JPH0965338A - 画像符号化装置および画像復号化装置 - Google Patents

画像符号化装置および画像復号化装置

Info

Publication number
JPH0965338A
JPH0965338A JP7218567A JP21856795A JPH0965338A JP H0965338 A JPH0965338 A JP H0965338A JP 7218567 A JP7218567 A JP 7218567A JP 21856795 A JP21856795 A JP 21856795A JP H0965338 A JPH0965338 A JP H0965338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
image
signal
boundary
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7218567A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Kimura
淳一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GRAPHICS COMMUN LAB KK
Original Assignee
GRAPHICS COMMUN LAB KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GRAPHICS COMMUN LAB KK filed Critical GRAPHICS COMMUN LAB KK
Priority to JP7218567A priority Critical patent/JPH0965338A/ja
Publication of JPH0965338A publication Critical patent/JPH0965338A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像信号を隣接する複数画素からなるブロッ
クに分割し、さらに該ブロック内の像の境界を表わすエ
ッジに沿って前記ブロックを分割し、該ブロック単位に
直交変換を施して符号化する画像符号化装置において、
前記分割の情報が二値画像であるために、復号時に前記
分割境界部分が周辺の部分に比べて急峻に変化しすぎ不
自然さが感じられ、また、前記分割の条件によりブロッ
ク間におけるブロック歪みが生じ、さらに、前記画像符
号化装置を動画像に適用した場合不連続な動きが生じて
しまう。 【解決手段】 前記分割において、多階調領域分割回路
21により前記分割の情報を多値画像とし、該多値画像を
符号化することにより、復元時の画質が向上し、また、
動画像に適用したときの不自然な動きが減少し、さら
に、分割情報を多値情報としたことによる情報量の増加
を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像信号の画像符号
化復号化システムにおいて、特にデジタル放送あるいは
ケーブルテレビジョン等の映像符号化装置および復号化
装置や、無線画像通信やアナログ電話線を用いた画像通
信、デジタルビデオディスク等の記録装置、あるいはテ
レビ会議装置等に適用される。
【0002】
【従来の技術】映像信号はデジタル化され、伝送あるい
は蓄積すると膨大な情報量となるため、これを圧縮する
検討が盛んに行われている。映像情報を多重する方式の
代表的なものに、インターナショナル オーガニゼーシ
ョン スタンダーダイゼーション(ISO)が標準化を行っ
たISO/IEC 13818-2(94.11、以下MPEG2 video)があ
る。MPEG2 videoの詳細については上記のISO/IEC DIS 1
3818-2あるいは渡辺裕:「MPEG2/H.262」,テレビジョン
学会誌Vol.48, No.1, pp.44〜49 (1994.1)等に詳しい説
明が記載されているため、本説明では省略する。
【0003】MPEG2 videoは主として離散コサイン変換
(DCT)を用いている。DCTは例えば水平8画素、
垂直8画素のブロックごとに適用され、ブロック内の隣
接画素間の冗長性を削減することにより画像の圧縮を図
っている。その反面、隣接画素の相関が少ない画像、す
なわち、エッジなどがブロック内に存在し、隣接の画素
値が急激に変化している場合には、DCTの圧縮の効率
は低下することが知られている。
【0004】また、このときにエッジの周辺に微小なノ
イズが発生し、動画像では「蚊が飛んでいる」ように見
えることから名付けられたモスキートノイズや、ブロッ
ク内でエッジ以外の部分、特にブロック周辺部がエッジ
により影響を受け、隣接ブロック間でブロック境界が現
れてしまうブロック歪みなどの劣化が生じる。これらを
防ぐ従来の技術として、特開平3-89792に記されている
ように、ブロックを内部のエッジの形状に応じて、いく
つかの部分に分割したのちにDCTを適用する方法が知
られている。
【0005】図18を用いてその概要を説明する。カメラ
等の画像入力装置1010から入力された画像信号はアナロ
グ/デジタル変換器1020によりデジタル化された後、ブ
ロック化回路1030にて水平8画素、垂直8画素のブロッ
ク画像信号1100に変換される。ブロック画像信号1100は
領域分割回路1040にて内部のエッジの形状等に応じて複
数の領域に分割される。
【0006】ここで、エッジ等が含まれておらず、特に
分割が不要の場合には分割は行わない。たとえば分割数
が2の場合には、1つの分割形状(二値画像)と、2つ
の分割された小領域画像(分割領域)が得られる。分割
形状は信号1300として符号化回路1070に転送され、ファ
クシミリ等の二値画像の符号化によく用いられるMH符
号化により符号化される。
【0007】一方、分割された2つの小領域はそれぞれ
欠損部分を画素補填した後、信号1200に順次出力され、
以降通常の画像符号化と同様に、DCT等の直交変換回
路1050にて、DCT係数等の周波数成分に変換され、量
子化1060が施された後、符号化回路1070にて符号化され
る。これら、分割形状信号1300、2ブロック分のDCT
係数および分割を行ったか否かを表す信号1400は多重さ
れて、符号信号1500として出力される。これを受信した
側では、分割形状と2つのブロック信号を再生したの
ち、分割形状に従い、該2つの再生ブロック画像のそれ
ぞれについて、前記2つに分割された小領域画像の内の
いずれかを選択して結合することにより、画像を再生す
ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ブ
ロック画像の分割情報が二値画像であるため、分割境界
部分が周辺の部分に比べて急峻に変化しすぎ、不自然さ
が感じられる。また、徐々に変化し、複数のブロック間
に跨っている連続したエッジを符号化した場合、ある条
件(スレッショルド等)を満たしたブロックのみ分割が
行われ、該条件を満足せず分割が行われないブロックと
の間でブロック歪みが生じてしまう。例えば、エッジが
2つのブロックにまたがり、一方のブロックでは境界で
分割され、またもう一方のブロックでは境界で分割され
なかったとき、前記2つのブロック境界部分で前記分割
が中断されるためブロック境界が強調されブロック歪み
が生じてしまう。
【0009】また、動画像に適用したときは境界部の動
きが1画素ごとになるため、不連続な動きになる。そこ
で、これら画質上の問題点を避けるために、前記従来技
術では境界部での2つの画像を所定の比率で混合加算す
る方法を示している。しかしながら、該方法においては
画像全体がぼやけてしまい、良い画質が得られない。
【0010】そこで、本発明では符号化効率を同等もし
くはより向上させた上で、高画質な再生画像を得ること
のできる画像符号化装置および画像復号化装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、画像信号を入力して、該画像
信号を隣接する複数画素からなるブロックに分割し、該
ブロック毎に直交変換を施して符号化する画像符号化装
置において、デジタル信号である画像信号を入力し隣接
する複数画素からなるブロックに分割して出力するブロ
ック化手段と、該ブロック化手段から入力した各ブロッ
ク内の像の境界を表わすエッジに沿って各ブロックを複
数の画素領域に分割し、それぞれ元のブロックサイズに
復元して出力するとともに、各画素領域の境界近傍の補
填画素を多値画素として出力し、さらに各分割領域の境
界に関する情報を出力する多階調領域分割手段と、該多
階調領域分割手段から入力した各ブロックを直交変換し
て変換係数を出力する直交変換手段と、該直交変換手段
から入力した変換係数を量子化して出力する量子化手段
と、該量子化手段から入力した量子化された変換係数、
前記多階調領域分割手段から入力した各分割領域の境界
に関する情報を符号化し、さらに多重化して出力する符
号化手段と、を有することを特徴とするものである。
【0012】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項1記載の画像符号化装置において、前記
多階調領域分割手段が、該ブロックを分割するか否かを
判断して該判断結果を出力し、分割を要すると判断した
ときに前記エッジにおいて、前記ブロックを複数の領域
に分割するブロック分割回路と、前記分割した境界近傍
の画素値に基づき該画素値毎に0から1を数段階に区分
した係数である混合比率を算出する混合比率算出回路
と、該混合比率により前記分割の境界線を再構築する境
界線再構築回路と、該再構築された境界線を折れ線によ
って近似する境界線折線近似回路と、該再構築された境
界線付近の各隣接する画素値の差を表わす先鋭度を計測
する先鋭度計測回路と、該先鋭度と前記折れ線の情報に
基づき前記分割した境界近傍の画素値から前記混合比率
を再計算する混合比率再計算回路と、該再計算回路によ
り再計算された混合比率に基づき前記ブロック画像の該
当画素を抽出する画素抽出回路と、該抽出した画素を用
いて前記画素抽出回路により抽出されなかった画素を補
填し前記入力ブロックと同じ形状のブロック信号を構築
して前記直交変換手段に出力する画素補填回路と、を有
することを特徴とするものである。
【0013】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、画像を構成する各ブロック内のエッジに沿って
各ブロックを分割して符号化する符号化装置から画像信
号を入力し、逆直交変換を用いて各ブロック画像信号を
復元統合し、再生画像信号を出力する画像復号化装置に
おいて、符号化装置により符号化されたブロック画像信
号、各ブロックの分割の境界を表わす折れ線信号および
隣接する画素値の差である先鋭度を表わす信号を復号化
する復号化手段と、前記復号化した折れ線信号および先
鋭度に基づき前記複数に分割された分割領域の境界近傍
の画素値から該画素値毎の0から1を数段階に区分した
係数である混合比率を算出する混合比率算出手段と、該
算出された混合比率に基づき逆直交変換により復号化さ
れ前記複数に分割されたブロック画像信号から該当する
該ブロック内の画素を抽出する画素抽出手段と、該抽出
した複数のブロック内の画素を前記算出した混合比率に
基づき混合加算する混合加算手段と、を有することを特
徴とするものである。
【0014】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項3記載の画像復号化装置において、前記
復号化手段が、前記分割して符号化され各情報が多重化
された符号化信号の内のブロック画像信号を入力し、該
ブロック画像信号を解読して該ブロック画像毎にまとめ
て出力するブロック画像解読回路と、前記分割して符号
化され各情報が多重化された符号化信号の内の分割の境
界を表わす折れ線信号および隣接する画素値の差である
先鋭度をそれぞれ符号化された信号を入力し解読して前
記ブロック画像毎にまとめて出力する分割境界符号解読
回路と、前記分割して符号化され各情報が多重化された
符号化信号の内から解読した前記分割に関する情報およ
び事前に符号化装置と復号化装置との間で取り決められ
た事項に基づき前記ブロック画像解読回路および分割境
界符号解読回路を制御する制御情報解読制御回路と、を
有することを特徴とするものである。
【0015】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るため、請求項3記載の画像復号化装置において、前記
混合比率算出手段が、前記符号化手段から入力したブロ
ック画像内の前記分割の境界を表わす折れ線信号に基づ
く分割領域の中心線を表わす線分と前記ブロック画像内
の前画素との距離を算出し、該距離の最小値を判定して
出力する分割領域近傍画素判別部と、前記中心線により
分割される各領域を1または0に振り分ける領域属性判
定部と、前記分割領域近傍画素判定部および領域属性判
定部から出力された結果に基づき前記分割領域における
多値画像信号を生成する多値画像生成部と、を有するこ
とを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】ここで、本発明請求項1記載の画
像符号化装置を適用した実施の形態を図1に基づいて説
明する。図1は画像信号を生成し、符号化して各種メデ
ィアへ出力する画像符号化システムを示すシステム構成
図であり、該システムは、画像信号を生成して入力する
画像信号入力装置1、アナログ信号である前記画像信号
を入力し該画像信号をデジタル信号に変換して出力する
A/D変換装置2および該画像信号を符号化する画像符
号化装置3により構成される。
【0017】前記画像符号化装置3は画像信号を入力し
て該画像信号を隣接する複数画素からなるブロックに分
割し、該ブロック内にエッジが存在する場合に該エッジ
の境界に沿って該ブロックを分割して各直交変換を施
し、符号化して出力することを特徴とするものであり、
以下に説明する4から6および21から22により構成され
る。
【0018】4は該デジタル画像信号を入力し、該画像
信号を隣接する複数画素からなるブロック信号に分割し
て出力するブロック化手段としてのブロック化装置であ
る。5は前記元のブロックサイズに各復元された複数の
ブロックを直交変換して出力する直交変換手段としての
直交変換装置であり、6は直交変換装置5から出力され
た直交変換係数を量子化して出力する量子化手段として
の量子化装置である。
【0019】22は該量子化された直交変換係数および前
記多階調領域分割装置から出力された前記ブロックが分
割されたか否かを示す信号および多値画像信号である分
割領域情報を符号化し、これら符号化された各信号を多
重化して出力する符号化手段としての符号化装置であ
る。このようにブロック内のエッジ部でブロックを分割
して直交変換することにより、該分割されたブロック内
の空間周波数が低減され圧縮効率が向上するとともに、
前記分割した境界部の分割情報を多値画像情報とするこ
とにより、エッジ部の信号レベルの変化をより忠実に表
現することが可能となり、復元時の画質が向上する。
【0020】また、分割情報を多値情報とすることによ
り、隣接する複数のブロックに跨るエッジにおいて分割
ブロックと非分割ブロックが生じた場合、前記ブロック
間での境界が連続的になり、不自然な歪みを抑制でき
る。次に、本発明請求項3記載の画像復号化装置を適用
した実施の形態を図2に基づいて説明する。
【0021】図2はブロック内にエッジが存在する場合
に該エッジの境界において該ブロックを分割して各直交
変換を施されて符号化された画像信号を復号化して再生
する画像再生システムを示すシステム構成図であり、該
画像再生システムは、以下に説明する8および37から39
により構成される。8は図外の符号化装置において、ブ
ロック内にエッジが存在する場合に該エッジの境界にお
いて該ブロックを分割して各直交変換を施されて符号化
され、その他の分割に関する情報がそれぞれ多重化され
た信号を入力し、該多重化された信号の解析、復号化お
よび前記分割されたブロックの統合復元を行いブロック
画像信号を出力する画像復号化装置である。
【0022】37は該画像復号化装置8から入力したブロ
ック画像信号をスキャン変換して走査線化した走査線信
号を出力する走査線化装置であり、38は該走査線化装置
37から入力したデジタル信号である走査線信号をアナロ
グ信号に変換して出力するデジタル/アナログ変換装置
であり、39はデジタル/アナログ変換装置38から入力し
た走査線信号をディスプレイ上に再生する画像再生装置
である。
【0023】画像復号化装置8は以下に説明する31から
36および40により構成される。31は量子化された直交変
換係数、該直交変換係数が分割されたものか否かを示す
信号および多値画像信号である分割領域情報がそれぞれ
符号化され、さらに多重化された信号を入力し、該信号
の多重化を解読してそれぞれ復号化して出力する復号化
回路(復号化手段)である。
【0024】32−1、2は復号化回路31から入力した画
像信号のAC成分を量子化された直交変換係数を逆量子
化して出力する逆量子化回路であり、33−1、2は各逆
量子化回路32−1、2から入力した直交変換係数を逆直
交変換して出力する逆直交変換回路であり、34−1、2
は逆直交変換回路33−1、2からそれぞれ入力したブロ
ック画像信号のAC成分と復号回路31から入力した該ブ
ロック画像信号に各対応するDC成分をそれぞれ加算し
て出力する加算回路であり、逆量子化回路32−1、2、
逆直交変換回路33−1、2および加算回路34−1、2は
前記画素抽出手段を構成するものである。
【0025】40は復号化回路31から入力した分割領域情
報から多値画像信号を生成して出力する多階調領域生成
回路(混合比率算出手段)である。35−1、2は34−
1、2から各入力した画像信号と多階調領域生成回路40
から入力した該画像信号にそれぞれ対応する多値画像信
号を積算し、それぞれ分割領域が多値画像であるブロッ
ク画像信号を再生して出力する積算回路であり、36は積
算回路35−1および35−2から入力した各ブロック信号
を加算して出力する加算回路であり、積算回路35−1、
2および加算回路36は前記混合加算手段を構成するもの
である。
【0026】復号化手段では、まず、復号化回路31に入
力された符号24が解読され、直交変換係数のAC成分50
−1、50−2、DC成分55−1、55−2、および分割領
域情報14等が得られる。ここで、DCT係数のDC成分
はDCTを施したブロックの画素値の平均値であり、A
C成分はブロック内の各画素値から、先のDC成分(平
均値)を引いた値を用いて、DCTを行った信号であ
る。
【0027】DCT係数のAC成分50−1、2はそれぞ
れ、逆量子化回路32−1、2、DCT逆変換回路33−
1、2により、逆量子化され、AC画像信号51−1、2
に変換される。AC画像信号51−1、2は、それぞれ、
DC信号55−1、2と画素毎に加算回路34−1、2にて
加算され、各領域の画像信号52−1、2が得られる。一
方、分割領域情報14は多階調領域生成回路40にて0〜1
の範囲の値を持つ多値画像信号56が得られる。これと同
時に1から多値画像信号56の信号値を引いた信号57が出
力される。これを式で書くと、 w2(i、j)= 1−w(i、j) となる。ここで、w(i、j)は多値画像信号56の画素
(i、j)に対応する値である。このとき、w(i、
j)およびw2(i、j)の精度は、復号化に先立って
別途指定を行う。
【0028】例えば、1/4精度では0,0.25,0.5,0.75,
1の5値を、1/8精度では1/4精度で取り得る値に
0.125,0.375,0.625,0.875を加えた9値を表現できる。
これらの精度は、符号化装置の装置規模あるいは処理能
力と再生画像の画質とのトレードオフにより決める値で
あり、1/2精度より細かければ(1精度の場合は二値
画像に相当するため従来例で処理可能)本発明には直接
影響しないため、これらの決定法等の説明は省略する。
ただし、回路構成と再生画像の画質を考慮に入れると2
のベキ乗分の1の精度が望ましく、1/8精度もしくは
1/4精度程度が実用上最も好ましい。なお以降、精度
を表すパラメータとしてTQを用いる。すなわち、精度
は1/TQとなる。通常TQ=1,2,4,8...で
ある。分割領域情報14の実施例としては図3に示すよう
な境界を線分で近似した方法がある。図3は水平8画素
垂直8画素のブロックを空間方向1/4精度で表現して
おり(図3の目盛は4倍した値を表示)、図3の、A,
B,C,D,E,Fの各点の位置を表す情報が送られて
くる。
【0029】これと同時に各点の連結情報が送られてく
る。すなわち、1つの境界は、A点が始点、B点が終
点、中間点は順にC,Dであり、もう1つの境界はE点
が始点、F点が終点である。これらを元に、例えば図4
に示したような値が得られる。図4中の数字はw(i,
j)の値に相当する。ここで、左上の点はブロックの原
点(0,0)であり、原点を含む領域の値を1、含まな
い領域の値を0、境界部分はその中間値としている。原
点上に境界がある場合には、原点のわずかに右の点を含
む領域の値を1と定義する。
【0030】ここで図2に戻り、上記のように得られ
た、多値画像信号56、57はそれぞれ、積算回路35−1、
2において、各領域の画像信号52−1、2と積算され、
それら算出結果53-1、2は加算回路36にて加算され、
再生ブロック画像54が得られる。すなわち、各領域の画
像信号52−1、2をB(i,j)、B2(i,j)と表
現すると再生画像R(i,j)は、 R(i,j)=w(i,j)*B(i,j)+w2
(i,j)*B2(i,j) となる。
【0031】また、w(i,j)+w2(i,j)は常
に1となる。ここで各情報を効率よく符号化および多重
化するための一実施例を符号構成および符号語を示す図
15、16および17に基づいて説明する。図15の(a)はM
Bレイヤを、(b)はブロックレイヤを、(c)はセグ
メントレイヤをそれぞれ示す。図16はMBTYPEおよびSEG_
PATTERNにおける各符号語を示し、図17はSEGMENT LIST
を示す。
【0032】図16に示すように、MBTYPEの表では○印の
項が存在するときに該当の可変長符号語が出力される。
受信側では、該当の可変長符号語が伝送されてきた時点
以降○印の項が存在Q=DCT係数の量子化値(1〜3
1)となる。DQはQの差分値、TGは先鋭度であり、
TQは別途(ピクチャレイヤ等で)伝送される。DC1
およびCOEF1は分割した領域1に対するDCT係数
であり、DC2およびCOEF2は分割した領域0に対
するDCT係数である。
【0033】LQmodeは低ビットレート(64kbp
s以下)での符号であり、ピクチャレイヤ等で指定さ
れ、HQmodeは高ビットレート(64kbps以上)
での符号をあらわし、TBPは分割したブロックの位置
を表す符号である。これはMPEGのCBPと同符号を
使用する。SEG_patternは中心線の線分情報
であり、例えば、{0}のとき中間点が0個の線分が1
本(始点、終点のみ)となり、{1}のとき中間点が1
個の線分が1本(3点にて構成)となる。また{0、
1}のとき第1の線分は中間点が0個、第2の線分は中
間点1個となるものである。
【0034】図17の(a)は、直交変換係数におけるD
C成分の予測元の選択方法を示すものであり、予測効率
を上げるためにMPEGとブロックの符号化順序が異な
っている。図17の(b)は、分割領域情報における中心
線線分情報の始点、終点の符号化法を示すものであり、
境界部分に番号付けしている。cyclic(ブロック
内部の浮島状領域)の場合は座標28を伝送した後、中間
点の符号化法を用いて始点兼終点を符号化する。整数以
下の端数成分が各符号の後に付く。中間点の符号の項で
は、整数以下の精度TPについてはピクチャレイヤ等で
指定する。
【0035】図17の(c)は、中間点の中心線線分情報
の符号化方法を示すものである。このように、ブロック
内のエッジ部でブロックを分割して直交変換し、該分割
されたブロック内の空間周波数が低減され圧縮効率が向
上するとともに、前記分割した境界部の分割情報を多値
情報とすることにより、エッジ部の信号レベルの変化を
より忠実に表現することが可能となり、復元時の画質が
向上する。
【0036】
【実施例】
(実施例1)図5は、本発明請求項2記載の多階調領域
分割手段を適用した一実施例である多階調領域分割回路
21の詳細ブロック図である。多階調領域分割装置21は、
ブロック分割手段であるブロックメモリ90、二値分割回
路91および二値分割メモリと、混合比率算出手段である
境界部検出回路93および多値分割メモリ94と、境界線再
構築手段である境界中心線検出回路95および境界中心線
メモリ96と、境界線折れ線近似手段である境界中心線統
合回路97と、先鋭度計測手段である境界先鋭度検出回路
98と、混合比再計算手段である多階調領域生成回路40
と、画素抽出手段である領域選択回路99と、画素補填手
段である画素補填回路100と、により構成され、図1の
ブロック化装置4から入力したブロック画像11を処理し
て、分割領域情報14、ブロック画像信号12および分割か
否かを示す信号23を出力する。
【0037】入力されたブロック画像11は一旦ブロック
メモリ90に蓄えられた後に二値分割回路91に入力され
る。二値分割回路では適切なスレッショルドを設定する
ことにより入力画像を2つの領域に分割し、該分割した
二値信号111は二値分割メモリ92に格納される。この時
点で、入力画像の変化が少なく、分割の必要がないと判
断した場合は分割か否かを示す信号23にて分割しない旨
を通知すると共に、ブロックメモリ90のブロック画像11
0をブロック画像信号12に直接出力する。このときは以
下に記載する分割処理は行わない。
【0038】分割を行う場合は、ブロックメモリ90のブ
ロック画像110と二値分割メモリ92の二値信号111が境界
部検出回路93に入力される。境界部検出回路93では二値
信号111が変化している点を中心に上下左右斜めのブロ
ック画像110の変化の度合いを調べ、変化領域を特定す
る。その例を図6に基づいて説明する。図6はブロック
の1ライン分のデータを抽出した模式図である。図6中
の丸印はブロック画像110の信号値を示している。図6
下部の二値分割の部分が適切なスレッショルド等を用い
ておこなった二値分割の結果である。
【0039】境界部検出回路93は二値分割の値が変化す
る点(c−d)を検出し、その前後の点の信号値の変化
を調べ、変化の終了する点を特定する。図6では右方向
はe点で、左方向はb点で終了している。この結果b点
からe点の間が境界部であると判定する。境界部より右
の画素(e、f、…)の平均値をH平均、境界部より左
の画素(a,b)の平均をL平均とし、境界部の点c,
dがL平均からH平均へのどの割合にあるかを計算す
る。
【0040】その結果、図6ではc点が0.2、d点が0.7
となる。これらの処理を各境界付近の画素について垂直
水平斜めの方向に対して行い、それぞれのL平均からH
平均の変化の最も大きい方向をもとに多値分割値112を
計算する。計算された多値分割値112は多値分割メモリ9
4に格納される。全ての多値分割処理が終了した後に、
図5の多値分割値112は境界中心線検出回路95によって
読み出され、境界部分の中心線の位置が計算される。中
心線の計算は図6では境界部分で多値分割値が0.5とな
る点の推定に相当する。図6では、c、d点を結ぶ直線
と中心値が交差する点に位置が中心線の通る位置とな
る。
【0041】2次元画像に適用する場合は図7のように
各境界の方向毎に中心点を求めてゆく。図7では多値分
割値が1である境界に沿ってトレースしてゆき(a、
b、c、d…)、それぞれの中心線位置(四角印)とな
る。ただし、b点、c点のような凹部では検出精度を上
げるために、2点を統合する形でb’点を用いて、斜め
方向に中心線位置を求める。
【0042】こうして求めた中心線位置を結んだ折れ線
が境界の中心線となる。求められた中心線113は境界中
心線メモリ96に格納される。格納された各座標は境界中
心線統合回路97によって読み出され、各線分が統合さ
れ、境界の情報量の削減が図られる。境界線の統合は途
中の点を間引いた中心線と元の中心線の差(各中心点か
ら間引いた直線への距離の二乗等)が一定値以下になる
ような、なるべく少ない中間点を選択することによって
実現する。
【0043】統合された中心線114は境界先鋭度検出回
路98に入力される。境界先鋭度検出回路98では先鋭度で
あるTG値が計算される。TG値は前記境界領域におけ
る隣接する画素値の変移を表わす傾きに相当し、図8に
示すように、TG値を変化させると各点における多値分
割値の再生値が変化する。境界先鋭度検出回路98では入
力した中心線114をもとにTG値を変化させ、最も多値
分割値112に近くなるTG値を選択する。図8の例では
TG=1の場合が、図6の多値分割値に近くなる。
【0044】上記の処理によって境界の中心線と先鋭度
が求められ、分割領域情報14として出力される。これと
同時に、分割領域情報14は多階調領域分割回路21内にあ
る多階調領域生成回路40に入力され、多値画像信号11
5、116が計算される。領域選択回路99は多値画像信号11
5あるいは116をもとに2つの領域に属する画素をブロッ
ク画像110から選択する。図9に示す摸式図のとおり、
選択されなかった部分、すなわち境界部と他領域に属す
る画素は、画素補填回路100にて補填される。この処理
を多値画像信号115および116に対して行うことにより、
ブロック画像信号12が得られる。画素補填回路100の詳
細については従来例にも記載があるため省略する。
【0045】このように本実施例(請求項2)では、前
記分割領域の境界近傍の画素値の信号レベル方向を多値
にすることにより、空間方向の位置情報も多値に表現す
ることが可能となり、動画像に適用したときの不自然な
動きが減少する。 (実施例2)図10は本発明請求項4記載の復号化手段を
適用した一実施例である復号化回路31の詳細ブロック図
である。
【0046】復号化回路31は以下図10に基づいて説明す
る60から68により構成される。60は図外の符号化装置に
よりrun-level符号化および多重化されたブロック画像
のDCT変換係数のAC成分に当たる信号を入力して解
読し、DCT変換係数のAC成分を出力するrun-level
符号解読部であり、61はrun-level符号解読部60から入
力したDCT変換係数のAC成分を前記ブロック画像毎
に記憶するDCT変換係数メモリであり、62はDCT変
換係数メモリ61に記憶された前記ブロック画像毎に回路
の接続を切り換えて伝送する第1スイッチ部である。
【0047】63は図外の符号化装置により符号化および
多重化されたブロック画像のDCT変換係数のDC成分
に当たる信号を入力して解読しDCT変換係数のDC成
分を出力するDC符号解読部であり、64はDC符号解読
部63から入力したDCT変換係数のDC成分を記憶する
DC値メモリであり、65はDC値メモリ64に記憶された
前記DC値を回路の接続を切り換えて伝送する第2スイ
ッチ部である。
【0048】run-level符号解読部60、DCT変換係数
メモリ61、第1スイッチ部62、DC符号解読部63、DC
値メモリ64および第2スイッチ部65は前記ブロック画像
解読回路を構成するものである。66は図外の符号化装置
により符号化および多重化されたブロックの分割の境界
を表わす折れ線信号および隣接する画素値の差である先
鋭度を表わす信号を入力して解読する分割境界符号解読
部であり、67は分割境界符号解読部66から入力した前記
解読された信号を記憶する分割境界メモリであり、分割
境界符号解読部66および分割境界メモリ67は前記分割境
界符号解読回路を構成するものである。
【0049】68は図外の符号化装置により符号化および
多重化された信号から解読した前記分割に関する情報お
よび事前に前記符号化装置と復号化装置との間で取り決
められた事項に基づき前記ブロック画像解読回路および
分割境界符号解読回路を制御する制御情報解読制御部
(制御情報解読制御回路)である。入力された符号24は
run-level符号解読部60、あるいはDC符号解読部63、
あるいは分割境界符号解読部66、あるいは制御情報解読
制御部68のいずれかに入力される。これらの制御は、制
御情報解読制御部68により符号24に記された前記分割に
関する情報および事前に符号化装置と復号化装置との間
で取り決められた事項に従って制御される。
【0050】run-level符号解読部60はDCT係数のA
C成分を符号化するときに用いられるrun-level符号を
解読する。run-level符号は一定規則に従ってスキャン
されたDCT係数を、非零のDCT係数とその直前に続
く零係数の個数をペアにして可変長符号を割り付ける符
号化であり、先に触れたMPEG2 video等でも用いられて
いる。解読結果はDCT係数メモリ61に格納される。ブ
ロックの大きさが水平8画素、垂直8画素の場合は64個
のDCT係数に変換される。
【0051】DCT係数メモリ61は最低でも2つの領域
のDCT係数を格納するため128個のDCT係数を格納
する容量が必要である。格納された2つの領域DCT係
数は第1スイッチ62によりそれぞれ、DCT係数50−
1、2に出力される。図1のように2つのDCT逆変換
回路を持つ構成では、第1スイッチ62を画素毎に切り替
え、さらに遅延調整を行うことにより、DCT係数50−
1、2は同時に出力される。
【0052】DC符号解読部63はDCT係数のDC値の
みを復号化する。DC成分はMPEG2video等と同様に直前
に伝送したDC値からの差分のみが符号化されて伝送さ
れる。本実施例では分割符号化の符号効率を向上させる
ために、輝度信号の場合、直前の4つのDC値をDC値
メモリ64に記憶させておき、これらのうちから最も近い
値を別途選択した上で、その値との差分を符号化するよ
うにしている。
【0053】従って、DC符号解読部63ではまず、符号
によって示される、予測の元となるDC値をDC値メモ
リ64から読み出し、その後に符号24の中の差分情報を解
読し、先のDC値と加算して新たなDC値を得る。該新
たなDC値はDC値メモリ64に記憶される、その後DC
T係数50−1、2に同期して読み出され、第2スイッチ
65にて第1スイッチ62と連動して切り替えられ、DC値
55−1、2に出力される。
【0054】分割境界符号解読部66は図9に示したよう
な境界の線分情報を解読し、分割境界メモリ67に線分情
報を格納し、適切なタイミングで分割領域情報14に線分
情報を出力する。このように本実施例(請求項4)で
は、前記分割領域の境界情報を符号化することにより、
分割情報を多値情報としたことによる情報量の増加を抑
えることができる。
【0055】(実施例3)図11は本発明請求項5記載の
混合比率算出手段を適応した一実施例である多階調領域
生成回路40の詳細ブロック図である。多階調領域生成回
路40は以下図11に基づいて説明する70から78により構成
される。
【0056】70は図10の前記分割境界メモリ68から入力
した分割領域情報を1ブロック分まとめて一時記憶する
セグメントメモリであり、71は該ブロックの全座標値を
順次出力する画素座標生成回路であり、72はセグメント
メモリ70から入力した線分情報および画素座標生成回路
71から入力した各画素の座標値から順次該座標間の距離
を算出して出力する距離測定回路であり、73は距離測定
回路72から入力した前記算出結果から最小の値を判定し
て出力する最小距離判定回路73であり、これらセグメン
トメモリ70、画素座標生成回路71、距離測定回路72およ
び最小距離判定回路73は前記分割領域近傍画素判別部を
構成するものである。74は基準点から該当座標点までを
垂直及び水平の直線により辿った時の前記分割領域の中
心線分との交差点数を計測して該結果を出力する交差数
計測回路であり、75は交差数計測回路74から入力した結
果に基づき各分割された領域の属性を判定して該結果を
出力する属性判定回路であり、76は事前にそれまでの領
域判定結果を蓄積し、直前の判定点の領域属性結果を読
み出し属性判定回路75に出力する領域属性メモリであ
り、これら交差数計測回路74、属性判定回路75および領
域属性メモリ76は前記領域属性判定部を構成するもので
ある。
【0057】77は最小距離判定回路73から入力した判定
結果および属性判定回路75から入力した判定結果に基づ
いて前記分割領域における多値画像信号を生成し出力す
る量子化回路であり、78は量子化回路77から入力した多
値画像信号を1から減算した値を出力する差分回路であ
り、これら量子化回路77および差分回路78は前記多値画
像生成部を構成するものである。
【0058】多階調領域生成回路40に入力された分割領
域情報14、すなわち線分情報は1ブロック分の情報がす
べてセグメントメモリ70に格納される。その後、画素座
標生成回路71はブロック内の全座標値を順次信号83を出
力する。このとき、各座標値毎にセグメントメモリ70内
の1ブロック分の全ての線分情報が読み出され、距離測
定回路72にて画素座標生成回路71から入力した信号83の
座標とセグメントメモリ70から入力した線分との距離81
が計算される。
【0059】距離は図12に示したように座標Xから線分
ABにおろした垂線の長さd1で示し、垂線と線分が交
わらないY点のような例では最も近い点(図12ではB
点)との距離d2をもって定義する。最小距離判定回路
73は各線分との距離81のうち最も短いものを選択し、そ
の座標における最小距離82を出力する。
【0060】距離測定と同時に、交差数計測回路74では
図13に示すように原点から該当座標点までの線分の交差
点数を計測する。この交差点数が偶数か奇数かにより該
当座標点が原点と同じ領域か否かが判定される。すなわ
ち、図13に示すように、原点を領域1とし、1回線分と
交差すると(点a)領域0になり、以降、1回線分と交
差するたびに領域1と0が反転する。ここで注意しなけ
ればならないのは点eのように、接するが交差はしない
という点であり、このような場合は交差点数に含まない
ものとする。
【0061】図13の(x,y)点では4回交差(偶数)
しているため原点と同じ領域であることが判る。なお、
これらの判定は、毎座標毎に原点から行う必要はなく、
着目点に一番近い判定済み点からのみ行えばよい。図13
の場合(x−1、y)まで判定が済んでいれば、(x−
1、y)点から(x、y)点の間に交差する線分はない
ため(x、y)点の領域は(x−1、y)点の領域と同
じになる。交差数計測回路74では直前の判定した点から
着目点までの線分とセグメントメモリ70から入力した線
分80とが交差するか否かを判定し、判定結果83を属性判
定回路75に入力する。
【0062】属性判定回路75は事前にそれまでの領域判
定結果を蓄積してある領域属性メモリ76から直前の判定
点の領域属性84を読み出し、先の全線分に関して交差点
数の累計結果が偶数であれば領域属性値84をそのまま、
奇数であれば、1であるときは0に、0であるときは1
に反転させて領域属性85を量子化回路77に出力する。同
時に前記出力された結果は以降の判定に用いるために領
域属性メモリ76にも格納される。
【0063】量子化回路77では各座標毎に、各線分との
最小距離82および領域属性85を用いて多値画像信号56を
生成する。最小距離をL、領域属性をS、多値画像の精
度をTQ、先鋭度をTGとすると、多値画像信号56w
(i、j)はTG>0の時は、 w(i,j)=0.5 +0.5 *S* int( min(L/TG,1)
* int(TQ/2)+0.5 ) TG=0の時は、 w(i,j)=0.5 + 0.5*S となる。
【0064】ここでint( )は0方向への切り捨て整数化
(int(-0.8)=0)、min(a、b)はaおよびbの最小値
を表す。TGは境界付近でのwの変化の度合い(傾き)
を表すパラメータであり、TG=0の時は傾き無限大、
すなわち二値画像になる。TG=1の時は境界の線分か
ら距離1の範囲が領域0と1の間の変化領域、TG=2
の時は境界の線分から距離2の範囲が領域0と1の間の
変化領域となる。
【0065】実際には多値画像の精度(TQ+1)階調
に量子化されるため、実際の変化領域はもう少し狭くな
る。なお、TGの値はブロック毎に伝送される。また、
分割を行っていない場合には全てのiおよびjに対して
w(i、j)=1とすることにより通常の画像復号化を
行うことができる。図14に上記の処理動作を記したタイ
ミングチャートの一部を示す。
【0066】このように本実施例(請求項5)では、信
号レベル方向を多値にすることにより、空間方向の位置
情報を多値に表現することができ、動画像に適用したと
きの不自然な動きが減少する。
【0067】
【発明の効果】請求項1記載の発明においては、ブロッ
ク内のエッジ部でブロックを分割して直交変換すること
により、該分割されたブロック内の空間周波数が低減さ
れ圧縮効率が向上するとともに、前記分割した境界部の
分割情報を多値情報とすることにより、エッジ部の信号
レベルの変化をより忠実に表現することが可能となり、
復元時の画質が向上する。
【0068】また、分割情報を多値情報とすることによ
り、隣接するブロックに跨るエッジにより前記隣接する
ブロックにおいて分割ブロックと非分割ブロックが生じ
た場合でも、前記隣接するブロック間での境界が連続的
になり、不自然な歪みを抑制できる。また、信号レベル
方向を多値にすることにより、空間方向の位置情報も多
値に表現することができ、動画像に適用したときの不自
然な動きが減少する。
【0069】また、領域の境界情報を符号化することに
より、分割情報を多値情報としたことによる情報量の増
加も抑えることができる。さらに、符号化レートにおい
て、低ビットレートから高ビットレートまで幅広いレー
トに対応することができる。請求項2記載の発明におい
ては、前記分割した境界部の分割情報を多値情報とする
ことにより、エッジ部の信号レベルの変化をより忠実に
表現することが可能となり、復元時の画質が向上する。
【0070】また、隣接する複数のブロックに跨るエッ
ジにより前記隣接するブロックにおいて分割ブロックと
非分割ブロックが生じた場合、分割時の先鋭度および分
割中心線の位置を調整する機能により、前記ブロック間
での境界が滑らかな連続となり、不自然な歪みを抑制で
きる。また、信号レベル方向を多値にすることにより、
空間方向の位置情報も多値に表現することができ、動画
像に適用したときの不自然な動きが減少する。
【0071】請求項3記載の発明においては、請求項1
記載の画像符号化装置により符号化された画像信号を、
前記画像符号化装置の本来の目的を十分満足して前記画
像信号を復号化することができる。請求項4記載の発明
においては、請求項1記載の画像符号化装置により符号
化および多重化されて出力された画像符号化信号の多重
化を解読し、元の各信号に分割して出力することができ
る。
【0072】請求項5記載の発明においては、前記分割
した境界部の分割情報を多値情報とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明請求項1記載の画像符号化装置を適用し
た一実施例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明請求項3記載の画像復号化装置を適用し
た一実施例を示す詳細ブロック図である。
【図3】ブロック画像の境界を線分で近似したものを示
す摸式図である。
【図4】水平8画素、垂直8画素のブロック画像を空間
方向1/4精度で表現し、図2のA、B、C、D、E、
Fの各点の位置を表す情報に基づき多値化したことを示
す摸式図である。
【図5】本発明請求項2記載の多階調領域分割手段を適
用した一実施例である多階調領域分割装置を示すブロッ
ク図である。
【図6】ブロックの画素を1ライン分抽出した摸式図で
ある。
【図7】2次元画像ブロックにおける複数の境界の方向
毎の中心線を求める方法を示す摸式図である。
【図8】境界領域における隣接する画素値の変移を表わ
す傾きであるTG値を示す摸式図である。
【図9】境界部および他領域に属し、画素補填回路100
により画素が補填される処理を示す摸式図である。
【図10】本発明請求項4記載の復号化手段の一実施例で
ある復号化回路の詳細を示すブロック図である。
【図11】本発明請求項5記載の混合比率算出手段の一実
施例である多階調領域生成回路の詳細を示すブロック図
である。
【図12】線分と座標点との距離を算出する方法を示す摸
式図である。
【図13】領域の属性選定の方法を示す摸式図である。
【図14】画像信号算出処理動作の一部を示すタイミング
チャートである。
【図15】本願請求項2記載の符号化手段における各情報
を効率良く符号化および多重化する為の一実施例である
符号構成を示す摸式図である。(a)はMBレイヤーを
示す摸式図であり、(b)はブロックレイヤーを示す摸
式図であり、(c)はセグメントレイヤーを示す摸式図
である。
【図16】本願請求項2記載の符号化手段における各情報
を効率良く符号化および多重化する為の一実施例である
MBTYPEおよびSEG_Patternにおける符号語を示す摸式図
である。
【図17】本願請求項3記載の符号化手段における各情報
を効率良く符号化および多重化する為の一実施例である
SEGMENT LISTを示す摸式図である。(a)は直交変換係
数におけるDC成分の予測元の選択方法を示す摸式図で
あり、(b)は分割領域情報における中心線線分情報の
始点、終点の符号化法を示す摸式図であり、(c)は中
間点の中心線線分情報の符号化方法を示す摸式図であ
る。
【図18】従来の技術を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
1 画像入力装置 2 アナログ/デジタル変換器 3 画像符号化装置 4 ブロック化装置(ブロック化手段) 5 直交変換装置(直交変換手段) 6 量子化装置(量子化手段) 8 画像復号化装置 11 ブロック画像信号 12 多階調領域分割回路により処理されたブロック画
像信号 14 分割領域情報信号 20 本発明の一実施例を適用した部分 21 多階調領域分割回路(多階調領域分割手段) 22 符号化回路(符号化手段) 23 ブロック画像信号を分割したか否かを示す信号 24 直交変換されたブロック画像、領域分割形状およ
び分割したか否かを示す信号を多重化した符号 40 多階調領域生成回路(境界線再構築回路) 56 多値画像信号(量子化結果) 57 1から多値画像信号56の信号値を引いた信号
(量子化結果) 50−1および2 DCT変換係数 51−1および2 ACブロック画像信号 52−1および2 分割された状態でのブロック画像信
号 53−1および2 分割領域が多値画像であるブロック
画像信号 54 再現されたブロック画像信号 55−1および2 DCブロック画像信号 56 多値画像信号 57 1から多値画像信号56の信号値を引いた信号 60 run-leve;符号解読部 61 DCT係数メモリ 62 第1スイッチ 63 DC符号解読部 64 DC値メモリ 65 第2スイッチ 66 分割境界符号解読部 67 分割境界メモリ 68 制御情報解読制御部 70 セグメントメモリ 71 画素座標生成回路 72 距離測定回路 73 最小距離判定回路 74 交差数計測回路 75 属性判定回路 76 領域属性メモリ 77 量子化回路 78 減算回路 80 線分 81 信号83の座標と線分との距離 82 最小距離判定回路72により算出された各線分との
距離81のうち最も短いものと、その座標における最小距
離 83 ブロック内の全座標値 84 領域属性 85 領域属性判定回路85により処理された領域属性 90 ブロックメモリ 91 二値分割回路 92 二値分割メモリ 93 境界部検出回路 94 多値分割メモリ 95 境界中心線検出回路 96 境界中心線メモリ 97 境界中心線統合回路 98 境界先鋭度検出回路 99 領域選択回路 100 画素補填回路 110 ブロック画像信号 111 二値信号 112 多値分割値信号 113 中心線信号 114 中心線信号 115 分割された一方の多値画像信号 116 分割されたもう一方の多値画像信号 117 領域選択回路により選択されたブロック画像信
号 1000 画像入力装置 2000 アナログデジタル変換装置 3000 ブロック化装置 4000 領域分割回路 5000 直交変換装置 6000 量子化装置 7000 符号化回路 11000 ブロック画像信号 12000 領域分割回路により処理されたブロック画
像信号 13000 ブロック画像信号を分割したか否かを示す
信号 14000 分割領域情報信号 15000 直交変換されたブロック画像、領域分割形
状および分割したか否かを示す信号を多重した符号化信

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号を入力して、該画像信号を隣接す
    る複数画素からなるブロックに分割し、該ブロック毎に
    直交変換を施して符号化する画像符号化装置において、 デジタル信号である画像信号を入力し隣接する複数画素
    からなるブロックに分割して出力するブロック化手段
    と、 該ブロック化手段から入力した各ブロック内の像の境界
    を表わすエッジに沿って各ブロックを複数の画素領域に
    分割し、それぞれ元のブロックサイズに復元して出力す
    るとともに、各画素領域の境界近傍の補填画素を多値画
    素として出力し、さらに各分割領域の境界に関する情報
    を出力する多階調領域分割手段と、 該多階調領域分割手段から入力した各ブロックを直交変
    換して変換係数を出力する直交変換手段と、 該直交変換手段から入力した変換係数を量子化して出力
    する量子化手段と、 該量子化手段から入力した量子化された変換係数、前記
    多階調領域分割手段から入力した各分割領域の境界に関
    する情報を符号化し、さらに多重化して出力する符号化
    手段と、を有することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像符号化装置において、 前記多階調領域分割手段が、 該ブロックを分割するか否かを判断して該判断結果を出
    力し、分割を要すると判断したときに前記エッジにおい
    て、前記ブロックを複数の領域に分割するブロック分割
    回路と、 前記分割した境界近傍の画素値に基づき該画素値毎に0
    から1を数段階に区分した係数である混合比率を算出す
    る混合比率算出回路と、 該混合比率により前記分割の境界線を再構築する境界線
    再構築回路と、 該再構築された境界線を折れ線によって近似する境界線
    折線近似回路と、 該再構築された境界線付近の各隣接する画素値の差を表
    わす先鋭度を計測する先鋭度計測回路と、 該先鋭度と前記折れ線の情報に基づき前記分割した境界
    近傍の画素値から前記混合比率を再計算する混合比率再
    計算回路と、 該再計算回路により再計算された混合比率に基づき前記
    ブロック画像の該当画素を抽出する画素抽出回路と、 該抽出した画素を用いて前記画素抽出回路により抽出さ
    れなかった画素を補填し前記入力ブロックと同じ形状の
    ブロック信号を構築して前記直交変換手段に出力する画
    素補填回路と、を有することを特徴とする画像符号化装
    置。
  3. 【請求項3】画像を構成する各ブロック内のエッジに沿
    って各ブロックを分割して符号化する符号化装置から画
    像信号を入力し、逆直交変換を用いて各ブロック画像信
    号を復元統合し、再生画像信号を出力する画像復号化装
    置において、 符号化装置により符号化されたブロック画像信号、各ブ
    ロックの分割の境界を表わす折れ線信号および隣接する
    画素値の差である先鋭度を表わす信号を復号化する復号
    化手段と、 前記復号化した折れ線信号および先鋭度に基づき前記複
    数に分割された分割領域の境界近傍の画素値から該画素
    値毎の0から1を数段階に区分した係数である混合比率
    を算出する混合比率算出手段と、 該算出された混合比率に基づき逆直交変換により復号化
    され前記複数に分割されたブロック画像信号から該当す
    る該ブロック内の画素を抽出する画素抽出手段と、 該抽出した複数のブロック内の画素を前記算出した混合
    比率に基づき混合加算する混合加算手段と、を有するこ
    とを特徴とする画像復号化装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の画像復号化装置において、 前記復号化手段が、前記分割して符号化され各情報が多
    重化された符号化信号の内のブロック画像信号を入力
    し、該ブロック画像信号を解読して該ブロック画像毎に
    まとめて出力するブロック画像解読回路と、 前記分割して符号化され各情報が多重化された符号化信
    号の内の分割の境界を表わす折れ線信号および隣接する
    画素値の差である先鋭度をそれぞれ符号化された信号を
    入力し解読して前記ブロック画像毎にまとめて出力する
    分割境界符号解読回路と、 前記分割して符号化され各情報が多重化された符号化信
    号の内から解読した前記分割に関する情報および事前に
    符号化装置と復号化装置との間で取り決められた事項に
    基づき前記ブロック画像解読回路および分割境界符号解
    読回路を制御する制御情報解読制御回路と、を有するこ
    とを特徴とする画像復号化装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の画像復号化装置において、 前記混合比率算出手段が、前記符号化手段から入力した
    ブロック画像内の前記分割の境界を表わす折れ線信号に
    基づく分割領域の中心線を表わす線分と前記ブロック画
    像内の前画素との距離を算出し、該距離の最小値を判定
    して出力する分割領域近傍画素判別部と、 前記中心線により分割される各領域を1または0に振り
    分ける領域属性判定部と、 前記分割領域近傍画素判定部および領域属性判定部から
    出力された結果に基づき前記分割領域における多値画像
    信号を生成する多値画像生成部と、を有することを特徴
    とする画像復号化装置。
JP7218567A 1995-08-28 1995-08-28 画像符号化装置および画像復号化装置 Pending JPH0965338A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7218567A JPH0965338A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 画像符号化装置および画像復号化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7218567A JPH0965338A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 画像符号化装置および画像復号化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0965338A true JPH0965338A (ja) 1997-03-07

Family

ID=16721973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7218567A Pending JPH0965338A (ja) 1995-08-28 1995-08-28 画像符号化装置および画像復号化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0965338A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999038330A1 (en) * 1998-01-27 1999-07-29 Sharp Kabushiki Kaisha Moving picture coder and moving picture decoder
JP2004229086A (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Kyocera Corp 画像データ通信装置
KR100576164B1 (ko) * 1998-07-10 2006-07-14 엘지전자 주식회사 영상녹화재생기의 영상신호 특성 보상방법
JP2009545920A (ja) * 2006-08-02 2009-12-24 トムソン ライセンシング ビデオ符号化処理のためにアダブティブなジオメトリック分割を行う方法および装置
JP2010541094A (ja) * 2007-10-03 2010-12-24 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 行傾きコードワード及び列傾きコードワードを使用する画素ブロック値の可逆圧縮のための方法、圧縮器、伸張器及び信号表現

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999038330A1 (en) * 1998-01-27 1999-07-29 Sharp Kabushiki Kaisha Moving picture coder and moving picture decoder
US6714591B1 (en) 1998-01-27 2004-03-30 Sharp Kabushiki Kaisha Video image coding device and video image decoding device
KR100576164B1 (ko) * 1998-07-10 2006-07-14 엘지전자 주식회사 영상녹화재생기의 영상신호 특성 보상방법
JP2004229086A (ja) * 2003-01-24 2004-08-12 Kyocera Corp 画像データ通信装置
JP2009545920A (ja) * 2006-08-02 2009-12-24 トムソン ライセンシング ビデオ符号化処理のためにアダブティブなジオメトリック分割を行う方法および装置
JP2009545919A (ja) * 2006-08-02 2009-12-24 トムソン ライセンシング ビデオ復号処理のためにアダブティブなジオメトリック分割を行う方法および装置
US11895327B2 (en) 2006-08-02 2024-02-06 Interdigital Vc Holdings, Inc. Method and apparatus for parametric, model- based, geometric frame partitioning for video coding
JP2010541094A (ja) * 2007-10-03 2010-12-24 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 行傾きコードワード及び列傾きコードワードを使用する画素ブロック値の可逆圧縮のための方法、圧縮器、伸張器及び信号表現

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5495538A (en) Segmentation-based JPEG image artifacts reduction
JP3788823B2 (ja) 動画像符号化装置および動画像復号化装置
US6961471B2 (en) Video coding and video decoding apparatus
KR100257614B1 (ko) 화상 신호의 보전 방법, 화상 신호 부호화 장치, 및 화상 신호복호화 장치
US6560369B1 (en) Conversion of wavelet coded formats depending on input and output buffer capacities
JP2003521178A (ja) 品質ベースのイメージ圧縮
JP3502392B2 (ja) デジタル画像画素補填方法、及びそれを用いたデジタル画像符号化装置、画像復号化装置
US6292585B1 (en) Video coding and video decoding apparatus
KR20010053286A (ko) 화상부호/복호방법 및 그 프로그램을 기록한 기록매체
KR100510756B1 (ko) 화상복호화장치와 그 방법 및 화상재생장치
JPH08289294A (ja) 適応量子化による動画像圧縮システム
US5706366A (en) Apparatus for encoding an image signal having a still object using an image warping technique
KR20010078393A (ko) 스케일 가능한 코딩방법
EP1021043A2 (en) Object-based coding and decoding apparatuses and methods for image signals
US5923787A (en) Quantization device and method, inverse-quantization device and method, and image processing device and method
JPH08294119A (ja) 画像符号化/復号化装置
JPH0965338A (ja) 画像符号化装置および画像復号化装置
JP2006246351A (ja) 画像符号化装置および画像復号化装置
JP2901656B2 (ja) 画像符号化装置
US7426311B1 (en) Object-based coding and decoding apparatuses and methods for image signals
JP2891251B2 (ja) 画像符号化装置及び画像復号化装置
JP2500583B2 (ja) 画像信号の量子化特性制御方法及び画像信号圧縮符号化装置
JP3066278B2 (ja) 画像符号化装置及び画像復号化装置
JPH04271664A (ja) 画像データ圧縮装置および画像データ復元装置
JPH11103460A (ja) 画像処理装置及び方法及び記憶媒体