JPH0955923A - アプリケーションソフトウェア連動制御方法 - Google Patents

アプリケーションソフトウェア連動制御方法

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JPH0955923A
JPH0955923A JP7205486A JP20548695A JPH0955923A JP H0955923 A JPH0955923 A JP H0955923A JP 7205486 A JP7205486 A JP 7205486A JP 20548695 A JP20548695 A JP 20548695A JP H0955923 A JPH0955923 A JP H0955923A
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JP
Japan
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application software
user input
image
terminal
user
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Application number
JP7205486A
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Inventor
Takashi Yagi
貴史 八木
Kazuo Arita
一穗 有田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔地にいるユーザが、自由なサイズのアプ
リケーションソフトを共有して、スムーズで自由度の高
いコミュニケーションを行うことを可能とするアプリケ
ーションソフトウェア連動制御方法を提供する。 【解決手段】 各端末のユーザ入力を全端末に配信し、
各端末で自端末の入力のように処理する。これにより各
端末で起動されたアプリケーションソフト108a,1
08bを常に同じ状態に保ち、同じ画面出力を提供す
る。この際、ユーザ入力の配信をアプリケーションソフ
トへ送る前段で行って、既存のアプリケーションソフト
の改造の必要なく任意のアプリケーションソフトを連動
制御する。また、カメラ101a,101bによるユー
ザの机上映像を互いに重畳合成し、連動制御されたアプ
リケーションソフトの出力表示に合成して、共有データ
をアクセスしながらの柔軟性に富んだ素早いインストラ
クションを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を介して
接続された複数のコンピュータを利用した画像通信シス
テムに於いて、ユーザが同じアプリケーションソフトウ
ェアを共有しながら、協同で作業を進めることを可能と
するアプリケーションソフトウェア連動制御方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアプリケーションソフトウェア
(以下、アプリケーションソフトと記す)の連動制御を
可能とする方法としては以下に示すような技術がある。
【0003】一つは、アプリケーションソフトが1台の
マシン(以下サーバと呼ぶ)で動作するタイプであり、
これを集中型と呼ぶ。集中型では、各ユーザ入力は各ユ
ーザ端末(以下クライアント)からサーバに送られ、ユ
ーザ入力の実行はそのサーバで行われる。実行の結果は
サーバから各クライアントへ送られて表示される。この
サーバからクライアントへの結果の送信には、グラフィ
ックス描画命令のセットが送られものとビットマップデ
ータが送られるものの2種類がある。集中型では、マシ
ン間で転送されるデータ量が多いため、ネットワークに
かける負荷が大きい。また、その結果、クライアント側
の反応性が悪いという問題があった。
【0004】もう一つは、集中型に対し、各ユーザの入
出力が行われる各端末でアプリケーションソフトがそれ
ぞれ動作する分散型である。分散型では各マシン間で転
送されるデータ量は減るものの、各マシン間でのデータ
の整合性をとるための排他制御が複雑になる。そのた
め、データを入力するには、明示的な入力権の要求操作
による入力権の移行を必要としたり、入力権の移行が瞬
時に行われなかったり、さらには入力権の取り合いが起
こったりするなどの問題があった。
【0005】入力権の問題を取り除き、連動制御された
アプリケーションソフトを共有してのコミュニケーショ
ンを可能にする技術として、画面上でアプリケーション
ソフトの出力表示に透明なシートをかぶせて描画を行う
方法がある。各ユーザ専用の透明なウインドウをアプリ
ケーションソフトの出力表示上に重ね、書き込みはその
透明なウインドウに行う。この方法では、アプリケーシ
ョンソフトそのものにアクセスしないので、複雑な排他
制御を行わずに、画面上でアプリケーションソフトへの
書き込みが可能になる。しかしながら、これらの方法で
は、入力インタフェースとしてマウスやキーボードを用
いるため、人間のスムーズなインタラクションを阻害す
るという問題があった。
【0006】人間のスムーズなインタラクションを可能
にし、ハンドジェスチャ等の自由度の高いインタラクシ
ョンを可能にする技術として、ビデオオーバーレイを用
いた方法がある(特開平4−119087号)。コンピ
ュータ画像をビデオ画像にダウンコンバートし、そのビ
デオ画像を机上を撮影したビデオ画像と合成する方法で
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたように、
従来のアプリケーションソフト連動制御方法では、ネッ
トワーク負荷や排他制御処理によるソフトウェアの反応
性の悪さや、マウスやキーボードを用いた入力による人
間の反応のし難さという、いずれもスムーズなコミュニ
ケーションを阻害し、ユーザが作業そのものに集中でき
ないという問題があった。
【0008】一方、ビデオオーバーレイを用いた方法で
は、アプリケーションソフトのデータへアクセスできる
のは一方のユーザのみであるという問題があった。さら
に、コンピュータ画像をビデオ画像にダウンコンバート
するため、ビデオの解像度の限界によって、共有できる
画面サイズが限定されてしまうという問題があった。従
って、このようなアプリケーションソフトのデータへの
アクセスの制限や、ビデオの解像度の限界による画面サ
イズの制限により、十分なサイズのアプリケーションソ
フト画面を共有できないという問題があった。
【0009】本発明はこれらの問題を解決し、遠隔地に
いるユーザが、自由なサイズのアプリケーションソフト
を共有して、スムーズで自由度の高いコミュニケーショ
ンを行うことを可能とするアプリケーションソフトウェ
ア連動制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、通信回線を介して接続された複数のコンピ
ュータを利用した端末による画像通信システムにおい
て、各端末のデバイスドライバやウインドウシステムか
らアプリケーションソフトウェアへ送られるユーザ入力
をアプリケーションソフトウェアに渡す前段で取得する
行程と、前記取得したユーザ入力を他の端末へ転送する
行程と、他端末より転送されてきたユーザ入力を受けと
る行程と、前記受けとったユーザ入力を自端末で発生し
たユーザ入力のように変換する行程と、自端末で発生し
たユーザ入力と前記他端末より転送されてきたユーザ入
力を全ての端末において同一の順番でアプリケーション
ソフトウェアへ転送するように整合をとる行程と、前記
整合のとられたユーザ入力を対応するアプリケーション
ソフトウェアへ転送する行程と、を有するアプリケーシ
ョンソフトウェア連動制御方法であって、各端末でユー
ザの映像を撮影する行程と、前記撮影した映像を他端末
へ転送する行程と、他端末より転送されてきた映像を受
けとる行程と、前記受けとった映像と自端末で撮影した
映像をそれぞれの映像が透けて見えるように合成する行
程と、前記合成した映像をアプリケーションソフトウェ
アの出力画面上に合成表示する行程と、を有することを
特徴とするアプリケーションソフトウェア連動制御方法
を手段とする。
【0011】すなわち、本発明は、通信回線を介して接
続された複数のコンピュータを利用した画像通信システ
ムにおいて、それぞれの端末で起動されたアプリケーシ
ョンソフトの初期および常時の状態を同一にし、各端末
で行われるユーザ入力を全端末に分配して共有すること
により、異なったマシンで動作する同じ状態に保たれた
アプリケーションソフトの出力画像を画像1とし、それ
ぞれのユーザの机上等を撮影した映像をそれぞれの映像
が透けて見えるように合成した合成映像を画像2とした
とき、画像1と画像2をさらにそれぞれが視認できるよ
うに合成することを主要な特徴とする。
【0012】上記において、各端末で動作するアプリケ
ーションソフトを同一の状態に保つ手段として、第1の
発明では、自端末で発生したユーザ入力と他端末より転
送されてきたユーザ入力を全ての端末において、同一の
順番でアプリケーションソフトウェアへ転送するように
整合をとる行程と、前記整合のとられたユーザ入力を対
応するアプリケーションソフトウェアへ転送する行程
と、を有し、第2の発明では、明示的な入力権の授受を
端末間で行う行程と、前記入力権を有している場合にの
み、ユーザ入力を他端末に転送し、各端末において該ユ
ーザ入力をアプリケーションソフトウェアに転送する行
程と、を有する。
【0013】また、上記において、始めに、各端末で同
じ条件で起動した同じアプリケーションソフトウェアを
対応付ける行程を用意するのが、ユーザ入力を同一のア
プリケーションソフトに渡すのを容易にする上で好適で
ある。
【0014】上記のようなアプリケーションソフト連動
制御方法において、各端末で行われるユーザ入力はすべ
ての端末に配信され、それぞれの端末で自端末からの入
力のように処理される。このため、各端末のマシンで起
動されたアプリケーションソフトは常に同じ状態に保た
れ、同じ画面出力を各ユーザに提供する。この際、ユー
ザ入力の横取り・配信を、ユーザ入力がアプリケーショ
ンソフトへ送られる前段で行うことによって、既存のア
プリケーションソフトの改造の必要性をなくし、任意の
アプリケーションソフトを連動制御を可能にする。ま
た、画像の合成に際し、連動制御されたアプリケーショ
ンソフトの出力表示を、個人使用の場合と変わりがない
ようにすることによって、モニタの解像度全てを利用可
能にする。
【0015】一方、ビデオカメラ等の撮像手段によって
とらえられ取得されたユーザの映像(ビデオ画像)を、
各端末に送信してアプリケーションソフトの出力画面上
に重畳することによって、ユーザがビデオカメラ等の下
で指を用いたポインティングやハンドジェスチャ、さら
には手書きによるマーキング等を行うことでアプリケー
ションソフトのデータを参照しながらのコミュニケーシ
ョンを行うことができるようにする。
【0016】以上により、コンピュータ上の様々なアプ
リケーションソフトで作成されたデータを共有しなが
ら、指を用いたポインティングやハンドジェスチャ、さ
らには手書きによるマーキング等、従来のマウスやキー
ボードでは難しかった柔軟性に富んだ素早いインタラク
ションを可能にする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて詳しく説明する。
【0018】《実施の形態例1》本発明の第1の実施の
形態例を示す。本例では図1に示す構成例の装置におい
て実施した本発明のアプリケーションソフト連動制御方
法について説明する。
【0019】図1において、101a,101bはカメ
ラ、102a,102bはモニタ、103a,103b
はコンピュータ、104a,104bは画像処理装置、
105a,105bは画像通信装置、106a,106
bはそれぞれ101a〜105aおよび101b〜10
5bで構成されるシステム、そして、107は106a
および106bを結ぶネットワークである。
【0020】システム106aの使用者をユーザA、シ
ステム106bの使用者をユーザBとし、コンピュータ
103a上で動作する汎用アプリケーションソフト10
8a、コンピュータ103b上で動作し、汎用アプリケ
ーションソフト108aと同じ汎用アプリケーションソ
フトを108bとする。
【0021】図2に、本実施の形態例におけるアプリケ
ーションソフト連動制御方法を、フローチャートで示
す。
【0022】まず、システム106aのカメラ101a
でとらえられ取得された映像は、画像通信装置105a
によりネットワーク107を介してシステム106bへ
送られる。同様にシステム106bのカメラ101bで
撮影された映像は、画像通信装置105bによりネット
ワーク107を介してシステム106aに送られる。
【0023】システム106aでは、システム106b
より送られたきた映像を画像通信装置105aで受信
し、画像処理装置104aへ送る。画像処理装置104
aでは、カメラ101aの映像とおよび画像通信装置1
05aより送られてきた映像を、それぞれの画像が透け
て見えるように合成する。なお、この映像を合成する処
理は、後記のコンピュータ103aより送られてくる出
力画像を、これらの画像に透けて見えるように合成する
際に行ってもよい。
【0024】システム106bでも、同様にシステム1
06aより送られてきた映像を画像通信装置105bで
受信し、画像処理装置104bへ送る。画像処理装置1
04bでは、カメラ101bの映像と画像通信装置10
5bより送られてきた映像を、それぞれの画像が透けて
見えるように合成する。なお、この映像を合成する処理
は、後記のコンピュータ103aより送られてくる出力
画像を、これらの画像に透けて見えるように合成する際
に行ってもよい。
【0025】ユーザAがコンピュータ103a上で動作
中の汎用アプリケーションソフト108aにマウスクリ
ックやキーボード入力等のなんらかの入力を与えると、
そのユーザ入力はコンピュータ103a上で動作中のア
プリケーションソフト108aへ与えられるとともに、
ネットワーク107を介してシステム106bのコンピ
ュータ103bに送られる。コンピュータ103bでは
受けとったユーザ入力を、あたかもシステム106bで
発生したローカルなユーザ入力のように変換し、コンピ
ュータ103b上で動作する汎用アプリケーションソフ
ト108bへ与える。
【0026】ユーザBによる入力も同様にアプリケーシ
ョンソフト108bに与えられるとともに、ネットワー
ク107を介してシステム106aのアプリケーション
ソフト108aに与えられる。
【0027】次に、システム106aのコンピュータ1
03aでは、アプリケーションソフト108aに与えら
れたユーザ入力等に基づいてコンピュータ出力画像を生
成し、画像処理装置104aに送る。画像処理装置10
4aでは、前述のカメラ101aおよび画像通信装置1
05aより送られてきた映像の合成映像と、コンピュー
タ103aより送られてきた出力画像を、それぞれの画
像が透けて見えるように合成し、モニタ102aに出力
する。
【0028】システム106bでも、同様にアプリケー
ションソフト108bに与えられたユーザ入力等に基づ
いてコンピュータ出力画像を生成し、画像処理装置10
4bに送る。画像処理装置104bでは、前述のカメラ
101bおよび画像通信装置105bより送られてきた
映像の合成映像と、コンピュータ103bより送られて
きた出力画像を、それぞれの画像が透けて見えるように
合成し、モニタ102bに出力する。
【0029】《実施の形態例2》本発明の第2の実施の
形態例を示す。本例では、ユーザ入力の共有により汎用
のアプリケーションソフトに変更を加えることなく、ア
プリケーションソフトの画面出力を同等に保つ方法につ
いて、2地点接続の例で説明する。
【0030】図3は、本発明の第2の実施の形態例を示
すユーザ入力の共有の例を説明するための図であって、
2地点に配置された2台のコンピュータ上で動作するプ
ログラム間のメッセージの流れを示したものである。
【0031】図3において、2台のコンピュータをそれ
ぞれ205a,205bとする。また、201a,20
1bはそれぞれのアプリケーションソフト、202a,
202bはそれぞれのウンドウシステム、203a,2
03bはそれぞれのハードウェア、204a,204b
はそれぞれの拡張ソフトウェア、そして206は2台の
コンピュータ205a,205bを結ぶネットワークで
ある。
【0032】図4に、本実施の形態例におけるユーザ入
力の共有の例を、フローチャートで示す。
【0033】今、コンピュータ205aでユーザ入力が
与えられたとする。ユーザ入力は、ハードウェア203
aからウンドウシステム202aへ送られる。ウンドウ
システム202aでは、ハードウェア203aからの入
力を解析し、該当するアプリケーションソフト201a
へ入力イベントとして送る。拡張ソフトウェア204a
はウンドウシステム202aからアプリケーションソフ
ト201aへのイベントの配送を監視し、コンピュータ
205bと共有中のアプリケーションソフト201aへ
の配送を横取りする。つまり、イベントをアプリケーシ
ョンソフト201aに渡す前段で取得する。横取りされ
たイベントはそのまま、アプリケーションソフト201
aへ送られるとともに、ネットワーク206を介して、
コンピュータ205bに送られる。コンピュータ205
bでは、拡張ソフトウェア204bにより、コンピュー
タ205aより送られてきたイベントを解析し、コンピ
ュータ205bで発生したイベントのように変換する。
変換されたイベントはアプリケーションソフト201b
へ送られる。
【0034】コンピュータ205bで発生したユーザ入
力に関しても同様の処理が行われ、ユーザ入力が共有さ
れる。
【0035】なお、ウインドウシステム202aは一つ
の例であって、種々のシステムドライバであってもよ
い。このことは、各実施の形態例においても同様であ
る。
【0036】《実施の形態例3》本発明の第3の実施の
形態例を示す、本例では、本発明のアプリケーションソ
フト連動制御方法による画面表示について、2地点を接
続した場合の例で説明する。
【0037】図5はその画面表示例を示す図である。図
5において、301aはユーザAの使用するコンピュー
タAの出力画面、301bはユーザBの使用するコンピ
ュータBの出力画面である。また、302aと302b
は、それぞれコンピュータAとコンピュータB上で動作
し、ユーザ入力の共有により状態が同じに保たれた汎用
のアプリケーションソフトの画面出力である。また、3
06はコンピュータA上で動作する別のアプリケーショ
ンソフトの画面出力である。そして、303aはユーザ
Aの机上映像、303bはユーザBの机上映像、304
は机上映像303aと机上映像303bを双方が透けて
見えるように合成した映像である。
【0038】305a,305bがそれぞれユーザA、
ユーザBが見るモニタ画像で、コンピュータ出力画像3
01a,301b上に合成机上映像304が、双方透け
て見えるように重畳表示されている。
【0039】《実施の形態例4》本発明の第4の実施の
形態例を示す。本例では、アプリケーションソフトの状
態を同じに保つために、端末間でイベント列の整合をと
る方法について、2地点接続の例で説明する。
【0040】図6は、本発明の第4の実施の形態例を示
す、端末間でイベント列の整合をとる例を説明するため
の図であって、2台のコンピュータ上で動作するプログ
ラム間のメッセージの流れを示したものである。
【0041】図6において、2地点に配置された2台の
コンピュータをそれぞれ405a,405bとする。ま
た、401a,401bはそれぞれのアプリケーション
ソフト、402a,402bはそれぞれのウインドウシ
ステム、404a,404bはそれぞれの拡張ソフトウ
ェア、そして406は2台のコンピュータ405a,4
05bを結ぶネットワークである。また、407a,4
07bは、それぞれウインドウシステム402a,40
2bからのイベントを格納するイベントキューで、どち
らもFIFO(ファーストイン ファーストアウト)キ
ューである。408a,408bは、拡張ソフトウェア
404a,404bの状態を示すフラグで、初期状態で
はフラグは上がっていないものとする。
【0042】図7に、本実施の形態例における端末間で
イベント列の整合をとる例を、フローチャートで示す。
【0043】まず、コンピュータ405aでイベントが
発生すると、拡張ソフトウェア404aはイベントキュ
ー407aを見る。イベントキュー407aにイベント
が存在する場合には、イベントはイベントキュー407
aに格納される。イベントキュー407aにイベントが
存在しない空の場合には、拡張ソフトウェア404aは
フラグ408aを見る。フラグ408aが上がっていれ
ば、イベントは破棄される。フラグ408aが上がって
いない場合には、拡張ソフトウェア404aはイベント
をイベントキュー407aに格納し、ネットワーク40
6を介してコンピュータ405b上の拡張ソフトウェア
404bに対し、入力要求を出す。
【0044】コンピュータ405b上の拡張ソフトウェ
ア404bは入力要求を受けとると、イベントキュー4
07bを見て、イベントキュー407bにイベントが存
在しなければ、フラグ408bを上げ、accepte
dメッセージをコンピュータ405a上で動作する拡張
ソフトウェア404aに返す。逆にイベントキュー40
7bにイベントが存在する場合には、deniedメッ
セージを返す。
【0045】拡張ソフトウェア404aでは、acce
ptedメッセージを受けとると、イベントキュー40
7a中のイベント全てをアプリケーションソフト401
aへ送るとともにコンピュータ405bへ送る。逆にd
eniedメッセージを受けとると、イベントキュー4
07a中のイベントを破棄する。拡張ソフトウェア40
4bはイベントを受けとると、それらをアプリケーショ
ンソフト401bへ送り、フラグ408bを下ろす。コ
ンピュータ405bでイベントが発生した場合も同様で
ある。
【0046】《実施の形態例5》本発明の第5の実施の
形態例を示す。本例では、アプリケーションソフトの状
態を同じに保つために、端末間でイベント列の整合を保
つ別の方法について、2地点接続の例で説明する。
【0047】図8は、本実施の形態例における端末間で
イベント列の整合を保つ方法を説明するための図であっ
て、2地点に配置された2台のコンピュータ上で動作す
るプログラム間のメッセージの流れを示したものであ
る。
【0048】図8において、2地点に配置された2台の
コンピュータをそれぞれ505a,505bとする。ま
た、501a,501bはそれぞれのアプリケーション
ソフト、502a,502bはそれぞれのウインドウシ
ステム、504a,504bはそれぞれの拡張ソフトウ
ェア、そして506は2台のコンピュータ505a,5
05bを結ぶネットワークである。また、507aは拡
張ソフトウェア504aにおいてイベントを格納するイ
ベントキューで、FIFOキューである。
【0049】図9に、本実施の形態例における端末間で
イベント列の整合をとる例を、フローチャートで示す。
但し、図9中でサーバとは、本実施の形態例におけるイ
ベントキュー507aを保持する端末を指す。
【0050】まず、サーバのコンピュータ505aで発
生したイベントは、ウインドウシステム502aから、
拡張ソフトウェア504aに送られ、イベントキュー5
07a経由で、アプリケーションソフト501aに送ら
れるとともに、ネットワーク506を介して、コンピュ
ータ505bに送られ、拡張ソフトウェア504bによ
って、アプリケーションソフト501bに送られる。
【0051】一方、サーバでないコンピュータ505b
で発生したイベントは、ウインドウシステム502bか
ら、拡張ソフトウェア504bに送られ、ネットワーク
506を介して、コンピュータ505aに送られる。コ
ンピュータ505aでは、受けとったイベントは、拡張
ソフトウェア504aによって、イベントキュー507
a経由で、アプリケーションソフト501aに送られる
とともに、ネットワーク506を介して、コンピュータ
505bに送られ、拡張ソフトウェア504bによっ
て、アプリケーションソフト501bに送られる。
【0052】《実施の形態例6》本発明の第6の実施の
形態例を示す、本例では、アプリケーションソフトの状
態を同じに保つための入力権の移行方法について、2地
点接続の例で説明する。
【0053】図10は、本実施の形態例における入力権
の移行方法の例を説明するための図であって、2台のコ
ンピュータ上で動作するプログラム間のメッセージの流
れを示したものである。
【0054】図10において、2地点に配置された2台
のコンピュータをそれぞれ605a,605bとする。
また、601a,601bはそれぞれのアプリケーショ
ンソフト、602a,602bはそれぞれのウインドウ
システム、604a,604bはそれぞれの拡張ソフト
ウェア、そして606は2台のコンピュータ605a,
605bを結ぶネットワークである。また、607は入
力権を表すトークンである。
【0055】図11に、本例における入力権の移行方法
の例を、フローチャートで示す。
【0056】今、入力トークンはコンピュータ605a
側にあり、コンピュータ605aのユーザにのみ入力権
が与えられている。つまり、コンピュータ605aで発
生したイベントは、拡張ソフトウェア604aによって
アプリケーションソフト601aに送られるとともに、
ネットワーク606を介して、拡張ソフトウェア604
bに送られる。拡張ソフトウェア604bでは、イベン
トを受けとると、イベントの変換を行ってアプリケーシ
ョンソフト601bへ送る。
【0057】一方、コンピュータ605bで発生したイ
ベントは全て破棄される。唯一の例外は、入力権を要求
するイベントである。例えば、コンピュータ605bの
ユーザにより、入力権を要求する操作が行われた場合、
入力権の要求が拡張ソフトウェア604bより拡張ソフ
トウェア604aに出される。拡張ソフトウェア604
aでは、コンピュータ605aのユーザに対し、入力権
の放棄(入力権を渡すか否か)を確認(図11の90
1)し、放棄が受け入れられれば、トークン607を拡
張ソフトウェア604bに転送して渡す。また、入力権
の放棄が否定された場合、なにもしない、もしくは、そ
の旨を拡張ソフトウェア604bへ返す。拡張ソフトウ
ェア604bでは、拡張ソフトウェア604aからの応
答に従い、メッセージをユーザに返す。そして、トーク
ンを受け取ったならば、ウインドウシステム602bの
イベントを受け付け、トークンを受け取れなかったなら
ば、それまで通り、ウインドウシステム602bからの
イベントは破棄される。
【0058】なお、本例は入力権の放棄の確認901に
おける入力権の放棄が否定されたとき、すなわちトーク
ンの要求が否定されたとき、特別なメッセージを返さな
い例であるが、この入力権の放棄の確認901で常にY
esを返し、要求がある場合には必ずトークンを渡す方
法もある。
【0059】《実施の形態例7》本発明の第7の実施の
形態例を示す。本例では、別端末で起動されるアプリケ
ーションソフト間の対応付けの方法に関して、2地点接
続の例で説明する。
【0060】図12は、本実施の形態例における別端末
で起動されるアプリケーションソフト間の対応付けを説
明するための図であって、2地点に配置された2台のコ
ンピュータ上で動作するプログラム間のメッセージの流
れを示したものである。
【0061】図12において、2地点に配置された2台
のコンピュータをそれぞれ705a,705bとする。
また、701a,708a,709a、および701
b,708b,709bはそれぞれのアプリケーション
ソフトの実行体、702a,702bはそれぞれのウイ
ンドウシステム、704a,704bは拡張ソフトウェ
ア、そして706は2台のコンピュータ705a,70
5bを結ぶネットワークである。また、707a,70
7bはアプリケーションの実行体識別子を格納するため
のそれぞれのIDテーブルである。
【0062】図13に、別端末で起動されるアプリケー
ションソフト間の対応付ける本実施の形態例の方法をフ
ローチャートで示す。
【0063】コンピュータ705aのユーザがアプリケ
ーションソフトの共有起動操作を行うと、拡張ソフトウ
ェア704aは自端末でアプリケーションを起動し、ア
プリケーションの実行体識別子をIDテーブル707a
に登録する。そして、拡張ソフトウェア704bに対し
て、登録したIDテーブル707aのエントリナンバを
送り、同じアプリケーションの起動要請を行う。拡張ソ
フトウェア704bでは、アプリケーションの起動要請
を受け、アプリケーションを起動し、そのアプリケーシ
ョンの実行体識別子を、送られてきたエントリナンバに
従って、IDテーブル707bに登録する。
【0064】これにより、IDテーブルの同じエントリ
ナンバにそれぞれ対応するアプリケーションの実行体識
別子が格納されていることになる。例えば、コンピュー
タ705aでのイベント入力に対しては、拡張ソフトウ
ェア704aがイベントをアプリケーションソフトへ渡
すとともに、各イベントに当該アプリケーションソフト
の実行体識別子を格納したエントリナンバを付加してコ
ンピュータ705bに転送することで、拡張ソフトウェ
ア704bでは送られたイベントを解析して、エントリ
ナンバに従いIDテーブル707bから実行体識別子を
取得することにより、対応するアプリケーションソフト
を判別してイベントを渡すことが可能になる。
【0065】
【発明の効果】本発明は、ユーザ入力の共有により同じ
状態に保ったアプリケーションソフトの出力画面上に、
各ユーザの机上映像等のユーザの映像を透けて見えるよ
うに重畳することにより、コンピュータ上の既存の様々
なアプリケーションソフトで作成されたデータを共有し
ながら、指を用いたポインティングやハンドジェスチ
ャ、さらには手書きによるマーキング等、従来のマウス
やキーボードでは難しかった柔軟性に富んだ素早いイン
タラクションを可能にするといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例を説明するための
装置構成例を示す図
【図2】上記第1の実施の形態例におけるユーザ入力の
共有の例を説明するためのフローチャート
【図3】本発明の第2の実施の形態例を示すユーザ入力
の共有の例を説明するための図
【図4】上記第2の実施の形態例におけるユーザ入力の
共有の例を説明するためのフローチャート
【図5】本発明の第3の実施の形態例を示すアプリケー
ションソフト連動制御方法による画面表示例を表す図
【図6】本発明の第4の実施の形態例を示す端末間でイ
ベント列の整合をとる例を説明するための図
【図7】上記第4の実施の形態例における端末間でイベ
ント列の整合をとる例を説明するためのフローチャート
【図8】本発明の第5の実施の形態例を示す端末間でイ
ベント列の整合をとる例を説明するための図
【図9】上記第5の実施の形態例における端末間でイベ
ント列の整合をとる例を説明するためのフローチャート
【図10】本発明の第6の実施の形態例を示す入力権の
移行方法の例を説明するための図
【図11】上記第6の実施の形態例における入力権の移
行方法の例を説明するためのフローチャート
【図12】本発明の第7の実施の形態例を示すアプリケ
ーションソフトの対応付けの例を説明するための図
【図13】上記第7の実施の形態例におけるアプリケー
ションソフトの対応付けの例を説明するためのフローチ
ャート
【符号の説明】
101a,101b…カメラ 102a,102b…モニタ 103a,103b,205a,205b,405a,
405b,505a,505b,605a,605b,
705a,705b…コンピュータ 104a,104b…画像処理装置 105a,105b…画像通信装置 106a,106b…101a〜105a及び101b
〜105bで構成されるシステム 107,206,406,506,606,706…ネ
ットワーク 108a,108b,201a,201b,401a,
401b,501a,501b,601a,601b…
アプリケーションソフト 202a,20b,402a,402b,502a,5
02b,602a,602b,702a,702b…ウ
インドウシステム 203a,203b…ハードウェア 204a,204b,404a,404b,504a,
504b,604a,604b,704a,704b…
拡張ソフトウェア 301a,301b…コンピュータの出力画面 302a,302b,306…アプリケーションソフト
の画面出力 303a,303b…机上映像 304…303aと303bの合成画像 305a,305b…モニタ画像 407a,407b,507a…イベントキュー 408a,408b…フラグ 607…トークン 701a,701b,708a,708b,709a.
709b…アプリケーションソフトの実行体 707a,707b…IDテーブル 901…フローチャートにおける分岐(入力権の放棄の
確認)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して接続された複数のコン
    ピュータを利用した端末による画像通信システムにおい
    て、 各端末のデバイスドライバやウインドウシステムからア
    プリケーションソフトウェアへ送られるユーザ入力をア
    プリケーションソフトウェアに渡す前段で取得する行程
    と、 前記取得したユーザ入力を他の端末へ転送する行程と、 他端末より転送されてきたユーザ入力を受けとる行程
    と、 前記受けとったユーザ入力を自端末で発生したユーザ入
    力のように変換する行程と、 自端末で発生したユーザ入力と前記他端末より転送され
    てきたユーザ入力を全ての端末において同一の順番でア
    プリケーションソフトウェアへ転送するように整合をと
    る行程と、 前記整合のとられたユーザ入力を対応するアプリケーシ
    ョンソフトウェアへ転送する行程と、を有するアプリケ
    ーションソフトウェア連動制御方法であって、各端末で
    ユーザの映像を撮影する行程と、 前記撮影した映像を他端末へ転送する行程と、 他端末より転送されてきた映像を受けとる行程と、 前記受けとった映像と自端末で撮影した映像をそれぞれ
    の映像が透けて見えるように合成する行程と、 前記合成した映像をアプリケーションソフトウェアの出
    力画面上に合成表示する行程と、 を有することを特徴とするアプリケーションソフトウェ
    ア連動制御方法。
  2. 【請求項2】 自端末で発生したユーザ入力と他端末よ
    り転送されてきたユーザ入力を全ての端末において、同
    一の順番でアプリケーションソフトウェアへ転送するよ
    うに整合をとる行程と、 前記整合のとられたユーザ入力を対応するアプリケーシ
    ョンソフトウェアへ転送する行程と、に代えて、 明示的な入力権の授受を端末間で行う行程と、 前記入力権を有している場合にのみ、ユーザ入力を他端
    末に転送し、各端末において該ユーザ入力をアプリケー
    ションソフトウェアに転送する行程と、 を有することを特徴とする請求項1に記載のアプリケー
    ションソフトウェア連動制御方法。
  3. 【請求項3】 始めに、各端末で同じ条件で起動した同
    じアプリケーションソフトウェアを対応付ける行程を有
    することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    アプリケーションソフトウェア連動制御方法。
JP7205486A 1995-08-11 1995-08-11 アプリケーションソフトウェア連動制御方法 Pending JPH0955923A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003063483A1 (fr) * 2002-01-18 2003-07-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de communication

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WO2003063483A1 (fr) * 2002-01-18 2003-07-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de communication

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