja) 分注装置
JP3329093B2 (ja) 酵素免疫反応測定装置
JP3307113B2 (ja) 酵素免疫反応測定装置
JP3419142B2 (ja) 酵素免疫反応測定装置
JPH044549B2 (ja)
JPH04186137A (ja) 洗浄装置
JPH09105753A (ja) 酵素免疫反応測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040608

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

A521 Written amendment

Effective date: 20040806

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040924

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20041015