JPH0957773A - 生分解性成形品及びその製造方法 - Google Patents
生分解性成形品及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH0957773A JPH0957773A JP21476795A JP21476795A JPH0957773A JP H0957773 A JPH0957773 A JP H0957773A JP 21476795 A JP21476795 A JP 21476795A JP 21476795 A JP21476795 A JP 21476795A JP H0957773 A JPH0957773 A JP H0957773A
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- JP
- Japan
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- starch
- compression
- molding
- biodegradable
- molded article
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- Pending
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 この発明の生分解性成形品は、多数個の
澱粉発泡緩衝材を圧縮成形して、1個の成形品としたも
のとしている。そして、この発明の生分解性成形品の製
造方法は、多数個の澱粉発泡緩衝材を圧縮成形するの
に、それら澱粉発泡緩衝材に接着剤を付着させて圧縮成
形用金型に入れ、加熱加圧処理して圧縮成形するものと
している。 【効果】 この発明の生分解性成形品は、澱粉発泡緩衝
材を原料としているので、原料コストも安くなると共
に、その澱粉発泡緩衝材の廃棄処理を解消することがで
きるものとなる。そして、この発明の生分解性成形品の
製造方法は、特に複雑な工程を必要とすることなく、簡
単な工程で製造することができるので、製造コストが安
くなり、生分解性成形品を安価に提供することができる
ものとなる。
澱粉発泡緩衝材を圧縮成形して、1個の成形品としたも
のとしている。そして、この発明の生分解性成形品の製
造方法は、多数個の澱粉発泡緩衝材を圧縮成形するの
に、それら澱粉発泡緩衝材に接着剤を付着させて圧縮成
形用金型に入れ、加熱加圧処理して圧縮成形するものと
している。 【効果】 この発明の生分解性成形品は、澱粉発泡緩衝
材を原料としているので、原料コストも安くなると共
に、その澱粉発泡緩衝材の廃棄処理を解消することがで
きるものとなる。そして、この発明の生分解性成形品の
製造方法は、特に複雑な工程を必要とすることなく、簡
単な工程で製造することができるので、製造コストが安
くなり、生分解性成形品を安価に提供することができる
ものとなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、使い捨てにされ
る各種の容器、電子部品の発送用トレーや食品用トレー
等として用いられる生分解性成形品、及びその製造方法
に関するものである。
る各種の容器、電子部品の発送用トレーや食品用トレー
等として用いられる生分解性成形品、及びその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の生分解性成形品は、廃棄処分が容
易なものとして、澱粉を主成分とし、必要に応じポリビ
ニルアルコール、気泡調整剤、補助添加剤等を混合した
原料に水を加えて混練混和し、加熱処理してペレット状
にしたものを上型と下型からなる焼型に入れ、加圧加熱
成形することにより製造されるものが存在する。
易なものとして、澱粉を主成分とし、必要に応じポリビ
ニルアルコール、気泡調整剤、補助添加剤等を混合した
原料に水を加えて混練混和し、加熱処理してペレット状
にしたものを上型と下型からなる焼型に入れ、加圧加熱
成形することにより製造されるものが存在する。
【0003】一方、電子機器や家電製品などの箱詰め緩
衝材、いわゆるバラ緩衝材と呼ばれている緩衝材にも、
廃棄処分が容易なものとして、澱粉を主成分とした澱粉
発泡緩衝材が存在している。
衝材、いわゆるバラ緩衝材と呼ばれている緩衝材にも、
廃棄処分が容易なものとして、澱粉を主成分とした澱粉
発泡緩衝材が存在している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の生分解性成形品は、澱粉をそのものを主成分とした
原料を用いて製造しているので、タピオカ澱粉等の比較
的安価な澱粉が存在するのものの製造コストが高くつく
という課題を有していた。
来の生分解性成形品は、澱粉をそのものを主成分とした
原料を用いて製造しているので、タピオカ澱粉等の比較
的安価な澱粉が存在するのものの製造コストが高くつく
という課題を有していた。
【0005】一方、上記澱粉発泡緩衝材は、燃焼処理を
しても高温を発生せず焼却炉を損傷することなく、また
埋立処理をすれば生分解して自然に消滅するが、その廃
棄量が年々増加しており、その廃棄処理に影響が出るこ
とが予想され、現在その解消法が苦慮されている。
しても高温を発生せず焼却炉を損傷することなく、また
埋立処理をすれば生分解して自然に消滅するが、その廃
棄量が年々増加しており、その廃棄処理に影響が出るこ
とが予想され、現在その解消法が苦慮されている。
【0006】そこで、この発明は、上記澱粉発泡緩衝材
の再利用を図ることにより、その廃棄処理を少しでも解
消すると共に、その澱粉発泡緩衝材を用いた安価な生分
解性成形品、及びその生分解性成形品の製造方法を提供
することを目的としてなされたものである。
の再利用を図ることにより、その廃棄処理を少しでも解
消すると共に、その澱粉発泡緩衝材を用いた安価な生分
解性成形品、及びその生分解性成形品の製造方法を提供
することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明の生
分解性成形品は、多数個の澱粉発泡緩衝材を圧縮成形し
て、1個の成形品としたものとしている。
分解性成形品は、多数個の澱粉発泡緩衝材を圧縮成形し
て、1個の成形品としたものとしている。
【0008】そして、この発明の生分解性成形品の製造
方法は、多数個の澱粉発泡緩衝材を圧縮成形するのに、
それら澱粉発泡緩衝材に接着剤を付着させて圧縮成形用
金型に入れ、加熱加圧処理して圧縮成形するものとして
いる。
方法は、多数個の澱粉発泡緩衝材を圧縮成形するのに、
それら澱粉発泡緩衝材に接着剤を付着させて圧縮成形用
金型に入れ、加熱加圧処理して圧縮成形するものとして
いる。
【0009】さらに、この発明の生分解性成形品の製造
方法において、前記接着剤は、水、アラビアガム、グア
ーガム、ポリビニールアルコール、卵白糊、澱粉糊の何
れかとすることができる。
方法において、前記接着剤は、水、アラビアガム、グア
ーガム、ポリビニールアルコール、卵白糊、澱粉糊の何
れかとすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の生分解性成形品
及びその製造方法について、詳細に説明する。
及びその製造方法について、詳細に説明する。
【0011】先ず、この発明の生分解性成形品は、バラ
緩衝材等の多数個の澱粉発泡緩衝材を圧縮成形して、1
個の成形品としたものとしている。
緩衝材等の多数個の澱粉発泡緩衝材を圧縮成形して、1
個の成形品としたものとしている。
【0012】そして、この発明の生分解性成形品は、前
記多数個の澱粉発泡緩衝材に接着剤を付着させて圧縮成
形用金型に入れ、加熱加圧処理して圧縮成形することに
より製造される。
記多数個の澱粉発泡緩衝材に接着剤を付着させて圧縮成
形用金型に入れ、加熱加圧処理して圧縮成形することに
より製造される。
【0013】ここでいう澱粉発泡緩衝材とは、澱粉を主
成分とし、必要に応じポリビニルアルコール、気泡調整
剤、補助添加剤等を混合した原料を加熱、加圧しながら
押し出し発泡し、チップ状、タブレット状等に成形加工
したものである。
成分とし、必要に応じポリビニルアルコール、気泡調整
剤、補助添加剤等を混合した原料を加熱、加圧しながら
押し出し発泡し、チップ状、タブレット状等に成形加工
したものである。
【0014】接着剤としては、水、アラビアガム、グア
ーガム、ポリビニールアルコール、卵白糊、澱粉糊の何
れかを使用することができ、その使用量は極少量とする
のが好ましい。
ーガム、ポリビニールアルコール、卵白糊、澱粉糊の何
れかを使用することができ、その使用量は極少量とする
のが好ましい。
【0015】圧縮成形用金型は、小型であっても大型で
あってもよく、小型の場合は嵩の低い澱粉発泡緩衝材を
用い、大型の場合は嵩の高い澱粉発泡緩衝材を用いる。
あってもよく、小型の場合は嵩の低い澱粉発泡緩衝材を
用い、大型の場合は嵩の高い澱粉発泡緩衝材を用いる。
【0016】加熱加圧処理は、圧縮成形用金型が大型の
場合には、澱粉発泡緩衝材が嵩張るので、2〜3工程に
分けて行なうことができる。
場合には、澱粉発泡緩衝材が嵩張るので、2〜3工程に
分けて行なうことができる。
【0017】
【発明の効果】この発明の生分解性成形品は、澱粉発泡
緩衝材を原料としているので、原料コストも安くなると
共に、その澱粉発泡緩衝材の廃棄処理を解消することが
できるものとなる。
緩衝材を原料としているので、原料コストも安くなると
共に、その澱粉発泡緩衝材の廃棄処理を解消することが
できるものとなる。
【0018】そして、この発明の生分解性成形品の製造
方法は、特に複雑な工程を必要とすることなく、簡単な
工程で製造することができるので、製造コストが安くな
り、生分解性成形品を安価に提供することができるもの
となる。
方法は、特に複雑な工程を必要とすることなく、簡単な
工程で製造することができるので、製造コストが安くな
り、生分解性成形品を安価に提供することができるもの
となる。
Claims (3)
- 【請求項1】 多数個の澱粉発泡緩衝材を圧縮成形し
て、1個の成形品としたことを特徴とする生分解性成形
品。 - 【請求項2】 多数個の澱粉発泡緩衝材に接着剤を付着
させて圧縮成形用金型に入れ、加熱加圧処理して圧縮成
形することを特徴とする生分解性成形品の製造方法。 - 【請求項3】 前記接着剤を、水、アラビアガム、グア
ーガム、ポリビニールアルコール、卵白糊、澱粉糊の何
れかとしたことを特徴とする請求項2記載の生分解性成
形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21476795A JPH0957773A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 生分解性成形品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21476795A JPH0957773A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 生分解性成形品及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0957773A true JPH0957773A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16661206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21476795A Pending JPH0957773A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 生分解性成形品及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0957773A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0557804A (ja) * | 1991-09-05 | 1993-03-09 | Hiroyoshi Sono | 軽比重気孔質組織体及びその製法 |
JPH0687969A (ja) * | 1992-09-07 | 1994-03-29 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 生分解性樹脂発泡体 |
JPH06143283A (ja) * | 1992-06-05 | 1994-05-24 | Sanwa Kako Co Ltd | 架橋ポリオレフィン発泡体の成形物の製造方法及びその製造装置 |
JPH06335919A (ja) * | 1993-05-27 | 1994-12-06 | Oji Seitai Kk | 澱粉を主原料とするバラ状緩衝材の製造方法 |
-
1995
- 1995-08-23 JP JP21476795A patent/JPH0957773A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0557804A (ja) * | 1991-09-05 | 1993-03-09 | Hiroyoshi Sono | 軽比重気孔質組織体及びその製法 |
JPH06143283A (ja) * | 1992-06-05 | 1994-05-24 | Sanwa Kako Co Ltd | 架橋ポリオレフィン発泡体の成形物の製造方法及びその製造装置 |
JPH0687969A (ja) * | 1992-09-07 | 1994-03-29 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 生分解性樹脂発泡体 |
JPH06335919A (ja) * | 1993-05-27 | 1994-12-06 | Oji Seitai Kk | 澱粉を主原料とするバラ状緩衝材の製造方法 |
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