JPH09512902A - サイレン検出器 - Google Patents

サイレン検出器

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JPH09512902A
JPH09512902A JP7522583A JP52258395A JPH09512902A JP H09512902 A JPH09512902 A JP H09512902A JP 7522583 A JP7522583 A JP 7522583A JP 52258395 A JP52258395 A JP 52258395A JP H09512902 A JPH09512902 A JP H09512902A
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ロバート ヘンダーソン マッコーネル、ピーター
カベナウ、パトリシア
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ソニック システムズ コーポレイション
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Abstract

(57)【要約】 イェルプ、ウェイル及び高−低のような選択された周波数バンド内の既知の震音率で前進するサイレン音を検出するための改良型サイレン検出器である。電気的出力信号は選択されたサイレンの周波数バンドの外側の信号を拒絶するためにフィルタされる。信号は電気的信号の振幅、即ち変換器の入力におけるサイレン音の音響レベルを決定するために処理される。また、この信号はサイレン音の瞬間周波数を決定するために、振幅制限器及び周波数分別器により処理される。この分別器は、低い信号対雑音比を有するサイレン音のFMクリック特性を除去するために、非線形フィルタの後に備えられる。選択フィルタは前進率、最大周波数、最小周波数、及びイェルプ、ウェイル、高−低のようなサイレンのタイプを分類するための前進特性の形状を分析するために使用される。選択範疇に合致するとともに、所定のしきい値以上の音響レベルを有する音響は、先取り信号を駆動する信号をサイレン検出器にトリガーさせる。先取り出力信号は信号制御システムへの入力である。これは、歩行者が交差点を渡れるように交通信号機制御システムに歩行者通行/停止を制御させるとともに、適切なサイレンを備えた車輌へ先取り交通制御信号を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 サイレン検出器 発明の分野 本出願は、選択された周波数バンド内の周知の特性を備えて前進するサイレン 音を検出するために改良されたサイレン検出器に関する。緊急車輌が発するサイ レン音を検出することによって、このサイレン検出器は適合するサイレンを備え た車輌が適合する装置を備えた交差点を優先的に通過できるように、交通信号機 の先取り制御を容易にする。発明の背景 従来技術は、緊急車輌が優先的に交差点を妨害を受けることなく通過できるよ うに交差点における交通を停止させる為の様々な調節手段、即ち”先取り”(pre -empting)車輌用交通信号機を含む。ある技術では、優先的に交差点を通過でき るように各緊急車輌上の特殊な送信器の設置を含む。各先取り交差点における交 通信号機制御装置は、受信器が設置され、送信器より送信された信号を受信し、 交通の正常な流れを停止させる。しかしながら、この方法は比較的高価であり、 また緊急車輌内の乗員が交通信号機を制御するために手動で送信機を作動させな ければならない点が扱い難い。 また、先取り交差点における交通信号制御装置は、緊急車輌が先取り交差点を 優先的に通過可能とし、緊急車輌上に設けられるフラッシュライト(一般にはス トロボライト)を検出することができる検出器を備える。これは、本質的には前 段落で記述されたシステムに類似し、特殊な送信器が車輌のライトに置き換えら れている。しかしながら、緊急車輌は一般に緊急事態に作動させるフラッシュラ イトを備えているので、このシステムは前段落で記述されたシステムに対して実 用的に更に有利であり、経費も節減される。しかしながら、交通信号制御装置と 接続する検出回路を作動させるために特殊なライトが使用されなければならない とすれば、コスト的な利点は減少する。さらに、本発明者はこのようなシステム ではアラームが誤作動する恐れもあると考える。なぜなら、本発明者の知りうる かぎりでは、非緊急車輌上のフラッシュライトの使用に関する規制はないためで ある。それゆえ、自家用車輌が緊急時に交通信号制御装置と接続される検出器を 作動させる目的でフラッシュライトを装着することにより、このシステムを混乱 させうる。より深刻な問題は、広告用のサイン、商業用のウィンドウディスプレ イ、及び装飾用ライトが検出器を誤作動させうることかもしれない。この問題は 、密集した市街地でもっとも顕著であるが、このような区域でこそ、この先取り 交通信号機切り替えシステム(Preemptive Traffic LIght Signalljng System) は、高い信頼性をもって作動し、緊急車輌を可能な限りの最短時間で目的地へ到 達させることに意味がある。 本発明者の観点から、最良の解決策は、緊急車輌のサイレンから発生する音を 検出できる回路を作製することである。このアプローチは、経費の面で明らかに 優位である。というのは、緊急車輌は、慣習的にサイレンを備えているの(新た に特別な装置を装備する必要がない)。また、実用面における優位性として、こ のようなサイレンは、緊急事態において作動されることがあげられる(付加的な 特別な目的の装置を手動で別途操作する必要がない)。さらなる利点は、非緊急 車輌のサイレンの使用を禁止する規則が存在することである。 従来技術は、サイレン音を検出するための多数の回路含む。しかしながら、本 発明者はこれらが緊急車輌サイレン以外の音源から発生する音により誤作動する 恐れがあるという問題を考慮した。また、従来技術では、比較的長い周期をもつ サイレン信号に対して検出の信頼性が低く、また検出に非常に長い時間を要する 。本発明は、選択された周波数バンドの領域内でサイレン音を高い信頼性をもっ て検出し、緊急車輌以外の音源から発生する音に対する誤作動に、優れた防御性 をもつ改良されたサイレン検出装置を提供する。また、高い周囲騒音レベルのな かでサイレン音を検出するのに優れた性能をもち、比較的長周期のサイレン信号 を短時間で検出するサイレン検出装置を提供する。 本発明は、以下の観察事実に基づく。すなわち、大多数のサイレン音は、非常 に特徴的かつ周期的な波形を伴って周波数が変調される周波数変調(即ち、FM) された波形からなる特徴を有する。ラジオ受信機工学の一般的な技術を用いるこ とにより、周波数変調波形を非常に正確に見積もるために伝統的なFM検出法を使 うことが可能である。これにより、簡単なパターン認識をこの変調波形に適用し 、発生した様々の波形パターンを正確に認識可能となる。加えて、このFM検出法 の能力は、非常に高いノイズレベル中においてサイレンを検出するための本発明 の性能を大幅に高める。低コスト、機能集積度の高さ、異なるアルゴリズム及び パラメータに対する再プログラムの容易さ、デジタル・シグナル・プロセッシン グ(DSP)技術は、このようなサイレン検出システムに役立つ。発明の概略 本発明は、選択された周波数バンドと既知の周期内において瞬間周波数が既知 の割合で変化するサイレン音を検出するためのサイレン検出器を提供する。サイ レン検出器は、サイレン音の波形を検出するとともに、それらを表す電気的出力 信号を生成する変換器手段と、後続の処理にて処理するのに適したレベルに増大 するための増幅手段と、アナログからデジタルへの変換処理に先だって反偽信号 をフィルタリングし、他の不必要なスペクトル要素を拒絶するための第1のフィ ルタ手段と、アナログ電気信号をデジタル表記、即ち不連続時間のデジタル信号 に変換するためのアナログ−デジタル変換手段と、不連続時間信号のスペクトル を検出されるべき所定のサイレン波形の帯域幅に制限するための帯域デジタルフ ィルタからなる第2のフィルタと、サイレン波形の瞬間周波数を測定するための 制限器−弁別器と、信号のサンプリング率(速度)をアナログ−デジタル変換器 の速度よりも低くするためのデシメータ(Decimator)と、信号対雑音比が低い 状況において動作する周波数変調された波形における固有の”周波数変調(FM )クリック”を取り除くための第3のフィルタと、イェルプサイレン(Yelp Si ren)の周波数パターンを検出するためのイェルプ検出器(Yelp Detector)と 、高低サイレンの周波数波形パターンを検出するための高−低検出器と、ウェイ ルサイレンの周波数波形パターンを検出するためのウェイル検出器と、他の所望 のサイレン波形の周波数パターンを検出するための検出手段と、入力変換器上で のサイレン音の通過帯域における音響レベルの関数である信号を決定するための 音響レベル検出器と、入力変換器上でのサイレン音の通過帯域内で処理された信 号の信号対雑音比を決定するための雑音検出器と、先取り信号をイネーブルする ための所定の範疇に合致するときに決定するための先取り検出ロジック(Preemp t Detection Logic)とを備える。 音響レベル検出手段は、設定されたしきい値の強度レベル以下のサイレン音を 拒絶するためにサイレン検出器の感度を調節するために提供されてもよい。先取 り制御手段は、サイレン音の強度が増加し、選択されたしきい値強度レベルを越 えるときにサイレン検出器を活性化させるためであり、かつサイレン音が設定さ れたしきい値強度レベル以下に減少するときにサイレン検出器を不活性化させる ために提供される。 先取り制御手段は、従来の交通信号制御装置に適用され、歩行者用信号を”止 まれ”表示に切り替えるために提供される(即ち、遠隔からのサイレン音を検出 した時点で、比較的早い時期に歩行者に対して交差点は閉鎖される)。先取り制 御手段は、サイレン音の検出に対応し、サイレンを備えた(緊急)車輌が交差点 に接近してきた時に、交差点のすべての信号を緊急車輌のために安全な状態に切 り替えるために、従来の交通信号制御装置と同様に応用される。この状態とは全 ての信号が停止条件を表示し、サイレンの方向から交差点に接近する全ての交通 に優先的な先取り通行信号表示を与えるか、又は緊急車輌が交差点を安全に通過 できる他の状態を提供する。図面の簡単な説明 図1は、本発明に基づくサイレン検出器の基本動作を示すブロック図である。 図2a,2bは、それぞれ交差点における4チャンネルサイレン検出器の基本 的な配置と複数のサイレン検出器の配置を示す図である。 図3は、本発明のサイレン検出器の制限器−弁別器をブロック図である。 図4a,4b,4cは、本発明の好ましい実施形態に基づき処理した際に検出 される多数の一般的なサイレン音のタイプのうち、三つの理想的な特性信号を図 示したものである。 図5,6,7は、本発明の好ましい実施形態に基づき処理した際に検出される 多数の一般的なサイレン音のタイプのうち3つの典型的な実際の特性を図示した ものである。 これらは、各々イェルププ型、高低型、ウェイル型である。 図8は、本発明の好ましい実施形態に基づき処理した際に、受信した信号から FMクリックを除去するクリックフィルタの効果を示す図である。 図9は、クリックフィルタとして用いられるメディアンフィルタの動作を示す 図である。 図10は、所望のサイレンタイプのうちの1つの音を分類するために用いられ る、一般的なサイレン検出器の詳細図である。 図11は、雑音作動型雑音検出器のブロック図である。 図12は、イェルプ型と高−低型サイレンの波形周期の測定手段を示す図であ る。 図13は、高低型サイレンの測定のための別途手段を示す図である。 図14は、ウェイル型サイレンを検出するために用いられる短い線分をサイレ ンのサンプルデータに適合させる線形最小二乗法用いた手法を示した図である。 図15は、ウェイルサイレンとの最小二乗法による適合を示す線形相関係数プ ロットである。これは、傾き検出器の”線形性係数”出力である。 図16は、ウェイル音に対するサイレン信号の周波数の変化率を示す傾き検出 器の信号傾斜出力である。 図17は、好ましい実施形態のサイレン検出器のブロック図である。発明の詳細な説明 緊急車輌のサイレンは、一般に最小と最大の2つの周波数の間を公知の繰り返 し率及び特性をもって前進する音を発する。3つのより一般的なサイレン音は、 イェップ、高−低、ウェイル型として一般に参照される。これらの理想的な特性 は、それぞれ図3a,3b,3cに示される。理想的には、サイレンは、これら のサイレンの特性及び他の特性に基づき前進しながら一定の強度を有する。イェ ルプサイレン音は、一般に400Hzの最小周波数、1400Hzの最大周波数、約 3Hzの繰り返し率を有する。高−低型サイレンは、一般に400Hzの最小周波数 、600Hzの最大周波数、約1Hzの繰り返し率を有する。ウェイルサイレンは、 一般に400Hzの最小周波数、1400Hzの最大周波数、0.25Hzの繰り返し 率を有する。存在する他のサイレン音及び新たなサイレン音も同様に定義するこ とができ、これらもまた本発明で説明される方法を用い、本発明によって検出さ れる。 図1は、本発明に従って構成されたサイレン検出器の基本動作を示すブロック 図である。本発明の概略は、第一に図1を参照して示される。好ましい実施形態 の詳細な説明が続いて記述される。 図1に関して、サイレン検出器は入力変換器1を利用して音響エネルギーを検 出し、このエネルギーをサイレン検出器によって処理するのに適合した電気信号 に変換する。この電気信号は、処理に必要なある一定の通常レベルまで増幅され る。プリアンプ2の後には反偽信号フィルタ3が備わっており、その後信号は、 後続の処理のためにアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル 変換器4に送られる。12から16ビットの解像度と8.0キロヘルツのサンプ リング率を有するアナログ−デジタル変換器は、前述のウェイル、イェップ、高 −低いずれのサイレンを処理するにも適していることがわかった。300ヘルツ から1800ヘルツにパスバンドをもつバンドパスフィルタ5もまた、ウェイル 、イェップ、高−低いずれのサイレンにも適している。サンプリング率は、サイ レンの最大周波数が偽信号を含まず前述のものよりもずっと高い場合、8.0キ ロヘルツ以上に増大させなければならなかった。デジタルバンドパスフィルタ5 は、ウェィルにみられるバンドの外側のスペクトルエネルギーを除去するために 用いられる。300ヘルツから1800ヘルツのパスバンドは、これらのサイレ ンに適することがわかった。当業者は、バンドパスフィルタ5は図3で示された 制限器−分別器に必要とされる位相分離器に接続できることを認識するであろう 。このようにして、これら2つの操作に関わる全体的な複雑さを減らしている。 制限器−分別器6は、受信した信号の瞬間周波数とその信号の大きさを測定する 。サイレン音の前進を表す制限器−分別器の周波数出力のスペクトル部は、ウェ イル、イェップ、高−低型サイレンでは非常に低いので、制限器−分別器の出力 サンプル率は必要とされる値を大幅に上回る。この理由から、制限器−分別器出 力信号のサンプリング率は、デシメーター(decimator)7によってずっと低い サンプル率まで引き下げられる。8.0キロヘルツから40ヘルツへの引き下げ が適当であると確認された。時間とともに変動するサイレンの周波数の実際のス ペクトルは、図5,6,7で示されるように一般に約15ヘルツ以下であるが、 デシメーター内における低パスフィルタ通過後のサンプル率は、実際30ヘルツ 以上ほどにすぎない。このサンプル率の引き下げは、後続処理で要求される条件 を大幅に軽減する。 この低パスフィルタによる操作で他に注目すべき利点は、制限器−分別器を実 質上広域バンド周波数変調検出器として動作させることにある。このことは、従 来の手段と比較し、サイレン検出性能におよぶ大幅な改良点となっている。ジェ イクによる「マイクロ波移動伝達」(ジョン ウイリー&サンズ,1974年 IS BN 0−471−43720−4)において議論された従来タイプのFM受信機 の場合、それに示されるように、制限器−分別器6のベースバンド出力信号に対 する入力変換器1の入力信号のバンド幅の比が増大すると、ノイズに対するベー スバンド出力の比が増大する。ノイズに対する入力信号についても同様である。 検出器の入力バンド幅は、約1500ヘルツの、入力信号バンドパスフィルタ及 び、約15ヘルツの、制限器−分別器に後続する低パスフィルタによって規定さ れる。広域バンドと狭域バンドFM検出における性能獲得の比較は、ジェイク(ス ープラ)により、非常に詳細にわたって議論されている。それは、この方法によ れば、信号対雑音比が−2dBという条件下においても高い信頼度でサイレンを 検出することができることを示す一方で、従来の検出手段では、信号対雑音比で 約6dB若しくはより高い値が要求されることを示す。本発明は、従来の手段に くらべ、約8dB高い数値を得た。 サイレン音のようなFM変調波形は、その音における信号対雑音比が低いとき、 インパルスノイズや「クリック」を生じる特性がある。これは、サイレン音が入 力変換器からかなりの距離を有するか、入力変換器周辺のバックグランド音のレ ベルが非常に高いときに起こる。いずれの場合にも、これらの「クリック」は多 くの種類のサイレンから、ある一種類に属するサイレン音を識別しようとするに は問題となる。図7では、示された低信号−ノイズ比をもつウェイルサイレンに おける、実際の制限器−弁別器の周波数出力信号を示す。図において、1.5秒 と6.3秒の経過時間にクリックが現れているのが非常に明らかである。図1で 示されるクリックフィルタ8は、非常に高い効率で制限器−分別器の出力信号か らクリックを除去できる。図7の入力信号は、このクリックフィルタを通した結 果は、図8のメディアンフィルタ出力に示される。ここでは、クリックが除去さ れたようになっている。9サンプルの長さ、言い換えれば約0.225秒を要するこ の”メディアン”フィルタは、これらのクリックを除去するために非常に効果的 である。これより長時間をかけてメディアンフィルタを通した場合も性能に有意 な改善はみられなかった。 図1におけるクリックフィルタ8の出力は、複数の検出器への入力として供給 される。この場合、それらはイェルプ検出器9、高−低検出器10及びウェイル 検出器11である。付加的なサイレンのタイプを検出するために、更に「他のサ イレン検出器」12が加えられたり、任意の又は全てのイェルプ、高−低、及び サイレン検出器と置き換えられてもよい。これらの検出器は時間を伴う信号周波 数の変動が、多数の範疇と合致しているかどうかを判断する。その範疇は、サイ レン検出器が検出するように配置された多くのサイレンのタイプのうちの1つと してそれを分類する。これらの検出器の出力は、先取り検出ロジック15への多 数の入力のうちの1つとして供給される。先取り検出ロジックは検出された音響 がサイレン検出範疇と合致しているかを判断するために、サイレン検出器9,1 0,11,12、雑音検出器13及び音響レベル検出器14を使用する。それら が選択範疇と合致する場合、信号ライト制御装置への先取り信号がイネーブルさ れる。 一般に、通過帯域が約300Hzから約1500Hzである図1のバンドパス フィルタ5の出力は、入力変換器1におけるサイレンの音の大きさ又はレベルの 関数である。サイレンはほぼ一定の出力レベルを維持し、1における音響レベル はサイレンと入力変換器との間の距離が縮まるに従って増大するため、5におけ る信号レベルは入力変換器とサイレンとの間の距離の関数である。5における信 号は信号の大きさを測定するとともに、その信号を現在のレベルしきい値と比較 する音響レベル検出器14への入力である。5における信号の大きさがレベルし きい値を越える場合、それは音響レベル検出器の出力をイネーブルする。5にお ける信号の大きさがレベルしきい値を越えない場合、それは音響レベル検出器の 出力をディセーブルする。青響レベル検出器の出力は、先取り検出ロジック15 への入力のうちの1つとして供給される。 いくらかの場合には、タイヤからの交通騒音、エンジン騒音、工業的な騒音、 飛行機のエンジン騒音等のようなサイレン以外の音源からの周囲の音響レベルが 高過ぎ、これらのレベルは音響レベル検出器14の検出レベルしきい値を超えて しまう。この状況では、音響レベル検出器14の出力は常時イネーブルされ、サ イレンは先取り検出ロジック15に所定よりも早く先取り信号を発生させる。従 来の雑音検出器を使用することにより、信号対雑音比の関数である付加的な信号 が使用可能となる。この検出範疇が合致したということを示すために雑音検出器 の出力がイネーブルされる前に、しきい値信号対雑音比が超えられるように雑音 検出器は形成される。 先取り検出ロジック15は、図9,10,11,12に示されるサイレン検出 器機能と図1の音響レベル検出器14とに加えて、雑音検出器13の出力の組み 合わせを用いる。通常の都市及び郊外の状況では、(a)音響が伝わり、入力変 換器1が図9,10,11,12に示されるサイレン検出器機能の妥当なサイレ ン選択範疇の1つと合致する時、及び(b)音響が伝わり、入力変換器1が音響 レベルしきい値検出器14の検出しきい値範疇を超える時のみ、検出ロジック1 5は信号制御装置への先取り出力をイネーブルする。非常に騒々しい環境では、 (a)音響が伝わり、入力変換器1が図9,10,11,12に示されるサイレ ン検出器機能の妥当なサイレン選択範疇の1つと合致する時、(b)音響が伝わ り、入力変換器1が音響レベルしきい値検出器14の検出しきい値範疇を超える 時、及び(c)雑音検出器13により計測される制限器−弁別器6の出力におい て測定される信号対雑音量が雑音検出しきい値を超える時のみ、検出ロジック1 5は信号制御装置への先取り出力をイネーブルする。 図2(a)は一般的な信号26と、4つの入力変換器21,22,23,24 との配置を示し、それらは信号26に近づく4つの通りのうちの1つからの音響 を検出するために最適化されるように配設されている。これらの変換器からの出 力信号は、入力変換器からの信号を処理する4チャンネルサイレン検出器20へ 向かう。緊急車輌25が入力変換器24の方向へ接近する場合、その信号を処理 するサイレン検出器内のチャンネルは、信号26のその方向に対する信号制御装 置30へ信号先取りライン31及び/又は歩行者制御先取りライン32を用いて 先取り信号を示す。そして、信号制御装置は、緊急車輌に交差点への優先的な進 入を与えるために配置される。図2(b)に示すように、サイレン検出器は1つ から多数にわたって複数のサイレン検出チャンネルからなってもよい。しかしな がら、4チャンネルが最も一般的である。消防署への私道、警察の敷地、歩行者 用信号等おける信号を制御するために、単一のチャンネル検出器が備えられても よい。 図3は、制限−分別器を実現するための1つの方法を示す。位相分離器40に より入力信号はその実部及び虚部に分離される。位相分離器の出力の複素共役及 び一階微分はそれぞれ41及び42により生成される。複素共役及び一階微分の 積が実行されるとともに、−j=−√−jで乗算される。この積の実部は44に より乗算される。入力信号の電力は46内の位相分離器の出力の大きさを乗算し 、47にてこの信号を2乗することにより決定される。そして、入力信号の周波 数はブロック45にて44の出力を47の出力で除算することにより演算される 。また、47の出力は図1の音響レベル検出器14への入力として供給される。 図4(a),(b),(c)は3つの最も一般的なサイレン、それぞれイェル プサイレン、高−低サイレン及びウェイルサイレンの理想的な周波数対時間の特 性を示す。実際には、サイレンの特性は若干異なる。図5は、イェルプサイレン の周波数対時間の特性を示す。図6は、高−低サイレンの周波数対時間の特性を 示す。図5は、ウェイルサイレンの周波数対時間の特性を示す。これら3つの例 において、周波数は図3に示す制限−分別器を用いることにより実際のサイレン にて計測される。 一般に、メディアンフィルタは画像処理において、インパルスノイズを除去す るために使用される。それは、連続データサンプルから奇数番目を集め、昇べき 又は降べきの順にソートし、平均値を取り出すという操作を行う。 それは本質的にかなり非線形であること以外、スラディングウインドウ有限イン パルス応答フィルタと非常に似た操作をする。クリックフィルタの使用は、信号 対雑音比が低い場所のサイレン音を検出するために必要である。図8は、低い信 号対雑音比を有する実際のウェイルサイレン信号に対するメディアンフィルタの 効果を示す。入力信号は図7に示される。図9に示されるメディアンフィルタの 例を使用することにより、メディアンフィルタの動作は容易に示される。入力サ ンプル50は連続的に入力シフトレジスタ51中へシフトされる。それらは、ソ ーター52により昇べき(又は降べき)の順にソートされ、出力レジスタ53中 へ昇べき(又は降べき)の順に集められる。出力レジスタ53から平均値が取り だされ、出力として使用される。示される例において、レジスタ51内のサンプ ルされた連続的なデータは1,4,6,2,9,8,5,7,3である。この連 続データからメディアンフィルタは平均値として5を選択する。値11を有する 新たな入力サンプルがシフトレジスタ51中に入力される場合、端の値3が捨て られ、入力レジスタ51の内容は11,1,4,6,2,9,8,5,7となる 。これらはがソートされた後、結果的に出力レジスタの内容は1,2,4,5, 6,7,8,9,11となる。フィルタ54による平均値の出力はこの場合6で ある。 3つの基本的なサイレン検出器のタイプは、ほとんどのサイレンを検出するた めに使用される。これらの手法の主な目的は、誤検出を確率を低くすることと、 最大約2〜3秒のかなり高速の検出及び分類時間と、種々のサイレンの特性に適 応するための充分な柔軟性とを提供することである。一般的なコアサイレン検出 器は図10に示され、イェルプ、ウェイル、高−低、及び他のサイレンタイプを 検出するための基本として提供される。 これらのうちの最初のものは、最も一般的であり、イェルプサイレンに適する が、他のサイレンのタイプも検出され得る。それは単に周波数しきい値比較器6 1を、イェルプサイレンに対して予期される最小周波数と最大周波数との中ほど の約900〜1000ヘルツである周波数しきい値fthreshに設定する。周波数 が増加して波形が2つの連続的なしきい値交差のためのしきい値と交わる時間の 間の周期が62により測定される。一般に、0.27秒〜0.40秒である妥当 なイェルプサイレンのためのユーザが選択した範囲内にこの周期が減少し、サイ レン信号の周波数は選択可能な最小周波数fminよりも大きく、選択可能な最大 周波数fmax'よりも小さい場合、カウンタが増分される。周波数比較器63,6 4は周波数を比較する目的のために使用される。次の周期がユーザの選択した領 域内に測定される場合、カウンタは再度増分される。次の周期がユーザの選択し た領域外に測定される場合、カウンタは減分される。カウンタの最小の値は0で ある。カウンタレベルが、一般に信頼性のある検出のための3又は4というユー ザの選択したしきい値を超える場合、イェルプ検出器の出力はイェルプの検出に 合致しているサイレンが検出されたことを示すためにイネーブルされる。周波数 しきい値の交差に関連して、時間的に周波数が増加から減少へ変化の認識も本発 明の文脈内で可能であることは明らかである。また、この手段は高−低サイレン のタイプにも使用される。なぜなら、このサイレンのタイプはその周期的な2つ の周波数特性により特徴付けられているためである。周期測定の技術は図12に 示される。 これらのうちの第2のものも高−低サイレンに適しているが、他のサイレンの タイプも検出され得る。それは単に、周波数相違しきい値を、高−低サイレンに 対して予期されろ最小周波数と最大周波数との違いの中ほどの約100〜150 ヘルツに設定する。そして、周波数比較器61は使用される、低の度合いと高の 度合いとの間の周波数におけるステップがいくらかのしきい値fthreshを超えた かを判断する。周波数が増加して波形が2つの連続的なしきい値交差のためのし きい値と交わる時間の間の周期が測定される。一般に、1.00秒〜1.3秒で ある妥当なイェルプサイレンのためのユーザが選択した範囲内にこの周期が減少 し、サイレン信号の周波数は選択可能な最小周波数fminよりも大きく、選択可 能な最大周波数fmax'よりも小さい場合、カウンタが増分される。周波数比較器 63,64は周波数を比較する目的のために使用される。次の周期がユーザの選 択した領域内に測定される場合、カウンタは再度増分される。次の周期がユーザ の選択した領域外に測定される場合、カウンタは減分される。一般に、カウンタ の最小の値は0であり、最大の値は20未満である。カウンタレベルが、一般に 信頼性のある検出のための3又は4というユーザの選択したしきい値を超える場 合、高−低検出器の出力は高−低の検出に合致しているサイレンが検出されたこ とを示すためにイネーブルされる。周波数しきい値の交差に関連して、時間的に 周波数が増加から減少へ変化の認識も本発明の文脈内で可能であることは明らか である。周期測定の技術は図13に示される。 第3のサイレン検出器のタイプはウェイルサイレンのためのものである。この サイレンタイプは4.8〜7.2秒の間の非常に長い周期により特徴付けられて いる。それは、ウェイル検出器の出力がイネーブルされる前に、ウェイルの波形 の3〜4サイクルが検出された場合、約15又は20秒〜22から29秒の検出 時間が要求されることは容易に明らかである。これは所望の2〜3秒の検出時間 を大幅に超えている。実際、サイレンを備えた車輌は、サイレンが検出される前 に容易に交差点を通過することがある。この非常に望ましくない状況は、周波数 の特性が曲線に対して非常に直線的な部分を有するおよそ三角波であるという事 実を観測することにより軽減される。 ウェイルサイレン検出器はこの事実を用い、サンプルされた周波数データに最 小二乗法を実行するために、期間が約1秒である短期間のスライディングウイン ドウを使用する。線形方程式の形式: f=mt+b は、前述したサイレン検出器には40個ある1.0秒の連続的なデータサンプル に適合する。この方程式において、fは周波数、tは時間、mは線の傾き、即ち 周波数の変化率、bはt=0.0における周波数の切片である。また、計算され るものは、直線の線分とデータのサンプルとの間の適合の線形相関係数である。 この場合にはNが40となるが、N個のサンプルデータに対する線形相関係数を 計算する1つの方法は以下の方程式を用いることであり、ここでfiは時間tiに おいて得られる周波数であり、Nは線形適合において使用されるサンプルの数で ある。 rの値は相関が全くない0から完全に相関がある±1までの範囲にある。この場 合、rの符号は傾きmのそれと同様であるが、符号ではなく大きさrのみが重要 である。 波形とその波形の任意の部分における周波数とに適合するこの最小二乗法は、 ウェイルサイレンに対する3つの分類範疇を提供する。これらの範疇は(1)比 較器63,64により決定されるような波形の周波数は、ユーザが特定した最小 及び最大周波数を備えなければならず、(2)傾き検出器65により決定される ような、時間を伴う周波数の変化率、即ち曲線の直線部分における傾きは2つの ユーザが定義した範囲内、一般に±300ヘルツ/秒〜±500ヘルツ/秒の間 に減少しなければならなず、(3)傾き検出器65により決定されるような適合 の良さ、即ち周波数の波形に対する区分的に線形な線分の相関係数であり、一般 に0.95と1.0との間にある良好な線形相関係数の大きさを備える。サイレ ンがこれらの範疇の全てに合致する場合、ウェイルサイレンのタイプとして確実 に分類される。この技術を用いる一般の検出時間は2〜3秒の桁であり、イェル プサイレンの検出技術と同様に確実である。傾き計測技術は図14に示される。 図8に示されるウェイルサイレン音の傾きmは図15に示され、線形相関係数r は図16に示される。この例において、サンプル率は40ヘルツであり、線形適 合のために40個のサンプル点が使用された。この適合は40ヘルツの割合にお いて実行された。 雑音検出器の一般的なタイプは、雑行作動の雑音検出器に基づく。この検出器 は制限器−分別器の出力のベースバンドの関数である信号を提供する。”通信受 信機:原理&設計”、マクグローヒルブック社、1988年、において、ロード (Rhode)及びウルリッヒ(Ulrich)により詳細に述べられている。これらの雑 音検出器の動作は、搬送波対雑音比が増加するに従って、ベースバンドの雑音エ ネルギ密度が増加するという事実に基づいている。この目的のために使用される この検出器は、図1に概略的に示されている。1.5キロヘルツ〜1.8キロヘ ルツであるバンドパスフィルタの出力は、絶対値ブロックにより”全波整流”さ れる。そして、出力はバンド幅が約10ヘルツである簡単なローパスフィルタに よりフィルタされる。それから、このフィルタの出力は後続の処理の割合を減少 して40ヘルツの割合に減らされる。その後、雑音入力信号の信号対雑音比の関 数である減少された出力は、ユーザが選択したしきい値と比較され、入力信号が しきい値以下である場合に、しきい値検出器の出力はイネーブルされる。 この技術の当業者は、この発明において述べられたサイレン検出器が、理想的 にはプログラム可能な演算装置又はデジタル信号処理装置中におけるインプリメ ンテーションに適していることを認識するであろう。これはアナログインプリメ ンテーションに対して多くの利点、たとえ温度が性能に及ぼす影響があるとして もほとんどないこと、ハードウエアに対する改良よりも再プログラムによりサイ レン検出器を新しいサイレン音への適応が容易、新しいサイレン音のためにサイ レン検出器を遠隔的にプログラムする能力、サイレン検出器を遠隔的に制御する 能力等を有する。この好ましいインプリメンテーションは図17に示されている 。入力変換器からの入力信号は、電気的過渡防止及び信号の調整を行うためのア ナログ入力信号、増幅、及びフィルタリング部80への入力である。信号処理装 置81はアナログからデジタルへの変換を実行するとともに、この発明において 述べられた処理機能の全てを行う。状態表示装置は、サイレン検出器の性能、妥 当なサイレン音の検出、活性化されるチャンネル番号等について、ユーザへのフ ィードバックを提供する。パラメータ入力選択器84は局部的にサイレン検出パ ラメータの調整を許容するために備えられる。外部プログラミング及び制御入力 ポート85は、ソフトウエアの制御プログラムを更新するために、その場で、又 は遠隔的にサイレン検出器を再プログラミングすること、即ちその場所で、又は 遠隔的にサイレン検出パラメータを変更することを許容するために備えられる。 前述した開示の見地において、この発明実践において発明の趣旨を逸脱しない 範囲で、多数の改変及び改良が可能であることは当業者にとって明らかであろう 。従って、発明の範囲は以下の請求の範囲により定義される内容に基づいて解釈 されるべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年2月15日 【補正内容】 しかしながら、交通信号制御装置と接続する検出回路を作動させるために特殊な ライトが使用されなければならないとすれば、コスト的な利点は減少する。さら に、本発明者はこのようなシステムではアラームが誤作動する恐れもあると考え る。なぜなら、本発明者の知りうるかぎりでは、非緊急車輌上のフラッシュライ トの使用に関する規制はないためである。それゆえ、自家用車輌が緊急時に交通 信号制御装置と接続される検出器を作動させる目的でフラッシュライトを装着す ることにより、このシステムを混乱させうる。より深刻な問題は、広告用のサイ ン、商業用のウィンドウディスプレイ、及び装飾用ライトが検出器を誤作動させ うることかもしれない。この問題は、密集した市街地でもっとも顕著であるが、 このような区域でこそ、この先取り交通信号機切り替えシステム(Proemptive Tr affic LIght Signalling System)は、高い信頼性をもって作動し、緊急車輌を 可能な限りの最短時間で目的地へ到達させることに意味がある。 本発明者の観点から、最良の解決策は、緊急車輌のサイレンから発生する音を 検出できる回路を作製することである。このアプローチは、経費の面で明らかに 優位である。というのは、緊急車輌は、慣習的にサイレンを備えているの(新た に特別な装置を装備する必要がない)。また、実用面における優位性として、こ のようなサイレンは、緊急事態において作動されることがあげられる(付加的な 特別な目的の装置を手動で別途操作する必要がない)。さらなる利点は、非緊急 車輌のサイレンの使用を禁止する規則が存在することである。 従来技術は、サイレン音を検出するための多数の回路含む(例えば、欧州特許 出願公開第318,668号及び米国特許第4,956,866号を参照された い)。しかしながら、本発明者はこれらが緊急車輌サイレン以外の音源から発生 する音により誤作動する恐れがあるという問題を考慮した。また、従来技術では 、比較的長い周期をもつサイレン信号に対して検出の信頼性が低く、また検出に 非常に長い時間を要する。本発明は、選択された周波数バンドの領域内でサイレ ン音を高い信頼性をもって検出し、緊急車輌以外の音源から発生する音に対する 誤作動に、優れた防御性をもつ改良されたサイレン検出装置を提供する。また、 高い周囲騒音レベルのなかでサイレン音を検出するのに優れた性能をもち、比較 的長周期のサイレン信号を短時間で検出するサイレン検出装置を提供する。 本発明は、以下の観察事実に基づく。すなわち、大多数のサイレン音は、非常 に特徴的かつ周期的な波形を伴って周波数が変調される周波数変調(即ち、FM) された波形からなる特徴を有する。ラジオ受信機工学の一般的な技術を用いるこ とにより、周波数変調波形を非常に正確に見積もるために伝統的なFM検出法を使 うことが可能であろ。これにより、簡単なパターン認識をこの変調波形に適用し 、発生した様々の波形パターンを正確に認識可能となる。加えて、このFM検出法 の能力は、非常に高いノイズレベル中においてサイレンを検出するための本発明 の性能を大幅に高める。低コスト、機能集積度の高さ、異なるアルゴリズム及び パラメータに対する再プログラムの容易さ、デジタル・シグナル・プロセッシン グ(DSP)技術は、このようなサイレン検出システムに役立つ。発明の概略 本発明は、緊急車輌を優先的に交差点を通過できるようにすべく交通信号機の 先取り制御信号を容易にイネーブルするために、選択された周波数バンドと既知 の周期内において既知の割合で前進するサイレン音を検出するためのサイレン検 出器を提供する。変換器はサイレン音を検出するとともに、電気的なサウンド信 号を生成し、出力する。そして、サウンド信号は後続のアナログがらデジタルへ の変換処理における偽信号を防ぐ反偽出力信号を生成するためにフィルタされる 。その後、反偽出力信号は選択された周波数帯域の外側の信号を拒絶するために 帯域通過フィルタ処理される。制限器−分別器は、周波数及び増幅スケールされ た成分を有する出力信号を生成するために、フィルタ処理された反偽信号出力の 増幅成分を一定の増幅スケールで増幅し、後に所望の周波数成分のみを残して増 幅スケールされた成分を取り除く。 クリックフィルタは、フィルタ処理された分別器の出力信号を生成するために 、制限器−分別器により周波数成分出力からインパルス雑音成分を取り除く。帯 域通過フィルタ処理された信号に反応する音響レベル検出器は、入力変換器にお いて選択された周波数帯域内の音響レベルが選択された音響強度レベルを超えた ことを示す音響レベル信号を生成する。雑音検出器は、入力変換器において選択 された周波数帯域内の信号対雑音レベルが選択された信号対雑音レベルを超えた かどうかを示すために備えられる。 制限器−分別器による周波数成分出力に反応する検出器は、サイレン音の周期 を測定するとともに、その周期が選択可能な範囲内であるかどうかを示す。別の 検出器は、サイレン音の周波数を測定するとともに、その測定された周波数が選 択可能な範囲内にあるかどうかを示すことにより、制限−分別器による周波数成 分出力に反応する。また、サイレン音の周波数の変化率を測定するためであり、 かつ測定された周波数の変化率が選択可能な範囲内にあるかどうかを示すための 手段が備えられてもよい。 また、サイレン音の前進割合と直線との間の相関の測定を提供する相関係数を 決定するとともに、相関係数が選択可能な値を超えたかどうかを示すための手段 が備えられてもよい。 先取り制御手段は、サイレン音が選択可能なしきい値よりも高いレベルに上が った時に交通信号機を先取り制御し、選択可能なしきい値未満に下がった時に先 取り出力信号を停止するように先取り出力信号を生成する。先取り出力信号は、 選択された時間の範囲内で作動可能な状態に保持される。 本発明は、コンピュータプログラムに基づいて動作するプログラム可能な信号 処理装置として具体化されてもよい。プログラム可能な信号処理装置は、遠隔に 設置され得る外部のソースからロードされるようなコンピュータプログラム、又 はユーザが選択可能なオペレーティングパラメータを備える通信ポートを有して もよい。図面の簡単な説明 図1は、本発明に基づくサイレン検出器の基本動作を示すブロック図である。 図2a,2bは、それぞれ交差点における4チャンネルサイレン検出器の基本 的な配置と複数のサイレン検出器の配置を示す図である。 図3は、本発明のサイレン検出器の制限器−弁別器をブロック図である。 図4a,4b,4cは、本発明の好ましい実施形態に基づき処理した際に検出 される多数の一般的なサイレン音のタイプのうち、三つの理想的な特性信号を図 示したものである。 図5,6,7は、本発明の好ましい実施形態に基づき処理した際に検出される 多数の一般的なサイレン音のタイプのうち3つの典型的な実際の特性を図示した ものである。 この技術の当業者は、この発明において述べられたサイレン検出器が、理想的 にはプログラム可能な演算装置又はデジタル信号処理装置中におけるインプリメ ンテーションに適していることを認識するであろう。これはアナログインプリメ ンテーションに対して多くの利点、たとえ温度が性能に及ぼす影響があるとして もほとんどないこと、ハードウエアに対する改良よりも再プログラムによりサイ レン検出器を新しいサイレン音への適応が容易、新しいサイレン音のためにサイ レン検出器を遠隔的にプログラムする能力、サイレン検出器を遠隔的に制御する 能力等を有する。この好ましいインプリメンテーションは図17に示されている 。入力変換器からの入力信号は、電気的過渡防止及び信号の調整を行うためのア ナログ入力信号、増幅、及びフィルタリング部80への入力である。信号処理装 置81はアナログからデジタルへの変換を実行するとともに、この発明において 述べられた処理機能の全てを行う。状態表示装置は、サイレン検出器の性能、妥 当なサイレン音の検出、活性化されるチャンネル番号等について、ユーザへのフ ィードバックを提供する。パラメータ入力選択器84は局部的にサイレン検出パ ラメータの調整を許容するために備えられる。外部プログラミング及び制御入力 ポート85は、ソフトウエアの制御プログラムを更新するために、その場で、又 は遠隔的にサイレン検出器を再プログラミングすること、即ちその場所で、又は 遠隔的にサイレン検出パラメータを変更することを許容するために備えられる。 前述した開示の見地において、この発明実践において発明の趣旨を逸脱しない 範囲で、多数の改変及び改良が可能であることは当業者にとって明らかであろう 。従って、発明の範囲は以下の請求の範囲により定義される内容に基づいて解釈 されるべきである。 請求の範囲 1.信号の先取り制御を容易にするとともに、優先的に緊急車輌が交差点を通過 可能とするために、選択された周波数帯域内において既知の割合で前進するサイ レン音を検出するためのサイレン検出器であって、前記音を検出するためであり 、かつそれら表す電気的出力信号を生成するための変換器手段(1)と、後続の アナログからデジタルへの変換処理において、偽信号を防ぐべく、反偽出力信号 を生成するための前記音声をフィルタリングするための第1のフィルタ手段(3 )と、前記選択された周波数帯域の外側にある信号を拒絶すべく前記反偽出力信 号をフィルタリングすることにより帯域制限された信号を生成するための第2の フィルタ手段(5)と、前記帯域制限された信号を複素平面上に写像するためで あり、かつ前記帯域制限された信号の位相部の微分に比例する数量を演算するた めであり、かつ前記帯域制限された信号の周波数の表示を生成するために演算さ れた数量を正規化するための制限器−分別器により特徴付けられる前記検出器と を備えたサイレン検出器。 2.請求項1に記載のサイレン検出器において、フィルタリングされた制限器− 分別器の出力信号を生成するために、周波数成分からインパルス雑音成分を取り 除くために前記周波数成分に応答するクリックフィルタ(8)を更に備えたサイ レン検出器。 3.請求項1に記載のサイレン検出器において、前記変換器手段において前記選 択された周波数帯域内の音響レベルが選択された音響強度レベルを超えたことを 示す音響レベル信号を生成するために、前記帯域制限された信号に応答する音響 レベル検出手段を更に備えたサイレン検出器。 4.請求項1に記載のサイレン検出器において、前記変換器手段において前記選 択された周波数内の信号対雑音レベルが選択された信号対雑音レベルを超えたこ とを示すために、前記周波数成分に応答する雑音検出手段(13)を更に備えた サイレン検出器。 5.請求項1に記載のサイレン検出器において、前記サイレン音の周期を測定す るためであり、かつ前記周期が選択可能な範囲内にあることの表示を提供するた めに、記周波数成分に応答する手段(62)を更に備えたサイレン検出器。 6.請求項2に記載のサイレン検出器において、前記サイレン音の周期を測定す るためであり、かつ前記測定された周期が選択可能な範囲内にあることの表示を 提供するために、記周波数成分に応答する手段(62)を更に備えたサイレン検 出器。 7.請求項5に記載のサイレン検出器において、前記サイレン音の周波数を測定 するためであり、かつ前記測定された周波数が選択可能な範囲内にあることの表 示を提供するために、記周波数成分に応答する手段(63,64)を更に備えた サイレン検出器。 8.請求項6に記載のサイレン検出器において、前記サイレン音の周波数を測定 するためであり、かつ前記測定された周波数が選択可能な範囲内にあることの表 示を提供するために、記周波数成分に応答する手段(63,64)を更に備えた サイレン検出器。 9.請求項1に記載のサイレン検出器において、前記サイレン音の周波数の変化 率を測定するためであり、かつ前記測定された周波数の変化率が選択可能な範囲 内にあることの表示を提供するために、記周波数成分に応答する手段(65)を 更に備えたサイレン検出器。 10.請求項2に記載のサイレン検出器において、前記サイレン音の周波数の変 化率を測定するためであり、かつ前記測定された周波数の変化率が選択可能な範 囲内にあることの表示を提供するために、記周波数成分に応答する手段(65) を更に備えたサイレン検出器。 11.請求項1に記載のサイレン検出器において、前記サイレン音の前進割合と 直線との間の相関の測定を提供する相関係数を決定するためであり、かつ前記相 関係数が選択可能な値を超えたことの表示を提供するための手段(65)を更に 備えたサイレン検出器。 12.請求項2に記載のサイレン検出器において、前記サイレン音の前進割合と 直線との間の相関の測定を提供する相関係数を決定するためであり、かつ前記相 関係数が選択可能な値を超えたことの表示を提供するための手段(65)を更に 備えたサイレン検出器。 13.請求項23に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器は先取 り制御手段(15)を更に備え、前記先取り制御手段は、前記先取り制御手段は 信号制御システムを活性化する間に、前記雑音検出器、音響レベル検出器、及び サイレン検出器の信号に対応して、前記交通信号機を先取り制御するための先取 り出力信号を生成するサイレン検出器。 14.請求項7に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器は、サイ レン音が選択されたしきい値以上にレベルが増加する時に入力として先取り出力 信号を信号制御装置へ生成するとともに、サイレン音が選択されたしきい値以下 にレベルが減少する時に先取り出力信号を不活性化するための手段(15)を更 に備えるサイレン検出器。 15.請求項8に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器は、サイ レン音が選択可能なしきい値以上にレベルが増加する時に先取り出力信号を入力 として信号制御装置へ生成するとともに、サイレン音が選択されたしきい値以下 にレベルが減少する時に先取り出力信号を不活性化し、選択可能な時間の周期の 間、イネーブルされた状態において先取り出力信号を保持するための手段(15 )を更に備えるサイレン検出器。 16.請求項1に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器はコンピ ュータプログラムに基づき動作するプログラム可能な信号処理装置(81)内に インプリメントされ、通信ポート(85)を有するプログラム可能な信号処理装 置は、前記コンピュータプログラムを外部のプログラミングソースから外部的に ロード可能とするサイレン検出装置。 17.請求項16に記載のサイレン検出器において、前記外部のプログラミング ソースは遠隔的に配置されるサイレン検出器。 18.信号の先取り制御を容易にするとともに、優先的に緊急車輌が交差点を通 過可能とするために、使用者が選択可能なパラメータに従って、選択された周波 数帯域内において既知の割合で前進するサイレン音を検出するためのサイレン検 出器であって、 (a)前記音を検出し、かつこの音を表す電気的サウンド信号を生成して出力す るための変換器手段(1)と、 (b)後続のアナログからデジタルへの変換処理において、偽信号を防ぐべく前 記サウンド信号をフィルタリングすることにより、反偽信号を生成するための第 1のフィルタ手段(3)と、 (c)選択された周波数帯域の外側にある信号を拒絶すべく前記信号をフィルタ リングすることにより、帯域制限された信号を生成するための第2のフィルタ手 段(5)と、 (d)前記信号を処理するとともに、前記サウンド信号の異なる周波数を示す多 数の信号レベルを有する信号を提供すべく前記帯域制限された信号を処理するた めの制限器−分別器(6)とを備えたサイレン検出器。 19.請求項18に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器はコン ピュータプログラムに基づき動作するプログラム可能な信号処理装置(81)内 にインプリメントされ、通信ポート(85)を有するプログラム可能な信号処理 装置は、ユーザが選択可能なパラメータを外部のプログラミングソースから外部 的にロード可能とするサイレン検出装置。 20.請求項19に記載のサイレン検出器において、前記外部のプログラムソー スは遠隔的に配置されているサイレン検出器。 21.請求項2に記載のサイレン検出器において、前記クリックフィルタ(8) はメディアンフィルタであるサイレン検出器。 22.請求項3に記載のサイレン検出器において、前記入力変換器において選択 された周波数帯域内での信号対雑音比が選択された信号対雑音比を越えたことを 示す雑音検出信号を生成すべく周波数成分に応答する雑音検出手段(13)を有 するサイレン検出器。 23.請求項22に記載のサイレン検出器において、前記周波数成分に応答して 、サイレン音の継続時間を計測し、その計測された時間が選択可能な範囲内にあ ることを表示する手段(62)を有するサイレン検出器。 24.請求項23に記載のサイレン検出器において、雑音検出信号、音量検出信 号及びサイレン検出信号に応答して交通信号を示す電気信号の先取り制御を行う べく、先取り信号を生成して出力する先取り制御手段(15)を有するサイレン 検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV ,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SI,SK,UA,UZ,V N (72)発明者 カベナウ、パトリシア カナダ国 V5J 2P9 ブリティッシ ュコロンビア州 バーナビィー ポートラ ンド ストリート 5166 【要約の続き】 通行/停止を制御させるとともに、適切なサイレンを備 えた車輌へ先取り交通制御信号を提供する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.信号の先取り制御を容易にするとともに、優先的に緊急車輌が交差点を通過 可能とするために、選択された周波数帯域内において既知の割合で前進するサイ レン音を検出するためのサイレン検出器であって、 (a)前記音を検出するためであり、かつそれら表す電気的出力信号を生成する ための変換器手段と、 (b)後続のアナログからデジタルへの変換処理において、偽信号を防ぐべく前 記信号をフィルタリングするための第1のフィルタ手段と、 (c)選択された周波数帯域の外側にある信号を拒絶すべく前記信号をフィルタ リングするための第2のフィルタ手段と、 (d)前記信号を処理するとともに、前記信号の周波数の関数である出力信号を 提供するための制限器−分別器とを備えたサイレン検出器。 2.請求項1に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器は、雑音に 対して低い信号状態が生じる制限器−分別器の出力において発生するインパルス 雑音を取り除くためのクリックフィルタを更に備えたサイレン検出器。 3.請求項1に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器は、入力変 換器手段における音響レベルが選択された音響強度レベルを超えたことを示すた めの音響レベル検出手段を更に備えたサイレン検出器。 4.請求項1に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器は、入力変 換器手段における音響の信号対雑音比レベルが選択された信号対雑音比レベルを 超えたことを示す雑音検出手段を更に備えたサイレン検出器。 5.請求項1に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器は、サイレ ン信号の周期を測定するために、かつ前記周期が選択可能な範囲内にあるという 表示を提供するためにサイレン検出手段を更に備えたサイレン検出器。 6.請求項2に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器は、サイレ ン信号の周期を測定するために、かつ前記周期が選択可能な範囲内にあるという 表示を提供するためにサイレン検出手段を更に備えたサイレン検出器。 7.請求項5に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器は、サイレ ン信号の周波数を測定するために、かつ前記サイレン音の周波数が選択可能な範 囲内にあるという表示を提供するためにサイレン検出手段を更に備えたサイレン 検出器。 8.請求項6に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器は、サイレ ン音の周波数を測定するために、かつ前記サイレン音の周波数が選択可能な範囲 内にあるという表示を提供するためにサイレン検出手段を更に備えたサイレン検 出器。 9.請求項1に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器は、サイレ ン音の周波数の変化率を測定するために、かつ前記サイレン音の周波数変化率が 選択可能な範囲内にあるという表示を提供するためにサイレン検出手段を更に備 えたサイレン検出器。 10.請求項2に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器は、サイ レン音の周波数の変化率を測定するために、かつ前記サイレン音の周波数変化率 が選択可能な範囲内にあるという表示を提供するためにサイレン検出手段を更に 備えたサイレン検出器。 11.請求項1に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器は、サイ レン音の前進率と直線との間の相関を測定するとともに、相関係数が選択可能な 値を超えたことの表示を提供するための手段を更に備えたサイレン検出器。 12.請求項2に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器は、サイ レン音の前進率と直線との間の相関を測定するとともに、相関係数が選択可能な 値を超えたことの表示を提供するための手段を更に備えたサイレン検出器。 13.請求項1に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器は先取り 検出手段を更に備え、先取り検出手段は前記先取り制御手段は信号制御システム を活性化する間に、前記雑音検出器、音響レベル検出器、及びサイレン検出器の 信号に対応して先取り出力信号を生成するサイレン検出器。 14.請求項7に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器は、サイ レン音が選択されたしきい値以上にレベルが増加する時に先取り出力信号を信号 制御装置へ生成するとともに、サイレン音が選択されたしきい値以下にレベルが 減少する時に先取り出力信号を不活性化するための手段を更に備えるサイレン検 出器。 15.請求項8に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器は、サイ レン音が選択可能なしきい値以上にレベルが増加する時に先取り出力信号を信号 制御装置へ生成するとともに、サイレン音が選択されたしきい値以下にレベルが 減少する時に先取り出力信号を不活性化し、選択可能な時間の周期の間、イネー ブルされた状態において先取り出力信号を保持するための手段を更に備えるサイ レン検出器。 16.請求項1に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器はプログ ラム可能な信号処理装置内にインプリメントされ、コンピュータプログラムが通 信ポートを介して外部又は遠隔プログラミングソースへ外部に遠隔的にロードさ れるサイレン検出器。 17.請求項1に記載のサイレン検出器において、前記サイレン検出器はプログ ラム可能な信号処理装置内にインプリメントされ、ユーザが選択可能なパラメー タが通信ポートを介して外部の又は遠隔のプログラミングソースへ外部に遠隔的 にロードされるサイレン検出器。
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