JPH0963809A - 酸化亜鉛形避雷器 - Google Patents
酸化亜鉛形避雷器Info
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- JPH0963809A JPH0963809A JP23613295A JP23613295A JPH0963809A JP H0963809 A JPH0963809 A JP H0963809A JP 23613295 A JP23613295 A JP 23613295A JP 23613295 A JP23613295 A JP 23613295A JP H0963809 A JPH0963809 A JP H0963809A
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- Japan
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- zinc oxide
- insulating
- hollow
- insulating cylinder
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Abstract
(57)【要約】
【課題】酸化亜鉛形避雷器の運転時における酸化亜鉛素
子の内部で発生する熱の放熱特性を高めて、温度上昇を
少なくした素子寿命特性の優れた酸化亜鉛形避雷器の構
造を提供する。 【解決手段】酸化亜鉛素子1を貫通する貫通孔5に密着
して挿着された絶縁支持部材を中空の絶縁筒7として、
この絶縁筒7の中空部8に冷却媒体9を流通する構成と
することにより、素子1内部で発生する熱を前記冷却媒
体9で冷却されている絶縁筒7を介して前記冷却媒体9
に放熱するようにする。
子の内部で発生する熱の放熱特性を高めて、温度上昇を
少なくした素子寿命特性の優れた酸化亜鉛形避雷器の構
造を提供する。 【解決手段】酸化亜鉛素子1を貫通する貫通孔5に密着
して挿着された絶縁支持部材を中空の絶縁筒7として、
この絶縁筒7の中空部8に冷却媒体9を流通する構成と
することにより、素子1内部で発生する熱を前記冷却媒
体9で冷却されている絶縁筒7を介して前記冷却媒体9
に放熱するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、非線形抵抗の酸
化亜鉛素子の貫通孔に絶縁支持部材を挿着して絶縁支持
された酸化亜鉛素子の積層体から構成された酸化亜鉛形
避雷器の構造に関する。
化亜鉛素子の貫通孔に絶縁支持部材を挿着して絶縁支持
された酸化亜鉛素子の積層体から構成された酸化亜鉛形
避雷器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図10〜図12は従来の酸化亜鉛形避雷
器の構造を示すものであり、図10及び図11は酸化亜
鉛素子の積層体を絶縁支持するそれぞれ異なる構成の酸
化亜鉛形避雷器の要部断面図、図12は図11の酸化亜
鉛素子の構成図であり、(a)は平面図,(b)は断面
図である。避雷器は酸化亜鉛素子が開発されてからは、
その優れた電圧−電流の非直線性を有する高非直線抵抗
素子を用いた酸化亜鉛形避雷器が主流となっている。こ
の酸化亜鉛形避雷器の構成はその用途により異なるが、
定格電圧に従って酸化亜鉛素子を所定数積層した積層体
の両端に外部電源と接続する主電極を設けて、がい管か
らなる容器内に収納するがいし形避雷器と、SF6 等の
絶縁性ガスを封入した金属製タンクの容器に収納したタ
ンク形避雷器とがある。前記した容器に収納された酸化
亜鉛素子(以下素子と称する)の積層体は、使用時に素
子間で横ずれを起こさないように、主電極間に連結して
設けたガラス絶縁積層材等からなる絶縁支持部材で積層
体を軸方向に押圧して絶縁支持する構造が採られてい
る。
器の構造を示すものであり、図10及び図11は酸化亜
鉛素子の積層体を絶縁支持するそれぞれ異なる構成の酸
化亜鉛形避雷器の要部断面図、図12は図11の酸化亜
鉛素子の構成図であり、(a)は平面図,(b)は断面
図である。避雷器は酸化亜鉛素子が開発されてからは、
その優れた電圧−電流の非直線性を有する高非直線抵抗
素子を用いた酸化亜鉛形避雷器が主流となっている。こ
の酸化亜鉛形避雷器の構成はその用途により異なるが、
定格電圧に従って酸化亜鉛素子を所定数積層した積層体
の両端に外部電源と接続する主電極を設けて、がい管か
らなる容器内に収納するがいし形避雷器と、SF6 等の
絶縁性ガスを封入した金属製タンクの容器に収納したタ
ンク形避雷器とがある。前記した容器に収納された酸化
亜鉛素子(以下素子と称する)の積層体は、使用時に素
子間で横ずれを起こさないように、主電極間に連結して
設けたガラス絶縁積層材等からなる絶縁支持部材で積層
体を軸方向に押圧して絶縁支持する構造が採られてい
る。
【0003】図10に示す酸化亜鉛形避雷器は、円板状
の所定数積層された素子1の外側の周方向に主電極2,
2にて両端を固定された複数の絶縁支持棒3にて軸方向
に押圧し絶縁支持された素子1の積層体を、容器4に収
納する構成となっている。また、図11に示す酸化亜鉛
形避雷器は、上記した絶縁支持棒3にて素子1を押圧し
支持する構造とは違い、図12に示す積層方向に貫通す
る円状の貫通孔5を設けた素子1を所定数積層して、こ
の貫通孔5に絶縁積層材からなる絶縁支持部材6を貫挿
して、この絶縁支持部材6の両端部を主電極2,2で保
持することにより素子1の積層体を押圧し絶縁支持して
固定し、横ずれを防止する構造を採用している。
の所定数積層された素子1の外側の周方向に主電極2,
2にて両端を固定された複数の絶縁支持棒3にて軸方向
に押圧し絶縁支持された素子1の積層体を、容器4に収
納する構成となっている。また、図11に示す酸化亜鉛
形避雷器は、上記した絶縁支持棒3にて素子1を押圧し
支持する構造とは違い、図12に示す積層方向に貫通す
る円状の貫通孔5を設けた素子1を所定数積層して、こ
の貫通孔5に絶縁積層材からなる絶縁支持部材6を貫挿
して、この絶縁支持部材6の両端部を主電極2,2で保
持することにより素子1の積層体を押圧し絶縁支持して
固定し、横ずれを防止する構造を採用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】酸化亜鉛形避雷器に送
電線への落雷により主電極2を介して過電圧が加わる
と、素子1の非線形特性によりこの酸化亜鉛形避雷器の
端子電圧を低く押さえるように素子1に放電電流が流
れ、その一部が素子1内で熱に変換されて、送電線路の
懸垂がいし、耐張がいしや送電線端末の変圧器等の機器
の対地絶縁が保護される。ところで、避雷器は前記した
線路に接続された連続運転電圧のもとでは、特に直列ギ
ャップのない酸化亜鉛形避雷器では半永久的に耐える能
力が必要であるばかりではなく、運転時の各種過電圧が
加わって放電電流が流れた後も、短時間の定格電圧及び
連続運転で素子1が温度上昇することにより、抵抗分の
漏れ電流が増大して破壊することのないことが必要であ
る。特に、前記した素子1の電圧−電流の非直線性は温
度特性を示し、温度が上昇すると抵抗値が減少する特性
を有しているので、酸化亜鉛形避雷器では前記した雷又
は開閉サージ等の過電圧が加わることによる放電電流に
よる素子1の加熱により破壊しないことの他に、過電圧
後においても温度上昇による素子1の熱暴走が発生しな
いことが、素子寿命を決定する重要な要因となる。
電線への落雷により主電極2を介して過電圧が加わる
と、素子1の非線形特性によりこの酸化亜鉛形避雷器の
端子電圧を低く押さえるように素子1に放電電流が流
れ、その一部が素子1内で熱に変換されて、送電線路の
懸垂がいし、耐張がいしや送電線端末の変圧器等の機器
の対地絶縁が保護される。ところで、避雷器は前記した
線路に接続された連続運転電圧のもとでは、特に直列ギ
ャップのない酸化亜鉛形避雷器では半永久的に耐える能
力が必要であるばかりではなく、運転時の各種過電圧が
加わって放電電流が流れた後も、短時間の定格電圧及び
連続運転で素子1が温度上昇することにより、抵抗分の
漏れ電流が増大して破壊することのないことが必要であ
る。特に、前記した素子1の電圧−電流の非直線性は温
度特性を示し、温度が上昇すると抵抗値が減少する特性
を有しているので、酸化亜鉛形避雷器では前記した雷又
は開閉サージ等の過電圧が加わることによる放電電流に
よる素子1の加熱により破壊しないことの他に、過電圧
後においても温度上昇による素子1の熱暴走が発生しな
いことが、素子寿命を決定する重要な要因となる。
【0005】ところで、前記した酸化亜鉛形避雷器にお
ける素子に一定電圧を印加した場合に発生する熱量は、
素子の電圧・電流の時間積であり、過電圧時では温度が
変化し指数関数的に増大する。一方、素子に発生する熱
量の放熱は、前記した図10及び図11の素子1の積層
体から主電極2を介してこれらを支持する図示しない支
持体を介して容器4へ、又は素子1の積層体外周部より
容器内の絶縁性ガス等へそれぞれ熱伝達による自然放冷
によるものであるが、この自然放冷による素子1の冷却
による温度低下よりも、前記した過電圧後における素子
1の温度上昇が大きくなると、素子1の熱暴走を引き起
こすことになる。しかも、図11に示す絶縁支持部材5
を素子1の貫通孔5に挿着して支持する酸化亜鉛形避雷
器の構造では、素子1が図12に示すように両端面にア
ルミを蒸着して形成された蒸着電極1aと、素子1の絶
縁のために素子1の外周面及び貫通孔5側の内周面に熱
伝導率の悪い無機系の絶縁体1bで絶縁層を形成した構
成からなっており、かつ前記したように素子1の貫通孔
5には絶縁支持部材6が挿着されているために、素子1
の外周側への自然冷却効率が劣り、運転時の素子1の内
部で発生した熱の放熱がしにくく、素子1の冷却に時間
を要するという問題があった。このため素子1の内部に
熱が蓄積することによる破壊の恐れのない冷却効率のよ
い寿命特性の優れた酸化亜鉛形避雷器の構造が必要とさ
れていた。
ける素子に一定電圧を印加した場合に発生する熱量は、
素子の電圧・電流の時間積であり、過電圧時では温度が
変化し指数関数的に増大する。一方、素子に発生する熱
量の放熱は、前記した図10及び図11の素子1の積層
体から主電極2を介してこれらを支持する図示しない支
持体を介して容器4へ、又は素子1の積層体外周部より
容器内の絶縁性ガス等へそれぞれ熱伝達による自然放冷
によるものであるが、この自然放冷による素子1の冷却
による温度低下よりも、前記した過電圧後における素子
1の温度上昇が大きくなると、素子1の熱暴走を引き起
こすことになる。しかも、図11に示す絶縁支持部材5
を素子1の貫通孔5に挿着して支持する酸化亜鉛形避雷
器の構造では、素子1が図12に示すように両端面にア
ルミを蒸着して形成された蒸着電極1aと、素子1の絶
縁のために素子1の外周面及び貫通孔5側の内周面に熱
伝導率の悪い無機系の絶縁体1bで絶縁層を形成した構
成からなっており、かつ前記したように素子1の貫通孔
5には絶縁支持部材6が挿着されているために、素子1
の外周側への自然冷却効率が劣り、運転時の素子1の内
部で発生した熱の放熱がしにくく、素子1の冷却に時間
を要するという問題があった。このため素子1の内部に
熱が蓄積することによる破壊の恐れのない冷却効率のよ
い寿命特性の優れた酸化亜鉛形避雷器の構造が必要とさ
れていた。
【0006】この発明の課題は、酸化亜鉛素子の貫通孔
に絶縁支持部材を挿着して絶縁支持した構成からなる酸
化亜鉛形避雷器の運転時における素子の温度上昇を少な
くした、素子寿命特性の優れた酸化亜鉛形避雷器の構造
を提供することにある。
に絶縁支持部材を挿着して絶縁支持した構成からなる酸
化亜鉛形避雷器の運転時における素子の温度上昇を少な
くした、素子寿命特性の優れた酸化亜鉛形避雷器の構造
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、素子内に発生した熱を冷却媒体で
冷却するようにしたことにある。即ち、素子を貫通する
貫通孔に挿着された絶縁支持部材を中空の絶縁筒とし
て、この絶縁筒の中空部に冷却媒体を流通する構成とす
ることにより、素子内部で発生する熱を冷却媒体で冷却
されている絶縁筒を介して前記冷却媒体へ放熱すること
ができるので、素子の冷却効率を従来より大幅に上げる
ことが可能となる。
ために、この発明は、素子内に発生した熱を冷却媒体で
冷却するようにしたことにある。即ち、素子を貫通する
貫通孔に挿着された絶縁支持部材を中空の絶縁筒とし
て、この絶縁筒の中空部に冷却媒体を流通する構成とす
ることにより、素子内部で発生する熱を冷却媒体で冷却
されている絶縁筒を介して前記冷却媒体へ放熱すること
ができるので、素子の冷却効率を従来より大幅に上げる
ことが可能となる。
【0008】そして、素子の貫通孔に挿着した絶縁筒の
中空部に絶縁支持棒を配する支持構造として、この絶縁
筒と絶縁支持棒との間の間隙部に冷却媒体を流通するよ
うにすれば冷却媒体の流通量を少なくて済む利点があ
る。
中空部に絶縁支持棒を配する支持構造として、この絶縁
筒と絶縁支持棒との間の間隙部に冷却媒体を流通するよ
うにすれば冷却媒体の流通量を少なくて済む利点があ
る。
【0009】また、素子の積層体間に平板状の金属電極
を素子の絶縁支持部材である絶縁筒の中空部側に突出し
て絶縁筒と素子とを密着配置する構成とすることによ
り、冷却媒体が前記絶縁筒の中空部側に突出している金
属電極を冷却するので、この金属電極を介して素子を冷
却することができる。なお、前記の金属電極を銅あるい
はアルミニュムの良導体で構成すれば、熱伝導率が大き
いので素子の冷却効率を高めることができる。
を素子の絶縁支持部材である絶縁筒の中空部側に突出し
て絶縁筒と素子とを密着配置する構成とすることによ
り、冷却媒体が前記絶縁筒の中空部側に突出している金
属電極を冷却するので、この金属電極を介して素子を冷
却することができる。なお、前記の金属電極を銅あるい
はアルミニュムの良導体で構成すれば、熱伝導率が大き
いので素子の冷却効率を高めることができる。
【0010】更に、絶縁支持部材が酸化亜鉛素子の貫通
孔の内壁部の周上に接して複数個配された中空絶縁筒か
らなり、これらの中空絶縁筒に連通する中空金属電極を
前記酸化亜鉛素子の積層体間に密着配置する構成とし
て、前記中空の金属電極及び中空絶縁筒に冷却媒体を流
通するようにすれば冷却された中空金属電極を介して冷
却媒体へ加熱された素子の熱を放熱することができる。
また、前記したように中空の金属電極に熱伝導率の良好
な銅あるいはアルミニュムを用いることにより、素子の
冷却効率を高めることができる。
孔の内壁部の周上に接して複数個配された中空絶縁筒か
らなり、これらの中空絶縁筒に連通する中空金属電極を
前記酸化亜鉛素子の積層体間に密着配置する構成とし
て、前記中空の金属電極及び中空絶縁筒に冷却媒体を流
通するようにすれば冷却された中空金属電極を介して冷
却媒体へ加熱された素子の熱を放熱することができる。
また、前記したように中空の金属電極に熱伝導率の良好
な銅あるいはアルミニュムを用いることにより、素子の
冷却効率を高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。実施の形態1 図1及び図2は、この発明の第1の実施の形態になる酸
化亜鉛形避雷器の部分構成図であり、図1は素子の積層
体の縦断面図、図2は図1のII─II断面から見た素子の
積層体の横断面図である。図1に示すように、この発明
の素子1の積層体の支持構造は、積層された素子1の貫
通孔5に中空の絶縁積層材からなる断面円形の絶縁筒7
を密着するように挿着して、その両端部を主電極2,2
に貫通して密着固定している。そして、この絶縁筒7の
中空部8に矢印で示すように冷却媒体9を流通するよう
にする。
基づいて説明する。実施の形態1 図1及び図2は、この発明の第1の実施の形態になる酸
化亜鉛形避雷器の部分構成図であり、図1は素子の積層
体の縦断面図、図2は図1のII─II断面から見た素子の
積層体の横断面図である。図1に示すように、この発明
の素子1の積層体の支持構造は、積層された素子1の貫
通孔5に中空の絶縁積層材からなる断面円形の絶縁筒7
を密着するように挿着して、その両端部を主電極2,2
に貫通して密着固定している。そして、この絶縁筒7の
中空部8に矢印で示すように冷却媒体9を流通するよう
にする。
【0012】前記した主電極2,2と絶縁筒7との固定
は、主電極2,2と絶縁筒7との間にパッキン等のシー
ル材を挿着するか、又は接着材を塗布し固着して気密あ
るいは水密に密着接合して構成する。また、前記絶縁筒
7の中空部8に流通する冷却媒体9は、絶縁油、水素ガ
ス、又は前記したSF6 等の酸化亜鉛形避雷器の容器に
封入されている絶縁性ガスを用いることができ、これら
の冷却媒体9を循環することにより、素子1に接して冷
却されている絶縁筒7を介して運転時における素子1の
内部で発生した熱を冷却媒体9に放熱し冷却することが
できる。また、前記の冷却媒体9を流通する中空の絶縁
筒7は、ガラス基材にエポキシ樹脂等の熱硬化樹脂を含
浸した絶縁シートをパイプ状に巻回して加熱硬化して作
製したもの、あるいは絶縁積層板を機械加工した成形品
等を用いることができる。
は、主電極2,2と絶縁筒7との間にパッキン等のシー
ル材を挿着するか、又は接着材を塗布し固着して気密あ
るいは水密に密着接合して構成する。また、前記絶縁筒
7の中空部8に流通する冷却媒体9は、絶縁油、水素ガ
ス、又は前記したSF6 等の酸化亜鉛形避雷器の容器に
封入されている絶縁性ガスを用いることができ、これら
の冷却媒体9を循環することにより、素子1に接して冷
却されている絶縁筒7を介して運転時における素子1の
内部で発生した熱を冷却媒体9に放熱し冷却することが
できる。また、前記の冷却媒体9を流通する中空の絶縁
筒7は、ガラス基材にエポキシ樹脂等の熱硬化樹脂を含
浸した絶縁シートをパイプ状に巻回して加熱硬化して作
製したもの、あるいは絶縁積層板を機械加工した成形品
等を用いることができる。
【0013】実施の形態2 図3及び図4は、この発明の第2の実施の形態になる酸
化亜鉛形避雷器の部分構成図であり、図3は素子の積層
体の縦断面図、図4は図3のIV─IV断面から見た素子の
積層体の断面図である。この発明と前記発明の実施の形
態1との違いは、図3及び図4に示すように、素子1の
貫通孔5に挿着した絶縁筒7の中空部8に、この中空部
8の軸と同軸に同心円状に絶縁支持棒10を挿入して素
子1の積層体を絶縁支持する構成としたことにある。こ
の素子1の積層体の構成によれば、素子1の冷却のため
に流通する冷却媒体9は、絶縁筒7と絶縁支持棒10と
の間隙部を流通するので、冷却流量が少なくすることが
できる。また、この絶縁筒7の中空部8に挿着される絶
縁支持棒10は複数個でもよい。
化亜鉛形避雷器の部分構成図であり、図3は素子の積層
体の縦断面図、図4は図3のIV─IV断面から見た素子の
積層体の断面図である。この発明と前記発明の実施の形
態1との違いは、図3及び図4に示すように、素子1の
貫通孔5に挿着した絶縁筒7の中空部8に、この中空部
8の軸と同軸に同心円状に絶縁支持棒10を挿入して素
子1の積層体を絶縁支持する構成としたことにある。こ
の素子1の積層体の構成によれば、素子1の冷却のため
に流通する冷却媒体9は、絶縁筒7と絶縁支持棒10と
の間隙部を流通するので、冷却流量が少なくすることが
できる。また、この絶縁筒7の中空部8に挿着される絶
縁支持棒10は複数個でもよい。
【0014】実施の形態3 図5〜図7は、この発明の第3の実施の形態になる酸化
亜鉛形避雷器の部分構成図であり、図5は素子の積層体
の縦断面図、図6は図5のVI─VI断面から見た素子の積
層体の横断面図、図7は図6のP矢視からみたこの発明
の絶縁円筒の拡大斜視図である。図5に示すように、素
子1の積層体間には、絶縁筒7aの内径である中空部8
の径よりも小さい内径を有する中空円板状の銅板の金属
電極11が挿着されている。そして、この金属電極11
の内径側を絶縁筒7aの中空部8側に突出して、その突
出部111と前記絶縁円筒7aとの界面を密着接合して
配置する構成としている。
亜鉛形避雷器の部分構成図であり、図5は素子の積層体
の縦断面図、図6は図5のVI─VI断面から見た素子の積
層体の横断面図、図7は図6のP矢視からみたこの発明
の絶縁円筒の拡大斜視図である。図5に示すように、素
子1の積層体間には、絶縁筒7aの内径である中空部8
の径よりも小さい内径を有する中空円板状の銅板の金属
電極11が挿着されている。そして、この金属電極11
の内径側を絶縁筒7aの中空部8側に突出して、その突
出部111と前記絶縁円筒7aとの界面を密着接合して
配置する構成としている。
【0015】この金属電極11の絶縁筒7aへの絶縁支
持構造は次のとおりである。まず、金属電極11を図6
に示すように、中央に円形の貫通孔を有する円板状の金
属電極を2分割した半円形状の金属電極11a及び11
bから構成する。そして、これらの金属電極11a,1
1bを、図7に示す絶縁筒7aの周方向に対称の位置に
連結部71a,71bを設けて穿たれた溝部711a,
711bに挿着する。この際に図6に示すように、金属
電極11a及び11bの内径側の111a及び111b
の部分が、絶縁筒7aの中空部8側に所定の突出長を有
する突出部を形成するよう前記連結部71a,71bに
て位置決めして挿着し、金属電極11a及び11bと、
絶縁筒7aの溝部711a,711bとの各接合部を前
記したシール材又は接着材にて水密に結合して密着固定
するようにする。上記のようにして構成された金属電極
11を絶縁支持している絶縁筒7aに、素子1を貫挿さ
せて金属電極11上面に密着配置する。次に、順次前記
と同様に絶縁筒7aの軸方向に素子1の厚さ寸法間隔毎
に設けられた溝部711に金属電極11を挿着して、図
5のような複数段の素子1の積層体間に金属電極11を
設けた構成からなる酸化亜鉛形避雷器を作製する。
持構造は次のとおりである。まず、金属電極11を図6
に示すように、中央に円形の貫通孔を有する円板状の金
属電極を2分割した半円形状の金属電極11a及び11
bから構成する。そして、これらの金属電極11a,1
1bを、図7に示す絶縁筒7aの周方向に対称の位置に
連結部71a,71bを設けて穿たれた溝部711a,
711bに挿着する。この際に図6に示すように、金属
電極11a及び11bの内径側の111a及び111b
の部分が、絶縁筒7aの中空部8側に所定の突出長を有
する突出部を形成するよう前記連結部71a,71bに
て位置決めして挿着し、金属電極11a及び11bと、
絶縁筒7aの溝部711a,711bとの各接合部を前
記したシール材又は接着材にて水密に結合して密着固定
するようにする。上記のようにして構成された金属電極
11を絶縁支持している絶縁筒7aに、素子1を貫挿さ
せて金属電極11上面に密着配置する。次に、順次前記
と同様に絶縁筒7aの軸方向に素子1の厚さ寸法間隔毎
に設けられた溝部711に金属電極11を挿着して、図
5のような複数段の素子1の積層体間に金属電極11を
設けた構成からなる酸化亜鉛形避雷器を作製する。
【0016】このような素子の積層体構造とすることに
より、絶縁筒7aの中空部8側に突出している金属電極
11の突出部111が、冷却媒体9により直接冷却さ
れ、これにより熱伝導率の大きい銅板の金属電極11に
接触している素子1が冷却される。この発明の実施の形
態では、前記した実施の形態1及び2の絶縁筒を介して
冷却媒体へ放熱する構成と比して素子1の冷却能力を大
幅に増すことができる。なお、この実施例では、金属電
極11を2分割にした構成のものについて説明したが、
例えば、絶縁筒7aに素子1の厚さ寸法間隔毎に軸方向
に設けられている連結部71の数を周方向に1個所又は
複数個所設けて、この連結部71の数に応じて形成され
る溝部711にそれぞれ挿着して絶縁筒7aの中空部8
側へ突出した金属電極11を形成するようにできるよう
なものであれば、任意の形状の1個又は複数個に分割さ
れた金属電極から構成することができる。また、金属電
極11は銅に限定されることなく、例えばアルミニュム
でもよい。
より、絶縁筒7aの中空部8側に突出している金属電極
11の突出部111が、冷却媒体9により直接冷却さ
れ、これにより熱伝導率の大きい銅板の金属電極11に
接触している素子1が冷却される。この発明の実施の形
態では、前記した実施の形態1及び2の絶縁筒を介して
冷却媒体へ放熱する構成と比して素子1の冷却能力を大
幅に増すことができる。なお、この実施例では、金属電
極11を2分割にした構成のものについて説明したが、
例えば、絶縁筒7aに素子1の厚さ寸法間隔毎に軸方向
に設けられている連結部71の数を周方向に1個所又は
複数個所設けて、この連結部71の数に応じて形成され
る溝部711にそれぞれ挿着して絶縁筒7aの中空部8
側へ突出した金属電極11を形成するようにできるよう
なものであれば、任意の形状の1個又は複数個に分割さ
れた金属電極から構成することができる。また、金属電
極11は銅に限定されることなく、例えばアルミニュム
でもよい。
【0017】実施の形態4 図8及び図9は、この発明の第4の実施の形態になる酸
化亜鉛形避雷器の部分構成図であり、図8は素子の積層
体の縦断面図、図9は図8のIX─IX断面から見た素子の
積層体の横断面図である。この発明は、素子1の積層体
間に密着して挿着された中空の金属板に冷却媒体を流通
させて素子1を直接冷却するものである。図8に示すよ
うに、素子1の積層体間に、素子1と密着接触するよう
に素子1と外径寸法が同一で内部が中空の銅製の中空金
属電極12を挿着する。そして、中空金属電極12の内
部の中空部に冷却媒体9を流通させるとともに、素子1
間の横ずれを防止し絶縁支持するために、内部が中空の
2個の中空絶縁筒13を、素子1の貫通孔5の内壁部の
周上に接して互いに対称の位置に前記中空金属電極12
間に連通結合させて配置する。また、素子1の積層体の
両端面に設けられている主電極21も内部が中空の電極
から構成し、冷却媒体9を前記した素子1間に挿着され
てる中空金属電極12に前記中空絶縁筒13を介して導
入する冷却媒体導入パイプ14が連結結合されている。
なお、図示は省略してあるが図8の下方の主電極21に
は、上記と同様の構造からなる冷却体排出パイプが設け
られている。
化亜鉛形避雷器の部分構成図であり、図8は素子の積層
体の縦断面図、図9は図8のIX─IX断面から見た素子の
積層体の横断面図である。この発明は、素子1の積層体
間に密着して挿着された中空の金属板に冷却媒体を流通
させて素子1を直接冷却するものである。図8に示すよ
うに、素子1の積層体間に、素子1と密着接触するよう
に素子1と外径寸法が同一で内部が中空の銅製の中空金
属電極12を挿着する。そして、中空金属電極12の内
部の中空部に冷却媒体9を流通させるとともに、素子1
間の横ずれを防止し絶縁支持するために、内部が中空の
2個の中空絶縁筒13を、素子1の貫通孔5の内壁部の
周上に接して互いに対称の位置に前記中空金属電極12
間に連通結合させて配置する。また、素子1の積層体の
両端面に設けられている主電極21も内部が中空の電極
から構成し、冷却媒体9を前記した素子1間に挿着され
てる中空金属電極12に前記中空絶縁筒13を介して導
入する冷却媒体導入パイプ14が連結結合されている。
なお、図示は省略してあるが図8の下方の主電極21に
は、上記と同様の構造からなる冷却体排出パイプが設け
られている。
【0018】また、前記の中空金属電極12間を連結
し、素子1を絶縁支持している中空絶縁筒13は、図9
に示すように、中空金属電極12の軸方向の上下では互
いに90度設置位置をずらして配置して、冷却媒体9が
図8の矢印で示すように中空金属電極12の内部全体に
対流し循環するようにしている。更に、この中空絶縁筒
13は、前記したように素子1間を絶縁支持するととも
に、この中空絶縁筒13に流通する冷却媒体9により、
素子1の貫通孔5の内壁部をも冷却することを可能とし
ている。
し、素子1を絶縁支持している中空絶縁筒13は、図9
に示すように、中空金属電極12の軸方向の上下では互
いに90度設置位置をずらして配置して、冷却媒体9が
図8の矢印で示すように中空金属電極12の内部全体に
対流し循環するようにしている。更に、この中空絶縁筒
13は、前記したように素子1間を絶縁支持するととも
に、この中空絶縁筒13に流通する冷却媒体9により、
素子1の貫通孔5の内壁部をも冷却することを可能とし
ている。
【0019】これにより、前記発明の実施の形態3の構
成と比して、全体が冷却媒体9で冷却されている中空金
属電極1で素子1を直接冷却するので、更に素子1の冷
却効率を向上させることができる。
成と比して、全体が冷却媒体9で冷却されている中空金
属電極1で素子1を直接冷却するので、更に素子1の冷
却効率を向上させることができる。
【0020】また、前記の中空絶縁筒13は、中空金属
電極12の上下面に2個以上の複数個を互いに位置をず
らせながら周方向に連通して設けることもできる。更
に、周方向に配された中空絶縁筒13の一部を中実の絶
縁棒として、素子1間の絶縁支持のみの機能を有する構
成とすることもできる。また、中空金属電極12は、銅
に限定されることなくアルミニュウムでもよい。
電極12の上下面に2個以上の複数個を互いに位置をず
らせながら周方向に連通して設けることもできる。更
に、周方向に配された中空絶縁筒13の一部を中実の絶
縁棒として、素子1間の絶縁支持のみの機能を有する構
成とすることもできる。また、中空金属電極12は、銅
に限定されることなくアルミニュウムでもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、運
転時及び過電圧時の酸化亜鉛素子の積層体に流れる通電
電流により発生する素子内部の熱を、冷却媒体に放熱し
て冷却する酸化亜鉛形避雷器の構造として、素子の貫通
孔に挿着されて、前記素子を絶縁支持する絶縁支持部材
を中空の絶縁筒とし、この中空部に冷却媒体を通流する
構成とした。これにより、素子内部で発生する熱を冷却
媒体で冷却されている絶縁円筒を介して放熱することが
できるので、素子の冷却効率を従来の絶縁支持部材を介
して素子周囲に自然放冷する構造に比して大幅に上げる
ことが可能となり、寿命特性の優れた酸化亜鉛形避雷器
を得ることができる。
転時及び過電圧時の酸化亜鉛素子の積層体に流れる通電
電流により発生する素子内部の熱を、冷却媒体に放熱し
て冷却する酸化亜鉛形避雷器の構造として、素子の貫通
孔に挿着されて、前記素子を絶縁支持する絶縁支持部材
を中空の絶縁筒とし、この中空部に冷却媒体を通流する
構成とした。これにより、素子内部で発生する熱を冷却
媒体で冷却されている絶縁円筒を介して放熱することが
できるので、素子の冷却効率を従来の絶縁支持部材を介
して素子周囲に自然放冷する構造に比して大幅に上げる
ことが可能となり、寿命特性の優れた酸化亜鉛形避雷器
を得ることができる。
【0022】そして、素子の積層体間に熱伝導率の大き
い良導体の銅あるいはアルミニュムの金属電極を挿着し
て、絶縁筒の中空部側に突出するようにして密に設置す
ることにより、冷却媒体が前記絶縁筒の中空部側に突出
する金属電極を冷却するので、この金属電極を介して素
子を冷却することができる。
い良導体の銅あるいはアルミニュムの金属電極を挿着し
て、絶縁筒の中空部側に突出するようにして密に設置す
ることにより、冷却媒体が前記絶縁筒の中空部側に突出
する金属電極を冷却するので、この金属電極を介して素
子を冷却することができる。
【0023】また、酸化亜鉛形避雷器の構成として、素
子の積層体間に前記した銅あるいはアルミニュムの中空
金属電極を密着配置して、複数個の中空絶縁筒にて前記
の中空金属電極間を連結するとともに素子を絶縁支持す
る構成とすることにより、冷却媒体により全体が直接冷
却された電極を介して冷却媒体へ素子の熱を放熱するこ
とができるので、更に冷却効率を上げることが可能とな
り、素子内部の熱の蓄積を防止した熱安定性及び寿命特
性の優れた酸化亜鉛避雷器を得ることができる。
子の積層体間に前記した銅あるいはアルミニュムの中空
金属電極を密着配置して、複数個の中空絶縁筒にて前記
の中空金属電極間を連結するとともに素子を絶縁支持す
る構成とすることにより、冷却媒体により全体が直接冷
却された電極を介して冷却媒体へ素子の熱を放熱するこ
とができるので、更に冷却効率を上げることが可能とな
り、素子内部の熱の蓄積を防止した熱安定性及び寿命特
性の優れた酸化亜鉛避雷器を得ることができる。
【図1】この発明の第1の実施の形態になる酸化亜鉛素
子の積層体の縦断面図である。
子の積層体の縦断面図である。
【図2】図1のII─II断面から見た素子の積層体の横断
面図である。
面図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態になる酸化亜鉛素
子の積層体の縦断面図である。
子の積層体の縦断面図である。
【図4】図3のIV─IV断面から見た素子の積層体の横断
面図である。
面図である。
【図5】この発明の第3の実施の形態になる酸化亜鉛素
子の積層体の縦断面図である。
子の積層体の縦断面図である。
【図6】図5のVI─VI断面から見た素子の積層体の横断
面図である。
面図である。
【図7】図6のP矢視から見た絶縁筒の拡大斜視図であ
る。
る。
【図8】この発明の第4の実施の形態になる酸化亜鉛素
子の積層体の縦断面図である。
子の積層体の縦断面図である。
【図9】図8のIX─IX断面から見た酸化亜鉛素子の積層
体の横断面図である。
体の横断面図である。
【図10】従来の酸化亜鉛素子の積層体を支持する酸化
亜鉛形避雷器の要部断面図である。
亜鉛形避雷器の要部断面図である。
【図11】従来の酸化亜鉛素子の積層体を支持する異な
る構成の酸化亜鉛形避雷器の要部断面図である。
る構成の酸化亜鉛形避雷器の要部断面図である。
【図12】図11の酸化亜鉛素子の構成図であり、
(a)は平面図,(b)は断面図である。
(a)は平面図,(b)は断面図である。
1 酸化亜鉛素子 2 主電極 5 貫通孔 6 絶縁支持部材 7 絶縁筒 7a 絶縁筒 71 連結部 711 溝部 8 中空部 9 冷却媒体 11 金属電極 111 金属電極の突出部 12 中空金属電極 13 中空絶縁筒
Claims (7)
- 【請求項1】非線形抵抗の酸化亜鉛素子を貫通する貫通
孔に挿着された絶縁支持部材にて軸方向に絶縁支持され
て複数段積層した酸化亜鉛素子の積層体からなる酸化亜
鉛形避雷器において、酸化亜鉛素子を絶縁支持する絶縁
支持部材が中空の絶縁筒からなり、この絶縁筒の中空部
に前記酸化亜鉛素子を冷却する冷却媒体を流通すること
を特徴とする酸化亜鉛形避雷器。 - 【請求項2】請求項1記載の酸化亜鉛形避雷器におい
て、絶縁筒の中空部に絶縁支持棒を配して、前記絶縁筒
と絶縁支持棒との間の間隙部に冷却媒体を流通すること
を特徴とする酸化亜鉛形避雷器。 - 【請求項3】請求項1に記載の酸化亜鉛避雷器におい
て、酸化亜鉛素子の積層体間に平板状の金属電極を酸化
亜鉛素子の絶縁筒の中空部側に突出させて密着配置し
て、この金属電極の突出部を冷却する冷却媒体を流通す
るようにしたことを特徴とする酸化亜鉛形避雷器。 - 【請求項4】請求項3に記載の酸化亜鉛形避雷器におい
て、金属電極を銅又はアルミニュウムで形成したことを
特徴とする酸化亜鉛形避雷器。 - 【請求項5】非線形抵抗の酸化亜鉛素子を貫通する貫通
孔に挿着された絶縁支持部材にて軸方向に絶縁支持され
て複数段積層した酸化亜鉛素子の積層体からなる酸化亜
鉛形避雷器において、絶縁支持部材が酸化亜鉛素子の貫
通孔の内壁部の周上に接して複数個配された中空絶縁筒
からなり、これらの中空絶縁筒に連通する中空金属電極
を前記酸化亜鉛素子の積層体間に密着配置して、前記中
空金属電極及び中空絶縁筒に前記酸化亜鉛素子を冷却す
る冷却媒体を流通することを特徴とする酸化亜鉛形避雷
器。 - 【請求項6】請求項4に記載の酸化亜鉛形避雷器におい
て、酸化亜鉛素子の貫通孔の内壁部の周上に接して複数
個配された絶縁支持部材の一部を中実の絶縁棒としたこ
とを特徴とする酸化亜鉛形避雷器。 - 【請求項7】請求項5又は請求項6に記載の酸化亜鉛形
避雷器において、中空金属電極を銅又はアルミニュウム
で形成したことを特徴とする酸化亜鉛形避雷器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23613295A JPH0963809A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 酸化亜鉛形避雷器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23613295A JPH0963809A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 酸化亜鉛形避雷器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0963809A true JPH0963809A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16996242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23613295A Pending JPH0963809A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 酸化亜鉛形避雷器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0963809A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108053958A (zh) * | 2017-12-20 | 2018-05-18 | 国网湖南省电力有限公司 | 一种避雷器 |
-
1995
- 1995-08-22 JP JP23613295A patent/JPH0963809A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108053958A (zh) * | 2017-12-20 | 2018-05-18 | 国网湖南省电力有限公司 | 一种避雷器 |
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