JPH0962109A - 液体現像剤を用いた現像方法 - Google Patents

液体現像剤を用いた現像方法

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JPH0962109A
JPH0962109A JP7213389A JP21338995A JPH0962109A JP H0962109 A JPH0962109 A JP H0962109A JP 7213389 A JP7213389 A JP 7213389A JP 21338995 A JP21338995 A JP 21338995A JP H0962109 A JPH0962109 A JP H0962109A
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liquid developer
toner layer
developing
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JP7213389A
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Shinichi Horii
伸一 堀井
Hiroshi Tokunaga
洋 徳永
Katsuyuki Ogura
克之 小倉
Yoshihiro Nishio
吉弘 西尾
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DIC Corp
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/10Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a liquid developer
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    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像速度の高速化、スクイズ処理の不要化、
高速現像と中間調濃度の均一な現像との両立を図る。 【解決手段】 少なくとも着色剤と樹脂とからなる荷電
トナー粒子を電気絶縁性液体中に分散させた液体現像剤
50を用いる。まず、現像剤支持体51の表面にこの液
体現像剤50を一様に付着させるとともに、電界を印加
することによって荷電トナー粒子が集合された状態の液
体トナー層を形成する。次に、この荷電トナー粒子が集
合された状態の液体トナー層が保持された現像剤支持体
51に対して、静電潜像が形成された電荷担持体55を
圧接して現像を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成装置等に採用される現像方法に関し、さらに詳し
くは液体現像剤を用いた現像方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種プリンタや複写機等において
は、画像形成のための方式として、電子写真プロセス
(いわゆるカールソンプロセス)が広く採用されてい
る。この電子写真プロセスは、帯電工程→露光工程→現
像工程→転写・剥離工程を経て記録シート上に画像を形
成する。感光層が形成された電荷担持体は、帯電工程に
おいて表面が例えばマイナス電荷に一様に帯電され、次
の露光工程において半導体レーザ光等によって画像信号
に基づいたレーザ照射が行われて露光された部分のマイ
ナス電荷が減少又は消失することにより、表面に静電潜
像が形成される。
【0003】電荷担持体は、表面に静電潜像が形成され
た後、現像工程において現像剤が供給され、静電潜像に
対応した領域の表面に現像剤画像が形成される。この現
像工程では、例えば液体現像剤が用いられる電気泳動現
像方法によって現像が行われる。
【0004】この電気泳動現像方法では、図23に示す
ように、液体現像剤101が保持された金属板の現像剤
支持体102に対して、静電潜像103が表面上に形成
された電荷担持体104との間に現像電界部105を構
成するように近接して現像する。現像剤支持体102に
は、電荷担持体104の表面上に形成された静電潜像1
03に対し、地肌汚れ防止のため適当な電圧が印加され
ている。
【0005】液体現像剤101中の荷電トナー粒子10
6は、現像剤支持体102と電荷担持体104上の静電
潜像103との間の電位差によって電気泳動現象を生
じ、現像剤支持体102から電荷担持体104上の静電
潜像103方向へと移動する。すなわち、液体現像剤1
01中の荷電トナー粒子106は、電荷担持体104上
の静電潜像に吸引されて付着し現像トナー層107を形
成する。電荷担持体104は、図24に示すように、現
像トナー層107中の荷電トナー粒子108を付着した
状態で現像剤支持体102から剥離されて、静電潜像1
03に対応した領域の表面に現像剤画像が形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た電気泳動現像方法を用いた従来の現像方法では、荷電
トナー粒子106が電気泳動により現像電界部105を
移動するので、現像速度が極めて遅く、高速現像には適
していなかった。そこで、従来は、現像の高速化を図る
ために、大量の液体現像剤101を現像電界部105に
供給したり、高濃度の液体現像剤101を現像電界部1
05に供給したりする必要があった。
【0007】しかし、大量の液体現像剤101を現像電
界部105に供給することは、装置の大型化を招き、ま
た、高濃度の液体現像剤101を用いることは、電気泳
動による現像トナー層107中の荷電トナー粒子108
以外の余分な荷電トナー粒子109が付着し、地肌汚れ
及び画像部への余分な荷電トナー粒子109の付着の原
因となるといった問題点があったため、高濃度化には限
界があった。
【0008】さらに、電気泳動現像方法を用いた現像方
法では、電荷担持体104上に余分な液体現像剤層が形
成されるため、そのスクイズ処理が必要となる。従来、
このスクイズ処理には、エアーナイフスクイズや、コロ
ナスクイズや、逆転ローラースクイズ等の方法が採られ
てきた。
【0009】さらに、電気泳動現像方法により中間調濃
度の均一な画像を得るには、液体現像剤101の流れの
パターンやムラの影響をなくすために、液体現像剤10
1を静止状態として現像するなどの工夫が必要であり、
高速化と両立しなかった。
【0010】本発明者らは、電気泳動によらない液体現
像方法で、現像後の電荷担持体上に余分な液体現像剤層
が形成されず、さらに、高速現像しても中間調濃度の均
一性と粒状性とが良好な画像を得る方法について鋭意研
究し、予め現像剤支持体に荷電トナー粒子が集合された
状態の液体トナー層を形成した後に電荷担持体と圧接し
て現像することによって、その解決策を見いだした。
【0011】したがって、本発明は、現像速度の高速
化、スクイズ処理の不要化、高速現像と中間調濃度の均
一な現像との両立を図った液体現像剤を用いた現像方法
を提供することを目的に提案されたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係る液体現像剤を用いた現像方法は、少なくとも着
色剤と樹脂とからなる荷電トナー粒子を電気絶縁性液体
中に分散させた液体現像剤を用い、現像剤支持体にこの
液体現像剤を一様に付着させるとともに、電界を印加す
ることによって荷電トナー粒子が集合された状態の液体
トナー層を形成し、この荷電トナー粒子が集合された状
態の液体トナー層が保持された現像剤支持体に対して、
静電潜像が形成された電荷担持体を圧接して現像を行う
ことにより、荷電トナー粒子が集合された状態の液体ト
ナー層を形成していた荷電トナー粒子は現像剤支持体と
電荷担持体との間に形成される電界の方向に応じて分離
され、電荷担持体上の潜像に応じた現像画像が形成され
る。
【0013】現像剤支持体に荷電トナー粒子が集合され
た状態の液体トナー層を形成する方法は、現像剤支持体
への液体現像剤の一様な付着と電界の印加が、同時又は
順次に行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の原理、実験例及び
実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0015】本発明の原理として示す液体現像剤を用い
た現像方法では、第1の液体トナー層形成工程、第2の
液体トナー層形成工程或いは第3の液体トナー層形成工
程と、現像工程とを経ることによって現像を行う。な
お、第1乃至第3の液体トナー層形成工程のうちの選択
された1つの工程を経ることによって現像工程に移行す
る。ここで、液体トナー層とは、荷電トナー粒子が集合
された状態の液体トナー層のことを示すものとして以下
説明する。
【0016】本発明に用いられる液体現像剤には、電気
絶縁性有機物である脂肪族炭化水素系溶剤中に着色剤と
分散剤とを一様に分散させた液体現像剤が用いられてい
る。液体現像剤中のトナー粒子は、一様に正又は負に帯
電しているものである。
【0017】また、本発明に用いられる液体現像剤に
は、現像時において所望の電位を保持するに足るだけの
抵抗を有するトナー粒子を電気絶縁性媒体に分散させた
ものであれば、公知のものが特に制限無く使用できる
が、着色剤として、顔料及び/又は染料を予め電気絶縁
性媒体に不溶な樹脂中に分散させた着色剤や、カップリ
ング剤等を用いて有機物を顔料表面に直接反応させるこ
とによってコーティング処理された着色剤等を用いた液
体現像剤が特に好適に用いられる。
【0018】本発明に用いられる顔料及び/又は染料の
例としては、従来公知の無機顔料、有機顔料、染料及び
これらの混合物が使用できる。
【0019】例えば、無機顔料としては、クロム系顔
料、カドミウム系顔料、鉄系顔料、コバルト系顔料、群
青、紺青等が挙げられる。
【0020】また、有機顔料、染料としては、ハンザイ
イエロー、ベンジンイエローG、ベンジンオレンジ、フ
ァーストレッド、ブリリアントカーミン3B、ブリリア
ントカーミン6B、フタロシアニンブルー、ビクトリア
ブルー、スピリットブラック、オイルブラック、オイル
ブルー、アルカリブルー、ファーストスカーレットロー
ダミン6B、ローダミンレーキ、ファーストスカイブル
ー、ニグロシン、カーボンブラック等が挙げられる。こ
れらは、単独でも2種以上の混合物としても用いること
ができる。
【0021】また、前記着色剤の電気絶縁性媒体に不溶
な樹脂としては、例えば、スチレン系樹脂(エッソ化学
工業社製 商品名:ビコスチックA75,D75,D1
00等)、マレイン酸系樹脂(荒川化学工業社製 商品
名:エステルガムM−90,100,マルキードNo.
1,2,5,6,8,大日本インキ化学工業社製 商品
名:ベッカサイト1110,1111,F−231,1
120等)、フェノール系樹脂(大日本インキ化学工業
社製 スーパーベッカサイト1011,3011,ベッ
カサイト1100,1123等)、エボキシ系樹脂(大
日本インキ化学工業社製 商品名:エピクロン105
0,4055,7050,シェル石油社製商品名:エピ
コート1001,1004,1007等)、ケトン樹脂
(東亜合成化学工業社製 商品名:アロンKR−SS
等)、ブチラール樹脂(積水化学工業社製 商品名:エ
スレックBM−1,2等)、メタクリル系樹脂(三菱レ
ーヨン社製 商品名:ダイヤナールBR−64,77,
85,90,106等)、ポリエステル系樹脂等が挙げ
られる。これらは、単独でも2個以上の混合物としても
用いることができる。
【0022】前記顔料及び/又は染料を電気絶縁性媒体
中に不溶な樹脂中に分散させる方法としては、前記顔料
及び/又は染料と電気絶縁性媒体中に不溶な樹脂とを溶
融混練する方法、前記顔料及び/又は染料を電気絶縁性
溶媒中に不溶な樹脂でフラッシング処理する方法等が挙
げられる。
【0023】本発明に用いられる液体現像剤の電気絶縁
性媒体には、従来、液体現像剤に用いられている公知の
ものが使用できる。そのような電気絶縁性媒体は、例え
ば、ヘキサン、ペンタン、オクタン、ノナン、デカン、
ウンデカン、ドデカンのほかエクソン化学社製の商品
名:アイソパーG,H,K,L,M等の下に販売されて
いる有機溶剤の如き100〜250℃の温度範囲に沸点
を有し、かつ109 Ω・cm以上の体積比抵抗と3未満
の誘電率を有する各種の脂肪族炭化水素溶剤を使用する
ことができる。また、この電気絶縁性媒体は、例えば、
ワックスの如く少なくとも常温で固体であり、加熱によ
り液化する電気絶縁性媒体も使用することができる。そ
のような常温で固体であり、加熱により液化する電気絶
縁性媒体とは、融点が30℃以上、より好ましくは40
℃以上の電気絶縁性有機物である。これらの要求を満た
す材料としては、パラフィン類、ロウ類、およびこれら
の混合物が挙げられる。パラフィン類としては、ノナデ
カンからヘキサコンタンに至る炭素数19〜60の各種
の正パラフィンがある。また、ロウ類としては、カルナ
ウバロウ、綿ロウ等の植物ロウ、蜜ロウ等の動物ロウ、
オゾケライト、及びパラフィンロウ、微晶ロウ、ペトロ
ラタム等の石油ロウ等が挙げられる。これらの材料は、
誘電率1.9〜2.3程度の誘電体である。
【0024】本発明に用いられる液体現像剤には、着色
剤、電気絶縁性媒体のほかに、定着性や分散安定性を付
与するために、樹脂を用いても良い。そのような樹脂に
は、液体現像剤用の樹脂として公知のものが特に制限無
く用いられる。例示すれば、ブタジエンゴム、スチレン
−ブタジエンゴム、環化ゴム、天然ゴム等のゴム類、ス
チレン系樹脂、ビニルトルエン系樹脂、アクリル系樹
脂、メタクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカー
ボネート系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂等の合成樹脂
類、ロジン系樹脂、水素添加ロジン系樹脂、アマニ油変
性アルキド樹脂等の変性アルキドを含むアルキド樹脂
類、ポリテルペン類等の天然樹脂類等が挙げられる。そ
の他、フェノール樹脂類、フェノールホルマリン樹脂等
の変性フェノール樹脂類、フタル酸ペンエリトリット、
クマロン−インデン樹脂類、エステルガム樹脂類、植物
油ポリアミド油脂類等、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリプ
ロピレン等の様なハロゲン化炭化水素重合体類、ビニル
トルエン−ブタジエン、ブタジエン−イソプレン等の合
成ゴム類、2−エチルエキシルメタクリレート、ラウリ
ルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、ラウリ
ルアクリレート、オクチルアクリレート等の長鎖アルキ
ル基を持つアクリル系モノマーの重合体類若しくはそれ
らと他の重合性モノマーとの共重合体類(例えば、スチ
レン−ラウリルメタクリレート共重合体、アクリル酸−
ラウリルメタクリレート共重合体等)、ポリエチレン等
のポリオレフィン類、ポリテルペン類等も使用できる。
特に好適な樹脂としては、例えば以下のものが挙げられ
る。
【0025】すなわち、特公昭49−20996号公報
に記載されたメタクリル酸メチルとアクリル酸エステル
又はメタクリル酸の長鎖アクリルエステルとからなる電
気絶縁性担体液に可溶性のアクリル系共重合体や、特開
昭58−122557号公報に記載された電気絶縁性担
体液に可溶性のビニル重合体よりなる第1の高分子鎖と
担体液に不溶性のビニル重合体よりなる第2の高分子鎖
とがウレタン結合を介して相互に結合した分子構造を有
し、分子全体として上記担体液に不溶性の非ゲル状のグ
ラフト重合体、或いは特開昭63−208866号公報
に記載された架橋反応性官能基を分子側鎖中に有するビ
ニル重合体を架橋してなる電気絶縁性担体液に可溶性の
架橋重合体と、分子中に塩基性窒素原子又はアミド基を
有するビニルモノマーと酢酸ビニルモノマーを共重合し
てなる担体液に不溶性のビニル共重合体とからなり、担
体液に不溶性のビニル共重合体は、前記架橋重合体に捕
捉されてなる重合体等が、特に好適に用いられる。
【0026】また、本発明に用いられる液体現像剤に
は、トナー粒子を荷電させるために電荷制御剤が用いら
れる。そのような電荷制御剤としては、公知のものが適
宜使用される。例えば、電荷制御剤は、ナフテン酸、オ
クテン酸、オレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン
酸或いはラウリン酸等の脂肪酸の金属塩、スルホコハク
酸エステル類の金属塩、リン酸エステル金属塩、芳香族
カルボン酸金属塩、芳香族スルホン酸金属塩等である。
【0027】また、着色剤の帯電電荷を向上させるため
に、液体現像剤には、SiO2 、Al23 、TiO
2 、ZnO、Ga23 、In23 、GeO2 、Sn
2 、PbO2 、MgO等の金属酸化物微粒子やこれら
の混合物を電荷増強剤として添加しても良い。
【0028】以下に、液体トナー層の形成工程の説明を
行うが、この説明において、トナー粒子は、正に荷電さ
れているものとする。また、トナー粒子が負に荷電され
ている場合は、印加電圧の極性を逆転することにより、
全く同様に説明することができる。
【0029】第1の液体トナー層形成工程では、図1及
び図2に示すように、上述した液体現像剤1、現像剤支
持体2、電界印加ローラ3等が用いられる。現像剤支持
体2は、図1に示すように、導電性材料で平板状に形成
されている。電界印加ローラ3は、現像剤支持体2の表
面との間にギャップを構成して近接され、現像剤支持体
2に対してスライド動作自在に配設されている。また、
電界印加ローラ3は、導電性材料で形成されており、現
像剤支持体2の電位に対して正の電圧が印加されてい
る。
【0030】まず、電界印加ローラ3には、図1に示す
ように、液体現像剤1が多量に付着した状態とされてい
る。次に、この電界印加ローラ3は、現像剤支持体2に
対して図1中に矢印Kで示す方向にスライド動作されて
余分な液体現像剤1を取り除き、現像剤支持体2までの
間隔寸法と略等しい厚さ寸法を有する液体現像剤層4を
現像剤支持体2との間に形成する。さらに、電界印加ロ
ーラ3は、この液体現像剤層4を形成するのと同時に、
現像剤支持体2との間の電位差に応じて液体現像剤層4
中の荷電トナー粒子5Aに電気泳動現象を生じさせる。
液体現像剤層4中の荷電トナー粒子5Aは、電界印加ロ
ーラ3より電位の低い現像剤支持体2に吸引されるとと
もに、電界印加ローラ3及び現像剤支持体2によってプ
ラスに帯電される。帯電された荷電トナー粒子5Bは、
図2に示すように、現像剤支持体2へと移動され、現像
剤支持体2側に集合して液体トナー層6を形成する。
【0031】また、第2の液体トナー層形成工程では、
図3乃至図5に示すように、上述した液体現像剤1、現
像剤支持体2、コロナ帯電器7等が用いられる。現像剤
支持体2は、図3に示すように、導電性材料で平板状に
形成されており、この表面上に所定の厚さ寸法を有する
液体現像剤層4が形成されている。コロナ帯電器7は、
図4に示すように、現像剤支持体2上に形成された液体
現像剤層4の表面に近接され、現像剤支持体2に対して
スライド動作自在に配設されている。
【0032】まず、コロナ帯電器7は、図4に示すよう
に、液体現像剤層4の表面に例えばプラス電荷を一様に
帯電させる。次に、コロナ帯電器7は、現像剤支持体2
に対して図4中に矢印Lで示す方向にスライド動作する
ことにより、現像剤支持体2上に形成された液体現像剤
層4の表面全体に亘ってプラス電荷を均一な状態で帯電
させる。液体現像剤層4中の荷電トナー粒子5Aは、こ
のコロナ帯電器7による帯電処理によってプラスに帯電
される。そして、帯電された荷電トナー粒子5Bは、図
5に示すように、現像剤支持体2へと移動され、現像剤
支持体2側に集合して液体トナー層6を形成する。
【0033】また、第3の液体トナー層形成工程では、
図6乃至図8に示すように、上述した液体現像剤1、現
像剤支持体2、電界印加電極板8等が用いられる。現像
剤支持体2は、図6に示すように、導電性材料で平板状
に形成されており、この表面上に所定の厚さ寸法を有す
る液体現像剤層4が形成されている。電界印加電極板8
は、図7に示すように、現像剤支持体2の表面との間に
現像電界部を構成して近接されている。この電界印加電
極板8は、導電性材料で形成されており、現像剤支持体
2の電位に対して正の電圧が印加されている。
【0034】まず、電界印加電極板8は、図7に示すよ
うに、現像剤支持体2上の液体現像剤層4の表面に接触
される。次に、電界印加電極板8は、現像剤支持体2と
の間の電位差に応じて液体現像剤層4中の荷電トナー粒
子5に電気泳動現象を生じさせる。液体現像剤層4中の
荷電トナー粒子5Aは、電界印加ローラ3より電位の低
い現像剤支持体2に吸引されるとともに、電界印加電極
板8及び現像剤支持体2によってプラスに帯電される。
帯電された荷電トナー粒子5Bは、図8に示すように、
現像剤支持体2へと移動され、現像剤支持体2側に集合
して液体トナー層6を形成する。
【0035】以下に、現像工程の説明を行うが、この説
明において、トナー粒子は、正に荷電されているものと
する。なお、ここで扱う文字は、全て正の値をとるもの
として説明する。
【0036】現像工程では、図9及び図10に示すよう
に、現像剤支持体2、電荷担持体9等が用いられる。電
荷担持体9は、図9に示すように、導電性基体9Aの表
面に有機光導電体或いは無機光導電体からなる感光層9
Bを形成したものである。現像剤支持体2は、導電性材
料で平板状に形成されており、この表面上に所定の厚さ
寸法を有する液体トナー層6が形成されている。また、
現像剤支持体2は、電荷担持体9の導電性基体9Aに対
し、負の電圧−Vb が印加されている。電荷担持体9
は、この状態で、現像剤支持体2上の液体トナー層6の
表面に接触される。
【0037】図11に示すように、現像を終了したとき
の、現像剤支持体2側に残留した液体トナー層6Aの厚
さをd1 、電荷担持体9側に付着した液体トナー層6B
の厚さをd2 として、現像前の現像剤支持体2に形成さ
れていた液体トナー層6の厚さをdt とすると、液体ト
ナー層6の厚さdt は、下記式(1)で表される。
【0038】dt =d1 +d2 ・・・式(1) また、現像剤支持体2からの厚さ方向における液体トナ
ー層6Aの電位をV1とすると、電位V1 は、下記式
(2)で表される。
【0039】V1 =ρd1 2/2ε0 εt・・・式(2) なお、上記式(1)におけるρは、液体トナー層6Bの
電荷密度、ε0 は真空の誘電率、εt は液体トナー層6
Bの比誘電率、d1 は、現像剤支持体2に付着する液体
トナー層6Bの厚さである。
【0040】また、電荷担持体9からの厚さ方向におけ
る液体トナー層6Bのトナー電位をV2 とすると、トナ
ー電位V2 は、下記式(3)で表される。
【0041】 V2 =ρd2 2/2ε0 εt +ρdp2 /ε0 εt ・・・式(3) なお、上記式(2)におけるρは液体トナー層6Bの電
荷密度、ε0 は真空の誘電率、εt は液体トナー層6B
の比誘電率、εp は電荷担持体9の比誘電率、d2 は、
電荷担持体9に付着する液体トナー層6Bの厚さ、dp
は、電荷担持体9の感光層9Bの厚さである。
【0042】現像剤支持体2にかけられた電圧を{−V
b }、電荷担持体の表面電位を{−Vp }とすれば、現
像後の、現像剤支持体2とこれに付着している液体トナ
ー層6Aの合計の電位は{V1 −Vb }となり、同じく
現像後の、電荷担持体9とこれに付着している液体トナ
ー層6Aの合計の電位は{−Vp +V2 }となる。
【0043】まず、現像後、液体トナー層6が、現像剤
支持体2と電荷担持体9の両方に分離される場合を説明
する。これは、現像後、現像剤支持体2とこれに付着し
ている液体トナー層6Aの合計の電位{V1 −Vb
と、電荷担持体9とこれに付着している液体トナー層6
Bの合計の電位{−Vp +V2 }とが、下記式(4)に
示すように、等しくなるようなトナー電位V1 、トナー
電位V2 が存在する場合である。
【0044】−Vp +V2 =V1 −Vb ・・・式(4) 式(4)が成立する点近傍での液体トナー層6は、現像
剤支持体2に近い側では現像剤支持体2方向へ、電荷担
持体9に近い側では電荷担持体9方向へとそれぞれ引力
を受ける。したがって、液体トナー層6は、式(4)が
成立する点を境として現像剤支持体2側の液体トナー層
6A と、電荷担持体9側の液体トナー層6Bとに分離
される。この液体トナー層6が分離される大きさは、式
(1)、式(2)、式(3)を使って、d2 について解
くことにより求めることができる。
【0045】 d2 ={1/(dt /εt +dp /εp )} ×{(Vp −Vb )ε0 /ρ+dt 2/2εt}・・・式(5) ここで、求めたd2 の値を式(1)に代入し、d1 を求
めると下記式(3′)を得る。
【0046】d1 =dt −d2 ・・・式(3′) すなわち、式(4)が成り立つようなV1 、V2 が存在
する場合、d1 、d2はだだ一つずつ求まり、それぞれ
の値が式(5)、式(3′)によって求められる。ま
た、この液体現像剤を用いた現像方法は、図11に示す
ように、式(4)が成立する範囲で実施する場合、式
(5)から明かなように、電荷担持体9の表面電位{−
Vp}を連続的に変えることで、電荷担持体9に付着す
る液体トナー層6Bの厚さd2 を連続的に変えることが
できる。したがって、液体現像剤を用いた現像方法は、
式(4)が成り立つ範囲で実施する場合、図10に示す
ように、階調を表現するプリンターとして実施する場合
に適している。
【0047】さて、次に、液体トナー層6が、現像剤支
持体2又は電荷担持体9のいずれか一方にしか、残留又
は付着しない場合を説明する。これは、図12及び図1
3に示すように、{V1 −Vb }と{−Vp +V2 }が
等しくならない場合である。
【0048】まず、図12に示すように、正に荷電した
液体トナー層6が全て現像剤支持体2の側に残留するよ
うな場合を考える。このときのV1 の値をV1(t)とすれ
ば、この場合の電位の状態は、 −Vp >V1(t)−Vb (V2 =0)・・・式(6) となる。
【0049】式(6)は、現像剤支持体2の側の電位
{V1(t)−Vb }が、電荷担持体9側の電位{−Vp
よりも低いことを意味し、正に荷電した液体トナー層6
は、全て現像剤支持体2の方に引きつけられたままの状
態を保持する。その結果、荷電担持体9の方に付着する
液体トナー層6Bの厚みはゼロとなる。すなわち、式
(4)の場合には、必ずd1 =dt 、d2 =0となる。
【0050】したがって、液体現像剤を用いた現像方法
は、例えば白黒のみの2値のプリンタとして実施する
際、式(6)の条件で、マージンをもって、液体トナー
層を全て現像剤支持体2の側に残留させることができ、
白部をつくる場合の条件に適している。
【0051】次に、図13に示すように、正に荷電した
液体トナー層6が全て電荷担持体9の側に付着するよう
な場合を考える。このときのV2 の値をV2(t)とすれ
ば、この場合の電位の状態は、 −Vp +V2(t)<−Vb (V1 =0)・・・式(7) となる。
【0052】式(7)は、正に荷電した液体トナー層6
が全て電荷担持体9側に付着しても、依然、電荷担持体
9側の電位{−Vp +V2(t)}が、現像剤支持体2側の
電位{−Vb }よりも低いことを意味し、正に荷電した
液体トナー層6は、全て電荷担持体9側に引きつけられ
たままの状態を保持する。その結果、現像剤支持体2側
に残留する液体トナー層6Aの厚みはゼロとなる。すな
わち、式(4)の場合には、必ず、d1 =0、d2 =d
t となる。
【0053】したがって、液体現像剤を用いた現像方法
は、2値のプリンタとして実施する際、式(7)の条件
で、マージンをもって、液体トナー層6を全て電荷担持
体9側に付着させることができ、黒部をつくる場合の条
件に適している。なお、電荷担持体9は、導電性基体9
Aの表面に感光層9Bを形成したものに限られるもので
はなく、誘電体の表面に静電潜像層を例えば帯電針等に
より形成したものであっても良い。
【0054】以下に、原理を実証するための具体的な実
験例を以下詳細に説明する。この実験例に使用された液
体現像剤の製造方法について、以下説明する。
【0055】まず、液体現像剤に用いられる樹脂を合成
した。具体的には、アクリエステルL(三菱レーヨン社
製)93.3重量部、アクリエステルHP(三菱レーヨ
ン社製)3.7重量部、アクリエステルPA(三菱レー
ヨン社製)3.0重量部、パーブチルO(日本油脂社製
重合触媒)2.5重量部及びパーブチルZ1.5重量
部、アイソパーG(エクソン化学社製 脂肪族炭化水素
溶剤)100重量部を窒素ガス導入管、攪拌機及び冷却
管のついた反応容器に仕込んで、108℃で8時間反応
させて不揮発分48.8%の重合物を得た。
【0056】次に、温度を70℃に下げ、イソホロンジ
イソシアネート5.7重量部、シブチル錫ジラウレート
0.05重量部及びアイソパーG(エクソン化学社製
脂肪族炭化水素溶剤)5.7重量部を加え、70℃で4
時間ウレタン化反応を行った後、冷却して、不揮発分4
8.6%の中間体の溶液を得た。
【0057】前記中間体の溶液80重量部を、前記と同
様の反応容器に仕込み、更にアイソパーG(エクソン化
学社製 脂肪族炭化水素溶剤)105重量部、アクリエ
ステルHP(三菱レーヨン社製)2.7重量部、アクリ
エステルEH(三菱レーヨン社製)28.6重量部、メ
タクリル酸メチル(三菱ガス化学社製)28.7重量
部、パーブチルD(日本油脂社製 重合触媒)0.3重
量部、パーブチルZ(日本油脂社製 重合媒体)0.3
重量部、アイソパーG(エクソン化学社製 脂肪族炭化
水素溶剤)5.0重量部を加え、110℃で5時間反応
させた後アイソパーG(エクソン化学社製 脂肪族炭化
水素溶剤)を83重量部を加えて冷却し、不揮発分2
8.5%のグラフト重合体の溶液を得た。このようにし
て得られた定着剤分散液を「樹脂A」とした。
【0058】次に、以下のようにして、着色剤を作製し
た。
【0059】 カーボンブラック(キャボット社製 商品名:エルフテックス8) 15重量部 スピリットブラックSB(オリエント化学社製) 0.6重量部 オイルブラックBW(オリエント化学社製) 5重量部 エピコート1004(シェル石油社製) 50重量部 エピコート1007(シェル石油社製) 25重量部 上記配合組成を持つ混合物を加圧ニーダーを用いて溶融
混練し、得られた着色練肉物をロートプレックスを用い
て粉砕し、1mmパスの着色剤微粉末を得た。
【0060】そして、上述のようにして得られた樹脂A
と着色剤とを用いて液体濃縮トナーを調製した。
【0061】 前記着色剤 60重量部 前記樹脂A 20重量部 ナフテン酸ジルコニウム(大日本インキ化学社製 不揮発分40%) 1.8重量部 アイソパーG(エクソン化学社製 脂肪族炭化水素溶剤) 150重量部 上記混合物をボールミルで均一に混合練肉した。この分
散液を不揮発分が10%になるようにアイソパーG(エ
クソン化学社製 脂肪族炭化水素溶剤)で希釈し、液体
濃縮トナーを調製した。
【0062】この液体濃縮トナーは、電荷密度が75μ
C/cm3 であった。このようにして調製された液体濃
縮トナーを実際に液体現像剤として使用する際には、さ
らに、不揮発分が5重量%になるように、脂肪族炭化水
素溶剤(エクソン化学社製商品名:アイソパーG)を用
いて希釈した。また、この液体現像剤に含まれるトナー
粒子は、正に荷電されている。
【0063】電荷密度ρの測定方法について、以下説明
する。
【0064】面積25cm2 の金属電極を2mmのギャ
ップ間隔を保持し、この中に前記液体現像剤1を入れ、
1KVを印加し、30秒間放置する。この間に電極間に
流れた電流値を時間で積分し、電極間に存在した電荷総
量Qを求める。金属電極が作ったギャップの体積をVと
すれば、電荷密度ρ=Q/Vとして求めることができ
る。
【0065】液体トナー層6の形成について、以下説明
する。50μmのギャップを持った電極間に液体現像剤
1を入れ、500Vを印加する。マイナス電極側に荷電
トナー粒子が泳動し、帯電直後のトナー層表面電位は約
200Vとなる。この液体トナー層6の表面電位は、図
14に示すように、時間ととも減衰するが、電位がピー
ク値の1/eになるまでの減衰の時定数τは約23秒で
ある。
【0066】本実験の実施について、以下説明する。ま
ず、液体トナー層6を形成してから数秒後、この液体ト
ナー層6を、電荷担持体9としてオーガニックフォトコ
ンダクタ(以下、OPCと略す。)の代わりに、透明電
極を蒸着した厚さ50μmのポリエチレンテレフタレー
ト(以下、PETと略す。)フィルムを帯電後、圧接し
て現像を行った。この際に、PETフィルムを、+60
ボルトから−600ボルトまで帯電し−60ボルトの電
圧を印加した。図15は、現像後得られたPETフィル
ムの透過濃度と、PETフィルムに付着した液体トナー
層6Bの表面電位と、現像剤支持体2上に残留した液体
トナー層6Aの表面電位との関係を示す。
【0067】現像剤支持体2上に残留した液体トナー層
6Aの表面電位は、PETフィルムの帯電電位のマイナ
ス方向の上昇に伴い、PETフィルムに付着した液体ト
ナー層6Bの表面電位とほぼ等しい値で減少しているこ
とがわかる。また、PETフィルムに付着した液体トナ
ー層6Bの厚みは、PETフィルムの帯電電位のマイナ
ス方向の上昇に伴って、増加していることがわかる。こ
れにより、本実験は、式(4)が成立している範囲で行
われ、しかも、式(5)を実証する結果になっているこ
とがわかる。
【0068】なお、原理及び実験例は、静電潜像と逆極
性の荷電トナー粒子で現像する正現像方法について説明
したが、電荷担持体の帯電極性と同極性の荷電トナー粒
子を用いて電荷の抜けた所を現像する反転現像方法も当
然に可能とされる。
【0069】また、これまで、正に荷電した荷電トナー
粒子を、負に帯電した電荷担持体9に現像する場合の検
証を行うために、式(4)、式(6)、式(7)を使っ
て説明したが、ここで、これらの条件式は、文字は正負
の値をとるものとして一般式として、 Vp +V2 =V1 +Vb ・・・式(4′) Vp >V1(t)+Vb (V2 =0)・・・式(6′) Vp +V2(t)<Vb (V1 =0)・・・式(7′) として表される。式(4′)、式(6′)、式(7′)
は、静電潜像と逆極性に荷電した荷電トナー粒子で現像
する正現像方法だけでなく、電荷担持体の帯電極性と同
極性に荷電した荷電トナー粒子を用いて電荷の抜けた所
を現像する反転現像方法に対して、それぞれ現像条件を
表すことができる。
【0070】すなわち、式(4′)は、平衡電位分離現
像が起こる条件を表す一般式、式(6′)は、液体トナ
ー層が、全て現像剤支持体8の側に残留するような条件
を表す一般式、式(7′)は、液体トナー層が、全て電
荷担持体15の側に付着するような条件を表す一般式で
ある。
【0071】以上、本発明の液体現像剤を用いる現像方
法について、平板の現像剤支持体を用いた方法により、
原理説明及び実験例を説明したが、ベルト感光体を備え
たレーザプリンタと、ドラム感光体を備えたレーザプリ
ンタに適用する本発明の具体的な実施の形態を図面を参
照して以下説明する。
【0072】まず、ベルト感光体を備えたレーザプリン
タ10は、図16に示すように、複数のローラ群12乃
至14間に掛け渡されて無端走行されるベルト感光体1
1と、このベルト感光体11の走行路に沿って順に配設
されたクリーニング機構部15と、作像プロセス部16
と、転写・剥離機構部17と、この転写・剥離機構部1
7に記録シート25を供給する記録シート供給部18及
びベルト感光体11から剥離された記録シート25を排
出する排出機構部19とから構成される。
【0073】ベルト感光体11は、可撓性を有する導電
性基体の表面に有機光導電体或いは無機光導電体からな
る感光層を形成したもので、始端と終端とを接合して無
端ベルトを構成している。このベルト感光体11を走行
させるローラ群は、駆動ローラ13を含む複数個のロー
ラ12乃至14から構成されている。ベルト感光体11
は、これらローラ12乃至14に掛け渡されて略直角三
角形状の走行路を形成し、図16中に矢印Rで示す方向
に回転駆動される。
【0074】クリーニング機構部15は、上述したよう
にベルト感光体11の走行方向に沿って作像プロセス部
16に先行して第1のローラ12の外周部に配設されて
いる。クリーニング機構部15は、ベルト感光体11の
表面に付着した液体現像剤を除去するブレード20と、
画像形成工程において帯電されたベルト感光体11の表
面を除電する除電ランプ21等から構成されている。
【0075】ベルト感光体11は、この状態でブレード
20の先端部が突き当てられることにより、表面に残留
した液体現像剤が除去され、除電ランプ21が照射され
ることによって残留しているプラス電荷が除電される。
【0076】ベルト感光体11は、クリーニング機構部
15において表面のクリーニング処理を施された状態で
作像プロセス部16へと走行され、表面に画像形成が行
われる。作像プロセス部16は、第1の帯電器22と、
露光手段を構成するレーザ露光ユニット23及び現像装
置24とから構成されている。
【0077】第1の帯電器22は、ベルト感光体11の
表面に近接して配設され、ベルト感光体11上の表面に
例えばマイナス電荷を一様に帯電させるコロナ帯電器で
ある。
【0078】レーザ露光ユニット23は、図示しない制
御部から送出される画像信号に応じて動作され、光学系
を介してレーザ光によってベルト感光体11の表面を選
択的に照射する。ベルト感光体11は、レーザ光が照射
されることによって露光された表面部分の帯電されたマ
イナス電荷が除去され、画像信号に応じた静電潜像が形
成される。
【0079】ベルト感光体11は、レーザ露光ユニット
23において静電潜像が形成された後、現像装置24へ
と走行されて現像処理が施される。現像装置24は、液
体現像剤をベルト感光体11の表面に供給して静電潜像
から現像剤画像を形成する。ベルト感光体11は、さら
に走行駆動されて第2のローラ14において折り返され
て走行されるが、この折り返し部分で記録シート供給部
18から記録シート25が供給される。
【0080】記録シート供給部18は、給紙カセット2
6から収納した記録シート25を1枚ずつ送り出す詳細
を省略する給紙機構27と、送り出された記録シート2
5を搬送するガイドローラ機構28とから構成されてい
る。
【0081】記録シート25は、第2のローラ14にお
いて折り返されたベルト感光体11の表面に微圧が付与
された状態で導かれることによって、密着される。
【0082】ベルト感光体11は、駆動ローラ13と第
2のローラ14との間に構成された走行路に沿って、表
面に記録シート25を密着させた状態で走行される。し
たがって、記録シート25には、このベルト感光体11
の表面に形成された現像剤画像が転写される。
【0083】このベルト感光体11の表面に記録シート
25が重ね合わされて走行する走行路には、転写・剥離
機構部17が配設されている。転写・剥離機構部17
は、第2の帯電器29と、第2のローラ14、剥離ツメ
30とから構成されている。
【0084】第2の帯電器29は、記録シート25を非
転写面側から表面全体に亘って、ベルト感光体11の表
面に形成された現像剤画像のプラス電荷と反対極性であ
るマイナス電荷を一様に帯電する。
【0085】ベルト感光体11は、第2のローラ14ま
で走行されると第1のローラ12側へ向かって折り返さ
れる。これによって、記録シート25は、ベルト感光体
11から剥離され、剥離ツメ30に沿って排出機構部1
9へと排出される。
【0086】排出機構部19は、記録シート25を搬送
する複数の搬送ベルト31及び排紙ローラ32と、搬送
された記録シート25に現像剤画像を定着させる定着装
置34と、現像剤画像が定着された記録シート25を受
ける排出皿33が配設されている。定着装置34は、例
えば電熱ヒータによって構成されており、記録シート2
5に転写された液体現像剤による現像剤画像を熱定着し
てこの記録シート25に定着させる。
【0087】ベルト感光体11は、第2のローラ14に
おいて第1のローラ12側へと折り返されることによっ
て、記録シート25が剥離された後、クリーニング機構
部15へと走行される。そして、ベルト感光体11は、
このクリーニング機構部15において、上述したように
除電、クリーニング処理が施され、再び作像プロセス部
16へと走行され、次の画像形成操作が行われる。ま
た、このベルト感光体を備えたレーザプリンタ10に
は、排風ファン35が備えられている。
【0088】ドラム感光体を備えたレーザプリンタ40
は、図17に示すように、基本的な構成をベルト感光体
を備えたレーザプリンタ10と同様とするが、ドラム感
光体41及びこのベルト感光体11を走行させるローラ
群の代わりにドラム感光体41が備えられた構成を採用
した点に特徴を有している。なお、以下の説明におい
て、上述したベルト感光体を備えたレーザプリンタ10
と同一部材、同一構成部については、同一符号を付すこ
とにより、説明を省略する。
【0089】ドラム感光体を備えたレーザプリンタ40
は、図17に示すように、ドラム感光体41と、このド
ラム感光体41の周囲に沿って順に配設されたクリーニ
ング機構部15と、作像プロセス部16と、転写・剥離
機構部17と、この転写・剥離機構部17に記録シート
25を供給する記録シート供給部18及びドラム感光体
41から剥離された記録シート25を排出する排出機構
部19とから構成される。ドラム感光体41は、導電性
基体の表面に有機光導電体或いは無機光導電体からなる
感光層を形成したもので、図示しない駆動手段によって
図17中に矢印Sで示す方向に回転駆動される。
【0090】上述したように、ベルト感光体を備えたレ
ーザプリンタ10、或いはドラム感光体を備えたレーザ
プリンタ40には、上述した現像装置24が用いられて
いる。この現像装置24には、本発明の液体現像剤を用
いた現像方法が使用されている。以下に、この液体現像
剤を用いた現像方法の説明を行うが、この説明におい
て、荷電トナー粒子は、正に帯電しているものとする。
また、荷電トナー粒子が負に帯電している場合は、印加
電圧を逆転することにより、全く同様に説明することが
できる。
【0091】この第1の実施の形態液体現像剤を用いた
液体現像方法では、図18に示すように、上述した液体
現像剤50、現像ローラ51、電界印加ローラ52、現
像剤容器53、回収容器54等が用いられる。
【0092】現像ローラ51は、図18中に矢印Mで示
す方向に、導電性基体55Aが接地された感光体55の
移動速度と等しい回転速度で回転駆動されるとともに、
感光体55の表面に圧接されている。また、現像ローラ
51は、金属で形成されており、現像バイアス電圧が印
加されている。また、現像ローラ51には、この現像ロ
ーラ51の表面に残留した液体現像剤57を除去する弾
性部材のスクレーパ56が当接されている。
【0093】ここで、この現像ローラ51は、金属のみ
で形成される他に、金属で形成した後の表面に導電性弾
性層を設けたり、金属で形成した後の表面に導電性弾性
層及び導電性表層を積層して設けたりしても良い。これ
らは、特に感光体55がドラム感光体55であるときに
適している。
【0094】また、電界印加ローラ52は、図18中に
矢印Nで示す方向に回転駆動されるとともに、現像ロー
ラ51の表面との間に適当なギャップを構成して近接さ
れている。また、電界印加ローラ52は、金属で形成さ
れており、現像ローラ51の電位に対して正の電圧が印
加されている。また、電界印加ローラ52には、この電
界印加ローラ52の表面に残留した液体現像剤57を除
去する弾性部材のスクレーパ56が当接されている。な
お、電界印加ローラ52は、図18中に矢印Nで示す方
向と反対方向に回転駆動されることも可能とされる。
【0095】また、現像剤容器53には、未使用の液体
現像剤50が収容されている。現像剤容器53は、電界
印加ローラ52の周面の一部が液体現像剤50に浸潤さ
れた状態となるように配設されている。現像剤容器53
は、金属で形成されており、電界印加ローラ52と同電
位の電圧が印加されている。
【0096】さらに、回収容器54は、金属で形成され
ており、現像剤容器53と一体に取り付けられている。
回収容器54には、スクレーパ56によって除去された
現像ローラ51の表面に残留した液体現像剤50が回収
されるように配設されている。
【0097】まず、電界印加ローラ52は、図18中に
矢印Nで示す方向に回転駆動することによって現像剤容
器53から多量に液体現像剤50を汲み取って付着させ
る。次に、電界印加ローラ52は、さらに回転駆動され
て余分な液体現像剤50を取り除き、現像ローラ51ま
での間隔寸法と略等しい厚さ寸法を有する液体現像剤層
を現像ローラ51との間に形成する。
【0098】さらに、電界印加ローラ52は、この液体
現像剤層を形成するのと同時に、現像ローラ51との間
の電位差に応じて液体現像剤層中の荷電トナー粒子に電
気泳動現象を生じさせ、荷電トナー粒子を現像ローラ5
1へと移動させる。そして、液体現像剤層中の荷電トナ
ー粒子は、電界印加ローラ52より電位の低い現像ロー
ラ51に吸引されるとともに、現像ローラ51側に液体
トナー層を形成する。
【0099】そして、この液体トナー層が表面に形成さ
れた現像ローラ51は、さらに図18中に矢印Nで示す
方向に回転駆動され、感光体55に接触される。この際
に、液体トナー層は、感光体55の表面に供給され、感
光体55上の静電潜像から現像剤画像を形成する。
【0100】この際に、上述した液体現像方法を階調を
表現するプリンターとして実施する場合は、この液体現
像剤を用いた現像方法は、感光体55の表面電位を連続
的に変えることで、感光体55に付着する液体トナー層
の厚さを連続的に変えることができる。
【0101】また、上述した液体現像方法をこの2値の
プリンタとして実施する場合は、マージンをもって、液
体トナー層を全て現像ローラ51の側に残留させて白部
をつくったり、液体トナー層を全て感光体55側に付着
させて黒部をつくったりすることができる。
【0102】この後、電界印加ローラ52及び現像ロー
ラ51に残留した液体現像剤57は、スクレーパ56に
よって電界印加ローラ52の表面からかきとられて、回
収容器54に回収される。回収された液体現像剤50
は、トナー粒子の濃度の適性を図った後に再使用され
る。
【0103】上述したように、第1の実施の形態液体現
像剤を用いた現像方法によれば、現像ローラ51に液体
現像剤50を付着させるとともに、電界を印加すること
によって液体トナー層を形成した後に、感光体55と圧
接して現像するので、電気泳動現像方法のように荷電ト
ナー粒子を移動するのではなく、圧接とともに液体トナ
ー層中に形成される電界の方向により液体トナー層が分
離されて現像が行われ、高速現像が可能とされる。
【0104】また、この液体現像剤を用いた現像方法
は、現像ローラ51上に液体トナー層を形成した後に感
光体55と圧接するので、感光体55上に余分な液体現
像剤層が形成されず、従来の電気泳動現像方法では必要
であった、余分な液体現像剤層のスクイズ処理が不要と
される。
【0105】さらに、この液体現像剤を用いた現像方法
は、液体トナー層が現像ローラ51上に形成されていれ
ば、圧接とともに液体トナー層中に形成される電界の方
向により液体トナー層が分離されて現像が行われるの
で、感光体55上の電荷の密度に忠実に対応した荷電ト
ナー粒子が現像され、これにより容易に均一な中間調濃
度の現像剤画像を得ることが可能とされる。
【0106】さらにまた、この液体現像剤を用いた現像
方法は、現像ローラ51に液体トナー層が形成されれば
よいので、使用する液体現像剤50の荷電トナー粒子の
濃度が高くても、従来の電気泳動現像方法のような地肌
汚れ、画像部への余分な荷電トナー粒子の付着といった
問題がなく、高濃度の液体現像剤50の使用が可能とさ
れる。
【0107】また、本発明の第2の実施の形態として示
す液体現像剤を用いた現像方法は、図19に示すよう
に、基本的な方法を第1の実施の形態液体現像剤を用い
た現像方法と同様とするが、電界印加ローラ52を用い
ず、現像ローラ51に付着した液体現像剤層に対してコ
ロナ帯電によって帯電処理を施すことに特徴を有してい
る。なお、以下の説明において、上述した実施の形態液
体現像剤を用いた現像方法に用いられる同一部材、同一
構成部については、同一符号を付すことにより、説明を
省略する。
【0108】この液体現像剤を用いた現像方法では、現
像ローラ51の周面の一部が直接液体現像剤50に浸潤
された状態となるように現像剤容器53が配設されてい
る。この現像剤容器53は、現像ローラと同電位の電圧
が印加されている。また、この液体現像剤を用いた現像
方法では、液体現像剤50が現像ローラ51に付着して
形成した液体現像剤層に対してコロナ帯電器60によっ
てコロナ帯電を行う。
【0109】このコロナ帯電に用いるコロナ帯電器60
は、現像ローラ51の表面に近接して配設され、現像ロ
ーラ51上に形成した液体現像剤層の表面にプラス電荷
を一様に帯電させる。このコロナ帯電器60は、ベルト
感光体55の表面に対向して開口部が形成されたチャー
ジャ筐体の内部にコロナ帯電を起こす放電ワイヤが配設
されている。
【0110】まず、現像ローラ51は、図19中に矢印
Mで示す方向に回転駆動することによって現像剤容器5
3から多量に液体現像剤50を汲み取って液体現像剤層
を形成する。次に、コロナ帯電器60は、放電ワイヤに
印加された電圧を次第に上げていって電界が臨界値を越
えるとこの放電ワイヤからコロナ帯電が生じ、現像ロー
ラ51上に形成した液体現像剤層の表面にプラス電荷を
帯電させる。この際に、コロナ帯電器60は、現像ロー
ラ51が図19中に矢印Mで示す方向に回転駆動するこ
とにより、現像ローラ51上に形成された液体現像剤層
の表面全体に亘ってプラス電荷を均一な状態で帯電させ
る。帯電された液体現像剤層中の荷電トナー粒子は、現
像ローラ51へと移動され、現像ローラ51側に液体ト
ナー層を形成する。
【0111】そして、この液体トナー層が表面に形成さ
れた現像ローラは、さらに図19中に矢印Mで示す方向
に回転駆動され、感光体55に接触される。この際に、
液体トナー層は、感光体55の表面に供給され、感光体
55上の静電潜像から現像剤画像を形成する。
【0112】この際に、上述した液体現像方法を階調を
表現するプリンターとして実施する場合は、この液体現
像剤を用いた現像方法は、感光体55の表面電位を連続
的に変えることで、感光体55に付着する液体トナー層
の厚さを連続的に変えることができる。
【0113】また、上述した液体現像方法をこの2値の
プリンタとして実施する場合は、マージンをもって、液
体トナー層を全て現像ローラ51の側に残留させて白部
をつくったり、液体トナー層を全て感光体55側に付着
させて黒部をつくったりすることができる。
【0114】この後、現像ローラに残留した液体現像剤
50は、スクレーパによって電界印加ローラ52の表面
からかきとられて、回収容器54に回収される。回収さ
れた液体現像剤50は、トナー粒子の濃度の適性を図っ
た後に再使用される。
【0115】また、第2の実施の形態液体現像剤を用い
た現像方法は、液体現像剤50を現像ローラに直接汲み
取って液体現像剤層を形成したが、図20に示すよう
に、供給ローラ61を介して液体現像剤層を形成しても
良い。
【0116】この際に、供給ローラ61は、現像ローラ
と同電位の電圧が印加されている。まず、供給ローラ6
1は、図20中に矢印Pで示す方向に回転駆動すること
によって現像剤容器53から多量に液体現像剤50を汲
み取って付着させる。次に、供給ローラ61は、さらに
回転駆動されて余分な液体現像剤50を取り除き、現像
ローラ51までの間隔寸法と略等しい厚さ寸法を有する
液体現像剤層を現像ローラ51との間に形成する。
【0117】上述したように、第2の実施の形態液体現
像剤を用いた現像方法によれば、現像ローラに液体現像
剤50を付着させるとともに、電界を印加することによ
って液体トナー層を形成した後に、感光体55と圧接し
て現像するので、電気泳動現像のように荷電トナー粒子
を移動するのではなく、圧接とともに液体トナー層中に
形成される電界の方向に液体トナー層が分離されて現像
が行われ、高速現像が可能とされる。
【0118】また、この液体現像剤を用いた現像方法
は、現像ローラ上に液体トナー層を形成した後に感光体
55と圧接するので、感光体55上に余分な液体現像剤
層が形成されず、従来の電気泳動現像では必要であっ
た、余分な液体現像剤層のスクイズ処理が不要とされ
る。
【0119】さらに、この液体現像剤を用いた現像方法
は、液体トナー層が現像ローラ上に形成されていれば、
圧接とともに液体トナー層中に形成される電界の方向に
より液体トナー層が分離されて現像が行われるので、感
光体55上の電荷の密度に忠実に対応した荷電トナー粒
子が現像され、これにより容易に均一な中間調濃度の現
像剤画像を得ることが可能とされる。
【0120】さらにまた、この液体現像剤を用いた現像
方法は、現像ローラに液体トナー層が形成されればよい
ので、使用する液体現像剤50の荷電トナー粒子の濃度
が高くても、従来の電気泳動現像のような地肌汚れ、画
像部への余分な荷電トナー粒子の付着といった問題がな
く、高濃度の液体現像剤50の使用が可能とされる。
【0121】本発明の第3の実施の形態として示す液体
現像剤を用いた現像方法は、図21に示すように、基本
的な方法を第2の実施の形態液体現像剤を用いた現像方
法と同様とするが、電界印加ローラ52を用いずに、現
像ローラ51に付着した液体現像剤層に対して電界印加
電極板70を接触させて電界を印加させることによって
帯電処理を施すことに特徴を有している。なお、以下の
説明において、上述した実施の形態液体現像剤を用いた
現像方法に用いられる同一部材、同一構成部について
は、同一符号を付すことにより、説明を省略する。
【0122】この液体現像剤を用いた現像方法では、現
像ローラ51の周面の一部が液体現像剤50に浸潤され
た状態となるように現像剤容器53が配設されている。
この現像剤容器53は、現像ローラと同電位の電圧が印
加されている。また、この液体現像剤を用いた現像方法
では、液体現像剤50が現像ローラ51に付着して形成
した液体現像剤層の表面に、電界印加電極板70を接触
させる。
【0123】この電界印加電極板70は、図21に示す
ように、現像ローラ51の表面との間にギャップを構成
して液体現像剤50のメニスカスができるように近接し
て固定されている。この電界印加電極板70は、導電性
材料で現像ローラ51の周面に対応して湾曲されて形成
されており、現像剤ローラ51の電位に対して正の電圧
が印加されている。
【0124】まず、現像ローラ51は、図21中に矢印
Mで示す方向に回転駆動することによって現像剤容器5
3から多量に液体現像剤50を汲み取って液体現像剤層
を形成する。次に、電界印加電極板70は、この状態
で、現像ローラ51上の液体現像剤層の表面に接触され
る。この際に、電界電極板70は、現像ローラ51が図
21中に矢印Mで示す方向に回転駆動することにより、
現像ローラ51上に形成された液体現像剤層の表面全体
に亘って接触される。さらに、電界印加電極板70は、
現像ローラ51との間の電位差に応じて液体現像剤層中
の荷電トナー粒子に電気泳動現象を生じさせ、荷電トナ
ー粒子を現像ローラ51へと移動させる。そして、荷電
トナー粒子は、電界印加電極板70より電位の低い現像
ローラ51に吸引されて、現像ローラ51側に液体トナ
ー層を形成する。
【0125】そして、この液体トナー層が表面に形成さ
れた現像ローラは、さらに図21中に矢印Mで示す方向
に回転駆動され、感光体55に接触される。この際に、
液体トナー層は、感光体55の表面に供給され、感光体
55上の静電潜像から現像剤画像を形成する。
【0126】この際に、上述した液体現像方法を階調を
表現するプリンターとして実施する場合は、この液体現
像剤を用いた現像方法は、感光体55の表面電位を連続
的に変えることで、感光体55に付着する液体トナー層
の厚さを連続的に変えることができる。
【0127】また、上述した液体現像方法をこの2値の
プリンタとして実施する場合は、マージンをもって、液
体トナー層を全て現像ローラ51の側に残留させて白部
をつくったり、液体トナー層を全て感光体55側に付着
させて黒部をつくったりすることができる。
【0128】この後、現像ローラに残留した液体現像剤
50は、スクレーパによって電界印加ローラ52の表面
からかきとられて、回収容器54に回収される。回収さ
れた液体現像剤50は、トナー粒子の濃度の適性を図っ
た後に再使用される。
【0129】また、第3の実施の形態液体現像剤を用い
た現像方法は、液体現像剤50を現像ローラに直接汲み
取って液体現像剤層を形成したが、供給ローラ71を介
して液体現像剤層を形成しても良い。
【0130】この際に、供給ローラ71は、現像ローラ
と同電位の電圧が印加されている。まず、供給ローラ7
1は、図22中に矢印Qで示す方向に回転駆動すること
によって現像剤容器53から多量に液体現像剤50を汲
み取って付着させる。次に、供給ローラ71は、さらに
回転駆動されて余分な液体現像剤50を取り除き、現像
ローラ51までの間隔寸法と略等しい厚さ寸法を有する
液体現像剤層を現像ローラ51との間に形成する。
【0131】なお、上述した第3の実施の形態液体現像
剤を用いた現像方法は、電界印加電極板70を用いた
が、この電界印加電極板70の代わりに、図示しないが
ロッドやローラでも適用される。ローラを用いる場合に
このローラは、現像ローラの回転方向と反対方向又は順
方向に回転駆動される。
【0132】上述したように、第3の実施の形態液体現
像剤を用いた現像方法によれば、現像ローラに液体現像
剤50を付着させるとともに、電界を印加することによ
って液体トナー層を形成した後に、感光体55と圧接し
て現像するので、電気泳動現像のように荷電トナー粒子
を移動するのではなく、圧接とともに液体トナー層中に
形成される電界の方向により液体トナー層が分離されて
現像が行われ、高速現像が可能とされる。
【0133】また、この液体現像剤を用いた現像方法
は、現像ローラ上に液体トナー層を形成した後に感光体
55と圧接するので、感光体55上に余分な液体現像剤
層が形成されず、従来の電気泳動現像では必要であっ
た、余分な液体現像剤層のスクイズ処理が不要とされ
る。
【0134】さらに、この液体現像剤を用いた現像方法
は、液体トナー層が現像ローラ上に形成されていれば、
圧接とともに液体トナー層中に形成される電界の方向に
より液体トナー層が分離されて現像が行われるので、感
光体55上の電荷の密度に忠実に対応した荷電トナー粒
子が現像され、これにより容易に均一な中間調濃度の現
像剤画像を得ることが可能とされる。
【0135】さらにまた、この液体現像剤を用いた現像
方法は、現像ローラに液体トナー層が形成されればよい
ので、使用する液体現像剤50の荷電トナー粒子の濃度
が高くても、従来の電気泳動現像のような地肌汚れ、画
像部への余分な荷電トナー粒子の付着といった問題がな
く、高濃度の液体現像剤50の使用が可能とされる。
【0136】以上、本発明の液体現像剤を用いた現像方
法の実施の形態について説明したが、本発明の現像方法
は、上述した間接転写方式の電子写真プリンタに限ら
ず、電子写真方式の複写機、電子写真製版機、マイクロ
フィルムリーダープリンタ、ファクシミリ、直接方式の
静電プロッタ又はプリンタ等、従来より電子写真方式が
用いられているあらゆる画像記録装置に適用される。
【0137】また、液体現像剤を用いた現像方法の実施
の形態では、単色、いわゆるモノクロのプリンタについ
て説明したが、カラープリンタにも適用される。
【0138】なお、原理及び実験例では、静電潜像と逆
極性に荷電した荷電トナー粒子で現像する正現像法につ
いて説明したが、電荷担持体の帯電極性と同極性に荷電
した荷電トナー粒子を用いて電荷の抜けたところを現像
する反転現像法も当然に可能とされる。
【0139】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る液体現像
剤を用いた現像方法によれば、現像剤支持体に液体現像
剤を付着させるとともに、電界を印加することによって
荷電トナー粒子が集合された状態の液体トナー層を形成
した後に、電荷担持体と圧接して現像するので、電気泳
動現像のように荷電トナー粒子を移動するのではなく、
圧接とともに荷電トナー粒子が集合された状態の液体ト
ナー層中に形成される電界の方向により液体トナー層が
分離されて現像が行われ、高速現像が可能とされる。
【0140】また、この液体現像剤を用いた現像方法
は、現像剤支持体上に荷電トナー粒子が集合された状態
の液体トナー層を形成した後に電荷担持体と圧接するの
で、電荷担持体上に余分な液体現像剤層が形成されず、
従来の電気泳動現像では必要であった、余分な液体現像
剤層のスクイズ処理が不要とされる。
【0141】さらに、この液体現像剤を用いた現像方法
は、荷電トナー粒子が集合された状態の液体トナー層が
現像剤支持体上に形成されていれば、圧接とともに荷電
トナー粒子が集合された状態の液体トナー層中に形成さ
れる電界の方向により荷電トナー粒子が集合された状態
の液体トナー層が分離されて現像が行われるので、電荷
担持体上の電荷の密度に忠実に対応した荷電トナー粒子
が現像され、これにより容易に均一な中間調濃度の現像
剤画像を得ることが可能とされる。
【0142】さらにまた、この液体現像剤を用いた現像
方法は、現像剤支持体に荷電トナー粒子が集合された状
態の液体トナー層が形成されればよいので、使用する液
体現像剤の荷電トナー粒子の濃度が高くても、従来の電
気泳動現像のような地肌汚れ、画像部への余分な荷電ト
ナー粒子の付着といった問題がなく、高濃度の液体現像
剤の使用が可能とされる。
【0143】したがって、本発明に係る液体現像剤を用
いた現像方法によれば、現像速度が速く、スクイズ処理
が不要で、中間調濃度の均一性と粒状性とが容易に得ら
れ、さらに、高濃度の液体現像剤を用いることができる
ので、液体現像の高精細画像を、高速に、かつ小型の現
像装置で容易に実現することが可能とされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の液体トナー層の形成工程によって現像剤
支持体上に液体トナー層を形成する状態を示す模式図で
ある。
【図2】第1の液体トナー層の形成工程によって形成さ
れた液体トナー層を示す模式図である。
【図3】第2の液体トナー層の形成工程を行う前の現像
剤支持体上に形成された液体現像剤層の模式図である。
【図4】第2の液体トナー層の形成工程によって現像剤
支持体上に液体トナー層を形成する状態を示す模式図で
ある。
【図5】第2の液体トナー層の形成工程によって形成さ
れた液体トナー層を示す模式図である。
【図6】第3の液体トナー層の形成工程を行う前の現像
剤支持体上に形成された液体現像剤層の模式図である。
【図7】第3の液体トナー層の形成工程によって現像剤
支持体上に液体トナー層を形成する状態を示す模式図で
ある。
【図8】第3の液体トナー層の形成工程によって形成さ
れた液体トナー層を示す模式図である。
【図9】現像工程によって電荷担持体上に現像剤画像を
形成する状態を示す模式図である。
【図10】現像工程によって電荷担持体上に現像剤画像
を形成した状態を示す模式図である。
【図11】現像工程において平衡電位分離現像が起こる
状態を説明するために示す模式図である。
【図12】現像工程において液体トナー層が全て現像剤
支持体の側に残留する状態を説明するために示す模式図
である。
【図13】現像工程において液体トナー層が全て電荷担
持体の側に付着する状態を説明するために示す模式図で
ある。
【図14】トナー粒子の表面電位を示す特性図である。
【図15】現像後得られたPETフィルムの透過濃度
と、PETフィルムに付着した液体トナー層の表面電位
と、現像剤支持体上に残留した液体トナー層の表面電位
との関係を示す特性図である。
【図16】ベルト感光体を備えたレーザプリンタを示す
模式図である。
【図17】ドラム感光体を備えたレーザプリンタを示す
模式図である。
【図18】本発明に係る第1の実施の形態液体現像剤を
用いた現像方法を説明するために示す模式図である。
【図19】本発明に係る第2の実施の形態液体現像剤を
用いた現像方法を説明するために示す模式図である。
【図20】同第2の実施の形態液体現像剤を用いた現像
方法の変形例を説明するために示す模式図である。
【図21】本発明に係る第3の実施の形態液体現像剤を
用いた現像方法を説明するために示す模式図である。
【図22】同第3の実施の形態液体現像剤を用いた現像
方法の変形例を説明するために示す模式図である。
【図23】従来の液体現像剤を用いた現像方法によって
電荷担持体上に現像剤画像を形成する状態を示す模式図
である。
【図24】同液体現像剤を用いた現像方法によって電荷
担持体上に現像剤画像を形成した状態を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
50 液体現像剤 51 現像ローラ(現像剤支持体) 55 感光体(電荷担持体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳永 洋 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 小倉 克之 埼玉県浦和市西堀6−5−18 グリーンパ ークタニグチ605号 (72)発明者 西尾 吉弘 埼玉県浦和市根岸1−21−13 ノガタコー ト105号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも着色剤と樹脂とからなる荷電
    トナー粒子を電気絶縁性液体中に分散させた液体現像剤
    を用い、 現像剤支持体の表面にこの液体現像剤を一様に付着させ
    るとともに、電界を印加することによって荷電トナー粒
    子が集合された状態の液体トナー層を形成し、 この荷電トナー粒子が集合された状態の液体トナー層が
    保持された現像剤支持体に対して、静電潜像が形成され
    た電荷担持体を圧接して現像を行うことを特徴とする液
    体現像剤を用いた現像方法。
  2. 【請求項2】 電界が印加された現像剤支持体に対して
    荷電トナー粒子を電気泳動によって付着させるととも
    に、荷電トナー粒子が集合された状態の液体トナー層を
    形成することを特徴とする請求項1に記載の液体現像剤
    を用いた現像方法。
  3. 【請求項3】 現像剤支持体に液体現像剤を一様に付着
    させるとともに、コロナ帯電によって電界を印加して荷
    電トナー粒子が集合された状態の液体トナー層を形成す
    ることを特徴とする請求項1に記載の液体現像剤を用い
    た現像方法。
  4. 【請求項4】 現像剤支持体に液体現像剤を一様に付着
    させるとともに、電極を接触させることにより電界を印
    加して荷電トナー粒子が集合された状態の液体トナー層
    を形成することを特徴とする請求項1に記載の液体現像
    剤を用いた現像方法。
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