JPH0967713A - 複合メルトブロー紡糸口金装置 - Google Patents

複合メルトブロー紡糸口金装置

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JPH0967713A
JPH0967713A JP24548395A JP24548395A JPH0967713A JP H0967713 A JPH0967713 A JP H0967713A JP 24548395 A JP24548395 A JP 24548395A JP 24548395 A JP24548395 A JP 24548395A JP H0967713 A JPH0967713 A JP H0967713A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏心鞘芯型複合メルトブロ−紡糸装置を提供
する。 【解決手段】 偏心鞘芯型複合メルトブロ−紡糸口金装
置であつて、略T状であって、その背面中央からA成分
整流溝が長手方向に削設され、かつ該溝底にA成分吐出
孔が穿孔され、さらに該A成分整流溝を挟んだ左右にB
成分吐出孔がそれぞれ穿孔された分離板4)と、背面に
前記分離板を挿入するための内腔が削設され、かつ内腔
底面に紡糸孔が穿孔され、前記分離板のA成分吐出孔の
中心軸と口金板の紡糸孔の中心軸が同軸でなく、かつB
成分吐出孔からのB成分が、前記A成分吐出孔からのA
成分の周りを包む関係にある口金板5)と、更に前記口
金板の周りに前記紡糸孔の出口に向けて形成された気体
噴出用間隙16)とを備えた、複合メルトブロ−紡糸口
金装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は複合メルトブロ−
紡糸口金装置に関する。更に詳しくは、2種の紡糸原液
を溶融押出し、偏心鞘芯型に複合し押し出された未延伸
糸を高速気流でブロ−ン紡糸する偏心鞘芯型複合メルト
ブロ−紡糸口金装置に関する。このような装置により得
られた極細繊維は、ウエブ状で又は不織布状で、もしく
は成型物に加工し、マスク、精密濾過用フイルタ−、バ
ツテリ−セパレ−タ−、紙おむつ等の衛生材料、断熱材
等の用途に使用される。
【0002】 熱可塑性合成樹脂を紡糸口金より溶融押
出し、押し出された未延伸糸に対し紡糸口金の両面に設
けられた間隙から高温高速の気流を噴出してブロ−ン紡
糸するいわゆるメルトブロ−紡糸は、例えば繊維径10
μm以下の極細繊維を得ることが出来、しかも紡糸と不
織布の製造を連続的に行うことができるので極細繊維不
織布の製造には有利な方法である。
【0003】 メルトブロ−紡糸には大略2つの方法が
ある。その1は非複合繊維に関するものであり、その2
は複合繊維に関するものである。非複合繊維のメルトブ
ロ−紡糸については、インダストリアル・アンド・エン
ジニアリング・ケミストリ−(48巻、第8号、134
2〜1346頁、1956年)にその装置及び紡糸法が
記載されている。しかしこの文献には偏心鞘芯型複合紡
糸については何も開示されていない。
【0004】 いわゆる複合メルトブロ−紡糸について
は、特開昭60−99057及び特開昭60−9905
8号公報に、2種のポリマ−を各々の押出機から導くた
めの導管、導管に接続した複合成分を結合するための
孔、紡糸孔、及びエア−オレフイスとを備えた並列型複
合メルトブロ−紡糸装置及び紡糸法が開示されている。
該特許によれば、ポリエステル/ポリプロピレン、ナイ
ロン−6/ポリプロピレン等、様々な異種ポリマ−の組
合せで並列型複合メルトブロ−紡糸極細繊維を製造でき
るとしている。前記2件に開示された紡糸装置にあつて
は、押出機内の温度、滞留時間、ポリマ−の組成等を制
御し、ダイを通過する異種ポリマ−の粘度をほぼ同一に
なつた状態でダイに分配することによつて複合部のひど
い乱れや崩壊なしに並んだオレフイスから押し出され
て、並列型の複合ブロ−ン繊維を紡糸出来るとしてい
る。しかし偏心鞘芯型複合紡糸口金装置については開示
されていない。
【0005】 特開平2−289107号公報には、口
金底部に長手方向に削設された細長い溝状の合流樹脂整
流溝とその底に穿孔された紡糸孔を備えた口金及び口金
の内腔に2種の原液を分離するための分離板とを備えた
並列型複合メルトブロ−紡糸装置が開示されている。こ
の装置を用いれば口金の長手方向に長さと厚さとの比が
限定された合成樹脂整流溝が削設されているので第1成
分と第2成分の粘度バランスが少し崩れたものを紡糸し
ても前記2件の公知技術に較べ、複合比むらや、繊度む
ら等が少々改善されるが、偏心鞘芯型複合繊維を紡糸す
ることができない。このように前記何れの文献にも、偏
心鞘芯型複合メルトブロ−紡糸口金装置については開示
されていない。
【0006】 本発明の目的は、各種異種ポリマ−の組
合せに対応出来、しかも単繊維間の繊度むらが少なく、
且つ複合比が均一な偏心鞘芯型複合メルトブロ−紡糸装
置を提供することにある。更には鞘成分又は芯成分が変
形した偏心鞘芯型複合メルトブロ−紡糸口金装置を提供
することにある。更に他の目的は、口金幅が大で生産性
のよい口金装置を提供することにあり、且つ繰り返し使
用しても口金の底面や分離板の底面等を損傷することが
ない、偏心鞘芯型複合メルトブロ−紡糸口金装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 前記課題を解決するた
めの本発明の構成は下記の通りである。
【0008】 1: 偏心鞘芯型複合メルトブロ−紡糸
口金装置であつて、略T状であって、その背面中央から
A成分整流溝が長手方向に削設され、かつ該溝底にA成
分吐出孔が穿孔され、さらに該A成分整流溝を挟んだ左
右にB成分吐出孔がそれぞれ穿孔された分離板4)と、
背面に前記分離板を挿入するための内腔が削設され、か
つ内腔底面に紡糸孔が穿孔され、かつ前記分離板のA成
分吐出孔の中心軸と口金板の紡糸孔の中心軸が同軸でな
く、B成分吐出孔からのB成分が、前記A成分吐出孔か
らのA成分の周りを包む関係にあり口金板5)と、更に
前記口金板の周りに前記紡糸孔の出口に向けて形成され
た気体噴出用間隙16)とを備えた、複合メルトブロ−
紡糸口金装置。
【0009】 2: 偏心鞘芯型複合メルトブロ−紡糸
口金装置であつて、略T状であって、その背面中央から
A成分整流溝が長手方向に削設され、かつ該溝底にA成
分吐出孔が穿孔され、さらに該A成分整流溝を挟んだ左
右にB成分吐出孔がそれぞれ穿孔された分離板4)と、
背面に前記分離板を挿入するための内腔が削設され、内
腔底面に紡糸孔が穿孔され、かつB成分吐出孔からのB
成分が、前記A成分吐出孔からのA成分の周りを包む関
係にある口金板5)と、前記口金板の紡糸孔に至る何れ
かの部位で左右に分かれたB成分を異なる流量とする手
段を備え、B成分吐出孔からのB成分が、前記A成分吐
出孔からのA成分の周りを包む関係にあり、更に前記口
金板の周りに前記紡糸孔の出口に向けて形成された気体
噴出用間隙16)とを備えた、複合メルトブロ−紡糸口
金装置。
【0010】 3: A及びB2種の紡糸原液を後記分
配板のそれぞれの成分の受部溝に導くための原液導入溝
がそれぞれ削設された原液供給板2)と、その背面に前
記原液供給板から供給された原液を受け入れるそれぞれ
の成分の受部溝が長手方向にそれぞれ削設されかつ原液
を該受部溝から後記それぞれの成分の分配孔に導く分配
溝が長手方向を横切るように交互に削設され、かつ該受
部溝及び該分配溝の削設により形成された分配溝隔壁が
あり、かつA成分を後記分離板のA成分整流溝に導くた
めのA成分分配孔がA成分分配溝に穿孔され、さらにB
成分を後記分離板のB成分吐出孔に導くためのB成分分
配孔が前記A成分分配孔を挟んだ両側に且つB成分分配
溝とB成分受部溝にそれぞれ穿孔された分配板3)とを
備えた、前記1または2に記載の複合メルトブロ−紡糸
口金装置。
【0011】 4: 口金板内腔底面に複合成分導入孔
及び紡糸孔が同軸状で穿孔され、前記複合成分導入孔の
径(p2)がA成分吐出孔の径(p1)より大であり、か
つ分離板の底面(k)と口金板内腔底面(x)との間に
狭あいな間隙(d2)がありこの間隙が原液圧力調整溝
の間隙(d1)より小である、分離板及び口金板とを備
えた前記1〜3何れかに記載の複合メルトブロ−紡糸口
金装置。
【0012】 5: 分離板の底面に、かつ相隣るA成
分吐出孔の間の位置に、結合コントロ−ル溝が削設され
た分離板である前記1〜4何れかに記載の複合メルトブ
ロ−紡糸口金装置。
【0013】 6: 左右に分かれたB成分の異なる流
量手段が、分離板の底面に削設された結合コントロ−ル
溝によるものであり、該溝が底面の幅を挟んだ何れかの
片方にのみ削設されたものである前記2〜4何れかに記
載の複合メルトブロ−紡糸口金装置。
【0014】 7: 左右に分かれたB成分の異なる流
量手段が、分離板の底面に削設された結合コントロ−ル
溝によるものであり、該溝が底面の幅を挟んだ両方に削
設されかつ該溝の大きさがその底面を挟んだ両方で違う
状態で削設されたものである前記2〜4何れかに記載の
複合メルトブロ−紡糸口金装置。
【0015】 8: 左右に分かれたB成分の異なる流
量手段が、分離板の底面に削設された結合コントロ−ル
溝によるものであり、該溝が底面の幅を挟んだ両方に削
設されかつ該溝がその底面を挟んだ両方で非対称に削設
されたものである前記2〜4何れかに記載の複合メルト
ブロ−紡糸口金装置。
【0016】 9: 左右に分かれたB成分の異なる流
量手段が、分離板の背面に穿孔されたB成分吐出孔がA
成分整流溝を挟んだ両方でその径が違うか又は孔数が違
う分離板である前記2〜4何れかに記載の複合メルトブ
ロ−紡糸口金装置。
【0017】 10: 左右に分かれたB成分の異なる
流量手段が、分配板に穿孔されたB成分分配孔がA成分
分配孔を挟んだ両方でその径が違うか又は孔数が違う分
配板である前記2〜4何れかに記載の複合メルトブロ−
紡糸口金装置。
【0018】 以下本発明の実施例を図面に従つて説明
する。図1、図2は本発明の複合メルトブロ−紡糸装置
の正面概略断面図、図6は図1の口金板下部の正面断面
図である。本発明の口金1は、分離板4の上部から供給
された原液A、Bを芯原液A及び左右の鞘成分原液Bに
分離し、紡糸孔側に移送する分離板4と、口金板の背面
に前記分離板を挿入するための内腔22が削設され且つ
内腔底面に紡糸孔15が穿孔された口金板5と、前記口
金板5の外側に設けられた一対の気体間隙調節板6とか
ら主として構成される。しかも前記分離板と口金板は、
A成分吐出孔の中心軸と紡糸孔の中心軸が同軸でないよ
うに配置されている(図1)。
【0019】 又本発明の他の口金は、前記分離板、口
金板、気体間隙調節板等と共に、更に紡糸口金板の紡糸
孔に至る何れかの部位で左右に分かれたB成分を異なる
流量とする手段を備えたものから構成される(図2)。
【0020】 勿論本発明の口金は、分離板や口金板等
と共に各々の原液を導く上部の部材を備えている。即
ち、紡糸原液A及びBが各々供給される原液導入溝(7
a)及び(7b)が各々削設された原液供給板2と後記
分配板とを分離板の上流側に備えている。以下上部の部
材を備えた物について説明する。原液供給板2にはA成
分導入溝(7a)及びB成分導入溝(7b)が各々溝状
に削設され、その排出口は広角状に削設され、分配板3
の各々の成分の受部溝19、21に略合致するようにな
つている。又該B成分導入溝(7b)の排出口はその中
心軸が後記分配板3に穿孔された右側のB成分分配孔
(23b2)の孔から離れた位置に開口している。この
原液供給板は一体物でもよいが、本例の場合は、左部
材、右部材、中央部材の3個に分割されており、各々ボ
ルトで固定されている(図2)。
【0021】 分配板3にはその背面の左側及び右側に
A成分受部溝19及びB成分受部溝21が各々長手方向
に、図3で示す前後方向に削設されている。又本発明の
分配板はB成分を左右2箇所に分配するようになつてい
る。該受部溝はその幅が、B成分受部溝幅(w2)〉A
成分受部溝幅(w1)となるように削設されている。こ
のような構造をとることにより、該溝19で、芯成分と
なるべきA成分が後記A成分分配孔23aに移送される
までの滞留時間と、該溝21でB成分が後記B成分分配
孔に移送されるまでの滞留時間とをバランスよく調整す
ることができ、いずれか一方の成分のみ該溝での滞留時
間のバランスが異常にくずれる事による異常な熱分解等
を阻止できる。その背面にはA成分分配溝(20a)が
左右方向にその一端を該A成分受部溝19に開口して削
設されている。又B成分分配溝(20b)が左右方向に
その一端を該B成分受部溝21に開口して削設されてい
る。各成分の分配溝の長さ(l1、l2)は略同じであ
る。前記それぞれの成分の分配溝は、分配溝隔壁24を
隔て交互に削設されている(図2、図3)。
【0022】 又それぞれの成分の分配溝の奥部にはA
成分分配孔(23a)及びB成分分配孔(23b1)が
穿孔されている。該A成分分配孔は分配板の略中央部に
垂直に多数穿孔されている。又B成分を分離板のB成分
受部溝(9b2)に分配するB成分分配孔(23b2)が
分配板のB成分受部溝21に穿孔されている。本発明の
実施例では該B成分分配孔(23b1、23b2)が斜め
に多数穿孔されており、後記分離板の各々の成分の受部
溝に開口している。該分配孔の径は左右同一であつても
よく、又図2に示すように異なってもよい。該B成分分
配孔(23b2)の原液導入側(背面)はB成分原液導
入溝(7b)の排出口の中心軸から左側にずらして穿孔
している。又該左右のB成分分配孔がA成分分配孔を挟
んで略(ハ)状に斜めに穿孔することにより、B成分を
バランスよく後記分離板に排出できる(図2、図3)。
【0023】 左右に分かれたB成分を異なる流量とす
る手段を備えている場合、分配孔(23b1)と(23
b2)との径を変えたり(図2、3、4)、或は分配孔
の径が同じで左右で孔数が違う状態のもの等を穿孔する
等により、左右に流れるB成分の流量比が変化するので
芯成分が偏心する。又左右に分かれたB成分を異なる流
量とする手段として、左右いずれか一方の孔を穴埋めし
たり、いずれか一方を溝状に削設する等の手段がある。
【0024】 該分配板3の腹面には、A成分受部溝
(25a)、B成分受部溝(25b1、25b2)が削設
されている。又隔壁28が形成されている。該溝を設け
る事により、長手方向へ各原液を均一に分配できる(図
4)。しかしこの溝は無くともよい。
【0025】 分離板4は略T状に削設されている。該
分離板は口金板の内腔22に挿入されるように装着され
ている。該分離板はその背面中央部にA成分受部溝(9
a)及び該9aを左右に挟んでB成分受部溝(9b1、
9b2)が長手方向に削設されている。本発明の実施例
では該受部溝は、フイルタ−10の支持材を兼ね備えて
いる(図1、2)。又該B成分受部溝の底面にはB成分
吐出孔(8b1、8b2)が多数穿孔されている。本発明
では該孔の代わりに溝が削設されていてもよい。又その
背面のA成分原液受部溝から底面にかけてA成分を整流
しながら移送するA成分整流溝(8a)が長手方向に削
設されている。又該溝(8a)の底面にはA成分吐出孔
17が多数、後記紡糸孔と同数穿孔されている(図
1)。又該分離板はA成分吐出孔17の中心軸が後記口
金板4の紡糸孔15の中心軸と同軸でなく配置されてい
る。この分離板のA成分吐出孔17の中心軸と口金板4
の紡糸孔15の中心軸のズレは、セツトピン30でセツ
トされている。
【0026】 該溝(8a)の幅は約2〜30mm、好
ましくは約3〜20mmである。該幅が2mm以下の場
合原液の移送速度が早すぎ、その長手方向で、粘度むら
や流速むら等が起き易い。又該幅が30mmを超えると
原液の移送速度が遅すぎ、異常な熱分解、炭化物等が発
生したりすることがある。
【0027】 口金板はその長手方向を横断したときの
形状は図1に示すように逆二等辺三角形をしている。口
金板5はその背面に、内腔22が長手方向、図1でいう
前後方向に削設されている。又その内腔底面(x)に
は、複合成分導入孔14及び該孔の下部に同軸で紡糸孔
15が穿孔されている。又該いずれの孔もその中心軸が
前記分離板のA成分吐出孔17の中心軸と同軸でなく配
置されている(図1)。
【0028】 又図2に示すように該口金板に穿孔され
た紡糸孔に至る上部の経路や各部材等に左右に分かれた
B成分を異なる流量とする手段を備えがある場合には、
前記分離板のA成分吐出孔17の中心軸と口金板の紡糸
孔15の中心軸が同軸で配置することもできるし、又同
軸でなく配置することができる。
【0029】 本例では前記分離板と口金板は、口金板
5)の削設された内腔22に、略T状の分離板4)を挿
入し、分離板と口金板の左右の間隔、B成分受部溝1
3)、B成分原液圧力調整溝12)が形成され分離板の
底面(k)と口金板の内腔底面(x)が狭あいな間隙
(d2)がある状態でボルト(11)で固着されている
(図1、2)。しかし後記の結合コントロ−ル溝や複合
成分導入孔、複合成分導入溝等が特定の関係を満たす場
合には、密着されていてもよい。これらB成分受部溝1
3)、B成分原液圧力調整溝12)が形成され、分離板
の底面(k)と口金板の内腔底面(x)が狭あいな間隙
(d2)を形成することで、分離板のB成分吐出孔から
のB成分が、A成分吐出孔からの芯となるA成分の周り
を包む関係になる。
【0030】 本発明の紡糸装置は、口金板の下部に左
右に分かれた気体間隙調節板6が口金板下部側壁と気体
噴出用間隙16を形成して備えられている(図1)。該
気体間隙調節板6は本実施例のように左部材と右部材に
分割されたものでもよく、略V状に削設された一体物で
もよい。
【0031】 本発明の複合メルトブロ−紡糸口金装置
において、口金板の内腔の底面(x)と、分離板の底面
(k)は図16に示すように狭あいな間隙(d2)をも
つて配置されている。該(d2)は約0.1〜5mmで
あればよい。該間隙は鞘成分Bが芯成分Aに包みこむよ
うに複合する。更に紡糸装置の各部材の組立時、或は分
解時に分離板と口金板の接触による損傷を阻止できる。
該d2が約0.1mm未満の場合、紡糸時或は口金装置
の加熱洗浄等による各部材の熱膨張等により、前記同様
の損傷等が起きるので好ましくない。又5mmを超える
と、孔17から吐出されたA成分が該B成分で混合され
たりするので、どの単繊維も偏心度が均一でかつ繊度む
らのない均一な偏心鞘芯型複合繊維ができない(図2、
6)。又ポリマ−玉が出来易い。
【0032】 本発明の口金装置において、圧力調整溝
12はその幅(d1)左右同一でもよく(図2)、又違
つてもよい(図6)。又該幅(d1)は約0.5〜8m
m、好ましくは約1〜10mmである。該d1が0.5
mm未満の場合、原液の移送速度が早すぎ、その長手方
向で、粘度むらや流速むら等が起き易いからである。又
該幅が10mmを超えると原液の移送速度が遅すぎ、耐
熱性が比較的劣る樹脂を使用した場合、異常な熱分解、
炭化物等が発生したりする事があり、紡糸孔の目詰まり
や発泡等を引き起こす事がある。又複合比むら、繊度む
ら、等が発生し、均一な複合繊維が紡糸できない。
【0033】 本発明では分離板に結合コントロ−ル溝
を削設することが出来る。該結合コントロ−ル溝は分離
板の底面近傍に削設する。図5は結合コントロ−ル溝を
説明するための分離板下部の正面断面図である。図7は
同じく分離板下部の拡大側面図、図8は分離板底面の概
略平面図である。
【0034】 結合コントロ−ル溝は、図5−1、図7
−2、図8−5に示すように、分離板を挟んだ両側にか
つ底面に対称にしかもそのm1、m2、m3等が同一寸法
で削設されていてもよい。この場合、分離板のA成分吐
出孔の中心軸と口金板の紡糸孔の中心軸が同軸でない
か、又は左右に分かれたB成分を異なる流量とする手段
等があることを条件に、各単糸間の繊維が偏心度が均一
でしかも繊度むらの少ない偏心鞘芯型複合繊維を得る事
が出来る。なぜなれば図8−5に示すようにA成分吐出
孔(17)1個に対してB成分がその左右側から斜め方
向即ち矢印しの方向にA成分が包み込まれるように流れ
るからである。又本発明ではこの溝は図8−6に示すよ
うに分離板底面を完全に横切るように削設されていても
よい。
【0035】 又本発明では左右に分かれたB成分を異
なる流量とする手段としてその機能を他の結合コントロ
−ル溝にもたせることが出来る。例えば図5−2〜7−
4に示すように結合コントロ−ル溝(27)の削設位置
をその底面の片側のみに削設したもの(図5−2、5−
3、7−1、8−1、8−2)、その幅(m1)、側壁
部長さ(m2)、底面部長さ(m3)等の寸法の違うもの
を分離板の底面に削設したもの(図8−4)等が例示で
きる。このような左右に分かれたB成分を異なる流量と
する手段がある場合、A成分吐出孔の中心軸と紡糸孔の
中心軸が同軸又は同軸でない何れの場合であつても左右
に分かれたB成分を異なる流量とすればA成分が偏心し
た複合繊維が得られる。例えば図8−4のような結合コ
ントロ−ル溝が削設された場合、芯成分が凹状に変形
(29)した図9−5のような複合繊維がえられる。又
図8−1、図8−2のような溝(27)が削設された場
合、両成分の選択により図9−2、−3、−4、−5、
−6の何れかの複合繊維が得られる。
【0036】 前記結合コントロ−ル溝はその幅(m
1)は約0.1〜10mm、好ましくは約0.2〜7m
m、更に好ましくは約0.3〜5mmである。又側壁部
長さ(m2)は約0.1〜100mm、好ましくは約
0.2〜90mm、更に好ましくは約0.3〜60mm
である。又その底面部の長さ(m3)は約0.1〜その
底面の幅(mm)、好ましくは約0.2〜50mm、更
に好ましくは約0.2〜40mmであればよい。前記
(m1、m2、m3)等が約0.1mm未満の場合、左右
に分かれたB成分を異なる流量とする効果が少ない。又
(m1)が10mmを超えた場合、紡糸孔の穿孔密度を
上げることができない。従って繊維の生産性が劣る。又
(m2)はその長さが大である場合、その内腔22の圧
力調整溝12でB成分が図1でいう前後方向に乱れるこ
とを阻止する作用があるので本発明の目的を阻害しない
限り、実質的に100mmを超えてもよい。しかし該溝
の加工性や加工コスト等の点で約100mmあれば十分
である。
【0037】 又本発明では左右に分かれたB成分を異
なる流量とする手段として、他の手段を使用することが
出来る。例えば分離板の底面が斜めに削設された分離板
や、分離板の底面の一方のみが丸く面取りされた分離板
等を配置することができる。又左右の分配孔のうち右側
(23b2)の孔を大きく穿孔した分配板を配置したり
(図2、図3)、或は分離板の背面に穿孔したB成分吐
出孔(8b1、8b2)の径を左右何れかを大きく穿孔し
たり、或は左右の何れかの孔を栓等で穴埋めする等の手
段がある(図示せず)。又他の手段として、左右何れか
の原液受部溝13に該溝の体積を変化させるようなブロ
ツク体をネジ止め等で配置することもできる。又芯成分
用ギアポンプ、左右2台の鞘成分用ギアポンプを配置
し、鞘成分用ギアポンプの吐出量を左右で変える等の手
段を備えていてもよい。
【0038】 本発明では分離板の底面と口金板底面が
密着されていてもよい。この場合、分離板はその底面の
結合コントロ−ル溝がA成分吐出孔17を横切るように
上下方向から削設され相隣る孔17の間の底面が凸部を
形成して、該凸部が口金板の底面に密着して配置されて
いてもよい(図示せず)。又口金板に穿孔された複合成
分導入孔の径(p2)が分離板底面の幅(p3)よりも大
である物が配置された物等いずれであつてもよい。
【0039】 上記の構成において、2台の押出機から
押し出されたA成分、B成分の各々の原液は、2台のギ
アポンプにより原液供給板2の各々の原液受部に至り
(図示せず)、各々の原液導入溝(7a、7b)を経て
分配板3の各々の成分の受部溝(19、21)に排出さ
れる。A成分原液は分配板のA成分分配溝(20a)及
び分配孔(23a)を通り、分離板4の受部溝(9a)
に排出される。B成分原液は左右に分かれ、その一方が
B成分分配孔(23b1)を通り、受部溝(9b1)に排
出され、他方が分離板のB成分分配溝(20b)、B成
分分配孔(23b2)を通り、受部溝(9b2)に排出さ
れる。分離板の背面に移送された原液は、A成分がA成
分整流溝(8a)を通り、A成分吐出孔17より吐出さ
れる。又B成分は前記溝(8a)の左右に穿孔されたB
成分吐出孔(8b1、8b2)より吐出され、該分離板と
口金板とがなす上部の空間即ちB成分受部溝13に排出
される。B成分は、分離板下部の外壁と口金板内腔の側
壁とのなす空間部即ちB成分原液圧力調整溝12を通
り、さらに狭あいな間隙(d2)に移送される。A成分
吐出孔から吐出されたA成分は、該狭あいな間隙及び口
金板の複合成分導入孔14でB成分に包み込まれ且つA
成分が偏心し、紡糸孔15から偏心鞘芯型複合繊維とな
つて紡糸される。
【0040】 紡糸孔から紡糸された未延伸糸は、口金
板左右にある気体導入口18より高温高圧の気体が導入
され、気体噴出用間隙16より該気体が噴出され、該噴
出気体により延伸細繊化され、同時に気体圧力が十分に
高い場合には切断され、口金下部に配置された捕集装置
で極細繊維ウエブとして捕集される。なお該噴出気体と
しては、空気、窒素ガズ等の不活性気体が用いられ、温
度は約80〜500℃、圧力は約0.3〜6kg/cm
2である。
【0041】 本発明の装置を使用すれば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレ−ト、6
−ナイロン、6,6−ナイロン、プロピレンと他のαオ
レフインとの2〜4元共重合体、ポリブチレンテレフタ
レ−ト、ポリフェニレンスルフアイド、ポリカ−ボネ−
ト、ポリウレタン、ポリ弗化ビニリデン、ポリエステル
エラストマ−、ポリアミドエラストマ−、ポリアリレ−
ト等種々の樹脂の組合せで複合紡糸出来る。又鞘成分に
低融点樹脂を用い、芯成分に高融点樹脂を用いた偏心鞘
芯型複合繊維は加熱により繊維間に熱融着が起きるので
高強力な不織布が得られる。又加熱時、複合の何れかの
成分の熱収縮等により、嵩高な不織布が得られる。この
ようにして得られた極細複合繊維の断面図を模式的に図
示すると図9−2〜−6に示すような偏心鞘芯型複合繊
維となる。なお図9−1は偏心のきわめて少ない鞘芯型
複合繊維の断面図である。該繊維はそのまま、或は他の
繊維と混合したり、加熱により捲縮を発現させたり、あ
るいは熱融着させたり、ウエブ状で、あるいは不織布状
で種々の用途に用いられる。
【0042】
【発明の効果】 本発明の装置は、極細繊維の偏心鞘芯
型複合メルトブロ−繊維を紡糸することができる。本発
明の装置は、鞘成分と芯成分が偏心して配置されている
こと、或は鞘成分をその両側で左右に分かれたB成分を
異なる流量とする特定の手段、或は鞘成分と芯成分が紡
糸孔の真上に配置された狭あいな間隙や、複合成分導入
孔等により、芯成分が偏心し、或は偏心と共に両成分の
何れか又は両方が変形し、且つ繊度むらが少ない、該極
細繊維を紡糸できる。又本装置を用いた場合、2種の成
分の粘度差が大である複合成分の組合せや、或は口金板
内腔部で原液の粘度むらや紡糸温度むらが少々起きても
複合比や繊度むら等のない、均一な該複合繊維を紡糸で
きる。また本発明の装置は、繊度むらが少ないので、口
金幅を大きくすることが出来、生産性のよいものとする
ことができる。又分離板と口金板とが狭あいな間隙を形
成して配置されたものは、前記のような効果にプラス
し、口金板と、分離板下部何れも損傷を受けず長期間使
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の複合メルトブロ−紡糸装置の正面概
略断面図
【図2】 本発明の複合メルトブロ−紡糸装置の正面概
略断面図
【図3】 分配板背面の概略平面図
【図4】 分配板腹面の概略平面図
【図5】 分離板下部の正面断面図
【図6】 口金板下部の概略断面図(正面)
【図7】 分離板下部の正面断面図
【図8】 分離板底面の概略平面図
【図9】 鞘芯型複合繊維の断面図
【符号の説明】
1:複合メルトブロ−紡糸口金装置 2:原液供給板 3:分配板 4:分離板 5:口金板 6:気体間隙調節板 7a:A成分原液導入溝 7b:B成分原液導入溝 8a:A成分整流溝 8b1:B成分吐出孔 8b2:B成分吐出孔 9a:分離板背面のA成分受部溝 9b1:分離板背面のB成分受部溝 9b2:分離板背面のB成分受部溝 10:フイルタ− 11:ボルト 12:原液圧力調整溝 13:口金板のB成分原液受部溝 14:複合成分導入孔 15:紡糸孔 16:気体噴出用間隙 17:A成分吐出孔 18:気体導入口 19:分配板背面のA成分受部溝 20a:分配板背面のA成分分配溝 20b:分配板背面のB成分分配溝 21:分配板背面のB成分受部溝 22:内腔 23a:A成分分配孔 23b1:B成分分配孔 23b2:B成分分配孔 24:分配溝隔壁 25a:分配板腹面のA成分受部溝 25b1:分配板腹面のB成分受部溝 25b2:分配板腹面のB成分受部溝 26:ボルト孔 27:結合コントロ−ル溝 28:分配板腹面の隔壁 29:凹状に変形した芯成分 30:ピン k:分離板の底面 x:口金板内腔の底面 w1:分配板背面のA成分受部溝の幅 w2:分配板背面のB成分受部溝の幅 l1:分配板背面のA成分分配溝の長さ l2:分配板背面のB成分分配溝の長さ d1:原液圧力調整溝の幅 d2:狭あいな間隙 p1:A成分吐出孔の径 p2:複合成分導入孔の径 p3:分離板底面の幅 m1:結合コントロ−ル溝の幅 m2:結合コントロ−ル溝の側壁部長さ m3:結合コントロ−ル溝の底面部長さ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏心鞘芯型複合メルトブロ−紡糸口金
    装置であつて、略T状であって、その背面中央からA成
    分整流溝が長手方向に削設され、かつ該溝底にA成分吐
    出孔が穿孔され、さらに該A成分整流溝を挟んだ左右に
    B成分吐出孔がそれぞれ穿孔された分離板4)と、背面
    に前記分離板を挿入するための内腔が削設され、かつ内
    腔底面に紡糸孔が穿孔され、前記分離板のA成分吐出孔
    の中心軸と口金板の紡糸孔の中心軸が同軸でなく、かつ
    B成分吐出孔からのB成分が、前記A成分吐出孔からの
    A成分の周りを包む関係にある口金板5)と、更に前記
    口金板の周りに前記紡糸孔の出口に向けて形成された気
    体噴出用間隙16)とを備えた、複合メルトブロ−紡糸
    口金装置。
  2. 【請求項2】 偏心鞘芯型複合メルトブロ−紡糸口金
    装置であつて、略T状であって、その背面中央からA成
    分整流溝が長手方向に削設され、かつ該溝底にA成分吐
    出孔が穿孔され、さらに該A成分整流溝を挟んだ左右に
    B成分吐出孔がそれぞれ穿孔された分離板4)と、背面
    に前記分離板を挿入するための内腔が削設され、内腔底
    面に紡糸孔が穿孔され、かつB成分吐出孔からのB成分
    が、前記A成分吐出孔からのA成分の周りを包む関係に
    ある口金板5)と、前記口金板の紡糸孔に至る何れかの
    部位で左右に分かれたB成分を異なる流量とする手段を
    備え、更に前記口金板の周りに前記紡糸孔の出口に向け
    て形成された気体噴出用間隙16)とを備えた、複合メ
    ルトブロ−紡糸口金装置。
  3. 【請求項3】 A及びB2種の紡糸原液を後記分配板
    のそれぞれの成分の受部溝に導くための原液導入溝がそ
    れぞれ削設された原液供給板2)と、その背面に前記原
    液供給板から供給された原液を受け入れるそれぞれの成
    分の受部溝が長手方向にそれぞれ削設されかつ原液を該
    受部溝から後記それぞれの成分の分配孔に導く分配溝が
    長手方向を横切るように交互に削設され、かつ該受部溝
    及び該分配溝の削設により形成された分配溝隔壁があ
    り、かつA成分を後記分離板のA成分整流溝に導くため
    のA成分分配孔がA成分分配溝に穿孔され、さらにB成
    分を後記分離板のB成分吐出孔に導くためのB成分分配
    孔が前記A成分分配孔を挟んだ両側に且つB成分分配溝
    とB成分受部溝にそれぞれ穿孔された分配板3)とを備
    えた、請求項1または2に記載の複合メルトブロ−紡糸
    口金装置。
  4. 【請求項4】 口金板内腔底面に複合成分導入孔及び
    紡糸孔が同軸状で穿孔され、前記複合成分導入孔の径
    (p2)がA成分吐出孔の径(p1)より大であり、かつ
    分離板の底面(k)と口金板内腔底面(x)との間に狭
    あいな間隙(d2)がありこの間隙が原液圧力調整溝の
    間隙(d1)より小である、分離板及び口金板とを備え
    た請求項1〜3何れかに記載の複合メルトブロ−紡糸口
    金装置。
  5. 【請求項5】 分離板の底面に、かつ相隣るA成分吐
    出孔の間の位置に、結合コントロ−ル溝が削設された分
    離板である請求項1〜4何れかに記載の複合メルトブロ
    −紡糸口金装置。
  6. 【請求項6】 左右に分かれたB成分の異なる流量手
    段が、分離板の底面に削設された結合コントロ−ル溝に
    よるものであり、該溝が底面の幅を挟んだ何れかの片方
    にのみ削設されたものである、請求項2〜4何れかに記
    載の複合メルトブロ−紡糸口金装置。
  7. 【請求項7】 左右に分かれたB成分の異なる流量手
    段が、分離板の底面に削設された結合コントロ−ル溝に
    よるものであり、該溝が底面の幅を挟んだ両方に削設さ
    れかつ該溝の大きさがその底面を挟んだ両方で違う状態
    で削設されたものである、請求項2〜4何れかに記載の
    複合メルトブロ−紡糸口金装置。
  8. 【請求項8】 左右に分かれたB成分の異なる流量手
    段が、分離板の背面に穿孔されたB成分吐出孔がA成分
    整流溝を挟んだ両方でその径が違うか又は孔数が違う分
    離板である、請求項2〜4何れかに記載の複合メルトブ
    ロ−紡糸口金装置。
  9. 【請求項9】 左右に分かれたB成分の異なる流量手
    段が、分配板に穿孔されたB成分分配孔がA成分分配孔
    を挟んだ両方でその径が違うか又は孔数が違う分配板で
    ある、請求項2〜4何れかに記載の複合メルトブロ−紡
    糸口金装置。
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