JPH0951523A - ニアビデオオンデマンド受信装置 - Google Patents

ニアビデオオンデマンド受信装置

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JPH0951523A
JPH0951523A JP7202372A JP20237295A JPH0951523A JP H0951523 A JPH0951523 A JP H0951523A JP 7202372 A JP7202372 A JP 7202372A JP 20237295 A JP20237295 A JP 20237295A JP H0951523 A JPH0951523 A JP H0951523A
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Takashi Kano
高志 狩野
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 番組を伝送するチャンネルを増大することな
く視聴者の待ち時間を短縮することができると共に、伝
送された番組を先頭から視聴すること。 【解決手段】 データ受信回路12は開始時間が所定の
遅延時間ずつずれた同一プログラムが伝送される前記複
数の伝送チャンネルのうち、1つの伝送チャンネルを選
局し受信データをメモリ13に与える。メモリ13は前
記時間差分の受信データを記憶する。このとき、制御回
路14は視聴者からの視聴要求が無い場合には、前記デ
ータ受信回路12及び前記メモリ13を制御して前記プ
ログラムの先頭が最新に受信された伝送チャンネルの受
信データをプログラムの先頭から前記メモリ13に記憶
させ、視聴者からの視聴要求が有った場合には、前記メ
モリ13に記憶されているプログラムに連続した受信デ
ータを前記メモリ13に書き込みながら、記憶された前
記受信データをプログラムの先頭から読み出して出力さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する分野】本発明は、複数のチャンネル毎に
同じ番組の映像データを所定時間間隔で放送するニアビ
デオオンデマンドシステムに関し、特に該システムによ
り伝送された番組を視聴するのに好適のニアビデオオン
デマンド受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像のディジタル処理が検討され
ている。一般的に、映像信号をディジタル化すると、そ
の情報量は膨大となり、情報を圧縮することなく伝送又
は記録等を行うことは、通信速度及び費用の点で困難で
ある。このため、ディジタル映像信号の伝送又は記録に
おいては、画像圧縮技術が必須であり、近年各種標準化
案が検討されている。動画用としては、MPEG(Movi
ng Picture Experts Group)方式が規格化されている。
MPEGにおいては、DCT(Discrete CosineTransfo
rm )変換、フレーム間予測符号化、ランレングス符号
化及びエントロピー符号化を複合的に用いて映像信号を
符号化する。即ち、MPEG方式においては、1フレー
ム内でDCTによる圧縮(フレーム内圧縮)を行うだけ
でなく、フレーム間の相関を利用して時間軸方向の冗長
度を削減するフレーム間圧縮を採用する。フレーム間圧
縮は、一般の動画像が前後のフレームでよく似ていると
いう性質を利用して、前後のフレーム差分を求め差分値
を符号化することによって、ビットレートを一層低減さ
せるものである。特に、画像の動き補償を予測してフレ
ーム間差を求めることにより、予測誤差を低減する動き
補償フレーム間予測符号化が有効である。このように動
画像信号に対して高能率圧縮符号化を行うことにより、
より一層符号量を低減して伝送メディア、蓄積メディア
等に幅広く活用することが可能となる。
【0003】ところで、一般の放送分野においても、上
述の高能率符号化技術を採用して番組情報に対応するテ
レビジョン信号等を圧縮符号化データとして放送するデ
ィジタル放送が期待されている。即ち、高能率符号化技
術を利用することによって、従来の非圧縮符号化データ
より所要伝送周波数帯域幅を大幅に狭域化する。これに
より、更に多チャンネル化を図ると共に高画質の画像を
視聴者に提供することが可能となる。
【0004】また、多チャンネル化に伴いディジタル放
送においては、番組種別で分類される各チャンネル毎に
複数の伝送チャンネルを設け、更に該複数の伝送チャン
ネルに同じ番組情報(以下、プログラムと記載)を所定
の時間間隔で伝送する放送システム、いわゆるニアビデ
オオンデマンドシステム(以下、ニアVODと略記)が
注目されている。このニアVODでは、複数の伝送チャ
ンネルを用いて開始時間が所定の遅延時間ずつずれた同
一のプログラムを連続して伝送することによって、視聴
者は所望する時間帯のプログラムを選択することが可能
となり、更に選択したプログラムを初めから視聴するこ
とも可能となる。
【0005】図2はこのようなディジタル放送における
ニアVOD放送の一例を示している。
【0006】ニアVOD放送においては、上述したよう
に番組種別に分類される所定数の伝送チャンネル(チャ
ンネル群ともいう)が設定されている。この内1つのチ
ャンネル群には、図2に示すように、例えば5つのチャ
ンネルの伝送帯域が設定されており、これらの5つのチ
ャンネルには同じプログラムを伝送する。このとき、伝
送するプログラムが例えば2時間番組のものとすると、
各チャンネルは24分の時間差を設けて順に伝送する。
つまり、24分の時間差を設けることにより、1日24
時間以内において視聴者による2時間のプログラム全て
の視聴を可能にする。
【0007】図2に示すaないしeは、同じプログラム
が伝送される各伝送チャンネル(以下、chと略記)1
chないし5chの番組開始時刻を示しており、時刻f
は1chの番組終了時刻を示している。通常、このよう
なニアVOD放送により放送された放送信号を視聴する
ためには、視聴者は専用の受信装置を用いて放送された
放送信号の受信を行うようになっている。
【0008】図9は従来のニアVOD放送用受信装置の
一例を示すブロック図である。
【0009】図9において、アンテナ1は圧縮符号化さ
れた放送信号(ニアVOD放送信号)を受信してデータ
受信回路2に与える。データ受信回路2は受信された放
送信号から所定のチャンネルを選択し、選択したチャン
ネルの受信データをデコード回路3に与える。また、デ
ータ受信回路3は視聴者からのプログラム視聴の要求信
号が供給されるようになっており、この視聴要求信号が
供給されることにより起動するようになっている。この
とき、アンテナ1により図2に示す番組種類のチャンネ
ル群が受信されたとすると、データ受信回路2は図2示
す各チャンネル(1chないし5ch)の番組開始時刻
を判別し、視聴者からの視聴要求信号が供給された時刻
に最も番組開始時刻が近いチャンネルに同調し、所定時
間後に該チャンネルの受信データをデコード回路3に与
える。デコード回路3は、与えられた受信データが圧縮
符号化されたものであるため、この圧縮符号化データの
デコード処理(復号化処理等)を行うと共に図示しない
テレビジョン受像機等の表示手段に映像出力及び音声出
力として出力するための変換処理(復調処理等)を施し
て出力する。これにより、デコード回路3の出力は、圧
縮符号化される以前の元の状態に戻したプログラム信号
となり、結果として、図示しない表示手段によって受信
データに基づく映像が表示されると共に音声も得ること
ができるようになっている。
【0010】次に、図9に示す従来の受信装置の動作を
図2を参照しながら説明する。
【0011】いま、視聴者がニアVOD放送における番
組を視聴するために視聴要求をX時刻(仮にb時刻から
10分後とする)に行ったものとする。すると、データ
受信回路2が起動することによって、X時刻に最も番組
開始時刻が近い3chが同調される。そして、X時刻か
ら14分後経過してc時刻になると、3chの番組が開
始し、また開始すると同時にデータ受信回路2は同調し
ている3chの受信データをデコード回路3に与える。
そして、デコード回路3によって復号化処理や変換処理
等が施された後、映像出力及び音声出力として図示しな
い表示手段に出力される。以降、3chのプログラムの
放送時間中、即ちc時刻から120分後に至るまで上記
動作が継続される。これにより、視聴者は2chのプロ
グラムを120分最後まで視聴することができる。
【0012】しかしながら、このように動作する受信装
置では、例えば5チャンネルで各チャンネルの時間差が
24分で設定されたニアVOD放送信号を受信する際
に、上記のように視聴者がX時刻、即ち、2chの番組
途中(番組開始10分後)に視聴要求した場合には、3
chの番組が開始されるc時刻までの14分間視聴者は
待たなければならないという不都合があった。
【0013】このような不都合を従来技術を用いて解決
させようとすると、同じ番組を伝送するチャンネルを増
やして各チャンネルの時間差を縮小することで待ち時間
を短縮するという方法が考えられるが、実際には、チャ
ンネル全てを含むチャンネル群の伝送帯域が限られてい
ることから、チャンネル数の増加は困難であり、視聴者
にとってある程度の待ち時間が余儀なくされていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のニ
アビデオオンデマンド受信装置では、各チャンネル間の
時間差の期間中に視聴者が番組の視聴要求を行った場
合、番組を最初から視聴するためには後続のチャンネル
の番組が開始するまでの時間待たなければならないとい
う不都合があった。
【0015】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、番組を伝送するチャンネルを増大すること
なく視聴者の待ち時間を短縮することができると共に、
伝送された番組を先頭から視聴することのできるニアビ
デオオンデマンド受信装置の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によるニアビデオ
オンデマンド受信装置は、複数の伝送チャンネルを用い
て開始時間が所定の遅延時間ずつずれた同一プログラム
を連続して伝送する送信手段からの前記複数の伝送チャ
ンネルのうち、1つの伝送チャンネルを選局し受信デー
タを出力する受信手段と、前記受信手段からの受信デー
タを所定時間記憶する記憶手段と、視聴者からの視聴要
求が無い場合には、前記受信手段及び前記記憶手段を制
御して、前記プログラムの先頭が最新に受信された伝送
チャンネルの受信データを前記プログラムの先頭から前
記記憶手段に記憶させる第1の制御手段と、視聴者から
の視聴要求が有った場合には、前記受信手段及び前記記
憶手段を制御して、前記記憶手段に記憶されている前記
プログラムに連続した受信データを前記記憶手段に書き
込みながら、記憶された前記受信データを前記プログラ
ムの先頭から読み出して出力させる第2の制御手段と、
を具備したものである。
【0017】本発明においては、受信手段は、複数の伝
送チャンネルを用いて開始時間が所定の遅延時間ずつず
れた同一プログラムを連続して伝送する送信手段からの
前記複数の伝送チャンネルのうち、1つの伝送チャンネ
ルを選局し受信データを出力する。その後、前記受信手
段からの受信データは、記憶手段によって所定時間記憶
する。このとき、視聴者からの視聴要求が無い場合に
は、第1の制御手段は前記受信手段及び前記記憶手段を
制御して、前記プログラムの先頭が最新に受信された伝
送チャンネルの受信データを前記プログラムの先頭から
前記記憶手段に記憶させる。これにより、前記記憶手段
には、常に前記プログラムの先頭が最新に受信された伝
送チャンネルの受信データを前記プログラムの先頭から
記憶することができる。
【0018】また、視聴者からの視聴要求が有った場合
には、第2の制御手段は前記受信手段及び前記記憶手段
を制御して、前記記憶手段に記憶されている前記プログ
ラムに連続した受信データを前記記憶手段に書き込みな
がら、記憶された前記受信データを前記プログラムの先
頭から読み出して出力させる。これにより、視聴者は待
つこと無く前記プログラムを先頭から常に視聴すること
ができると共に、前記プログラムを最後まで連続して視
聴することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0020】図1は本発明に係るニアビデオオンデマン
ド受信装置の実施の一形態を示すブロック図である。
尚、図1に示す装置は図9に示す装置と同様の構成要素
には同一の符号を付している。
【0021】図1に示す受信装置は、図2で説明したよ
うなニアVOD放送における放送信号を受信するための
装置である。図1において、アンテナ1は圧縮符号化さ
れた放送信号(ニアVOD放送信号)を受信してデータ
受信回路12に与える。データ受信回路12は、電源が
投入されると常時動作状態であり、制御回路14からの
制御信号に基づいて受信された放送信号から所定の伝送
チャンネルを選択(同調)し、選択した伝送チャンネル
の受信データを記憶手段としてのメモリ13に与える。
【0022】メモリ13は、前記受信データを所定時間
記憶するものであり、例えばプログラムの開始時間をず
らした所定の遅延時間分(時間差分)に対応する受信デ
ータ量を記憶することの可能な容量を備えている。この
とき、メモリ4は制御回路5による制御によって与えら
れた受信データの書き込みが制御されると共に、読み出
しも行われるようになっている。メモリ4から読み出さ
れた受信データはデコード回路3に与える。
【0023】デコード回路3は、与えられた受信データ
が圧縮符号化されたものであるため、この圧縮符号化デ
ータにデコード処理(復号化処理等)を施すと共に図示
しないテレビジョン受像機等の表示手段に映像出力及び
音声出力として出力するための変換処理(復調処理等)
を施して出力する。これにより、デコード回路3の出力
は、圧縮符号化される以前の元の状態に戻したプログラ
ム信号となり、結果として、図示しない表示手段によっ
て受信データに基づく映像が表示されると共に音声も得
ることができるようになっている。
【0024】制御回路14は、データ受信回路12にお
けるチャンネル選択の制御及びメモリ13についての書
き込み及び読み出しを制御する。制御回路14には、視
聴者からの番組視聴を要求するための視聴要求信号が供
給されるようになっており、制御回路14は一度視聴要
求信号が与えられると、以降、視聴要求が継続している
ものとみなして、この視聴要求に基づく処理を行う。例
えば、視聴者がニアVOD放送におけるプログラムを視
聴したい場合には、番組種別で分類されるチャンネル群
の選択情報の他、番組の視聴希望を示す視聴要求信号を
制御回路14に与える。一方、解除したい場合には、番
組の視聴解除を示す信号(図示せず)を制御回路14に
与えて番組視聴に基づく処理を解除する。
【0025】また、制御回路14は、データ受信回路1
2により受信されたニアVOD放送信号における番組デ
ータの先頭部分及び終端部分を検出する機能を備え、こ
の機能を用いて番組データの先頭部分又は終端部分を判
別するように制御する。つまり、ニアVOD放送におけ
る放送信号は、圧縮符号化されたディジタルデータとし
て伝送されるものであり、例えば、伝送される番組デー
タの先頭部には、番組データの内容を識別する識別デー
タや認識データを付加するためのヘッダが設けられてい
る。また、番組データの終端部には、番組データの終了
を認識するための信号が付加されている。即ち、制御回
路14はこれらの識別信号を検出して、番組の先頭部分
又は終端部分を判別する。
【0026】更に、制御回路14は、メモリ13に記憶
された記憶データ量を計測する機能も備え、この機能を
用いて計測した記憶データ容量と予め設定される所定量
(メモリ14のデータ容量)とで比較い、比較結果に基
づく処理を行うように制御する。
【0027】次に、本発明の実施形態の制御回路14の
動作を図2及び図3を参照しながら詳細に説明する。図
2はニアVOD放送の伝送形態の一例を示し、動作を説
明するための説明図、図3は本実施形態における制御回
路14の制御動作を示すフローチャートである。
【0028】先ず、図1に示すニアビデオオンデマンド
受信装置の電源を投入すると、データ受信回路12が動
作状態となり、制御回路14は、図3に示すようにステ
ップS1にて制御を開始する。即ち、ステップS1によ
る処理では、データ受信回路12を制御して最もプログ
ラムの開始時刻が近いチャンネルを1〜5ch(図2参
照)の中から選択し、そのチャンネルに同調させて、ス
テップS2へと進む。
【0029】次に、ステップS2による処理では、同調
したチャンネルにおけるプログラムの先頭部分を検出
し、検出した後、ステップS3による処理によって、そ
のプログラムの先頭部分から順に受信データをメモリ1
3に書き込んでいく。メモリの書き込みが開始した後、
制御回路14はステップS4による判断処理により、視
聴者からの視聴要求信号の有無を常時判別し、視聴要求
信号が有ると判別された場合には、ステップS8へと進
み、逆に視聴要求信号が無いと判別された場合には、ス
テップS5へと進む。
【0030】いま、ステップS4により視聴者からの視
聴要求信号が無いものと判断されたとする。この場合、
ステップS5による処理によって、メモリ13に記憶さ
れたデータ量を計測して認識すると共に、計測された記
憶データ量が所定量(例えば、各チャンネルの時間差分
のデータ量であり、本実施形態では24分間分のデータ
量)に達するまで受信データをメモリ13に記憶する。
即ち、ステップS5の記憶データ量の計測する処理を行
いながら、ステップS6による判断処理によって、
(記憶データ量) < (所定値) の比較を行い、記
録データ量が所定値よりも小さいと判断すると、再びス
テップS3に処理を戻して記憶データ量が所定値を越え
るまで動作を繰り返す。そして、前記ステップS4によ
り視聴者要求信号が無いままの状態で記憶データ量が所
定値よりも大きくなった場合には、ステップS7による
処理によって、メモリ13に記憶された全ての記憶デー
タを消去する。そして、ステップS1に処理を戻して、
再びステップS1による処理により、プログラムの開始
時間が次に伝送するチャンネル(後続チャンネル)に同
調させる。このとき、既に各チャンネルの時間差分、即
ち24分間の時間が経過していることから、同調した時
刻は該チャンネルのプログラムの先頭部分が伝送される
時刻と一致することになる。よって、同調されたチャン
ネルでは、同調直後すぐにプログラムの先頭部分が伝送
される。このため、ステップS2による処理では、即座
にプログラムの先頭部分が検出され、該プログラムの先
頭部分から順に受信データのメモリ13への書き込みが
開始される。以降、上述の動作はステップS4により視
聴要求信号が入力されたと判断されるまで繰り返して行
なわれる。即ち、視聴者からの視聴要求がなされるまで
の間、制御回路14は待機状態となる。
【0031】そこで、この待機状態を図2を用いて説明
すると下記に示すものとなる。
【0032】a〜b間では、メモリに1chのデータが
プログラム先頭より順次蓄えられ、b〜c間では、メモ
リに2chのデータがプログラム先頭より順次蓄えら
れ、c〜d間では、メモリに3chのデータがプログラ
ム先頭より順次蓄えられ、d〜e間では、メモリに4c
hのデータがプログラム先頭より順次蓄えられ、e〜f
間では、メモリに5chのデータがプログラム先頭より
順次蓄えられる。
【0033】次に、ステップS4により視聴要求信号が
確認された場合について説明する。
【0034】いま、視聴者によって視聴要求信号が制御
回路14に供給されたものとする。すると、ステップS
4により視聴要求有りと判断されて、ステップS8に移
行する。
【0035】ステップS8による処理では、メモリ13
内に記憶されている受信データの内、古い受信データか
ら順次読み出してデコード回路3に与えると同時に、読
み出された受信データに対応する記憶データをメモリ1
3から消去する。デコード回路3では、与えられた受信
データに対して復号化処理、復調処理等の変換処理を施
す。これにより、圧縮符号化される前の元の映像信号及
び音声信号を得、映像出力及び音声出力として出力する
ことができる。
【0036】したがって、視聴要求が入力された後、最
初にメモリ13から読み出される受信データは、常にプ
ログラムの先頭部分に対応する受信データとなり、その
結果、視聴者は常時プログラムの先頭から視聴を行うこ
とが可能となる。
【0037】また、ステップS9では、メモリ13から
読み出されたデータがプログラムの終端部分のデータで
あるか否かを常時監視し、プログラムの終端でなければ
ステップS3へと即座に移行して、データ受信回路12
からの受信データをメモリ13内に順次書き込んでい
く。即ち、読み出されている受信データにプログラムの
終端部分が検出されるまでメモリ13は、古い受信デー
タが読み出されると同時にデータ受信回路12からの受
信データが書き込まれて更新される。これにより、プロ
グラムが中断することなく表示することが可能となり、
その結果、視聴者は120分の番組を最初から最後まで
視聴することが可能となる。
【0038】その後、ステップS9によって、メモリ1
3から読みだされたデータがプログラムの終端部分のデ
ータであると判断された場合には、ステップS10によ
る処理によって、視聴者から与えられていた視聴要求が
解除され、その後、再びステップS1へと処理を戻して
待機状態となる。
【0039】したがって、本発明の実施形態によれば、
上述したように制御回路による制御動作により、視聴者
は視聴要求を行うとほぼ同時に、ニアVOD放送のプロ
グラムを先頭から視聴することが可能となる。よって、
伝送帯域及びチャンネルを増大することなく、視聴者の
待ち時間をなくすことができるという効果を得る。
【0040】図4は本発明に係るニアビデオオンデマン
ド受信装置の他の実施形態を示すものであり、制御回路
の制御動作を示すフローチャートである。尚、図4に示
すフローチャートは、図3に示すフローチャート中にス
テップS11ないしステップS15における処理を加え
たものであり、本実施形態の特徴とする主要部分のみの
ルーチンが示されている。
【0041】本実施形態においては、回路的には図1に
示す受信装置と同一の回路構成の受信装置を用いて実施
するものであるが、制御回路14の制御動作を更に改良
したものであり、制御回路14は視聴者の一時停止要求
に応じてメモリ13の書き込み及び読み出しを制御する
ことにより、番組視聴を中断した場合でも番組内容を継
続して視聴することができるようにしたことが前記実施
形態とは異なる点である。
【0042】図1において、制御回路14には、視聴者
からの視聴の有無を示す視聴要求信号の他に、プログラ
ムの視聴要求時又は視聴中に映出している番組の視聴を
一時停止させるか否かを示す一時停止要求信号が供給さ
れるようになっている。即ち、プログラムの視聴中に、
視聴者がプログラムの視聴を一時停止させたい場合に
は、視聴者は一時停止要求信号を制御回路14に与え
る。制御回路14は、与えられた一時停止要求信号に基
づいて、メモリ14の受信データの書き込み及び読み出
しを制御する。このような制御によって、視聴者の一時
停止要求に応答して視聴していたプログラムに基づく表
示は中断され、そして一時停止要求を解除した場合に
は、番組内容を継続して視聴することを可能にする。
【0043】具体的な制御回路14の動作は図4に示さ
れている。
【0044】次に、本実施形態の制御回路の制御動作を
図4を参照しながら詳細に説明する。
【0045】尚、図3で説明した制御動作と重複する部
分については説明を省略し、異なる部分のみを説明す
る。
【0046】本実施形態においては、プログラムの一時
停止を行う前提として、ステップS4による判断処理に
より、視聴要求が有るものと判断されているものとす
る。この場合、図3に示す前記実施形態では、ステップ
S4による判断結果が視聴要求が有る場合には、ステッ
プS8による処理へと進んで、メモリ13からの受信デ
ータの読み出しを行うと共に、読み出した受信データを
デコード回路3へと出力した。ここで、本実施形態で
は、図4に示すようにステップS8の処理の前に、ステ
ップS11の判断処理を設けて、この判断処理により視
聴者からの一時停止要求信号の有無を確認する。即ち、
一時停止要求が無いと判断された場合には、図3に示す
ステップS8へと進み、以降、図3で説明した実施形態
と同様に動作する。また、一時停止要求が有ったと判断
された場合には、下記に示すような動作を行う。
【0047】先ず、ステップS12による処理により、
一時停止要求時のメモリ13の記憶された受信データの
記憶データ量を計測し、その後ステップS13による判
断処理によって、計測された記憶データ量と所定値(本
実施形態では、24分間分に対応する受信データ量)と
の比較を行う。そして、一時停止要求が解除されるか又
は記憶データ量が所定値に達するまでメモリ13に受信
データを書き込む。記憶データ量が所定値に達していな
い時に一時停止が解除された場合には、その時点でステ
ップS11により一時停止要求が無いものとみなして、
ステップS8へと進み、メモリ13に記憶されている受
信データが古い順に読み出されて出力される。
【0048】また、一時停止要求が解除されないまま記
憶データ量が所定値に達したら、ステップS14による
処理でメモリ13に蓄えた全ての記憶データを消去し、
次いでステップS15による処理で、データ受信回路1
2を制御して受信チャンネルを後続側に1つずらして同
調させる。このとき、一時停止要求時から各チャンネル
の時間差分、即ち24分間の時間が経過していることか
ら、視聴しているプログラムの先頭部分から一時停止要
求までの時間と、同調されたチャンネルにおける番組の
先頭部分から記憶データ量が所定値に達した時間と一致
することになる。即ち、同調されたチャンネルでは、同
調直後、一時停止を開始した場面と同一の場面に基づく
受信データが伝送される。このため、ステップS3に処
理を戻して、即座に再度一時停止した場面と同一場面に
基づく受信データをメモリ13に書き込む。また同時
に、ステップS8以降の処理により、結果として一時停
止開始時と同一場面が映出される。
【0049】また、視聴者によって一時停止要求が解除
されると、ステップS8による処理へと進み、図3に示
す前記実施形態と同様に動作する。
【0050】このような制御回路14による動作によ
り、視聴者からの一時停止要求に応答して視聴中のプロ
グラムに基づく表示を中断し、そして一時停止要求を解
除した場合でも、視聴者は番組内容を継続して視聴する
ことができる。
【0051】したがって、本実施形態によれば、図4に
示す前記実施形態と同様の効果を得ると共に、放送受信
でありながら任意の時間、番組視聴の一時停止を行うこ
とができるという効果を有する。
【0052】ところで、上述の発明の実施形態では、記
憶手段としてのメモリ14は各チャンネルの時間差分に
対応する受信データを記憶するためのデータ容量を備え
ているものであった。しかし、受信回路の全体的なコス
ト低減を考慮すると、データ容量の少ないメモリを用い
ることが望ましい。そこで、本実施形態では、データ容
量が前記実施形態よりも小さいメモリを用いた場合で
も、前記実施形態と同様の効果を得ると共に、受信回路
の全体的なコストを低減させることを可能にしたことが
上述の実施形態と異なる点である。
【0053】本実施形態においては、回路的には図1に
示す受信装置と同一の回路構成の受信装置を用いて実施
するものであるが、データ容量が少なくとも各チャンネ
ルの時間差分に対応する受信データを記憶するためのデ
ータ容量より小さいメモリを用いて、図1に示す受信回
路を構成する。例えば、メモリ14は前記実施形態にお
けるデータ容量の半分のデータ容量(12分間分に対応
する受信データを記憶するためのデータ容量)で構成す
る。また、制御回路14の制御動作は図3に示すフロー
チャートと同様であるが、上記のようにメモリ14のデ
ータ容量の縮小に伴いステップS6の判断処理に用いら
れる所定値を24分間分のデータ量より小さいデータ量
とし、例えば12分間分のデータ量と設定する。
【0054】次ぎに、本実施形態における制御回路14
の制御動作を図3を参照しながら詳細に説明する。尚、
所定値を24分間分のデータ量とする上述の実施形態と
同様の制御動作については説明を省略し、異なる部分の
み説明する。
【0055】先ず、図1に示すニアビデオオンデマンド
受信装置の電源を投入すると、データ受信回路12が動
作状態となり、制御回路14は、図3に示すようにステ
ップS1にて制御を開始する。即ち、ステップS1によ
る処理により、データ受信回路12を制御して最もプロ
グラムの開始時刻が近いチャンネルを1〜5ch(図2
参照)の中から選択し、そのチャンネルに同調させて、
ステップS2へと進む。
【0056】その後、ステップS2による処理によっ
て、同調したチャンネルにおけるプログラムの先頭部分
を検出し、ステップS3による処理でそのプログラムの
先頭部分から順に受信データをメモリ13に書き込んで
いく。メモリの書き込みが開始した後、制御回路14は
ステップS4による判断処理により、視聴者からの視聴
要求信号の有無を常時判別し、視聴要求信号が有ると判
別された場合には、ステップS8へと進み、逆に視聴要
求信号が無いと判別された場合には、ステップS5へと
進む。
【0057】いま、ステップS4により視聴者からの視
聴要求信号が無いものと判断されたとする。この場合、
ステップS5による処理によって、メモリ13に記憶さ
れたデータ量を計測して認識すると共に、計測された記
憶データ量が所定量(例えば、本実施形態では12分間
分のデータ量)に達するまで受信データをメモリ13に
記憶する。即ち、ステップS5の記憶データ量の計測す
る処理を行いながら、ステップS6による判断処理によ
って、(記憶データ量) < (所定値) の比較を行
い、記録データ量が所定値よりも小さいと判断すると、
再びステップS3に処理を戻して記憶データ量が所定値
を越えるまで動作を繰り返す。そして、視聴者要求信号
が無いままの状態で記憶データ量が所定値よりも大きく
なった場合には、ステップS7による処理によって、メ
モリ13に記憶された全ての記憶データを消去する。そ
して、ステップS1に処理を戻して、再びステップS1
による処理により、チャンネルを後続側に1つずらして
同調させる。このとき、12分間のデータ量の書き込み
に伴い12分間の時間が経過しているため、同調された
チャンネルでは、プログラムの先頭部分が伝送されるま
でに12分の時間を要する。つまり、ステップS2によ
りプログラムの先頭部分が検出されるまでの12分間
は、ステップS3に処理は移行せず、即ちメモリ書き込
み処理は行われない。その後、ステップS2による処理
によって、プログラムの先頭部分が検出されると、該プ
ログラムの先頭部分から順に受信データのメモリ13へ
の書き込みが開始される。以降、上述の動作はステップ
S4により視聴要求信号が入力されたと判断されるまで
繰り返して行なわれる。即ち、視聴者からの視聴要求が
なされるまでの間、制御回路14は待機状態となる。
【0058】そこで、この待機状態を図2を用いて説明
すると下記に示すものとなる。
【0059】aから12分間メモリに1chのデータが
プログラム先頭より順次蓄えられ、bから12分間メモ
リに2chのデータがプログラム先頭より順次蓄えら
れ、cから12分間メモリに3chのデータがプログラ
ム先頭より順次蓄えられ、dから12分間メモリに4c
hのデータがプログラム先頭より順次蓄えられ、eから
12分間メモリに5chのデータがプログラム先頭より
順次蓄えられる。
【0060】次に、ステップS4により視聴要求信号が
確認された場合について説明する。
【0061】いま、視聴者によって視聴要求信号が制御
回路14に供給されたものとする。すると、ステップS
4により視聴要求有りと判断されて、ステップS8に移
行する。そして、ステップS8の処理により、メモリ1
3内に記憶されている受信データの内、古い受信データ
から順次読み出してデコード回路3に与えると同時に、
読み出された受信データに対応する記憶データをメモリ
13から消去する。デコード回路3では、与えられた受
信データに対して復号化処理、復調処理等の変換処理を
施す。これにより、圧縮符号化される前の元の映像信号
及び音声信号を得、映像出力及び音声出力として出力す
ることができる。
【0062】したがって、視聴要求が入力された後、最
初にメモリ13から読み出される受信データは、常にプ
ログラムの先頭部分に対応する受信データとなり、その
結果、視聴者は常時プログラムの先頭から視聴を行うこ
とが可能となる。
【0063】以降、ステップS9、ステップS10によ
る処理を行うことにより、前述した実施形態と同様に、
メモリ13から読み出される受信データにプログラムの
終端部分が検出されるまでメモリ13は、古い受信デー
タが読み出されると同時にデータ受信回路12からの受
信データが書き込まれて更新される。これにより、プロ
グラムが中断することなく表示することが可能となり、
その結果、視聴者は120分の番組を最初から最後まで
視聴することが可能となる。
【0064】本実施形態では、ステップS7による処理
からステップS2による処理に移行するまでに12分の
時間を要することになるため、このステップ移行の最中
に視聴希望を行っても、ステップS2による処理でのプ
ログラム先頭検出が行われるまで視聴ができない。しか
し、この場合、視聴者はプログラム先頭が検出されるま
で待てば良く、従来における受信装置における待ち時間
よりも少ない待ち時間で視聴することができる。また、
視聴要求時点がステップS3からステップS6のループ
期間中(12分間)であれば、視聴要求とほぼ同時に視
聴を開始することが可能となり、視聴者の待ち時間をな
くすことができる。
【0065】したがって、本発明の実施形態によれば、
上述した実施形態と同様の効果を得ると共に、メモリ1
4のデータ容量を半減することにより、受信装置の全体
的なコスト低減を可能にするという効果もある。ところ
で、ニアVOD放送では、圧縮符号化されたプログラム
を伝送する放送システムとなっていることから、各チャ
ンネルの時間差を一つの番組内容情報としてヘッダ中に
付加して送信することも考えられる。このようなニアV
OD放送においても対応することができるようにした実
施形態を図5を参照して説明する。
【0066】図5は各チャンネルの時間差情報が付加さ
れて伝送されたプログラムを受信する場合の制御回路の
制御動作を示すフローチャートである。尚、図3に示す
制御回路14のフローチャートと同様の処理については
説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
【0067】本実施形態においては、ニアVOD放送に
おける放送信号(プログラム)を送信する際に、各チャ
ンネルの時間差情報を番組内容情報としてヘッダに付加
してプログラムを生成し送信する。一方、このように送
信されたニアVOD放送信号を受信する受信装置は、図
1に示す受信装置と同一の回路構成の受信装置を用いて
受信を行う。このとき、制御回路14は前記ニアVOD
放送信号を受信し、受信したプログラムデータのヘッダ
から送信時に付加された時間差情報を検出させると共
に、図5に示すステップS6(図3に示すものと同様の
処理を行う)の判断処理で用いる所定値を前記検出した
時間差情報に基づくデータ量に設定するように制御す
る。
【0068】図5において、図3に示す制御回路の制御
動作と同様に電源投入後に、データ受信回路12は動作
状態となり、制御回路14による制御動作が開始する。
即ち、ステップS1によって、データ受信回路12を制
御して最もプログラムの開始時刻が近いチャンネルを1
〜5ch(図2参照)の中から選択し、そのチャンネル
に同調させて、ステップS2へと進む。その後、ステッ
プS2による処理によって、同調したチャンネルにおけ
るプログラムの先頭部分を検出し、その後、新たに加え
られたステップS20による処理へと移行する。
【0069】ステップS20による処理では、検出され
たプログラムの先頭部分(ヘッダ)から送信時に付加さ
れた時間差情報を検出し、図示はしないが検出した時間
差情報に基づいて、ステップS6の判断処理に用いられ
る所定値(データ量)を変更する。これにより、ステッ
プ6による判断処理では、メモリ14に記憶された記憶
データ量と検出した時間差情報に基づく所定値とで比較
を行うことが可能となる。
【0070】以降、制御回路14はステップS4により
視聴者の視聴要求が有ると判断されるまで、ステップS
3、ステップS5及びステップS6のルーチンで処理を
行う。また、ステップS6によりメモリ14の記憶デー
タ量が所定値を越えるたものと判断された場合には、ス
テップS7による処理を介してステップS1に処理を戻
す。
【0071】また、ステップS4により視聴者の視聴要
求が有ると判断された場合には、制御回路14はステッ
プS8、ステップS9及びステップS3のルーチンで受
信データの書き込みを行うと同時に、記憶データの読み
出しを行う。また、ステップS9による判断処理によっ
て、プログラムの終端が検出されたと判断された場合に
は、ステップS10の処により視聴要求を解除して再び
処理をステップS1に戻す。
【0072】以上、上述したように制御回路14が動作
することにより、予め伝送時に付加された時間差情報に
基づいて、視聴者が待ち時間無く視聴するための処理を
行うことができる。
【0073】したがって、本実施形態によれば、予めプ
ログラムに付加された各チャンネルの時間差情報を受信
側で検出し、検出した時間差情報に基づいて所定値を設
定することにより、伝送されたニアVOD放送信号に対
応した制御を行うことが可能となる。よって、プログラ
ムの先頭から待ち時間無く視聴することができ、上述し
た実施形態と同様の効果を得る。
【0074】さて、ニアVOD放送では、各チャンネル
の時間差情報が伝送時に付加されず、更に視聴者による
各チャンネルの時間差(例えば、24分)も認識されて
いない場合も考えられる。そこで、このような場合でも
対応することができるよう構成した実施形態を図6を参
照して説明する。
【0075】図6は各チャンネルの時間差情報が付加さ
れずに伝送されたプログラムを受信する場合の制御回路
の制御動作を示すフローチャートである。尚、図3に示
す制御回路14のフローチャートと同様の処理について
は説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
【0076】本実施形態においては、図1に示す受信装
置と同一の回路構成の受信装置を用いて受信を行う。こ
のとき、制御回路14は、伝送された少なくとも2つの
チャンネルのニアVOD放送信号(プログラム)から時
間差を検出し、検出した時間差に基づくデータ量を算出
し、この算出したデータ量を所定値として設定する。即
ち、このような動作を行うために、図5に示すステップ
S20を削除し、ステップS33、ステップS34及び
ステップS35を図5に示す制御回路14の処理に加え
て制御するようにしたことが上述の実施形態と異なる点
である。
【0077】具体的には、図6に示すように、電源投入
後にデータ受信回路12は動作状態となり、制御回路1
4による制御動作が開始する。即ち、ステップS30に
よる処理により、電源投入直後にデータ受信回路12を
制御して最もプログラムの開始時刻が近いチャンネルを
1〜5ch(図2参照)の中から選択し、そのチャンネ
ルをチャンネルAとして同調させて、ステップS31へ
と進む。その後、ステップS31による処理によって、
同調したチャンネルAにおけるプログラムの先頭部分を
検出し、検出したことを認識させるための認識信号(例
えば、検出時刻を示すクロック信号)をステップS35
に与える。
【0078】一方、チャンネルAにおけるプログラムの
先頭部分の検出時刻が認識されると、ステップS33に
よる処理に移行し、この処理によりデータ受信回路12
を制御して前記チャンネルAに最も近い後続チャンネル
をチャンネルBとして同調させた後、ステップS34へ
と進む。その後、ステップS34による処理によって、
同調したチャンネルBにおけるプログラムの先頭部分を
検出し、同様に検出したことを認識させるための認識信
号(例えば、検出時刻を示すクロック信号)をステップ
S35に与える。
【0079】ステップS35による処理では、与えられ
た各チャンネルの認識信号から、受信されたニアVOD
放送信号における各チャンネルの時間差を得、この時間
差分に基づくデータ量を算出し、算出したデータ量を図
6中のステップS6の判断処理に用いられる所定値とし
て設定する。このとき、所定値は受信されたニアVOD
放送信号における時間差分のデータ量と同じものとな
る。これにより、ステップ6による判断処理では、メモ
リ13の記憶データ量と、受信したニアVOD放送信号
の各チャンネルの時間差分に対応した所定値(データ
量)とで常時比較を行うことが可能となる。
【0080】そして、ステップS35による処理が終了
すると、即座にステップS30に戻して、最もプログラ
ムの開始時刻が近いチャンネルに同調させて、ステップ
S31、ステップS3へと処理を移行する。ステップS
3以降の制御動作は、図3で説明した制御動作と同様で
あり、説明を省略する。
【0081】これにより、図3に示す実施形態と同様に
視聴者により視聴要求がなされた場合には、視聴者は待
ち時間なくプログラムの先頭から視聴を行うことが可能
となる。 したがって、本実施形態によれば、各チャン
ネルの時間差情報が付加されていないプログラムを受信
し、また視聴者が各チャンネルの時間差を認識していな
い場合でも、受信したニアVOD放送信号に対応する制
御を自動的に行うことが可能となる。よって、上述の実
施形態と同様に視聴者は待ち時間なくプログラムを視聴
することが可能となる。
【0082】尚、本実施形態においては、制御回路14
は各チャンネルの時間差を検出するために、データ受信
回路12内の例えば1つのチューナ部を用いて少なくと
も2つのチャンネルを交互に同調させて検出するように
したが、例えば、データ受信回路12内に少なくとも2
つのチューナ部を設けて、隣接する各チャンネルを夫々
同調させることにより、前記時間差を検出するように構
成しても良い。この場合、時間差に応じた所定値の設定
直後に再び同調させる必要がなく、即座に受信ータの書
き込みを行うことが可能となる。
【0083】ところで、ニアVOD放送においては、圧
縮符号化による多チャンネル化に伴い、複数の種類のプ
ログラムを同時に放送することも可能である。つまり、
同じプログラムを所定時間間隔で複数のチャンネルを利
用して伝送する1つのチャンネル群を複数同時に伝送す
る。このようなニアVOD放送システムを図7に示す。
【0084】図7に示すように、複数種の番組内容を伝
送するニアVOD放送では、例えば、番組内容を10種
類で分類すると、チャンネル群AないしチャンネルJと
して夫々同時に伝送される。番組内容としては、図7に
示すように、外国映画、日本映画、バラエティー、スポ
ーツ1及び2、そして教養等があり、これらの番組内容
のプログラムをチャンネル群Aないしチャンネル群Jに
割り当てて放送する。このとき、各チャンネル群(A〜
J)の夫々の伝送帯域には、図2に示すように複数の伝
送チャンネルを有し、且つ同じプログラムが所定時間間
隔で伝送されるようになっている。
【0085】一方、受信側においては、全てのプログラ
ムのチャンネル群に対して上述した実施形態のように制
御して、待ち時間なく全てのチャンネル群におけるプロ
グラムを視聴することが視聴者にとって望ましい。しか
し、全てのチャンネル群を上述したように制御するため
には、チャンネル群の数に対応する数のデータ受信回路
12、メモリ13、制御回路14が必要となり、結果と
して受信装置の回路構成が増大し、全体的なコストも高
価になるという不都合がある。特に、メモリは高価であ
ることから、極力使用数を抑制し且つデータ容量を小さ
くすることが望まれる。
【0086】一般に、視聴者によって任意に決定される
番組種類別の視聴頻度を考慮すると、視聴頻度の多いプ
ログラムはある一定のものである場合が多く、略々2〜
3種類のプログラムが視聴される場合が多い。そこで、
このような点を利用して受信装置を構成することによ
り、視聴者による視聴を満足させると共に、全体的なコ
スト低減も可能にした実施形態例を図8に示す。
【0087】図8は本発明に係るニアビデオオンデマン
ド受信装置の他の実施形態を示すブロック図である。
尚、図8に示す装置は図1に示す装置と同一の構成要素
には同一符号を付して説明を省略する。
【0088】本実施形態における受信装置50では、図
1に示すデータ受信回路12、メモリ13及び制御回路
14と同様に動作する回路群を、例えば2系統設けて構
成する。即ち、図8に示すように、データ受信回路12
a、12bと、メモリ13a、13bと、制御回路14
a、14bとを設ける。また、少なくとも前記データ受
信回路12aと他方のデータ受信回路12bとの一方
に、アンテナ1により受信された複数のチャンネル群
(図7参照)から所定のチャンネル群を選択して与える
ために制御するチャンネル群設定回路15が設けられて
いる。チャンネル群設定回路15は、視聴者による任意
のチャンネル群を設定するための信号を取り込む入力端
子15aを有し、この入力端子15aから入力される視
聴者からの信号に基づいてチャンネル群の選択を制御す
る。尚、チャンネル群設定回路15は、視聴者からの設
定入力が入力されない場合には、図示しない演算手段を
用いて各チャンネル群の視聴頻度を算出して、自動的に
視聴頻度の多い上位2つのチャンネル群を選択すること
もできるようになっている。
【0089】上記2系統の回路群の出力となるメモリ1
3a、13bからの各出力データは、スイッチ16の端
子a及び端子bに与えられる。スイッチ16は、前記チ
ャンネル群設定回路15による切換制御によって、端子
aと端子bとを切換る。これにより、視聴時には、視聴
するプログラムが記憶されたメモリの出力データをデコ
ード回路3に与えることができる。
【0090】制御回路14a、14bは、図3ないし図
6に示す制御動作のうち1つの制御動作をそれぞれ行う
ことができるようになっている。即ち、受信装置50を
用いることにより、同時に2種類のプログラムを記憶す
ることが可能となり、記憶した2種類のプログラムのう
ちどちらか一方のプログラムを待ち時間なく視聴するこ
とを可能にする。また、制御回路14a、14bは、記
憶された前記2つのチャンネル群の内、どちらか一方の
視聴中に、記憶されていない他のチャンネル群を受信し
て視聴する場合には、チャンネル群設定回路15からの
制御信号に基づいて所望するチャンネル群の受信データ
を記憶せずに出力させるように制御することこともあ
る。この場合、視聴者は従来例と同様に所定時間待って
視聴することになる。
【0091】いま、視聴者の所望のチャンネル群を、例
えばチャンネル群A及びチャンネル群Eとし、このチャ
ンネル群に設定するための信号を受信装置50の入力端
子15aに与えたものとする。すると、チャンネル群設
定回路15は視聴者の要求に基づくチャンネル群Aおよ
びチャンネル群Eを設定して各データ受信回路12a及
び12bに与える。その後、制御回路14a及び制御回
路14bは、上述したように図3ないし図6の内、いず
れか一方の制御動作を夫々行うことにより、待ち時間の
削減や一時停止等の機能を活用して、チャンネル群A又
はチャンネル群Eのいずれか一方のチャンネル群のプロ
グラムを視聴することができる。この場合、視聴者はチ
ャンネル群設定回路15の入力端子15aから視聴する
チャンネル群を指定することにより、チャンネル群設定
回路15は視聴者の指定チャンネル群に基づくメモリ出
力を得るようにスイッチ16を切り換える。
【0092】また、チャンネル群A又はチャンネル群E
のプログラムの視聴中に、他のチャンネル群(A、E以
外のチャンネル群)を視聴する場合には、チャンネル群
設定回路15は2系統の回路群の内、一方、回路群を用
いて、所望のチャンネル群の受信データを得るように設
定する。この場合、決定した回路群の制御回路は受信デ
ータを記憶しないでそのままの状態でデコード回路3に
与えるように制御する。このため、視聴者はチャンネル
群A、E以外のチャンネル群のプログラムを視聴する場
合には、従来例と同様に所定時間待つことになる。しか
し、視聴中でない場合には、制御回路14a、14bの
どちらか一方の制御回路は、再度視聴要求が入力される
と、現行の制御を中止(リセット)し、且つ設定されて
いるチャンネル群A、E以外の所望のチャンネル群に対
して、本実施形態で説明したような制御動作を行う。こ
れにより、所望のチャンネル群のプログラムを待ち時間
なく視聴することが可能となる。
【0093】したがって、本実施形態によれば、複数の
チャンネル群が同時に放送されるニアVOD放送を受信
する場合においても、視聴者は少なくとも2のチャンネ
ル群を任意に設定することができると共に、これらのチ
ャンネル群のプログラムを待ち時間なく視聴することが
できる。このため、受信装置の回路規模を拡大すること
なく、視聴者の満足する受信装置を構成することがで
き、メモリも削減されることからコスト的にも安価とな
る効果を有する。
【0094】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、ニ
アVOD放送信号を受信して視聴する場合に、制御回路
によるメモリ制御により視聴者の視聴要求と同時にプロ
グラムの先頭部から受信データを出力しデコードするこ
とができる。これにより、視聴者は待ち時間なくプログ
ラムを視聴することができるという効果を有する。
【0095】また、放送受信であるにも関わらず、任意
の時間、一時停止を行うことが可能となる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るニアビデオオンデマンド受信装置
の一実施形態を示すブロック図。
【図2】ニアビデオオンデマンドシステムを説明するた
めの説明図。
【図3】制御回路の制御動作を示すフローチャート。
【図4】一時停止を行う場合の制御回路のフローチャー
【図5】時間差情報が付加された場合の制御回路のフロ
ーチャート。
【図6】時間差情報が付加されていない場合の制御回路
のフローチャート。
【図7】複数のチャンネル群を同時に放送するニアビデ
オオンデマンド放送を説明するための説明図。
【図8】本発明に係るニアビデオオンデマンド受信装置
の他の実施形態を示すブロック図。
【図9】従来のニアビデオオンデマンド受信装置の一例
を示すブロック図。
【符号の説明】
1…アンテナ、3…デコード回路、12…データ受信回
路、13…メモリ、14制御回路。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の伝送チャンネルを用いて開始時間
    が所定の遅延時間ずつずれた同一プログラムを連続して
    伝送する送信手段からの前記複数の伝送チャンネルのう
    ち、1つの伝送チャンネルを選局し受信データを出力す
    る受信手段と、 前記受信手段からの受信データを所定時間記憶する記憶
    手段と、 視聴者からの視聴要求が無い場合には、前記受信手段及
    び前記記憶手段を制御して、前記プログラムの先頭が最
    新に受信された伝送チャンネルの受信データを前記プロ
    グラムの先頭から前記記憶手段に記憶させる第1の制御
    手段と、 視聴者からの視聴要求が有った場合には、前記受信手段
    及び前記記憶手段を制御して、前記記憶手段に記憶され
    ている前記プログラムに連続した受信データを前記記憶
    手段に書き込みながら、記憶された前記受信データを前
    記プログラムの先頭から読み出して出力させる第2の制
    御手段と、 を具備したことを特徴とするニアビデオオンデマンド受
    信装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記所定の遅延時間よ
    りも短い所定時間だけ前記受信データを記憶する容量を
    有することを特徴とする請求項1に記載のニアビデオオ
    ンデマンド受信装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、前記受信データを少な
    くとも前記所定の遅延時間分記憶する容量を有して構成
    されたことを特徴とする請求項1に記載のニアビデオオ
    ンデマンド受信装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の制御手段は、前記所定の遅延
    時間毎に前記記憶手段をクリアさせると同時に、前記受
    信手段に後続の伝送チャンネルを受信させて前記記憶手
    段に前記プログラムの先頭から前記受信データを記憶さ
    せることを特徴とする請求項1に記載のニアビデオオン
    デマンド受信装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の制御手段は、前記記憶手段に
    記憶中の伝送チャンネルを継続して前記受信手段に受信
    させることで、前記記憶手段から連続した受信データを
    得ることを特徴とする請求項1に記載のニアビデオオン
    デマンド受信装置。
  6. 【請求項6】 前記所定時間は、前記所定の遅延時間と
    同じ時間であることを特徴とする請求項1に記載のニア
    ビデオオンデマンド受信装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の制御手段は、視聴者からの一
    時停止要求が有った場合には、前記記憶手段の読み出し
    を停止し、前記受信データの書き込みのみを行わせるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のニアビデオオンデマン
    ド受信装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の制御手段は、視聴者からの一
    時停止要求が有った場合には、前記記憶手段の読み出し
    を停止し、前記受信データの書き込みのみを行うと共
    に、前記記憶手段の記憶量が前記所定の遅延時間分に到
    達する毎に記憶しているデータをクリアさせると同時
    に、前記受信手段に後続の伝送チャンネルを受信させて
    受信データを前記記憶手段に記憶させることにより、一
    時停止時間に拘らず前記記憶手段から連続した受信デー
    タの出力を可能にすることを特徴とする請求項1に記載
    のニアビデオオンデマンド受信装置。
  9. 【請求項9】 前記送信手段は、前記プログラムを伝送
    する際に、前記所定の遅延時間を示す時間差情報を前記
    プログラムに付加して送信するものであって、 前記第1の制御手段は、選局した伝送チャンネルの受信
    データから前記時間差情報を検出し、検出した前記時間
    差情報から前記所定の遅延時間を求め、該所定の遅延時
    間に基づいて前記記憶手段における前記所定時間を設定
    することを特徴とする請求項1記載のニアビデオオンデ
    マンド受信装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の制御手段は、前記複数の伝
    送チャンネルの内、後続の最も開始時間が近い伝送チャ
    ンネルにて伝送される各プログラムの開始時間を検出
    し、検出結果から前記所定の遅延時間を求め、該所定の
    遅延時間に基づいて前記記憶手段における所定時間を設
    定することを特徴とする請求項1に記載のニアビデオオ
    ンデマンド受信装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の前記受信手段、前記記
    憶手段、前記第1の制御手段及び第2の制御手段を有す
    る少なくとも2つ以上の回路群と、 開始時間が所定の遅延時間ずつずれた同一のプログラム
    を伝送する複数の伝送チャンネルからなるチャンネル群
    が複数入力され、前記複数の回路群に視聴者の指示に基
    づくチャンネル群を夫々選択するチャンネル群選択手段
    と、 前記回路群の出力を切り替える切替え手段と、 を具備したことを特徴とするニアビデオオンデマンド受
    信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100662871B1 (ko) * 2005-06-03 2007-01-02 삼성전자주식회사 방송 프로그램 정보 디스플레이 방법

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