JPH0952900A - 亜鉛エンドペプチダーゼ24−15阻害剤として使用可能な新規ペプチド誘導体 - Google Patents

亜鉛エンドペプチダーゼ24−15阻害剤として使用可能な新規ペプチド誘導体

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JPH0952900A
JPH0952900A JP8018967A JP1896796A JPH0952900A JP H0952900 A JPH0952900 A JP H0952900A JP 8018967 A JP8018967 A JP 8018967A JP 1896796 A JP1896796 A JP 1896796A JP H0952900 A JPH0952900 A JP H0952900A
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phe
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JP8018967A
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Vincent Dive
ディブ ビンセン
Jiri Jiracek
ジラセック ジリ
Athanasios Yiotakis
イオタキス アサナシオス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンドペプチダーゼ24−15の強力且つ選
択的な阻害剤であるが、エンドペプチダーゼ24−1
6、高血圧変換酵素、エンドペプチダーゼ24−11、
アミノペプチダーゼMおよびL、およびカルボキシペプ
チダーゼAおよびBのような他の亜鉛ペプチダーゼに対
しては不活性なペプチド誘導体、その製造法、及びそれ
を含む組成物を提供する。 【解決手段】 新規なペプチド誘導体は、アミノ酸配列
−PheΨ(PO2 CH 2 )−(L,D) Xaa' −Yaa' −
Zaa' −(式中、Ψ(PO2 CH2 )は、ペプチド結合
(CONH)がホスフィン結合(PO2 CH2 )に置換
されていることを表わし、Xaa' およびZaa' は、同一
であるかまたは異なるものであることができ、それぞれ
の場合に天然アミノ酸またはアミノ擬酸(amino pseudo-
acid) を表わし、Yaa' は、ArgまたはLysを表わ
す)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、亜鉛エンドペプチ
ダーゼE.C.3.4.24-15 の阻害剤として用いられる新規な
ペプチド誘導体に関する。
【0002】更に詳細には、本発明は、エンドペプチダ
ーゼ24−15の強力且つ選択的な阻害剤であるが、エ
ンドペプチダーゼ24−16、高血圧変換酵素、エンド
ペプチダーゼ24−11、アミノペプチダーゼMおよび
L、およびカルボキシペプチダーゼAおよびBのような
他の亜鉛ペプチダーゼに対しては不活性なペプチド誘導
体に関する。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】亜鉛
プロテアーゼ阻害剤を得ることは、薬理学的にかなり重
要である。例えば、哺乳動物でのタンパク質及びペプチ
ドの代謝において行う機能の結果として、多数の亜鉛金
属プロテアーゼが重要な生理学的機能に関与しており、
様々な病変の原因物質となることがある。中枢神経系及
び末梢神経系に関しては、所定数の亜鉛エンドペプチダ
ーゼ(エンドペプチダーゼ24−11、24−15及び
24−16)が多数の神経ペプチドの劣化または成熟に
関与している。循環器系に関しては、高血圧及びエンド
テリン変換酵素が、動脈血圧の調節において本質的な役
割を演じている。活性が老人性疾患や疾病、及び癌の転
移の発生と関連している亜鉛金属プロテアーゼもある
(コラゲナーゼ、エラスターゼ、ゼラチナーゼ、ストロ
メリシン)。場合によっては、このような金属プロテア
ーゼは、ある種の微生物のビルレンスと緊密に関連して
いるものと同定されている(ボツリヌス中毒及び破傷風
オキシン(oxines)、コレラヘマグルチン(hemagglutin
e)、シュドモナス・エルギノッサ(pseudomonas aerugin
osa)、膠原溶解細菌による歯周病)。
【0004】それ故、これらのプロテアーゼの特異的阻
害剤を治療目的で得ることは、重要なことである。
【0005】世界中の様々な研究グループが、このよう
な問題に興味を持っており、このような阻害剤を合成す
るための合理的な方法を開発している。これは、亜鉛金
属プロテアーゼの基本的特性、すなわちその活性部位に
おけるペプチド結合の加水分解の触媒作用に関与する亜
鉛原子の存在に基づいている。
【0006】包括的には、この方法は、これらのプロテ
アーゼの基質と類似したペプチドであって、これらのプ
ロテアーゼによって開裂されたペプチド結合(CO−N
H)が、一方では遷移状態のペプチド結合と構造的及び
電子的に良好な類似性を有し、他方ではこのプロテアー
ゼの活性部位に存在する亜鉛原子と強力に相互作用する
ことができる化学性基で置換されているものを合成する
ことから成っている。
【0007】図1〜3はこれらの酵素のペプチド基質の
基本的状態、及びその遷移状態(図2)、及びペプチド
基質の類似体によって構成された阻害剤であって、酵素
によって開裂されたCO−NH結合がPO2 −X(但
し、XはNH、OまたはCH2を表わす)結合によって
置換されているものの遷移状態を示している。
【0008】図1において、R1 、R2 、R3 、R1'、
2'及びR3'は、酵素との反応に関与するペプチドまた
はホスフィン結合のいずれかの側のアミノ酸の側鎖を表
わす。
【0009】したがって、このような阻害剤について
は、遷移状態のペプチド結合と構造的及び電子的に良好
な類似点を有するホスホンアミド(X=NH)、ホスホ
ン(X=O)またはホスフィン(X=CH2 )型の化学
性基が今日まで用いられてきている。
【0010】遷移状態におけるこれらの阻害剤と基質と
が類似していることから、通常はこれらの分子に著しい
親和性が生じる。
【0011】基質へのホスホンアミド結合の導入が、F
R−A−2,654,430号明細書に記載されてお
り、ある種の亜鉛プロテアーゼの強力な阻害剤を得る上
で極めて有効であることが明らかにされた。しかし、ホ
スホンアミド結合の化学的安定性は、その結合を取り囲
んでいるアミノ酸配列に大きく依存しており、不運なこ
とには、ある種の配列については、ホスホン結合が極め
て速やかに加水分解される。
【0012】ホスホネート型結合を用いることが、Kapl
anら、Biochemistry, 30, 1991, pp8165-8170 に記載さ
れており、カルボキシペプチダーゼAのこの具体的な場
合には酵素についてこれまでに報告された内で最も強力
な合成阻害剤を得ることができるようになった(阻害定
数Ki =10-5M)。
【0013】ホスフィン結合(X=CH2 )を含む阻害
剤はFR−A−2,676,059号明細書に記載され
ており、細菌性コラゲナーゼの場合に極めて有効である
ことが明らかにされている。EP−A−565,450
号明細書には、エンドペプチダーゼ24−15に対して
極めて有効なホスホンアミド結合(X=NH)を含む阻
害剤が記載されているが、エンドペプチダーゼ24−1
6の極めて良好な阻害剤も記載されている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホスフィン結
合を有し且つエンドペプチダーゼ24−15の阻害剤と
して強力であり且つ選択的である新規なペプチド誘導体
を開発した。これらの生成物は、他のプロテアーゼ、特
にエンドペプチダーゼ24−16、高血圧変換酵素、エ
ンドペプチダーゼ24−11、アミノペプチダーゼM及
びL、並びにカルボキシペプチダーゼA及びBに関して
は特に不活性である。これらの誘導体は、ホスホンアミ
ドペプチド類よりも一層化学的に安定である。
【0015】本発明によれば、これらの新規なペプチド
誘導体は、アミノ酸配列 −PheΨ(PO2 CH2 )−(L,D) Xaa' −Yaa' −
Zaa' − (式中、Ψ(PO2 CH2 )は、ペプチド結合(CON
H)がホスフィン結合(PO2 CH2 )に置換されてい
ることを表わし、Xaa' およびZaa' は、同一であるか
または異なるものであることができ、それぞれの場合に
天然アミノ酸またはアミノ擬酸(amino pseudo-acid) を
表わし、Yaa' は、ArgまたはLysを表わす)を有
する。
【0016】この配列では、基PO2 CH2 は、図3か
ら判るように、PO2 - の形態である。従って、この基
は、K+ 、Na+ または薬理学的見地から許容可能な任
意の他の金属対イオンと結合している。この対イオンの
性状は重要ではなく、水中では帯電した基は解離してい
るからである。
【0017】本発明の一態様によれば、これらのペプチ
ド誘導体は、式 Z−(L,D) PheΨ(PO2 CH2 )−(L,D) Xaa' −Arg−Zaa' OR1 (I) および Z−(L,D) PheΨ(PO2 CH2 )−(L,D) Xaa' −Lys−Zaa' OR1 (II) (式中、Zは、アセチルまたはベンジルオキシカルボニ
ル基のような通常のペプチド合成保護基を表わし、Ψ
(PO2 CH2 )は、ペプチド結合(CO−NH)がホ
スフィン結合(PO2CH2 )に置換されていることを
表わし、Xaa' およびZaa' は、同一であるかまたは異
なるものであることができ、それぞれの場合に天然アミ
ノ酸またはアミノ擬酸を表わし、R1 は、水素原子、N
4 + 、または薬学上許容可能な金属を表わす)の一つ
を満足する。
【0018】前記式(I) 及び(II)において、Xaa' 及び
Zaa' に対して用いられるアミノ酸は、天然アミノ酸ま
たはアミノ擬酸であることができる。
【0019】天然のアミノ酸は、アラニン、アルギニ
ン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グル
タミン、グルタミン酸、グリシン、ヒスチジン、イソロ
イシン、ロイシン、ノルロイシン、リシン、メチオニ
ン、フェニルアラニン、プロリン、ヒドロキシプロリ
ン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、
バリン、ニトロフェニルアラニン、ホモアルギニン、チ
アゾリジン、及びデヒドロプロリンの中から選択するこ
とができる。
【0020】アミノ擬酸(amino pseudo-acid) は、アミ
ノまたはカルボニル官能基が別の化学性基によって置換
されているアミノ酸として定義することができる。
【0021】R1 に用いられる金属は、ナトリウム、カ
リウムまたはリチウムのようなアルカリ金属であること
ができる。
【0022】更に、式から判るように、アミノ酸Phe
及びXaa' はLまたはD型であることができる。式(I)
または(II)のペプチド誘導体は、4種類のジアステレオ
異性体の混合物またはそれらの異性体の1個だけによっ
て構成されることができる。
【0023】好ましくは、前記式(I) 及び(II)におい
て、Xaa' はGly、AlaまたはLeuを表わし、ホ
スフィン結合の付近にこのようなアミノ酸が存在する
と、極めて良好な阻害剤を得ることができるからであ
る。
【0024】これらのペプチド誘導体は、Gly−Pr
o結合(またはPro類似体)またはAla−Pro結
合(またはPro類似体)がホスフィン結合の付近に常
に存在するEP−A−565,450号明細書に記載さ
れているものとは異なる。本発明において、プロリン基
(ヒドロキシプロリン、チアゾリジンまたはデヒドロプ
ロリン)はアルギニンまたはリシン基によって置換され
ており、エンドペプチダーゼ24−16と比較してエン
ドペプチダーゼ24−15に対する選択性を極めて高く
することができる。
【0025】したがって、これらの誘導体では、アルギ
ニン(式I)またはリシン(式II)を選択することによ
って、所望な特異性を得ることができる。
【0026】したがって、ホスフィン結合を有する任意
のペプチドは、亜鉛金属プロテアーゼの群に属する様々
なプロテアーゼの阻害剤となることができることがあ
る。しかし、ホスフィン結合と活性部位の亜鉛原子との
相互作用とは異なり、ペプチドの親和性は、ホスフィン
単位(図3のR1 、R2 、R3 、R1'、R2'及びR3')
及びプロテアーゼの活性部位の様々なサブサイト(図1
のS1 、S2 、S3 、S 1'、S2'及びS3')のいずれか
の側のアミノ酸の間の相互作用にも依存している。
【0027】本発明によれば、エンドペプチダーゼ24
−15の場合には、R2'位にアルギニンまたはリシンが
存在することにより、ペプチドにエンドペプチダーゼ2
4−15のサブサイトに対する親和性が高くなり、他の
プロテアーゼのサブサイトに対してはほとんど親和性を
示さないことが明らかになった。
【0028】本発明によれば、Zaa' を表わすアミノ酸
も極めて重要であり、これを選択することにより、阻害
剤とエンドペプチダーゼ24−15との相互作用を最適
にすることができ、エンドペプチダーゼ24−16及び
他のプロテアーゼと比較してその相互作用にとって好ま
しくないからである。好ましくは、本発明によれば、Z
aa' はMet、Nle、AlaまたはPheである。
【0029】式IIの誘導体の場合には、Zaa' がLeu
またはIleを表わすときに、良好な結果も得られる。
【0030】式Iの誘導体の場合は、Xaa' がAlaを
表わし、Zaa' がMetを表わすときには、阻害剤の力
及び選択性に関して良好な結果が得られる。
【0031】式IIの誘導体の場合には、Xaa' がAla
を表わし、Zaa' がMetまたはPheを表わすときに
は、良好な結果が得られる
【0032】したがって、本発明によれば、哺乳動物ま
たはチメット(thimet)ペプチダーゼのエンドペプチダー
ゼ25−15の強力で選択的な阻害剤であるが、エンド
ペプチダーゼ24−16はほとんど阻害しないものが得
られる。これは非常に重要な結果であり、H. Barelli
ら、Biochem. J., 1992, 287, pp 621-625及びEP−A
−565,450号明細書に記載されているように、ペ
プチダーゼ24−15と24−16との特異性が極めて
近接しており、これまで入手可能であったものは総てが
これら2種類のペプチダーゼの混合阻害剤から成ってい
たからである。
【0033】本発明によるペプチド誘導体は、FR−A
−2,676,059号明細書に記載されているような
通常の方法によって製造することができる。
【0034】しかしながら、式 Z−(L,D) PheΨ(PO(OR3 )CH2 )−(L,D)
Xaa' OH (式中、Z、Phe、ΨおよびXaa' は前記で定義した
通りであり、R3 はアダマンチル基を表わす)のシント
ンに基づいた固相合成法による式(I) または(II)の誘導
体の製造の方が好ましい。
【0035】本発明は、式(I) または(II)を満足するペ
プチド誘導体の製造法であって、式 NH2 −Arg−Zaa' R2 またはNH2 −Lys−Z
aa' R2 (式中、Zaa' は前記定義の意味を有し、R2 は固相で
ある)の固相に固定したジペプチドと、式 Z−(L,D) PheΨ(PO(OR3 )CH2 )−(L,D)
Xaa' OH (式中、Z、Ψ、Xaa' 及びR3 は、前記で定義した通
りである)のシントンとカップリングした後、式 Z−(L,D) PheΨ(PO(OR3 )CH2 )−(L,D)
Xaa' −Arg−Zaa'R2 、またはZ−(L,D) Phe
Ψ(PO(OR3 )CH2 )−(L,D) Xaa' −Lys−
Zaa'R2 のペプチド誘導体を固相R2 から分離し、基R3 を酸処
理によって除去することから成る方法にも関する。
【0036】前記の方法では、ペプチド化学で一般的に
用いられる試薬及び溶媒を用いる通常の手順によって様
々な段階を行う。
【0037】本発明は、エンドペプチダーゼ24−15
阻害剤を配合する薬学組成物において、前記阻害剤が、
アミノ酸配列 −PheΨ(PO2 CH2 )−(L,D) Xaa' −Yaa' −
Zaa' − を組み込みまたは前記式(I) 及び(II)の一つを満足する
ペプチド誘導体であることを特徴とする組成物にも関す
る。
【0038】これらの阻害剤は、ヒトの多数の生物学的
ペプチド(ソマトスタチン、ブラジキニン、アンギオテ
ンシン、ニューロテンシンン、サブスタンスP、ダイノ
ルフィン、VIP)の分解をイン・ビボでブロックし
て、これらの様々なペプチドの生物学的効果を可能性を
有するようにすることができる。したがって、これらの
生成物をイン・ビボで用いることにより、これらの生物
学的ペプチド及びエンドペプチダーゼ24−15による
それらの分解を包含する重要な薬理学的用途が開かれ
る。これらのペプチドは、アルツハイマー症、及び多種
多様な癌の形態の発現におけるキータンパク質であるラ
スタンパク質の成熟段階にも関与していることが最近に
なって判った。Barelli, H; Fox-Threlkeld, J.E.T.; D
ive, V.;Daniel, E.E.; Vincent, J.P.及びChecler,
F., (1994), Br. J. Pharmacol.,112, 127に記載されて
いるように、同様な生成物、すなわちリン シュードペ
プチダーゼについては、これらの分子はイヌでのイン・
ビボでは極めて低い阻害剤濃度についてニューロテンシ
ンの分解を効果的に阻害することができたことが試験に
より示されていることに留意すべきである。
【0039】また、エンドペプチダーゼ24−15につ
いてこれまでに報告された内で最も強力で且つ選択的な
本発明の誘導体によるこのペプチダーゼの阻害は、多数
の薬理学的用途、更に詳細には、鎮痛薬として、及び低
体温症、動脈性高血圧、癌及びアルツハイマー症の治療
についての用途を有する。
【0040】本発明の他の特徴及び利点は、添付図面に
関する下記の非制限的説明から明らかにすることができ
る。
【0041】
【発明の実施の形態】下記の例により、本発明によるシ
ントン及びペプチド誘導体の製造、及び得られたペプチ
ドの特性を説明する。
【0042】例1 シントンZ−PheΨ(PO(OR
3 )CH2 )GlyOH(シントン1)の製造 a) Z−PheΨ(PO(OR3 )CH2 )GlyOC
2 5 の製造 この製造の出発生成物はZ−PheΨ−(PO2
2 )GlyOC2 5 であり、これはFR−A−2,
676,059号明細書の例1に準じて得られる。この
生成物をエタノール(20ml)及び水(5ml)の混
合物に溶解する。この溶液を、1M硝酸銀溶液(4m
l)に攪拌しながら加える。10分後に、水20mlを
加えた後、形成されるエチルアルコールを真空で留去す
る。銀塩沈殿を含む残りの水性相を氷水槽で1時間冷却
した後、沈殿を濾過して、水で洗浄し、P2 5 の存在
下で乾燥して、固形生成物(0.95g、収率91%)
を得る。この銀塩(0.95g、1.82mM)をクロ
ロホルム溶液(15ml)懸濁し、これに臭化=1−ア
ダマンチル(0.473g、2.2mM)を加える。反
応混合物を30分間還流する。臭化銀沈殿を濾去した
後、濾液を蒸発濃縮する。粗生成物を、シリカゲルカラ
ム上でクロロホルム:イソプロパノール(97:3)混
合物を溶離剤として用いて精製する。これにより、純粋
な生成物Z−Phe (PO(O−R3 )CH2 )Gl
yOC2 5 (収率81%)を0.66g、油状生成物
の形態で得る。(Rf(1)=0.63;Rf(2)=
0.82;分子量=553.34)。
【0043】b) シントンZ−PheΨ(PO(O
3 )CH2 )GlyOHの製造 a)で得た生成物Z−PheΨ(PO(OR3 )CH2
GlyOC2 5 (0.55g、1mM)をエタノール(10ml)に溶
解した後、この溶液に4Mソーダ1mlを滴加する。周
囲温度で90分後に、エタノールを真空で留去する。生
成物残渣を水(30ml)に溶解する。溶液を氷水槽で
冷却した後、2M HClで酸性にする。沈殿する固形
生成物を酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し、Na2 SO
4 上で乾燥した後、濃縮し、固形生成物Z−PheΨ
(PO(OR3 )CH2 )GlyOH(0.46g、収
率89%)を得る。Rf(2)=0.33;分子量=5
25.34。
【0044】例2 シントンZ−PheΨ(PO(OR
3 )CH2 )AlaOH(シントン2)の製造 この製造のため、Z−PheΨ(PO2 CH2 )Gly
OC2 5 と同様にして得た生成物Z−PheΨ(PO
2 CH2 )AlaOC2 5 から出発して、例1の操作
手順を行う。 得られた生成物は下記の特性を有する: Z−PheΨ(PO(OR3 )CH2 )AlaOC2
5 :Rf(1)=0.66、分子量566.35。 Z−PheΨ(PO(OR3 )CH2 )AlaOH:R
f(1)=0.42、分子量=538.35。
【0045】例3 シントンZ−PheΨ(PO(OR
3 )CH2 )LeuOH(シントン3)の製造 例1の操作手順を用いて、Z−PheΨ(PO2
2 )GlyOC2 5 と同様にして得た生成物Z−P
heΨ(PO2 CH2 )LeuOC2 5 からこのシン
トンを製造する。 得られた生成物は下記の特性を有する: Z−PheΨ(PO(OR3 )CH2 )LeuOC2
5 :Rf(1)=0.64、分子量610.1。 Z−PheΨ(PO(OR3 )CH2 )LeuOH:R
f(1)=0.52、分子量=582.1。
【0046】例4 Z−PheΨ(PO2 CH2 )Gl
yArgMetOH(ペプチド1)の製造 このペプチドを製造するため、最初にアミノ酸NH2
MetOHを固相に固定して、図4に記載の固相合成法
を用いる。固相は2−クロロトリチル樹脂によって構成
されており、乾燥樹脂50〜100mgに対してメチオ
ニン50マイクロモルを用いる。
【0047】a) FMOC−Arg−Zaa' −R2 (但
し、Zaa' はMetを表わし、R2 は2−クロロトリチ
ル樹脂を表わし、FMOCは9−フルオレニルメチルオ
キシカルボニルを表わす)の製造 樹脂を、最初にジメチルホルムアミド中で前記の様にし
て固定したメチオニンと共に15分間膨潤させた後、2
(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)=1,1,
3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフ
ェート(HBTU)2〜4当量、ジイソプロピルアミン
(DIPEA)2.5〜5当量、及びジメチルホルムア
ミドDMF(NMP)1〜1.5mlをカップリングに
対して用いてFMOC−Arg2〜4当量とカップリン
グさせ、カップリングは30〜60分間行う。操作の最
後に、DMF2mlで2回、ジクロロメタン(DCM)
4mlで1回、イソプロパノール2mlで1回、及びD
MF2mlで6回洗浄を行う。
【0048】b) NH2 −Arg−Zaa' −R2 の製造 この段階では、ピペリジン:DMF混合物(1:1)
2.5mlで3回それぞれ5.5〜10分間FMOC基
の開裂を行う。この操作の後、DMF2mlで2回、D
CM4mlで1回、イソプロパノール2mlで1回、及
びDMF2mlで6回洗浄を行う。
【0049】c) PheΨ(PO(OR3 )CH2 )X
aa' −Arg−Zaa' −R2 (但し、Xaa' =Gly)
の製造 この段階では、例1で得られたシントン1を用い、これ
を前段階で得られた生成物NH2 −Arg−Met−R
2 とカップリングさせる。このカップリングのため、シ
ントン1 1.5当量、HBTU 3当量、DIPEA
4当量、及びDMF 1.5mlを用い、反応を60
分間行う。この後に、DMF2mlで2回、DCM4m
lで1回、イソプロパノール2mlで1回、DMF2m
lで6回洗浄する。
【0050】d) Z−PheΨ(PO(OR3 )C
2 )Xaa' −Arg−Zaa' OHの製造 この段階では、ペプチドを固相R2 から分離するのであ
り、開裂は酢酸、トリフルオロエタノール(TFE)及
びDCM(2:2:6)の混合物5mlで行う。120
分間接触させた後、DCM10mlで洗浄し、乾燥を行
って乾固する。
【0051】e) ペプチド1の製造 この段階では、アダマンチル基R3 が、下記の方法で操
作することによって除去される。前段階で得られたペプ
チドを、50〜60%トリフルオロ酢酸(TFA)、5
%フェノール、5%水、5%チオアニソール、2.5%
エタンジチオール、及び42.5〜32.5%DCMを
含む混合物2.5mlと接触させ、40〜180分間操
作する。次に、これを乾燥して乾固し、重炭酸ナトリウ
ム3当量を水2mlに溶解したもので処理し、不純物を
ジエチルエーテルに抽出する。得られた生成物を、次に
凍結乾燥する。
【0052】開裂段階では、前記混合物の代わりに、5
0〜60%TFA、5%水及び45〜35%DCMの混
合物2.5mlを用いることができる。得られたペプチ
ド1は下記の特性を有する。 Rf=0.7(プロパノール:水系、64:36)、 高速液体クロマトグラフィ(HPLC):保持時間1
9.5分、線形グラディエント=28分、溶離剤A
(0.1%トリフルオロ酢酸TFAを有する水性溶液)
及び溶離剤B(0.1%TFAを含む65%アセトニト
リル水性溶液)。
【0053】例5 この例では、例4と同じ操作手順を行い、付表1に示し
たペプチド2〜21を製造する。
【0054】例6 この例では、ペプチド1〜21の生物学的活性を試験し
て、エンドペプチダーゼ24−15に対する阻害効果を
測定し、下記の方法で操作する。既知のエンドペプチダ
ーゼ24−15基質であるニューロテンシン2ナノモル
(20マイクロモル/l)を、トリス−HCl緩衝液5
0nM、pH7.5100μlの最終容積中で精製した
エンドペプチダーゼ24−15 7μgと共に、阻害剤
の不在において(コントロール)または10-11 〜10
-7モル/lの濃度で試験したペプチドの存在下にて、3
7℃で1時間インキュベーションする。1時間のインキ
ュベーションの後、溶液をHPLCで分析する。この分
析に基づいて、試験したペプチドの阻害定数Kiを決定
する。得られた結果を、表1に示す。
【表1】 ペプチド 式 Ki24-15 Ki24-16 選択性 (nM) (nM) 1 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Met 0.35 132 377 2 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Nle 1.6 213 135 3 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Ala 2.2 201 91 4 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Phe 2.7 1103 409 5 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Tyr 3.6 596 165 6 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Leu 5.0 846 169 7 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Gln 6.1 690 113 8 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Val 9.3 1128 121 9 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Ile 9.6 589 61 10 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Trp 13.1 2664 203 11 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Gly 13.8 1661 120 12 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Arg 14.0 2037 145 13 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Asn 19.5 1380 71 14 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-His 23.2 3009 129 15 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Ser1 28.8 2057 87 16 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Ser2 32.0 1379 43 17 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Thr 35.2 3636 103 18 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Lys 138 25700 186 19 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Glu 163 8149 50 20 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Asp 352 20373 58 21 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Pro 3520 36670 10
【0055】例7 この例では、エンドペプチダーゼ24−16に対する本
発明のペプチドの阻害効果を検討する。
【0056】この目的のため、既知のエンドペプチダー
ゼ24−16基質であるニューロテンシン2ナノモル
(20マイクロモル/l)を、トリス−HCl緩衝液5
0mM、pH7.5 100μlの最終容積中で精製し
たエンドペプチダーゼ24−16 8μgと共に、ペプ
チドの不在下で(コントロール)または10-11 〜10
-7モル/lの濃度で試験したペプチドの存在下にて、3
0℃で1時間インキュベーションする。1時間のインキ
ュベーションの後、溶液をHPLCで分析し、試験した
ペプチドの阻害定数Kiを決定する。得られた結果を、
表1に示す。
【0057】この表には、エンドペプチダーゼ24−1
6に対するペプチドの選択性、すなわち比率Ki24-16
/Ki24-15 も示している。表1の結果は、特にペプチ
ドの最終アミノ酸がMet、Nle、Ala、Phe、
Tyr、LeuまたはGlnであるときには、極めて有
効なペプチドが得られることを示している。
【0058】例えば、ペプチド1〜7では、既知の阻害
剤Cpp−Ala Pro−Phe−pAbよりも有効
な阻害剤が得られ、Dando ら、Biochem. J., 294, 199
3, pp451-457に記載のように、ラットのエンドペプチダ
ーゼ24−15に対しては、後者の阻害定数は7nMで
ある。
【0059】例8 この例では、シントン2を用いること以外は例4の操作
手順に従って、式Z−PheΨ(PO2 CH2 )Ala
−Lys−Zaa' OHのペプチドを製造する。
【0060】次いで、例6及び7の操作手順に従い、エ
ンドペプチダーゼ24−15及び場合によってはエンド
ペプチダーゼ24−16に対するこれらのペプチドの阻
害効果を試験する。得られた結果を表2に示す。これら
の結果は、ペプチド22〜34が極めて強力なエンドペ
プチダーゼ24−15阻害剤であることを示している。
【表2】 ペプチド 式 Ki24-15 Ki24-16 選択性 (nM) (nM) 22 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Met 0.115 225 1957 23 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Nle 0.63 162 257 24 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Ala 0.83 436 525 25 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Phe 1.00 1652 1652 26 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Leu 1.82 893 491 27 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Ile 1.94 1265 652 28 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Gln 2.18 29 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Tyr 2.30 30 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Val 2.60 31 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Arg 3.17 32 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Asn 4.90 33 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Gly 5.10 34 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Trp 5.78 35 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-His 7.13 36 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Thr 10.1 37 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Ser 11.9 38 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Lys 26.9 39 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Glu 53.5 40 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Asp 109.0 41 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Pro 1030
【0061】比較のため、Z−PheΨ(PO2
2 )Ala−Arg−Zaa' またはZ−PheΨ(P
2 CH2 )Ala−Lys−Zaa' (式中、Zaa' は
20個の天然アミノ酸を表わす)の型の混合物と比較し
たZ−PheΨ(PO2 CH2)Ala−Pro−Zaa'
OHまたはZ−PheΨ(PO2 CH2 )Ala−N
le−Zaa' OHの型のペプチドの混合物は、エンドペ
プチダーゼ24−16の阻害に対して、阻害定数Kiが
遥かに小さく、選択性も極めて低いことに留意すべきで
ある。 ペプチド Ki24-15 Ki24-16 選択性 (nM) (nM) Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Pro-Zaa'OH 35 60 1.7 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Nle-Zaa'OH 52 330 6.3 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Zaa'OH 3.5 900 257 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Zaa'OH 3.5 1600 457 したがって、ArgまたはLysをProまたはNle
に置換すると、エンドペプチダーゼ24−15に対して
最早余り選択的ではない阻害剤が得られることが判る。
【0062】例9 この例では、ペプチド42及び43に対してシントン2
から、ペプチド44に対してシントン3から出発するこ
と以外は、例4の操作手順によりペプチド42、43及
び44を製造する。
【0063】エンドペプチダーゼ24−15及びエンド
ペプチダーゼ24−16に対して得られたペプチドの阻
害特性を、例6及び7の操作手順を採用して試験する。
結果を、表3に示す。
【表3】 ペプチド 式 Ki24-15 Ki24-16 選択性 (nM) (nM) 42 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Arg-Met 0.067 88 1312 1 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Met 0.35 132 377 43 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Arg-Phe 0.158 527 3335 4 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Gly-Arg-Phe 2.7 1103 409 44 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Leu-Arg-Phe 14 2285 164 25 Z-Phe Ψ(PO2CH2)Ala-Lys-Phe 1 1652 1652
【0064】この表には、ペプチド42、43及び44
と同じ鎖末端のアミノ酸を有するペプチド1、4及び2
5で得られた結果も示している。
【0065】この表の結果は、ペプチド43 Z−
(D-L) PheΨ(PO2 CH2 (D-L)Ala−Arg
−PheOHがエンドペプチダーゼ24−15に対して
知られている最も強力な阻害剤であり、極めて選択的で
あることを示している。エンドペプチダーゼ24−16
に対する選択性因子は3335である。例えば、既知の
阻害剤であるCpp−Ala−Pro−Phe−pAb
は、ラットのエンドペプチダーゼ24−15に対してK
iは7nMであるが、同じ条件下では4個のジアステレ
オ異性体を含む阻害剤Z−(D-L) PheΨ(PO2 CH
2 (D-L) Ala−Arg−PheOHの混合物は、K
iが0.16nMである。これは混合物であるので、こ
れらのジアステレオ異性体の一つはKiが約40pMで
あり、すなわち生成物Cpp−Ala−Pro−pAb
との親和性の差は約175であると予想することができ
る。同様に、ペプチド42 Z−(D-L) PheΨ(PO
2 CH 2 (D-L) Ala−Arg−MetOHは、本発
明による試験したペプチドの最も強力な混合物を構成
し、Kiは0.067nMである。この混合物のジアス
テレオ異性体の一つは、明らかに親和性が約15pMで
あり、すなわち阻害力は440の因子だけ増加した。ま
た、これらのペプチドは総て、エンドペプチダーゼ24
−15に対して極めて選択的である。
【0066】最後に、異なる種(ラット、ニワトリ、ヒ
ト)のエンドペプチダーゼ24−15の間の特異性は変
化せず、本発明によるペプチドはヒトにおけるエンドペ
プチダーゼ24−15の強力な阻害剤である点に留意す
ることが重要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による酵素基質または阻害剤の酵素との
構造及び相互作用を示す。
【図2】本発明による酵素基質または阻害剤の酵素との
構造及び相互作用を示す。
【図3】本発明による酵素基質または阻害剤の酵素との
構造及び相互作用を示す。
【図4】本発明によるペプチド誘導体を合成する様々な
段階を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07K 1/04 A61K 37/64 AAH 1/06 AAM 14/81 ABU C12N 9/99 ADU (72)発明者 アサナシオス イオタキス ギリシャ国アテネ,エイジー パラスケ ビ,リュ パラディソウ 7

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミノ酸配列 −PheΨ(PO2 CH2 )−(L,D) Xaa' −Yaa' −
    Zaa' − (式中、Ψ(PO2 CH2 )は、ペプチド結合(CON
    H)がホスフィン結合(PO2 CH2 )に置換されてい
    ることを表わし、Xaa' およびZaa' は、同一であるか
    または異なるものであることができ、それぞれの場合に
    天然アミノ酸またはアミノ擬酸を表わし、Yaa' は、A
    rgまたはLysを表わす)を有するペプチド誘導体。
  2. 【請求項2】式 Z−(L,D) PheΨ(PO2 CH2 )−(L,D) Xaa' −Arg−Zaa' OR1 (I) および Z−(L,D) PheΨ(PO2 CH2 )−(L,D) Xaa' −Lys−Zaa' OR1 (II) (式中、Zは、アセチルまたはベンジルオキシカルボニ
    ル基を表わし、Ψ(PO2 CH2 )は、ペプチド結合
    (CO−NH)がホスフィン結合(PO2CH2 )に置
    換されていることを表わし、Xaa' およびZaa' は、同
    一であるかまたは異なるものであることができ、それぞ
    れの場合に天然アミノ酸またはアミノ擬酸を表わし、R
    1 は、水素原子、NH4 + 、または薬学上許容可能な金
    属を表わす)の一つによって表わされる、ペプチド誘導
    体。
  3. 【請求項3】 Xaa' が、Gly、AlaまたはLeu
    を表わす、請求項1に記載のペプチド誘導体。
  4. 【請求項4】 Zaa' が、Met、Nle、Alaまた
    はPheを表わす、請求項1に記載のペプチド誘導体。
  5. 【請求項5】式 Z−(L,D) PheΨ(PO2 CH2 )−(L,D) Xaa' −lys−Zaa' OR1 (II) (式中、Zは、ベンジルオキシカルボニル基を表わし、
    Ψ(PO2 CH2 )は、ペプチド結合(CO−NH)が
    ホスフィン結合(PO2CH2 )に置換されていること
    を表わし、Xaa' は、Gly、AlaまたはLeuを表
    わし、Zaa' は、Met、Nle、Ala、Phe、ま
    たはIleを表わし、R1 は、水素原子、NH4 + 、ま
    たは薬学上許容可能な金属を表わす)によって表わされ
    る、ペプチド誘導体。
  6. 【請求項6】 Xaa' がAlaを表わし、Zaa' がMe
    tを表わし、R1 が水素原子を表わす、請求項5に記載
    のペプチド誘導体。
  7. 【請求項7】式 Z−(L,D) PheΨ(PO2 CH2 )−(L,D) Gly−
    Arg−Met−OH (式中、Zはベンジルオキシカルボニル基を表わし、Ψ
    (PO2 CH2 )は、ペプチド結合(CO−NH)がホ
    スフィン結合(PO2−CH2 )に置換されていること
    を表わす)のペプチド誘導体。
  8. 【請求項8】式 Z−(L,D) PheΨ(PO2 CH2 )−(L,D) Ala−
    Arg−Zaa' OH (式中、Zはベンジルオキシカルボニル基を表わし、Ψ
    (PO2 CH2 )は、ペプチド結合(CO−NH)がホ
    スフィン結合(PO2CH2 )に置換されていることを
    表わし、Zaa' はMetまたはPheを表わす)のペプ
    チド誘導体。
  9. 【請求項9】式 Z−(L,D) PheΨ(PO2 CH2 )−(L,D) Xaa' −Arg−Zaa' OR (I) (式中、Zはベンジルオキシカルボニル基を表わし、Ψ
    (PO2 CH2 )は、ペプチド結合(CO−NH)がホ
    スフィン結合(PO2−CH2 )に置換されていること
    を表わし、Xaa' およびZaa' は、同一であるかまたは
    異なるものであることができ、それぞれ天然または合成
    アミノ酸を表わし、R1 は、水素原子、NH4 + 、また
    は薬学上許容可能な金属を表わす)を満たすペプチド誘
    導体の製造法において、式、 NH2 −Arg−Zaa' R2 (式中、Zaa' は前記定義の意味を有し、R2 は固相で
    ある)の固相に固定したジペプチドと、式 Z−(L,D) PheΨ(PO(OR3 )CH2 )−(L,D)
    Xaa' OH (式中、Z、Ψ(PO2 CH2 )およびXaa' は前記で
    定義した通りであり、R3 はアダマンチル基を表わす)
    のジペプチドとカップリングした後、式 Z−(L,D) PheΨ(PO(OR3 )CH2 )−(L,D)
    Xaa' −Arg−Zaa'R2 のペプチド誘導体を固相R2 から分離し、基R3 を酸処
    理によって除去することから成ることを特徴とする、方
    法。
  10. 【請求項10】式(II) Z−(L,D) PheΨ(PO2 CH2 )−(L,D) Xaa' −Lys−Zaa' OR1 (II) (式中、Zはベンジルオキシカルボニル基を表わし、Ψ
    (PO2 CH2 )は、ペプチド結合(CO−NH)がホ
    スフィン結合(PO2−CH2 )に置換されていること
    を表わし、Xaa' およびZaa' は、同一であるかまたは
    異なるものであることができ、それぞれ天然または合成
    アミノ酸を表わし、R1 は、水素原子、NH4 + 、また
    は薬学上許容可能な金属を表わす)を満たすペプチド誘
    導体の製造法において、式、 NH2 −Lys−Zaa' R2 (式中、Zaa' は前記定義の意味を有し、R2 は固相で
    ある)の固相に固定したジペプチドを、式 Z−(L,D) PheΨ(PO(OR3 )CH2 )−(L,D)
    Xaa' OH (式中、Z、Ψ(PO2 CH2 )およびXaa' は前記で
    定義した通りであり、R3 はアダマンチル基を表わす)
    のジペプチドにカップリングした後、式 Z−(L,D) PheΨ(PO(OR3 )CH2 )−(L,D)
    Xaa' −Lys−Zaa'R2 のジペプチド誘導体を固相R2 から分離し、基R3 を酸
    処理によって除去することから成ることを特徴とする、
    方法。
  11. 【請求項11】 エンドペプチダーゼ24−15阻害剤
    を取り込む薬学組成物において、前記阻害剤が請求項1
    に記載のペプチド誘導体であることを特徴とする、薬学
    組成物。
  12. 【請求項12】 低体温症薬、鎮痛薬、または動脈性高
    血圧、癌またはアルツハイマー症治療薬として用いられ
    る請求項11に記載の薬学組成物。
  13. 【請求項13】 ペプチド誘導体が、式 Z−(L,D) PheΨ(PO2 CH2 )−(L,D) Xaa' −Arg−Zaa' OR1 (I) および Z−(L,D) PheΨ(PO2 CH2 )−(L,D) Xaa' −Lys−Zaa' OR1 (II) (式中、Zは、アセチルまたはベンジルオキシカルボニ
    ル基を表わし、Ψ(PO2 CH2 )は、ペプチド結合
    (CO−NH)がホスフィン結合(PO2CH2 )に置
    換されていることを表わし、Xaa' およびZaa' は、同
    一であるかまたは異なるものであることができ、それぞ
    れの場合に天然アミノ酸またはアミノ擬酸を表わし、R
    1 は、水素原子、NH4 + 、または薬学上許容可能な金
    属を表わす)の一つを満足する、請求項11に記載の組
    成物。
  14. 【請求項14】 ペプチド誘導体が、式 Z−(L,D) PheΨ(PO2 CH2 )−(L,D) Xaa' LysZaa' OR1 (II) (式中、Zは、ベンジルオキシカルボニル基を表わし、
    Ψ(PO2 CH2 )は、ペプチド結合(CO−NH)が
    ホスフィン結合(PO2−CH2 )に置換されているこ
    とを表わし、Xaa' は、Gly、AlaまたはLeuを
    表わし、Zaa' は、Met、Nle、Ala、Phe、
    LeuまたはIleを表わし、R1 は、水素原子、NH
    4 + 、または薬学上許容可能な金属を表わす)を満足す
    る、請求項11に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 Xaa' がAlaを表わし、Zaa' がM
    etを表わし、R1が水素原子を表わす、請求項13に
    記載の組成物。
  16. 【請求項16】 ペプチド誘導体が、式 Z−(L,D) PheΨ(PO2 CH2 )−(L,D) Gly−
    Arg−Met−OH (式中、Zは、ベンジルオキシカルボニル基を表わし、
    Ψ(PO2 CH2 )は、ペプチド結合(CO−NH)が
    ホスフィン結合(PO2CH2 )に置換されていること
    を表わす)を満足する、請求項11に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 ペプチド誘導体が、式 Z−(L,D) PheΨ(PO2 CH2 )−(L,D) Ala−
    Arg−Zaa' OH (式中、Zは、ベンジルオキシカルボニル基を表わし、
    Ψ(PO2 CH2 )は、ペプチド結合(CO−NH)が
    ホスフィン結合(PO2CH2 )に置換されていること
    を表わし、Zaa' は、MetまたはPheを表わす)を
    満足する、請求項11に記載の組成物。
JP8018967A 1995-02-06 1996-02-05 亜鉛エンドペプチダーゼ24−15阻害剤として使用可能な新規ペプチド誘導体 Pending JPH0952900A (ja)

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FR9501328 1995-02-06

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