JPH0965336A - フィルタ装置 - Google Patents

フィルタ装置

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JPH0965336A
JPH0965336A JP7215690A JP21569095A JPH0965336A JP H0965336 A JPH0965336 A JP H0965336A JP 7215690 A JP7215690 A JP 7215690A JP 21569095 A JP21569095 A JP 21569095A JP H0965336 A JPH0965336 A JP H0965336A
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JP7215690A
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English (en)
Inventor
Takayuki Kobayashi
孝之 小林
Ryuji Saito
隆二 西塔
Yutaka Okada
豊 岡田
Norihiko Nagai
律彦 永井
Yoshika Kawamura
嘉郁 川村
Shigeru Komatsu
茂 小松
Katsumi Goto
勝巳 後藤
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Original Assignee
GRAPHICS COMMUN LAB KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロック毎に変換符号化する為に復号化時に
各ブロック間の再現誤差から生じるブロック境界の歪み
を除去する適応的に制御されるフィルタ装置において、
フィルタリングの不適応によりブロック境界がぼやけて
画像のディテールが失われてしまう問題に対し、該不適
応を解消するために復号化時の量子化ステップを参照す
る為の記憶装置等が必要であり、回路が複雑化してい
た。 【解決手段】 復号化されたブロック内のアクティビテ
ィ(活性度)に基づき適応的にフィルタリングを制御
し、回路を簡素化する。また、前記アクティビティを該
ブロック内の水平又は垂直の1ラインから算出して回路
をさらに簡素化するとともにフィルタリングの適応性を
向上させる。さらに、前記ブロック内の画素データを直
交変換し、該変換係数の低周波AC成分から前記アクテ
ィビティを算出することにより、人間の視覚特性に則し
たフィルタリングの適応を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル動画像の
符号化復号化技術において、符号化復号化を画像データ
を構成する各画面を所定の大きさのブロックに分割して
行うことにより、復号時の各ブロック間に生じる復号誤
差による画像の歪みを除去するフィルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記技術分野において、ブロック単位で
復号化処理が行われるため、隣接するブロック間で、輝
度および色差データ値の再現性に相違が生じ、該ブロッ
ク間でブロック歪みと呼ばれる不連続性が発生する問題
があった。上記問題に対し、従来技術として、前記ブロ
ック単位に復号された復号化データのブロック歪みを除
去する画像データ用のブロック歪み除去フィルタについ
て、特願平1−313527号公報記載のブロック歪み
除去フィルタが報告されている。
【0003】この装置は、前記ブロック境界の画素を注
目画素とし、隣接ブロックの画素および該注目画素に近
傍の複数画素の値の平滑値を求め、該平滑値と前記注目
画素値との間を所定の内分比率で内分した推定値を、前
記注目画素の値と置換することで、ブロック境界上の画
素を修正してブロック間の不連続性を防止し、画像のデ
ィテールを失うことなく、ブロック歪を除去することを
可能にするという利点を有するものである。
【0004】つまり、図15に示す通り、複数のブロック
50〜52より成る再生画像を想定した場合、該ブロック1
の4辺の境界上の画素、例えば画素X1およびX4を注目
画素とし、この注目画素X1およびX4に隣接する近傍画
素X0、X2およびX3、X5の輝度/色差信号値等の値
(以下、「値」を付けずに単に画素Xnと呼ぶ)の線形
加算により
【0005】
【外1】
【0006】を求め、且つ該
【0007】
【外2】
【0008】と注目画素X1(X4)とを所定の内分比率
rで内分した推定値Sを、前記注目画素に置き換えるこ
とにより、ブロック歪みを除去するものである。ここで
注目画素Xの近傍の画素のn個の値をXi(i=1〜
n)とすると、近傍画素から得られる
【0009】
【外3】 は、 (以下余白)
【0010】
【数1】
【0011】となり、内分比率rは、
【0012】
【数2】
【0013】となり、該dは、
【0014】
【数3】
【0015】である。また、該aは定数値又は符号化お
よび復号化の際の量子化ステップサイズに比例する値で
ある。以上より、前記X、aおよびdにより推定値S
は、 (以下余白)
【0016】
【数4】
【0017】により算出される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記フ
ィルタの内分比率r(特性値)は復号時の量子化ステッ
プを使用して制御され、該量子化ステップをメモリ等に
記憶して、スキャン変換後の表示画像に対しフィルタを
かける必要があり、このため量子化ステップを記憶する
ための記憶装置が別途必要であった。
【0019】そこで、本発明においては、ブロック歪み
除去フィルタによる、もともとブロック歪みのない画面
に対する過剰なフィルタリングにより、ブロック境界が
ぼやけてしまい、画像のディテールが失われるという現
象を防止するとともに、前記従来技術で必要とされてい
た復号時の量子化ステップを記憶する記憶装置を必要と
しない機構を実現し、ブロック歪み除去フィルタ装置の
回路を簡素化することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像データを符号化圧縮する際に該画像データにより構
成される各画面を所定の大きさのブロックに分割して符
号化し、該符号化されたデータの復号時に各ブロック間
の再現誤差により生じる各ブロック境界のブロック歪み
を除去するフィルタ装置であって、デコーダから入力し
た画像データを該画像データにより構成される各画面を
所定の大きさのブロックに分割して出力する画面分割手
段と、該画面分割手段から入力したブロックからアクテ
ィビティ値を算出して出力するアクティビティ算出手段
と、前記デコーダから入力した画像データを、前記アク
ティビティ算出手段から入力したアクティビティ値に基
づき適応的に制御してブロック歪みを除去するブロック
歪み除去手段と、を有することを特徴とするものであ
る。
【0021】請求項2記載の発明は、請求項1記載のフ
ィルタ装置において、前記ブロック歪み除去手段が、ブ
ロック境界上の画素および該画素近傍の各画素値に所定
の重み付をして加算して平滑値を算出する平滑値算出器
と、該平滑値算出器から伝送された線形加算値、前記フ
ィルタリング対象画素値および前記アクティビティ値に
基づいて所定の係数を設定し、該係数を用いて推定画素
値を算出する推定値算出器と、前記推定画素値を前記フ
ィルタリング対象画素値と置換する置換器と、を有する
ものであり、前記係数は前記アクティビティ値が大きい
ものほどフィルタリングが弱くなるように設定されたこ
とを特徴とするものである。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項1記載のフ
ィルタ装置において、デコーダから入力した画像データ
を一時保持してからブロック歪み除去手段に出力する遅
延手段を設け、デコーダからブロック歪み除去手段に入
力される画像データの入力タイミングと、前記アクティ
ビティ算出手段からブロック歪み除去手段に入力される
アクティビティ値の入力タイミングと、を前記遅延手段
により同期させることを特徴とするものである。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項1記載のフ
ィルタ装置において、前記アクティビティ算出手段が、
前記画面分割手段からブロックデータを入力して水平ラ
インまたは垂直ラインから1ラインを抽出するライン抽
出器と、該ライン抽出器からブロックデータの1ライン
を入力し、該1ラインのアクティビティ値を算出して出
力するアクティビティ算出器と、を有することを特徴と
するものである。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項1記載のフ
ィルタ装置において、前記アクティビティ算出手段が、
前記画面分割手段から入力したブロックデータを2次元
DCT変換して出力する2次元DCT変換器と、該2次
元DCT変換器から入力した変換係数から低周波AC成
分をカットして出力するゾーンフィルタと、該ゾーンフ
ィルタから入力した変換係数を逆2次元DCT変換して
出力する逆2次元DCT変換器と、前記画面分割器から
入力したブロックデータと該逆2次元DCT変換器から
入力したブロックデータの差分値を算出して出力する差
分算出器と、該差分算出器から入力した差分データに基
づきアクティビティ値を算出して出力するアクティビテ
ィ算出器と、を有することを特徴とするものである。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項1記載のフ
ィルタ装置において、前記アクティビティ算出手段が、
前記画面分割手段から入力したブロックデータを2次元
DCT変換して出力する2次元DCT変換器と、該2次
元DCT変換器から入力した変換係数のDC成分および
高周波AC成分をカットして出力するゾーンフィルタ
と、該ゾーンフィルタから入力した変換係数に基づきア
クティビティ値を算出するアクティビティ算出器と、を
有することを特徴とするものである。
【0026】請求項7記載の発明は、請求項3記載のフ
ィルタ装置において、前記アクティビティ算出手段が、
前記ライン抽出器から入力されたラインデータを1次元
DCT変換して出力する1次元DCT変換器と、該1次
元DCT変換器から入力した変換係数から低周波AC成
分をカットして出力するゾーンフィルタと、該ゾーンフ
ィルタから入力した変換係数を逆1次元DCT変換して
出力する逆1次元DCT変換器と、前記ライン抽出器か
ら入力したラインデータと前記逆DCT変換器から入力
したラインデータの差分値を算出して出力する差分算出
器と、該差分算出器から入力した差分データに基づいて
アクティビティ値を算出するアクティビティ算出器と、
を有することを特徴とするものである。
【0027】請求項8記載の発明は、請求項6記載のフ
ィルタ装置において、前記アクティビティ算出手段が、
前記ライン抽出器から入力したラインデータを1次元D
CT変換して出力する1次元DCT変換器と、該1次元
DCT変換器から入力した変換係数からDC成分および
高周波AC成分をカットして出力するゾーンフィルタ
と、該ゾーンフィルタから入力した変換係数に基づきア
クティビティ値を算出するアクティビティ算出器と、を
有することを特徴とするものである。
【0028】請求項9記載の発明は、請求項4記載のフ
ィルタ装置において、前記アクティビティ算出手段が、
前記画面分割手段から入力したブロックデータを2次元
アダマール変換して出力する2次元アダマール変換器
と、該2次元アダマール変換器から入力した変換係数か
ら低周波AC成分をカットして出力するゾーンフィルタ
と、該ゾーンフィルタから入力した変換係数を逆2次元
アダマール変換して出力する逆2次元アダマール変換器
と、前記画面分割手段から入力したブロックデータと該
逆2次元アダマール変換器から入力したブロックデータ
の差分値を算出して出力する差分算出器と、該差分算出
器から入力した差分データに基づきアクティビティ値を
算出して出力するアクティビティ算出器と、を有するこ
とを特徴とするものである。
【0029】請求項10記載の発明は、請求項5記載の
フィルタ装置において、前記アクティビティ算出手段
が、前記画面分割手段から入力したブロックデータを2
次元アダマール変換して出力する2次元アダマール変換
器と、該2次元アダマール変換器から入力した変換係数
のDC成分および高周波AC成分をカットして出力する
ゾーンフィルタと、該ゾーンフィルタから入力した変換
係数に基づきアクティビティ値を算出するアクティビテ
ィ算出器と、を有することを特徴とするものである。
【0030】請求項11記載の発明は、請求項6記載の
フィルタ装置において、前記アクティビティ算出手段
が、前記ライン抽出器から入力したラインデータを1次
元アダマール変換して出力する1次元アダマール変換器
と、該1次元アダマール変換器から入力した変換係数か
ら低周波AC成分をカットして出力するゾーンフィルタ
と、該ゾーンフィルタから入力した変換係数を逆1次元
アダマール変換して出力する逆1次元アダマール変換器
と、前記ライン抽出器から入力したラインデータと前記
逆アダマール変換器から入力したラインデータの差分値
を算出して出力する差分算出器と、該差分算出器から入
力した差分データに基づいてアクティビティ値を算出す
るアクティビティ算出器と、を有することを特徴とする
ものである。
【0031】請求項12記載の発明は、請求項7記載の
フィルタ装置において、前記アクティビティ算出手段
が、前記ライン抽出器から入力したラインデータを1次
元アクティビティ変換して出力する1次元アクティビテ
ィ変換器と、該1次元アクティビティ変換器から入力し
た変換係数からDC成分および高周波AC成分をカット
して出力するゾーンフィルタと、該ゾーンフィルタから
入力した変換係数に基づきアクティビティ値を算出する
アクティビティ算出器と、を有することを特徴とするも
のである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明(請求項1)のブロ
ック歪み除去フィルタを適用した実施の形態を図1に基
づいて説明する。1は請求項1記載の発明であるフィル
タ装置を適用した一実施例の形態である。
【0033】100は図外のエンコーダにより符号化圧縮
された画像データを復号化伸長して出力する復号化手段
としてのデコーダであり、300は前記復号化時に各ブロ
ック間の再現誤差により生じる、各ブロック境界のブロ
ック歪みを除去するブロック歪み除去手段としてのブロ
ック歪み除去フィルタである。また、400は画像データ
により構成される各画面をさらに所定の大きさのブロッ
クに分割する画面分割手段としてのブロック化器であ
り、500は前記ブロックのデータにより各ブロック内の
活性度の指標であるアクティビティ値を算出するアクテ
ィビティ算出手段としてのアクティビティ算出器であ
る。
【0034】デコーダ100により復号化された画像デー
タはブロック歪み除去フィルタ300およびブロック化器4
00に出力される。ブロック化器400で該画像データは該
画像データを構成する各画面が8画素×8画素の大きさ
のブロックに分割され、該ブロック単位でアクティビテ
ィ算出器500に出力される。アクティビティ算出器500は
前記入力されたブロックデータから該ブロック内の画面
の活性度(アクティビティ値)を算出する。該アクティ
ビティ値は算出ソースとなったブロックデータのブロッ
ク境界に当たる画素データがフィルタリング対象の注目
画素として、ブロック歪み除去フィルタ300にてフィル
タリングされるのと同期してブロック歪み除去フィルタ
に出力される。
【0035】ブロック歪み除去フィルタは該アクティビ
ティ値に基づき前記注目画素に適応的にフィルタリング
する。尚、前記アクティビティ値は、ブロック内のアク
ティビティ算出ソースとなる画素値(成分)のばらつき
を表わすものであり、
【0036】
【数5】
【0037】
【数6】
【0038】により算出される。ここで、Σはm=0か
らM−1までの加算を表わし、また、‖ ‖は絶対値演
算あるいは2乗演算が最も一般的に使用される。また、
前記アクティビティ値はブロックデータを直交変換した
変換係数から算出することも可能であり、この場合アク
ティビティ値は、算出対象となるブロックデータの変換
係数のDC成分を除いたAC成分のみから、
【0039】
【数7】
【0040】により算出する。なお、前記Coeffは直交
変換係数のAC成分を意味するものである。このよう
に、請求項1記載のフィルタ装置におけるブロック歪み
除去手段としてのブロック歪み除去フィルタを前記アク
ティビティ値により適応的に制御することにより、もと
もとブロック歪みが無いところでのブロック歪み除去フ
ィルタによる過剰なフィルタリングによりブロック境界
がぼやけてしまい、画像のディテールが失われてしまう
現象を防止するとともに、従来技術において必要とされ
ていた復号時の量子化ステップを記憶しておく記憶装置
を省略できることにより、該フィルタ装置の回路を簡素
化できる。
【0041】
【実施例】
(実施例1)図2は本発明(請求項1)の一実施例であ
るブロック歪み除去フィルタを適用したシステム構成図
である。2は画像データのブロック歪みを除去すること
を目的とした画像データ用のフィルタ装置である。
【0042】フィルタ装置2は、遅延手段としての遅延
器200、ブロック歪み除去手段としてのブロック歪み除
去フィルタ300、画面分割手段としてのブロック化器400
およびアクティビティ算出手段としてのアクティビティ
算出器500により構成されている。該装置において、図
外のエンコーダにより符号化された画像データはデコー
ダ100により復号され、該画像データは遅延器200とブロ
ック化器400にそれぞれ出力される。該画像データはブ
ロック化器400において画像データにより構成される各
画面毎にさらに8画素×8画素の大きさのブロックに分
割され、アクティビティ算出器500において該ブロック
毎にアクティビティ値が算出される。
【0043】遅延器200はアクティビティ算出に伴うタ
イムラグを補間するものであり、ブロック歪み除去フィ
ルタ300で前記注目画素のフィルタリングと前記アクテ
ィビティ値がブロック歪み除去フィルタ300に入力する
のを同期させる。前記フィルタリング対象の注目画素お
よび前述の該注目画素を含んでいたブロックデータに基
づき算出された前記アクティビティ値がブロック歪み除
去フィルタ300に出力され、ブロック歪み除去フィルタ3
00において該注目画素は、前記アクティビティ値に基づ
いてブロック歪み除去のフィルタリングが施され、図外
の画像データ表示部に表示データとして出力される。
【0044】ここでアクティビティ算出器500の構成お
よび動作を図12に基づいて説明する。501は複数の画素
データ値の平均値を算出する平均値算出器であり、502
は画素データを一時保持した後出力する遅延器であり、
503は減算器である。504は正数変換器器であり、505は
加算器であり、506はフリップフロップである。
【0045】平均値算出器501および遅延器502に図1の
第1ブロック化器400から該ブロックデータが入力され
ると、平均値算出器501では、前記ブロック化器400にて
分割されたブロック毎の画素値(8×8=64個分)の平均
値が算出される。遅延器502は64個のフリップフロップ
により構成されるものであり、平均値算出器501での前
記平均値算出の間、前記ブロックデータを遅延器502内
に保持しており、平均値算出器501が平均値算出を完了
し、平均値が減算器503に伝送されるとともに前記画素
値も入力順に減算器503に伝送され、減算器503にて各画
素値と平均値の差が計算される。
【0046】平均値算出器501は前記平均値を遅延器502
内の前記ブロックデータの64番目の画素値が出力される
まで出力し続けるとともに、順次入力されてくる次のブ
ロック(次のアクティビティ算出対象であるブロック)
の画素値の平均値算出も続行している。減算器503から
出力されたデータ値は正数変換器504にて絶対値が算出
され、加算器505に伝送される。加算器505はフリップフ
ロップ506とともにループ回路を構成することにより、
絶対値算出器504から伝送されるデータのブロック毎の
総和値(=アクティビティ値)を算出し、図1のブロッ
ク歪み除去フィルタに出力する。
【0047】尚、平均値算出器501およびフリップフロ
ップ506は、64回に1度リセットされることにより、ブ
ロック単位での平均値および総和値の算出を実現してい
る。また、本実施例では正数変換器504にて入力された
データの絶対値を算出するものであると記述したが、正
数変換器504は入力データの2乗値を算出するものであ
っても一向に差し支えない。
【0048】次にブロック歪み除去フィルタ300の構成
および動作を、図15に示す通りブロック50とブロック51
の境界上に画素X0、X1およびX2が主走査線方向に隣
接しているとして図14に基づいて説明する。ブロック歪
み除去フィルタ300は平滑値算出器3000、推定値算出器3
100および置換器3200により構成される。
【0049】平滑値算出器3000はフリップフロップ30
1、302、303、セレクタ304、305、各所定の係数を画素
値に乗じる乗算器306、307、308および加算器309により
構成される。推定値算出器3100は減算器310、遅延器31
1、絶対値算出器312、および計算器313、減算器314およ
び入力値(アクティビティ値)に基づき予め記憶してい
る係数を出力するROM(Read Only Memory)316によ
り構成される。置換器3200はセレクタ315により構成さ
れる。
【0050】図1の遅延器200から画素X0、X1および
X2がフリップフロップ301、302、303と順次シリアル入
力され、フリップフロップ303に画素X0が、フリップフ
ロップ302に画素X1が、およびフリップフロップ301に
画素X2が到達した時点でパラレル状態で伝送される。
セレクタ304および305は、図15において、例えばフィル
タリング対象がX-1、X0およびX1であり、注目画素が
X0のときは接続をBとし、フィルタリング対象がX0、
X1およびX2であり、注目画素がX1のときは接続をA
とする。今回はフィルタリング対象がX0、X1およびX
2であり、注目画素がX1であるから、接続はAとなる。
【0051】画素X0およびX2はそれぞれセレクタ304
および305を通過し、乗算器306および308にてX0に0.25
を、X2に0.50を各乗じて加算器309に伝送される。この
時、フリップフロップ302からX0およびX2と同時に伝
送された注目画素X1も乗算器307にて0.25を乗じられて
加算器309に伝送されており、乗算器309において、X
0、X1およびX2の線形加算値(0.25×X0+0.25×X1
+0.50×X2)が算出されて減算器310に伝送される。
【0052】減算器310において、該線形加算値から別
回路を迂回して伝送されてきた注目画素X1が減算され
る。該算出値は絶対値算出器312に伝送され、絶対値算
出器312にて絶対値 |d| が算出されて計算器313に伝
送される。同時に計算器313には、絶対値算出器312を迂
回して伝送されてきた減算器310の算出値d、および図1
5のブロック50の全画素値から図12のアクティビティ算
出器により算出されたアクティビティ値Kに基づきRO
M316にて出力された係数aが伝送されて(a×d)/
(a+|d|)が算出され、加算器314に伝送される。
【0053】この時、遅延器311に保持されていた注目
画素X1が同期して加算器314に伝送され、注目画素X1
を含むブロック50内のアクティビティ値に基づき内分比
率を選択された推定値Sが算出され、セレクタ315に伝
送される。セレクタ315は、例えばフリップフロップ30
3、302および301から図14のブロック境界をまたがない
画素X2、X3およびX4がパラレル状態で伝送された場
合、接続はAが選択され、フィルタリングされていない
そのままの画素X3が図外のディスプレイ等の画像デー
タ表示部に出力されるが、本実施例の場合、X0、X1お
よびX2はブロック境界をまたぎ、X1を注目画素として
設定しているので、接続はBが選択され、注目画素X1
は前記算出されたX1の推定値Sに置換される。
【0054】このように、本実施例(請求項1)では、
フィルタリング対象をブロック境界の画素のみに限定
し、ブロック境界の画素X1が、隣接画素X0およびX2
を線形加算したものを対象とし、該ブロック内の画素の
アクティビティ値により内分比率を選択された推定値S
に置換されることにより、図15におけるブロック50とブ
ロック51の復号誤差により生じるブロック境界上の輝
度、色差信号のずれ、つまりブロック境界の段差をぼや
けさせて目立たなくするとともに、前述の通り、該アク
ティビティ値(客観的な評価)により、人間の感覚(主
観的な評価)としてブロック境界の段差が目立っている
のか、または余り目立っていないのかを判断して、前記
フィルタリングの内分比率を適応的に選択し、過剰なフ
ィルタリングによるブロック境界付近のぼやけを防止
し、画像のディテールを失うことなく前記適応的なフィ
ルタリングを簡素な回路構成により実現している。
【0055】(実施例2)図3は本発明(請求項4)の
一実施例であるフィルタ装置を適用したシステム構成図
である。3は画像データのブロック歪みを除去すること
を目的とした画像データ用のフィルタ装置である。該装
置において、デコーダ100、遅延器200、ブロック歪み除
去フィルタ300およびブロック化器400における各構成お
よび機能は図2における前記実施例1と同じである。
【0056】600はブロックデータから水平又は垂直方
向の1ラインを選択抽出して出力するライン抽出器(ラ
イン抽出手段)であり、500は入力されたブロックデー
タの水平又は垂直方向1ラインの画素値からアクティビ
ティ値を算出するアクティビティ算出器(アクティビテ
ィ算出手段)である。ブロック化器400から入力された
ブロックデータはライン抽出器600にて該ブロックデー
タから1ラインのラインデータが抽出されアクティビテ
ィ算出器500に出力される。該ラインデータからアクテ
ィビティ算出器500でアクティビティ値が算出され、該
アクティビティ値は、該アクティビティ値を算出するに
当り対象となった遅延器200に保持されていた前記ブロ
ックデータのブロック境界の画素値がブロック歪み除去
フィルタ300にて注目画素としてフィルタリングされる
際に実施例1と同様に参照され、ブロック歪み除去フィ
ルタ300を適応的に制御する。
【0057】このように、アクティビティ値をフィルタ
リング対象注目画素を含むブロックの1ラインを選択抽
出して算出することから、前記フィルタリング対象とな
る注目画素が含まれるブロック内のアクティビティ(活
性度)を局所的に参照でき、例えば、図16に示すよう
に、ブロック50とブロック51のブロック境界60上のフィ
ルタリング対象域70に対して適応制御の為のアクティビ
ティ値を算出する場合、ライン80から算出するのとライ
ン81から算出するのとでは、ライン81の方がブロック50
全体に対して局所的であり、フィルタリング対象域70に
おける矢印90方向の画素値のばらつきを正確に反映して
いる。つまり、ブロック境界に直交する1ラインからア
クティビティ値を算出すれば、フィルタリング対象とな
るブロック境界の注目画素付近のみの活性度を知ること
ができ、フィルタリングをより適応的に制御することが
できる。
【0058】(実施例3)図4は本発明(請求項5)の
一実施例であるフィルタ装置を適用したシステム構成図
である。4は画像データのブロック歪みを除去すること
を目的とした画像データ用のフィルタ装置である。該装
置において、デコーダ100、遅延器200、ブロック歪み除
去フィルタ300、ブロック化器400における各構成および
機能は図2における前記実施例1と同じである。
【0059】250は画像データを一時保持する遅延器
(遅延手段)であり、450は画像データを構成する各画
面を8画素×8画素のブロックに分割するブロック化器
(画面分割手段)である。700はブロックデータを2次
元DCT変換して出力する2次元DCT変換器(2次元
DCT変換手段)であり、850はDCT変換係数から低
周波AC成分をカットして出力するゾーンフィルタ(成
分カット手段)であり、750は変換係数を逆2次元DC
T変換して出力する逆2次元DCT変換器(逆2次元D
CT変換手段)である。900は2つのブロックデータの
差分値を算出する差分算出器(差分算出手段)である。
500は差分データからアクティビティ値を算出するアク
ティビティ算出器(アクティビティ算出手段)である。
【0060】デコーダ100から出力された画像データは
遅延器250で一時保持された後遅延器200およびブロック
化器450に出力され、遅延器200では一時保持された後出
力され、ブロック化器450では画像データを構成する各
画面を8画素×8画素のブロックに分割して出力する。
2次元DCT変換器700はブロック化器400から入力した
ブロックデータを2次元DCT変換して出力する。該変
換係数はゾーンフィルタ850て低周波AC成分をカット
され逆2次元DCT変換器750に出力され、該変換係数
は逆2次元DCT変換され差分算出器900に出力され
る。
【0061】差分算出器900はブロック化器450から入力
したブロックデータと逆2次元DCT変換器750から入
力したブロックの差分値を算出してアクティビティ算出
器500に出力し、アクティビティ算出器500は該差分デー
タをソースとしてアクティビティ値を算出しブロック歪
み除去フィルタ300に出力する。このようにアクティビ
ティ値を、フィルタリング対象となる注目画素を含むブ
ロックの2次元DCT変換係数の低周波AC成分を取り
除いた係数を逆変換したブロックデータと、前記フィル
タリング対象となる注目画素を含むブロックデータとの
差分データをソースとして算出することにより、人間が
余り変化を感じない活性度の高いブロック境界に対して
はフィルタリングを弱く、逆に人間が敏感に変化を感じ
る活性度の低いブロック境界に対してはフィルタリング
を強くすることができ、画像のディテールを失わずに、
より人間の視覚特性に則したフィルタ装置の適応的な制
御が可能となる。
【0062】(実施例4)図5は本発明(請求項6)の
一実施例であるフィルタ装置を適用したシステム構成図
である。5は画像データのブロック歪みを除去すること
を目的とした画像データ用のフィルタ装置である。該装
置において、デコーダ100、遅延器200、ブロック歪み除
去フィルタ300およびブロック化器400における各構成お
よび機能は図2における前記実施例1と同じである。
【0063】700は画像データを構成する各画面をさら
に所定の大きさに分割したブロックデータを2次元DC
T変換する2次元DCT変換器(2次元DCT変換手
段)であり、800はDCT変換係数のDC成分および高
周波AC成分をカットするゾーンフィルタ(成分カット
手段)である。550は入力された変換係数からアクティ
ビティ値を算出するアクティビティ算出器(アクティビ
ティ算出手段)である。
【0064】ブロック化器400から2次元DCT変換器7
00に入力されたブロックデータはDCT変換されてゾー
ンフィルタ800に出力される。該変換係数はゾーンフィ
ルタ800でDC成分および高周波AC成分がカットされ
アクティビティ算出器550に出力される。ここで図13は
アクティビティ算出器550を示す詳細ブロック図であ
り、アクティビティ算出器550は以下図14に基づいて説
明する504、505および506により構成される。
【0065】504は図外のゾーンフィルタ800から入力し
た2次元DCT変換係数のAC成分の絶対値を算出して
出力する正数変換器であり、505は加算器であり、506は
フリップフロップであり、加算器505およびフリップフ
ロップ506はループ回路を構成することにより、正数変
換器504から入力した前記2次元DCT変換係数のAC
成分の前記ブロック単位での総和値を算出するものであ
る。
【0066】該総和値は前記ブロックの活性度であるア
クティビティ値を表わす。ただし、前記通り正数変換器
504は入力した前記DCT変換係数のAC成分の絶対値
を算出して出力するものであると記述したが、正数変換
器504は前記DCT変換係数のAC成分の2乗値を算出
して出力するものであっても一向に差し支えない。上記
の通りアクティビティ算出器550は該変換係数からアク
ティビティ値を算出してブロック歪み除去フィルタ300
に出力する。該アクティビティ値は、該アクティビティ
値を算出するに当り、対象となった遅延器200に保持さ
れている前記ブロックデータのブロック境界の注目画素
値をブロック歪み除去フィルタ300にてフィルタリング
する際に実施例1と同様に参照され、該フィルタを適応
的に制御する。このようにアクティビティ値を、フィル
タリング対象となる注目画素を含むブロックの2次元D
CT変換係数の低周波AC成分のみをソースとして算出
することにより、人間が余り変化を感じない活性度の高
いブロックに対してはフィルタリングを弱く、逆に人間
が強く変化を感じる活性度の低いブロックに対してはフ
ィルタリングを強くすることができ、画像のディデータ
を失わずに、より人間の視覚特性に則したフィルタ装置
の適応的な制御が可能となる。
【0067】(実施例5)図6は本発明(請求項7)の
一実施例であるフィルタ装置を適用したシステム構成図
である。6は画像データのブロック歪みを除去すること
を目的とした画像データ用のフィルタ装置である。該装
置において、デコーダ100、遅延器200、ブロック歪み除
去フィルタ300、ブロック化器400およびライン抽出器60
0における各構成および機能は図4における前記実施例
3と同じである。
【0068】250は画像データを一時保持する遅延器で
あり、450は画像データを構成する各画面を8画素×8
画素のブロックに分割するブロック化器である。1000は
ラインデータを1次元DCT変換して出力する1次元D
CT変換器(1次元DCT変換手段)であり、850はD
CT変換係数から低周波AC成分をカットして出力する
ゾーンフィルタ(成分カット手段)であり、1050は変換
係数を逆1次元DCT変換して出力する逆1次元DCT
変換器(逆1次元DCT変換手段)である。
【0069】900は2つのラインデータの差分値を算出
する差分算出器である。500は差分データからアクティ
ビティ値を算出するアクティビティ算出器(アクティビ
ティ算出手段)である。デコーダ100から出力された画
像データは遅延器250で一時保持された後遅延器200およ
びブロック化器450に出力され、遅延器200では一時保持
された後ブロック歪み除去フィルタ300に出力され、ブ
ロック化器450では画像データにより構成される各画面
を8画素×8画素のブロックに分割してライン抽出器65
0に出力する。
【0070】1次元DCT変換器1000はライン抽出器60
0から入力したラインデータを1次元DCT変換して出
力する。該変換係数はゾーンフィルタ850で低周波AC
成分をカットされ逆1次元DCT変換器1050に出力さ
れ、該変換係数は逆1次元DCT変換され差分算出器90
0に出力される。差分算出器900は逆1次元DCT変換器
1050から入力したラインデータとライン抽出器650から
入力した該ラインデータとブロック内で位置的に対応す
るラインデータの差分値を算出してアクティビティ算出
器500に出力し、アクティビティ算出器500は該差分デー
タをソースとしてアクティビティ値を算出しブロック歪
み除去フィルタ300に出力する。
【0071】このようにアクティビティ値を、フィルタ
リング対象となる注目画素を含むブロック内から抽出し
た水平または垂直1ラインの1次元DCT変換係数の低
周波AC成分を取り除いた係数を逆変換したラインデー
タと、前記フィルタリング対象となる注目画素を含むブ
ロックデータ内において前記抽出したラインデータと位
置的に対応する元のラインデータとの差分データをソー
スとして算出することにより、人間が余り変化を感じな
い活性度の高いブロックに対してはフィルタリングを弱
く、逆に人間が強く変化を感じる活性度の低いブロック
に対してはフィルタリングを強くすることができ、画像
のディテールを失わず、より人間の視覚特性に則したフ
ィルタ装置の適応的な制御が可能となる。
【0072】(実施例6)図7は本発明(請求項8)の
一実施例であるフィルタ装置を適用したシステム構成図
である。7は画像データのブロック歪みを除去すること
を目的とした画像データ用のフィルタ装置である。該装
置において、デコーダ100、遅延器200、ブロック歪み除
去フィルタ300、ブロック化器400およびライン抽出器60
0における各構成および機能は図4における前記実施例
3と同じである。
【0073】1000はブロック内の水平又は垂直の1ライ
ンを1次元DCT変換する1次元DCT変換器であり、
800は1次元DCT変換係数のDC成分および高周波A
C成分をカットするゾーンフィルタであり、550は1次
元DCT変換係数をソースとしてアクティビティ値を算
出するアクティビティ算出器である。ライン抽出器600
から入力されたラインデータは1次元DCT変換器1000
にてDCT変換されてゾーンフィルタ800に出力され
る。該変換係数はゾーンフィルタ800でDC成分および
高周波AC成分がカットされアクティビティ算出器550
に出力される。アクティビティ算出器550は該変換係数
をソースとしアクティビティ値を算出してブロック歪み
除去フィルタ300に出力する。
【0074】該アクティビティ値は、該アクティビティ
値を算出するに当りソースとなったラインデータ内のブ
ロック境界の画素が注目画素としてブロック歪み除去フ
ィルタ300にてフィルタリングされる際に実施例1と同
様に参照され、該フィルタを適応的に制御する。このよ
うにアクティビティ値を、フィルタリング対象となる注
目画素を含むブロック内から抽出した水平または垂直1
ラインの1次元DCT変換係数の低周波AC成分のみを
ソースとして算出することにより、画像のディテールを
失わず、より人間の視覚特性に則したフィルタ装置の適
応的な制御が可能となる。
【0075】(実施例7)図8は本発明(請求項9)の
一実施例であるフィルタ装置を適用したシステム構成図
である。8は画像データのブロック歪みを除去すること
を目的とした画像データ用のフィルタ装置である。該装
置において、デコーダ100、遅延器200、遅延器250、ブ
ロック歪み除去フィルタ300、ブロック化器400およびブ
ロック化器450における各構成および機能は図6におけ
る前記実施例5と同じである。
【0076】1100はブロックデータを2次元アダマール
変換して出力する2次元アダマール変換器(2次元アダ
マール変換手段)であり、850は変換係数から低周波A
C成分をカットして出力するゾーンフィルタであり、11
50は変換係数を逆2次元アダマール変換して出力する逆
2次元アダマール変換器(逆2次元アダマール変換手
段)である。900は2つのブロックデータの差分値を算
出する差分算出器であり、500は差分データからアクテ
ィビティ値を算出するアクティビティ算出器である。
【0077】2次元アダマール変換器1100はブロック化
器400から入力したブロックデータを2次元アダマール
変換して出力する。該変換係数はゾーンフィルタ850で
低周波AC成分をカットされ逆2次元アダマール変換器
1150に出力され、該変換係数は逆2次元アダマール変換
され差分算出器900に出力される。差分算出器900は第2
ブロック化器450から入力したブロックと逆2次元アダ
マール変換器1150から入力したブロックの差分値を算出
してアクティビティ算出器500に出力し、アクティビテ
ィ算出器500は該差分データをソースとしてアクティビ
ティ値を算出しブロック歪み除去フィルタ300に出力す
る。
【0078】このようにアクティビティ算出に用いるソ
ースを直交変換する手段として2次元アダマール変換を
用いたことにより、該直交変換手段の回路構成を簡素化
できる。 (実施例8)図9は本発明(請求項10)の一実施例で
あるフィルタ装置を適用したシステム構成図である。
【0079】9は画像データのブロック歪みを除去する
ことを目的とした画像データ用のフィルタ装置である。
該装置において、デコーダ100、遅延器200、ブロック歪
み除去フィルタ300およびブロック化器400における各構
成および機能は図7における前記実施例6と同じであ
る。1100はブロックデータを2次元アダマール変換して
出力する2次元アダマール変換器であり、800は2次元
アダマール変換係数のDC成分および高周波AC成分を
カットするゾーンフィルタであり、550は変換係数から
アクティビティ値を算出するアクティビティ算出器であ
る。
【0080】ブロック化器400から入力されたブロック
データは2次元アダマール変換器1100にてアダマール変
換されてゾーンフィルタ800に出力される。ゾーンフィ
ルタ800で該変換係数からDC成分および高周波AC成
分がカットされアクティビティ算出器550に出力され
る。アクティビティ算出器550は該変換係数をソースと
してアクティビティ値を算出し、ブロック歪み除去フィ
ルタ300に出力する。
【0081】このようにアクティビティ算出に用いるソ
ースを直交変換する手段として2次元アダマール変換を
用いたことにより、該直交変換手段の回路構成を簡素化
できる。 (実施例9)図10は本発明(請求項11)の一実施例であ
るフィルタ装置を適用したシステム構成図である。
【0082】10は画像データのブロック歪みを除去する
ことを目的とした画像データ用のフィルタ装置である。
該装置において、デコーダ100、遅延器200、遅延器25
0、ブロック歪み除去フィルタ300、ブロック化器400、
ブロック化器450、ライン抽出器600およびライン抽出器
650における各構成および機能は図8における前記実施
例7と同じである。
【0083】1200はラインデータを1次元アダマール変
換して出力する1次元アダマール変換器(1次元アダマ
ール変換手段)であり、850はアダマール変換係数から
低周波AC成分をカットして出力するゾーンフィルタで
あり、1250は変換係数を逆1次元アダマール変換して出
力する逆1次元アダマール変換器(逆1次元アダマール
変換手段)である。900は2つのラインデータの差分値
を算出する差分算出器であり、500は差分データからア
クティビティ値を算出するアクティビティ算出器であ
る。
【0084】1次元アダマール変換器1200はライン抽出
器600から入力したラインデータを1次元アダマール変
換して出力する。該変換係数はゾーンフィルタ850で低
周波AC成分をカットされ逆1次元アダマール変換器12
50に出力され、該変換係数は逆1次元アダマール変換さ
れ差分算出器900に出力される。差分算出器900は逆1次
元アダマール変換器1250から入力したラインデータとラ
イン抽出器650から入力した該ラインデータとブロック
内で位置的に対応するラインデータの差分値を算出して
アクティビティ算出器500に出力し、アクティビティ算
出器500は該差分データをソースとしてアクティビティ
値を算出しブロック歪み除去フィルタ300に出力する。
【0085】このようにアクティビティ算出に用いるソ
ースを直交変換する手段として1次元アダマール変換を
用いたことにより、該直交変換手段の回路構成を簡素化
できる。 (実施例10)図11は本発明(請求項12)の一実施例であ
るフィルタ装置を適用したシステム構成図である。
【0086】11は画像データのブロック歪みを除去する
ことを目的とした画像データ用のフィルタ装置である。
該装置において、デコーダ100、遅延器200、ブロック歪
み除去フィルタ300、ブロック化器400およびライン抽出
器600における各構成および機能は図9における前記実
施例12と同じである。1200はブロック内の水平又は垂直
の1ラインを1次元DCT変換する1次元DCT変換器
であり、800は1次元DCT変換係数のDC成分および
高周波AC成分をカットするゾーンフィルタであり、55
0は1次元DCT変換係数をソースとしてアクティビテ
ィ値を算出するアクティビティ算出器である。
【0087】ライン抽出器600から入力されたラインデ
ータは1次元アダマール変換器1200にて1次元アダマー
ル変換されてゾーンフィルタ800に出力される。ゾーン
フィルタ800で該変換係数からDC成分および高周波A
C成分がカットされアクティビティ算出器550に出力さ
れる。アクティビティ算出器550は該変換係数をソース
としてアクティビティ値を算出し、ブロック歪み除去フ
ィルタ300に出力する。
【0088】このようにアクティビティ算出に用いるソ
ースを直交変換する手段として1次元アダマール変換を
用いたことにより、該直交変換手段の回路構成を簡素化
できる。
【0089】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、ブロック歪み
除去フィルタ手段を、フィルタリング対象となる注目画
素を含むブロック内の画素データより算出したアクティ
ビティ値により適応的に制御することにより、もともと
ブロック歪みが無いところでのブロック歪み除去手段に
よる不適応(過剰なフィルタリング)により、ブロック
境界がぼやけてしまい、画像のディテールが失われてし
まうという現象を防止するとともに、従来技術において
フィルタリングの適応制御のために必要とされていた復
号時の量子化ステップを記憶しておく記憶装置を省略で
きることにより、フィルタ装置の回路を簡素化できる。
【0090】請求項2記載の発明では、アクティビティ
算出手段から算出したアクティビティ値(客観的な評
価)により、人間の感覚(主観的な評価)としてブロッ
ク境界の段差が目立っているのか、または余り目立って
いないのかを判断でき、該アクティビティ値に基づきフ
ィルタリングの内分比率を適応的に選択し、過剰なフィ
ルタリングによるブロック境界付近のぼやけを防止し、
画像のディテールを失うことなく前記適応的なフィルタ
リングを簡素な回路構成により実現できる。
【0091】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明において、デコーダからブロック歪み除去手段に入
力される画像データの入力タイミングと、前記アクティ
ビティ算出手段からブロック歪み除去手段に入力される
アクティビティ値の入力タイミングと、を前記遅延手段
により同期させることができる。請求項4記載の発明で
は、請求項1記載の発明において、アクティビティ算出
手段により算出するアクティビティ値を、フィルタリン
グ対象となる注目画素を含むブロック内の水平または垂
直の1ラインから算出することにより、フィルタリング
対象となるブロック境界の注目画素付近のみの活性度を
知ることができ、ブロック歪み除去手段をより適応的に
制御することができる。
【0092】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
発明において、アクティビティ算出手段において算出す
るアクティビティ値を、フィルタリング対象となる注目
画素を含むブロックの2次元DCT変換係数の低周波A
C成分を取り除いた係数を逆変換したブロックデータ
と、前記フィルタリング対象となる注目画素を含むブロ
ックデータとの差分データをソースとして算出すること
により、人間が余り変化を感じない活性度の高いブロッ
ク境界に対してはフィルタリングを弱く、逆に人間が敏
感に変化を感じる活性度の低いブロック境界に対しては
フィルタリングを強くすることができ、画像のディデー
タを失わずに、より人間の視覚特性に則したフィルタ装
置の適応的な制御が可能となる。
【0093】請求項6記載の発明では、請求項1記載の
発明において、アクティビティ算出手段により算出する
アクティビティ値を、フィルタリング対象となる注目画
素を含むブロックの2次元DCT変換係数の低周波AC
成分のみをソースとして算出することにより、人間が余
り変化を感じない活性度の高いブロックに対してはフィ
ルタリングを弱く、逆に人間が強く変化を感じる活性度
の低いブロックに対してはフィルタリングを強くするこ
とができ、画像のディデータを失わずに、より人間の視
覚特性に則したフィルタ装置の適応的な制御が可能とな
る。
【0094】請求項7記載の発明では、請求項5記載の
発明に対して、アクティビティ算出手段において算出す
るアクティビティ値を、フィルタリング対象となる注目
画素を含むブロック内から抽出した水平または垂直1ラ
インの1次元DCT変換係数の低周波AC成分を取り除
いた係数を逆変換したラインデータと、前記フィルタリ
ング対象となる注目画素を含むブロックデータ内におい
て前記抽出したラインデータと位置的に対応する元のラ
インデータとの差分データをソースとして算出すること
により、人間が余り変化を感じない活性度の高いブロッ
クに対してはフィルタリングを弱く、逆に人間が強く変
化を感じる活性度の低いブロックに対してはフィルタリ
ングを強くすることができ、画像のディテールを失わ
ず、より人間の視覚特性に則したフィルタ装置の適応的
な制御が可能となる。さらに、フィルタリング対象とな
るブロック境界の注目画素付近のみの活性度を知ること
ができ、ブロック歪み除去手段をより適応的に制御する
ことができる。
【0095】請求項8記載の発明では、請求項4記載の
発明において、アクティビティ算出手段において算出す
るアクティビティ値を、フィルタリング対象となる注目
画素を含むブロック内から抽出した水平または垂直1ラ
インの1次元DCT変換係数の低周波AC成分のみをソ
ースとして算出することにより、画像のディテールを失
わず、より人間の視覚特性に則したフィルタ装置の適応
的な制御が可能となる。さらに、フィルタ装置の回路を
簡素化できる。
【0096】請求項9記載の発明では、請求項5記載の
発明において、アクティビティ算出に用いるソースを直
交変換する手段として2次元アダマール変換を用いたこ
とにより、該直交変換手段の回路構成を簡素化できる。
請求項10記載の発明では、請求項6記載の発明におい
て、アクティビティ算出に用いるソースを直交変換する
手段として2次元アダマール変換を用いたことにより、
該直交変換手段の回路構成を簡素化できる。
【0097】請求項11記載の発明では、請求項7記載の
発明において、アクティビティ算出に用いるソースを直
交変換する手段として1次元アダマール変換を用いたこ
とにより、該直交変換手段の回路構成を簡素化できる。
請求項12記載の発明では、請求項8記載の発明におい
て、アクティビティ算出に用いるソースを直交変換する
手段として1次元アダマール変換を用いたことにより、
該直交変換手段の回路構成を簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明に係るフィルタ装置を適用
した一実施例を示すブロック図である。
【図2】請求項3記載の発明に係るフィルタ装置を適用
した一実施例を示すブロック図である。
【図3】請求項4記載の発明に係るフィルタ装置を適用
した一実施例を示すブロック図である。
【図4】請求項5記載の発明に係るフィルタ装置を適用
した一実施例を示すブロック図である。
【図5】請求項6記載の発明に係るフィルタ装置を適用
した一実施例を示すブロック図である。
【図6】請求項7記載の発明に係るフィルタ装置を適用
した一実施例を示すブロック図である。
【図7】請求項8記載の発明に係るフィルタ装置を適用
した一実施例を示すブロック図である。
【図8】請求項9記載の発明に係るフィルタ装置を適用
した一実施例を示すブロック図である。
【図9】請求項10記載の発明に係るフィルタ装置を適用
した一実施例を示すブロック図である。
【図10】請求項11記載の発明に係るフィルタ装置を適用
した一実施例を示すブロック図である。
【図11】請求項12記載の発明に係るフィルタ装置を適用
した一実施例を示すブロック図である。
【図12】請求項5記載の発明に係るアクティビティ算出
手段を適用した一実施例であるアクティビティ算出器を
示すブロック図である。
【図13】請求項6記載の発明に係るアクティビティ算出
手段を適用した一実施例であるアクティビティ算出器を
示すブロック図である。
【図14】図1に示されたブロック歪み除去手段詳細構成
を示すブロック図である。
【図15】従来のフィルタ装置における注目画素および近
傍の画素の配列の模式図である。
【図16】図3に示されたライン抽出器により抽出される
ライン抽出およびフィルタリング対象域を示す摸式図で
ある。
【符号の説明】
1〜11 フィルタ装置 50〜52 ブロック 60 ブロック境界 70 フィルタリング対象域 80〜81 ライン 90 矢印 100 デコーダ 200〜250 遅延器(遅延手段) 300 ブロック歪み除去フィルタ(ブロック歪み除去手
段) 301〜303 フリップフロップ 304〜305 セレクタ 306〜308 乗算器 309 総和算出器 310 減算器 311 遅延器 312 絶対値算出器 313 計算器 314 減算器 315 セレクタ 316 ROM 400〜450 ブロック化器(画面分割手段) 500 アクティビティ算出器(アクティビティ算出手
段) 501 平均値算出器 502 遅延器 503 減算器 504 絶対値算出器 505 加算器 506 フリップフロップ 550 アクティビティ算出器(アクティビティ算出器) 600 ライン抽出器(ライン抽出手段) 650 第2ライン抽出器(第2ライン抽出手段) 700 2次元DCT変換器(2次元DCT変換手段) 750 逆2次元DCT変換器(逆2次元DCT変換手
段) 800〜850 ゾーンフィルタ(成分カット手段) 900 差分算出器(差分算出手段) 1000 1次元DCT変換器(1次元DCT変換手段) 1050 逆1次元DCT変換手段(逆1次元DCT変換手
段) 1100 2次元アダマール変換器(2次元アダマール変換
手段) 1150 逆2次元アダマール変換器(逆2次元アダマール
変換手段) 1200 1次元アダマール変換器(1次元アダマール変換
手段) 1250 逆1次元アダマール変換手段(逆1次元アダマー
ル変換手段) 3000 平滑値算出器 3100 推定値算出器 3200 置換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 豊 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株式 会社グラフィックス・コミュニケーショ ン・ラボラトリーズ内 (72)発明者 永井 律彦 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株式 会社グラフィックス・コミュニケーショ ン・ラボラトリーズ内 (72)発明者 川村 嘉郁 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株式 会社グラフィックス・コミュニケーショ ン・ラボラトリーズ内 (72)発明者 小松 茂 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株式 会社グラフィックス・コミュニケーショ ン・ラボラトリーズ内 (72)発明者 後藤 勝巳 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株式 会社グラフィックス・コミュニケーショ ン・ラボラトリーズ内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データを符号化圧縮する際に該画像デ
    ータにより構成される各画面を所定の大きさのブロック
    に分割して符号化し、該符号化されたデータの復号時に
    各ブロック間の再現誤差により生じる各ブロック境界の
    ブロック歪みを除去するフィルタ装置であって、 デコーダから入力した画像データを該画像データにより
    構成される各画面を所定の大きさのブロックに分割して
    出力する画面分割手段と、 該画面分割手段から入力したブロックからアクティビテ
    ィ値を算出して出力するアクティビティ算出手段と、 前記デコーダから入力した画像データを、前記アクティ
    ビティ算出手段から入力したアクティビティ値に基づき
    適応的に制御してブロック歪みを除去するブロック歪み
    除去手段と、を有することを特徴とするフィルタ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のフィルタ装置において、 前記ブロック歪み除去手段が、ブロック境界上の画素お
    よび該画素近傍の各画素値に所定の重み付をして加算し
    て平滑値を算出する平滑値算出器と、 該平滑値算出器から伝送された線形加算値、前記フィル
    タリング対象画素値および前記アクティビティ値に基づ
    いて所定の係数を設定し、該係数を用いて推定画素値を
    算出する推定値算出器と、 前記推定画素値を前記フィルタリング対象画素値と置換
    する置換器と、を有するものであり、 前記係数は前記アクティビティ値が大きいものほどフィ
    ルタリングが弱くなるように設定されたことを特徴とす
    る適応的なフィルタ装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のフィルタ装置において、 デコーダから入力した画像データを一時保持してからブ
    ロック歪み除去手段に出力する遅延手段を設け、デコー
    ダからブロック歪み除去手段に入力される画像データの
    入力タイミングと、前記アクティビティ算出手段からブ
    ロック歪み除去手段に入力されるアクティビティ値の入
    力タイミングと、を前記遅延手段により同期させること
    を特徴とするフィルタ装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のフィルタ装置において、 前記アクティビティ算出手段が、前記画面分割手段から
    ブロックデータを入力して水平ラインまたは垂直ライン
    から1ラインを抽出するライン抽出器と、 該ライン抽出器からブロックデータの1ラインを入力
    し、該1ラインのアクティビティ値を算出して出力する
    アクティビティ算出器と、を有することを特徴とするア
    クティビティ算出手段。
  5. 【請求項5】請求項1記載のフィルタ装置において、 前記アクティビティ算出手段が、前記画面分割手段から
    入力したブロックデータを2次元DCT変換して出力す
    る2次元DCT変換器と、 該2次元DCT変換器から入力した変換係数から低周波
    AC成分をカットして出力するゾーンフィルタと、 該ゾーンフィルタから入力した変換係数を逆2次元DC
    T変換して出力する逆2次元DCT変換器と、 前記画面分割器から入力したブロックデータと該逆2次
    元DCT変換器から入力したブロックデータの差分値を
    算出して出力する差分算出器と、 該差分算出器から入力した差分データに基づきアクティ
    ビティ値を算出して出力するアクティビティ算出器と、
    を有することを特徴とするフィルタ装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載のフィルタ装置において、 前記アクティビティ算出手段が、前記画面分割手段から
    入力したブロックデータを2次元DCT変換して出力す
    る2次元DCT変換器と、 該2次元DCT変換器から入力した変換係数のDC成分
    および高周波AC成分をカットして出力するゾーンフィ
    ルタと、 該ゾーンフィルタから入力した変換係数に基づきアクテ
    ィビティ値を算出するアクティビティ算出器と、を有す
    ることを特徴とするフィルタ装置。
  7. 【請求項7】請求項3記載のフィルタ装置において、 前記アクティビティ算出手段が、前記ライン抽出器から
    入力されたラインデータを1次元DCT変換して出力す
    る1次元DCT変換器と、 該1次元DCT変換器から入力した変換係数から低周波
    AC成分をカットして出力するゾーンフィルタと、 該ゾーンフィルタから入力した変換係数を逆1次元DC
    T変換して出力する逆1次元DCT変換器と、前記ライ
    ン抽出器から入力したラインデータと前記逆DCT変換
    器から入力したラインデータの差分値を算出して出力す
    る差分算出器と、 該差分算出器から入力した差分デー
    タに基づいてアクティビティ値を算出するアクティビテ
    ィ算出器と、を有することを特徴とするフィルタ装置。
  8. 【請求項8】請求項6記載のフィルタ装置において、 前記アクティビティ算出手段が、前記ライン抽出器から
    入力したラインデータを1次元DCT変換して出力する
    1次元DCT変換器と、 該1次元DCT変換器から入力した変換係数からDC成
    分および高周波AC成分をカットして出力するゾーンフ
    ィルタと、 該ゾーンフィルタから入力した変換係数に基づきアクテ
    ィビティ値を算出するアクティビティ算出器と、を有す
    ることを特徴とするフィルタ装置。
  9. 【請求項9】請求項4記載のフィルタ装置において、 前記アクティビティ算出手段が、前記画面分割手段から
    入力したブロックデータを2次元アダマール変換して出
    力する2次元アダマール変換器と、 該2次元アダマール変換器から入力した変換係数から低
    周波AC成分をカットして出力するゾーンフィルタと、 該ゾーンフィルタから入力した変換係数を逆2次元アダ
    マール変換して出力する逆2次元アダマール変換器と、 前記画面分割手段から入力したブロックデータと該逆2
    次元アダマール変換器から入力したブロックデータの差
    分値を算出して出力する差分算出器と、 該差分算出器から入力した差分データに基づきアクティ
    ビティ値を算出して出力するアクティビティ算出器と、
    を有することを特徴とするフィルタ装置。
  10. 【請求項10】請求項5記載のフィルタ装置において、 前記アクティビティ算出手段が、前記画面分割手段から
    入力したブロックデータを2次元アダマール変換して出
    力する2次元アダマール変換器と、 該2次元アダマール変換器から入力した変換係数のDC
    成分および高周波AC成分をカットして出力するゾーン
    フィルタと、 該ゾーンフィルタから入力した変換係数に基づきアクテ
    ィビティ値を算出するアクティビティ算出器と、を有す
    ることを特徴とするフィルタ装置。
  11. 【請求項11】請求項6記載のフィルタ装置において、 前記アクティビティ算出手段が、前記ライン抽出器から
    入力したラインデータを1次元アダマール変換して出力
    する1次元アダマール変換器と、 該1次元アダマール変換器から入力した変換係数から低
    周波AC成分をカットして出力するゾーンフィルタと、 該ゾーンフィルタから入力した変換係数を逆1次元アダ
    マール変換して出力する逆1次元アダマール変換器と、 前記ライン抽出器から入力したラインデータと前記逆ア
    ダマール変換器から入力したラインデータの差分値を算
    出して出力する差分算出器と、 該差分算出器から入力した差分データに基づいてアクテ
    ィビティ値を算出するアクティビティ算出器と、を有す
    ることを特徴とするフィルタ装置。
  12. 【請求項12】請求項7記載のフィルタ装置において、 前記アクティビティ算出手段が、前記ライン抽出器から
    入力したラインデータを1次元アクティビティ変換して
    出力する1次元アクティビティ変換器と、 該1次元アクティビティ変換器から入力した変換係数か
    らDC成分および高周波AC成分をカットして出力する
    ゾーンフィルタと、 該ゾーンフィルタから入力した 変換係数に基づきアク
    ティビティ値を算出するアクティビティ算出器と、を有
    することを特徴とするフィルタ装置。
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