JPH09512593A - ブラジャーブランク、ブラジャー及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ブラジャーブランク及びブラジャーの製造方法、及び該ブランクから製造されたブラジャーを開示する。特に、これらの方法及びブラジャーは、ブラジャーブランクが丸編機にて円筒管として製造され、その後に、肩部部分のみにて縫い合わせて、一対の胸カップを有する前面胸部分と、胸部取り囲み部分を形成するとき、前面胸部分と協働する後部胸部分と一体に編まれた肩ストラップを有するブラジャーを製造する、丸編み工程で製造される。

Description

【発明の詳細な説明】 ブラジャーブランク、ブラジャー及びその製造方法 発明の背景 （１）発明の分野 本発明は、ブラジャー、該ブラジャーを製造するブランク(blank)、及び該ブ ラジャー及び該ブランクの製造方法に関する。より具体的には、本発明は、丸編 機にてブラジャーブランクを製造し、肩ストラップにしか縫目のないブランクか らブラジャーを製造することに関する。 （２）従来技術の説明 胸カップを画成する織地領域を有するブラジャーは、完全に適合し且つ往復運 動する編機で製造されているが、丸編みにしない限り、ブランク及びブラジャー の製造速度は遅く、また効率が悪い。その改良に係る丸編み方法の一つが、リチ ャーズ(Richards)の米国特許第4,531,525 号に開示されており、ここでは、ブラ ジャーブランクは、丸編機(circular knitting machine)にて製造され、その製 造方法は、一対の胸カップ及びストラップを有する胸部分を備える円筒状のブラ ンクを製造することを含み、該カップ及びストラップは、胸部と一体に編まれ、 円筒状ブランクの各端部にて曲げたウエルトを有している。この管状ブランクは 、その片側に切込み線を有し、首及び腕の開口部を形成するため平らに置き、ま た、各側部にて縫合してブラジャーを形成する。 発明の概要 本発明の一つの目的は、ブラジャーを製造するときの基本となる、丸編み円筒 状ブランクを提供することである。 本発明のもう一つの目的は、ブラジャーの製造に必要とされる製造ステップを 最小にすべく、仕上がったブラジャーに望まれる外形となるような形状に設定さ れた織地構造のブラジャーブランクの製造方法を提供することである。 本発明の更に別の目的は、胸部係合部分と、胸部分と一体に編んだストラップ とを有するブラジャーを製造するために、単一の丸編み円筒状ブランクからブラ ジャーを製造する方法を提供することである。 本発明のもう一つの目的は、丸編み織地から製造されたブラジャーであって、 コース方向に異なる縫い構造体が仕上がったブラジャーの主たる形状を設定する ブラジャーを提供することである。 本発明の更に別の目的は、肩ストラップの縫目及びバンド部分でのみ縫合され た単一の丸編み織地片からブラジャーを提供することである。 本発明によれば、曲げたウエルト(welt)の形態をした、第一の胸部分、または 下方胸部分を有する円筒状の織地胸部の取り囲み部分を画成する、一連のコース (course)を編むことを含む、丸編みブランクを製造する方法が記述される。また 、この胸部取り囲み部分は、円筒状の織地部分を画成する一連のコースを備える 第二の胸部分、または上方胸部分を備え、該織地部分は、二つの領域により画成 された上方胸部分の正面に一対の胸カップを有し、この領域にて、織地は平編み コースであり、その領域は互いに分離されており、これらのコースは、胸カップ の異なる形状を設定する前面胸部分を画成する。後部胸部分は、曲げたウエルト の後部分に編まれ、この場合、織地は平編みコースに形成される。上方胸部分の 最初の数本のコースは、曲げたウエルト部分の真上にて、胸部分の周りに一連の タックを提供する。円筒状の正面及び後部織地ストラップを有する肩部分が上方 胸部分に編まれている。ストラップの各々は、細長の領域を形成し、この領域内 において、コースは平編み部分であり、その領域は、細長のパネル領域により分 離され、この領域において、後続のコースも平編みである。最後に、丸編みの管 状のブランクは、ほつれ無い(non-raveling)縁部を形成する数本のコース を編むことにより完成される。 本発明の丸編みのブランクの好適な実施の形態において、胸カップは、ギャザ 状パネルの中央領域により互いに分離され、そのパネルにおいて、後続のコース は、平編みコースとウエルト編みコースとの間で変化する。 本発明のブラジャーは、首の線、腕の穴の線に沿ってブランクの織地を切断す ることにより、丸編みの管状ブランクから製造される。対の前面及び後部の肩ス トラップを画成し得るように、不要な織地を除去する。ブラジャーを仕上げるた めに、バンド等を加える。最後に、肩ストラップを共に縫い合わせる。このよう に、仕上がったブラジャーの輪郭に合った形状を有する、編み構造のブランクで 製造されたブラジャーが提供され、これにより、仕上がったブラジャーを完成さ せるステップが最小で済む。 本発明のその他の目的、特徴、及び有利な点は、添付図面と共に、以下の詳細 な説明を読むことにより明らかになるであろう。 発明の詳細な説明 図１は、図２に示したブランクから製造した、本発明によるブラジャーの一つ の実施の形態を着用した状態を示す斜視図、 図２は、図１のブラジャーを製造するときの基本となる、本発明による丸編み 円筒状ブランクの一つの実施の形態を示す正面図、 図３は、図４のブラジャーを製造するときの基本となる、本発明による丸編み 円筒状ブランクの別の形態を示す正面図、 図４は、図３の丸編みブランクで製造したブラジャーの斜視図であり、本発明 のもう一つの実施の形態を示す図である。 好適な実施例の説明 図面を参照すると、図１には、本発明の仕上がったブラジャーの好適な実施の 形態が全体として参照符号１０で示してある。該ブラジャー１０は、曲げたウエ ルト部分２２の形態をした第一の部分、または下方部分を有する円筒状の胸部取 り囲み部分２０を備え、また、上方胸部分を備えている。該上方胸部分は、円筒 状の織地部分を画成する一連のコースを有している。該円筒状の織地部分は、曲 げたウエルト部分２２に編まれる前面胸部分２７と、後部胸部分２８とを画成す る。該前面胸部分２７は、一対の胸カップ２６を有している。該カップは、コー スが平編みで、かつその後続のコースが平編みコース及びウエルト編みコースの 間で変化する領域により画成される。曲げたウエルト部分２２に続いて、正面胸 部分２７及び後部胸部分２８の数本の第一のコースは、図２に示すように、曲げ たウエルトに対して上方胸部分をギャザ状に形成する一連のタックを有している 。前面胸部分２７を画成するコースは、胸カップ２６を示差的な形状にする。胸 部分は、曲げたウエルトの上方に後方部分を有し、この後方部分における織地は 、平編みコースとなっている。一対の正面肩ストラップ２９の各々は、前面胸部 分に編まれ、一対の後部肩ストラップの各々は、後部胸部分に編まれて、これら の部分における織地は、パターンを有する平編みコースとなっている。後部肩ス トラップは、図４の実施の形態に示した後部ストラップ１３１と同様である。 本発明の好適な実施の形態において、胸カップ２６は、コースが図１及び図２ に示した中央のギャザ状パネル領域２５により分離された胸カップ領域２６との 平編みである領域によって画成される。この場合、コースは、平編みコースとウ エルト編みコースとの間で変化する。ギャザ状部分２５は、カムをバット部分か ら引き出し、より短い釦針がカムの下方を貫通して、例えば、３乃至20、好まし くは、10乃至12という所定のコース数に対して、縫い付け部を保持することを可 能にする。次に、針を持ち上げて、縫い付け部分から分離させてひだ部分を形成 し、次に、ギャザ部分が形成される迄、その工程を繰り返す。次に、カムは、シ リンダに戻し、釦針が上昇するようにする。 次に、図２を参照すると、ブラジャー１０を製造するときの基本となる、高速 度の丸編機で製造されたブラジャーブランク３０が図示されている。該ブランク ３０は、図１に図示したブラジャーの部分に対応する部分を有する円筒状管であ る。図１に関して使用した参照符号に対応する参照符号は、図２の場合にも当て 嵌まり、ダッシュを付して示してある。このように、ブランク３０における胸部 分２０′は、周知の方法にて丸編機で製造された曲げたウエルト部分２２′を有 し、また、正面部分２７′と、後方部分２８′とを有する。形状の異なる胸カッ プ２６′が胸部分２０′の正面パネルに形成されている。ストラップ２９′、３ １′が胸部分の上方にて織り部分上に示してある。数本のコースで出来た非ほつ れ縁部２１′が、ブラジャーブランク３０の頂部を形成している。編み技術の当 業者に公知の方法にて、曲げたウエルト部分２２′の真上にて、上部胸部分にタ ック２３′が形成されている。 丸編みの管状ブラジャーブランク３０の各種の部分は、共に一体に編まれてお り、その部分は上述した縫い付け構造体を有している。このように、ブランクの 製造方法は、より明確に理解可能であり、次のことを特徴としている。即ち、曲 げたウエルト部分２２′の形態にて、第一の円筒状部分を画成する一連のコース を編むことと、次に、その第一の曲げたウエルト部分に対して円筒状の上方胸部 分２０′を画成する一連のコースを編むこととを含み、該胸部分２０′が、一連 のタック２３′を有し、該タック部分にて、コースが曲げたウエルト部分２２′ の真上から開始するようにしたことを特徴とする。正面脚部分２７′は、二つの 領域により画成された一対の胸カップ２６′を有し、この領域内にて、コースは 平編みであり、該領域は、ギャザ状パネル２５′の領域により互いに分離され、 該領域内において、後続のコースが平編み部分とウエルト編みコースとの間で異 なり、コースを編むことにより、前面胸部分が画成され、ギャザ状パネルに関す る胸カップの形状を異なるものにする。理解されるように、形状の設定程度が異 なり、この形状の相違をブラジャーの寸法を設定するときに考慮に入れることが できる。次に、円筒状の織地肩ストラップ２９′を画成する一連のコースを前面 胸部分に編み、コースが平編みである細長の肩ストラップ領域３１′を有する後 部胸部分を編み、及び上方部分に非ほつれ縁部２１′を形成する数本のコースを 編む。 ブランク３０からブラジャー１０を製造するとき、図２に図示するようなブラ ンク３０の織地を一対の首の線３３に沿って切断し、一対の腕の穴の線３５及び 不要な織地を除去して、前面肩ストラップ２９′及び後部肩ストラップ３１′を 画成し、これらのストラップは、縫目（図示せず）に沿って共に縫い付ける。ブ ラジャーを仕上げるため、バンド等を加えることができる。ブラジャーは、丸編 み構造であり、曲げたウエルト部分２２が、コース方向に伸長している。上方胸 部分に第一の何本かの線を編んで、曲げたウエルト部分２２′の真上にて、上方 胸部分２０の周りに図２に符号２３′で示した一連のタックが提供され得るよう にする。図１に図示するように、ブラジャーを着用したとき、編み織地は、体に きちっと嵌まり、外からタックが見えない。このため、編み織地のコース方向が ブラジャー１０を着用する人の体の略周方向に向くような上方胸部分における織 地構造となる。胸カップ２６の形状を設定し得るような方法にてコースを編む。 特に、胸カップにおける織地は平織りである一方、図１の実施例におけるカップ ２６の間の領域は、平織りとウエルト縫い付け部分との間で変化する連続的なコ ースを有するギャザ状織地により形成される。 丸編機にて可能である縫い付け構造体であって、シリンダが回転する毎に針に 糸が取り込まれるものを区別するために平編み縫い付けが使用される。こうした 構造には、無地編み、裏編み、タック及びその組み合わせがある。ウエルト編み への言及は、縫い付けミス、または浮き編み構造をも包含し、この場合、特定の コースにおけるループは、追加の糸を使用せずに保持され、その後に、後続のコ ース内に編み込まれ、これにより、コースを共にまとめて、上述の特徴的な曲げ たウエルト、またはパネル効果を生じさせる。 図３に示した別の実施の形態において、ブランク１３０は、図２のブランク３ ０と同様に製造されるが、中央のギャザ状部分２５′は存在しない。円筒状の織 地胸部の取り囲み部分１２０′は、曲げたウエルト部分１２２′の形態にて編ま れ、また、上方胸部分は、前面胸部分１２７′と、後部胸部分１２８′とを備え ている。前面部分１２７′は、ある領域により画成された前面部分に一対の胸カ ップ１２６′を有する円筒状の織地部分を画成する一連のコースを備えており、 この領域内にて、コースは平編みであり、その後続のコースは、その平編みとウ エルトコースとの間にて変化する。上方胸部分の第一の何本かのコースは、曲げ たウエルト部分１２２′の真上にて上方胸部分の周りで一連のタック１２３′を 提供し得るように編まれている。次に、円筒状の前面織地ストラップ１２９′及 び後部織地ストラップ１３１′を有する肩部分を胸部分に編み、そのストラップ の各々は、細長のパターン状領域を有し、この領域内にて、コースは平編みであ り、その領域は、後続のコースが平編みとウエルト編みコースとの間にて変化す る、細長のパネル領域により仕切られている。ブランク１３０は、非ほつれ縁部 を形成する数本のコース１２１′を編むことにより完成される。 図４に示したブラジャー１１０は、一対の首の線１３３と、一対の腕の穴の線 １３５とを切ることにより、図３に示したブランク１３０から製造される。前面 肩ストラップ１２９′及び後部肩ストラップ１３１′を画成し得るように不要な 織地は除去する。これらのストラップは、縫目１３２に沿って共に縫い合わせる 。ブラジャーを仕上げるために、バンド部分等を加えることができる。 図面及び明細書において、本発明の好適な実施の形態を記載し、また、特別な 語を使用したが、これらは、一般的な意味で且つ説明の目的にのみ使用したもの であり、限定することを意図するものではなく、本発明の範囲は請求の範囲にお いて限定されるべきものである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９６年７月９日 【補正内容】 請求の範囲（補正） １． 曲がったウエルトの形態にて、円筒状の織地の胸部取り囲み部分の下 方部分を画成する一連のコースを編むステップと、 前記曲がったウエルト部分に対して、前面胸部分及び後部胸部分を有する円 筒状の織地上方部分を画成する一連のコースを編むステップとを含み、該前面胸 部分が、前記コースが平編みコースである領域により画成された前記上方胸部分 の他の部分に関して形状の異なる一対の胸カップを有し、 前記上方胸部分に対して、円筒状の前面織地ストラップと、後部織地ストラ ップとを有する肩部分を画成する一連のコースを編むステップを含み、該織地ス トラップの各々が、前記コースが平織りである、細長い領域を有し、該領域が細 長いパネル領域により仕切られ、次に、非ほつれ縁部を形成する数本のコースを 編むことにより完成されるようにしたことを特徴とするブラジャーを製造するた めの丸編みブランクの製造方法。 ２． 曲がったウエルトの形態にて、円筒状の織地の胸部取り囲み部分の下 方部分を画成する一連のコースを編むステップと、 前記曲がったウエルト部分に対して、前面胸部分及び後部胸部分を有する円 筒状の織地上方部分を画成する一連のコースを編むステップとを含み、該前面胸 部分が、前記コースが平編みコースである領域により画成された前記上方胸部分 の他の部分に関して形状の異なる一対の胸カップを有し、 前記上方胸部分を前記曲げられたウエルト部分に対してギャザ状に形成する 一連のタックを提供するステップと、 前記上方胸部分に対して、円筒状の前面織地ストラップと、後部織地ストラ ップとを有する肩部分を画成する一連のコースを編むステップとを含み、該織地 ストラップの各々が、前記コースが平織りである、細長い領域を有し、該領域が 細長いパネル領域により仕切られ、次に、非ほつれ縁部を形成する数本のコース を編むことにより完成されるようにしたことを特徴とするブラジャーを製造する ための丸編みブランクの製造方法。 ３． 前記一連のコースが、該コースが平編みである領域により画成された 前記胸部分の前面部分の上に、一対の胸カップを有する前記円筒状の上方織地部 分を画成し、 後続のコースが平編みとウエルト編みコースとの間にて変化する、ギャザ状 パネルにより前記カップを分離させる領域を前記胸カップの間に編むステップを 更に含むことを特徴とする請求項１に記載のブラジャーを製造するための丸編み ブランクの製造方法。 ４． 曲げたウエルトの形態による円筒状の織地部分と、 前記コースが平編みである領域により画成された前記胸部分の前面部分に一 対の胸カップを有する円筒状の織地部分を画成する、一連のコースを有する胸部 分と、 円筒状の前面織地ストラップ及び後部織地ストラップを有する肩部分であっ て、該ストラップの各々が、前記コースが平編みである細長い領域を有し、前記 領域が細長いパネル領域により仕切られた前記肩部分と、 非ほつれ縁部を形成する数本のコースとを備えることを特徴とするブラジャ ーを製造するための丸編みブランク。 ５． 曲げたウエルトの形態による円筒状の織地部分と、 前記上方胸部分を前記曲げられたウエルト部分に対してギャザ状に形成する 一連のタックと、前記コースが平編みである領域により画成された前記胸部分の 前面部分に一対の胸カップとを有する円筒状の織地部分を画成する、一連のコー スを有する胸部分と、 円筒状の前面織地ストラップ及び後部織地ストラップを有する肩部分であっ て、該ストラップの各々が、前記コースが平編みである細長い領域を有し、前記 領域が細長いパネル領域により仕切られた前記肩部分と、 非ほつれ縁部を形成する数本のコースとを備えることを特徴とするブラジャ ーを製造するための丸編みブランク。 ６． 前記コースが平編みである領域により画成された前記胸部分の前面部 分の上に一対の胸カップを有する前記円筒状の織地部分を画成する前記一連のコ ースを更に備え、 後続のコースが平編みとウエルト編みコースとの間にて変化する、ギャザ状 パネルの領域により、互いに分離された、前記胸カップの間における領域を更に 備えることを特徴とする請求項４に記載のブラジャーを製造するための丸編みブ ランク。 ７． 曲がったウエルトの形態にて、第一の円筒状の織地の胸部取り囲み部 分を画成する一連のコースを編むステップと、 前記曲がったウエルト部分に対して、後部胸部分及び前面胸部分を含む円筒 状の織地上方胸部分を画成する一連のコースを編むステップとを含み、該前面胸 部分が、前記コースが平編みである二つの領域により画成された一対の胸カップ を有し、 前記領域が互いに仕切られ、 前記一連のコースが、胸カップを異なる形状にする前面胸部分を形成し、 前記胸部分に対して、円筒状の前面織地ストラップと、後部織地ストラップ 領域とを有する肩部分を編むステップを含み、該織地ストラップの各々が、前記 コースが平織りである、細長い領域を有し、該領域が細長いパネル領域により仕 切られ、 各々が胸カップに隣接する位置から、及び後部胸部分から伸長する一対の肩 ストラップを形成し得るように、腕部分及び首部分領域を円筒状ブランクから切 断し且つ除去するステップと、 完成したブラジャーを形成し得るようにストラップを共に縫い合わせるステ ップとを含むことを特徴とする丸編みブランクを使用する、ブラジャーの製造方 法。 ８． 前記一連のコースが、該コースが平編みである領域により画成された 前記胸部分の前面部分上に一対の胸カップを有する前記円筒状の上方織地部分を 画成し、 後続のコースが平編みコースとウエルト編みコースとの間にて変化する、ギ ャザ状パネルにより前記カップを互いに分離させる領域を該胸カップの間に編む ステップを更に含むことを特徴とする請求項２に記載の丸編みブランクを使用す るブラジャーの製造方法。 ９． 前記コースが平編みである領域により画成された前記胸部分の前面部 分上に一対の胸カップを有する前記上方の円筒状織地部分を画成する前記一連の コースを更に備え、 後続のコースが平編みコースとウエルト編みコースとの間にて変化する、ギ ャザ状パネルにより前記カップを互いに分離させる領域を該胸カップの間に編む ステップを更に含むことを特徴とする請求項５に記載の丸編みブランクを使用す るブラジャーの製造方法。 １０． 腕及び首の開口部を形成する肩ストラップの周りにバンドを縫い合わ せるステップを更に含むことを特徴とする請求項７に記載の丸編みブランクを使 用するブラジャーの製造方法。 １１． 曲がったウエルトの形態にて、円筒状の織地の胸部取り囲み部分の下 方部分を画成する一連のコースを編むステップと、 前記曲がったウエルト部分に対して、前面胸部分及び後部胸部分を有する円 筒状の織地上方胸部分を画成する一連のコースを編むステップとを含み、前記前 面胸部分が、前記コースが平編みである二つの領域により画成された一対の胸カ ップを有し、 前記領域が互いに仕切られ、 前記一連のコースが、胸カップを異なる形状に形成することにより前面胸部 分を画成し、前記円筒状の織地上方胸部分を前記曲げたウエルト部分に集める一 連のタックを提供し、 前記上方胸部分に対して、円筒状の前面織地ストラップと、後部織地ストラ ップ領域とを有する肩部分を編むステップを含み、該織地ストラップの各々が、 前記コースがウエルト方向に平織りである、細長い領域を有し、該領域が細長い パネル領域により仕切られ、 各々が胸カップに隣接する位置から、及び後部胸部分から伸長する一対の肩 ストラップを形成し得るように、腕部分、第一及び第二の首部分を画成する領域 を円筒状ブランクから切断し且つ除去するステップと、 完成したブラジャーを形成し得るようにストラップを共に縫い合わせるステ ップとを含むことを特徴とするブラジャーを製造するための丸編みブランクの製 造方法。 １２． 腕及び首の開口部を形成する肩ストラップの周りにバンドを縫い合わ せるステップを更に含むことを特徴とする請求項１１に記載の丸編みブランクを 使用する、ブラジャーの製造方法。 １３． 曲がったウエルトの形態をした、円筒状の織地の胸部取り囲み編み部 分と、 前記曲がったウエルト部分に織られた前面胸部分であって、織地が平織りで ある二つの領域により画成された一対の胸カップを有する前記胸部分とを備え、 前記領域が互いに仕切られ、 前記正面胸部分を画成する前記コースが、前記胸カップを異なる形状にし、 前記曲げたウエルトの後方部分に織られた後部胸部分であって、前記織地が 平織りコースにて形成された前記後部胸部分と、 二対の肩ストラップとを備え、該肩ストラップの各々が、前記前面及び後部 胸部分の双方に対してウエルトの方向に向けて円筒状部分内で編まれ、前記スト ラップが、前記管状部分から切断され且つ共に縫い付けられて、着用者の腕及び 首を受け入れる開口部を画成するようにしたことを特徴とする丸編み管状織地で 出来たブラジャー。 １４． 前記前面胸部分が、後続のコースが平織りの間で変化するギャザ状パ ネルの領域と、後続の多数のコースが浮き編み部分である、ギャザ状の中央パネ ルとを有することを特徴とする請求項１３に記載の丸編み織地で出来たブラジャ ー。 １５． 前記腕及び首の開口部を形成する肩ストラップの周りにバンドを更に 備えることを特徴とする請求項１３に記載の円形の編み織地で出来たブラジャー 。 １６． 曲がったウエルトの形態にて、円筒状の織地の胸部取り囲み部分と、 前記曲がったウエルト部分に織られた前面胸部分であって、織地が平織りで ある二つの領域により画成された一対の胸カップを有する前記胸部分とを備え、 前記領域が、互いに仕切られ、 前記正面胸部分を画成する前記コースが前記胸カップを異なる形状にし、 曲がったウエルトの後方部分に編まれた後部胸部分であって、織地が平織り コースである前記後部胸部分を備え、 前記前面胸部分及び前記後部胸部分の各々が、前記前面及び後部胸部分を前 記曲げたウエルト部分に集める一連のタックを有し、 二対の肩ストラップを備え、該肩ストラップの各々が、前記前面及び後部胸 部分の双方に対してウエルトの方向に向けて円筒状部分内で編まれ、前記ストラ ップが、前記管状部分から切断され、共に縫い付けられて、着用者の腕及び首を 受け入れる開口部を画成するようにしたことを特徴とする丸編み管状織地で出来 たブラジャー。 １７． 前記前面胸部分が、後続のコースが平織りの間で変化するギャザ状パ ネルの領域を有し、ウエルト編みコースが、後続の多数のコースが浮き編み部分 である、ギャザ状の中央パネルを有することを特徴とする請求項１６に記載の丸 編み織地で出来たブラジャー。 １８． 前記腕及び首の開口部を形成する肩ストラップの周りにバンドを更に 備えることを特徴とする請求項１６に記載の丸編み織地で出来たブラジャー。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＷ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ， ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 曲がったウエルトの形態にて、円筒状の織地の胸部取り囲み部分の下 方部分を画成する一連のコースを編むステップと、 前記曲がったウエルト部分に対して、円筒状の織地の胸部取り囲み部分の下 方部分を画成する一連のコースを編むステップとを含み、該上方前面胸部分が、 前記コースが平編みコースである領域により画成された前記上方胸部分の他の部 分に関して形状の異なる一対の胸カップを有し、 前記上方胸部分に対して、円筒状の前面の織地ストラップと、後部の織地ス トラップとを有する肩部分を画成する一連のコースを編むステップを含み、該織 地ストラップの各々が、前記コースが平織りである、細長い領域を有し、該領域 が細長いパネル領域により仕切られ、次に、非ほつれ縁部を形成する数本のコー スを編むことにより完成されるようにしたことを特徴とするブラジャーを製造す るための丸編みブランクの製造方法。 ２． 前記曲げたウエルト部分の真上にて前記上方胸部分に一連のタックを 提供するステップを更に含むことを特徴とする請求項１に記載のブラジャーを製 造するための丸編みブランクの製造方法。 ３． 前記一連のコースが、該コースが平編みである領域により画成された 前記胸部分の前面部分の上に、一対の胸カップを有する前記円筒状の上方織地部 分を画成し、 後続のコースが平編みとウエルト編みコースとの間にて変化する、ギャザ状 パネルにより前記カップを分離させる領域を前記胸カップの間に編むステップを 更に含むことを特徴とする請求項１に記載のブラジャーを製造するための丸編み ブランクの製造方法。 ４． 曲げたウエルトの形態による円筒状の織地部分と、 前記コースが平編みである領域により画成された前記胸部分の前面部分に一 対の胸カップを有する円筒状の織地部分を画成する、一連のコースを有する胸部 分と、 円筒状の前面織地ストラップ及び後部織地ストラップを有する肩部分であっ て、該ストラップの各々が、前記コースが平編みである細長い領域を有し、前記 領域が細長いパネル領域により仕切られた前記肩部分と、 非ほつれ縁部を形成する数本のコースとを備えることを特徴とするブラジャ ーを製造するための丸編みブランク。 ５． 前記曲げたウエルト部分の真上にて前記胸部分に形成された一連のタ ックを更に備えることを特徴とする請求項４に記載のブラジャーを製造するため の丸編みブランク。 ６． 前記コースが平編みである領域により画成された前記胸部分の前面部 分の上に一対の胸カップを有する前記円筒状の織地部分を画成する前記一連のコ ースを更に備え、 後続のコースが平編みとウエルト編みコースとの間にて変化する、ギャザ状 パネルの領域により、互いに分離された、前記胸カップの間における領域を更に 備えることを特徴とする請求項４に記載のブラジャーを製造するための丸編みブ ランク。 ７． 曲がったウエルトの形態にて、第一の円筒状の織地の胸部取り囲み部 分を画成する一連のコースを編むステップと、 前記曲がったウエルト部分に対して、円筒状の織地の前面胸部分を画成する 一連のコースを編むステップとを含み、該前面胸部分が、前記コースが平編みで ある二つの領域により画成された一対の胸カップを有し、 前記領域が互いに仕切られ、 前記一連のコースが、胸カップを異なる形状にする前面胸部分を形成し、 前記胸部分に対して、円筒状の前面織地ストラップと、後部織地ストラップ とを有する肩部分を編むステップを含み、該織地ストラップの各々が、前記コー スが平織りである、細長い領域を有し、該領域が細長いパネル領域により仕切ら れ、 各々が胸カップに隣接する位置から、及び後部胸部分から伸長する一対の肩 ストラップを形成し得るように、腕部分及び首部分領域を円筒状ブランクから切 断し且つ除去するステップと、 完成したブラジャーを形成し得るようにストラップを共に縫い合わせるステ ップとを含むことを特徴とする丸編みブランクを使用するブラジャーの製造方法 。 ８． 腕及び首の開口部を形成する肩ストラップの周りにバンドを縫い合わ せるステップを更に含むことを特徴とする請求項７に記載の丸編みブランクを使 用するブラジャーの製造方法。 ９． 曲がったウエルトの形態をした円筒状の織地の胸部取り囲み部分と、 前記曲がったウエルト部分に織られた前面胸部分であって、織地が平織りで ある二つの領域により画成された一対の胸カップを有する前記胸部分とを備え、 前記領域が、互いに仕切られ、 前記正面胸部分を画成する前記コースが、前記胸カップを異なる形状にし、 前記曲げたウエルトの後方部分に織られた後部胸部分であって、前記織地が 平織りコースにて形成された前記後部胸部分と、 その各々が、前記前面胸部分及び後部胸部分に編まれた二対の肩ストラップ であって、共に縫い合わされた前記肩ストラップとを備え、前記織地が平編みコ ースにて形成されることを特徴とする丸編み管状織地で出来たブラジャー。 １０． 前記前面胸部分が、後続のコースが平織りの間で変化するギャザ状パ ネルの領域を有し、ウエルト編みコースが、後続の多数のコースが浮き編み部分 である、ギャザ状の中央パネルを有することを特徴とする請求項９に記載の丸編 み織地で出来たブラジャー。 １１． 前記胸部分が、前記曲げたウエルト部分の真上にて一連のタックを有 することを特徴とする請求項９に記載の丸編み織地で出来たブラジャー。 １２． 前記腕及び首の開口部を形成する肩ストラップの周りにバンドを更に 備えることを特徴とする請求項９に記載の丸編み織地で出来たブラジャー。