JPH0954624A - 自励式無効電力補償装置の故障点評定方法 - Google Patents
自励式無効電力補償装置の故障点評定方法Info
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- JPH0954624A JPH0954624A JP7210757A JP21075795A JPH0954624A JP H0954624 A JPH0954624 A JP H0954624A JP 7210757 A JP7210757 A JP 7210757A JP 21075795 A JP21075795 A JP 21075795A JP H0954624 A JPH0954624 A JP H0954624A
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- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 課題は、故障発生箇所を特定出来ないため、
修復作業性が低下する点である。本発明は、過電流を伴
う故障発生箇所の修復作業の迅速化を可能にする自励式
無効電力補償装置の故障点評定方法の提供を目的とす
る。 【解決手段】 1次検流器7で検出された1次過電流I
1 と2次検流器8で検出された2次過電流I2 の電流レ
ベルを比較等して評定することで、故障発生箇所が1次
検流器7から遮断器3側の上位のA点であか、1次検流
器7から変圧器4の1次側の変圧器1次内部のB点であ
るか、2次検流器8から変圧器4の2次側の変圧器2次
内部のC点であるか、2次検流器8からインバータ5側
の下位のD点であるかを評定する。検出された1次過電
流I1 と2次過電流I2 は、故障発生箇所によって変動
する数値であり、この両電流値の組合せ評定からA〜D
点の4点の故障発生箇所のいずれか1箇所が判定され
る。
修復作業性が低下する点である。本発明は、過電流を伴
う故障発生箇所の修復作業の迅速化を可能にする自励式
無効電力補償装置の故障点評定方法の提供を目的とす
る。 【解決手段】 1次検流器7で検出された1次過電流I
1 と2次検流器8で検出された2次過電流I2 の電流レ
ベルを比較等して評定することで、故障発生箇所が1次
検流器7から遮断器3側の上位のA点であか、1次検流
器7から変圧器4の1次側の変圧器1次内部のB点であ
るか、2次検流器8から変圧器4の2次側の変圧器2次
内部のC点であるか、2次検流器8からインバータ5側
の下位のD点であるかを評定する。検出された1次過電
流I1 と2次過電流I2 は、故障発生箇所によって変動
する数値であり、この両電流値の組合せ評定からA〜D
点の4点の故障発生箇所のいずれか1箇所が判定され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統の発生無
効電力を打ち消す補償電力を生成するインバータ仕様の
自励式無効電力補償装置における過電流を伴う故障を検
出して、その故障箇所を評定する故障点評定方法に関す
る。
効電力を打ち消す補償電力を生成するインバータ仕様の
自励式無効電力補償装置における過電流を伴う故障を検
出して、その故障箇所を評定する故障点評定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インバータ仕様の自励式無効電力補償装
置は、電力系統の発生無効電力を打ち消す補償電力を生
成するインバータを、直列の連系用変圧器と連系用遮断
器を介して電力系統に連系して、電力系統の負荷変動に
伴う電圧変動等を抑制する。この自励式無効電力補償装
置において、変圧器の巻線等の短絡や地絡、絶縁不良等
の故障発生で過電流が流れると、この過電流を検出して
速やかにインバータを停止させ、遮断器を開成して電力
系統から無効電力補償装置を遮断し、インバータ等を過
電流から保護している。
置は、電力系統の発生無効電力を打ち消す補償電力を生
成するインバータを、直列の連系用変圧器と連系用遮断
器を介して電力系統に連系して、電力系統の負荷変動に
伴う電圧変動等を抑制する。この自励式無効電力補償装
置において、変圧器の巻線等の短絡や地絡、絶縁不良等
の故障発生で過電流が流れると、この過電流を検出して
速やかにインバータを停止させ、遮断器を開成して電力
系統から無効電力補償装置を遮断し、インバータ等を過
電流から保護している。
【0003】かかる過電流を伴う故障発生に備えた自励
式無効電力補償装置として、図6に示すものが知られて
いる。図6の自励式無効電力補償装置は、インバータ5
を連系用変圧器4の2次側に接続し、変圧器4の1次側
を連系用遮断器3を介して電力系統の系統母線2に接続
した構成である。この無効電力補償装置に、故障時に作
動する過電流検出保護回路6が付設される。系統母線2
には、変電所等の系統電源1や負荷(図示せず)が接続
される。
式無効電力補償装置として、図6に示すものが知られて
いる。図6の自励式無効電力補償装置は、インバータ5
を連系用変圧器4の2次側に接続し、変圧器4の1次側
を連系用遮断器3を介して電力系統の系統母線2に接続
した構成である。この無効電力補償装置に、故障時に作
動する過電流検出保護回路6が付設される。系統母線2
には、変電所等の系統電源1や負荷(図示せず)が接続
される。
【0004】過電流検出保護回路6は、変圧器4の1次
側と2次側の電流を検出する1次検流器7及び2次検流
器8と、各検流器7、8の出力から過電流を検出する過
電流継電器9、10と、保護シーケンス回路11で構成
される。保護シーケンス回路11は、各継電器9、10
の出力が入力されるオア回路12を備え、オア回路12
の出力で遮断器3が開成される。
側と2次側の電流を検出する1次検流器7及び2次検流
器8と、各検流器7、8の出力から過電流を検出する過
電流継電器9、10と、保護シーケンス回路11で構成
される。保護シーケンス回路11は、各継電器9、10
の出力が入力されるオア回路12を備え、オア回路12
の出力で遮断器3が開成される。
【0005】変圧器4の巻線等に故障が発生して変圧器
4に過電流が流れると、この過電流が各検流器7、8で
検出され、各過電流継電器9、10がハイレベルの過電
流信号を出力し、この過電流信号がオア回路12から出
力されて、インバータ5の停止と遮断器3の開成が行わ
れる。インバータ5の停止は、半導体スイッチング素子
の電気的動作停止で行われ、この停止は遮断器3の機械
的開成動作より早期に行われる。遮断器3の開成後、変
圧器4等の故障した箇所が点検され、故障箇所が修復さ
れる。
4に過電流が流れると、この過電流が各検流器7、8で
検出され、各過電流継電器9、10がハイレベルの過電
流信号を出力し、この過電流信号がオア回路12から出
力されて、インバータ5の停止と遮断器3の開成が行わ
れる。インバータ5の停止は、半導体スイッチング素子
の電気的動作停止で行われ、この停止は遮断器3の機械
的開成動作より早期に行われる。遮断器3の開成後、変
圧器4等の故障した箇所が点検され、故障箇所が修復さ
れる。
【0006】尚、上記の過電流検出保護回路6において
は、変圧器4の1次と2次の両方で過電流を検出するよ
うにしているが、1次と2次のいずれか一方だけで過電
流を検出して、インバータ5の停止と遮断器3の開成の
各動作を行うようにする場合もある。
は、変圧器4の1次と2次の両方で過電流を検出するよ
うにしているが、1次と2次のいずれか一方だけで過電
流を検出して、インバータ5の停止と遮断器3の開成の
各動作を行うようにする場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記過電流検出保護回
路6は、自励式無効電力補償装置の過電流を伴う故障発
生を検出して、無効電力補償装置を過電流から保護する
目的のものであり、この目的を確実に達成する過電流検
出と装置保護の機能を備えるが、故障発生の箇所が例え
ば変圧器4の内部か外部か、外部ならば1次側か2次側
のいずれに在るかの評定機能は、目的外であって皆無で
ある。
路6は、自励式無効電力補償装置の過電流を伴う故障発
生を検出して、無効電力補償装置を過電流から保護する
目的のものであり、この目的を確実に達成する過電流検
出と装置保護の機能を備えるが、故障発生の箇所が例え
ば変圧器4の内部か外部か、外部ならば1次側か2次側
のいずれに在るかの評定機能は、目的外であって皆無で
ある。
【0008】また、図示しないが自励式無効電力補償装
置の大容量変圧器においては、変圧器内部の温度や油圧
の異常上昇等の内部故障を自動的に検出して、上位連系
用遮断器を開成するような保護警報回路の設置が電機設
備基準法で決められている。このような保護警報回路か
らは、過電流を伴う故障発生箇所が、変圧器内部か外部
かの判断が可能であるが、変圧器内部のいずれの箇所の
故障か、或いは、変圧器外部の故障ならば変圧器の上位
側(遮断器側)か下位側(インバータ側)のいずれの箇
所の故障かの判断はできない。
置の大容量変圧器においては、変圧器内部の温度や油圧
の異常上昇等の内部故障を自動的に検出して、上位連系
用遮断器を開成するような保護警報回路の設置が電機設
備基準法で決められている。このような保護警報回路か
らは、過電流を伴う故障発生箇所が、変圧器内部か外部
かの判断が可能であるが、変圧器内部のいずれの箇所の
故障か、或いは、変圧器外部の故障ならば変圧器の上位
側(遮断器側)か下位側(インバータ側)のいずれの箇
所の故障かの判断はできない。
【0009】そのため、過電流を伴う故障の発生箇所を
修復する場合、故障点が変圧器の内部か、変圧器の上位
側か下位側かのいずれかに在るかを点検してから行う必
要があって、修復の作業性が悪かった。また、変圧器内
部の故障の場合、変圧器の1次巻線と2次巻線のいずれ
に故障が発生しているか判らないので、1次巻線と2次
巻線の両方を解体し、夫々を点検してから修復する必要
があるので、1回の修復作業の工数が多くなり、修復作
業性が特に悪かった。
修復する場合、故障点が変圧器の内部か、変圧器の上位
側か下位側かのいずれかに在るかを点検してから行う必
要があって、修復の作業性が悪かった。また、変圧器内
部の故障の場合、変圧器の1次巻線と2次巻線のいずれ
に故障が発生しているか判らないので、1次巻線と2次
巻線の両方を解体し、夫々を点検してから修復する必要
があるので、1回の修復作業の工数が多くなり、修復作
業性が特に悪かった。
【0010】本発明の目的は、上記修復作業の迅速化を
可能にする自励式無効電力補償装置の故障点評定方法を
提供することにある。
可能にする自励式無効電力補償装置の故障点評定方法を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、電力系統の発生無効電力を打ち消す補償電力
を生成するインバータを直列の連系用変圧器と連系用遮
断器を介して連系した自励式無効電力補償装置の故障発
生に伴う過電流を、変圧器の1次側と遮断器の間に設置
された1次検流器、及び、変圧器の2次側とインバータ
の間に設置された2次検流器で検出し、この両検流器で
検出された1次過電流と2次過電流の電流レベルを評定
処理して、自励式無効電力補償装置の故障点が、1次検
流器から遮断器側の上位、1次検流器から変圧器1次側
の変圧器1次内部、2次検流器から変圧器2次側の変圧
器2次内部、2次検流器からインバータ側の下位のいず
れか1部所である評定をすることを特徴とする。
するため、電力系統の発生無効電力を打ち消す補償電力
を生成するインバータを直列の連系用変圧器と連系用遮
断器を介して連系した自励式無効電力補償装置の故障発
生に伴う過電流を、変圧器の1次側と遮断器の間に設置
された1次検流器、及び、変圧器の2次側とインバータ
の間に設置された2次検流器で検出し、この両検流器で
検出された1次過電流と2次過電流の電流レベルを評定
処理して、自励式無効電力補償装置の故障点が、1次検
流器から遮断器側の上位、1次検流器から変圧器1次側
の変圧器1次内部、2次検流器から変圧器2次側の変圧
器2次内部、2次検流器からインバータ側の下位のいず
れか1部所である評定をすることを特徴とする。
【0012】ここで、上記1次検流器と2次検流器で検
出された1次過電流と2次過電流の電流レベルの評定処
理は、1次過電流と2次過電流の電流レベルが同一か大
小相違するかを比較する評定工程と、過電流検出でイン
バータが停止したときの1次検流器と2次検流器の検出
電流レベルの評定工程とで行うことが可能である。
出された1次過電流と2次過電流の電流レベルの評定処
理は、1次過電流と2次過電流の電流レベルが同一か大
小相違するかを比較する評定工程と、過電流検出でイン
バータが停止したときの1次検流器と2次検流器の検出
電流レベルの評定工程とで行うことが可能である。
【0013】また、上記1次検流器と2次検流器で検出
された1次過電流と2次過電流の電流レベルの評定処理
は、1次過電流の電流レベルが予め設定された設定値か
否かの評定工程と、2次過電流の電流レベルが予め設定
された設定値か否かの評定工程で行うか、或いは、これ
ら2評定工程に、インバータ停止後の1次過電流と2次
過電流の電流レベル評定工程を加えた工程で行うことが
可能である。
された1次過電流と2次過電流の電流レベルの評定処理
は、1次過電流の電流レベルが予め設定された設定値か
否かの評定工程と、2次過電流の電流レベルが予め設定
された設定値か否かの評定工程で行うか、或いは、これ
ら2評定工程に、インバータ停止後の1次過電流と2次
過電流の電流レベル評定工程を加えた工程で行うことが
可能である。
【0014】以上の過電流レベルの評定処理の各種方法
は、自励式無効電力補償装置と電力系統の各部所でのイ
ンピーダンス特性に対応させて最適方法が選択される。
は、自励式無効電力補償装置と電力系統の各部所でのイ
ンピーダンス特性に対応させて最適方法が選択される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、実施例について図1乃至図
5を参照して説明する。
5を参照して説明する。
【0016】図1は、図6の自励式無効電力補償装置と
過電流検出保護回路6に本発明方法を実施する故障点評
定回路15を付設した具体例が示され、図2は図1の等
価回路が示される。図1と図2の図6と同一又は相当部
分には、同一符号が付してある。過電流検出保護回路6
は、図6のものと同一の動作をして、自励式無効電力補
償装置に過電流を伴う故障が発生すると、過電流を検出
してインバータ5を停止させ、遮断器3を開成する。
過電流検出保護回路6に本発明方法を実施する故障点評
定回路15を付設した具体例が示され、図2は図1の等
価回路が示される。図1と図2の図6と同一又は相当部
分には、同一符号が付してある。過電流検出保護回路6
は、図6のものと同一の動作をして、自励式無効電力補
償装置に過電流を伴う故障が発生すると、過電流を検出
してインバータ5を停止させ、遮断器3を開成する。
【0017】本発明の特徴とする故障点評定回路15
は、過電流を伴う故障発生箇所が図2に示されるA点、
B点、C点、D点のいずれか1部所である評定をして出
力する。A点は、1次検流器7から遮断器3側の上位点
である。B点は、1次検流器7から変圧器4の1次側の
変圧器1次内部点である。C点は、2次検流器8から変
圧器4の2次側の変圧器2次内部点である。D点は、2
次検流器8からインバータ5側の下位点である。
は、過電流を伴う故障発生箇所が図2に示されるA点、
B点、C点、D点のいずれか1部所である評定をして出
力する。A点は、1次検流器7から遮断器3側の上位点
である。B点は、1次検流器7から変圧器4の1次側の
変圧器1次内部点である。C点は、2次検流器8から変
圧器4の2次側の変圧器2次内部点である。D点は、2
次検流器8からインバータ5側の下位点である。
【0018】故障点評定回路15は、1次検流器7で検
出された1次過電流I1 と2次検流器8で検出された2
次過電流I2 の電流レベルを比較等して評定すること
で、故障発生箇所がA〜D点のいずれかである判定を
し、判定結果を出力する。即ち、1次過電流I1 と2次
過電流I2 は、故障発生箇所によって変動する数値であ
り、この両電流値の組合せからA〜D点の4点の故障発
生箇所が後述するように評定される。
出された1次過電流I1 と2次検流器8で検出された2
次過電流I2 の電流レベルを比較等して評定すること
で、故障発生箇所がA〜D点のいずれかである判定を
し、判定結果を出力する。即ち、1次過電流I1 と2次
過電流I2 は、故障発生箇所によって変動する数値であ
り、この両電流値の組合せからA〜D点の4点の故障発
生箇所が後述するように評定される。
【0019】図2に示すように、電力系統の系統電圧を
VS 、系統インピーダンスをX1 とし、連系用変圧器4
の内部(洩れ)インピーダンスをX2 、変圧器4の下位
側のインピーダンスをX3 、インバータ電圧をVC とす
る。ここで、一般的な系統のインピーダンス特性として
仮にX1 =X2 <X3 であり、インバータ5が動作して
電力系統の無効電力補償が行われているとしてVS =V
C であり、これらの大小比較を明確にするため等価的数
値に置き換えて、 VS =VC =100 X1 =1、X2 =1、X3 =10 であるとすると、1次過電流I1 と2次過電流I2 は、
A〜D点の故障発生箇所に対応して、インバータ停止前
後で次式のように変動する。尚、インバータ停止時の電
流値は、インバータ停止から連系用遮断器3が開成され
るまでの時間帯のものである。
VS 、系統インピーダンスをX1 とし、連系用変圧器4
の内部(洩れ)インピーダンスをX2 、変圧器4の下位
側のインピーダンスをX3 、インバータ電圧をVC とす
る。ここで、一般的な系統のインピーダンス特性として
仮にX1 =X2 <X3 であり、インバータ5が動作して
電力系統の無効電力補償が行われているとしてVS =V
C であり、これらの大小比較を明確にするため等価的数
値に置き換えて、 VS =VC =100 X1 =1、X2 =1、X3 =10 であるとすると、1次過電流I1 と2次過電流I2 は、
A〜D点の故障発生箇所に対応して、インバータ停止前
後で次式のように変動する。尚、インバータ停止時の電
流値は、インバータ停止から連系用遮断器3が開成され
るまでの時間帯のものである。
【0020】・故障点がA点の場合 式 インバータ停止前……[I1=I2] I1=VC/(X2+X3)=100/11 I2=VC/(X2+X3)=100/11 式 インバータ停止時 I1=0 I2=0
【0021】・故障点がB点の場合 式 インバータ停止前……[I1>I2] I1=VS/X1=100 I2=VC/(X2+X3)=100/11 式 インバータ停止時 I1=VS/X1=100(変わらず) I2=0
【0022】・故障点がC点の場合 式 インバータ停止前……[I1<I2] I1=VS/(X1+X2)=100/11 I2=VC/X3=100 式 インバータ停止時 I1=VS/(X1+X2)=100/11(変わらず) I2=0
【0023】・故障点がD点の場合 式 インバータ停止前……[I1=I2] I1=VS/(X1+X2)=100/11 I2=VS/(X1+X2)=100/11 式 インバータ停止時 I1=VS/(X1+X2)=100/11(変わらず) I2=VS/(X1+X2)=100/11(変わらず)
【0024】以上の1次過電流I1 と2次過電流I2 の
各種組合せのある電流レベルを評定することで、故障点
がA〜D点のいずれかであることが判定される。この電
流レベル評定方法の実施例を図3〜図5の各フローチャ
ートに基づき説明する。
各種組合せのある電流レベルを評定することで、故障点
がA〜D点のいずれかであることが判定される。この電
流レベル評定方法の実施例を図3〜図5の各フローチャ
ートに基づき説明する。
【0025】図3の第1の評定方法の場合、図1に示す
ように比較回路16が故障点評定回路15の前段に設置
される。そして、インバータ停止前に図3のステップS
1 で評価が開始されると、1次過電流I1 と2次過電流
I2 が比較回路16に送られて比較処理される。この比
較処理は、例えばステップS2 〜S4 の順で行われる。
ステップS2 で[I1 =I2 ]の判定がなされ、ここで
NOと判定されるとステップS3 に移って[I1 >I
2 ]の判定がなされる。ステップS3 でNOと判定され
るとステップS4 に移って[I1 <I2 ]の判定がなさ
れる。
ように比較回路16が故障点評定回路15の前段に設置
される。そして、インバータ停止前に図3のステップS
1 で評価が開始されると、1次過電流I1 と2次過電流
I2 が比較回路16に送られて比較処理される。この比
較処理は、例えばステップS2 〜S4 の順で行われる。
ステップS2 で[I1 =I2 ]の判定がなされ、ここで
NOと判定されるとステップS3 に移って[I1 >I
2 ]の判定がなされる。ステップS3 でNOと判定され
るとステップS4 に移って[I1 <I2 ]の判定がなさ
れる。
【0026】図3のステップS2 でYESの判定がなさ
れると、上記式と式から故障点がA点かD点のいず
れかであることが判るが、いずれであるかは判定できな
い。そこで、過電流検出でインバータ5が停止するのを
待ち、ステップS5 でインバータ停止が判定されるとス
テップS6 に移行し、ここで1次過電流I1 と2次過電
流I2 の少なくとも一方の電流レベルが0に変動する
か、変動しないかを評定する。この場合、電流レベルが
0に変動すると、式から故障点がA点と評定され、電
流レベルが変わらず継続すると、式から故障点がD点
と評定される。
れると、上記式と式から故障点がA点かD点のいず
れかであることが判るが、いずれであるかは判定できな
い。そこで、過電流検出でインバータ5が停止するのを
待ち、ステップS5 でインバータ停止が判定されるとス
テップS6 に移行し、ここで1次過電流I1 と2次過電
流I2 の少なくとも一方の電流レベルが0に変動する
か、変動しないかを評定する。この場合、電流レベルが
0に変動すると、式から故障点がA点と評定され、電
流レベルが変わらず継続すると、式から故障点がD点
と評定される。
【0027】また、図3のステップS3 でYESと判定
されると、式から故障点がB点であると評定される。
更に、ステップS4 でYESと判定されると、式から
故障点がC点であると評定される。
されると、式から故障点がB点であると評定される。
更に、ステップS4 でYESと判定されると、式から
故障点がC点であると評定される。
【0028】以上の故障発生箇所がA〜D点のいずれか
である評定が故障点評定回路15で行われて、その評定
結果が表示装置等に出力される。この評定動作に並行し
て、過電流検出保護回路6が動作してインバータ5の停
止と遮断器3の開成が行われる。遮断器3の開成後、故
障箇所の修復作業が行われる。この修復作業は、故障箇
所がA点の変圧器上位か、B点の変圧器1次内部か、C
点の変圧器2次内部か、D点の変圧器下位かが故障点評
定回路15の出力で分かっているので、故障箇所の点検
をする必要がなくなり、修復作業を工数少なく能率的に
行うことができる。特に、故障箇所が変圧器内部で例え
ばB点の変圧器1次内部の場合、1次巻線だけを解体し
て修復するといった必要最小数の工数で修復でき、尚更
に修復作業性が良くなる。
である評定が故障点評定回路15で行われて、その評定
結果が表示装置等に出力される。この評定動作に並行し
て、過電流検出保護回路6が動作してインバータ5の停
止と遮断器3の開成が行われる。遮断器3の開成後、故
障箇所の修復作業が行われる。この修復作業は、故障箇
所がA点の変圧器上位か、B点の変圧器1次内部か、C
点の変圧器2次内部か、D点の変圧器下位かが故障点評
定回路15の出力で分かっているので、故障箇所の点検
をする必要がなくなり、修復作業を工数少なく能率的に
行うことができる。特に、故障箇所が変圧器内部で例え
ばB点の変圧器1次内部の場合、1次巻線だけを解体し
て修復するといった必要最小数の工数で修復でき、尚更
に修復作業性が良くなる。
【0029】次に、図4の第2の評定方法を説明する
と、これも系統のインピーダンス特性がX1 =X2 <X
3 の場合に有効な方法である。この場合、インバータ停
止前の1次過電流Iと2次過電流Iの夫々の電流レベル
が予め設定された設定値VS /X1 、VC /X3 か否か
を評定する評定工程と、インバータ停止時の評定工程で
行われる。
と、これも系統のインピーダンス特性がX1 =X2 <X
3 の場合に有効な方法である。この場合、インバータ停
止前の1次過電流Iと2次過電流Iの夫々の電流レベル
が予め設定された設定値VS /X1 、VC /X3 か否か
を評定する評定工程と、インバータ停止時の評定工程で
行われる。
【0030】図4のステップS1 で評定が開始され、ス
テップS2 で1次過電流I1 が式を満たすか否かが判
定される。即ち、I1 =VS /X1 であるか否かが判定
され、YESの判定であると故障点がB点であると評定
される。ステップS2 でNOと判定されると、ステップ
S3 に移行して、ここで2次電流()2 が式を満たす
か否かが即ち、I2 =VC /X3 であるか否かが判定さ
れる。ステップS3 でYESと判定されると、故障点が
C点であると評定され、NOと判定されると、故障点が
残りのA点かD点のいずれかであると判定されてステッ
プS4 に移行する。ステップS4 からは図3の場合と同
じで、インバータ停止の確認後、ステップS5 に移行し
て、1次過電流I1 と2次過電流I2 の少なくとも一方
の電流レベルが0に下がるか(式の場合)、元の値を
継続するか(式の場合)が評定され、故障点がA点か
D点かが評定される。
テップS2 で1次過電流I1 が式を満たすか否かが判
定される。即ち、I1 =VS /X1 であるか否かが判定
され、YESの判定であると故障点がB点であると評定
される。ステップS2 でNOと判定されると、ステップ
S3 に移行して、ここで2次電流()2 が式を満たす
か否かが即ち、I2 =VC /X3 であるか否かが判定さ
れる。ステップS3 でYESと判定されると、故障点が
C点であると評定され、NOと判定されると、故障点が
残りのA点かD点のいずれかであると判定されてステッ
プS4 に移行する。ステップS4 からは図3の場合と同
じで、インバータ停止の確認後、ステップS5 に移行し
て、1次過電流I1 と2次過電流I2 の少なくとも一方
の電流レベルが0に下がるか(式の場合)、元の値を
継続するか(式の場合)が評定され、故障点がA点か
D点かが評定される。
【0031】次に、図5の第3の評定方法を説明する。
この評定方法は、系統のインピーダンス特性がX1 ≠X
2 <X3 の条件下にあるものに有効な方法で、インバー
タ停止前の1次過電流I1 の電流レベルが予め設定され
た設定値VC /(X2+X3)、VS /X1 か否かを評定
する評定工程と、2次過電流I2 の電流レベルが予め設
定された設定値VC /X3 、VS /(X1+X2)か否か
を評定する評定工程で行われる。即ち、X1 ≠X2 の場
合、VS =VC であっても、インバータ停止前の1次過
電流I1 と2次過電流I2 の各々の電流レベルが相違す
るため、図5のフローチャートが可能となる。
この評定方法は、系統のインピーダンス特性がX1 ≠X
2 <X3 の条件下にあるものに有効な方法で、インバー
タ停止前の1次過電流I1 の電流レベルが予め設定され
た設定値VC /(X2+X3)、VS /X1 か否かを評定
する評定工程と、2次過電流I2 の電流レベルが予め設
定された設定値VC /X3 、VS /(X1+X2)か否か
を評定する評定工程で行われる。即ち、X1 ≠X2 の場
合、VS =VC であっても、インバータ停止前の1次過
電流I1 と2次過電流I2 の各々の電流レベルが相違す
るため、図5のフローチャートが可能となる。
【0032】まず図5のステップS1 で評定が開始さ
れ、ステップS2 で1次過電流I1 がインバータ停止前
の設定値VC /(X2+X3)であるか否かが判定され、
YESの判定で故障点がA点と評定される。ステップS
2 でNOと判定されるとステップS3 に移行して1次過
電流I1 がインバータ停止前の次の設定値VS /X1 で
あるか否かが判定され、YESの判定で故障点がB点と
評定される。
れ、ステップS2 で1次過電流I1 がインバータ停止前
の設定値VC /(X2+X3)であるか否かが判定され、
YESの判定で故障点がA点と評定される。ステップS
2 でNOと判定されるとステップS3 に移行して1次過
電流I1 がインバータ停止前の次の設定値VS /X1 で
あるか否かが判定され、YESの判定で故障点がB点と
評定される。
【0033】図5のステップS3 でNOと判定される
と、ステップS4 に移行して2次過電流I2 がインバー
タ停止前の設定値VC /X3 であるか否かが判定され、
YESの判定で故障点がC点と評定される。ステップS
4 でNOと判定されるとステップS5 に移行して2次過
電流I2 がインバータ停止前の次の設定値VS /(X1
+X2)であるか否かが判定され、YESの判定で故障
点がD点と評定される。
と、ステップS4 に移行して2次過電流I2 がインバー
タ停止前の設定値VC /X3 であるか否かが判定され、
YESの判定で故障点がC点と評定される。ステップS
4 でNOと判定されるとステップS5 に移行して2次過
電流I2 がインバータ停止前の次の設定値VS /(X1
+X2)であるか否かが判定され、YESの判定で故障
点がD点と評定される。
【0034】図5の評定方法であると、インバータ停止
を待つこと無くインバータ停止前に故障点評定が可能と
なって、評定がより高速で行え、また、インバータ停止
確認の評定回路が省略できる。
を待つこと無くインバータ停止前に故障点評定が可能と
なって、評定がより高速で行え、また、インバータ停止
確認の評定回路が省略できる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、自励式無効電力補償装
置の過電流を伴う故障時における連系用変圧器の1次過
電流と2次過電流の電流レベルの評定で、故障発生箇所
が連系用変圧器の1次側上位か2次側下位か、或いは、
変圧器内部の1次内部か2次内部かが、過電流発生から
インバータ停止前後の短時間で判定できるので、故障箇
所の修復作業から故障箇所の点検作業が省略できて、修
復作業性の大幅な改善が可能となる。また、故障箇所が
随時に監視できて、自励式無効電力補償装置とこれが設
置される電力系統の保守性の改善が可能となる。
置の過電流を伴う故障時における連系用変圧器の1次過
電流と2次過電流の電流レベルの評定で、故障発生箇所
が連系用変圧器の1次側上位か2次側下位か、或いは、
変圧器内部の1次内部か2次内部かが、過電流発生から
インバータ停止前後の短時間で判定できるので、故障箇
所の修復作業から故障箇所の点検作業が省略できて、修
復作業性の大幅な改善が可能となる。また、故障箇所が
随時に監視できて、自励式無効電力補償装置とこれが設
置される電力系統の保守性の改善が可能となる。
【図1】本発明方法を実施する自励式無効電力補償装置
のブロック図。
のブロック図。
【図2】図1の自励式無効電力補償装置の等価回路図。
【図3】本発明の第1の故障点評定方法を説明するため
のフローチャート。
のフローチャート。
【図4】本発明の第2の故障点評定方法を説明するため
のフローチャート。
のフローチャート。
【図5】本発明の第3の故障点評定方法を説明するため
のフローチャート。
のフローチャート。
【図6】過電流検出保護回路を備えた自励式無効電力補
償装置のブロック図。
償装置のブロック図。
3 連系用遮断器 4 連系用変圧器 5 インバータ 7 1次検流器 8 2次検流器 I1 1次過電流 I2 2次過電流
Claims (3)
- 【請求項1】 電力系統の発生無効電力を打ち消す補償
電力を生成するインバータを直列の連系用変圧器と連系
用遮断器を介して連系した自励式無効電力補償装置の故
障発生に伴う過電流を、前記変圧器の1次側と遮断器の
間に設置された1次検流器、及び、変圧器の2次側とイ
ンバータの間に設置された2次検流器で検出し、この両
検流器で検出された1次過電流と2次過電流の電流レベ
ルを評定処理して、自励式無効電力補償装置の故障点
が、1次検流器から遮断器側の上位、1次検流器から変
圧器1次側の変圧器1次内部、2次検流器から変圧器2
次側の変圧器2次内部、2次検流器からインバータ側の
下位のいずれか1部所である評定をすることを特徴とす
る自励式無効電力補償装置の故障点評定方法。 - 【請求項2】 上記1次検流器と2次検流器で検出され
た1次過電流と2次過電流の電流レベルの評定処理を、
1次過電流と2次過電流の電流レベルが同一か大小相違
するかを比較する評定工程と、過電流検出でインバータ
が停止したときの1次検流器及び又は2次検流器の検出
電流レベルが変動したか否かの評定工程とで行うことを
特徴とする請求項1記載の自励式無効電力補償装置の故
障点評定方法。 - 【請求項3】 上記1次検流器と2次検流器で検出され
た1次過電流と2次過電流の電流レベルの評定処理を、
1次過電流の電流レベルが予め設定された設定値か否か
の評定工程と、2次過電流の電流レベルが予め設定され
た設定値か否かの評定工程を含む複数の評定工程で行う
ことを特徴とする請求項1記載の自励式無効電力補償装
置の故障点評定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7210757A JPH0954624A (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 自励式無効電力補償装置の故障点評定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7210757A JPH0954624A (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 自励式無効電力補償装置の故障点評定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0954624A true JPH0954624A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16594632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7210757A Withdrawn JPH0954624A (ja) | 1995-08-18 | 1995-08-18 | 自励式無効電力補償装置の故障点評定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0954624A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006034029A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Shinko Electric Co Ltd | 可変速度定周波電源装置、電子装置及びプログラム |
-
1995
- 1995-08-18 JP JP7210757A patent/JPH0954624A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006034029A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Shinko Electric Co Ltd | 可変速度定周波電源装置、電子装置及びプログラム |
JP4586444B2 (ja) * | 2004-07-20 | 2010-11-24 | シンフォニアテクノロジー株式会社 | 可変速度定周波電源装置、電子装置及びプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |