JPH0953765A - 金属フレキシブル管 - Google Patents

金属フレキシブル管

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JPH0953765A
JPH0953765A JP21057495A JP21057495A JPH0953765A JP H0953765 A JPH0953765 A JP H0953765A JP 21057495 A JP21057495 A JP 21057495A JP 21057495 A JP21057495 A JP 21057495A JP H0953765 A JPH0953765 A JP H0953765A
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JP
Japan
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pipe
synthetic resin
resin layer
metal
outside
Prior art date
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Pending
Application number
JP21057495A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Fujiyoshi
稔 藤吉
Takashi Anamizu
孝 穴水
Fumitaka Sato
文隆 佐藤
Katsuhiro Oki
勝裕 大木
Toshiyuki Ueno
敏幸 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Sanko Gas Seiki Ltd
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Sanko Gas Seiki Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0953765A publication Critical patent/JPH0953765A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 釘打ちミスによる漏れを検査時に確実に検知
できるようになし、釘打ち安全対策のとられた金属フレ
キシブル管を提供すること。 【構成】 金属製コルゲイト管2の外面に合成樹脂層3
を被覆した金属フレキシブル管1であって、この合成樹
脂層3には貫通孔4を少なくとも1個設け、そして内
(具体的にはコルゲイト管2と合成樹脂層3との間の空
間)から外への気体透過は許容するが、外から内への固
体(塵芥など)及び液体(水や露など)の透過は阻止す
る選択透過性部材5で前記貫通孔4を塞いだ金属フレキ
シブル管である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋の壁面内や床
下等に配管されるガス用の金属フレキシブル管であっ
て、誤って釘などを打ち込んだとしても漏れを確実に検
知できるようにした金属フレキシブル管に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、家屋などのガス用配管として金属
フレキシブル管を用いることが多くなっている。この金
属フレキシブル管は0.2〜0.3mm程度のステンレス鋼製フ
ープ材をコルゲイション加工し、このコルゲイト管の外
面に厚さ0.5〜1.0mm程度の軟質塩化ビニル樹脂等を被覆
(外面樹脂被覆層)したものが一般的に使用されてい
る。このような金属フレキシブル管を用いた工法では壁
面内や床下などにこれを配管した後、壁パネル等を釘打
ち固定することがある。この際に誤って金属フレキシブ
ル管に釘を打ち込んでしまうことがあり、その為金属防
護板を釘打ち部位に取付けることも義務づけられてはい
るが完全ではない。
【0003】そこで特開昭62−31789号公報のように、
金属コルゲイト管と外面樹脂被覆層との間に予め密封材
を充填しておきこれで釘打ち孔を塞ぎ漏れを止めるとい
う提案などもある。しかしながら、このものは長期的な
安全性では不安が有り現実的ではない。結局普通の金属
フレキシブル管が使用され、その後ガス栓を取付ける
前、取付けた後及び入居前のそれぞれでガス漏れ検査を
行なって安全を確認しているのが実情である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した金
属フレキシブル管の外面樹脂被覆層は、それ自身柔軟性
と密封性を有しているから打ち込まれた釘の回りに樹脂
が密着し、たとえ内側の金属コルゲイト管からガスが漏
れたとしても外側の樹脂層並びに継手部分で漏れが止ま
り密封されてしまう恐れがある。あるいは極微妙な漏れ
しか生じないことがある。一方でガス漏れ検査の方は簡
易かつ短時間で行えることが求められるから、検査は例
えば700mmAq程度の空気を管内に封入し、これが所定時
間内に所定量(例えば数10mmAq)低下するか否かを漏れ
判定基準としている。即ち、この検査は比較的大きな漏
れを検知するにとどまり、上記のような釘打ち漏れは実
際漏れ検査をしても発見できないことがある。あるいは
所定の検査時間内では検知できないという問題がある。
【0005】本発明は、上記の問題を解決するもので釘
打ちミスによる漏れを積極的に外部に排出するようにな
し、漏れ検査時にこの漏れを確実に検知できるようにし
て安全対策をとった金属フレキシブル管を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】以上のことから
本発明は、金属製コルゲイト管の外面に合成樹脂層を被
覆した金属フレキシブル管であって、前記合成樹脂層に
は貫通部(例えば孔、切欠き、全周を切削する等)を少
なくとも1箇所設け、この貫通部は内から外への気体透
過は許容するが、外から内への固体及び液体の透過は阻
止する選択透過性部材で塞いだ金属フレキシブル管であ
る。
【0007】従って、誤って釘が打ち込まれてこの釘が
外側の合成樹脂層と内側の金属コルゲイト管を貫通した
場合、まず金属コルゲイト管には密封性がないので管内
の気体はここから漏れ出す。しかし上記したように合成
樹脂層には密着性があるので釘の周囲を密封しここで漏
れを止める可能性がある。ところが本発明の合成樹脂層
には予め内(ここではコルゲイト管と合成樹脂層との間
の空間)から外への気体透過を許容する選択透過性部材
で塞いだ貫通孔(孔を例にとると)を設けているので、
この孔を通って気体は外に漏れる。これによってその後
に行なわれる漏れ検査でこの漏れを確実に検知し安全対
策をとることが出来る。尚、このとき金属コルゲイト管
と合成樹脂層が密着していると気体の通りが悪いので、
予め両者の間に管軸方向に連続した通気路を形成してお
くことが望ましい。
【0008】上記選択透過性部材は、四フッ化エチレン
樹脂粉を押し固めたのち、延伸加工して成形した連続多
孔質膜を含むシート材からなり、0.1〜5ミクロンmの
微細孔を有し空気や水蒸気のような気体は通すが水など
の液体ははじくという特性を備えている。そして防水
性、防塵性、耐薬品性、耐熱性、耐候性等にも優れ、外
から内への固体(塵芥など)及び液体(水や露など)の
透過、侵入は阻止するものであるから、配管施工後長期
にわたって外部からの水分や塵芥の侵入を防止し内部が
腐蝕するなどの問題が生じない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。金属フレキシブル管1は、図1に示すようにス
テンレス鋼(SUS304)製コルゲイト管2とその外面に被
覆した合成樹脂層3とからなり、コルゲイト管2は0.2m
mのステンレスフープ材を連続的にコルゲイション加工
して屈曲自在なフレキシブル管を成形し、その後樹脂被
覆工程に移って外面に0.75mm程度の合成樹脂層3を連続
的に被覆し外面樹脂被覆層を成形したものである。そし
てこの管の端部にはフレキシブル管用継手(図示せず)
などを接続して配管施工がされる。なお、コルゲイト管
2と合成樹脂層3との間の密着度は、樹脂押出し成形用
ダイス形状や成形条件を適宜変更し、間隙の大小等を操
作することによって変更が可能である。
【0010】ここで合成樹脂層3には直径数mm(φ1〜
2mm)の貫通孔4が設けられている。図では1個だけが
示されているが適当な間隔をあけて複数個設けても、ま
た円周上のどこに設けても良い。そしてこの貫通孔4の
外面側は選択透過性部材5を貼り付け接着して塞いでい
る。この選択透過性部材5は内から外への気体透過は許
容するが、外から内への固体(塵芥など)及び液体
(水、露など)の透過は阻止するという機能を有するも
のである。即ち釘打ち等でコルゲイト管2が破れたとき
漏れた気体をこの貫通孔から積極的に外部に漏らし、通
常(釘など打ち込まれなかった場合を含む)は外部から
水やゴミが管内に侵入しないような防水、防塵の働きを
するものである。
【0011】選択透過性部材5は、図2に示すように多
層構造のシート材であって、例えばポリエステルの基材
層51と多孔質膜52及び接着剤層53と取り外し用のセパレ
ータ54(但しこれは無くてもよい)とからなり、全体の
厚さは1mm程度である。多孔質膜52は四フッ化エチレン
樹脂の粉を押し固め、その後適宜の条件下で急速に延伸
加工して成形したもので0.1〜5ミクロンm程度の微細
孔が連続的につながった連続多孔質構造となっている。
尚、孔径や空孔率は特定条件下での延伸のし方によって
変更できる。この選択透過性部材5は上記した機能の通
り、空気や水蒸気のような気体は通すが液体ははじくと
いう特性を備えるもので防水性、防塵性、耐薬品性、耐
熱性、耐候性にも優れている。
【0012】さて、このように構成した金属フレキシブ
ル管1は壁内、床下あるいは天井裏等に配管されるので
あるが、施工時に誤って金属フレキシブル管1に釘7
(2点鎖線で示す)が打ち込まれた場合には、釘7は合
成樹脂層3とコルゲイト管2を貫通して管内に入る。あ
るいは図3のように反対側のコルゲイト管と合成樹脂層
をも破って外まで貫通してしまうことがある。この際、
コルゲイト管2について見れば金属製であるから折り返
し部2aができて気密性は失なわれる。しかし合成樹脂
層3は上記の通り密着性を有しているから釘の周囲に密
着して漏れを密封してしまう恐れがあり、気密検査時に
異常を検知できないことがある。しかるに本発明では貫
通孔4部分から自由に漏れた気体は外部に透過して行く
ことができるので、漏れ気密検査を行った時確実に漏れ
止めを検知することができ、新たに配管し直すなどして
完全対策をとることが出来る。
【0013】次に本発明の他の実施例である図3及び図
4について説明する。尚、上記実施例と同一構成につい
ては同一符号を付した。本実施例では金属コルゲイト管
2と合成樹脂層3’との間に予め管軸方向に連続した通
気路6を特に形成したものである(図4参照)。この通
気路6を設けることによって釘7がどこに打ち込まれて
も漏れた気体はこの通気路6を通ってスムーズに軸方向
に流れ貫通孔4に到達して外部に漏れ出ることができる
のである。尚、通気路6は円周上に略等間隔に設けその
個数や巾及び高さについては限定するものではないが、
例えば呼び10Aサイズで高さ0.5mmのものを全周にわた
って連続的に40個程度設けることが一例としてあげられ
る。また、本例では選択透過部材5’をテープ状にして
管全周にわたって巻き付け接着するようにしている。こ
のようにテープ状であると孔だけではなく合成樹脂層の
一部を切欠いた場合であるとか、全周にわたって切削し
た場合等の貫通部を塞ぐのに適しており、作業性また強
度的に確実で信頼性は向上する。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、金属フレ
キシブル管に誤って釘が打ち込まれても、管内の気体の
漏れが密封されることがなく、外部まで通過して漏らす
ことができる。よって、その後に行われるガス漏れ検査
で必ずこの漏れが検知されることになり、釘打ち事故を
見過ごすことなく完全対策がとれる。結局、釘打ち対策
を講じた安全な金属フレキシブル管となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す金属フレキシブル管の
断面図である。
【図2】 選択透過性部材の構造例を示す選択透過性部
材の断面図である。
【図3】 本発明の他の実施例を示す金属フレキシブル
管の半断面図である。
【図4】 図3の金属フレキシブル管の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…金属フレキシブル管 2…金属コ
ルゲイト管 3,3’…合成樹脂層(外面樹脂被覆層) 4…貫通孔 5,5’…選択透過性部材 6…通気路 7…釘 2a…折り
返し部 51…基材層 52…連続多
孔質膜 53…接着剤層 54…セパレ
ート材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 穴水 孝 東京都新宿区納戸町21 市ヶ谷納戸町ハイ デンス404 (72)発明者 佐藤 文隆 東京都江戸川区西一之江3−27−15 (72)発明者 大木 勝裕 東京都江東区大島6−16−1−35 (72)発明者 上野 敏幸 新潟県上越市遊光寺浜71−4

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製コルゲイト管の外面に合成樹脂層
    を被覆した金属フレキシブル管であって、前記合成樹脂
    層には貫通部を少なくとも1箇所設け、この貫通部は内
    から外への気体透過は許容するが、外から内への固体及
    び液体の透過は阻止する選択透過性部材で塞いだことを
    特徴とする金属フレキシブル管。
  2. 【請求項2】 前記選択透過性部材は、四フッ化エチレ
    ン樹脂粉を押し固めたのち、延伸加工して成形した連続
    多孔質膜を含むシート材であることを特徴とする請求項
    1記載の金属フレキシブル管。
  3. 【請求項3】 前記金属製コルゲイト管と合成樹脂層と
    の間に管軸方向に連続した通気路を形成したことを特徴
    とする請求項1又は2記載の金属フレキシブル管。
JP21057495A 1995-08-18 1995-08-18 金属フレキシブル管 Pending JPH0953765A (ja)

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JP21057495A JPH0953765A (ja) 1995-08-18 1995-08-18 金属フレキシブル管

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JPH0953765A true JPH0953765A (ja) 1997-02-25

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ID=16591575

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JP21057495A Pending JPH0953765A (ja) 1995-08-18 1995-08-18 金属フレキシブル管

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JP (1) JPH0953765A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007321867A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Taiyo Nippon Sanso Corp フレキシブルチューブ
JP2009209956A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Osaka Gas Co Ltd 流体遮断用バッグ

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