JPH0955756A - Lanシステム - Google Patents

Lanシステム

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JPH0955756A
JPH0955756A JP7205737A JP20573795A JPH0955756A JP H0955756 A JPH0955756 A JP H0955756A JP 7205737 A JP7205737 A JP 7205737A JP 20573795 A JP20573795 A JP 20573795A JP H0955756 A JPH0955756 A JP H0955756A
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JP
Japan
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packet
lan
test packet
address
unit
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Withdrawn
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JP7205737A
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English (en)
Inventor
Toru Tanada
徹 棚田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LAN上の複数の端末装置等の機器情報を収
集するのに、簡単、かつ短時間に収集できるLANシス
テムを提供することを目的とする。 【構成】 LANシステムを監視管理する監視装置に、
テストパケット生成部と受信部内部にレスポンスパケッ
ト認識部と機器情報管理部とを具備する。また、端末装
置に、テストパケット認識部とレスポンスパケット生成
部と自装置データベース部とを具備する。そして、監視
装置はテストパケットの宛先アドレスと送信元アドレス
の両方に自装置のアドレスを設定してテストパケットを
送信すると、端末装置はテストパケットの受信を認識
し、自装置データベース部より必要な機器情報を取り出
し、レスポンスパケットを生成して機器情報を取り込ん
で送信する。監視装置は端末装置からのレスポンスパケ
ットの受信を認識すると、レスポンスパケットより機器
情報を獲得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LANシステムを監視
する監視装置によるLANシステムに接続された端末装
置等の機器情報の収集方法に関する。
【0002】近年、LANシステムは、企業,大学,官
庁等あらゆる機関に急速に広がりつつある。例えば、図
2に示すように、LAN1 91上には、監視装置10、
端末装置20、マルチポート80を介して端末装置30
等が接続されている。そして、LAN1 91には、ルー
タ装置60という3層(ネットワーク層)レベルの接続
を行うLAN間接続装置を介して、端末装置40等が接
続された別のLAN2 92と接続されたり、或いは、ブ
リッジ装置70という2層(データ・リンク層)レベル
での接続を行うLAN間接続装置を介して、さらに、端
末装置50等が接続された別LAN3 93と接続され、
監視装置10からのアクセスでLANシステムに接続さ
れたすべての装置を監視管理する等が行われている。
【0003】しかし、LANはその簡便な接続性ゆえ
に、LANに接続される機器についての把握が容易でな
くなり、トラブルシューティング、拡張計画が難しい場
合が多々あった。
【0004】一般にLAN等のネットワークシステムで
は、各端末装置が他の端末装置との間でデータの授受を
行うためには、相手先端末装置が接続されているイーサ
ネットLAN(図2のLAN2 92が該当)のネットワ
ーク層レベルのプロトコルアドレス(IPアドレス)
と、データリンク層レベルのハードウエアアドレス(M
ACアドレス)を知る必要がある。
【0005】IPアドレスからMACアドレスを得る手
段としては、ARP(Address Resolut
ion Protocol)と称するプロセスがよく用
いられる。
【0006】ARPを用いてMACアドレスを認識する
方法を述べると、相手先端末装置のMACアドレスが分
からない送信元の端末装置は、相手先のIPアドレスを
含むブロードキャストパケットを送信する。このブロー
ドキャストパケットはそのネットワークシステム上の全
ての端末装置に取り込まれる。
【0007】そして、ブロードキャストパケットで指定
されたIPアドレスと同じIPアドレスを持つ端末装置
は自装置のMACアドレスを含むARPレスポンスパケ
ットをブロードキャストパケットの送信元に返信する。
このようにすることによって、端末装置の存在を確認し
た後に、必要とする機器情報を各端末装置等に要求して
いた。
【0008】このようなことから、LAN上に接続され
ている機器について、リアルタイムで接続機器の情報収
集を行うことができるよう強く要求されている。
【0009】
【従来の技術】図9〜図14を用いて従来技術を説明す
る。図9は監視装置とLAN端末装置の従来例、図10
はルータ装置の従来例、図11はブリッジ装置の従来
例、図12は従来例における監視装置とLAN端末装置
との応答シーケンス例、図13は従来例における監視装
置とルータ装置との応答シーケンス例、図14は従来例
における監視装置とブリッジ装置との応答シーケンス例
である。
【0010】親となる監視装置10からLAN1 91上
の複数の子となる端末装置1 2 20,30等に対し
て、各端末装置1 2 20,30等の設備機器情報につ
いての回答を得るために、対象となる各端末装置1 2
20,30に伝送するパケットに、宛先アドレス(MA
Cアドレス)と送信元のアドレス(回答返送先アドレ
ス)と要求事項とを乗せて、共通のLAN1 91に送出
して1つずつ端末装置に対して順番にパケットを送出し
ていた。
【0011】また、宛先アドレスが不明な場合は、装置
の存在を確認するため、監視装置10はLAN1 91上
のすべての端末装置に一斉に宛先アドレスについて存在
の回答を要求し、すべての端末装置から存在の回答であ
る宛先アドレスの情報を得た上で、個々に各端末装置に
対して機器情報を要求していた。
【0012】ここで、監視装置10と同じLAN1 91
上の端末装置20,30との信号授受に関して、監視装
置10が端末装置20,30の宛先アドレスを不明な場
合について、図9と図12を用いて説明する。
【0013】なお、図12中の括弧数字は、下記の括弧
数字で示す項に対応する。 (1)監視装置10のアプリケーションプログラム部1
8において、例えば、各端末装置への情報を伝達するた
めの手段としてのプロトコルデータとして、すべての端
末装置に対して一斉送信するブロードキャストによる端
末装置の存在確認の要求をすると、存在確認を要求する
内容のデータを取り込んだブロードキャストパケットが
生成され、送信部12に送られる。送信部12では宛先
アドレスに、ブロードキャストアドレス、例えば“11
1111”を設定する。また送信元アドレスに、送信元
の登録アドレス、例えば“000001”を設定する。
【0014】このようにしてすべての情報が設定された
プロトコルデータとしてのブロードキャストパケット
を、トランシーバ11を介してLAN1 91に送出す
る。 (2)端末装置1 2 20,30では、送られて来たプ
ロトコルデータの宛先アドレスがブロードキャストアド
レスとなっているので、トランシーバ21(端末装置2
30については図示しないがトランシーバは31、以下
同じ)で受信データであることを確認し、受信部23
(33)を介してアプリケーションプログラム部28
(38)へ送られる。アプリケーションプログラム部2
8(38)では、送られて来たデータを解読し、それに
対応したレスポンスを生成する。
【0015】そして、送信部22(32)で、宛先アド
レスに監視装置10の登録アドレス“000001”を
設定し、また、送信元アドレスとして端末装置1 20を
示す登録アドレス、例えば“000002”(端末装置
2 30の場合は“000003”)を設定してプロトコ
ルデータを確立する。
【0016】トランシーバ21(31)はLAN1 91
のトラヒックを調べ、LAN1 91が使用されていないこ
とを確認し、LAN1 91上に返答するプロトコルデー
タを送出する。
【0017】(3)次に、監視装置10は、各端末装置
1 2 20,30からのレスポンスパケットを受信し、
各端末装置1 2 20,30の存在を確認する。即ち、
監視装置10は、各端末装置1 2 20,30の登録ア
ドレス、例えば“000002”,“000003”を
認識することができる。
【0018】(4)各端末装置1 2 20,30に対し
て、必要な情報、例えば各端末装置の設備機器情報を監
視装置10に対して返送するように要求をするプロトコ
ルデータをアプリケーションプログラム部18で生成す
る。
【0019】送信部12で送信プロトコルデータの宛先
アドレスとしてまず第一番目の端末装置1 20の登録ア
ドレス、“000002”を設定し、送信元アドレスに
“000001”を設定して、プロトコルデータを送信
する。
【0020】(5)端末装置1 20は、監視装置10か
らプロトコルデータを受信し、アプリケーションプログ
ラム部28で必要なレスポンスパケットを生成し、監視
装置10に返送する。
【0021】(6)監視装置10は、端末装置1 20か
らのレスポンスパケットを受信し、アプリケーションプ
ログラム部18で必要データを取り出し、機器情報の管
理を行い、かつ、獲得したデータを機器情報データベー
ス19に格納する。
【0022】(7)監視装置10から端末装置2 30に
対しても、端末装置1 20に対して実施したのと同様に
情報要求を行う。 (8)要求を受けた端末装置2 30は、必要な情報を生
成し、監視装置10に返送する。
【0023】(9)監視装置10は、端末装置2 30か
らのレスポンスパケットを受信し、アプリケーションプ
ログラム部18で必要データを取り出し、機器情報の管
理を行う。
【0024】このように、従来の監視装置と同じネット
ワークアドレス配下の装置すべてについての認識確認方
法は、ブロードキャストパケットと確認パケットを送信
することにより行っていた。
【0025】次に、LAN1 91上の監視装置10と、
別のLAN2 92とを3層(ネットワーク層)での接続
を行うルータ装置60、及びLAN2 92上の端末装置
3 40との信号授受について、この場合も監視装置10
が端末装置3 40の宛先アドレスを不明であるとして図
10と図13を用いて説明する。
【0026】なお、図13中の括弧数字は、下記の括弧
数字で示す項に対応する。 (1)監視装置10のアプリケーションプログラム部1
8において、すべての端末装置に対して一斉送信するA
RPによるブロードキャストによる端末装置の存在確認
の要求が発生する。すると、ブロードキャストパケット
が生成され、送信部12に送られる。送信部12では宛
先アドレス(MACアドレス)に、ブロードキャストア
ドレス、“111111”を設定し、送信元アドレス
(MACアドレス)に、送信元を示す登録アドレス“0
00001”を設定する。また、ネットワークアドレス
(IPアドレス)としてLAN2 92を指定するアドレ
ス、例えば“000902”を設定し、送信元アドレス
(IPアドレス)としてLAN1 91を指定する、例え
ば“000901”を設定する。
【0027】このようにしてすべての情報が設定された
プロトコルデータとしてのブロードキャストパケット
が、トランシーバ11を介してLAN1 91に送出され
る。 (2)ルータ装置60によっては、特定のブロードキャ
ストアドレスのプロトコルデータ、例えば、TCP/I
Pプロトコル(Transmission Contr
ol/Internet Protocol)における
ARPと呼ばれるブロードキャストパケットを中継しな
い場合がある。(図13はブロードキャストパケットを
中継しない場合を示す) ルータ装置60の場合は、このARPによる要求を廃棄
するので、ブロードキャストパケットはLAN2 92へ
は中継されず、監視装置10からのブロードキャストパ
ケットはルータ装置60までとなり、ルータ装置60は
ルーティング処理情報、即ち中継パケットを廃棄すると
ともに、自局宛の存在確認要求に対応した存在応答を返
送する。
【0028】(3)ルータ装置60が自局宛の存在確認
要求に対応した存在応答を返送すると、監視装置10
は、ルータ装置60からの存在応答を受信し、ルータ装
置60の存在を確認する。
【0029】即ち、監視装置10はルータ装置60の登
録アドレス(MACアドレス)、例えば“00006
0”を認識することができる。 (4)監視装置10はルータ装置60に対して、必要な
情報、例えば機器情報を監視装置10に対して返送する
ように要求をするプロトコルデータを生成し、送信プロ
トコルデータの宛先アドレスとして、ルータ装置60の
登録アドレス“000060”を設定し、送信元アドレ
スに監視装置10の登録アドレス“000001”を設
定したプロトコルデータを送信する。
【0030】(5)ルータ装置60は、監視装置10か
らプロトコルデータを受信し、アプリケーションプログ
ラム部68で要求内容を解読して、必要な情報、例えば
機器情報を生成し、監視装置10に返送する。
【0031】(6)監視装置10は、ルータ装置60か
らのレスポンスパケットを受信し、アプリケーションプ
ログラム部18で必要データを取り出し、機器情報の管
理を行う。
【0032】このように、従来のルータ装置60での中
継では、ネットワーク毎にネットワークアドレス配下の
アドレスすべてについて存在確認が必要であった。次
に、LAN1 91上の監視装置10と、別のLAN3
3とを2層(データ・リンク層)での接続を行うブリッ
ジ装置70、及びLAN3 93上の端末装置 4 50との
信号授受について、図11と図14を用いて説明する。
【0033】なお、図14中の括弧数字は、下記の括弧
数字で示す項に対応する。 (1)監視装置10のアプリケーションプログラム部1
8において、すべての端末装置に対して一斉送信するA
RPによるブロードキャストによる端末装置の存在確認
の要求が発生する。すると、ブロードキャストパケット
が生成され、送信部12に送られる。送信部12では宛
先アドレス(MACアドレス)に、ブロードキャストア
ドレス“111111”を設定し、送信元アドレス(M
ACアドレス)に、送信元を示す監視装置10の登録ア
ドレス“000001”を設定して、プロトコルデータ
を送信する。
【0034】ブリッジ装置70によるLAN間接続の場
合は、中継処理の廃棄を行わないので、ルータ装置60
によるLAN間接続の場合のような、上位プロトコルを
用いるのでなく、LAN1 91に接続されている端末装
置に対して用いるのと同じ下位プロトコルを用いる。
【0035】このようにしてすべての情報が設定された
プロトコルデータとしてのブロードキャストパケット
が、トランシーバ11を介してLAN1 91に送出され
る。 (2)ブリッジ装置70は、ブロードキャストパケット
を受け付けて、自局宛にも来ている存在確認要求に対応
した存在応答を返送すると同時に、LAN3 93に対し
て受信したプロトコルデータを送出する。
【0036】(3)LAN3 93上の端末装置4 50は
プロトコルデータを受信し、自局宛にも来ている存在確
認要求に対応した存在応答を返送する。 (4)監視装置10は、ブリッジ装置70の存在応答と
端末装置4 50の存在応答とを受信し、ブリッジ装置7
0と端末装置50の存在を確認し、例えば、それぞれの
登録アドレス(MACアドレス)として“00007
0”と“000005”を認識する。
【0037】(5)監視装置10は、早く応答があった
ブリッジ装置70に対して、設備機器情報を監視装置1
0に対して返送するように要求するプロトコルデータを
生成し、ブリッジ装置70の宛先アドレス“00007
0”と、送信元アドレス“000001”を設定したプ
ロトコルデータをLAN1 91上に送出する。
【0038】(6)ブリッジ装置70は自局宛の要求に
対して、自局機器情報を取り込んだレスポンスパケット
を生成し、監視装置10に返送する。 (7)監視装置10はブリッジ装置70から機器情報を
受信すると、アプリケーションプログラム部18で必要
データを取り出し、機器情報の管理を行う。
【0039】(8)つぎに、監視装置10はアプリケー
ションプログラム部18において、端末装置4 50に対
して、設備機器情報を返送するように要求するプロトコ
ルデータを生成し、送信部12では宛先アドレス(MA
Cアドレス)に端末装置4 50の登録アドレス(MAC
アドレス)“000005”を設定し、送信元アドレス
(MACアドレス)に送信元の登録アドレス“0000
01”を設定する。そして、トランシーバ11からLA
1 91に、プログラムデータを送出する。
【0040】(9)端末装置4 50は、ブリッジ装置7
0を中継して送られて来たプロトコルデータを受信し、
自局宛の要求に対して、自局機器情報を取り込んだレス
ポンスパケットを生成し、監視装置10に送信する。
【0041】(10)監視装置10は、端末装置4 50
から機器情報を受信すると、アプリケーションプログラ
ム部18で必要データを取込み、機器情報の管理を行
う。このように、従来のブリッジ装置70での中継の場
合はネットワークアドレス毎にネットワークアドレス配
下の装置すべてについてブロードキャストパケットを送
信する必要であった。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の技
術において、LANシステム上の端末装置等被監視装置
のアドレスが分からない場合は、すべての被監視装置に
対して一斉に、登録アドレスを要求するブロードキャス
トパケットを含むパケットを送信し、対象とする被監視
装置のアドレスを知るなどの方法をとっていた。
【0043】また、2つのLANの接続点に位置するル
ータ装置等のLAN間接続装置の種類によっては、ネッ
トワークアドレスの異なるパケットを中継せず、そのた
め、異なるLAN上の端末装置の設備機器情報の収集に
は、別の操作を必要とし、またそれだけ余計な時間も必
要となるといった問題もあった。
【0044】また、ブリッジ装置のように2層(データ
・リンク層)レベルでのLAN間接続の場合は、ARP
等のブロードキャストパケットはネットワークを越えて
中継されるので、送付先となる装置が多い場合には、ブ
ロードキャストストーム等が発生する原因にもなるとい
った問題があった。
【0045】本発明は、係る問題を解決するもので、L
ANに接続されている複数の端末装置等の設備機器情報
を簡単、かつ短時間に、収集できるLANシステムを提
供することを目的とする。
【0046】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、LANに接続されている複数の端末装置の機器情報
の収集を行うLANシステムにおいて、該LANシステ
ムを監視管理する該監視装置に、端末装置の機器情報を
要求するテストパケットを生成するテストパケット生成
部と、受信部内部に受信したパケットが該テストパケッ
トに応答するレスポンスパケットであることを認識する
レスポンスパケット認識部と、該レスポンスパケットに
取り込まれた該機器情報を取り出し、機器管理する機器
情報管理部とを具備する。
【0047】また、該端末装置には、受信部内部に該端
末装置の該機器情報を要求する該監視装置からのテスト
パケットであることを認識するテストスパケット認識部
と、該機器情報を取り込んで送信するレスポンスパケッ
トを生成するレスポンスパケット生成部と、自装置の該
機器情報を格納する自装置データベース部とを具備す
る。
【0048】そして、該監視装置は、該テストパケット
の該宛先アドレスと該送信元アドレスの両方に、自装置
のアドレスを設定して該テストパケットを送信する。ま
た、該端末装置は、該テストパケットの受信を認識する
と、該自装置データベース部より必要な機器情報を取り
出し、該レスポンスパケットを生成して、該機器情報を
取り込んで送信する。
【0049】そして、該監視装置は、該端末装置からの
該レスポンスパケットの受信を認識すると、該レスポン
スパケットより該機器情報を獲得することにより、目的
を達成することができる。
【0050】また、ルータ装置,ブリッジ装置等のLA
N間接続装置を介して、前記監視装置とは異なるLAN
に接続されている複数の前記端末装置の前記機器情報の
収集を行うLANシステムにおいて、該LAN間接続装
置に、受信部内部に受信したパケットが該監視装置から
の該機器情報を要求するテストパケットであることを認
識するテストパケット認識部と、該テストパケット認識
部に、該テストパケットを該異なるLANに中継か、非
中継かの管理を行うテストパケット中継状態管理部と、
外部からの指示で、該テストパケット認識部に、該テス
トパケットを該異なるLANに中継か、非中継かの指示
を与えるテストパケット中継状態制御部と、自装置の該
機器情報を格納する自装置データベース部と、該機器情
報を取り込んで送信するレスポンスパケットを生成する
レスポンスパケット生成部とを具備する。
【0051】そして、該LAN間接続装置は、該監視装
置からの該テストパケットの受信を認識すると、該自装
置データベース部より必要な機器情報を取り出し、該レ
スポンスパケットを生成して、該機器情報を取り込んで
送信するとともに、外部からの指示に基づき、該監視装
置からの該テストパケットを別の該LANに中継か、非
中継かの一方を選択することにより、目的を達成するこ
とができる。
【0052】
【作用】LANシステムを監視管理する監視装置に、テ
ストパケット生成部を設けたので、端末装置に送付する
要求機器情報を取り込んだテストパケットを生成するこ
とができる。また、受信部内部に、レスポンスパケット
認識部を設けたので、監視装置が受信したパケットが、
監視装置が先に送信したテストパケットに応答したレス
ポンスパケットであることを認識することができる。そ
して、機器情報管理部を設けたので、受信したレスポン
スパケットから必要な機器情報を獲得することができ
る。
【0053】端末装置の受信部内部に、テストパケット
認識部を設けたので、監視装置から宛先アドレスと送信
元アドレスの双方に監視装置のアドレスを設定したテス
トパケットが送られて来ると、このパケットを機器情報
を要求する監視装置からのテストパケットであると認識
することができる。また、レスポンスパケット生成部を
設けたので、受信したテストパケットに対応して自局の
設備機器情報を取り込んだレスポンスパケットを生成す
ることができる。また、自装置データベース部を設けた
ので、自装置の設備機器情報を格納しておくことができ
る。
【0054】このようにすることにより、監視装置は一
度の操作でLANに接続されている端末装置すべてにつ
いての設備機器情報を獲得することができる。また、ル
ータ装置,ブリッジ装置等のLAN間接続装置にも、受
信部内部に、テストスパケット認識部を設けたので、受
信パケットが宛先アドレスと送信元アドレスがともに監
視装置のアドレスであるパケットを受信すると、監視装
置から機器情報を要求するパケットであることを認識す
ることができる。また、自装置データベース部とレスポ
ンスパケット生成部を設けたので、自装置データベース
部は自装置の設備機器情報を格納することができ、レス
ポンスパケット生成部は設備機器情報を取り込んだレス
ポンスパケットを生成することができる。
【0055】このようにすることにより、監視装置は一
度の操作でLANに接続されているLAN間接続装置す
べてについての設備機器情報を獲得することができる。
更に、LAN間接続装置に、テストパケット中継状態制
御部と、テストパケット認識部にテストパケット中継管
理部を設けたので、外部からの指示で、テストパケット
中継状態制御部より、テストパケット認識部に、テスト
パケットを異なるLANに中継か、非中継かの指示を与
えるので、テストパケット認識部は、テストパケットが
送られて来たとき、テストパケットを異なるLANに中
継するか、あるいは中継しないかの管理を行うことがで
きる。
【0056】このように別のLANにテストパケットを
中継するか非中継とするかを管理できるので、一度に要
求対象とする端末装置数を制限することができ、一斉に
沢山の端末装置からのレスポンスパケットの受信を回避
することができる。
【0057】
【実施例】実施例について、図1〜図8を用いて説明す
る。図1は本発明における管理装置とLAN端末装置の
実施例、図2はLANシステム構成例、図3はルータ装
置の実施例、図4はブリッジ装置の実施例、図5はテス
トパケット例、図6は本発明における管理装置とLAN
端末装置との応答シーケンス例、図7は本発明における
管理装置とルータ装置との応答シーケンス例、図8は本
発明における管理装置とブリッジ装置との応答シーケン
ス例である。
【0058】図中、図9〜図11と同じ符号は同じもの
を示し、14はレスポンスパケット認識部、15はテス
トパケット生成部、17は機器情報管理部、24,6
4,74はテストパケット認識部、26,66,76は
レスポンスパケット生成部、29,69,79は自装置
データベース部、64A,74Aはテストパケット中継
状態管理部、65,75はテストパケット中継状態制御
部である。
【0059】はじめに、本発明の基本は、同じLAN上
での監視装置から各装置への機器情報要求のための信号
応答の場合には、図5(1)テストパケットAに示すよ
うに、LANシステムに端末装置等を初めて接続したと
き等その装置単独で機能テストするのに、宛先アドレス
DAと送信元アドレスSAの双方に、テストしようとす
る装置の登録アドレスを設定したテストパケットを送出
してテストを行うが、LANシステムに接続されている
すべての装置に、監視装置の登録アドレス“00000
1”を宛先アドレスDAと送信元アドレスSAの双方に
設定したテストパケットを検出すると、監視装置からの
機器情報要求として認識し、これに対応した応答ができ
るようにした機能を持たせたものである。
【0060】また、本発明の第2の基本は、ルータ装置
60を介して異なるLAN上に接続されている装置への
機器情報を要求するための送出信号の場合は、図5
(2)テストパケットBに示すような上位テストパケッ
トにおいて、宛先アドレスDA1と送信元アドレスSA
1 に監視装置10の登録アドレスを設定する。また、宛
先アドレスDA2 と送信元アドレスSA2 には、監視装
置10が接続されているLAN1 91のアドレス(IP
アドレス)を設定する。そして、すべての装置がこのテ
ストパケットを検出すると、監視装置10からの機器情
報要求として認識し、これに対応した応答ができるよう
にした機能を持たせたものである。
【0061】監視装置10の送信側には、テストパケッ
トを生成するテストパケット生成部15を設け、また、
受信部13の内部に、自局宛の信号か否かを認識する機
能があるが、この機能と同時に機能する端末装置等から
のレスポンスパケットを認識するレスポンスパケット認
識部14を設け、更にLANシステムを構成するすべて
の装置の設備機器を管理する機器情報管理部17を設け
た構成とする。
【0062】端末装置20,30,40,50,・・・
には、受信したパケットがテストパケットか否かをを認
識するテストパケット認識部24、送信するレスポンス
パケットを生成するレスポンスパケット生成部26、自
装置の設備機器情報を格納する自装置データベース部2
9を設ける。
【0063】また、ルータ装置60で接続されたLAN
に接続される端末装置40の受信部42には、図5
(2)に示すテストパケットの宛先アドレスDA2 で自
装置が接続されているLANを認識し、宛先アドレスD
1 で自局宛のアドレスを認識するような機能を持たせ
る。
【0064】また、ルータ装置60にも、受信部63内
部に受信するパケットがテストパケットか否かを認識す
るテストパケット認識部64を設ける。また、監視装置
10からの指示でテストパケット中継を行うオン制御
と、中継を行わないオフ制御をする等のテストパケット
の中継状態を制御する中継状態制御部65と、テストパ
ケット認識部64の内部にテストパケット中継状態管理
部64Aを設ける。また、送信するレスポンスパケット
を生成するレスポンスパケット生成部66、自装置の設
備機器情報を格納する自装置データベース部69を設け
る。
【0065】また、ブリッジ装置70にも、受信部73
内部に受信するパケットがテストパケットか否かを認識
するテストパケット認識部74を設ける。また、テスト
パケットの中継状態を制御する中継状態制御部75と、
テストパケット認識部74の内部にテストパケット中継
状態管理部74Aを設ける。また、送信するレスポンス
パケットを生成するレスポンスパケット生成部76、自
装置の設備機器情報を格納する自装置データベース部7
9を設ける。
【0066】まず、図1と図6を用いて、本発明におけ
る監視装置とLAN端末装置の実施例での両者間の信号
応答について説明する。なお、図6中の○数字は、下記
の括弧数字で示す項に対応する。
【0067】(1)監視装置10において、アプリケー
ションプログラム部18で、LAN 1 91に接続されて
いる各装置への設備機器情報の要求を発生させる。そし
て、テストパケット生成部15で、各装置の設備機器情
報を要求するテストパケットを生成し、テストパケット
は送信部12に送られる。送信部12ではテストパケッ
トの宛先アドレスDAと送信元アドレスSAに送信元を
示す登録アドレスとしての例えば“000001”を設
定し、トランシーバ11を経てLAN1 91上に送信す
る。
【0068】(2)LAN1 91に接続されている端末
装置1 20に送られて来たテストパケットは、受信部2
3で、自局宛の信号か否かを確認する。受信部23内に
設けたテストパケット認識部24で、送られてきたパケ
ットの宛先アドレスと送信元アドレスが共に監視装置の
登録アドレス“000001”に設定されているので、
機器情報を要求するテストパケットであることを認識す
る。
【0069】なお、受信したパケットがテストパケット
でなければ、図9に示す従来技術における端末装置のよ
うにアプリケーションプログラム部28に受信内容が送
られるので、そこで要求に対応し、応答データを作成す
る。
【0070】受信したパケットが機器情報を要求するテ
ストパケットであることを認識すると、レスポンスパケ
ット生成部26へ、テストパケットの受信を伝送する。
テストパケット受信情報を受けたレスポンスパケット生
成部25は、自装置データベース部29に格納している
機器情報を取り出し、機器情報を取り込んだレスポンス
パケットを生成する。レスポンスパケットを受けた送信
部22は宛先アドレスに監視装置10の宛先アドレス
“000001”を設定し、また送信元アドレスに自局
のアドレス“000002”を設定するとレスポンスパ
ケットをトランシーバ21へ送る。トランシーバ21は
LAN1 91の使用状況を調べ、どの装置もLAN1
1の伝送路を使用していないことを確認すると、レスポ
ンスパケットをLAN1 91に送信する。
【0071】(3)LAN1 91に接続されている端末
装置2 30についても、端末装置120と同じ動作を行
い、機器情報の要求を認識すると、要求された機器情報
を監視装置10に返送する。
【0072】(4)監視装置10は、受信するパケット
を受信部13内に設けたレスポンスパケット認識部15
で、受信したパケットがレスポンスパケットか否かを認
識し、レスポンスパケットであることを認識すると、受
信した端末装置等の機器情報を機器情報管理部17に送
り、LANシステムを構成する装置の機器管理に供する
とともに、受信した機器情報を機器情報データベース部
19に格納する。
【0073】このようにすることにより、LAN上に接
続されている端末装置の機器情報を得るのに、LAN上
に接続されている端末装置の登録アドレスを監視装置が
認識していなくても確実に、かつ1回の操作で、LAN
上に接続されたすべて装置の機器情報について知ること
ができる。
【0074】次に、図2と図7を用いて、本発明におけ
る監視装置とルータ装置の間の信号応答について説明す
る。 (1)最初に、ルータ装置が別LANへテストパケット
の中継をしない場合について説明する。
【0075】なお、図7中の○数字は、下記の○数字で
示す項に対応する。 監視装置10において、予め、ルータ装置60の中継
状態制御部65に対して、LAN2 92へのテストパケ
ットの中継を禁止する指示を送っておいたものとする。
【0076】そして、アプリケーションプログラム部1
9と要求解析部16とでLAN2 92に接続されている
各装置の設備機器情報の要求内容を作成する。そして、
テストパケット生成部15で、作成した要求内容を取り
込んだテストパケットを生成し、送信部12に送る。
【0077】送信部12ではテストパケットの宛先アド
レスDA1 と、送信元アドレスSA 1 の両方に監視装置
を示す登録アドレス“000001”を設定する。ま
た、宛先アドレスDA2 と送信元アドレスSA2 の両方
に、ルータ装置60の登録アドレス“000060”を
設定し、トランシーバ11を経てLAN1 91上に送信
する。
【0078】ここで、宛先アドレスDA2 と送信元アド
レスSA2 の両方に、ルータ装置60の登録アドレス
“000060”を設定しているのは、ルータ装置60
の配下の各端末装置はルータ装置に対してレスポンスす
るためである。
【0079】ルータ装置60は、送られて来たパケッ
トを受信し、テストパケット認識部64でテストパケッ
トであるか否かの認識を行う。宛先アドレスDA1 と送
信元アドレスSA1 が監視装置10を示すアドレスであ
るので、無条件に、ルータ装置60に接続されている異
なるLAN2 92上のすべての装置への機器情報要求し
ているテストパケットであると認識し、監視装置10か
らのテストパケットをLAN2 92へ中継しようとす
る。
【0080】しかしながら、予め監視装置10からの指
示で中継状態制御部65からテストパケット認識部64
の中継状態管理部64Aに「中継不可」の指示が出され
ているので、LAN2 92に対して受信したテストパケ
ットを中継しないで、受信したテストパケットを廃棄し
てしまう。
【0081】そして、自局の機器情報についてのみ、自
装置データベース部69の格納している自装置の設備機
器情報を、レスポンスパケット生成部66で生成し、送
信部62で、宛先アドレスDA1 に監視装置10のアド
レス“000001”を、また送信元アドレスSA1
自局のアドレス“000060”を設定する。また、宛
先アドレスDA2 にも監視装置10のアドレス“000
001”を、また、送信元アドレスSA2 にルータ装置
60のアドレス“000060”を設定してレスポンス
パケットをLAN1 91に送出する。
【0082】監視装置10はルータ装置60からのレ
スポンスパケットを認識すると、機器情報管理部17で
ルータ装置60の設備機器情報を抽出し、機器情報デー
タベース部19へ格納したりする。
【0083】(2)つぎに、ルータ装置60からLAN
2 92への中継を行う場合、 監視装置10より、予めルータ装置60の中継状態制
御部65に対して、LAN2 92へのテストパケットの
中継を行うよう指示していたものとする。
【0084】アプリケーションプログラム部19で、設
備機器情報の要求を発生する。そして、テストパケット
生成部15において、設備機器情報を要求するテストパ
ケットを生成し、送信部12へ送る。
【0085】送信部12で、上述した(1)項と同様
に、テストパケットの宛先アドレスDA1 と、送信元ア
ドレスSA1 の両方に監視装置10を示す登録アドレス
“000001”を設定する。また、宛先アドレスDA
2 と送信元アドレスSA2 の両方に、ルータ装置60の
登録アドレス“000060”を設定し、トランシーバ
11を経てLAN1 91上に送信する。
【0086】ルータ装置60は、送られて来たパケッ
トを受信し、テストパケット認識部64でテストパケッ
トであるか否かの認識を行う。返送先の認識のため必要
な宛先アドレスDA1 と送信元アドレスSA1 が監視装
置10を示すアドレスであり、かつ、もう1つの上位の
宛先アドレスDA2 と送信元アドレスSA2 がルータ装
置60のアドレス“000060”に設定されているの
で、ルータ装置60に接続されているLAN2 92上の
すべての装置への機器情報要求しているテストパケット
であると認識し、監視装置10からのテストパケットを
LAN2 92へ中継しようとする。
【0087】監視装置10からの指示で中継状態制御部
65からテストパケット認識部64の中継状態管理部6
4Aに「中継可」の指示が出されているので、LAN2
92へ、受信したテストパケットを中継して送出する。
【0088】また、自局の機器情報についても、自装置
の設備機器情報を搭載したレスポンスパケットを、レス
ポンスパケット生成部66で生成してLAN1 91に送
出する。
【0089】端末装置3 40の受信部(43)のテス
トパケット認識部(44)は、パケットの宛先アドレス
DA1 と送信元アドレスがともに監視装置10のアドレ
ス“000001”になっており、かつ、もう1つの上
位の宛先アドレスDA2 と送信元アドレスSA2 が自装
置が接続されているルータ装置60のアドレス“000
060”であるので、ルータ装置60の配下の装置への
機器情報要求しているテストパケットであると認識す
る。
【0090】そして、受信部43はレスポンスパケット
生成部(46)に、テストパケット受信情報を伝達す
る。レスポンスパケット生成部(46)は、自装置デー
タベース部(49)より必要なデータを取り出し、それ
を取り込んだレスポンスパケットを生成する。
【0091】以下、送信部(42)で、所定の宛先アド
レスDA1 に、ルータ装置60のMACアドレス“00
0060”を、また送信元アドレスSA1 に自装置40
のアドレス“000004”を設定し、宛先アドレスD
2 にルータ装置60のIPアドレス“000901”
を、また送信元アドレスSA2 に端末装置40のIPア
ドレス“000902”を設定して、レスポンスパケッ
トをLAN1 91に送信する。
【0092】監視装置10の受信部13は、ルータ装
置60からのレスポンスパケットを受信し、宛先アドレ
スDA1 ,DA2 、および送信元アドレスSA1 ,SA
2より自局宛パケットであることを認識し、かつ、レス
ポンスパケット認識部14で、送信したテストパケット
の返信レスポンスパケットであることを認識し、機器情
報管理部17で必要な情報を取り出し、機器情報データ
ベース部19へ格納したりする。
【0093】また、端末装置20,30等からの機器情
報を受信した監視装置10の動作は図1と図6で説明し
たのと同じであるので説明を省略する。このようにする
ことにより、ルータ装置を介して異なるLANに接続さ
れている端末装置の機器情報を得るのに、端末装置の登
録アドレスを監視装置が認識していなくても確実に、か
つ1回の操作で、1つのLAN上に接続された装置すべ
ての機器情報について知ることができる。
【0094】また、複数のLANで構成されている場合
には、監視装置から予めいくつかのルータ装置に対し
て、そのルータ装置に接続されているLANにパケット
を中継するどうかを指示することができるので、一度に
要求対象となる端末装置の数が多過ぎないように、適
宜、LANシステムをいくつかに分割でき、また、1つ
のLANに多くの端末装置が接続されている場合には、
LANを指定して実行することもできるので、急激なト
ラヒック増にならないため、ブロードキャストストーム
を発生することなく、かつ、スムーズに各端末装置から
機器情報を得ることができる。
【0095】次に、図4に本発明のブリッジ装置の実施
例、また、図8に本発明における監視装置とブリッジ装
置との応答シーケンス例を示すが、本発明における監視
装置とブリッジ装置との応答についても、上に述べた本
発明における監視装置とルータ装置との応答と基本的に
は同じである。
【0096】異なる点は、ルータ装置が、監視装置が接
続されているLANとは3層(ネットワーク層)レベル
での接続を行うのに対して、ブリッジ装置は、監視装置
が接続されているLANとは2層(データ・リンク層)
レベルでの接続である。そのために、用いるテストパケ
ットは図5(1)に示すテストパケットAとなる。
【0097】本発明の基本的構成は、ルータ装置とブリ
ッジ装置と同じであり、基本的に同じ動作であるので、
重複説明は割愛する。また、このテストパケットを処理
する機能は、ルータ装置とブリッジ装置の機能を兼ね合
わせたブルータ装置に具備してもよいことは勿論であ
る。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テストパケットを処理する機能を端末装置に持たせるこ
とにより、短時間で、かつ最低限のトラヒックで端末装
置の機器情報を収集することが可能となる。
【0099】また、他のネットワークの端末装置の機器
情報を収集するのに、LAN間接続装置において、情報
を収集するネットワークを限定することができるので、
一度に多くの端末装置からの返答が重なり、トラヒック
異常となる悪影響を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における監視装置とLAN端末装置の実
施例
【図2】LANシステム構成例
【図3】ルータ装置の実施例
【図4】ブリッジ装置の実施例
【図5】テストパケット例
【図6】本発明における監視装置とLAN端末装置との
応答シーケンス例
【図7】本発明における監視装置とルータ装置との応答
シーケンス例
【図8】本発明における監視装置とブリッジ装置との応
答シーケンス例
【図9】監視装置とLAN端末装置の従来例
【図10】ルータ装置の従来例
【図11】ブリッジ装置の従来例
【図12】従来例における監視装置とLAN端末装置と
の応答シーケンス例
【図13】従来例における監視装置とルータ装置との応
答シーケンス例
【図14】従来例における監視装置とブリッジ装置との
応答シーケンス例
【符号の説明】
10 監視装置 11,21,61,71 トランシーバ 12,22,62,72 送信部 13,23,63,73 受信部 14 レスポンスパケット認識部 15 テストパケット生成部 17 機器情報管理部 18,28,68,78 アプリケーションプログラ
ム部 19 機器情報データベース部 20,30,40,50 LAN端末装置 24,64,74 テストパケット認識部 26,66,76 レスポンスパケット生成部 29,69,79 自装置データベース 60 ルータ装置 64A,74A テストパケット中継状態管理部 65,75 テストパケット中継状態制御部 67 ルーティング処理部 70 ブリッジ装置 77 ブリッジ処理部 80 マルチポート 91〜93 LAN

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LANに接続されている複数の端末装置
    の機器情報の収集を行うLANシステムにおいて、 該LANシステムを監視管理する監視装置に、該端末装
    置に該機器情報を要求するテストパケットを生成するテ
    ストパケット生成部と、 受信部内部に受信したパケットが該テストパケットに応
    答するレスポンスパケットであることを認識するレスポ
    ンスパケット認識部と、 該レスポンスパケットに取り込まれた該機器情報を取り
    出し、機器管理する機器情報管理部とを具備し、 該端末装置には、受信部内部に受信したパケットが、該
    端末装置の該機器情報を要求する該監視装置からのテス
    トパケットであることを認識するテストパケット認識部
    と、 該機器情報を取り込んで送信する該レスポンスパケット
    を生成するレスポンスパケット生成部と、 自装置の該機器情報を格納する自装置データベース部と
    を具備し、 該監視装置は、該テストパケットの該宛先アドレスと該
    送信元アドレスの両方に、自装置のアドレスを設定して
    該テストパケットを送信し、 該端末装置は、該テストパケットの受信を認識すると、
    該自装置データベース部より必要な機器情報を取り出
    し、該レスポンスパケットを生成して、該機器情報を取
    り込んで送信し、 該監視装置は、該端末装置からの該レスポンスパケット
    の受信を認識すると、該レスポンスパケットより該機器
    情報を獲得することを特徴とするLANシステム。
  2. 【請求項2】 ルータ装置,ブリッジ装置等のLAN間
    接続装置を介して前記監視装置とは異なるLANに接続
    されている複数の端末装置の機器情報の収集を行うLA
    Nシステムにおいて、 該LAN間接続装置の受信部内部に、受信部内部に受信
    したパケットが該LAN間接続装置の該機器情報を要求
    する該監視装置からのテストパケットであることを認識
    するテストスパケット認識部と、 該テストパケット認識部に、該テストパケットを該異な
    るLANに中継か、非中継かの管理を行うテストパケッ
    ト中継状態管理部と、 外部からの指示で、該テストパケット認識部に、該テス
    トパケットを該異なるLANに中継か、非中継かの指示
    を与えるテストパケット中継状態制御部と、 自装置の該機器情報を格納する自装置データベース部と
    を具備し、 該機器情報を取り込んで送信するレスポンスパケットを
    生成するレスポンスパケット生成部とを具備し、 該LAN間接続装置は、該監視装置からの該テストパケ
    ットの受信を認識すると、該自装置データベース部より
    必要な機器情報を取り出し、該レスポンスパケットを生
    成して、該機器情報を取り込んで送信するとともに、 外部からの指示に基づき、該監視装置からの該テストパ
    ケットを該異なるLANに中継か、非中継かの一方を選
    択することを特徴とするLANシステム。
JP7205737A 1995-08-11 1995-08-11 Lanシステム Withdrawn JPH0955756A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2410403A (en) * 2004-01-23 2005-07-27 Vodafone Plc Testing telecommunication networks

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2410403A (en) * 2004-01-23 2005-07-27 Vodafone Plc Testing telecommunication networks
GB2410403B (en) * 2004-01-23 2007-01-31 Vodafone Plc Testing telecommunications networks

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