JPH0966039A - 核磁気共鳴検査装置 - Google Patents
核磁気共鳴検査装置Info
- Publication number
- JPH0966039A JPH0966039A JP7223846A JP22384695A JPH0966039A JP H0966039 A JPH0966039 A JP H0966039A JP 7223846 A JP7223846 A JP 7223846A JP 22384695 A JP22384695 A JP 22384695A JP H0966039 A JPH0966039 A JP H0966039A
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- Japan
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- bed
- subject
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- magnetic field
- magnetic resonance
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 核磁気共鳴検査装置で点滴等の医療行為を受
けている被検体を安全に検査できるようにする。 【解決手段】 ベッド17の周辺の所定領域の床面に圧
力センサー20を配設する。所定領域内に点滴スタンド
33が置かれると圧力センサー20がそれを検知しベッ
ドコントローラ18に信号を送り、ベッド17の移動を
不能にする。
けている被検体を安全に検査できるようにする。 【解決手段】 ベッド17の周辺の所定領域の床面に圧
力センサー20を配設する。所定領域内に点滴スタンド
33が置かれると圧力センサー20がそれを検知しベッ
ドコントローラ18に信号を送り、ベッド17の移動を
不能にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核磁気共鳴現象
(NMR現象)を利用して被検体からの共鳴信号を演算
処理し、イメージング(画像)化やスペクトロスコピー
測定を行なう核磁気共鳴検査装置、特に、点滴等の医療
処置ないし医療行為を受けている被検体の検査を行なう
際の被検体の安全対策が施された核磁気共鳴検査装置に
関する。
(NMR現象)を利用して被検体からの共鳴信号を演算
処理し、イメージング(画像)化やスペクトロスコピー
測定を行なう核磁気共鳴検査装置、特に、点滴等の医療
処置ないし医療行為を受けている被検体の検査を行なう
際の被検体の安全対策が施された核磁気共鳴検査装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】核磁気共鳴検査装置(以下MR装置とい
う)は、主マグネットの発生する静磁場中に配置された
被検体に対してこの静磁場の磁場強度に対応した共鳴周
波数成分を持つ励起RFパルスを、撮像断面及びこの断
面内での位置情報を核スピンにエンコードする傾斜磁場
とを所定のパルスシーケンスに従って照射及び印加し、
この所定のパルスシーケンスにより、被検体内の核スピ
ンに、核磁気共鳴現象を発生させて共鳴信号を生じさ
せ、この共鳴信号を受信し適当な信号処理を施した後
に、フーリへ変換を利用して、所望断面の断層像を得る
ものである。なお、静磁場を発生する主マグネット、核
スピンに位置情報をエンコードする傾斜磁場コイル、N
MR現象を発生させるために被検体に高周波パルスを与
える送信用RFコイルはガントリ内に収容されており、
ガントリにはベッドに支持された被検体が挿入される開
口部(トンネル)が設けられている。
う)は、主マグネットの発生する静磁場中に配置された
被検体に対してこの静磁場の磁場強度に対応した共鳴周
波数成分を持つ励起RFパルスを、撮像断面及びこの断
面内での位置情報を核スピンにエンコードする傾斜磁場
とを所定のパルスシーケンスに従って照射及び印加し、
この所定のパルスシーケンスにより、被検体内の核スピ
ンに、核磁気共鳴現象を発生させて共鳴信号を生じさ
せ、この共鳴信号を受信し適当な信号処理を施した後
に、フーリへ変換を利用して、所望断面の断層像を得る
ものである。なお、静磁場を発生する主マグネット、核
スピンに位置情報をエンコードする傾斜磁場コイル、N
MR現象を発生させるために被検体に高周波パルスを与
える送信用RFコイルはガントリ内に収容されており、
ガントリにはベッドに支持された被検体が挿入される開
口部(トンネル)が設けられている。
【0003】このようなMR装置において、被検体は一
旦ベッド上に配置され、しかる後にガントリのトンネル
内の主マグネットが形成する磁場中心までベッドの水平
方向の移動により送り込まれる。そして、撮像部位に合
わせて、トンネルの中で、さらに水平方向に微移動して
位置合わせされる。
旦ベッド上に配置され、しかる後にガントリのトンネル
内の主マグネットが形成する磁場中心までベッドの水平
方向の移動により送り込まれる。そして、撮像部位に合
わせて、トンネルの中で、さらに水平方向に微移動して
位置合わせされる。
【0004】この微移動は、検査時間の効率化等により
操作者が、MR装置ならびにベッドが置かれている検査
室内に入ることなく、検査室とは別の操作室に置かれて
いるコンソール上より監視モニター等で、監視しながら
行なわれたり、もしくは、予め設定された撮像条件に合
わせて、装置側で自動的に行なわれる。
操作者が、MR装置ならびにベッドが置かれている検査
室内に入ることなく、検査室とは別の操作室に置かれて
いるコンソール上より監視モニター等で、監視しながら
行なわれたり、もしくは、予め設定された撮像条件に合
わせて、装置側で自動的に行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】MR装置による検査に
おいて、被検体は、その体調に応じて点滴等の医療行為
ないし処置を受けながら検査を受ける場合がある。この
時、被検体には、点滴等に伴う注射針が体内挿入されて
いる。体内に注射針等の挿入されている被検体をトンネ
ル内の強力な静磁場中で移動させると、注射針等の金属
は、その移動に対して移動方向とは逆向きの反発力(ロ
ーレンツ力)を生じる。この為に、注射針の体内挿入等
の医療行為を受けている被検体の撮影部位の位置合わ
せ、ないし、撮影部位の変更時の静磁場内での移動は、
被検体の生命等の安全を脅かす恐れがあり、特に、被検
体、すなわち、ベッドの移動を操作室のコンソールで行
なう場合や、予め設定された撮影条件に沿って自動的に
行なわれる場合には甚だ危険である。このように、医療
行為の行なわれている被検体の静磁場内での移動には、
細心の注意を要するにもかかわらず、MR装置に医療行
為を行ないながらの被検体の検査であることを操作者に
知らせたり、操作者が誤ってベッドを移動させないため
の安全対策が講じられていないのが現状である。
おいて、被検体は、その体調に応じて点滴等の医療行為
ないし処置を受けながら検査を受ける場合がある。この
時、被検体には、点滴等に伴う注射針が体内挿入されて
いる。体内に注射針等の挿入されている被検体をトンネ
ル内の強力な静磁場中で移動させると、注射針等の金属
は、その移動に対して移動方向とは逆向きの反発力(ロ
ーレンツ力)を生じる。この為に、注射針の体内挿入等
の医療行為を受けている被検体の撮影部位の位置合わ
せ、ないし、撮影部位の変更時の静磁場内での移動は、
被検体の生命等の安全を脅かす恐れがあり、特に、被検
体、すなわち、ベッドの移動を操作室のコンソールで行
なう場合や、予め設定された撮影条件に沿って自動的に
行なわれる場合には甚だ危険である。このように、医療
行為の行なわれている被検体の静磁場内での移動には、
細心の注意を要するにもかかわらず、MR装置に医療行
為を行ないながらの被検体の検査であることを操作者に
知らせたり、操作者が誤ってベッドを移動させないため
の安全対策が講じられていないのが現状である。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みなされたもの
であって、被検体が、医療行為を受けながらの検査であ
ることを操作者に知らせしめ、誤って不用意にベッドを
移動させることのない核磁気共鳴検査装置を提供するこ
とを目的とする。
であって、被検体が、医療行為を受けながらの検査であ
ることを操作者に知らせしめ、誤って不用意にベッドを
移動させることのない核磁気共鳴検査装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の核磁気共鳴検査装置は、ベッド側のガン
トリの前面、ないし、ベッド周辺の所定領域内の物体を
検知し、警報信号を発する物体検知手段を設けたことを
特徴とする。被検体に医療行為を行ないながらMR装置
で検査を行なう場合には、ガントリのベッド側の前面、
ないし、ベッド周辺の所定領域に医療機器、医療補助機
具が配置される。例えば、被検体に点滴を行ないながら
検査を行なう場合には、点滴スタンドが床面に配置さ
れ、また、ファンクショナルイメージングの場合には被
検体に刺激を与える機器が配置される。
めに、本発明の核磁気共鳴検査装置は、ベッド側のガン
トリの前面、ないし、ベッド周辺の所定領域内の物体を
検知し、警報信号を発する物体検知手段を設けたことを
特徴とする。被検体に医療行為を行ないながらMR装置
で検査を行なう場合には、ガントリのベッド側の前面、
ないし、ベッド周辺の所定領域に医療機器、医療補助機
具が配置される。例えば、被検体に点滴を行ないながら
検査を行なう場合には、点滴スタンドが床面に配置さ
れ、また、ファンクショナルイメージングの場合には被
検体に刺激を与える機器が配置される。
【0008】物体検知手段は、所定領域内に医療機器等
の存否を検出し、存在する場合には警報信号を発する。
この警報信号でブザー等の警報器を作動させれば、操作
者に医療行為を行ないながらの検査であることを知らせ
注意を促すことができ、また、警報信号でベッドの移動
を不能にするようにすれば、操作者の誤操作でベッドが
不用意に移動したり、予め設定された撮影条件に従って
自動的にベッドが移動するのが防止でき、被検体のベッ
ドの移動による危険を防止し、被検体の安全が確保さ
れ、検査を安全に行な得る。
の存否を検出し、存在する場合には警報信号を発する。
この警報信号でブザー等の警報器を作動させれば、操作
者に医療行為を行ないながらの検査であることを知らせ
注意を促すことができ、また、警報信号でベッドの移動
を不能にするようにすれば、操作者の誤操作でベッドが
不用意に移動したり、予め設定された撮影条件に従って
自動的にベッドが移動するのが防止でき、被検体のベッ
ドの移動による危険を防止し、被検体の安全が確保さ
れ、検査を安全に行な得る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の
一実施例を示すブロック図で、ガントリ1内には、トン
ネル1aの空間に均一な静磁場を発生するための主マグ
ネット2と、この静磁場に重畳するように傾斜磁場を印
加する3つの傾斜磁場コイル3(3x,3y,3z)と
が備えられている。傾斜磁場コイル3は、主マグネット
2による均一な静磁場Hoに、磁場強度が直交する3次
元方向(X,Y,Z)にそれぞれ変化する3つの傾斜磁
場Gx,Gy,Gzのパルス(スライス選択用傾斜磁場
パルス、位相エンコード用傾斜磁場パルス、読み出し用
傾斜磁場パルス)を重畳する3組の傾斜磁場コイル3
x,3y,3zから構成されている。この静磁場,およ
び,傾斜磁場が加えられるガントリ部1のトンネル1a
の内部空間における撮影中心には被検体(例えば、患者
の頭部)の撮影部位が配置されるとともに、その被検体
には送受信RFコイル4が取り付けられる。
態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の
一実施例を示すブロック図で、ガントリ1内には、トン
ネル1aの空間に均一な静磁場を発生するための主マグ
ネット2と、この静磁場に重畳するように傾斜磁場を印
加する3つの傾斜磁場コイル3(3x,3y,3z)と
が備えられている。傾斜磁場コイル3は、主マグネット
2による均一な静磁場Hoに、磁場強度が直交する3次
元方向(X,Y,Z)にそれぞれ変化する3つの傾斜磁
場Gx,Gy,Gzのパルス(スライス選択用傾斜磁場
パルス、位相エンコード用傾斜磁場パルス、読み出し用
傾斜磁場パルス)を重畳する3組の傾斜磁場コイル3
x,3y,3zから構成されている。この静磁場,およ
び,傾斜磁場が加えられるガントリ部1のトンネル1a
の内部空間における撮影中心には被検体(例えば、患者
の頭部)の撮影部位が配置されるとともに、その被検体
には送受信RFコイル4が取り付けられる。
【0010】傾斜磁場コイル3には、傾斜磁場電源5が
接続され、傾斜磁場Gx,Gy,Gzの各傾斜磁場発生
用電力が供給される。この傾斜磁場電源5には、波形発
生器6からの波形信号が入力されて傾斜磁場Gx,G
y,Gzの各傾斜磁場波形が制御される。RFコイル4
には、RFパワーアンプ7からRF信号が供給され、こ
れにより被検体MへのRF信号照射が行われる。このR
F信号は、シンセサイザー8より発生させられたRF信
号を、波形発生器9で波形成形したものとなっている。
接続され、傾斜磁場Gx,Gy,Gzの各傾斜磁場発生
用電力が供給される。この傾斜磁場電源5には、波形発
生器6からの波形信号が入力されて傾斜磁場Gx,G
y,Gzの各傾斜磁場波形が制御される。RFコイル4
には、RFパワーアンプ7からRF信号が供給され、こ
れにより被検体MへのRF信号照射が行われる。このR
F信号は、シンセサイザー8より発生させられたRF信
号を、波形発生器9で波形成形したものとなっている。
【0011】被検体Mで発生したNMR信号は、RFコ
イル4により受信され、プリアンプ10を経て位相検波
器11に送られる。位相検波器11において、受信信号
はシンセサイザー8からのRF信号を参照信号として位
相検波され、検波出力がA/D変換器12に送られる。
このA/D変換器12にはシステムコントローラ13か
らサンプリングパルスが入力されており、このサンプリ
ングパルスに応じて検波出力のデジタルデータへの変換
が行われる。そのデジタルデータは画像再構成器14に
取り込まれる。
イル4により受信され、プリアンプ10を経て位相検波
器11に送られる。位相検波器11において、受信信号
はシンセサイザー8からのRF信号を参照信号として位
相検波され、検波出力がA/D変換器12に送られる。
このA/D変換器12にはシステムコントローラ13か
らサンプリングパルスが入力されており、このサンプリ
ングパルスに応じて検波出力のデジタルデータへの変換
が行われる。そのデジタルデータは画像再構成器14に
取り込まれる。
【0012】画像再構成器14は、取り込まれたデータ
を処理して画像を再構成して断層像をコンソール15の
表示器16へ表示する。システムコントローラ13は、
波形発生器6、シンセサイザー8、A/D変換器12等
にタイミング信号を送り、波形発生器6から各波形信号
が出力されるタイミングを定めると共に、シンセサイザ
ー8からのRF信号発生タイミングを定める。また、シ
ステムコントローラ13は、波形発生器6に波形情報を
送り、Gx,Gy,Gzの各傾斜磁場パルスの波形、強
度等を制御すると共に、RFコイル4から被検体に照射
するRF信号のエンベロープを定め、さらにシンセサイ
ザー8に信号を送ってRF信号の周波数を制御する。ま
た、MR装置は、被検体Mを支持してトンネル1a内に
送り込むベッド17を有しており、ベッドコントローラ
18で制御されるベッド制御器19で、上下、水平移動
が行なわれる。
を処理して画像を再構成して断層像をコンソール15の
表示器16へ表示する。システムコントローラ13は、
波形発生器6、シンセサイザー8、A/D変換器12等
にタイミング信号を送り、波形発生器6から各波形信号
が出力されるタイミングを定めると共に、シンセサイザ
ー8からのRF信号発生タイミングを定める。また、シ
ステムコントローラ13は、波形発生器6に波形情報を
送り、Gx,Gy,Gzの各傾斜磁場パルスの波形、強
度等を制御すると共に、RFコイル4から被検体に照射
するRF信号のエンベロープを定め、さらにシンセサイ
ザー8に信号を送ってRF信号の周波数を制御する。ま
た、MR装置は、被検体Mを支持してトンネル1a内に
送り込むベッド17を有しており、ベッドコントローラ
18で制御されるベッド制御器19で、上下、水平移動
が行なわれる。
【0013】20は、ベッド周辺等の所定領域内に置か
れた点滴スタンド等の医療機器の存在を検知し、存在の
検知により出力信号(警報信号)を発する検知センサー
で、このセンサー20の出力はセンサー制御器21を介
してベッドコントローラ18に供給される。検知センサ
ー20として圧力センサーを使用する場合には、図2に
おいてベッド周辺の斜線で示す領域の床面に設置され
る。なお、斜線で示す圧力センサーの設置領域は、例え
ば、被検体に点滴を行ないながら検査を行なう場合は、
点滴スタンドが置かれる範囲である。
れた点滴スタンド等の医療機器の存在を検知し、存在の
検知により出力信号(警報信号)を発する検知センサー
で、このセンサー20の出力はセンサー制御器21を介
してベッドコントローラ18に供給される。検知センサ
ー20として圧力センサーを使用する場合には、図2に
おいてベッド周辺の斜線で示す領域の床面に設置され
る。なお、斜線で示す圧力センサーの設置領域は、例え
ば、被検体に点滴を行ないながら検査を行なう場合は、
点滴スタンドが置かれる範囲である。
【0014】上記構成のMR装置で撮影検査を行なう場
合、被検体Mをベッド17に載置してガントリ1のトン
ネル1a内に送り込まれ、撮影部位(関心領域)の中心
が主マグネットの発生する静磁場の中心に配されて複数
スライスの撮影が行なわれ、その後、次の関心領域が静
磁場の中心に位置するようにベッドが水平方向に移動さ
れ、撮影とベッドの移動が繰り返し行なわれて、所望範
囲の撮影部位の撮影が行なわれる。この場合、点滴がな
されていない被検体の検査では、図2の斜線領域に点滴
スタンドが置かれていないので、センサー20は検知信
号(警報信号)を出力しないので、ベッド17は、コン
ソール15による操作者の操作、ないし、予め設定され
た撮影条件に従って自動的に移動する。
合、被検体Mをベッド17に載置してガントリ1のトン
ネル1a内に送り込まれ、撮影部位(関心領域)の中心
が主マグネットの発生する静磁場の中心に配されて複数
スライスの撮影が行なわれ、その後、次の関心領域が静
磁場の中心に位置するようにベッドが水平方向に移動さ
れ、撮影とベッドの移動が繰り返し行なわれて、所望範
囲の撮影部位の撮影が行なわれる。この場合、点滴がな
されていない被検体の検査では、図2の斜線領域に点滴
スタンドが置かれていないので、センサー20は検知信
号(警報信号)を出力しないので、ベッド17は、コン
ソール15による操作者の操作、ないし、予め設定され
た撮影条件に従って自動的に移動する。
【0015】しかしながら、点滴が行なわれている被検
体では、注射針31が被検体内に挿入され、点滴容器3
2を支持する点滴スタンド33が図2に示すように斜線
で示す床面領域に設置された圧力センサー20上に配置
されるので、センサー20がそれを検知し、センサー制
御器21が警報信号をベッドコントローラ18に与え
る。ベッドコントローラ18は、警報信号でコンソール
15に設けられたランプ、ブザー等の警報器を付勢し、
検査中の被検体が点滴中であることを操作者に知らせ
る。また、ベッドコントローラ18は、警報信号を受け
てベッド制御器19に禁止信号を送り、ベッド17の移
動を不能にする。これにより、操作者は、検査中の被検
体に医療行為が行なわれていることを知らしめることが
でき、また、操作者がコンソール15でベッドを移動さ
せようとしても、また、予め設定された撮影条件に従っ
てベッドに移動信号が与えられてもベッドは移動しない
ので、被検体を危険にさらすことがなく、被検体の安全
が確保される。
体では、注射針31が被検体内に挿入され、点滴容器3
2を支持する点滴スタンド33が図2に示すように斜線
で示す床面領域に設置された圧力センサー20上に配置
されるので、センサー20がそれを検知し、センサー制
御器21が警報信号をベッドコントローラ18に与え
る。ベッドコントローラ18は、警報信号でコンソール
15に設けられたランプ、ブザー等の警報器を付勢し、
検査中の被検体が点滴中であることを操作者に知らせ
る。また、ベッドコントローラ18は、警報信号を受け
てベッド制御器19に禁止信号を送り、ベッド17の移
動を不能にする。これにより、操作者は、検査中の被検
体に医療行為が行なわれていることを知らしめることが
でき、また、操作者がコンソール15でベッドを移動さ
せようとしても、また、予め設定された撮影条件に従っ
てベッドに移動信号が与えられてもベッドは移動しない
ので、被検体を危険にさらすことがなく、被検体の安全
が確保される。
【0016】なお、上記の実施例では、点滴スタンド
(物体)の検知センサーに圧力センサーを使用し、床面
にそれを設置したが、超音波、または、光等を用いた物
体センサーであってもよい。この場合、図3に示すよう
に検査室の天井36に2個の超音波ないし光センサー3
4,35を取り付け、各センサーの検知範囲を弧状線で
示す領域としておけば、医療機器(物体)が空間に位置
している場合でも検知できる。また、センサーの警報信
号でランプ、ブザー等の警報器を作動させる場合、セン
サーの警報信号と、コンソールからのベッド移動信号な
いし、予め設定された撮影条件に従ってベッドが自動的
に移動する場合は、ベッド移動制御信号との論理積で作
動させることが好ましい。さらに、センサーの警報信号
で警報器を作動させる代りに、コンソールの表示器に警
告メッセージを表示するようにしてもよい。
(物体)の検知センサーに圧力センサーを使用し、床面
にそれを設置したが、超音波、または、光等を用いた物
体センサーであってもよい。この場合、図3に示すよう
に検査室の天井36に2個の超音波ないし光センサー3
4,35を取り付け、各センサーの検知範囲を弧状線で
示す領域としておけば、医療機器(物体)が空間に位置
している場合でも検知できる。また、センサーの警報信
号でランプ、ブザー等の警報器を作動させる場合、セン
サーの警報信号と、コンソールからのベッド移動信号な
いし、予め設定された撮影条件に従ってベッドが自動的
に移動する場合は、ベッド移動制御信号との論理積で作
動させることが好ましい。さらに、センサーの警報信号
で警報器を作動させる代りに、コンソールの表示器に警
告メッセージを表示するようにしてもよい。
【0017】
【効果】本発明の核磁気共鳴検査装置によれば、点滴等
の医療行為を受けている被検体の検査中の不用意なベッ
ドの移動を防止できる。したがって、被検体の安全が確
保でき、有効な核磁気共鳴検査装置による検査が行な得
る。
の医療行為を受けている被検体の検査中の不用意なベッ
ドの移動を防止できる。したがって、被検体の安全が確
保でき、有効な核磁気共鳴検査装置による検査が行な得
る。
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】物体検知センサーの配置状態を示す模式図であ
る。
る。
【図3】他の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】 1…ガントリ 1a…トンネル 2…主マグネット 3…傾斜磁場コ
イル 4…送受信RFコイル 17…ベッド 18…ベッドコントローラ 19…ベッド制
御器 20…センサー(圧力センサー) 21…センサー
制御器 31…注射針 32…点滴容器 33…点滴スタンド M…被検体 34、35…超音波ないし光センサー
イル 4…送受信RFコイル 17…ベッド 18…ベッドコントローラ 19…ベッド制
御器 20…センサー(圧力センサー) 21…センサー
制御器 31…注射針 32…点滴容器 33…点滴スタンド M…被検体 34、35…超音波ないし光センサー
Claims (1)
- 【請求項1】 ベッド側のガントリ前面、または、ベッ
ド周辺の所定領域内の物体を検知し、警報信号を発する
物体検出手段を備えたことを特徴とする核磁気共鳴検査
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7223846A JPH0966039A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 核磁気共鳴検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7223846A JPH0966039A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 核磁気共鳴検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0966039A true JPH0966039A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16804644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7223846A Pending JPH0966039A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 核磁気共鳴検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0966039A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2362235A1 (en) * | 2003-08-15 | 2011-08-31 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | MRI system with wireless identification capability |
JP2013063148A (ja) * | 2011-09-16 | 2013-04-11 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | Mr装置用安全システムおよびmr装置 |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP7223846A patent/JPH0966039A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2362235A1 (en) * | 2003-08-15 | 2011-08-31 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | MRI system with wireless identification capability |
JP2013063148A (ja) * | 2011-09-16 | 2013-04-11 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | Mr装置用安全システムおよびmr装置 |
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