JPH0957393A - 生砂の組成調製方法 - Google Patents

生砂の組成調製方法

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JPH0957393A
JPH0957393A JP21835895A JP21835895A JPH0957393A JP H0957393 A JPH0957393 A JP H0957393A JP 21835895 A JP21835895 A JP 21835895A JP 21835895 A JP21835895 A JP 21835895A JP H0957393 A JPH0957393 A JP H0957393A
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JP
Japan
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sand
kneading
raw
sample
composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP21835895A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshizumi Senda
善純 千田
Keiichi Morita
啓一 森田
Hiromi Tomishige
博美 冨重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH0957393A publication Critical patent/JPH0957393A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価なコストで連続操業等を容易としつつ、正
確な所望組成の生砂を得ることができ、強度等の安定し
た生砂鋳型を製造可能とする。 【解決手段】回収砂と、粘結剤と、添加剤とを所定量づ
つ混練機により混練し、調製されて新たな造型に用いる
再生された生砂を得る場合、混練前の回収砂を分析すべ
く調査し、この分析結果に基づいて所定量を決定する。
混練前の回収砂からサンプルを多数取得し、各サンプル
を混合して混合サンプルとし、この混合サンプルで分析
を行なうことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バラシにより得ら
れた回収砂を用いて新たな造型に用いる再生された生砂
を得る生砂の組成調製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】主に鋳鉄鋳物の製造に用いられる生型砂
(生砂)は一般に繰返して使用されている。この場合、
従来は、図4に示すように、まずバラシ、砂冷却を経た
回収砂を回収する。そして、少なくともこの回収砂と、
ベントナイト等の粘結剤と、石炭粉や澱粉等の添加剤と
を所定量づつ混練機により混練し、調製した生砂を得
る。このとき、回収砂に対する粘結剤等の添加量は経験
により決定していた。この後、混練後の生砂を分析すべ
く調査する。このとき、図5に示すように、まず混練機
から造型機まで再生後の生砂を搬送するコンベア等の上
において、その生砂からサンプルを取得する。この後、
サンプルを乾燥させた後、乾燥後のサンプルで強熱減
量、活性ベント量、水分等の分析を行っていた。そし
て、サンプルより得られた強熱減量の分析値、活性ベン
ト量等の分析値に基づき、図4に示すように、混練する
粘結剤等の添加量を変更し、フィードバック方式で再調
製する。そして、生砂により新たに造型を行い、注湯を
行なう。この後、再度バラシ等が繰り返される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バラシを行っ
た回収砂の組成は鋳型の大小、種類、熱影響等により異
なる。また、バラシにより得られた回収砂は、例えそれ
らの組成が少しづつ異なっているとしても、連続操業等
のために一旦はホッパ等によりまとめてストックするこ
ととしている。このため、混練機には異なる組成の回収
砂がバッチ方式で投入されることとなる。こうであるに
もかかわらず、従来は、粘結剤等の添加量を経験により
おおよそで定め、生砂を一旦得てから、しかる後にフィ
ードバック方式で再調製していた。こうであると、再調
製前の生砂は粘結剤等が既に過剰に添加されていた場合
もある。この場合には、例え再調製したとしても、正確
な所望組成の生砂が得られず、強度の安定した生砂鋳型
を製造できない。
【0004】また、従来は、図6に示すように、単一
(N=1)のサンプル(No.1)だけ取得し、このサ
ンプルのみを分析して得られた分析値(x1 )を平均値
とみなしているため、精度が低いものであった。そし
て、高い精度を確保しつつ分析時間を短縮化すべく、多
数の分析装置、人を確保するとすれば、生砂の組成調製
コストが高騰してしまう。
【0005】本発明の第1の課題は、正確な所望組成の
生砂を得ることができ、強度等の安定した生砂鋳型を製
造可能な生砂の組成調製方法を提供することにある。ま
た、本発明の第2の課題は、安価なコストで連続操業等
を容易としつつ、正確な所望組成の生砂を得ることがで
きる生砂の組成調製方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の生砂の組成調
製方法は、少なくともバラシにより得られた回収砂と、
粘結剤と、添加剤とを所定量づつ混練機により混練し、
調製されて新たな造型に用いる再生された生砂を得る生
砂の組成調製方法において、混練前の前記回収砂を分析
すべく調査し、この分析結果に基づいて前記所定量を決
定することを特徴とする。
【0007】請求項2の生砂の組成調製方法は、請求項
1の生砂の組成調製方法において、混練前の回収砂から
サンプルを多数取得し、各該サンプルを混合して混合サ
ンプルとし、該混合サンプルで分析を行なうことを特徴
とする。
【0008】
【作用】請求項1の生砂の組成調製方法では、混練機に
バッチ方式で投入される回収砂がその都度組成が異なっ
ているとしても、混練前の回収砂を分析すべく調査し、
この分析結果に基づいて所定量を決定するため、フィー
ドフォワード方式で粘結剤等の添加量をバッチ毎に変え
ることができ、そのバッチで所望組成の生砂を調製でき
る。
【0009】請求項2の生砂の組成調製方法では、混練
前の回収砂からサンプルを多数取得し、各サンプルを混
合して単一の混合サンプルとする。そして、この混合サ
ンプルで分析を行なう。このため、多数の分析装置、人
を要しなくても、精度は比較的高く、分析も短時間で終
了し得る。このため、この調査工程は、分析時間の短縮
化により、請求項1のフィードフォワード方式の調製に
適している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、請求項1、2の発明の実施
の形態を図面を参照しつつ説明する。この生砂の組成調
製方法では、図1に示すように、まずバラシ、砂冷却を
経た回収砂をコンベア1により搬送し、ホッパ2に回収
する。そして、ホッパ2の下端から供給される回収砂を
コンベア3によりシンプソン型混練機4内に所定量投入
する。混練機4内には回転可能なマラーホイール4aが
装備されており、混練機4にはベントナイト切り出し装
置5、石炭粉切り出し装置6、水添加装置7等が接続さ
れ、これらにより所定添加量のベントナイト、石炭粉、
水等が供給可能になされている。
【0011】ここで、コンベア3上において、混練前の
回収砂を分析すべく調査する。このとき、図2及び図3
に示すように、まずコンベア3上の回収砂からサンプル
を多数取得する。この後、各サンプル(No.1、N
o.2、…、No.n)を乾燥し、乾燥後の各サンプル
を混合して単一の混合サンプル(N=1)とする。そし
て、JISZ2601に準じた方法により、この混合サ
ンプルで強熱減量及び水分の分析を行なう。また、メチ
レンブルー吸着量測定方法により、活性ベント量の分析
を行なう。こうして、多数の分析装置、人を要しなくて
も、精度は比較的高く、分析も短時間で終了し得る。こ
のため、この調査工程は、フィードフォワード方式の調
製に適している。
【0012】この分析結果に基づいて図1に示すベント
ナイト切り出し装置5、石炭粉切り出し装置6、水添加
装置7等を制御し、ベントナイト、石炭粉、水等を所定
量づつ混練機4に投入又は添加し、マラーホイール4a
を回転させることにより混練する。このため、混練機4
にバッチ方式で投入される回収砂がその都度組成が異な
っているとしても、フィードフォワード方式で粘結剤等
の添加量をバッチ毎に変えることができ、そのバッチで
所望組成の生砂を調製できる。
【0013】こうして調製した生砂を全量コンベア8で
搬送する。そして、コンベア8上の生砂はホッパ9、コ
ンベア10を経て造型機まで搬送され、ここで新たに造
型される。次いで、注湯、バラシ等が繰り返される。
【0014】
【実施例】上記実施の形態により、3バッチ分生砂を調
製した。
【0015】
【比較例】上記従来の調製方法により、3バッチ分生砂
を調製した。このとき、経験により、回収砂に対するベ
ントナイトの添加量は1.0%、石炭粉の添加量は0.
5%、水分は2.0%とした。実施例1〜3の回収砂及
び再生された生砂と、比較例1〜3の再生された生砂と
の組成(%)を調べた。結果を表1に示す。
【0016】
【表1】 表1より、実施例1〜3の生砂は、比較例1〜3の生砂
と比して、ほとんど目標の組成に調製されていることが
わかる。
【0017】また、実施例1〜3及び比較例1〜3の生
砂を用い、JISZ2601に準じた方法により強度
(kgf/cm2 )を調べた。結果を表2に示す。
【0018】
【表2】 表2より、実施例1〜3の生砂では、比較例1〜3の生
砂に比して、強度の安定した生砂鋳型を製造できること
がわかる。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の生砂の
組成調製方法では、混練前の回収砂を調査し、フィード
フォワード方式で調製するため、正確な所望組成の生砂
を得ることができる。このため、この調製方法により得
られた生砂を用いれば、強度等の安定した生砂鋳型を製
造することができる。
【0020】また、請求項2の生砂の組成調製方法で
は、請求項1の効果を奏しつつ、単一の混合サンプルで
分析を行なうため、安価なコストで連続操業等が容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態たる組成調製方法を示す模式図であ
る。
【図2】実施の形態たる組成調製方法に係る調査工程を
示すフローチャートである。
【図3】実施の形態たる組成調製方法に係る調査工程を
示す説明図である。
【図4】従来の組成調製方法を示すフローチャートであ
る。
【図5】従来の組成調製方法に係る調査工程を示すフロ
ーチャートである。
【図6】従来の組成調製方法に係る調査工程を示す説明
図である。
【符号の説明】
4…混練機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともバラシにより得られた回収砂
    と、粘結剤と、添加剤とを所定量づつ混練機により混練
    し、調製されて新たな造型に用いる再生された生砂を得
    る生砂の組成調製方法において、 混練前の前記回収砂を分析すべく調査し、この分析結果
    に基づいて前記所定量を決定することを特徴とする生砂
    の組成調製方法。
  2. 【請求項2】混練前の回収砂からサンプルを多数取得
    し、各該サンプルを混合して混合サンプルとし、該混合
    サンプルで分析を行なうことを特徴とする請求項1記載
    の生砂の組成調製方法。
JP21835895A 1995-08-28 1995-08-28 生砂の組成調製方法 Pending JPH0957393A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018147030A1 (ja) * 2017-02-07 2018-08-16 新東工業株式会社 鋳型砂供給装置
CN109954832A (zh) * 2019-04-09 2019-07-02 青岛天汇智能机械科技有限公司 一种新型转子式混砂机及混砂方法
TWI689361B (zh) * 2015-06-11 2020-04-01 日商新東工業股份有限公司 模砂之再生方法及再生設備

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