JPH0967176A - 多孔質ボディおよびその製造方法 - Google Patents
多孔質ボディおよびその製造方法Info
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- JPH0967176A JPH0967176A JP8189733A JP18973396A JPH0967176A JP H0967176 A JPH0967176 A JP H0967176A JP 8189733 A JP8189733 A JP 8189733A JP 18973396 A JP18973396 A JP 18973396A JP H0967176 A JPH0967176 A JP H0967176A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 非常に小さい蒿密度を有し、耐水性および耐
薬品性を有する多孔質無機ボディを提供する。 【解決手段】 ガス発生剤を、反応して結晶性マトリッ
クスを形成する材料と混合し、この混合物を急速な熱サ
イクルで低温で加熱する。得られたボディでは、セル
が、ガス充填または真空充填され、主に閉じており、結
晶性マトリックス内に分散している。
薬品性を有する多孔質無機ボディを提供する。 【解決手段】 ガス発生剤を、反応して結晶性マトリッ
クスを形成する材料と混合し、この混合物を急速な熱サ
イクルで低温で加熱する。得られたボディでは、セル
が、ガス充填または真空充填され、主に閉じており、結
晶性マトリックス内に分散している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多孔質セラミック
ボディおよびそのようなボディを熱発泡性混合物から製
造する方法に関するものである。
ボディおよびそのようなボディを熱発泡性混合物から製
造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラス、セラミックおよび有機プラスチ
ックスのような様々な異なった材料から熱により多孔質
となったボディを製造する様々な技術が提案されてき
た。通常は、出発バッチ中かまたは調製した材料の粒状
混合物中のいずれかにガスの供給源を導入している。そ
のような既知の多孔質ボディは一般的に、耐久性、およ
び耐性を有することを目的としたものである。
ックスのような様々な異なった材料から熱により多孔質
となったボディを製造する様々な技術が提案されてき
た。通常は、出発バッチ中かまたは調製した材料の粒状
混合物中のいずれかにガスの供給源を導入している。そ
のような既知の多孔質ボディは一般的に、耐久性、およ
び耐性を有することを目的としたものである。
【0003】しかしながら、比較的不溶性である非常に
軽い多孔質材料を必要とする用途もある。そのような用
途の1つには、除去されない型がある。むしろ、この型
は、適所にとどまり、成形部材とともに組み立てられ
る。
軽い多孔質材料を必要とする用途もある。そのような用
途の1つには、除去されない型がある。むしろ、この型
は、適所にとどまり、成形部材とともに組み立てられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はそのような用
途を指向したものである。本発明は、極めて低密度で、
比較的不溶性であり、物理的または化学的破壊抵抗性を
有する多孔質ボディを提供することを目的とするもので
ある。本発明はまた、そのようなボディを比較的低温の
熱により多孔質とする特有の方法を提供することを目的
とするものである。
途を指向したものである。本発明は、極めて低密度で、
比較的不溶性であり、物理的または化学的破壊抵抗性を
有する多孔質ボディを提供することを目的とするもので
ある。本発明はまた、そのようなボディを比較的低温の
熱により多孔質とする特有の方法を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、非常に小さい
嵩密度を有し、耐水性および耐薬品性を有する多孔質無
機ボディであって、セルが、ガス充填または真空充填さ
れ、主に閉じており、結晶性マトリックス内に分散して
いるボディを提供する。
嵩密度を有し、耐水性および耐薬品性を有する多孔質無
機ボディであって、セルが、ガス充填または真空充填さ
れ、主に閉じており、結晶性マトリックス内に分散して
いるボディを提供する。
【0006】本発明はさらに、そのようなボディを製造
する方法であって、ガス発生剤を、反応して結晶性マト
リックスを形成する材料と混合し、この混合物を急速熱
サイクルの低温で加熱する各工程からなる方法を提供す
る。
する方法であって、ガス発生剤を、反応して結晶性マト
リックスを形成する材料と混合し、この混合物を急速熱
サイクルの低温で加熱する各工程からなる方法を提供す
る。
【0007】本発明の製品は、発泡無機ボディ、すなわ
ち、結晶性マトリックス内にセルが分散しているボディ
である。発泡ボディは、発泡性混合物、すなわち、反応
して結晶性マトリックスを形成する材料およびマトリッ
クが形成されるときにセルを生成するガス発生剤を含有
する混合物の熱処理により製造される。
ち、結晶性マトリックス内にセルが分散しているボディ
である。発泡ボディは、発泡性混合物、すなわち、反応
して結晶性マトリックスを形成する材料およびマトリッ
クが形成されるときにセルを生成するガス発生剤を含有
する混合物の熱処理により製造される。
【0008】これらのセルは、ガス発生剤に依存して、
CO2 、SO2 、N2 、H2 O、Cl2 、NH3 、また
はH2 のようなガスを含有していてもよい。セルを形成
するガスが冷却されて凝縮する場合、例えば、閉じたセ
ル内の蒸気のように、セルはまた実質的に真空下にあっ
てもよい。通常は、本発明の製品内のセルは、蒸気によ
り形成されるが、それらは主に閉じたセルであるので、
真空下にあってもよい。
CO2 、SO2 、N2 、H2 O、Cl2 、NH3 、また
はH2 のようなガスを含有していてもよい。セルを形成
するガスが冷却されて凝縮する場合、例えば、閉じたセ
ル内の蒸気のように、セルはまた実質的に真空下にあっ
てもよい。通常は、本発明の製品内のセルは、蒸気によ
り形成されるが、それらは主に閉じたセルであるので、
真空下にあってもよい。
【0009】結晶性マトリックスは、リン酸アルミニウ
ム(AlPO4 )、リン酸ホウ素(BPO4 )、または
混合アルミノボロホスフェートの主結晶相からなる。さ
らに、このマトリックスには、様々な反応性添加剤およ
び/または不活性充填剤を含めてもよい。
ム(AlPO4 )、リン酸ホウ素(BPO4 )、または
混合アルミノボロホスフェートの主結晶相からなる。さ
らに、このマトリックスには、様々な反応性添加剤およ
び/または不活性充填剤を含めてもよい。
【0010】本発明の発泡材料に固有の特性は、1つの
材料内における、非常に軽量であること、および高温注
型硬化温度、例えば、1500℃までの温度への耐性の組合
せにある。これらの特徴により、この材料は、500 ℃ま
での温度で有機プラスチックを注型する型部材の製造に
特に有用となる。この型部材は、溶融材料がその周りに
注型されるコアであってもよい。あるいは、型部材は、
溶融材料がその内部に注型され冷却される外部型であっ
もよい。
材料内における、非常に軽量であること、および高温注
型硬化温度、例えば、1500℃までの温度への耐性の組合
せにある。これらの特徴により、この材料は、500 ℃ま
での温度で有機プラスチックを注型する型部材の製造に
特に有用となる。この型部材は、溶融材料がその周りに
注型されるコアであってもよい。あるいは、型部材は、
溶融材料がその内部に注型され冷却される外部型であっ
もよい。
【0011】いずれの形態においても、この多孔質型材
料は、熱発泡性混合物を約400 ℃以下、好ましくは約30
0 ℃以下の低温で加熱することにより製造される。発泡
性混合物は基本的に、リン含有化合物、ホウ素またはア
ルミニウム化合物、もしくはホウ素化合物およびアルミ
ニウム化合物の混合物、窒素含有化合物、ガス発生剤お
よび有機結合剤からなる。
料は、熱発泡性混合物を約400 ℃以下、好ましくは約30
0 ℃以下の低温で加熱することにより製造される。発泡
性混合物は基本的に、リン含有化合物、ホウ素またはア
ルミニウム化合物、もしくはホウ素化合物およびアルミ
ニウム化合物の混合物、窒素含有化合物、ガス発生剤お
よび有機結合剤からなる。
【0012】どのようなリンの供給源を用いてもよい。
市販のリン酸H3 PO4 (85重量%)が都合のよい供給
源である。しかしながら、さらなるイオンが望ましい
か、または許容される場合には、アンモニウム一または
二塩基リン酸塩の水溶液のような様々なリン酸塩、また
はリン酸カルシウムのような金属リン酸塩を用いてもよ
い。酸化ホウ素をこの材料に含むべき場合には、リン酸
アンモニウムが溶媒として望ましい。
市販のリン酸H3 PO4 (85重量%)が都合のよい供給
源である。しかしながら、さらなるイオンが望ましい
か、または許容される場合には、アンモニウム一または
二塩基リン酸塩の水溶液のような様々なリン酸塩、また
はリン酸カルシウムのような金属リン酸塩を用いてもよ
い。酸化ホウ素をこの材料に含むべき場合には、リン酸
アンモニウムが溶媒として望ましい。
【0013】アルミニウムおよびホウ素の供給源は酸化
物であってもよい。しかしながら、ホウ酸塩のような他
のホウ素化合物を使用することが好ましい。
物であってもよい。しかしながら、ホウ酸塩のような他
のホウ素化合物を使用することが好ましい。
【0014】リン酸アルミニウム結晶相が比較的不溶性
である傾向にある。発泡性材料にアルミニウム化合物を
含める場合には、酸化物を用いてもよい。しかしなが
ら、水和形態または水酸化物形態を使用することが好ま
しい。
である傾向にある。発泡性材料にアルミニウム化合物を
含める場合には、酸化物を用いてもよい。しかしなが
ら、水和形態または水酸化物形態を使用することが好ま
しい。
【0015】発泡剤とも称される、普通に用いられるど
のようなガス発生剤を用いてもよい。しかしながら、セ
ル形成剤として蒸気を用いることが好ましい。したがっ
て、水和材料、例えば、水和ホウ酸アルカリを使用す
る。これらは比較的弱い酸、たとえば、ホウ酸またリン
酸と反応して、塩および蒸気を生成する。
のようなガス発生剤を用いてもよい。しかしながら、セ
ル形成剤として蒸気を用いることが好ましい。したがっ
て、水和材料、例えば、水和ホウ酸アルカリを使用す
る。これらは比較的弱い酸、たとえば、ホウ酸またリン
酸と反応して、塩および蒸気を生成する。
【0016】セラミック発泡組成物は一般的に、成形必
要条件のために所望の流動特性を達成するための様々な
種類の充填剤および結合剤を用いて作成される。
要条件のために所望の流動特性を達成するための様々な
種類の充填剤および結合剤を用いて作成される。
【0017】コージエライトのような鉱物型の充填剤を
用いて、耐火性を改良してもよい。この種類の充填剤を
都合よく、微粉砕コージエライトガラスセラミック、す
なわち、主結晶相がコージエライトであるガラスセラミ
ックとして供給してもよい。耐火性がそれほど重要でな
い場合には、低温注型モールド内にタルクまたは粘土の
ような耐火性充填剤を用いてコストを減少させてもよ
い。
用いて、耐火性を改良してもよい。この種類の充填剤を
都合よく、微粉砕コージエライトガラスセラミック、す
なわち、主結晶相がコージエライトであるガラスセラミ
ックとして供給してもよい。耐火性がそれほど重要でな
い場合には、低温注型モールド内にタルクまたは粘土の
ような耐火性充填剤を用いてコストを減少させてもよ
い。
【0018】有機結合剤は、この目的に知られた市販の
有機化合物および材料のどのようなものであってもよ
い。これらの例としては、セルロース、アルコール、エ
ポキシ、フェノール、メラミン、アクリルアミド、アク
リレート、ガム、アルギン酸塩、シラスチックおよびポ
リブテンからなる群より選択される1つ以上の物質が挙
げられる。また、添加剤として、酒石酸を代表とする成
分を含有する市販の発泡剤、および様々な界面活性剤を
用いる。
有機化合物および材料のどのようなものであってもよ
い。これらの例としては、セルロース、アルコール、エ
ポキシ、フェノール、メラミン、アクリルアミド、アク
リレート、ガム、アルギン酸塩、シラスチックおよびポ
リブテンからなる群より選択される1つ以上の物質が挙
げられる。また、添加剤として、酒石酸を代表とする成
分を含有する市販の発泡剤、および様々な界面活性剤を
用いる。
【0019】本発明の特徴は、約0.03g/ccの嵩密度
を有する、比較的不溶性である、セルが閉じている多孔
質セラミックボディを製造することにある。これらの多
孔質材料は、非毒性であり不燃性であり、変形したり劣
化したりせずに1200℃までの加熱に耐えることができ
る。
を有する、比較的不溶性である、セルが閉じている多孔
質セラミックボディを製造することにある。これらの多
孔質材料は、非毒性であり不燃性であり、変形したり劣
化したりせずに1200℃までの加熱に耐えることができ
る。
【0020】非常に低密度の多孔質セラミックボディを
製造するにはある条件が必要であることが分かった。第
1に、窒素化合物、好ましくは尿素が、多孔質とすべき
スラリー中に存在しなければならない。このスラリーに
は、リン化合物、好ましくはリン酸を含ませなければな
らない。さらにこのスラリーには、少なくとも1種類の
アルミニウム化合物またはホウ素化合物、好ましくは、
水酸化アルミニウムまたはホウ酸を含ませなければなら
ない。
製造するにはある条件が必要であることが分かった。第
1に、窒素化合物、好ましくは尿素が、多孔質とすべき
スラリー中に存在しなければならない。このスラリーに
は、リン化合物、好ましくはリン酸を含ませなければな
らない。さらにこのスラリーには、少なくとも1種類の
アルミニウム化合物またはホウ素化合物、好ましくは、
水酸化アルミニウムまたはホウ酸を含ませなければなら
ない。
【0021】このスラリーを、水または他の揮発物が昇
華または揮発する温度まで非常に急速に加熱しなければ
ならない。低密度に対するキーポイントの1つは、多孔
化温度までの急速な加熱である。この多孔化温度は約30
0 ℃であってもよい。したがって、熱サイクルは10分を
越えるべきではなく、好ましくは5分未満である。小さ
な型または他のボディを製造する際には、マイクロ波加
熱を用いることが都合のよいことが分かった。
華または揮発する温度まで非常に急速に加熱しなければ
ならない。低密度に対するキーポイントの1つは、多孔
化温度までの急速な加熱である。この多孔化温度は約30
0 ℃であってもよい。したがって、熱サイクルは10分を
越えるべきではなく、好ましくは5分未満である。小さ
な型または他のボディを製造する際には、マイクロ波加
熱を用いることが都合のよいことが分かった。
【0022】
【実施例】本発明を特定の実施例に関してさらに記載す
る。表Iはモルで表したいくつかの組成を列記してい
る。これらの組成に基づくスラリーを混合して、急速に
加熱して、表に示す密度を有する多孔質ボディを製造し
た。好ましくは、密度は、0.1 g/cc未満、より好ま
しくは、0.05g/cc以下である。
る。表Iはモルで表したいくつかの組成を列記してい
る。これらの組成に基づくスラリーを混合して、急速に
加熱して、表に示す密度を有する多孔質ボディを製造し
た。好ましくは、密度は、0.1 g/cc未満、より好ま
しくは、0.05g/cc以下である。
【0023】各々のバッチに基づいて試験片を作成し
た。乾燥材料を混合して、150 mlのビーカー内に入れ
た。次いで、液体を加え、攪拌によりバッチを混合し
た。この混合物を空気中で400 ℃まで急速に加熱し、2
時間保持し、そして冷却した。得られた固体の発泡体を
ビーカーから取り出して、密度の測定のために塊から一
片が約2.5 cm(約1インチ)の立方体を切り出した。
た。乾燥材料を混合して、150 mlのビーカー内に入れ
た。次いで、液体を加え、攪拌によりバッチを混合し
た。この混合物を空気中で400 ℃まで急速に加熱し、2
時間保持し、そして冷却した。得られた固体の発泡体を
ビーカーから取り出して、密度の測定のために塊から一
片が約2.5 cm(約1インチ)の立方体を切り出した。
【0024】
【表1】
【0025】以下、本発明の実施の形態を列記する。
【0026】(実施の形態1)非常に小さい嵩密度を有
し、耐水性および耐薬品性を有する多孔質無機ボディで
あって、セルがガス充填または真空充填され、主に閉じ
ており、結晶性マトリックス内に分散していることを特
徴とする多孔質ボディ。
し、耐水性および耐薬品性を有する多孔質無機ボディで
あって、セルがガス充填または真空充填され、主に閉じ
ており、結晶性マトリックス内に分散していることを特
徴とする多孔質ボディ。
【0027】(実施の形態2)主結晶相が、リン酸アル
ミニウム、リン酸ホウ素およびアルミノボロホスフェー
トからなる群より選択されることを特徴とする実施の形
態1記載の多孔質ボディ。
ミニウム、リン酸ホウ素およびアルミノボロホスフェー
トからなる群より選択されることを特徴とする実施の形
態1記載の多孔質ボディ。
【0028】(実施の形態3)前記主結晶相がリン酸ア
ルミニウムであることを特徴とする実施の形態2記載の
多孔質ボディ。
ルミニウムであることを特徴とする実施の形態2記載の
多孔質ボディ。
【0029】(実施の形態4)無機充填剤を含有してい
ることを特徴とする実施の形態1記載の多孔質ボディ。
ることを特徴とする実施の形態1記載の多孔質ボディ。
【0030】(実施の形態5)前記充填剤が、コージエ
ライト含有材料、粘土およびタルクからなる群より選択
されることを特徴とする実施の形態4記載の多孔質ボデ
ィ。
ライト含有材料、粘土およびタルクからなる群より選択
されることを特徴とする実施の形態4記載の多孔質ボデ
ィ。
【0031】(実施の形態6)前記ボディの密度が0.1
g/cc未満であることを特徴とする実施の形態1記載
の多孔質ボディ。
g/cc未満であることを特徴とする実施の形態1記載
の多孔質ボディ。
【0032】(実施の形態7)前記密度が約0.05g/c
c以下であることを特徴とする実施の形態6記載の多孔
質ボディ。
c以下であることを特徴とする実施の形態6記載の多孔
質ボディ。
【0033】(実施の形態8)前記密度が約0.03g/c
c以下であることを特徴とする実施の形態6記載の多孔
質ボディ。
c以下であることを特徴とする実施の形態6記載の多孔
質ボディ。
【0034】(実施の形態9)前記ボディが別のボディ
を取り囲み、それとともに組み立てられることを特徴と
する実施の形態1記載の多孔質ボディ。
を取り囲み、それとともに組み立てられることを特徴と
する実施の形態1記載の多孔質ボディ。
【0035】(実施の形態10)実施の形態1記載の多
孔質ボディを製造する方法であって、ガス発生剤を、反
応して結晶性マトリックスを形成する材料と混合し、こ
の混合物を急速な熱サイクルで低温で加熱する各工程か
らなることを特徴とする方法。
孔質ボディを製造する方法であって、ガス発生剤を、反
応して結晶性マトリックスを形成する材料と混合し、こ
の混合物を急速な熱サイクルで低温で加熱する各工程か
らなることを特徴とする方法。
【0036】(実施の形態11)前記混合物を約400 ℃
以下の温度まで加熱する工程を含むことを特徴とする実
施の形態10記載の方法。
以下の温度まで加熱する工程を含むことを特徴とする実
施の形態10記載の方法。
【0037】(実施の形態12)前記混合物を約300 ℃
以下の温度まで加熱する工程を含むことを特徴とする実
施の形態11記載の方法。
以下の温度まで加熱する工程を含むことを特徴とする実
施の形態11記載の方法。
【0038】(実施の形態13)前記混合物を10分以下
の熱サイクルで加熱する工程を含むことを特徴とする実
施の形態10記載の方法。
の熱サイクルで加熱する工程を含むことを特徴とする実
施の形態10記載の方法。
【0039】(実施の形態14)前記混合物を5分以下
の熱サイクルで加熱する工程を含むことを特徴とする実
施の形態13記載の方法。
の熱サイクルで加熱する工程を含むことを特徴とする実
施の形態13記載の方法。
【0040】(実施の形態15)前記混合物中にガス発
生剤として水の供給源を含める工程を含むことを特徴と
する実施の形態10記載の方法。
生剤として水の供給源を含める工程を含むことを特徴と
する実施の形態10記載の方法。
【0041】(実施の形態16)前記混合物中に水の供
給源として水和材料を含める工程を含むことを特徴とす
る実施の形態15記載の方法。
給源として水和材料を含める工程を含むことを特徴とす
る実施の形態15記載の方法。
【0042】(実施の形態17)リン化合物、窒素化合
物、アルミニウム化合物またはホウ素化合物もしくは両
方、および発泡ガスの供給源を含有するスラリーを調製
する工程を含むことを特徴とする実施の形態10記載の
方法。
物、アルミニウム化合物またはホウ素化合物もしくは両
方、および発泡ガスの供給源を含有するスラリーを調製
する工程を含むことを特徴とする実施の形態10記載の
方法。
【0043】(実施の形態18)アルミニウム化合物を
含有するスラリーを調製する工程を含むことを特徴とす
る実施の形態17記載の方法。
含有するスラリーを調製する工程を含むことを特徴とす
る実施の形態17記載の方法。
Claims (5)
- 【請求項1】 非常に小さい嵩密度を有し、耐水性およ
び耐薬品性を有する多孔質無機ボディであって、セルが
ガス充填または真空充填され、主に閉じており、結晶性
マトリックス内に分散していることを特徴とする多孔質
ボディ。 - 【請求項2】 前記ボディの密度が0.1 g/cc未満で
あることを特徴とする請求項1記載の多孔質ボディ。 - 【請求項3】 前記ボディが別のボディを取り囲み、そ
れとともに組み立てられることを特徴とする請求項1記
載の多孔質ボディ。 - 【請求項4】 請求項1記載の多孔質ボディを製造する
方法であって、ガス発生剤を、反応して結晶性マトリッ
クスを形成する材料と混合し、この混合物を急速な熱サ
イクルで低温で加熱する各工程からなることを特徴とす
る方法。 - 【請求項5】 リン化合物、窒素化合物、アルミニウム
化合物またはホウ素化合物もしくは両方、および発泡ガ
スの供給源を含有するスラリーを調製する工程を含むこ
とを特徴とする請求項4記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US124395P | 1995-07-19 | 1995-07-19 | |
US001243 | 1995-07-19 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0967176A true JPH0967176A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=21695066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8189733A Withdrawn JPH0967176A (ja) | 1995-07-19 | 1996-07-18 | 多孔質ボディおよびその製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5691257A (ja) |
EP (1) | EP0754662A1 (ja) |
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