JPH0961235A - 紫外線a,b識別センサ - Google Patents

紫外線a,b識別センサ

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Publication number
JPH0961235A
JPH0961235A JP24230495A JP24230495A JPH0961235A JP H0961235 A JPH0961235 A JP H0961235A JP 24230495 A JP24230495 A JP 24230495A JP 24230495 A JP24230495 A JP 24230495A JP H0961235 A JPH0961235 A JP H0961235A
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JP
Japan
Prior art keywords
filter
photochromic
sensor
cuts
ultraviolet rays
Prior art date
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Pending
Application number
JP24230495A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiro Funakoshi
宣博 船越
Akihiro Imamura
明弘 今村
Kazuo Imai
和雄 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N T T AMERICA Inc
Nippon Telegraph and Telephone Corp
NTT America Inc
Original Assignee
N T T AMERICA Inc
Nippon Telegraph and Telephone Corp
NTT America Inc
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Publication date
Application filed by N T T AMERICA Inc, Nippon Telegraph and Telephone Corp, NTT America Inc filed Critical N T T AMERICA Inc
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Publication of JPH0961235A publication Critical patent/JPH0961235A/ja
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 UV−A(波長320〜400nm)、UV
−B(波長280〜320nm)の有無を簡単に識別す
る紫外線A,B識別センサを提供する。 【解決手段】 UV−A感応部分とUV−B感応部分と
を並べて配置した紫外線A,B識別センサにおいて、フ
ィルタ部A,Bの少なくとも一方を着色した、及び/又
はフォトクロミック層内にフォトクロミック反応によっ
て発生した着色種により色が変化する発色剤を混在させ
た紫外線A,B識別センサ。着色にはフィルタ部と同じ
機能をもつ染料又は顔料を用いることが好ましい。 【効果】 多色のため、紫外線の存在を視覚的にも分か
り易くとらえうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線のうち波長
320nm〜400nmの範囲の紫外線(以下、UV−
Aと略記する)、波長280nm〜320nmの範囲の
紫外線(以下、UV−Bと略記する)の有無を簡単に識
別するセンサに関する。紫外線の有害性を認識させ、防
御動作を促すことによって健康維持に関する行動を起こ
させることを目的に利用する。
【0002】
【従来の技術】地表に到達する太陽光の中には有害な紫
外線が含まれており、生物的にUV−A(320〜40
0nm)、UV−B(280〜320nm)、UV−C
(190〜280nm)に分類されている。この内でU
V−Cは上層大気によって効果的に吸収されるため、地
表には到達しない。UV−Aは肌の色を黒くする「サン
タン現象」を起こしビタミンDの形成に直接関与する。
UV−Bはシミ、ソバカス、更には火照りや水痘をつく
る「サンバーン現象」(皮膚の深いところまでの火傷)
を起こし人体に有害である。このUV−A,Bを簡便に
区別するセンサとしては、特開平5−107112号公
報、特願平4−185668号明細書に開示された技術
がある。これらの技術は、280〜400nmの紫外線
によって発色するフォトクロミック化合物又はフォトク
ロミック組成物からなるフォトクロミック層をセンサ部
として用い、このセンサ部の上部に2種類のフィルター
層、UV−Aを透過しUV−Bをカットするフィルタ部
を設けたUV−A感応部分と、UV−Bを透過しUV−
Aをカットするフィルタ部を設けたUV−B感応部分と
をそれぞれ独立に持ち、これらを並べて配置することに
よってUV−A,UV−Bを識別するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、紫外線
によって発色する色はフォトクロミック層に用いられた
フォトクロミック化合物あるいはフォトクロミック組成
物によって決定され、発色はフォトクロミック化合物あ
るいはフォトクロミック組成物により1色だけであり、
多彩な色表現ができなかった。また、更にはフォトクロ
ミック化合物あるいはフォトクロミック組成物はその多
くが紫外線によって発色する前は無色であり、かつ、フ
ィルタ部A、Bも無色であることからセンサ部が存在す
る場所を特定することが困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、第
1の発明は400nm以下の紫外線によって発色するフ
ォトクロミック化合物あるいはフォトクロミック組成物
からなるフォトクロミック層をセンサ部とし、その上部
に設ける2種類のフィルタ部、すなわちUV−Aを透過
しUV−Bとをカットするフィルタ部Aと、UV−Bを
透過しUV−Aをカットするフィルタ部Bを設け、それ
ぞれUV−A感応部分、UV−B感応部分とし、これら
フィルタ部A、Bの少なくとも一方を着色させたもので
ある。第2の発明は、400nm以下の紫外線によって
発色するフォトクロミック化合物あるいはフォトクロミ
ック組成物からなるフォトクロミック層をセンサ部と
し、このフォトクロミック層内に紫外線によって誘起さ
れるフォトクロミック反応に伴って発生する着色種によ
って色が変化する発色剤を混在させておき、前記センサ
部の上部に設ける2種類のフィルタ部、すなわちUV−
Aを透過しUV−Bをカットするフィルタ部Aと、UV
−Bを透過しUV−Aをカットするフィルタ部Bとを設
け、それぞれUV−A感応部分、UV−B感応部分とし
たものである。第3の発明は、第2の発明であって更に
フィルタ部A、Bの少なくとも一方を着色させたもので
ある。第4の発明は、前記第1の発明若しくは前記第3
の発明であって、フィルタ部を着色させた染料、あるい
は顔料として、フィルタ能、すなわちUV−Aを透過し
UV−Bをカットするか、あるいはUV−Bを透過しU
V−Aをカットする能力を備えた染料あるいは顔料を用
いたものである。
【0005】本発明の第1、第3の発明は、可視部には
透明なフィルタ部をフィルタ能力のない染料や顔料で着
色することによって多彩な色表現やセンサ部を自ら表示
することが可能になった。第2の発明は、フォトクロミ
ック反応に伴って、例えばフォトクロミック化合物自身
が、下記式(化1)、(化2)に示すような正・負電荷
を伴った発色種となり、この正・負電荷により発色する
ロイコ系色素などの発色剤をフォトクロミック層に混在
させておくことによりロイコ系色素を発色させるもので
ある。ロイコ系色素は多種類ありこれを選ぶことにより
多彩な色変化を任意に選択することができる。
【0006】
【化1】
【0007】
【化2】
【0008】第4の発明は、第1、第3の発明で用いた
フィルタ部を着色する色素そのものにUV−A、B識別
能力を持たせたものである。
【0009】以下、本発明を添付図面により具体的に説
明する。図4は、従来の紫外線センサ部の説明図であ
る。図4において、符号1は基板、2はフォトクロミッ
ク層、3はフィルタ層(未着色)を意味する。これに対
して、図1〜図3に示したのが本発明によるものであ
る。すなわち、図1〜図3は、本発明の紫外線センサ部
の特徴を示す図である。図1〜図3において、符号1は
基板、2はフォトクロミック層、21はフォトクロミッ
ク層(着色種含有)、3はフィルタ層(未着色)、31
はフィルタ層(着色)を意味する。
【0010】
【発明の実施の形態】前述のように、図1〜図3は、本
発明の1実施の態様を示すものである。図1は、本発明
の前記した第1の発明の1例であり、UV−A感応部
分、UV−B感応部分の少なくとも一方を図1の構成と
する。図2は、前記した第2の発明、図3は第3の発明
の1例である。本発明に用いるフォトクロミック化合物
あるいはフォトクロミック組成物は400nm以下の紫
外線に感応するものであればよく、例えばスピロピラン
類、スピロオキサジン類、フルギド類、ジアリールエテ
ン類などが挙げられる。本発明に用いられる発色剤とし
ては、ロイコ系染料のバイオレットラクトンなどが挙げ
られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明はこれら実例例に限定されない。
【0012】実施例1 図5に示す実施例は、UV−B検出部分のフィルターの
中に黄色の色素でモノアゾ染料であるスミプラストイエ
ロー〔住友化学(株)製造〕を混入させてフィルターを
形成し、背景として紫外線照射によってブルーに発色す
るフォトクロミック材料を使用することによってこれら
の混色によって緑色への変化を生じさせる。これを利用
してデザインした例で、この図は紫外線照射前後のデザ
インの変化を示している。
【0013】実施例2 図6に示す実施例は、実施例1に記述した黄色から緑色
への変化と、更に白(無色)から青色への変化とを利用
してデザインした例を示している。
【0014】実施例3 図7には実施例2と同様の色変化を利用した別のデザイ
ンの例である。
【0015】実施例4 スピロオキサジンと、スピロオキサジンの発色に伴って
着色する発色剤としてバイオレットラクトンをそれぞれ
等量混合しPMMA中に合せて10重量部混入させフォ
トクロミック層とした。このフォトクロミック層の上に
UV−A識別フィルタ部とUV−B識別フィルタ部とを
それぞれ形成し裏に粘着部を持つシール基材の上に並べ
て配置し、紫外線検出デザインシールを得た。この紫外
線デザインシールに、500Wの超高圧水銀灯からの光
をモノクロメータに通し、UV−A、UV−Bに相当す
る光をそれぞれ照射したところ、UV−A、UV−Bを
簡便に識別することができ、更にスピロオキサジンの発
色は青色であるが、発色剤であるバイオレットラクトン
の発色と混ざった紫色の呈色を得ることができた。
【0016】実施例5 スピロオキサジンと、スピロオキサジンの発色に伴って
着色する発色剤としてバイオレットラクトンをそれぞれ
等量混合しPMMA中に合せて10重量部混入させフォ
トクロミック層を構成した。このフォトクロミック層の
上にUV−A識別フィルタ部とUV−B識別フィルタ部
とをそれぞれ形成し、これらフィルタ部内にそれぞれの
黄色の色素、黄色5号を混在させた。これらを裏に粘着
部を持つシール基材の上に並べて配置し、紫外線検出デ
ザインシールを得た。得られた紫外線検出デザインシー
ル部は黄色を呈しており、他の部分と明瞭に区分するこ
とができた。この紫外線検出デザインシールに、500
Wの超高圧水銀灯からの光をモノクロメータに通し、U
V−A、UV−Bに相当する光をそれぞれ照射したとこ
ろ、UV−A、UV−Bを簡便に識別することができ、
更にスピロオキサジンの発色は青色であるが発色剤であ
るバイオレットラクトンの発色と、更に色素の黄色の混
合された緑色の呈色を得ることができた。
【0017】
【発明の効果】単純に色の変化によって紫外線の存在を
知らせることによって警鐘をならすよりも、この発明に
よればデザインそのものが変化するのでイメージとして
とらえられる利点がある。また、視覚的にも分かりやす
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紫外線センサ部の特徴の1例を示す図
である。
【図2】本発明の紫外線センサ部の特徴の1例を示す図
である。
【図3】本発明の紫外線センサ部の特徴の1例を示す図
である。
【図4】従来の紫外線センサ部の説明図である。
【図5】本発明の紫外線センサの1例における紫外線照
射前後の色変化を示す図である。
【図6】本発明の紫外線センサの1例における紫外線照
射前後の色変化を示す図である。
【図7】本発明の紫外線センサの1例における紫外線照
射前後の色変化を示す図である。
【符号の説明】
1:基板、2:フォトクロミック層、21:フォトクロ
ミック層(着色種含有)、3:フィルタ層(未着色)、
31:フィルタ層(着色)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船越 宣博 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 今村 明弘 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 今井 和雄 アメリカ合衆国10178 ニューヨーク州、 ニューヨーク市 101 パーク アベニュ ー 41 ストリート エフエル エヌティ ティ アメリカ インコーポレーテッド内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 400nm以下の紫外線で発色するフォ
    トクロミック化合物あるいはフォトクロミック組成物を
    有したフォトクロミック層をセンサ部として備え、前記
    センサ部の表面に、波長320nm〜400nmの範囲
    の紫外線(UV−A)を透過し、波長280nm〜32
    0nmの範囲の紫外線(UV−B)をカットするフィル
    タ部Aを設けたUV−A感応部分と、前記センサ部の表
    面にUV−Bを透過しUV−Aをカットするフィルタ部
    Bを設けたUV−B感応部分と、前記UV−A感応部分
    と前記UV−B感応部分とを並べて配置した紫外線A,
    B識別センサにおいて、前記フィルタ部A,Bの少なく
    とも一方を着色したことを特徴とする紫外線A,B識別
    センサ。
  2. 【請求項2】 400nm以下の紫外線で着色するフォ
    トクロミック化合物あるいはフォトクロミック組成物を
    有したフォトクロミック層をセンサ部として備え、前記
    センサ部の表面に、UV−Aを透過しUV−Bをカット
    するフィルタ部Aを設けたUV−A感応部分と、前記セ
    ンサ部の表面にUV−Bを透過しUV−Aをカットする
    フィルタ部Bを設けたUV−B感応部分と、前記UV−
    A感応部分と前記UV−B感応部分とを並べて配置した
    紫外線A,B識別センサにおいて、前記フォトクロミッ
    ク層内にフォトクロミック反応によって発生した着色種
    により色が変化する発色剤を混在させることを特徴とす
    る紫外線A,B識別センサ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の紫外線A,B識別セン
    サにおいて、前記フィルタ部A,Bの少なくとも一方を
    着色したことを特徴とする紫外線A,B識別センサ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3に記載の紫外線A,B識
    別センサにおいて、前記フィルタ部Aを着色する染料、
    又は顔料が、UV−Aを透過しUV−Bをカットする
    か、あるいは前記フィルタ部Bを着色する染料、又は顔
    料が、UV−Bを透過しUV−Aをカットすることを特
    徴とする紫外線A,B識別センサ。
JP24230495A 1995-08-29 1995-08-29 紫外線a,b識別センサ Pending JPH0961235A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009014689A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Saitama Univ フォトクロミック化合物を利用した紫外線強度測定装置
JP2019510235A (ja) * 2016-02-02 2019-04-11 8996598 カナダ インコーポレイテッド 紫外光に対する露出の検知のための方法及び装置
WO2022202362A1 (ja) * 2021-03-22 2022-09-29 富士フイルム株式会社 検査具、検査方法

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