JPH09511977A - セメント組成物用空気連行性組成物 - Google Patents

セメント組成物用空気連行性組成物

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JPH09511977A
JPH09511977A JP7526463A JP52646395A JPH09511977A JP H09511977 A JPH09511977 A JP H09511977A JP 7526463 A JP7526463 A JP 7526463A JP 52646395 A JP52646395 A JP 52646395A JP H09511977 A JPH09511977 A JP H09511977A
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Abstract

(57)【要約】 セメント組成物に関する組成物と方法が提供される。セメント組成物中へ空気を連行するためのロジンとタンニンの配合物の使用法が提供される。ロジンとタンニンの重量比10:1〜1:10の配合物を湿式セメント組成物にセメント重量に基づいて1重量%よりも少量添加して空気とセメントを混合させる。このようにして得られるセメントは例えば5〜10容量%の空気を含有しており、これによって硬化セメントの凍結損壊に対する耐性が改良される。該配合物を用いてセメント組成物へ空気を連行する方法も提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 セメント組成物用空気連行性組成物 発明の分野 この発明は、セメント組成物中へ空気を連行するのに有用な天然成分含有組成 物に関する。 セメントを基材とする混合物、例えば、コンクリートおよびモルタル等に微細 な気泡を連行するために該混合物に空気連行剤を添加する技術は実用上有用であ る。空気連行剤を用いることによってコンクリートやモルタル等に特有の利点を もたらす。即ち、該添加剤は該混合物を柔軟性にして加工性を改良し、また、少 なくとも石灰成分の一部の代替材として作用する場合が多い。コンクリートまた はモルタルが硬化すると、連行された気泡は、該硬化体の弾性、塩溶液に対する 耐性および凍結損壊に対する耐性を高める。 空気連行剤は一般的にはセメント中に安定な気泡を形成する界面活性剤混合物 であるために、硬化セメントは一般的には多くの小さな球状空気ボイド(例えば 、直径10〜250μmのボイド)を保有することになる。このような空気ボイド は、セメントの硬化中に必然的にセメント中に形成される細孔内の水分が凍結す るときに発生するセメント内の内部応力を低減させると考えられている。実際上 は、セメントの体積あたり約10容量%の空気をセメント中へ連行することは非 常に困難であるとされている。 発明の概要 この発明は一般的にはセメント組成物中へ空気を連行するのに有用な配合組成 物に関する。本発明の一つの観点によれば、本発明は、重量比が約10:1〜約 1:10のロジンとタンニンから実質上成る配合物を含有する組成物であって、 セメント組成物中へ空気を連行するのに有用な組成物に関する。一つの態様にお いては、該組成物は実質上乾式粉末であり、例えば、湿分は約20重量%よりも 少なく、好ましくは、該乾式粉末を流動性にするのに十分に少ない湿分とする。 好ましい態様においては、該配合物は該配合物を中和するのに十分な量のアルカ リ性成分をさらに含有し、該アルカリ性成分は該配合物の水性分散液または水溶 液のpHを実質上中性またはアルカリ性にする(例えば、pH約6〜約13)。これ に関連する別の観点によれば、本発明は、重量比が約10:1〜約1:10のロジ ンとタンニンから実質上成る少量の配合物および多量の水を含有する水性分散液 または水溶液に関する。この水性分散液または水溶液は典型的には該配合物を固 形分換算で約5〜50重量%、より一般的には約10〜約15重量%含有する。 好ましい態様においては、該水性分散液または水溶液は該配合物を中和するのに 十分な量のアルカリ性成分をさらに含有する。即ち、該アルカリ性成分は該水性 分散液または水溶液のpHを中性またはアルカリ性にする(例えば、pH約6〜約 13)。上記の水性組成物と流動性粉末は工業的製品、例えば水硬セメント混合 物等の添加剤として有用である。 別の観点によれば、本発明は、重量換算で多量の水和性セメント材料および重 量比が約10:1〜約1:10のロジンとタンニンから実質上成る少量の空気連行 剤を含有するセメント組成物に関する。好ましい態様においては、ロジンとタン ニンとの配合物をセメントの重量に基づき約0.0005〜0.5重量%(乾量基 準)添加してセメント組成物中へ空気を連行させる。 これに関連する別の観点によれば、本発明は、重量比が約10:1〜約1:10 のロジンとタンニンから実質上成る少量の空気連行剤をセメントと水から成る水 和性セメント組成物と混合することを含む、セメント組成物に空気を連行する方 法に関する(該空気連行剤はセメント組成物中へ約1〜約20容量%の空気を連 行するのに有効である)。 発明の詳細な説明 ロジンは、松の木から単離されるアルキル化ヒドロフェナントレン化合物のモ ノカルボン酸の複雑な混合物から主として成る。市販されている最も一般的なロ ジンはモノカルボン酸を約90重量%含有する。ガムロジンはコロフォニルとし ても知られており、種々の種類の松の木から入手することができる。松の木に刻 み目をつけると、粗製テルペンチンとして知られている含油樹脂が得られる。水 蒸気蒸留によってテルペンチンから油を除去することにより固体状ロジンが得ら れる。ガムロジンは淡黄色〜暗褐色の外観を呈し、通常は柔軟で砕けやすく、実 際上透明である。ガムロジンは芳香臭を有し、アルコール、酢酸および揮発性混 合油に溶解する。一般に比重は1.045〜1.085であり、軟化点は約75℃ (167°F)であり、融点は約120〜135℃である。ガムロジンのほとんど 大部分はアビエチン酸の異性体混合物である。 古くから知られているガムロジンのほかに、2種の別のタイプのロジン、即ち 、ウッドロジンおよびタル油ロジンが市販されている。ウッドロジンは耕作のた めの整地または伐採作業後に残こされる松の老木の切り株から単離される。切り 株を切断して得られる木材チップを高温加圧下で有機溶剤に浸漬する。抽出物を 蒸留することによって不揮発性の粗製ロジンと揮発性抽出物を捕集し、溶剤を回 収する。タル油ロジンはパルピング工程の副生成物である。原材木材チップを苛 性アルカリと硫化ナトリウムと共に加熱加圧下で蒸解する。木材チップから分離 された溶液中には脂肪酸、ロジンおよびリグニンの可溶性ナトリウム塩が含まれ る。脂肪酸とロジンを該溶液の上部まで移動させ、浮遊物を除去し、酸性化処理 に付すことによってロジンと脂肪酸を遊離させる。この混合物は粗製タル油とし て知られており、これを分留することによってタル油ロジンとタル油脂肪酸が得 られる。 ロジンの特徴と性状は当該分野では周知である。ロジン、その特性、その製法 およびその用途は例えば、次の文献に記載されており、該文献の記載内容も本明 細書の一部を成すものである:「レジンズ、ナチュラル」、エンサイクロペディア ・オブ・ポリマーサイエンス・アンド・エンジニアリング、第14巻、第438 頁〜第444頁(ジョン・ウィリー・アンド・サンズ社、ニューヨーク、198 8年)。 タンニンは、タンパク質沈殿能によって特徴づけられる植物由来のポリヒドロ キシフェノール化合物である。タンニンは世界中に分布する種々の植物から入手 することができる。タンニンは多数の水溶性の複雑な有機化合物である。成育す るほとんど全ての高木や灌木の葉、小枝、樹皮、木部および果実等にはタンニン が含まれる。樹皮としては、ワトル(wattle)、マングローブ、オーク、ユーカリ 、ヘムロック、マツ、カラマツおよびヤナギの樹皮が例示される。木部としては ケブラロ、クリ、オークおよびウランディ(urunday)の木部が例示される。果実 としてはミロバラン、バロニア、ジビジビ、タラおよびアルガロビラの果実が例 示される。葉としては、スマックおよびガンビールの葉が例示され、また、根と してはカナイグリおよびパルメットの根が例示される。タンニン源として使用し てもよい特定の植物としては次のものが例示される(以下において、入手可能な 国または地方を括弧内に示す):アカシアまたはミモザとしても知られているワト ル(南アフリカ、南アメリカ、特にブラジル)、ケブラコ(アルゼンチン、パラグ ァイおよびブラジル)、クリ(フランスおよびイタリア)、ミラボランス(インド) 、マングローブ(熱帯湿地帯、例えば、南フロリダ、コロンビア、ブラジル、ア フリカ)、ジビジビ(南アメリカの西海岸)、タラ(ペルー)、スマック(シシリー、 アルバニアおよびユーゴスラビア)、イトスギ(米国)、ガンビール(マレーシア、 スマトラ、ボルネオ)およびカシグリ(米国では絶滅したが、多数の入手源がある )。 タンニンは伝統的な加水分解性タンニンと縮合タンニンに分類される。縮合タ ンニン抽出物としては黒色ワトルの樹皮抽出物(または市販のミモザタンニン)、 ケブラコ[スペイン語名:ケブラアカ(Quebra hacha);アクス−ブリーカー]の木 部抽出物、ヘムロックの樹皮抽出物、および常用されている種々のマツの樹皮抽 出物等が例示される。ワトルとケブラコの抽出物は確立された方法によって工業 的規模で製造することができるので、この種の抽出物は相当な量で自由に入手し 得る。好ましいタンニンは抽出した自然形態のものであり、このようなタンニン は化学的方法(例えば、酸化またはアルカリ加水分解もしくは酸加水分解)によっ て変性させないで使用に供する。 ワトルやケブラコ等からの縮合タンニン抽出物は約70%のポリフェノール性 タンニンおよび20〜25%の非タンニン成分を含有する(残部は湿分である)。 この場合、非タンニン成分は主として単糖類と重合炭水化物(ハイドロコロイド ガム)から成り、後者は通常は該抽出物の3〜6%を占め、該抽出物の粘土に大 きく寄与する。ケブラコタンニンの正確な構造は知られていないが、その主要な ポリフェノール構造はレゾルシノールA環とピロガロールB環を基本骨格とする フラボノイド類似体の構造によって表されると考えられている。 明細書および請求の範囲において用いる「タンニン」という用語は、特に言及し ない限り、ガロタンニンとフラボタンニンを包含する。ガロタンニンとしては次 のものが例示される:タンニン酸もしくはチャイニーズタンニン、トルコタンニ ン、ハマメリスタンニン、アセルタンニン、グルコガリン、スマックタンニン、 バロニアオークガルタンニン、ティータンニン、タラタンニン、ミラボラムタン ニン、ジビジビタンニン、アルガロビロタンニン、オークタンニンおよびクリタ ンニン等。フラボタンニンとしては次の植物から得られるタンニンが例示される :ガンビール、カテキューもしくはビルマカッチュ、ケブラコ、チゼラー、ウル ンデイ、ワトル、マングローブ、トウヒ、ヘムロック、カラマツ、ヤナギ、ペカ ンの殻およびアバラム。これらのフラボタンニンは、本発明において使用するの に好適なタンニンである。 ケブラコタンニンは最も好ましいタンニンである。ケブラコタンニンはケブラ コの樹皮や木部から水抽出によって得られる。ケブラコタンニンの常套の調製法 は次の通りである。ケブラコの木部と樹皮を砕壊し、該砕壊物を水で抽出し、ケ ブラコタンニンの水溶液を蒸発処理に付して濃度を約85%にした後、該タンニ ンを噴霧乾燥処理によって濃縮させる。ケブラコタンニンは市販されている最も 一般的なカテコールタンニンまたはフラボタンニンである。タンニンの含有量の 高いケブラコの木部(約20%)はカテコールタンニンの最も重要な入手源である 。ガロタンニンの主要な商業的入手源は虫えいである。好ましいタンニン原料は タンニンとして同定される化合物を少なくとも約60重量%含有する。 配合物中のロジンとタンニンの重量比は広範囲に変化させてもよい。好ましい 配合物中の該重量比はロジンとタンニンが等割合に近接するような値、例えば約 3:1〜約1:3、好ましくは約1.5:1〜約1:1.5である。好ましい組成物中 のロジンとタンニンの重量比は約1:2よりも大きな値、例えば約2:1〜約1: 1.5である。 配合物はカルボン酸とフェノールから成るので、中和処理に付さない場合には 、そのpHは酸性側、例えば約3〜約5である。空気連行剤としての活性を付与 させるためには、ロジン中の十分な量のカルボン酸はカルボキシレートの形態で 存在しなければならない。上記配合物を添加するセメント組成物は一般的にはア ルカリ性であるので、セメント組成物に添加する前の配合物を中性にすることは 必ずしも必要ではない。しかしながら、予備中和によって配合物を予め活性化す ることにより、活性な空気連行剤のセメント組成物中への十分な取り込みを促進 させることができる。従って、使用するロジンが予め中和されていないときには 、配合物を中和するのに十分な量(即ち、該配合物の水性分散液または水溶液のp Hを実質的に中性またはアルカリ性、例えば約6〜約13にするのに必要な量) のアルカリ性成分を該配合物に添加すべきである。有用なアルカリ性成分として はアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物、酸化物もしくは炭酸塩、 例えば、水酸化ナトリウム、カセイソーダ(即ち、水酸化ナトリウムと酸化ナト リウムの混合物)、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、アンモニ ア水、酸化カルシウムおよび水酸化カルシウム等が挙げられる。 配合物は上記成分の乾式配合物または水性分散液もしくは水溶液として使用で きる。配合物の固形分濃度が比較的低い(例えば、5〜25%)水性分散液はセメ ント組成物中への該配合物の分散を促進する。従って、配合物は、多量(即ち、 少なくとも50重量%)の水(好ましくは、軟水または硬性ミネラル用キレート化 剤、例えばEDTAを含有する水)および少量のロジンとタンニンとの配合物を 含有する水性分散液または水溶液としてセメント組成物に添加するのが好ましい 。上述のように、水性分散液または水溶液のpHはアルカリ性成分を用いて実質 上中性またはアルカリ性の値に調整するのが好ましい。 空気連行剤はセメント組成物(例えば、セメントもしくはセメント混合物)の調 製時のいずれの時点において添加してもよく、この添加によって空気との実質的 な混合がおこなわれる。例えば、配合物を粉砕前のポルトランドセメントクリン カーに添加し、粉砕工程中においてセメントと十分に混合してもよい。配合物は 粉砕セメントと混合してもよい。配合物は、セメント、砂および/または砂利と 混合した水に添加してもよい。セメントを水と予め混合し、該混合物に乾式配合 物または配合物の水性組成物を添加してもよい。一般的には、乾式配合物または 配合物の水性組成物は、空気との最終的な混合の前のいずれかの段階においてセ メント、モルタルまたはコンクリート混合物に添加してもよい。 セメント組成物としてはセメント、モルタルまたはコンクリート混合物、例え ば、コンクリート、モルタル、ニートペースト組成物、油井セメントスラリーお よびグラウト組成物等が挙げられる。セメント組成物は下記の百科事典の「セメ ント」の項において説明されている。セメント組成物、特にコンクリート混合物 の調製に用いるセメントにはI型、II型およびIII型のセメントが含まれる。こ れらのセメントは周知であって、次の文献に記載されており、この文献の記載内 容も本明細書の一部を成すものである:「セメント」、エンサイクロピディア・オ ブ・ケミカルテクノロジー(カーク−オスマー編、ジョン ウィリー・アンド・ サンズ社(N.Y.)発行、第5版、1993年)、第5巻、第564頁〜第598 頁。ポルトランドセメントは最も広く使用されている水硬セメントである。「水 硬セメント」という用語には、水と混合したときに水とセメント成分との間の化 学反応の結果、固化して硬化する無機セメントが含まれる。「ポルトランドセメ ント」という用語には、石灰石と粘土もしくは頁岩との混合物またはその他の石 灰質や粘土質の原料を加熱して溶融させ、該溶融物(クリンカー)を少量(通常は 約4〜6%)の遅延剤(例えば、石膏)と共に粉砕処理に付すことによって調製さ れるセメントが含まれる。「コンクリート」という用語には、水硬セメントと不活 性骨材との混合物が含まれる。代表的な骨材としては常套の骨材、例えば、砂利 、砂、花崗岩、石灰石および石英シーブ(sieve)等が挙げられる。常套の水硬セ メントコンクリート、例えば、ポルトランドセメントは多量、即ち、固形物の体 積に基づいて50容量%以上(通常は約75容量%)の骨材を含有する。ポゾラン 材、例 えば凝縮ヒュームドシリカおよびフライアッシュを含有していてもよい。セメン トを用いて次の組成を有するコンクリート混合物を調製してもよい:セメント1 00重量部、砂約140〜約260重量部、砂利約100〜約200重量部、水 約35〜約60重量部および空気との混合によりセメント組成物中へ所望量の空 気を連行するのに有効な量の本発明による配合組成物。好ましいコンクリート混 合物はセメント100重量部、砂利約160〜約240重量部、砂利約120〜 約180重量部、水約35〜約60重量部および該組成物中へ所望量の空気を連 行するのに有効な量の本発明による配合組成物を含有する。 セメント組成物への本発明による配合組成物の添加量は特に限定的ではないが 、一般的にはセメントの重量に基づいて約1%よりも少量、典型的には約0.0 005〜約0.5%、好ましくは約0.001〜約0.01%である。調製後、セ メント組成物を硬化させることによって硬化セメントマスが得られる。 セメント中へ連行する空気の量は、許容される強度の犠牲に応じて必要な凍結 損壊耐性の程度によって左右される。一般的には、連行される空気量は、成形セ メント組成物の体積に基づいて約15容量%よりも少量、典型的には約5〜約1 0容量%である。セメント組成物中へ連行された空気の量はASTM法No.C− 231によって決定することができ、該方法も本明細書の一部を成すものである 。セメント組成物の固体成分と液体成分の混合に一般的に用いられている混合法 は所望量の空気を混合連行するのに十分であるが、所望により、空気を混合物中 へ連行するのに特に設計された混合法および/またはミキサーを用いてもよい。 本発明の特徴と利点の理解をより容易にするために、本発明を以下の実施例に よってさらに説明する。これらの実施例は本発明を例示的に説明するものであっ て、本発明を限定するものではない。また、本発明は特定の実施態様に基づいて 既に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、請求の範囲によっ て画定される技術的範囲内において種々の変形態様を実施することができる。特 に言及しない限り、全ての量、割合および百分率は重量に基づくものであり、ま た、温度の単位は℃である。 実施例 実施例1 以下の配合(成分を混合すること)によって本発明の範囲内に包含される水性の 溶液または分散液を調製した。 配合成分 配合量(重量部) ロジンガム(1) 7.5 ケブラコタンニン(2) 7.5 苛性アルカリ溶液(3) 5 水 80 (1)アクゾ・コーティング社(Akzo Coatings,Inc.)(ボクスレー、ジョ ージア)の市販品Mグレード(主成分はアビエチン酸、レボピマール酸、イソピマ ール酸およびパルストリン酸である)。 (2)ピラー・リバー・プレート社(Pilar River Plate Corporation)( ニューアーク、ニュージャーシー)の市販品(タンニン65%、非タンニン成分1 0%、不溶性成分9.5%、湿分15.5%)。 (3)固形分50%。 得られた配合物(pH12.2)は暗褐色の不透明液体であり、希釈によって赤み を帯びた透明溶液となった。 実施例2 以下の方法によって一連のコンクリートを製造した。ポルトランドセメント5 .45kg、砂10.9kg、砂利8.17kgおよび所定量の水をセメントミキサー内 へ入れて混合した。砂利が湿潤するまでさらに所定量の水をミキサー内に入れ、 約3分間混合を続行した。混合を停止してコンクリート混合物を2.5分間静置 させた。 上記のコンクリート混合物の調製に使用した添加剤は次の通りである。 添加剤A:実施例1のロジンとタンニンの配合物(但し、固形分量は表1に示す 通りである)。 添加剤B:アクゾ・コーティング社製のロジンガム(Mグレード)(主成分はアビ エチン酸、レボピマール酸、イソピマール酸およびパルストリン酸である) 添加剤C:ダブュリゥ・アール・グレイス・アンド・コーポレーション社(W. R.Grace & Co.)(ケンブリッジ、マサチューセッツ)から市販されている樹 脂「ダラベール(Daravair)」[サザンパイン(southernpine)の切り株から得られた 樹脂と考えられており、高分子量のフェノール性化合物、樹脂酸および中性成分 を含有すると考えられている。また、この樹脂は、ヘラクレス・インコーポレイ テッド社(Hercules Incorporated)の製品(ビンゾル(Vinsol)NVX樹脂に類 似すると考えられる。]。 添加剤D:中和されたタンニン酸。 添加剤E:ヘンケル・コーポレイション(Henkel Corporation)(アンブラー 、ペンシルバニア)から販売されている工業用グレードの脂肪酸「アリファート( Aliphat)34R」。 各々の添加剤の水性サンプル(固形分量は表1に示す通りである)を調製した。 表1に示す量の各々の水性サンプルを混合物の露出表面全体に30秒以内で注い だ。表1から明らかなように、各々の水性サンプルの量は、水性サンプル中の固 形分量を考慮して、セメントの重量(5.45kg)に基づいて添加剤の固形分0.0 055%が得られるコンクリート混合物中に含有されるように調整した。コンク リート混合物の混合を再開し、混合物が十分な流動性を示さないときにはさらに 所定量の水を添加し、コンクリートをさらに2分間混合した。各々のサンプルの 水:セメント重量比(W:C比)を以下の表1に示す。混合を終了した直後および混 合終了から20分後の連行された空気の量(容量%)を表1に示す。なお、該空気 量はASTM法No.C−231に従って測定した。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年9月5日 【補正内容】 請求の範囲 1.重量比約10:1〜約1:10のロジンとタンニンを含有する、セメント組 成物への空気連行用組成物。 2.乾式粉末である請求項1記載の組成物。 3.湿分が約20重量%よりも少ない請求項1記載の組成物。 4.流動性を付与するのに十分に低い湿分を有する請求項1記載の組成物。 5.配合物を中和するのに十分な量のアルカリ性成分をさらに含有する請求項 1記載の組成物。 6.少なくとも50重量%の水をさらに含有する請求項1記載の組成物。 7.固形分含量が約5〜約50重量%である配合物を含有する水性分散液また は水溶液である請求項6記載の組成物。 8.固形分含量が約10〜約15重量%である請求項7記載の組成物。 9.配合物を実質的に中性にするか、またはアルカリ性(pH約6〜約13)に するのに十分な量のアルカリ性成分をさらに含有する請求項6記載の組成物。 10.ロジンが少なくとも約50重量%のモノカルボン酸を含む請求項1記載 の組成物。 11.ロジンが未変性ガムロジンである請求項1記載の組成物。 12.ロジンがアルキル化ヒドロキシフェナントレン化合物のモノカルボン酸 を少なくとも約50重量%含む請求項1記載の組成物。 13.タンニンが天然タンニンである請求項1記載の組成物。 14.タンニンがフラボタンニンである請求項1記載の組成物。 15.タンニンがケブラコタンニンである請求項1記載の組成物。 16.タンニンが、タンニンとして同定される化合物を少なくとも60重量% 含有する請求項1記載の組成物。 17.ロジンがカルボン酸を少なくとも50重量%含有する請求項1記載の組 成物。 18.ロジンがモノカルボン酸を少なくとも90重量%含有する請求項1記載 の組成物。 19.ロジンとタンニンの重量比が約3:1〜約1:3である請求項1記載の組 成物。 20.ロジンとタンニンの重量比が約1:2よりも大きい請求項1記載の組成 物。 21.ロジンとタンニンの重量比が約1.5:1〜約1:1.5である請求項1記 載の組成物。 22.セメント組成物中へ空気を連行するのに有用な組成物であって、モノカ ルボン酸成分を少なくとも約50重量%含む未変性ガムロジンおよびタンニンと して同定される化合物を少なくとも60重量%含むタンニンを約2:1〜約1:1 .5の重量比で含む配合物を含有し、pH約6〜約13の水溶液または水性分散液 を形成する空気連行剤。 23.水和性セメントおよび重量換算で副次成分を成す重量比が約10:1〜 約1:10のロジンとタンニンから実質上成る空気連行剤を該セメントに対して 0.0005〜約0.5重量%含有するセメント組成物。 24.空気連行剤を該セメントの重量に基づいて約0.001〜約0.1重量% 含有する請求項23記載の組成物。 25.セメントがポルトランドセメントである請求項23記載の組成物。 26.セメント組成物がI型、II型およびIII型のポルトランドセメントから 成る群から選択される少なくとも1種のセメントを含有するコンクリート配合物 である請求項23記載の組成物。 27.セメントに対して約0.0001〜約0.5重量%の重量比が約10:1 〜約1:10のロジンとタンニンを含む空気連行剤をセメントと水を含むセメン ト組成物と混合することを含む、該セメント組成物に空気を連行する方法。 28.空気連行剤の混合量が、セメント組成物中に空気を約1容量%〜約20 容量%連行するのに有効な量である請求項27記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.重量比約10:1〜約1:10のロジンとタンニンから実質的に成る配合物 を含有する、セメント組成物への空気連行用組成物。 2.実質的に乾式粉末である請求項1記載の組成物。 3.湿分が約20重量%よりも少ない請求項1記載の組成物。 4.流動性を付与するのに十分に低い湿分を有する請求項1記載の組成物。 5.配合物を中和するのに十分な量のアルカリ性成分をさらに含有する請求項 1記載の組成物。 6.主成分として水をさらに含有する請求項1記載の組成物。 7.固形分含量が約5〜約50重量%である配合物を含有する水性分散液また は水溶液である請求項6記載の組成物。 8.固形分含量が約10〜約15重量%である請求項7記載の組成物。 9.配合物を実質的に中性にするか、またはアルカリ性(pH約6〜約13)に するのに十分な量のアルカリ性成分をさらに含有する請求項6記載の組成物。 10.ロジンが主としてモノカルボン酸から成る請求項1記載の組成物。 11.ロジンが未変性ガムロジンである請求項1記載の組成物。 12.ロジンがアルキル化ヒドロキシフェナントレン化合物のモノカルボン酸 から主として成る請求項1記載の組成物。 13.タンニンが天然タンニンである請求項1記載の組成物。 14.タンニンがフラボタンニンである請求項1記載の組成物。 15.タンニンがケブラコタンニンである請求項1記載の組成物。 16.タンニンが、タンニンとして認識される化合物を少なくとも60重量% 含有する請求項1記載の組成物。 17.ロジンがカルボン酸を少なくとも50重量%含有する請求項1記載の組 成物。 18.ロジンがモノカルボン酸を少なくとも90重量%含有する請求項1記載 の組成物。 19.ロジンとタンニンの重量比が約3:1〜約1:3である請求項1記載の組 成物。 20.ロジンとタンニンの重量比が約1:2よりも大きい請求項1記載の組成 物。 21.ロジンとタンニンの重量比が約1.5:1〜約1:1.5である請求項1記 載の組成物。 22.セメント組成物中へ空気を連行するのに有用な組成物であって、モノカ ルボン酸成分を主成分とする未変性ガムロジンおよびタンニンとして認識される 化合物を少なくとも60重量%含むタンニンを約2:1〜約1:1.5の重量比で 含む混合物から実質上成る配合物を含有し、pH約6〜約13の水溶液または水 性分散液を形成する組成物。 23.重量換算で主成分を成す水和性セメント材料および重量換算で副次成分 を成す重量比が約10:1〜約1:10のロジンとタンニンから実質上成る空気連 行剤を含有するセメント組成物。 24.ロジンおよびタンニンを水和性セメント成分の全重量に基づいてそれぞ れ約0.0005重量%および約0.5重量%含有する請求項23記載の組成物。 25.セメント材料がポルトランドセメントから成る請求項23記載の組成物 。 26.セメント材料がI型、II型またはIII型のポルトランドセメントを含有 するコンクリート配合物である請求項23記載の組成物。 27.重量比が約10:1〜約1:10のロジンとタンニンから実質上成る少量 の空気連行剤をセメントと水から成る多量の水和性セメント組成物と混合するこ とを含む、セメント組成物に空気を連行する方法。 28.空気連行剤の添加により、セメント組成物中に空気を約1容量%〜約2 0容量%連行する請求項27記載の方法。
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