JPH10262044A - 中継装置及び中継装置による中継方法 - Google Patents

中継装置及び中継装置による中継方法

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JPH10262044A
JPH10262044A JP9066000A JP6600097A JPH10262044A JP H10262044 A JPH10262044 A JP H10262044A JP 9066000 A JP9066000 A JP 9066000A JP 6600097 A JP6600097 A JP 6600097A JP H10262044 A JPH10262044 A JP H10262044A
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JP
Japan
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address
server
packet
relay device
servers
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JP9066000A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Tsubone
宣宏 坪根
和幸 ▲か▼島
Kazuyuki Kashima
Kazunori Odaka
一紀 小高
Tetsuya Yokoya
哲也 横谷
Tachiki Ichihashi
立機 市橋
Manabu Terauchi
学 寺内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各サーバは中継装置から入力されるサーバ負
荷通知要求パケットに対して各サーバ負荷状態を中継装
置に通知するサーバ負荷通知応答パケットを出力するた
めの負荷通知部を設ける必要があった。 【解決手段】 第一のアドレスを有する第一のサーバ及
び第二のアドレスを有する第二のサーバからなり代表ア
ドレスを有するサーバ群とクライアントとの間でパケッ
トを中継する中継装置において、上記第一及び第二のサ
ーバに対する中継装置の通過パケットに関する情報を観
測する観測部と、上記クライアントから上記代表アドレ
スを有するパケットが入力された時に、上記観測部の観
測結果に基づき上記パケットが有する上記代表アドレス
を上記第一又は第二のアドレスに変更し、この変更され
た第一又は第二のアドレスに対応する上記第一又は第二
のサーバへ上記パケットを出力する選択変換部と、を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中継装置を通過
するパケットに基づき、ネットワークを介して接続され
たサーバの負荷状況を観測する中継装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】中継装置の例としては、情報処理学会研
究報告 96−DPS−78,1996「NATによる
WWWサーバの負荷分散機構の実装」に示されたものが
あり、これを図5に示す。この図5には、中継装置の内
部構成、及びこの中継装置とサーバ、クライアント等の
関連要素との関係が示されている。なお、 NATはNet
work Address Translationの略であり、WWWはWorld
Wide Webの略である。図5において、1はクライアント
とサーバ間の通信を司る従来の中継装置である。2はL
ANや専用線等で構成される第一のネットワークであ
る。3はLANや専用線等で構成される第二のネットワ
ークである。4−1〜4−nはワークステーション等か
ら構成され、第一のネットワーク2に接続されているn
台のサーバである。5−1〜5−nはn台のサーバ 4
−1〜4−nに各々割り当てられた個別IPアドレスで
ある。
【0003】6−1〜6−nは各サーバ 4−1〜4−
nにおいて、中継装置1から第一のネットワーク2を通
じて送信されてくる負荷通知要求パケットに呼応して中
継装置1に各サーバ4−1〜4−nの負荷状態を通知す
るための負荷通知部である。なお、中継装置1は各サー
バ4−1〜4−nに負荷通知要求パケットを出力し、各
サーバ4−1〜4−nの負荷状況を中継装置1に通知す
ることを要求する。7はn台のサーバ 4−1〜4−n
から構成されるサーバ群である。8−1〜8−mはパソ
コン等から構成され、第二のネットワーク3に接続され
ているm台のクライアントである。10は中継装置1を
第一のネットワーク2に接続する第一のネットワークイ
ンタフェースである。また、この第一のネットワークイ
ンターフェース10は、第一のネットワーク2から受信
したIPパケットをIPアドレス変換部12及びサーバ
負荷収集部14へ通知する。なお、IPパケットは、代
表IPアドレス15や個別IPアドレス5−1〜5−n
を有するパケットである。更に、第一のネットワークイ
ンターフェース10は、IPアドレス変換部12から通
知されたIPパケットを第二のネットワーク3へ送信す
る。
【0004】11は中継装置1を第二のネットワーク3
に接続する第二のネットワークインタフェースである。
また、この第二のネットワークインターフェース11
は、第二のネットワーク3から受信したIPパケットを
IPアドレス変換部12へ通知する。更に、第二のネッ
トワークインターフェース11は、IPアドレス変換部
12から通知されたIPパケットを第一のネットワーク
2へ送信する。12はクライアント8−1〜8−mとサ
ーバ4−1〜4−nとの間で送受信されるIPパケット
中の宛先IPアドレスまたは送信元IPアドレスの変換
処理を行なうIPアドレス変換部である。
【0005】なお、宛先IPアドレスとは、IPパケッ
トが有するこのIPパケットの送信先である宛先を指し
示す代表IPアドレス15や個別IPアドレス5−1〜
5−nのことである。また、送信元IPアドレスとは、
IPパケットが有するこのIPパケットの送信元のを
指し示す代表IPアドレス15や個別IPアドレス5−
1〜5−nのことである。13はn台のサーバ 4−1
〜4−nの中から適切な1台のサーバを選択し、あるク
ライアントとあるサーバとの間のセッションを管理する
セッション管理部である。なお、セッションとは、論理
的な通信路のことである。14はn台の各サーバ 4−
1〜4−nの負荷情報を収集するサーバ負荷収集部であ
る。15はサーバ群7に割り当てられた代表IPアドレ
スである。
【0006】次に、各クライアント8−1〜8−mが代
表IPアドレス15を用いてサーバ群7へアクセスする
場合における通信手順と中継装置1の内部動作について
説明する。図6は、m台のクライアント8−1〜8−m
の中で、一例としてクライアント8−1が代表IPアド
レス15を用いてサーバ群7へアクセスする場合におけ
る、クライアント8−1、中継装置1、及びサーバ群7
の三者間で第一のネットワーク2、及び第二のネットワ
ーク3を通じて交換するパケットの手順と中継装置1内
部の処理手順を示している。図6において、100は中
継装置1がサーバ群7を構成するサーバ 4−1〜4−
n各々の負荷を監視するために周期的に各サーバ4−1
〜4−nに送信されるサーバ負荷通知要求パケットであ
る。115はサーバ負荷監視周期である。
【0007】101は各サーバ4−1〜4−nからのサ
ーバ負荷通知応答パケットである。なお、サーバ負荷通
知応答パケット101は、中継装置1から出力されたサ
ーバ負荷通知要求パケット100に応答するパケットで
あり、各サーバ4−1〜4−nが各サーバ4−1〜4−
nの負荷状況を中継装置1に通知するものである。10
2はクライアント8−1がサーバ群7へアクセスするた
めに、サーバ群7の代表IPアドレスSを宛先アドレス
として有する第一のセッション接続要求パケットであ
る。なお、第一のセッション接続要求パケット102
は、例えばクライアント8−1から出力されるクライア
ント8−1と中継装置1との間のセッションを要求する
パケットである。
【0008】103はサーバ群7中のあるサーバ4−k
(1≦k≦n)の個別IPアドレスS−kを宛先IPア
ドレスとする第二のセッション接続要求パケットであ
る。なお、第二のセッション接続要求パケット103
は、中継装置1から出力される中継装置1とサーバ4−
kとの間のセッションを要求するパケットである。10
4は個別IPアドレスS−kを送信元IPアドレスとす
る第一のセッション接続応答パケットである。なお、第
一のセッション接続応答パケット104は、中継装置1
から出力された第二のセッション接続要求パケット10
3に対応して応答するパケットである。
【0009】105は代表IPアドレスSを送信元IP
アドレスとする第二のセッション接続応答パケットであ
る。なお、第二のセッション接続応答パケット105
は、クライアント8−1から出力された第一のセッショ
ン接続要求パケット102に対応して応答するパケット
である。106は代表IPアドレスSを宛先IPアドレ
スとする第一のデータ送信要求パケットである。なお、
第一のデータ送信要求パケット106は、クライアント
8−1から中継装置1に、あるデータの送信を要求する
パケットである。
【0010】107は個別IPアドレスS−kを宛先I
Pアドレスとする第二のデータ送信要求パケットであ
る。なお、第二のデータ送信要求パケット107は、中
継装置1からサーバ4−kに、クライアント8−1から
入力されたデータの送信を要求するパケットである。1
08は個別IPアドレスS−kを送信元IPアドレスと
する第一のデータ送信応答パケットである。なお、第一
のデータ送信応答パケット108は、第二のデータ送信
要求パケット107に対応した、サーバ4−kから中継
装置1に出力されるパケットである。
【0011】109は代表IPアドレスSを送信元IP
アドレスとする第二のデータ送信応答パケットである。
なお、第二のデータ送信応答パケット109は、第一の
データ送信要求パケット106に対応した、中継装置1
からクライアント8−1に出力されるパケットである。
また、第一のセッション接続要求パケット102、第二
のセッション接続要求パケット103、第一のセッショ
ン接続応答パケット104、第二のセッション接続応答
パケット105、第一のデータ送信要求パケット10
6、第二のデータ送信要求パケット107、第一のデー
タ送信応答パケット108、第二のデータ送信応答パケ
ット109を総称してIPパケットとする。
【0012】110は中継装置1のサーバ負荷収集部1
4で実行されるサーバ負荷情報集積処理である。なお、
サーバ負荷情報集積処理110は、サーバ負荷収集部1
4で収集されるサーバ4−1〜4−n各々の負荷情報を
集積する処理のことである。111は中継装置1のセッ
ション管理部13で実行される低負荷サーバ選択処理で
ある。なお、低負荷サーバ選択処理111は、セッショ
ン管理部13が負荷の低いサーバを選択する処理のこと
である。
【0013】112は中継装置1のIPアドレス変換部
12で実行される宛先IPアドレス変換処理である。な
お、宛先IPアドレス変換処理112は、クライアント
8−1から出力されたIPパケットが有するIPパケッ
トの宛先として記録されている代表IPアドレス15を
ある個別IPアドレス5−1〜5−nに変換する処理の
ことである。113は中継装置1のIPアドレス変換部
12で実行される送信元IPアドレス変換処理である。
なお、宛先IPアドレス変換処理113は、あるサーバ
4−kから出力されたIPパケットが有するIPパケッ
トの送信元として記録されている固有の個別IPアドレ
ス5−1〜5−nを代表IPアドレス15に変換する処
理のことである。
【0014】以降、従来の中継装置1の処理動作につい
て、図6を用いて説明する。中継装置1のサーバ負荷収
集部14はn台のサーバ4−1〜4−nの各々の負荷を
監視するために、サーバ負荷監視周期115の周期で各
サーバ4−1〜4−n宛にサーバ負荷通知要求パケット
100を送信する。各サーバ4−1〜4−nはサーバ負
荷通知要求パケット100を受信すると、各サーバ4−
1〜4−nが内部に備える負荷通知部6−1〜6−nか
ら、各サーバ4−1〜4−nの現在の負荷状態情報を記
録した中継装置1宛のサーバ負荷通知応答パケット10
1が送信される。負荷状態情報の例としては、各サーバ
4−1〜4−nの内部で実行待ちのプロセス数が挙げら
れる。
【0015】以降、負荷状態情報は各サーバ4−1〜4
−nの実行待ちのプロセス数である場合を用いて説明す
る。中継装置1は各サーバ4−1〜4−nから出力され
るサーバ負荷通知応答パケット101を受信する。する
と、サーバ負荷収集部14において、サーバ負荷情報集
積処理110を実行し、図7に示すサーバ負荷状態情報
テーブルを作成する。サーバ負荷状態情報テーブルに
は、各サーバ4−1〜4−nに対応する個別IPアドレ
ス5−1〜5−n、及び各サーバ4−1〜4−nに対応
する待ち行列のプロセス数に関する情報が記録される。
なお、個別IPアドレスは、ネットワークの運用者によ
って設定される情報である。また、待ち行列のプロセス
数は、サーバ負荷通知応答パケット101によって中継
装置1に通知された情報である。
【0016】以降、従来の中継装置1の動作の流れにつ
いて図6を用いて説明する。クライアント8−1は、サ
ーバ群7へアクセスするために送信するIPパケットの
宛先IPアドレスを、サーバ群7の代表アドレスSとし
て、IPパケットである例えば第一のセッション接続要
求パケット102を中継装置1に送信する。なお、本説
明において、各クライアント8−1〜8−mは、同時に
複数のセッションが設定できないものと仮定する。中継
装置1は、受信した第一のセッション接続要求パケット
102を、IPアドレス変換部12を経由してセッショ
ン管理部13に通知する。セッション管理部13は、第
一のセッション接続要求パケット102の宛先IPアド
レスを解析する。そして、その宛先IPアドレスがサー
バ群7の代表IPアドレスSであると認識されると、低
負荷サーバ選択処理111が実行される。
【0017】すなわち、中継装置1は図7に示すサーバ
負荷情報管理テーブルを参照し、参照した時点で最も負
荷の低いあるサーバを選択する。例えばこの図7を用い
た場合、待ち行列のプロセス数が0であるサーバ番号k
のサーバ4−kが選択される。更に、セッション管理部
13は、図8に示すセッション管理テーブルの適当な欄
であるエントリiに、第一のセッション接続要求パケッ
ト102の送信元であるクライアント8−1のIPアド
レス、クライアント8−1にとっての宛先であるサーバ
群7の代表IPアドレスS 、及びクライアント8−1
の直接の接続先として選択されたサーバ4−kが有する
個別IPアドレスであるS−kが記録される。それと共
に、セッション管理部13は、サーバ4−kの個別IP
アドレスS−kを、IPアドレス変換部12に通知す
る。なお、図8のセッション管理テーブルの各エントリ
iは、セッション各々を管理するために用いられる。
【0018】IPアドレス変換部12は、セッション管
理部13からサーバ4−kの個別IPアドレスS−kが
通知されると、宛先IPアドレス変換処理112を実行
する。すなわち、第一のセッション接続要求パケット1
02中の宛先IPアドレスであるサーバ群7の代表IP
アドレスSを、サーバ4−kの個別IPアドレスS−k
に変換する。そして、IPアドレス変換部12は、第一
のセッション接続要求パケット102の宛先IPアドレ
スを個別IPアドレスS−kに変換して得られた第二の
セッション接続要求パケット103をサーバ4−kに送
信する。サーバ4−kは、第二のセッション接続要求パ
ケット103を受信すると、このセッションを許可する
旨の応答として、サーバ4−kの個別IPアドレスであ
るS−kを送信元IPアドレスとして有する第一のセッ
ション接続応答パケット104を送信する。
【0019】そして、中継装置1は、受信した第一のセ
ッション接続応答パケット104を、IPアドレス変換
部12を経由して、セッション管理部13に通知する。
セッション管理部13は、第一のセッション接続応答パ
ケット104の送信元IPアドレスであるサーバ4−k
の個別IPアドレスS−kを確認する。すると、セッシ
ョン管理部13は、セッション管理テーブルを参照し
て、選択サーバの個別IPアドレスの欄にサーバ4−k
の個別IPアドレスであるS−kを持つエントリiを探
し出す。この選択サーバの個別IPアドレスの欄に個別
IPアドレスS−kが記録されたエントリiを見つける
と、セッション管理部13は、第一のセッション接続応
答パケット104中の送信元IPアドレスを、サーバ群
7の代表IPアドレスSに変換するようIPアドレス変
換部12に通知する。
【0020】IPアドレス変換部12は、セッション管
理部13から、受信した第一のセッション接続応答パケ
ット104の送信元IPアドレスをサーバ群7の代表I
PアドレスSに変換する旨の通知を受け取ると、送信元
IPアドレス変換処理112を実行する。すなわち、
IPアドレス変換部12は、第一のセッション接続応答
パケット104の送信元IPアドレスを、サーバ4−k
の個別IPアドレスS−kからサーバ群7の代表IPア
ドレスSに変更する。更に、IPアドレス変換部12
は、第一のセッション接続応答パケット104の送信元
IPアドレスをサーバ群7の代表IPアドレスSに変更
した第二のセッション接続応答パケット105をクライ
アント8−1へ送信する。クライアント8−1は、第二
のセッション接続応答パケット105を受信すると、セ
ッションが設定されたことを認識し、宛先IPアドレス
がサーバ群7の代表IPアドレスSである第一のデータ
送信要求パケット106を送信する。中継装置1は、第
一のデータ送信要求パケット106を受信すると、IP
アドレス変換部12において宛先IPアドレス変換処理
112を実行する。
【0021】すなわち、 IPアドレス変換部12は、
第一のデータ送信要求パケット106の宛先であるサー
バ群7の代表IPアドレスSと、送信元であるクライア
ント8−1のIPアドレスとをセッション管理部13に
通知する。すると、セッション管理部13は、セッショ
ン管理テーブルを参照して、クライアント8−1に対応
して選択されたサーバ4−kの個別IPアドレスがS−
kであることをIPアドレス変換部12に通知する。そ
して、IPアドレス変換部12は、受信した第一のデー
タ送信要求パケット106の宛先アドレスとして設定さ
れているサーバ群7の代表IPアドレスSを、選択され
たサーバ4―kの個別IPアドレスS−kに変換する。
その後、IPアドレス変換部12は、第一のデータ送信
要求パケット106の宛先IPアドレスを個別IPアド
レスS−kに変換した第二のデータ送信要求パケット1
07をサーバ4−kに送信する。
【0022】サーバ4−kは、第二のデータ送信要求パ
ケット107を受信すると、送信元IPアドレスがS−
kである第一のデータ送信応答パケット108を中継装
置1に送信する。中継装置1は、第一のデータ送信応答
パケット108を受信すると、IPアドレス変換部12
において、送信元IPアドレス変換処理113を実行す
る。すなわち、 IPアドレス変換部12は、第一のデ
ータ送信応答パケット108の宛先であるクライアント
8−1のIPアドレスをセッション管理部13に通知す
る。そして、セッション管理部13は、セッション管理
テーブルを参照して、そのクライアント8−1がエント
リ番号iに登録されていることを認識すると、データ送
信応答パケット106の送信元IPアドレスをサーバ群
7の代表IPアドレスSに変換するようIPアドレス変
換部12に通知する。
【0023】IPアドレス変換部12は、第一のデータ
送信応答パケット108の送信元IPアドレスを、サー
バ群7の代表IPアドレスSに変換する。それと共に、
IPアドレス変換部12は、第一のデータ送信応答パ
ケット108の宛先IPアドレスを、サーバ群7の代表
IPアドレスSに変換した第二のデータ送信応答パケッ
ト109を送信する。以降、中継装置1は、一度設定さ
れたセッションが終了するまで、上述の処理が継続して
行われる。また、上述の処理は、各クライアント8−1
〜8−mで同様に行われる。このため、各クライアント
8−1〜8−mから要求される同一のサービスの負荷
は、代表IPアドレスSを持つ仮想の1つのサーバを構
成する複数のサーバ4−1〜4−nで分割して実施され
る。なお、図6はIPプロトコルの上位プロトコルであ
るTCP(Transmission Control Protcol)を用いた場合
の手順である。また、このTCPは、コネクション型の
プロトコルである
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来の中継装置1は、
同一サービスを提供する各サーバ4−1〜4−nとの間
で周期的にサーバ負荷通知要求パケット100とサーバ
負荷通知応答パケット101とを送受信していた。そし
て、各サーバ4−1〜4−nは、中継装置1から入力さ
れるサーバ負荷通知要求パケット100に対して、各サ
ーバ4−1〜4−n負荷状態を中継装置1に通知するサ
ーバ負荷通知応答パケット101を出力するための負荷
通知部6−1〜6−nを設ける必要があった。また、従
来の中継装置1は、各サーバ4−1〜4−n負荷状態に
関する通信を行うために各サーバ4−1〜4−nと中継
装置1との間で、クライアント8−1〜8−mとは関係
のない余分なトラヒックが発生していた。本発明は、こ
れらの問題に鑑みなされたものであり、入力されるパケ
ットに基づき各サーバ4−1〜4−nの負荷状況を判断
し、各サーバ4−1〜4−nと中継装置1との間のトラ
ヒックを抑える中継装置を得ることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる中継装
置は、第一のアドレスを有する第一のサーバ及び第二の
アドレスを有する第二のサーバからなり代表アドレスを
有するサーバ群とクライアントとの間でパケットを中継
する中継装置において、第一及び第二のサーバに対する
中継装置の通過パケットに関する情報を観測する観測部
と、クライアントから代表アドレスを有するパケットが
入力された時に、観測部の観測結果に基づきパケットが
有する代表アドレスを第一又は第二のアドレスに変更
し、この変更された第一又は第二のアドレスに対応する
第一又は第二のサーバへパケットを出力する選択変換部
と、を備えたものである。
【0026】また、この発明にかかる中継装置は、中継
装置の通過パケットに関する情報を、所定の時間内に中
継装置に入力される第一及び第二のサーバから出力され
たパケットのデータ量とし、選択変換部は、データ量が
少ない第一又は第二のサーバを選択するものである。
【0027】さらに、この発明にかかる中継装置は、中
継装置の通過パケットに関する情報を、所定の時間内に
中継装置に入力される第一及び第二のサーバから出力さ
れたパケットの数とし、選択変換部は、パケットの数が
少ない第一又は第二のサーバを選択するものである。
【0028】また、この発明にかかる中継装置は、中継
装置の通過パケットに関する情報を、中継装置から第一
又は第二のサーバへパケットが出力されてから、パケッ
トに対応して第一又は第二のサーバより出力されたパケ
ットが中継装置に入力されるまでの応答時間とし、選択
変換部は、応答時間が短い第一又は第二のサーバを選択
するものである。
【0029】この発明にかかる中継装置による中継方法
は、第一のアドレスを有する第一のサーバ及び第二のア
ドレスを有する第二のサーバからなり代表アドレスを有
するサーバ群とクライアントとの間でパケットを中継す
る中継装置の中継方法において、第一及び第二のサーバ
に対する中継装置の通過パケットに関する情報を観測す
る第一のステップと、クライアントから代表アドレスを
有するパケットが入力された時に、第一のステップの観
測結果に基づきパケットが有する代表アドレスを第一又
は第二のアドレスに変更する第二のステップと、第二の
ステップで変更された第一又は第二のアドレスに対応す
る第一又は第二のサーバへパケットを出力する第三のス
テップと、を有するものである。
【0030】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.本発明による中継装置の一実施形
態を図1〜図3を用いて説明する。図1は、中継装置の
内部構成と、中継装置と複数のサーバと複数のクライア
ント等との接続関係を示す。図1において、70はクラ
イアントと各サーバ4−1〜4−n間のパケット情報で
あるパケットの通信を司る実施形態1の中継装置であ
る。2はLANや専用線等で構成される第一のネットワ
ークである。3はLANや専用線等で構成される第二の
ネットワークである。4−1〜4−nはワークステーシ
ョン等から構成され、第一のネットワーク2に接続され
ているn台のサーバである。
【0031】なお、サーバ4−1〜4−nは、第一又は
第二のサーバに対応する。5−1〜5−nはn台のサー
バ 4−1〜4−nに各々割り当てられた個別IPアド
レスである。なお、個別IPアドレス5−1〜5−n
は、第一又は第二のアドレスに対応する。7はn台のサ
ーバ 4−1〜4−nから構成されるサーバ群である。
8−1〜8−nはパソコン等から構成され、第二のネッ
トワーク3に接続されているm台のクライアントであ
る。
【0032】71はn台のサーバ 4−1〜4−nが各
クライアント8−1〜8−mと通信する状態を監視する
観測部であるサーバ通信状態監視部である。10は中継
装置70を第一のネットワーク2に接続する第一のネッ
トワークインタフェースである。また、この第一のネッ
トワークインターフェース10は、第一のネットワーク
2から受信したIPパケットをIPアドレス変換部12
及びサーバ通信状態監視部71へ通知する。更に、第一
のネットワークインターフェース10は、IPアドレス
変換部12から通知されたIPパケットを第二のネット
ワーク3へ送信する。11は中継装置70を第二のネッ
トワーク3に接続する第二のネットワークインタフェー
スである。また、この第二のネットワークインターフェ
ース11は、第二のネットワーク3から受信したIPパ
ケットをIPアドレス変換部12及びサーバ通信状態監
視部71へ通知する。更に、第二のネットワークインタ
ーフェース11は、IPアドレス変換部12から通知さ
れたIPパケットを第一のネットワーク2へ送信する。
【0033】12はクライアント8−1〜8−mとサー
バ4−1〜4−nとの間で送受信されるIPパケット中
の宛先IPアドレスまたは送信元IPアドレスの変換処
理を行なうIPアドレス変換処理部である。72はn台
のサーバ 4−1〜4−nの中から、所定の方法で、適
切な1台のサーバを選択するサーバ選択部である。これ
らIPアドレス変換処理部12とサーバ選択部72よ
り、選択変換部が構成される。15はサーバ群7に割り
当てられた代表アドレスである代表IPアドレスであ
る。
【0034】次に、各クライアント8−1〜8−mが代
表IPアドレス15を用いてあるサーバへアクセスする
場合における通信手順と中継装置70の内部動作につい
て説明する。図2は、m台のクライアント8−1〜8−
mの中で、一例としてクライアント8−1が代表IPア
ドレス15を用いてサーバ群7へアクセスする場合にお
ける、クライアント8−1、中継装置70、及びサーバ
群7の三者間で第一のネットワーク2、及び第二のネッ
トワーク3を通じて交換するパケットの手順と中継装置
70内部の処理手順を示している。なお、図2はIPプ
ロトコルの上位プロトコルであるTCP(Transmission
Control Protcol)を用いた場合の手順である。また、こ
のTCPは、コネクション型のプロトコルである
【0035】まず、図2を用いて、クライアント8−1
があるサーバへアクセスする場合における通信手順と中
継装置70の内部動作について説明する。図2におい
て、102はクライアント8−1がサーバ群7へアクセ
スするために、サーバ群7の代表IPアドレスSを宛先
アドレスとして有する第一のセッション接続要求パケッ
トである。103はサーバ群7中のあるサーバ4−k
(1≦k≦n)の個別IPアドレスS−kを宛先IPア
ドレスとする第二のセッション接続要求パケットであ
る。104は個別IPアドレスS−kを送信元IPアド
レスとする第一のセッション接続応答パケットである。
105は代表IPアドレスSを送信元IPアドレスとす
る第二のセッション接続応答パケットである。106は
代表IPアドレスSを宛先IPアドレスとする第一のデ
ータ送信要求パケットである。107は個別IPアドレ
スS−kを宛先IPアドレスとする第二のデータ送信要
求パケットである。
【0036】108は個別IPアドレスS−kを送信元
IPアドレスとする第一のデータ送信応答パケットであ
る。109は代表IPアドレスSを送信元IPアドレス
とする第二のデータ送信応答パケットである。111は
中継装置70のサーバ選択部72で実行される低負荷サ
ーバ選択処理である。112は中継装置70のIPアド
レス変換部12で実行される宛先IPアドレス変換処理
である。113は中継装置70のIPアドレス変換部1
2で実行される送信元IPアドレス変換処理である。1
20は、各サーバ4−1〜4−nと各クライアントとの
通信状態を監視するために、中継装置70のサーバ通信
状態監視部71が、所定の方法で随時、サーバの通信状
態を監視するサーバ通信状態監視処理である。
【0037】以降、本実施形態の中継装置70の動作に
ついて、図1と図2を用いて説明する。なお、本実施形
態において、各クライアント8−1〜8−mは、同時に
複数のセッションが設定できないものと仮定する。中継
装置70は、起動するとサーバ通信状態監視部71にお
いて、サーバ通信状態監視処理120を実行する。この
サーバ通信状態監視処理120は、中継装置70の動作
が停止するまで、随時実行される。サーバの通信状態を
監視するサーバ通信状態監視処理120は、以下に示す
3種類の方法の内から1種類を選択することができる。
このサーバ通信状態監視処理120の処理方法の選択
は、中継装置70の運用者によって決定される。
【0038】(処理方法その1)中継装置70は、所定
の時間内に各サーバ4−1〜4−nから出力され、中継
装置70を通過したIPパケットの総量に基づき、各サ
ーバ4−1〜4−nの通信状態を判断する。処理方法そ
の1を用いた場合には、所定の時間内に出力されたIP
パケットの総量が、より少ないサーバを負荷の低いサー
バと判断する。なお、処理方法その1は、第一のネット
ワーク2にサーバ4−1〜4−n以外の端末装置が接続
されておらず、サーバ群7とクライアント8−1〜8−
mとの間以外のトラヒックが存在しない場合に有効であ
る。最近、インターネット等で情報発信の手段として広
く利用されているホームページの主なサービスは、クラ
イアントが要求するページの情報(ハイパーテキスト)
を、ホームページを提供するサーバ(WWWサーバ)が
有するデータベースから探し出し、クライアントへ送信
することである。このため、サーバが出力するIPパケ
ットの総量から、そのサーバの現在の通信状態である負
荷状態を判断することが可能である。
【0039】(処理方法その2)中継装置70は、応答
時間であるサーバ応答時間に基づき、各サーバ4−1〜
4−nの通信状態を判断する。このサーバ応答時間と
は、各クライアント8−1〜8−mから中継装置70を
経てサーバ群7に出力されるIPパケットが、この中継
装置70から出力された時点から、この中継装置70か
ら出力されたIPパケットに応答して、あるサーバから
出力されたIPパケットが中継装置70に入力された時
点までに要した時間を指し示す。処理方法その2を用い
た場合には、サーバ応答時間がより短いサーバを、負荷
の低いサーバと判断する。これは、サーバ応答時間がよ
り短かければ、サーバ内部の処理の待ち行列が少ない、
すなわちサーバの処理負荷が低い状態にあると判断でき
るからである。また、サーバ応答時間には、中継装置7
0と各サーバ4−1〜4−nとを接続するネットワー
ク、図1の例では第一のネットワーク2、のトラヒック
の状態も加味される。このため、第一のネットワーク2
のトラヒックが少ない場合には、第一のネットワーク2
上の伝送遅延が短くなり、それに伴いサーバ応答時間も
短かくなり、結果として当該サーバの負荷状態が低いも
のと判断される。
【0040】処理方法その2は、第一のネットワーク2
にサーバ4−1〜4−n以外の端末装置が接続され、サ
ーバ群7とクライアント4−1〜4−nとの間以外のト
ラヒックが存在する場合にも有効である。つまり、中継
装置70とサーバ4−1〜4−nとの間に設けられた第
一のネットワーク2にサーバ群7とは異なる他のサービ
スを提供するサーバ群が接続されていても、従来のサー
バ4−1〜4−nと中継装置70との間で、各サーバ4
−1〜4−nの通信状態である負荷状態を観測する為に
やり取りされていたクライアント8−1〜8−mには関
係のないトラヒックを抑えることができると共に、サー
バ群7と他のサーバ群とが第一のネットワーク2を共用
することができる。
【0041】(処理方法その3)中継装置70は、所定
の時間内に各サーバ4−1〜4−nから出力され、中継
装置70を通過したIPパケットの総数に基づき、各サ
ーバ4−1〜4−nの通信状態を判断する。処理方法そ
の3を用いた場合には、所定の時間内に出力されたIP
パケットの総数が、より少ないサーバを負荷の低いサー
バと判断する。なお、処理方法その3は、第一のネット
ワーク2にサーバ4−1〜4−n以外の端末装置が接続
されておらず、サーバ群7とクライアント8−1〜8−
mとの間以外のトラヒックが存在しない場合に有効であ
る。
【0042】サーバ通信状態監視処理120の監視結果
は、図3に示すようなサーバ通信状態監視テーブルに随
時記録される。図3のサーバ通信状態監視テーブルに
は、処理方法その1で観測される各サーバ4−1〜4−
nから所定の時間内に出力されるIPパケットの総バイ
ト数に関する監視情報が記録される。また、サーバ通信
状態監視テーブルには、処理方法その2で観測される各
サーバ4−1〜4−nの最新のサーバ応答時間に関する
監視情報が記録される。なお、このサーバ応答時間の単
位は、ミリ秒とする。
【0043】クライアント8−1はサーバ群7へアクセ
スするために、宛先IPアドレスをサーバ群7の代表ア
ドレスSとして、第一のセッション接続要求パケット1
02を中継装置70へ送信する。中継装置70は、受信
した第一のセッション接続要求パケット102を、IP
アドレス変換部12を経由して、サーバ選択部72に通
知する。サーバ選択部72は、第一のセッション接続要
求パケット102の宛先IPアドレスを解析する。そし
て、その宛先IPアドレスがサーバ群7の代表アドレス
Sであることを認識されると、低負荷サーバ選択処理1
11が実行される。すなわち、中継装置70は、図3に
示すサーバ通信状態監視テーブルを参照し、参照した時
点で最も負荷の低いサーバを選択する。例えばこの図3
を用いた場合、サーバ番号がkの出力パケットのバイト
数が最も少ない、若しくは最新のサーバ応答時間が最も
短いサーバ4−kが選択されるものとする。
【0044】更に、サーバ選択部72は、図8に示すセ
ッション管理テーブルの適当なエントリiに、第一のセ
ッション接続要求パケット102の送信元であるクライ
アント8−1のIPアドレス、クライアント8−1にと
っての宛先であるサーバ群7の代表IPアドレスS、及
びクライアント8−1の直接の接続先として選択された
サーバ4−kが有する個別IPアドレスであるS−kが
記録される。それと共に、サーバ選択部72は、サーバ
4−kの個別IPアドレスS−kを、IPアドレス変換
部12に通知する。なお、図8のセッション管理テーブ
ルの各エントリiは、セッション各々を管理するために
用いられる。
【0045】IPアドレス変換部12は、サーバ選択部
72からサーバ4−kの個別IPアドレスS−kが通知
されると、宛先IPアドレス変換処理112を実行す
る。すなわち、第一のセッション接続要求パケット10
2中の宛先IPアドレスであるサーバ群7の代表IPア
ドレスSを、サーバ4−kの個別IPアドレスS−kに
変換する。そして、IPアドレス変換部12は、第一の
セッション接続要求パケット102の宛先IPアドレス
を個別IPアドレスS−kに変換して得られた第二のセ
ッション接続要求パケット103をサーバ4−kに送信
する。サーバ4−kは第二のセッション接続要求パケッ
ト103を受信すると、このセッションを許可する旨の
応答として、サーバ4−kの個別IPアドレスであるS
−kを送信元IPアドレスとして有する第一のセッショ
ン接続応答パケット104を送信する。そして、中継装
置70は、受信した第一のセッション接続応答パケット
104を、IPアドレス変換部12を経由して、サーバ
選択部72に通知する。
【0046】サーバ選択部72は、第一のセッション接
続応答パケット104の送信元IPアドレスであるサー
バ4−kの個別IPアドレスS−kを確認する。する
と、サーバ選択部72は、セッション管理テーブルを参
照して、選択サーバの個別IPアドレスの欄にサーバ4
−kの個別IPアドレスであるS−kを持つエントリi
を探し出す。この選択サーバの個別IPアドレスの欄に
個別IPアドレスS−kが記録されたエントリiを見つ
けると、サーバ選択部72は、第一のセッション接続応
答パケット104中の送信元IPアドレスを、サーバ群
7の代表IPアドレスSに変換するようIPアドレス変
換部12に通知する。
【0047】IPアドレス変換部12は、サーバ選択部
72から、受信した第一のセッション接続応答パケット
104の送信元IPアドレスをサーバ群7の代表IPア
ドレスSに変換する旨の通知を受け取ると、送信元IP
アドレス変換処理112を実行する。すなわち、IPア
ドレス変換部12は、第一のセッション接続応答パケッ
ト104の送信元IPアドレスを、サーバ4−kの個別
IPアドレスS−kからサーバ群7の代表IPアドレス
Sに変更する。更に、IPアドレス変換部12は、第一
のセッション接続応答パケット104の送信元IPアド
レスをサーバ群7の代表IPアドレスSに変更した第二
のセッション接続応答パケット105をクライアント8
−1へ送信する。クライアント8−1は、第二のセッシ
ョン接続応答パケット105を受信すると、セッション
が設定されたことを認識し、宛先IPアドレスがサーバ
群7の代表IPアドレスSである第一のデータ送信要求
パケット106を送信する。中継装置70は、第一のデ
ータ送信要求パケット106を受信すると、IPアドレ
ス変換部12において宛先IPアドレス変換処理112
を実行する。
【0048】すなわち、IPアドレス変換部12は、第
一のデータ送信要求パケット106の宛先であるサーバ
群7の代表IPアドレスSと、送信元であるクライアン
ト8−1のIPアドレスとをサーバ選択部72に通知す
る。すると、サーバ選択部72は、セッション管理テー
ブルを参照して、クライアント8−1に対応して選択さ
れたサーバ4−kの個別IPアドレスがS−kであるこ
とをIPアドレス変換部12に通知する。そして、IP
アドレス変換部12は、受信した第一のデータ送信要求
パケット106の宛先アドレスとして設定されているサ
ーバ群7の代表IPアドレスSを、選択されたサーバ4
―kの個別IPアドレスS−kに変換する。その後、I
Pアドレス変換部12は、第一のデータ送信要求パケッ
ト106の宛先IPアドレスを個別IPアドレスS−k
に変換した第二のデータ送信要求パケット107をサー
バ4−kに送信する。
【0049】サーバ4−kは、第二のデータ送信要求パ
ケット107を受信すると、送信元IPアドレスがS−
kである第一のデータ送信応答パケット108を中継装
置70に送信する。中継装置70は、第一のデータ送信
応答パケット108を受信すると、IPアドレス変換部
12において、送信元IPアドレス変換処理113を実
行する。すなわち、IPアドレス変換部12は、第一の
データ送信応答パケット108の宛先であるクライアン
ト8−1のIPアドレスをサーバ選択部72に通知す
る。そして、サーバ選択部72は、セッション管理テー
ブルを参照して、そのクライアント8−1がエントリ番
号iに登録されていることを認識すると、データ送信応
答パケット106の送信元IPアドレスをサーバ群7の
代表IPアドレスSに変換するようIPアドレス変換部
12に通知する。
【0050】IPアドレス変換部12は、第一のデータ
送信応答パケット108の送信元IPアドレスを、サー
バ群7の代表IPアドレスSに変換する。それと共に、
IPアドレス変換部12は、第一のデータ送信応答パ
ケット108の宛先IPアドレスを、サーバ群7の代表
IPアドレスSに変換した第二のデータ送信応答パケッ
ト109を送信する。以降、中継装置70は、一度設定
されたセッションが終了するまで、上述の処理が継続し
て行われる。なお、この実施形態1では、IPプロトコ
ルを利用する中継装置70を示したが、OSI(Open Sy
stems Interconnection)プロトコルを始めとする他のプ
ロトコルにおいても同様の手段を実現することができ
る。また、実施形態1の図2に示す手順では、各クライ
アント8−1〜8−mは同時に複数のセッションを設定
しないものと仮定したが、図8のセッション管理テーブ
ルにおいて、TCPプロトコルで用いるポート番号まで
含めて管理すれば、各クライアント8−1〜8−mに複
数のセッションを同時に設定することも可能である。
【0051】このように、本実施形態の中継装置70
は、所定の時間内に各サーバ4−1〜4−nから出力さ
れ、中継装置70を通過したIPパケットの総量に基づ
き、各サーバ4−1〜4−nの通信状態を判断するた
め、従来のサーバ4−1〜4−nが備えていた負荷通知
部6−1〜6−nを設ける必要が無くなり、簡潔な構成
のサーバ4−1〜4−nが得られる。また、本実施形態
の中継装置70は、所定の時間内に各サーバ4−1〜4
−nから出力され、中継装置70を通過したIPパケッ
トの総量に基づき、各サーバ4−1〜4−nの通信状態
を判断するため、従来のサーバ4−1〜4−nと中継装
置70との間で、各サーバ4−1〜4−nの通信状態で
ある負荷状態を観測する為にやり取りされていたクライ
アント8−1〜8−mには関係のないトラヒックを抑え
ることができる。
【0052】さらに、本実施形態の中継装置70は、所
定の時間内に各サーバ4−1〜4−nから出力され、中
継装置70を通過したIPパケットの総数に基づき、各
サーバ4−1〜4−nの通信状態を判断するため、従来
のサーバ4−1〜4−nが備えていた負荷通知部6−1
〜6−nを設ける必要が無くなり、簡潔な構成のサーバ
4−1〜4−nが得られる。また、本実施形態の中継装
置70は、所定の時間内に各サーバ4−1〜4−nから
出力され、中継装置70を通過したIPパケットの総数
に基づき、各サーバ4−1〜4−nの通信状態を判断す
るため、従来のサーバ4−1〜4−nと中継装置70と
の間で、各サーバ4−1〜4−nの通信状態である負荷
状態を観測する為にやり取りされていたクライアント8
−1〜8−mには関係のないトラヒックを抑えることが
できる。
【0053】さらに、本実施形態の中継装置70は、サ
ーバ応答時間に基づき、各サーバ4−1〜4−nの通信
状態を判断するため、従来のサーバ4−1〜4−nが備
えていた負荷通知部6−1〜6−nを設ける必要が無く
なり、簡潔な構成のサーバ4−1〜4−nが得られる。
また、本実施形態の中継装置70は、サーバ応答時間に
基づき、各サーバ4−1〜4−nの通信状態を判断する
ため、従来のサーバ4−1〜4−nと中継装置70との
間で、各サーバ4−1〜4−nの通信状態である負荷状
態を観測する為にやり取りされていたクライアント8−
1〜8−mには関係のないトラヒックを抑えることがで
きる。
【0054】さらに、本実施形態の中継装置70は、サ
ーバ応答時間に基づき、各サーバ4−1〜4−nの通信
状態を判断するため、中継装置70とサーバ4−1〜4
−nとの間に設けられた第一のネットワーク2に他のサ
ーバ群が接続されていても、従来のサーバ4−1〜4−
nと中継装置70との間で、各サーバ4−1〜4−nの
通信状態である負荷状態を観測する為にやり取りされて
いたクライアント8−1〜8−mには関係のないトラヒ
ックを抑えることができると共に、他のサーバ群と第一
のネットワーク2を共用することができる。
【0055】発明の実施の形態2.本発明による中継装
置の他の実施形態について説明する。なお、実施形態2
の構成は実施形態1と同様であり、その説明を省略す
る。次に、各クライアント8−1〜8−mが代表IPア
ドレス15を用いてあるサーバへアクセスする場合にお
ける通信手順と中継装置70の内部動作について説明す
る。図4は、m台のクライアント8−1〜8−mの中
で、一例としてクライアント8−1が代表IPアドレス
15を用いてサーバ群7へアクセスする場合における、
クライアント8−1、中継装置70、及びサーバ群7の
三者間で第一のネットワーク2、及び第二のネットワー
ク3を通じて交換するパケットの手順と中継装置70内
部の処理手順を示している。なお、図4はIPプロトコ
ルの上位プロトコルであるUDP(User Datagram Proto
col)を用いた場合の手順である。また、このUDPは、
コネクションレス型のプロトコルである
【0056】UDPプロトコルを用いて、クライアント
8−1があるサーバへアクセスする場合における通信手
順と中継装置70の内部動作について説明する。図4の
UDPプロトコルは、コネクションレス型のプロトコル
であるため、クライアントとサーバとの間でセッション
を設定するための手順がない点が図2で示したTCPプ
ロトコルと異なる。図4において、112は宛先IPア
ドレス変換処理である。113は送信元IPアドレス変
換処理である。120はサーバ通信状態監視処理であ
る。130は、クライアント8−1がUDPプロトコル
を用いてサーバ群7へアクセスするために、サーバ群7
の代表IPアドレスSを宛先アドレスとして有するデー
タ送信要求パケットである。131は、サーバ群7中の
あるサーバ4−k(1≦k≦n)の個別IPアドレスS
−kを宛先IPアドレスとするデータ送信要求パケット
である。132は、個別IPアドレスS−kを送信元I
Pアドレスとするデータ送信応答パケットである。13
3は、代表IPアドレスSを送信元IPアドレスとする
データ送信応答パケットである。
【0057】140は、中継装置70のサーバ選択部7
2で実行されるコネクションレス型低負荷サーバ選択処
理である。このコネクションレス型低負荷サーバ選択処
理140と、図2に示された低負荷サーバ選択処理11
1との異なる点は、このコネクションレス型低負荷サー
バ選択処理140ではセッションが設定されていないた
め、図8に示すセッション管理テーブルが用いられるこ
となく、クライアント8−1からデータ送信要求パケッ
ト130を受信した時点で図3に示すサーバ通信状態監
視テーブルを参照して負荷の低いサーバが選択される点
である。なお、図4に示す手順では省略しているが、ク
ライアント8−1から出力される別のデータ送信要求パ
ケット130に対しても、上述の処理と同様の処理が行
われる。また、他のクライアントから出力されるデータ
送信要求パケット130に対しても、上述の処理と同様
の処理が行われる。
【0058】なお、この実施形態2では、IPプロトコ
ルを利用する中継装置70を示したが、OSI(Open Sy
stems Interconnection)プロトコルを始めとする他のプ
ロトコルにおいても同様の手段を実現することができ
る。
【0059】このように、本実施形態の中継装置70
は、所定の時間内に各サーバ4−1〜4−nから出力さ
れ、中継装置70を通過したIPパケットの総量に基づ
き、各サーバ4−1〜4−nの通信状態を判断するた
め、従来のサーバ4−1〜4−nが備えていた負荷通知
部6−1〜6−nを設ける必要が無くなり、簡潔な構成
のサーバ4−1〜4−nが得られる。また、本実施形態
の中継装置70は、所定の時間内に各サーバ4−1〜4
−nから出力され、中継装置70を通過したIPパケッ
トの総量に基づき、各サーバ4−1〜4−nの通信状態
を判断するため、従来のサーバ4−1〜4−nと中継装
置70との間で、各サーバ4−1〜4−nの通信状態で
ある負荷状態を観測する為にやり取りされていたクライ
アント8−1〜8−mには関係のないトラヒックを抑え
ることができる。
【0060】さらに、本実施形態の中継装置70は、所
定の時間内に各サーバ4−1〜4−nから出力され、中
継装置70を通過したIPパケットの総数に基づき、各
サーバ4−1〜4−nの通信状態を判断するため、従来
のサーバ4−1〜4−nが備えていた負荷通知部6−1
〜6−nを設ける必要が無くなり、簡潔な構成のサーバ
4−1〜4−nが得られる。また、本実施形態の中継装
置70は、所定の時間内に各サーバ4−1〜4−nから
出力され、中継装置70を通過したIPパケットの総数
に基づき、各サーバ4−1〜4−nの通信状態を判断す
るため、従来のサーバ4−1〜4−nと中継装置70と
の間で、各サーバ4−1〜4−nの通信状態である負荷
状態を観測する為にやり取りされていたクライアント8
−1〜8−mには関係のないトラヒックを抑えることが
できる。
【0061】さらに、本実施形態の中継装置70は、サ
ーバ応答時間に基づき、各サーバ4−1〜4−nの通信
状態を判断するため、従来のサーバ4−1〜4−nが備
えていた負荷通知部6−1〜6−nを設ける必要が無く
なり、簡潔な構成のサーバ4−1〜4−nが得られる。
また、本実施形態の中継装置70は、サーバ応答時間に
基づき、各サーバ4−1〜4−nの通信状態を判断する
ため、従来のサーバ4−1〜4−nと中継装置70との
間で、各サーバ4−1〜4−nの通信状態である負荷状
態を観測する為にやり取りされていたクライアント8−
1〜8−mには関係のないトラヒックを抑えることがで
きる。
【0062】さらに、本実施形態の中継装置70は、サ
ーバ応答時間に基づき、各サーバ4−1〜4−nの通信
状態を判断するため、中継装置70とサーバ4−1〜4
−nとの間に設けられた第一のネットワーク2に他のサ
ーバ群が接続されていても、従来のサーバ4−1〜4−
nと中継装置70との間で、各サーバ4−1〜4−nの
通信状態である負荷状態を観測する為にやり取りされて
いたクライアント8−1〜8−mには関係のないトラヒ
ックを抑えることができると共に、他のサーバ群と第一
のネットワーク2を共用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる中継装
置は、第一のアドレスを有する第一のサーバ及び第二の
アドレスを有する第二のサーバからなり代表アドレスを
有するサーバ群とクライアントとの間でパケットを中継
する中継装置において、第一及び第二のサーバに対する
中継装置の通過パケットに関する情報を観測する観測部
と、クライアントから代表アドレスを有するパケットが
入力された時に、観測部の観測結果に基づきパケットが
有する代表アドレスを第一又は第二のアドレスに変更
し、この変更された第一又は第二のアドレスに対応する
第一又は第二のサーバへパケットを出力する選択変換部
と、を備え、中継装置は、第一及び第二のサーバに関す
る中継装置の通過パケットに基づき、第一及び第二のサ
ーバの通信状態を判断するため、第一及び第二のサーバ
の負荷状態を観測する為のトラヒックを抑えることがで
きる。
【0064】また、この発明にかかる中継装置は、中継
装置の通過パケットに関する情報を、所定の時間内に中
継装置に入力される第一及び第二のサーバから出力され
たパケットのデータ量とし、選択変換部は、データ量が
少ない第一又は第二のサーバを選択するため、中継装置
は、第一及び第二のサーバの負荷状態を観測する為のト
ラヒックを抑えることができる。
【0065】さらに、この発明にかかる中継装置は、中
継装置の通過パケットに関する情報を、所定の時間内に
中継装置に入力される第一及び第二のサーバから出力さ
れたパケットの数とし、選択変換部は、パケットの数が
少ない第一又は第二のサーバを選択するため、中継装置
は、第一及び第二のサーバの負荷状態を観測する為のト
ラヒックを抑えることができる。
【0066】また、この発明にかかる中継装置は、中継
装置の通過パケットに関する情報を、中継装置から第一
又は第二のサーバへパケットが出力されてから、パケッ
トに対応して第一又は第二のサーバより出力されたパケ
ットが中継装置に入力されるまでの応答時間とし、選択
変換部は、応答時間が短い第一又は第二のサーバを選択
するため、中継装置は、第一及び第二のサーバの負荷状
態を観測する為のトラヒックを抑えることができる。
【0067】この発明にかかる中継装置による中継方法
は、第一のアドレスを有する第一のサーバ及び第二のア
ドレスを有する第二のサーバからなり代表アドレスを有
するサーバ群とクライアントとの間でパケットを中継す
る中継装置の中継方法において、第一及び第二のサーバ
に対する中継装置の通過パケットに関する情報を観測す
る第一のステップと、クライアントから代表アドレスを
有するパケットが入力された時に、第一のステップの観
測結果に基づきパケットが有する代表アドレスを第一又
は第二のアドレスに変更する第二のステップと、第二の
ステップで変更された第一又は第二のアドレスに対応す
る第一又は第二のサーバへパケットを出力する第三のス
テップと、を有するため、中継装置は、第一及び第二の
サーバに関する中継装置の通過パケットに基づき、第一
及び第二のサーバの通信状態を判断するため、第一及び
第二のサーバの負荷状態を観測する為のトラヒックを抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の中継装置の構成を示す構成図であ
る。
【図2】実施形態1の中継装置の処理手順を示すシーケ
ンス図である。
【図3】実施形態1の中継装置が有するサーバ通信状態
監視テーブルの概念図である。
【図4】実施形態2の中継装置の処理手順を示すシーケ
ンス図である。
【図5】従来の中継装置の構成を示す構成図である。
【図6】従来の中継装置の処理手順を示すシーケンス図
である。
【図7】従来の中継装置が有するサーバ負荷状態情報テ
ーブルの概念図である。
【図8】従来の中継装置及び実施形態1及び2の中継装
置が有するセッション管理テーブルの概念図である。
【符号の説明】
1 中継装置、2 第一のネットワーク、3 第二のネ
ットワーク、4−1〜4−n サーバ、5−1〜5−n
個別IPアドレス、6−1〜6−n 負荷通知部、7
サーバ群、8−1〜8−m クライアント、10 第
一のネットワークインタフェース、11 第二のネット
ワークインタフェース、12 IPアドレス変換部、1
3 セッション管理部、14 サーバ負荷収集部、15
代表IPアドレス、100 サーバ負荷通知要求パケ
ット、115 サーバ負荷監視周期、101 サーバ負
荷通知応答パケット、102 第一のセッション接続要
求パケット、103 第二のセッション接続要求パケッ
ト、104 セッション接続応答パケット、105 セ
ッション接続応答パケット、106 データ送信要求パ
ケット、107 データ送信要求パケット、108 デ
ータ送信応答パケット、109 データ送信応答パケッ
ト、110 サーバ負荷情報集積処理、111低負荷サ
ーバ選択処理、112 宛先IPアドレス変換処理、1
13 送信元IPアドレス変換処理、70 中継装置、
71 サーバ通信状態監視部、72サーバ選択部、12
0 サーバ通信状態監視処理。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横谷 哲也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 市橋 立機 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 寺内 学 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一のアドレスを有する第一のサーバ及び
    第二のアドレスを有する第二のサーバからなり代表アド
    レスを有するサーバ群とクライアントとの間でパケット
    を中継する中継装置において、 上記第一及び第二のサーバに対する中継装置の通過パケ
    ットに関する情報を観測する観測部と、 上記クライアントから上記代表アドレスを有するパケッ
    トが入力された時に、上記観測部の観測結果に基づき上
    記パケットが有する上記代表アドレスを上記第一又は第
    二のアドレスに変更し、この変更された第一又は第二の
    アドレスに対応する上記第一又は第二のサーバへ上記パ
    ケットを出力する選択変換部と、を備えたことを特徴と
    する中継装置。
  2. 【請求項2】中継装置の通過パケットに関する情報を、
    所定の時間内に中継装置に入力される第一及び第二のサ
    ーバから出力されたパケットのデータ量とし、 選択変換部は、上記データ量が少ない第一又は第二のサ
    ーバを選択することを特徴とする請求項1に記載の中継
    装置。
  3. 【請求項3】中継装置の通過パケットに関する情報を、
    所定の時間内に中継装置に入力される第一及び第二のサ
    ーバから出力されたパケットの数とし、 選択変換部は、上記パケットの数が少ない第一又は第二
    のサーバを選択することを特徴とする請求項1に記載の
    中継装置。
  4. 【請求項4】中継装置の通過パケットに関する情報を、
    中継装置から第一又は第二のサーバへパケットが出力さ
    れてから、上記パケットに対応して上記第一又は第二の
    サーバより出力されたパケットが上記中継装置に入力さ
    れるまでの応答時間とし、 選択変換部は、上記応答時間が短い第一又は第二のサー
    バを選択することを特徴とする請求項1に記載の中継装
    置。
  5. 【請求項5】第一のアドレスを有する第一のサーバ及び
    第二のアドレスを有する第二のサーバからなり代表アド
    レスを有するサーバ群とクライアントとの間でパケット
    を中継する中継装置の中継方法において、 上記第一及び第二のサーバに対する上記中継装置の通過
    パケットに関する情報を観測する第一のステップと、 上記クライアントから上記代表アドレスを有するパケッ
    トが入力された時に、上記第一のステップの観測結果に
    基づき上記パケットが有する上記代表アドレスを上記第
    一又は第二のアドレスに変更する第二のステップと、 上記第二のステップで変更された第一又は第二のアドレ
    スに対応する上記第一又は第二のサーバへ上記パケット
    を出力する第三のステップと、を有することを特徴とす
    る中継装置による中継方法。
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