JPH0961554A - 光反射部材 - Google Patents
光反射部材Info
- Publication number
- JPH0961554A JPH0961554A JP24044995A JP24044995A JPH0961554A JP H0961554 A JPH0961554 A JP H0961554A JP 24044995 A JP24044995 A JP 24044995A JP 24044995 A JP24044995 A JP 24044995A JP H0961554 A JPH0961554 A JP H0961554A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- bezel
- particles
- resin
- light reflection
- Prior art date
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- Pending
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- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光を利用しての装飾効果を向上させることが
できるようにする。 【解決手段】 ベゼル６は、ガラスなどからなる透明な
核部９の表面に金属層１０が被覆され、金属層１０の表
面に樹脂層１１が被覆されてなる光反射粒子８が樹脂部
材７中に混入されたものからなり、リング状に形成され
ている。ベゼル６の表面は研磨されて表面に位置する光
反射粒子８の一部がカットされ、核部９が露出されてい
る。この場合、表面に位置する光反射粒子８は金属層１
０および樹脂層１１の一部がカットされており、この光
反射粒子８に外光が入射すると、外光は核部９を透過し
て、残りの金属層１０で反射するので、光反射粒子８が
外光によって樹脂部材７の表面とは異なる反射をするこ
とになり、光を利用しての装飾効果を向上させることが
できる。
できるようにする。 【解決手段】 ベゼル６は、ガラスなどからなる透明な
核部９の表面に金属層１０が被覆され、金属層１０の表
面に樹脂層１１が被覆されてなる光反射粒子８が樹脂部
材７中に混入されたものからなり、リング状に形成され
ている。ベゼル６の表面は研磨されて表面に位置する光
反射粒子８の一部がカットされ、核部９が露出されてい
る。この場合、表面に位置する光反射粒子８は金属層１
０および樹脂層１１の一部がカットされており、この光
反射粒子８に外光が入射すると、外光は核部９を透過し
て、残りの金属層１０で反射するので、光反射粒子８が
外光によって樹脂部材７の表面とは異なる反射をするこ
とになり、光を利用しての装飾効果を向上させることが
できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は光反射部材に関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】例えば、腕時計には時計ケースの上部に
おける時計ガラスの外周にリング状のベゼルが設けられ
たものがある。この場合、ベゼルは、例えば樹脂の射出
成形により形成されている。
おける時計ガラスの外周にリング状のベゼルが設けられ
たものがある。この場合、ベゼルは、例えば樹脂の射出
成形により形成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような腕時計では、ベゼルが樹脂の射出成形により
ただ単に形成されているだけであるので、その表面で光
を反射するとしても全体的に反射するだけであり、光を
利用しての装飾効果に乏しいという問題があった。この
発明の課題は、光を利用しての装飾効果を向上させるこ
とができるようにすることである。
このような腕時計では、ベゼルが樹脂の射出成形により
ただ単に形成されているだけであるので、その表面で光
を反射するとしても全体的に反射するだけであり、光を
利用しての装飾効果に乏しいという問題があった。この
発明の課題は、光を利用しての装飾効果を向上させるこ
とができるようにすることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、透明または
半透明な核部の表面に金属を被覆した粒子を樹脂部材に
混入した光反射部材であって、光反射部材の表面の粒子
は金属の一部がカットされており粒子の核部は入射する
外光を透過して残りの金属で反射することを特徴とする
ものである。
半透明な核部の表面に金属を被覆した粒子を樹脂部材に
混入した光反射部材であって、光反射部材の表面の粒子
は金属の一部がカットされており粒子の核部は入射する
外光を透過して残りの金属で反射することを特徴とする
ものである。
【０００５】この発明によれば、表面に位置する粒子は
金属層の一部がカットされており、この粒子に外光が入
射すると、外光は核部を透過して、残りの金属層で反射
するので、粒子が外光によって樹脂部材の表面とは異な
る反射をすることになり、光を利用しての装飾効果を向
上させることができる。
金属層の一部がカットされており、この粒子に外光が入
射すると、外光は核部を透過して、残りの金属層で反射
するので、粒子が外光によって樹脂部材の表面とは異な
る反射をすることになり、光を利用しての装飾効果を向
上させることができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図１〜図５を参照して、こ
の発明を腕時計のベゼルに適用した一実施形態について
説明する。この腕時計では、金属もしくは合成樹脂など
からなる時計ケース１を備えている。この時計ケース１
の上部には時計ガラス２が設けられ、内部には時計モジ
ュール３が収納され、下部には裏蓋４が設けられ、側部
の所定箇所にはりゆうず５が設けられている。また、時
計ケース１の上部における時計ガラス２の外周にはリン
グ状のベゼル（光反射部材）６が設けられている。
の発明を腕時計のベゼルに適用した一実施形態について
説明する。この腕時計では、金属もしくは合成樹脂など
からなる時計ケース１を備えている。この時計ケース１
の上部には時計ガラス２が設けられ、内部には時計モジ
ュール３が収納され、下部には裏蓋４が設けられ、側部
の所定箇所にはりゆうず５が設けられている。また、時
計ケース１の上部における時計ガラス２の外周にはリン
グ状のベゼル（光反射部材）６が設けられている。
【０００７】ベゼル６は、図３および図４に示すよう
に、樹脂部材７中に光反射粒子８を適度な密度で混入し
たものからなり、射出成形により形成されている。光反
射粒子８は、図５に示すように、ガラスなどからなる透
明な核部９の表面に蒸着などによってアルミニウムや銀
などの金属が被覆されて金属層１０が設けられ、この金
属層１０の表面に合成樹脂が被覆されて樹脂層１１が設
けられた構造となっている。この場合、樹脂層１１は光
反射粒子８が樹脂部材７中に混入されるまでの間、金属
層１０を酸化などから保護している。また、ベゼル６の
表面はダイヤモンドカッタなどによって研磨されてお
り、表面に位置する光反射粒子８の樹脂層１１、金属層
１０および核部９の一部がカットされ、内部の核部９が
露出されている。なお、ベゼル６の研磨面６ａには透明
な合成樹脂からなる保護層１２が設けられている。この
場合、保護層１２はカットされた金属層１０を酸化など
から保護している。
に、樹脂部材７中に光反射粒子８を適度な密度で混入し
たものからなり、射出成形により形成されている。光反
射粒子８は、図５に示すように、ガラスなどからなる透
明な核部９の表面に蒸着などによってアルミニウムや銀
などの金属が被覆されて金属層１０が設けられ、この金
属層１０の表面に合成樹脂が被覆されて樹脂層１１が設
けられた構造となっている。この場合、樹脂層１１は光
反射粒子８が樹脂部材７中に混入されるまでの間、金属
層１０を酸化などから保護している。また、ベゼル６の
表面はダイヤモンドカッタなどによって研磨されてお
り、表面に位置する光反射粒子８の樹脂層１１、金属層
１０および核部９の一部がカットされ、内部の核部９が
露出されている。なお、ベゼル６の研磨面６ａには透明
な合成樹脂からなる保護層１２が設けられている。この
場合、保護層１２はカットされた金属層１０を酸化など
から保護している。
【０００８】そして、このような構造となったベゼル６
では、表面に外光（自然光もしくは照明光）が照射され
ると、この外光は保護層１２を透過して、研磨面６ａに
照射される。研磨面６ａに照射された外光の一部は、カ
ットされた光反射粒子８の露出された核部９を透過して
金属層１０で反射され、再び保護層１２を透過して外部
に出射される。一方、研磨面６ａに照射された外光の残
りは、樹脂部材７の表面で全体的に反射され、再び保護
層１２を透過して外部に出射される。
では、表面に外光（自然光もしくは照明光）が照射され
ると、この外光は保護層１２を透過して、研磨面６ａに
照射される。研磨面６ａに照射された外光の一部は、カ
ットされた光反射粒子８の露出された核部９を透過して
金属層１０で反射され、再び保護層１２を透過して外部
に出射される。一方、研磨面６ａに照射された外光の残
りは、樹脂部材７の表面で全体的に反射され、再び保護
層１２を透過して外部に出射される。
【０００９】このように、このベゼル６では、表面に位
置する光反射粒子８の金属層１０および樹脂層１１の一
部がカットされており、この光反射粒子８に外光が入射
すると、外光は核部９を透過して、残りの金属層１０で
反射するので、光反射粒子８が外光によって樹脂部材７
の表面とは異なる反射をすることになり、光を利用して
の装飾効果を向上させることができる。また、表面に位
置する光反射粒子８は核部９、金属層１０、および樹脂
層１１の一部がカットされているので、研磨面６ａに同
心円状の模様が形成され、光を利用しての装飾効果をよ
り一層向上させることができる。
置する光反射粒子８の金属層１０および樹脂層１１の一
部がカットされており、この光反射粒子８に外光が入射
すると、外光は核部９を透過して、残りの金属層１０で
反射するので、光反射粒子８が外光によって樹脂部材７
の表面とは異なる反射をすることになり、光を利用して
の装飾効果を向上させることができる。また、表面に位
置する光反射粒子８は核部９、金属層１０、および樹脂
層１１の一部がカットされているので、研磨面６ａに同
心円状の模様が形成され、光を利用しての装飾効果をよ
り一層向上させることができる。
【００１０】なお、上記実施形態では、核部９をガラス
などの透明部材から形成したが、これに限らず、アクリ
ル樹脂などの半透明部材から形成してもよい。また、樹
脂部材７、核部９、および樹脂層１１を各色に着色して
もよい。この場合、樹脂部材７、核部９、および樹脂層
１１が各色に発色するので、光を利用しての装飾効果を
より一層向上させることができる。また、樹脂部材７お
よび樹脂層１１は透明であってもよい。この場合、ベゼ
ル６の表面から入射した光の一部は光反射粒子８の表面
でも反射するので、光を利用しての装飾効果をより一層
向上させることができる。さらに、上記実施形態では、
この発明を腕時計のベゼルに適用したが、これに限ら
ず、腕時計の文字盤、りゆうず、時計ケースなどに適用
することができ、さらに置時計の時計ケースなどに適用
することができる。
などの透明部材から形成したが、これに限らず、アクリ
ル樹脂などの半透明部材から形成してもよい。また、樹
脂部材７、核部９、および樹脂層１１を各色に着色して
もよい。この場合、樹脂部材７、核部９、および樹脂層
１１が各色に発色するので、光を利用しての装飾効果を
より一層向上させることができる。また、樹脂部材７お
よび樹脂層１１は透明であってもよい。この場合、ベゼ
ル６の表面から入射した光の一部は光反射粒子８の表面
でも反射するので、光を利用しての装飾効果をより一層
向上させることができる。さらに、上記実施形態では、
この発明を腕時計のベゼルに適用したが、これに限ら
ず、腕時計の文字盤、りゆうず、時計ケースなどに適用
することができ、さらに置時計の時計ケースなどに適用
することができる。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、表面に位置する粒子は金属層の一部がカットされて
おり、この粒子に外光が入射すると、外光は核部を透過
して、残りの金属層で反射するので、粒子が外光によっ
て樹脂部材の表面とは異なる反射をすることになり、光
を利用しての装飾効果を向上させることができる。
ば、表面に位置する粒子は金属層の一部がカットされて
おり、この粒子に外光が入射すると、外光は核部を透過
して、残りの金属層で反射するので、粒子が外光によっ
て樹脂部材の表面とは異なる反射をすることになり、光
を利用しての装飾効果を向上させることができる。
【図１】この発明の一実施形態を適用したベゼルが設け
られた腕時計の平面図。
られた腕時計の平面図。
【図２】同腕時計の断面図。
【図３】同ベゼルの要部を示す一部切断した平面図。
【図４】同ベゼルの要部を示す断面図。
【図５】同ベゼル中に混入された光反射粒子の断面図。
６ ベゼル（光反射部材） ７ 樹脂部材 ８ 光反射粒子 ９ 核部 １０ 金属層
Claims (2)
- 【請求項１】 透明または半透明な核部の表面に金属を
被覆した粒子を樹脂部材に混入した光反射部材であっ
て、 前記光反射部材の表面の粒子は前記金属の一部がカット
されており粒子の核部は入射する外光を透過して残りの
金属で反射することを特徴とする光反射部材。 - 【請求項２】 前記粒子の核部はガラスからなることを
特徴とする請求項１に記載の光反射部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24044995A JPH0961554A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 光反射部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24044995A JPH0961554A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 光反射部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0961554A true JPH0961554A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=17059672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24044995A Pending JPH0961554A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 光反射部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0961554A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6578990B2 (en) * | 2001-02-21 | 2003-06-17 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Luminaire |
-
1995
- 1995-08-28 JP JP24044995A patent/JPH0961554A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6578990B2 (en) * | 2001-02-21 | 2003-06-17 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Luminaire |
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