JPH096398A - 音声処理装置 - Google Patents
音声処理装置Info
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- JPH096398A JPH096398A JP7155707A JP15570795A JPH096398A JP H096398 A JPH096398 A JP H096398A JP 7155707 A JP7155707 A JP 7155707A JP 15570795 A JP15570795 A JP 15570795A JP H096398 A JPH096398 A JP H096398A
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Abstract
に関し、音声符号化のために入力音声のピッチ周期を求
める際に、ピッチの誤抽出を生じないようにするための
符号化前の処理を行なう、音声処理装置を提供すること
を目的とする。 【構成】入力音声信号を、この入力音声信号をLPC分
析して得たLPC係数によって定まるLPC逆フィルタ
1に通して得られた残差信号から非整数ピッチ周期を求
めるとともに、残差信号をこの非整数ピッチ周期によっ
て定まる非整数遅れ型ピッチ予測逆フィルタ2に通すこ
とにより、非整数ピッチ周期成分を残差信号から除去す
ることによって得られた信号に、整数遅れ型ピッチ予測
フィルタ4によって非整数ピッチ周期の近傍の整数値を
ピッチ周期とする整数ピッチ周期成分を加えて得られた
励起信号を、上述のLPC係数によって定まるLPC合
成フィルタ6に通すことによって、整数ピッチ周期をも
つ出力音声信号を得る。
Description
行なうための符号化方式に関し、特にCELP(Code E
xcited Linear Predictive Coding )符号化方式に代表
されるような、ベクトル量子化を用いる音声符号化方式
に関するものである。
等のディジタル移動体通信において広く用いられてお
り、音声品質を維持しながら、高能率の音声情報圧縮を
実現するための開発が進められている。
ために入力音声のピッチ周期を求める際に、ピッチの誤
抽出を生じないようにすることが必要であり、そのため
の符号化前の処理を行なう、音声処理装置が要求されて
いる。
式においては、人間の声道を全極型フィルタとみなし、
声道情報を表す線形予測係数( Linear Predictive Cod
ing 係数:LPC係数)と音源情報を表すパラメータと
を、効率よく伝送することを特徴としている。
示すブロック図である。この種の音声符号化方式におい
ては、種々の音源パタンからなる符号帳(コードブッ
ク)を用意しておき、A−b−S( Analysis by Synth
esis:合成による分析)によってベクトル符号化を行な
う。
LPC合成フィルタに、符号帳に格納されている符号ベ
クトル(音源ベクトル)を通すことによって、音声信号
を再合成し、入力信号との誤差評価によって、最適な符
号ベクトルを決定するとともに、この符号ベクトルに対
する最適なゲインを決定する。
デックスと、符号ベクトルに対するゲインおよびLPC
係数が復号器側へ伝送される。一方、復号器側では、符
号器側と同じ符号帳を持ち、符号器から伝送されたLP
C係数と符号ベクトルのインデックスおよびゲインか
ら、音声信号を再生する。
れる音声符号化方式は、携帯電話や自動車電話等のディ
ジタル移動体通信に広く用いられているが、近年におい
て、これらの移動体通信においては、加入者数の増加に
よる周波数不足が深刻な問題となっている。そのため、
この種の音声符号化方式に対しては、音声品質を維持し
ながら、高能率の音声情報圧縮を実現して、周波数資源
を有効に利用できるようにすることが求められている。
においては、閉ループ法または開ループ法によって、入
力音声のピッチ周期を求めるが、ピッチ周期は、音声信
号のサンプリング間隔を単位とする整数値であるため、
真のピッチ周期が非整数である場合に、真のピッチ周期
の近傍の整数値がピッチ周期として選択されずに、非整
数ピッチ周期の整数倍に相当する遅れがピッチ周期とし
て誤って抽出される、いわゆる、倍ピッチ,半ピッチの
問題がしばしば生じる。ピッチ周期の誤りは、再生音声
品質の劣化につながるため、この種の音声符号化方式に
おいては、大きな問題となっていた。
の方法としては、非整数ピッチ周期を考慮した、非整数
遅れ型のピッチ推定法が提案されている。しかしなが
ら、日本の自動車電話, 携帯電話の標準方式として採用
された、VSELP(Vector Sum Excited Linear Pred
ictive Coding )符号化方式のように、非整数ピッチ周
期を考慮しない符号化方式の符号器に対しては、符号器
の構成を変更することなしに、非整数遅れ型のピッチ推
定法を組み込むことはできない。
式に対しては、ピッチ誤抽出に基づく再生音声品質の劣
化を解決するための、有効な手段が存在しないのが現状
である。
決しようとするものであって、音声処理装置によって、
入力音声信号から非整数ピッチ周期を抽出し、その近傍
の整数値がピッチ周期になるように入力信号を加工し
て、この音声信号を音声符号器の入力とすることによっ
て、音声符号器の構成に変更を加えることなく、かつ、
伝送情報を増加させることなく、符号化音声の品質を改
善する、音声処理装置を提供することを目的としてい
る。
得たLPC係数によって定まるLPC逆フィルタ1に通
して得られた残差信号から非整数ピッチ周期を求めると
ともに、該残差信号を、該非整数ピッチ周期によって定
まる非整数遅れ型ピッチ予測逆フィルタ2に通すことに
より、非整数ピッチ周期成分を前記残差信号から除去す
ることによって得られた信号に、整数遅れ型ピッチ予測
フィルタ4によって前記非整数ピッチ周期の近傍の整数
値をピッチ周期とする整数ピッチ周期成分を加えて得ら
れた励起信号を、前記LPC係数によって定まるLPC
合成フィルタ6に通すことによって、整数ピッチ周期を
もつ出力音声信号を得る。
無声を判定する有声/無声判定部22を備え、入力音声
が有声のときは、入力音声信号に対して(1) の処理を行
なって出力音声信号を得るとともに、入力音声信号が無
声のときは、入力音声信号に対して(1) の処理を行なわ
ずに出力音声信号を得る。
音声信号の高域を強調する高域強調フィルタ23を備え
るとともに、出力音声信号に対して音声信号の低域を強
調する低域強調フィルタ24を備える。
チ周期を記憶する記憶バッファ25と、記憶された前処
理フレームのピッチ周期と現処理フレームのピッチ周期
との変化を滑らかにするピッチ周期平滑部26とを設け
る。
無声を判定する有声/無声判定部22を備え、入力音声
が有声のときは、入力音声信号に対して(1) の処理を行
なって出力音声信号を得、入力音声信号が無声のとき
は、入力音声信号に対して(1)の処理を行なわずに出力
音声信号を得るとともに、入力音声信号に対して音声信
号の高域を強調する高域強調フィルタ23を備え、出力
音声信号に対して音声信号の低域を強調する低域強調フ
ィルタ24を備える。
無声を判定する有声/無声判定部22を備え、入力音声
が有声のときは、入力音声信号に対して(1) の処理を行
なって出力音声信号を得、入力音声信号が無声のとき
は、入力音声信号に対して(1)の処理を行なわずに出力
音声信号を得るとともに、前処理フレームのピッチ周期
を記憶する記憶バッファ25と、記憶された前処理フレ
ームのピッチ周期と現処理フレームのピッチ周期との変
化を滑らかにするピッチ周期平滑部26とを設ける。
音声信号の高域を強調する高域強調フィルタ23を備
え、出力音声信号に対して音声信号の低域を強調する低
域強調フィルタ24を備えるとともに、前処理フレーム
のピッチ周期を記憶する記憶バッファ25と、この記憶
された前処理フレームのピッチ周期と現処理フレームの
ピッチ周期との変化を滑らかにするピッチ周期平滑部2
6とを設ける。
無声を判定する有声/無声判定部22を備え、入力音声
が有声のときは、入力音声信号に前記処理を行なって出
力音声信号を得、入力音声信号が無声のときは、入力音
声信号に前記処理を行なわずに出力音声信号を得るとと
もに、入力音声信号に対して音声信号の高域を強調する
高域強調フィルタ23を備え、出力音声信号に対して音
声信号の低域を強調する低域強調フィルタ24を備え、
さらに前処理フレームのピッチ周期を記憶する記憶バッ
ファ25と、この記憶された前処理フレームのピッチ周
期と現処理フレームのピッチ周期との変化を滑らかにす
るピッチ周期平滑部26とを設ける。
る。本発明の音声処理装置においては、図示のように、
入力音声信号から求められたLPC係数によって構成さ
れるLPC逆フィルタ1と、LPC合成フィルタ6とを
音声符号器の前段に設ける。
て得られた残差信号から非整数ピッチ周期を求め、残差
信号をこの非整数ピッチ周期によって定まる非整数遅れ
型ピッチ予測逆フィルタ2に通して得た信号に利得g1
を乗じて得られた、入力音声信号がもつ非整数ピッチ周
期成分を、減算器3によって残差信号から減算して、非
整数ピッチ周期成分を取り除く。
チ予測フィルタ4によって得られた、非整数ピッチ周期
の近傍の整数をピッチ周期とする信号に利得g2を乗じ
て得た、整数ピッチ周期成分を加算器5によって加算す
る。このようにして、整数ピッチ周期をもつように加工
された信号を、LPC合成フィルタ6に通すことによっ
て、符号器への入力信号を得る。
整数遅れ型のピッチ推定手段をその内部にもたない符号
器においても、倍ピッチ,半ピッチの問題を生じること
がなく、従って良好な符号化音声品質を得ることができ
る。
が、非整数ピッチ周期を有する場合に、その近傍の整数
値がピッチ周期となるように音声信号を加工することに
よって、非整数ピッチ周期に対応できない音声符号器に
おいて、しばしば生じる倍ピッチ, 半ピッチの問題を、
音声符号器の構成と処理に変更を加えることなく、か
つ、伝送する情報を増加させることなく解決して、符号
化音声の品質を改善することができる。
て、入力信号の有声/無声を判定する有声/無声判定部
を備えたので、入力信号が無声の場合には、実施例(1)
の装置の処理を行なわずに、入力信号をそのまま音声符
号器の入力とすることによって、整数ピッチ周期化のた
めの処理量を削減することできる。
減できるので、携帯電話等のように、電源電力容量に限
りがある装置の場合、装置の連続使用可能時間を長くす
る上で有効である。
C分析部の前段で入力信号の高域周波数成分を強調して
スペクトルを平坦にすることによって、レジスタ長の短
い固定小数点DSP(Digital Signal Processor)で
も、LPC係数を精度よく求めることができ、これによ
って、精度よくピッチ周期を抽出することが可能とな
る。
を変えたまま処理された信号を符号器に入力すると、符
号器内部の符号帳探索に影響を与えることになる。そこ
で、LPC合成フィルタの後段または前段において、高
域強調フィルタの逆特性をもつフィルタによって、信号
の周波数スペクトルの傾きを、高域強調以前と同じにす
ることによって、符号化音声品質の劣化を防止すること
ができる。
な、レジスタ長の短い固定小数点DSPによってLPC
分析部を構成した場合、演算精度不足のために、LPC
係数を求められなかったり、求めたLPC係数によって
構成されたLPC合成フィルタが発振する等の問題があ
ったが、実施例(3) によれば、レジスタ長の短い固定小
数点DSPでも、LPC係数を精度よく求めることがで
きるので、このような問題の発生を回避することができ
る。
処理しているフレームの整数ピッチ周期と、一つ前のフ
レームの整数ピッチ周期とが大きく異なる場合に、フレ
ーム間のピッチ周期の変化を滑らかにすることによっ
て、符号化音声の品質の劣化を防止することができる。
定長のフレームに区切られて、各フレーム単位で処理が
行なわれるため、ピッチ周期も、フレーム単位で算出さ
れる。一般に、有声音のピッチ周期は、緩やかに変化す
ることが知られており、実施例(1) の装置では、現在処
理しているフレームの整数ピッチ周期と、一つ前のフレ
ームの整数ピッチ周期とが大きく異なると、符号化音声
の品質が劣化するが、実施例(4) によれば、フレーム間
のピッチ周期の変化を滑らかにするので、このような問
題の発生を回避することができる。
音声信号の有声/無声を判定する有声/無声判定部を設
けて、入力信号が無声の場合は、実施例(1) の装置の処
理を行なわずに、入力信号をそのまま音声符号器へ入力
するようにしたので、整数ピッチ周期化のための処理量
を削減することができる。
タをもつとともに、LPC合成フィルタの後段または前
段に、高域強調フィルタの逆特性をもつフィルタをもつ
ことによって、LPC分析部の前段で入力信号の高域周
波数成分を強調して、スペクトルを平坦にするので、1
6ビット固定小数点DSPのような、レジスタ長の短い
固定小数点DSPでも、LPC係数を精度よく求めるこ
とができ、これによってピッチ周期を精度よく抽出する
ことが可能となる。
段において、高域強調フィルタの逆特性をもつフィルタ
によって、信号の周波数スペクトルの傾きを、高域強調
以前と同じにするので、符号化音声品質の劣化を防止す
ることができる。
無声判定部を備えたので、入力信号が無声の場合、実施
例(1) の装置の処理を行なわずに、入力信号をそのまま
音声符号器へ入力することによって、整数ピッチ周期化
のための処理量を削減することができる。また、前フレ
ームの整数化されたピッチ周期と、現フレームの整数化
されたピッチ周期との変化を滑らかにすることによっ
て、符号化音声品質の劣化を防止することができる。
分析部の前段で、高域強調フィルタによって、入力周期
の高域周波数成分を強調して、スペクトルを平坦にす
る。これによって、16ビット固定小数点DSPのよう
な、レジスタ長の短い固定小数点DSPでも、LPC係
数を精度よく求めることができ、その結果、ピッチ周期
を精度よく抽出することが可能となる。
段において、高域強調フィルタの逆特性をもつフィルタ
によって、信号の周波数スペクトルの傾きを高域強調前
と同じにするので、符号化音声品質の劣化を防止するこ
とができる。
期と、現フレームの整数化されたピッチ周期との変化を
滑らかにすることによって、符号化音声品質の劣化を防
止することができる。
声周期の有声/無声を判定する有声/無声判定部を備え
ることによって、入力信号が無声の場合に、実施例(1)
の装置の処理を行なわずに、入力信号をそのまま音声符
号器へ入力することによって、整数ピッチ周期化のため
の処理量を削減することが可能である。
ルタをもつとともに、LPC合成フィルタの後段または
前段に、高域強調フィルタの逆特性を有するフィルタを
もつことによって、LPC分析部の前段で入力周期の高
域周波数成分を強調して、スペクトルを平坦にすること
ができ、従って、16ビット固定小数点DSPのよう
な、レジスタ長の短い固定小数点DSPでも、LPC係
数を精度よく求めることができ、これによって、ピッチ
周期を精度よく抽出することが可能である。
前段において、高域強調フィルタの逆特性をもつフィル
タによって、周期の周波数スペクトルの傾きを、高域強
調以前と同じにするので、符号化音声品質の劣化を防止
することができる。
期と、現フレームの整数化されたピッチ周期との変化を
滑らかにすることによって、符号化音声品質の劣化を防
止することができる。
て、11はLPC分析部、12はLPC逆フィルタ、1
3はアップサンプリング部、14はピッチ推定部、15
は非整数遅れ型ピッチ予測逆フィルタ、16は減算器、
17はダウンサンプリング部、18は整数化部、19は
整数遅れ型ピッチ予測フィルタ、20は加算器、21は
LPC合成フィルタである。
…,N−1)から、数十[ms]程度の長さのフレームを切
り出して、この区間についてLPC分析部11で分析を
行なって、LPC係数a(n),(n=1,2,…,m)を
求める。そして、次式で表される伝達関数A(z) を有す
るLPC逆フィルタ12によって、音声信号s(n) から
残差信号r(n),(n=0,1,…,N−1)を求める。
て、残差信号r(n) のサンプリング速度をM倍(Mは整
数)にして、M倍の残差信号rM (n) を得る。サンプリ
ング速度を上昇させる手段としては、もとの残差信号r
(n) の隣接するサンプル間に、M−1個の零データを等
間隔に挿入して、ローパスフィルタによって帯域制限を
行なう方法を用いることもできる。
rM (n) の自己相関関数を計算して、自己相関関数が最
大になる遅れによって、非整数ピッチ周期Lf を求め、
次式で表される非整数遅れ型ピッチ予測フィルタの係数
であるピッチ予測係数 pp(n),(n=1,2,…,p)
を求める。
予測係数 pp(n),非整数ピッチ周期Lf によって構成さ
れる、非整数遅れ型ピッチ予測逆フィルタ15(伝達関
数1/P(z))を施した結果を、減算器16によって、も
とのM倍の残差信号rM (n)から減算することによっ
て、信号wM (n) を得る。
て、信号wM (n) のサンプリング速度を1/Mに低下さ
せて、入力信号と同じサンプリング速度の信号w(n),
(n=0,1,…,N−1)を得る。信号w(n) は、残
差信号から非整数ピッチ周期成分を除いた信号である。
対して、絶対値で最も近い整数値を求めて、整数ピッチ
周期Lとする。信号w(n) に対して、整数遅れ型ピッチ
予測フィルタ19(伝達関数I(z))を適用した結果を、
加算器20でもとの信号w(n) に加算することによっ
て、励起信号x(n),(n=0,1,…,N−1)を得
る。励起信号x(n) のピッチ周期は整数値である。ここ
で、整数遅れ型ピッチ予測フィルタ (I(z))は、次式で
表されるものである。
ルタ21(伝達関数F(z) =1/A(z))を適用して、音
声信号y(n),(n=0,1,…,N−1)を得る。
つので、これを音声符号器へ入力すれば、音声符号器で
は、ピッチ周期として、常に、もとの入力信号である音
声信号s(n) における、非整数ピッチ周期の近傍の整数
値が選ばれるので、従来の音声符号化方式で見られた倍
ピッチ, 半ピッチ等のピッチ誤抽出がなくなって、符号
化音声品質を改善することができる。従って、非整数ピ
ッチ周期に対応していない音声符号器の前段で本発明を
用いれば、音声符号器に一切変更を加えることなしに、
符号化音声品質を改善することができる。
て、図2の場合と同じものを同じ番号で示し、22は有
声/無声判定部である。
信号s(n),(n=0,1,…,N−1)に対して、有声
部と無声部の判定を行なう。ここで有声部と判定された
場合には、実施例(1) の場合と全く同じ処理が行なわれ
るので、ここでは、詳細な説明を省略する。無声部と判
定された場合には、入力された音声信号s(n) は、その
まま音声符号器へ入力され、有声部の場合に行なうよう
な一連の処理は行なわれない。
は、整数ピッチ周期のみをもつ音声信号y(n) が音声符
号器へ入力されるので、音声符号器では、常に、もとの
音声信号s(n) の非整数ピッチ周期の近傍の整数値がピ
ッチ周期として選ばれる。これによって、従来の音声符
号化方式で見られたような、倍ピッチ, 半ピッチ等のピ
ッチ誤抽出がなくなり、符号化音声品質を改善すること
ができる。また、無声部に対しては、有声/無声の判定
を除いては、なんら操作が行なわれないので、実施例
(1) の場合と比較して、演算量を削減することができ
る。
て、図2の場合と同じものを同じ番号で示し、23は高
域強調フィルタ、24は低域強調フィルタである。
ジスタ長の短いDSPによってLPC分析を行なう場合
には、分析する信号の周波数スペクトルのダイナミック
レンジが大きい場合には、LPC分析部の演算速度が高
いことが必要である。従って、このような場合には、精
度を保つために、多くの演算量が必要になる。
れた音声信号s(n),(n=0,1,…,N−1)を、例
えば伝達関数Q(z) =1−μz-1 ,(0<μ<1)を有
する高域強調フィルタ23に入力して、音声信号の高域
周波数成分を強調して、周波数スペクトルのダイナミッ
クレンジを小さくする。これによって、LPC分析に必
要な演算精度が緩和されて、固定小数点DSPによる実
現も容易になる。
十[ms]程度の長さのフレームを切り出して、この区間に
ついてLPC分析部11で分析を行なって、LPC係数
a(n),(n=1,2,…,m)を求める。そして、次式
で表される伝達関数A(z) を有するLPC逆フィルタ1
2によって、音声信号s'(n)から残差信号r(n),(n=
0,1,…,N−1)を求める。
て、残差信号r(n) のサンプリング速度をM倍(Mは整
数)にして、M倍の残差信号rM (n),(n=0,1,
…,M(N−1))を得る。
rM (n) の自己相関関数を計算して、自己相関関数が最
大になる遅れによって、非整数ピッチ周期Lf を求め、
次式で表される非整数遅れ型ピッチ予測フィルタの係数
であるピッチ予測係数 pp(n),(n=1,2,…,p)
を求める。
予測係数 pp(n),非整数ピッチ周期Lf によって構成さ
れる、非整数遅れ型ピッチ予測逆フィルタ15(伝達関
数1/P(z))を施した結果を、減算器16によって、も
とのM倍の残差信号rM (n)から減算することによっ
て、信号wM (n),(n=0,1,…,M(N−1))を得
る。
て、信号wM (n) のサンプリング速度を1/Mに低下さ
せて、入力信号と同じサンプリング速度の信号w(n),
(n=0,1,…,N−1)を得る。
対して、絶対値で最も近い整数値を求めて、整数ピッチ
周期Lとする。信号w(n) に対して、整数遅れ型ピッチ
予測フィルタ19(伝達関数I(z))を適用した結果を、
加算器20でもとの信号w(n) に加算することによっ
て、励起信号x(n),(n=0,1,…,N−1)を得
る。励起信号x(n) のピッチ周期は整数値である。ここ
で、整数遅れ型ピッチ予測フィルタI(z) は、次式で表
されるものである。
ルタ21(伝達関数F(z) =1/A(z))を適用して、音
声信号y(n),(n=0,1,…,N−1)を得る。
入力して、高域強調フィルタによって強調された高域周
波数成分をもとのレベルまで戻す。ここで使用する低域
強調フィルタ24は、高域強調フィルタ23の逆特性を
もつフィルタであって、伝達関数R(z) =1/Q(z) で
表されるものである。低域強調フィルタ24の出力音声
信号y'(n)が、音声符号器に対する入力となる。
つので、これを音声符号器へ入力すれば、音声符号器で
は、ピッチ周期として、常に、もとの入力信号である音
声信号s(n) における、非整数ピッチ周期の近傍の整数
値が選ばれるので、従来の音声符号化方式で見られた倍
ピッチ, 半ピッチ等のピッチ誤抽出がなくなって、符号
化音声品質を改善することができる。
て、LPC分析に必要な演算精度を緩和しているので、
固定小数点DSPによって、LPC分析部を実現する場
合でも、高品質な符号化音声を得ることができる。
て、図2の場合と同じものを同じ番号で示し、25は記
憶バッファ、26はピッチ周期平滑部である。
…,N−1)から、数十[ms]程度の長さのフレームを切
り出して、この区間についてLPC分析部11で分析を
行なって、LPC係数a(n),(n=1,2,…,m)を
求める。そして、次式で表される伝達関数A(z) を有す
るLPC逆フィルタ12によって、音声信号s(n) から
残差信号r(n),(n=0,1,…,N−1)を求める。
て、残差信号r(n) のサンプリング速度をM倍(Mは整
数)にして、M倍の残差信号rM (n),(n=0,1,
…,M(N−1))を得る。
rM (n) の自己相関関数を計算して、自己相関関数が最
大になる遅れによって、非整数ピッチ周期Lf を求め、
次式で示される非整数遅れ型ピッチ予測フィルタの係数
であるピッチ予測係数 pp(n), (n=1,2,…,p)
を求める。
整数ピッチ周期と、ピッチ予測係数ベクトルをそれぞれ
Lf (i),ppi とし、これらを記憶バッファ25に記憶す
る。
にするために、以下の操作を行なう。まず、記憶バッフ
ァ25に記憶されている前フレーム(第i−1フレー
ム)の非整数ピッチ周期Lf (i−1)と、ピッチ予測係
数ベクトルppi-1 を読み出し、ピッチ周期平滑部26に
入力する。また、非整数ピッチ周期Lf (i) と、ピッチ
予測係数ベクトルppi も、ピッチ周期平滑部26に入力
する。
整数ピッチ周期Lf (i−1)とLf(i) の差が、予め定
められた閾値より大きい場合には、非整数ピッチ周期L
f (i−1)と、ピッチ予測係数ベクトルppi-1 を、それ
ぞれピッチ周期平滑部26の出力Lf ,ピッチ予測係数
pp(n)とする。また、非整数ピッチ周期Lf (i−1)と
Lf (i) の差が、予め定められた閾値を超えない場合に
は、非整数ピッチ周期Lf (i)と、ピッチ予測係数ベク
トルppi を、それぞれピッチ周期平滑部26の出力
Lf ,ピッチ予測係数 pp(n)とする。
予測係数 pp(n),非整数ピッチ周期Lf によって構成さ
れる、非整数遅れ型ピッチ予測逆フィルタ15(伝達関
数1/P(z) )を施した結果を、減算器16によって、
もとのM倍の残差信号rM (n) から減算することによっ
て、信号wM (n),(n=0,1,…,M(N−1))を得
る。
て、信号wM (n) のサンプリング速度を1/Mに低下さ
せて、入力信号と同じサンプリング速度の信号w(n),
(n=0,1,…,N−1)を得る。
対して、絶対値で最も近い整数値を求めて、整数ピッチ
周期Lとする。信号w(n) に対して、整数遅れ型ピッチ
予測フィルタ19(伝達関数I(z))を適用した結果を、
加算器20でもとの信号w(n) に加算することによっ
て、励起信号x(n),(n=0,1,…,N−1)を得
る。励起信号x(n) のピッチ周期は整数値である。ここ
で、整数遅れ型ピッチ予測フィルタ (I(z))は、次式で
表されるものである。
ルタ21(伝達関数F(z) =1/A(z))を適用して、音
声信号y(n),(n=0,1,…,N−1)を得る。
つので、これを音声符号器へ入力すれば、音声符号器で
は、ピッチ周期として、常に、もとの入力信号である音
声信号s(n) における、非整数ピッチ周期の近傍の整数
値が選ばれるので、従来の音声符号化方式で見られた倍
ピッチ, 半ピッチ等のピッチ誤抽出がなくなって、符号
化音声品質を改善することができる。
レーム間のピッチ周期が平滑化されているので、フレー
ム間のピッチ周期の急激な変化による音質劣化を減少さ
せることができる。
て、図3および図4の場合と同じものを同じ番号で示し
ている。
信号s(n),(n=0,1,…,N−1)に対して、有声
部と無声部の判定を行なう。ここで無声部と判定された
場合には、入力された音声信号s(n) は、そのまま音声
符号器へ入力され、以下で説明する有声部の場合の一連
の処理は行なわれない。以下においては、有声部と判定
された場合の処理を説明する。
信号s(n) を、例えば伝達関数Q(z) =1−μz-1 ,
(0<μ<1)を有する高域強調フィルタ23に入力し
て、音声信号の高域周波数成分を強調して、周波数スペ
クトルのダイナミックレンジを小さくする。これによっ
て、LPC分析に必要な演算精度が緩和されて、固定小
数点DSPによる実現も容易になる。
十[ms]程度の長さのフレームを切り出して、この区間に
ついてLPC分析部11で分析を行なって、LPC係数
a(n),(n=1,2,…,m)を求める。そして、次式
で表される伝達関数A(z) を有するLPC逆フィルタ1
2によって、音声信号s'(n)から残差信号r(n),(n=
0,1,…,N−1)を求める。
て、残差信号r(n) のサンプリング速度をM倍(Mは整
数)にして、M倍の残差信号rM (n),(n=0,1,
…,M(N−1))を得る。
rM (n) の自己相関関数を計算して、自己相関関数が最
大になる遅れによって、非整数ピッチ周期Lf を求め、
次式で表される非整数遅れ型ピッチ予測フィルタの係数
であるピッチ予測係数 pp(n),(n=1,2,…,p)
を求める。
予測係数 pp(n),非整数ピッチ周期Lf によって構成さ
れる、非整数遅れ型ピッチ予測逆フィルタ15(伝達関
数1/P(z))を施した結果を、減算器16によって、も
とのM倍の残差信号rM (n)から減算することによっ
て、信号wM (n),(n=0,1,…,M(N−1))を得
る。
て、信号wM (n) のサンプリング速度を1/Mに低下さ
せて、入力信号と同じサンプリング速度の信号w(n),
(n=0,1,…,N−1)を得る。
対して、絶対値で最も近い整数値を求めて、整数ピッチ
周期Lとする。信号w(n) に対して、整数遅れ型ピッチ
予測フィルタ19(伝達関数I(z))を適用した結果を、
加算器20でもとの信号w(n) に加算することによっ
て、励起信号x(n),(n=0,1,…,N−1)を得
る。励起信号x(n) のピッチ周期は整数値である。ここ
で、整数遅れ型ピッチ予測フィルタ (I(z))は、次式で
表されるものである。
ルタ21(伝達関数F(z) =1/A(z))を適用して、音
声信号y(n),(n=0,1,…,N−1)を得る。
入力して、高域強調フィルタによって強調された高域周
波数成分をもとのレベルまで戻す。ここで使用する低域
強調フィルタ24は、高域強調フィルタ23の逆特性を
もつフィルタであって、伝達関数R(z) =1/Q(z) で
表されるものである。低域強調フィルタ24の出力音声
信号y'(n)が、音声符号器に対する入力となる。
つので、これを音声符号器へ入力すれば、音声符号器で
は、ピッチ周期として、常に、もとの入力信号である音
声信号s(n) における、非整数ピッチ周期の近傍の整数
値が選ばれるので、従来の音声符号化方式で見られた倍
ピッチ, 半ピッチ等のピッチ誤抽出がなくなって、符号
化音声品質を改善することができる。
処理を行なわないので、実施例(3)の場合と比べて、少
ない演算量で、同等の効果を得ることができる。
って、LPC分析に必要な演算精度を緩和しているの
で、固定小数点DSPによって、LPC分析部を実現す
る場合でも、高品質な符号化音声品質を得ることができ
る。
て、図3および図5の場合と同じものを同じ番号で示し
ている。
信号s(n),(n=0,1,…,N−1)に対して、有声
部と無声部の判定を行なう。ここで無声部と判定された
場合には、入力された音声信号s(n) は、そのまま音声
符号器へ入力され、以下で説明する有声部の場合の一連
の処理は行なわれない。以下においては、有声部と判定
された場合の処理を説明する。
十[ms]程度の長さのフレームを切り出して、この区間に
ついてLPC分析部11で分析を行なって、LPC係数
a(n),(n=1,2,…,m)を求める。そして、次式
で表される伝達関数A(z) を有するLPC逆フィルタ1
2によって、音声信号s(n) から残差信号r(n),(n=
0,1,…,N−1)を求める。
て、残差信号r(n) のサンプリング速度をM倍(Mは整
数)にして、M倍の残差信号rM (n),(n=0,1,
…,M(N−1))を得る。
rM (n) の自己相関関数を計算して、自己相関関数が最
大になる遅れによって、非整数ピッチ周期Lf を求め、
次式で示される非整数遅れ型ピッチ予測フィルタの係数
であるピッチ予測係数 pp(n),(n=1,2,…,p)を
求める。
整数ピッチ周期と、ピッチ予測係数ベクトルをそれぞれ
Lf (i),ppi とし、これらを記憶バッファ25に入力す
る。
にするために、以下の操作を行なう。まず、記憶バッフ
ァ25に記憶されている前フレーム(第i−1フレー
ム)の非整数ピッチ周期Lf (i−1)と、ピッチ予測係
数ベクトルppi-1 を読み出し、ピッチ周期平滑部26に
入力する。また、非整数ピッチ周期Lf (i) と、ピッチ
予測係数ベクトルppi も、ピッチ周期平滑部26に入力
する。
整数ピッチ周期Lf (i−1)とLf(i) の差が、予め定
められた閾値より大きい場合には、非整数ピッチ周期L
f (i−1)と、ピッチ予測係数ベクトルppi-1 を、それ
ぞれピッチ周期平滑部26の出力Lf ,ピッチ予測係数
pp(n)とする。また、非整数ピッチ周期Lf (i−1)と
Lf (i) の差が、予め定められた閾値を超えない場合に
は、非整数ピッチ周期Lf (i)と、ピッチ予測係数ベク
トルppi を、それぞれピッチ周期平滑部26の出力
Lf ,ピッチ予測係数 pp(n)とする。
予測係数 pp(n),非整数ピッチ周期Lf によって構成さ
れる、非整数遅れ型ピッチ予測逆フィルタ15(伝達関
数1/P(z))を施した結果を、減算器16によって、も
とのM倍の残差信号rM (n)から減算することによっ
て、信号wM (n),(n=0,1,…,M(N−1))を得
る。
て、信号wM (n) のサンプリング速度を1/Mに低下さ
せて、入力信号と同じサンプリング速度の信号w(n),
(n=0,1,…,N−1)を作成する。
対して、絶対値で最も近い整数値を求めて、整数ピッチ
周期Lとする。信号w(n) に対して、整数遅れ型ピッチ
予測フィルタ19(伝達関数I(z))を適用した結果を、
加算器20でもとの信号w(n) に加算することによっ
て、励起信号x(n),(n=0,1,…,N−1)を得
る。励起信号x(n) のピッチ周期は整数値である。ここ
で、整数遅れ型ピッチ予測フィルタ (I(z))は、次式で
表されるものである。
ルタ21(伝達関数F(z) =1/A(z))を適用して、音
声信号y(n),(n=0,1,…,N−1)を得る。
つので、これを音声符号器へ入力すれば、音声符号器で
は、ピッチ周期として、常に、もとの入力信号である音
声信号s(n) における、非整数ピッチ周期の近傍の整数
値が選ばれるので、従来の音声符号化方式で見られた倍
ピッチ, 半ピッチ等のピッチ誤抽出がなくなって、符号
化音声品質を改善することができる。
レーム間のピッチ周期が平滑化されているので、フレー
ム間のピッチ周期の急激な変化による音質劣化を減少さ
せることができる。
の処理を行なわないので、実施例(4) の場合と比べて、
少ない演算量で、同等の効果を得ることができる。
て、図4および図5の場合と同じものを同じ番号で示し
ている。
…,N−1)を、例えば伝達関数Q(z) =1−μz-1 ,
(0<μ<1)を有する高域強調フィルタ23に入力し
て、音声信号の高域周波数成分を強調して、周波数スペ
クトルのダイナミックレンジを小さくする。これによっ
て、LPC分析に必要な演算精度が緩和されて、固定小
数点DSPによる実現も容易になる。
十[ms]程度の長さのフレームを切り出して、この区間に
ついてLPC分析部11で分析を行なって、LPC係数
a(n),(n=1,2,…,m)を求める。そして、次式
で表される伝達関数A(z) を有するLPC逆フィルタ1
2によって、音声信号s'(n)から残差信号r(n),(n=
0,1,…,N−1)を求める。
て、残差信号r(n) のサンプリング速度をM倍(Mは整
数)にして、M倍の残差信号rM (n),(n=0,1,
…,M(N−1))を得る。
rM (n) の自己相関関数を計算して、自己相関関数が最
大になる遅れによって、非整数ピッチ周期Lf を求め、
次式で示される非整数遅れ型ピッチ予測フィルタの係数
であるピッチ予測係数 pp(n),(n=1,2,…,p)
を求める。
整数ピッチ周期と、ピッチ予測係数ベクトルをそれぞれ
Lf (i),ppi とし、これらを記憶バッファ25に入力す
る。
にするために、以下の操作を行なう。まず、記憶バッフ
ァ25に記憶されている前フレーム(第i−1フレー
ム)の非整数ピッチ周期Lf (i−1)と、ピッチ予測係
数ベクトルppi-1 を読み出し、ピッチ周期平滑部26に
入力する。また、非整数ピッチ周期Lf (i) と、ピッチ
予測係数ベクトルppi も、ピッチ周期平滑部26に入力
する。
整数ピッチ周期Lf (i−1)とLf(i) の差が、予め定
められた閾値より大きい場合には、非整数ピッチ周期L
f (i−1)と、ピッチ予測係数ベクトルppi-1 を、それ
ぞれピッチ周期平滑部26の出力Lf ,ピッチ予測係数
pp(n)とする。また、非整数ピッチ周期Lf (i−1)と
Lf (i) の差が、予め定められた閾値を超えない場合に
は、非整数ピッチ周期Lf (i)と、ピッチ予測係数ベク
トルppi を、それぞれピッチ周期平滑部26の出力
Lf ,ピッチ予測係数 pp(n)とする。
予測係数 pp(n),非整数ピッチ周期Lf によって構成さ
れる、非整数遅れ型ピッチ予測逆フィルタ15(伝達関
数1/P(z))を施した結果を、減算器16によって、も
とのM倍の残差信号rM (n)から減算することによっ
て、信号wM (n),(n=0,1,…,M(N−1))を得
る。
て、信号wM (n) のサンプリング速度を1/Mに低下さ
せて、入力信号と同じサンプリング速度の信号w(n),
(n=0,1,…,N−1)を作成する。
対して、絶対値で最も近い整数値を求めて、整数ピッチ
周期Lとする。信号w(n) に対して、整数遅れ型ピッチ
予測フィルタ19(伝達関数I(z))を適用した結果を、
加算器20でもとの信号w(n) に加算することによっ
て、励起信号x(n),(n=0,1,…,N−1)を得
る。励起信号x(n) のピッチ周期は整数値である。ここ
で、整数遅れ型ピッチ予測フィルタ (I(z))は、次式で
表されるものである。
ルタ21(伝達関数F(z) =1/A(z))を適用して、音
声信号y(n),(n=0,1,…,N−1)を得る。
入力して、高域強調フィルタによって強調された高域周
波数成分をもとのレベルまで戻す。ここで使用する低域
強調フィルタ24は、高域強調フィルタ23の逆特性を
もつフィルタであって、伝達関数R(z) =1/Q(z) で
表されるものである。低域強調フィルタ24の出力音声
信号y'(n)が、音声符号器に対する入力となる。
つので、これを音声符号器へ入力すれば、音声符号器で
は、ピッチ周期として、常に、もとの入力信号である音
声信号s(n) における、非整数ピッチ周期の近傍の整数
値が選ばれるので、従来の音声符号化方式で見られた倍
ピッチ, 半ピッチ等のピッチ誤抽出がなくなって、符号
化音声品質を改善することができる。
レーム間のピッチ周期が平滑化されているので、フレー
ム間のピッチ周期の急激な変化による音質劣化を減少さ
せることができる。
って、LPC分析に必要な演算精度を緩和しているの
で、固定小数点DSPによって、LPC分析部を実現す
る場合でも、高品質な符号化音声を得ることができる。
て、図3,図4および図5の場合と同じものを同じ番号
で示している。
信号s(n),(n=0,1,…,N−1)に対して、有声
部と無声部の判定を行なう。ここで無声部と判定された
場合には、入力された音声信号s(n) は、そのまま音声
符号器へ入力され、以下で説明する有声部の場合の一連
の処理は行なわれない。以下においては、有声部と判定
された場合の処理を説明する。
信号s(n) を、例えば伝達関数Q(z) =1−μz-1 ,
(0<μ<1)を有する高域強調フィルタ23に入力し
て、音声信号の高域周波数成分を強調して、周波数スペ
クトルのダイナミックレンジを小さくする。これによっ
て、LPC分析に必要な演算精度が緩和されて、固定小
数点DSPによる実現も容易になる。
十[ms]程度の長さのフレームを切り出して、この区間に
ついてLPC分析部11で分析を行なって、LPC係数
a(n),(n=1,2,…,m)を求める。そして、次式
で表される伝達関数A(z) を有するLPC逆フィルタ1
2によって、音声信号s'(n)から残差信号r(n),(n=
0,1,…,N−1)を求める。
て、残差信号r(n) のサンプリング速度をM倍(Mは整
数)にして、M倍の残差信号rM (n),(n=0,1,
…,M(N−1))を得る。
rM (n) の自己相関関数を計算して、自己相関関数が最
大になる遅れによって、非整数ピッチ周期Lf を求め、
次式で表される非整数遅れ型ピッチ予測フィルタの係数
であるピッチ予測係数 pp(n),(n=1,2,…,p)
を求める。
整数ピッチ周期と、ピッチ予測係数ベクトルをそれぞれ
Lf (i),ppi とし、これらを記憶バッファ25に入力す
る。
にするために、以下の操作を行なう。まず、記憶バッフ
ァ25に記憶されている前フレーム(第i−1フレー
ム)の非整数ピッチ周期Lf (i−1)と、ピッチ予測係
数ベクトルppi-1 を読み出し、ピッチ周期平滑部26に
入力する。また、非整数ピッチ周期Lf (i) と、ピッチ
予測係数ベクトルppi も、ピッチ周期平滑部26に入力
する。
整数ピッチ周期Lf (i−1)とLf(i) の差が、予め定
められた閾値より大きい場合には、非整数ピッチ周期L
f (i−1)と、ピッチ予測係数ベクトルppi-1 を、それ
ぞれピッチ周期平滑部26の出力Lf ,ピッチ予測係数
pp(n)とする。また、非整数ピッチ周期Lf (i−1)と
Lf (i) の差が、予め定められた閾値を超えない場合に
は、非整数ピッチ周期Lf (i)と、ピッチ予測係数ベク
トルppi を、それぞれピッチ周期平滑部26の出力
Lf ,ピッチ予測係数 pp(n)とする。
予測係数 pp(n),非整数ピッチ周期Lf によって構成さ
れる、非整数遅れ型ピッチ予測逆フィルタ15(伝達関
数1/P(z))を施した結果を、減算器16によって、も
とのM倍の残差信号rM (n)から減算することによっ
て、信号wM (n),(n=0,1,…,M(N−1))を得
る。
て、信号wM (n) のサンプリング速度を1/Mに低下さ
せて、入力信号と同じサンプリング速度の信号w(n),
(n=0,1,…,N−1)を作成する。
対して、絶対値で最も近い整数値を求めて、整数ピッチ
周期Lとする。信号w(n) に対して、整数遅れ型ピッチ
予測フィルタ19(伝達関数I(z))を適用した結果を、
加算器20でもとの信号w(n) に加算することによっ
て、励起信号x(n),(n=0,1,…,N−1)を得
る。励起信号x(n) のピッチ周期は整数値である。ここ
で、整数遅れ型ピッチ予測フィルタ (I(z))は、次式で
表されるものである。
ルタ21(伝達関数F(z) =1/A(z))を適用して、音
声信号y(n),(n=0,1,…,N−1)を得る。
入力して、高域強調フィルタによって強調された高域周
波数成分をもとのレベルまで戻す。ここで使用する低域
強調フィルタ24は、高域強調フィルタ23の逆特性を
もつフィルタであって、伝達関数R(z) =1/Q(z) で
表されるものである。低域強調フィルタ24の出力音声
信号y'(n)が、音声符号器に対する入力となる。
つので、これを音声符号器へ入力すれば、音声符号器で
は、ピッチ周期として、常に、もとの入力信号である音
声信号s(n) における、非整数ピッチ周期の近傍の整数
値が選ばれるので、従来の音声符号化方式で見られた倍
ピッチ, 半ピッチ等のピッチ誤抽出がなくなって、符号
化音声品質を改善することができる。
レーム間のピッチ周期が平滑化されているので、フレー
ム間のピッチ周期の急激な変化による音質劣化を減少さ
せることができる。
の処理を行なわないので、実施例(7) の場合と比べて、
少ない演算量で、同等の効果を得ることができる。
て、LPC分析に必要な演算精度を緩和しているので、
固定小数点DSPによって、LPC分析部を実現する場
合でも、高品質な符号化音声を得ることができる。
ば、音声符号器の構成と処理内容に変更を加えることな
く、倍ピッチ, 半ピッチの問題を解決して、符号化音声
の品質改善を図ることができる。
理装置によれば、実施例(1) の装置において、整数ピッ
チ周期化のための演算量を削減することができる。
理装置によれば、実施例(1) の装置において、レジスタ
長の短い固定小数点DSPを用いても、LPC係数を精
度よく求めることができる。
理装置によれば、実施例(1) の装置において、フレーム
間のピッチ周期の変化を滑らかにすることによって、符
号化音声の品質の劣化を防止することができる。
理装置によれば、実施例(1) の装置において、入力音声
が無声部の場合に、整数ピッチ周期化のための処理量を
削減することができ、また、レジスタ長の短い固定小数
点DSPを用いても、LPC係数を精度よく求めること
ができる。
理装置によれば、実施例(1) の装置において、入力音声
が無声部の場合に、整数ピッチ周期化のための処理量を
削減することができ、また、フレーム間のピッチ周期の
変化を滑らかにすることによって、符号化音声の品質の
劣化を防止することができる。
理装置によれば、実施例(1) の装置において、レジスタ
長の短い固定小数点DSPを用いても、LPC係数を精
度よく求めることができ、また、フレーム間のピッチ周
期の変化を滑らかにすることによって、符号化音声の品
質の劣化を防止することができる。
理装置によれば、実施例(1) の装置において、入力音声
が無声部の場合に、整数ピッチ周期化のための処理量を
削減することができ、また、レジスタ長の短い固定小数
点DSPを用いても、LPC係数を精度よく求めること
ができ、さらに、フレーム間のピッチ周期の変化を滑ら
かにすることによって、符号化音声の品質の劣化を防止
することができる。
図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 入力音声信号を、該入力音声信号をLP
C分析して得たLPC係数によって定まるLPC逆フィ
ルタに通して得られた残差信号から非整数ピッチ周期を
求めるとともに、該残差信号を、該非整数ピッチ周期に
よって定まる非整数遅れ型ピッチ予測逆フィルタに通す
ことにより非整数ピッチ周期成分を前記残差信号から除
去することによって得られた信号に、整数遅れ型ピッチ
予測フィルタによって前記非整数ピッチ周期の近傍の整
数値をピッチ周期とする整数ピッチ周期成分を加えて得
られた励起信号を、前記LPC係数によって定まるLP
C合成フィルタに通すことによって、整数ピッチ周期を
もつ出力音声信号を得ることを特徴とする音声処理装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の音声処理装置におい
て、入力音声信号の有声/無声を判定する有声/無声判
定部を備え、入力音声が有声のときは、入力音声信号に
対して前記処理を行なって出力音声信号を得るととも
に、入力音声信号が無声のときは、入力音声信号に対し
て前記処理を行なわずに出力音声信号を得ることを特徴
とする音声処理装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の音声処理装置におい
て、入力音声信号に対して音声信号の高域を強調する高
域強調フィルタを備えるとともに、出力音声信号に対し
て音声信号の低域を強調する低域強調フィルタを備えた
ことを特徴とする音声処理装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の音声処理装置におい
て、前処理フレームのピッチ周期を記憶する記憶バッフ
ァと、該記憶された前処理フレームのピッチ周期と現処
理フレームのピッチ周期との変化を滑らかにするピッチ
周期平滑部とを設けたことを特徴とする音声処理装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の音声処理装置におい
て、入力音声信号の有声/無声を判定する有声/無声判
定部を備え、入力音声が有声のときは、入力音声信号に
対して前記処理を行なって出力音声信号を得、入力音声
信号が無声のときは、入力音声信号に対して前記処理を
行なわずに出力音声信号を得るとともに、入力音声信号
に対して音声信号の高域を強調する高域強調フィルタを
備え、出力音声信号に対して音声信号の低域を強調する
低域強調フィルタを備えたことを特徴とする音声処理装
置。 - 【請求項6】 請求項1に記載の音声処理装置におい
て、入力音声信号の有声/無声を判定する有声/無声判
定部を備え、入力音声が有声のときは、入力音声信号に
対して前記処理を行なって出力音声信号を得、入力音声
信号が無声のときは、入力音声信号に対して前記処理を
行なわずに出力音声信号を得るとともに、前処理フレー
ムのピッチ周期を記憶する記憶バッファと、該記憶され
た前処理フレームのピッチ周期と現処理フレームのピッ
チ周期との変化を滑らかにするピッチ周期平滑部とを設
けたことを特徴とする音声処理装置。 - 【請求項7】 請求項1に記載の音声処理装置におい
て、入力音声信号に対して音声信号の高域を強調する高
域強調フィルタを備え、出力音声信号に対して音声信号
の低域を強調する低域強調フィルタを備えるとともに、
前処理フレームのピッチ周期を記憶する記憶バッファ
と、該記憶された前処理フレームのピッチ周期と現処理
フレームのピッチ周期との変化を滑らかにするピッチ周
期平滑部とを設けたことを特徴とする音声処理装置。 - 【請求項8】 請求項1に記載の音声処理装置におい
て、入力音声信号の有声/無声を判定する有声/無声判
定部を備え、入力音声が有声のときは、入力音声信号に
前記処理を行なって出力音声信号を得、入力音声信号が
無声のときは、入力音声信号に前記処理を行なわずに出
力音声信号を得るとともに、入力音声信号に対して音声
信号の高域を強調する高域強調フィルタを備え、出力音
声信号に対して音声信号の低域を強調する低域強調フィ
ルタを備え、さらに前処理フレームのピッチ周期を記憶
する記憶バッファと、該記憶された前処理フレームのピ
ッチ周期と現処理フレームのピッチ周期との変化を滑ら
かにするピッチ周期平滑部とを設けたことを特徴とする
音声処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15570795A JP3390897B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 音声処理装置及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15570795A JP3390897B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 音声処理装置及びその方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002127851A Division JP3390923B2 (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 音声処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH096398A true JPH096398A (ja) | 1997-01-10 |
JP3390897B2 JP3390897B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=15611760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15570795A Expired - Lifetime JP3390897B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 音声処理装置及びその方法 |
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