JPH09511089A - 回転駆動可能な磁気ヘッド及びそのような磁気ヘッド用クリーニング装置を備えた機器 - Google Patents

回転駆動可能な磁気ヘッド及びそのような磁気ヘッド用クリーニング装置を備えた機器

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JPH09511089A
JPH09511089A JP8522746A JP52274696A JPH09511089A JP H09511089 A JPH09511089 A JP H09511089A JP 8522746 A JP8522746 A JP 8522746A JP 52274696 A JP52274696 A JP 52274696A JP H09511089 A JPH09511089 A JP H09511089A
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structural
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JP8522746A
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English (en)
Inventor
フランツ クレツル
ヘンリカス ルイテン
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フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/41Cleaning of heads

Abstract

(57)【要約】 少なくとも1個の回転駆動可能な磁気ヘッド(7、8)と、これら磁気ヘッド(7、8)のヘッド面(7A、8A)をクリーニングするクリーニング装置(21)とを有する機器(1)において、上記クリーニング装置は、可動サポート(28)上に回転可能に支持されると共に、清掃エレメント支持体(35)と該支持体から突出する清掃エレメント(36)とを備える清掃ユニット(29)を有する。清掃エレメント支持体(35)と、該清掃エレメント支持体に接続され且つ該支持体から横方向に突出する清掃エレメント(36)とは単一の構造部分(37)により形成されている。この構造部分のうちの少なくとも上記清掃エレメント(36)は75〜100ショアーAの範囲内の硬さを持つ比較的柔らかい合成材料からなっている。

Description

【発明の詳細な説明】 回転駆動可能な磁気ヘッド及びそのような磁気ヘッド用クリーニング装置を備え た機器 技術分野 本発明は、ヘッド面を備える少なくとも1個の回転駆動可能な磁気ヘッドと該 磁気ヘッドのヘッド面を清掃するクリーニング装置とを有する機器に係り、上記 クリーニング装置は可動サポート上に回転軸の廻りに回転可能に装着された清掃 ユニットを有し、該清掃ユニットは清掃エレメント支持体と、当該清掃エレメン ト支持体に接続されると共に該清掃エレメント支持体から横方向に突出する清掃 エレメントとを有し、更に前記清掃ユニットは前記サポートを移動させることに より休止位置とクリーニング位置との間を移動可能であり、該クリーニング位置 では前記清掃エレメントが少なくとも部分的に前記磁気ヘッドのヘッド面と接触 させることができるような機器に関する。 背景技術 冒頭で述べたような機器は特開昭6−150263号公報から既知である。こ の既知の機器においては、可動サポートとして作用する回動レバー上に回転可能 に支持された清掃ユニットは、回転駆動可能な軸により形成された清掃エレメン ト支持体と、該軸から横方向に突出したシート状の複数の条片部により形成され た清掃エレメントとを有している。このような条片部は比較的高い柔軟性を有す るので、テープ塵埃粒子のような持続的な汚れは、上記既知の機器のドラム状走 査装置の回転駆動可能な磁気ヘッドのヘッド面からは合理的なクリーニング時間 内では充分に除去することができず、比較的長いクリーニング時間が維持された 場合のみ除去される。更に、軸に固着されたシート状条片部を有する上記のよう な清掃ユニットの不十分なクリーニング性能とは別に、該ユニットは多数の部品 を有するので、製造が比較的複雑であり、従って比較的高価となる。 更に、清掃ユニットがフェルト円盤重ねを形成する複数の環状フェルト円盤の 形の清掃エレメントを備える略中空の円筒状清掃エレメント支持体を有するよう な機器も市販されていることに注意すべきであり、ここで上記フェルト円盤重ね は例えばロック部材により前記中空円柱状清掃エレメント支持体に固着されてい る。この場合、自由端が清掃エレメント支持体から横方向に突出する上記各フェ ルト円盤が、これら既知の機器の回転駆動可能な磁気ヘッドのヘッド面を清掃す るように作用する。このようなフェルト円盤も、その比較的高い柔軟性のため、 回転駆動可能な磁気ヘッドのヘッド面を全体に満足のゆくような形でクリーニン グすることはできない。ヘッド面上に居座る持続的な汚れは、このようなフェル ト円盤では合理的なクリーニング時間内では充分に除去することはできず、比較 的長いクリーニング時間が維持された場合のみ可能である。更に、これらの既知 の機器では、清掃ユニットは複数の部品、即ちフェルト円盤及びフェルト円盤重 ねを清掃エレメント支持体に固着するためのロック部材、から組み立てねばなら ないことに注意すべきである。該ユニットの製造は、従って、比較的高価となる 。 更に、清掃ユニットが略中空の円柱状清掃エレメント支持体と、海綿状材料か らなる中空スリーブとを有するような機器も市販されていることに注意すべきで あり、この場合、上記中空スリーブは前記中空円柱状清掃エレメント支持体上に 滑り込ませて該中空円柱状清掃エレメント支持体にロック部材により固定される 。この目的のため、上記スリーブは該スリーブの全軸方向寸法に沿って外周面か ら半径方向に内方に向かって延びる複数の凹部を有し、これら凹部は当該スリー ブが打ち抜かれる際に形成される。このスリーブの外周面と回転駆動可能な磁気 ヘッドのヘッド面とが共働する際に、前記海綿材料が僅かに膨張し、その結果前 記凹部により形成される縁が回転駆動可能な磁気ヘッドのヘッド面をクリーニン グするように作用する。その比較的高い柔軟性のため、このような海綿状材料の スリーブも、持続的な汚れを回転駆動可能な磁気ヘッドのヘッド面から合理的な クリーニング時間内では不十分な程度にしか除去することができず、比較的長い クリーニング時間が維持される場合にのみ満足の行く程度に除去することができ る。このような海綿状材料のスリーブを備える清掃ユニットも、比較的高価な構 成でもあり、好ましくない。 本発明の目的は、冒頭で述べたような形式の機器の上述した問題を解決するこ とにある。本発明の他の目的は、冒頭で述べたような形式の機器を、回転駆動可 能な磁気ヘッドのヘッド面の持続的な汚れの場合でも、回転駆動可能な磁気ヘッ ドのヘッド面の充分なクリーニングを最小のクリーニング時間内で可能とするよ うに改善することにある。また、本発明の更に他の目的は、冒頭で述べた形式の 機器用の構成であって、回転駆動可能な磁気ヘッド用のクリーニング装置に関し て可能な限り簡素で、頑丈で、且つ、安価な構成を得ることにある。 発明の開示 冒頭で述べた形式の機器に関して上記目的を達成するため、前記清掃エレメン ト支持体と、該清掃エレメント支持体に接続されると共に該支持体から横方向に 突出する前記清掃エレメントとは、単一の構造部分から形成され、該構造部分の うちの少なくとも前記清掃エレメントは75〜100ショアーAの範囲内の硬さ を持つ合成材料からなる。この結果、本発明による機器においては非常に簡素な 構成となり、この場合、回転可能に支持された清掃ユニットは単一の構造部分か らなり、該構造部分は射出成形工程により極めて簡単に製造することができる。 この単一の構造部分は、上記清掃エレメント支持体と、該支持体と一体の清掃エ レメントとの両方を全体として単一の合成材料からなるようにしてもよく、その 場合は同一の比較的柔らかい合成材料から作られる。しかしながら、他の例とし て上記単一の構造部分を2成分射出成形工程により製造することもでき、その場 合は清掃エレメント支持体は比較的硬い合成材料からなり、該支持体と一体とな る清掃エレメントは比較的柔らかい合成材料からなるようにする。少なくとも上 記清掃エレメントが形成される合成材料の硬さの選択の結果、これら清掃エレメ ントと回転駆動可能な磁気ヘッドとの間の穏やかな共働と、該回転駆動可能な磁 気ヘッドのヘッド面の迅速且つ効果的なクリーニングとの間の満足の行く妥協が 得られる。また、少なくとも前記構造部分の清掃エレメントが作成される合成材 料の硬さは、クリーニングされるべき上記回転駆動可能な磁気ヘッドのヘッド面 への形状の順応性に鑑みて、これら清掃エレメントの満足の行く弾性変形を保証 するように選択される。本発明により構成されたクリーニング装置の構造部分に より、持続的な汚れさえも、比較的短いクリーニング時間内で回転駆動可能な磁 気ヘッドのヘッド面から充分に除去することが可能である。 本発明による機器の有利な実施例は、前記構造部分における少なくとも前記清 掃エレメントが85〜90ショアーAの範囲内の硬さを持つ合成材料からなるこ とを特徴とする。実際に、上記のような構成により非常に良好なクリーニング結 果が得られる。 上記の点に関しては、上記構造部分のうちの少なくとも清掃エレメントが熱可 塑性ポリウレタンからなるのが特に有利であることが判った。このような構成の 利点は、主に、通常市販されている合成材料を使用することが可能であるという 点にある。このような合成材料は、例えばデスモパン(Desmopan)なる商標で市 販されている。このような考え方で使用することができる他の合成材料は、ハイ トレル(Hytrel)なる商標で市販されている材料を含む。 構造的な視点からは、本発明による機器において、前記構造部分が略歯車の形 状を呈すると共に略中空の円筒状ハブ部を有し、該ハブ部からは清掃エレメント を形成する略楔型の清掃歯が横方向に突出し、これら清掃歯が先端部に前記回転 軸に平行に延びる少なくとも一つの清掃縁を有していると非常に有利であること が判った。このような構成は、上記一体的な構造部分を射出成形する場合に型外 しを簡単にするために有利である。 また、前記構造部分の中空円筒状ハブ部には、その内部にピボットベアリング のベアリングソケットが一体的に接続され、該構造部分が前記ピボットベアリン グにより前記可動サポート上に回転可能且つ傾動可能に支持されるようにすると 有利であることが判った。これは、ベアリングの構造が単純であるという点と、 ピボットベアリングを設けたことにより上記一体構造部分の角度位置が、クリー ニングすべき回転駆動可能な磁気ヘッドのヘッド面の角度位置に簡単に順応させ ることができるという事実の点で有利である。 また、静止的に取り付けられたドラム部と回転駆動可能なドラム部とを備える ドラム状走査装置を有し、前記回転駆動可能なドラム部が少なくとも1個の回転 駆動可能な磁気ヘッドを有しているような本発明による機器においては、前記構 造部分が前記クリーニング位置にある場合に、当該構造部分の清掃エレメントが 前記静止的に取り付けられたドラム部と前記回転駆動可能なドラム部との両方に 係合するようにするのが非常に有利であることが判った。このようにして、一方 においては上記構造部分が静止ドラム部により制動され、他方においては該構造 部分が回転駆動可能なドラム部により駆動されて回転され、結果として上記構造 部分が前記回転駆動可能なドラム部と該ドラム部により保持され且つクリーニン グされるべき回転駆動可能な磁気ヘッドとに対して相対運動を行うようになり、 これにより他の清掃エレメントが、その都度、クリーニングすべき回転駆動可能 な磁気ヘッドのヘッド面と順次接触するようになる。 前の段落で規定したような本発明による機器においては、前記構造部分が更に 支持環に一体的に結合され、該支持環が、当該構造部分が前記クリーニング位置 にある場合に前記静止的に取り付けられたドラム部に係合するようにするのが特 に有利であることが判った。この構成は、上記構造部分が静止ドラム部上のクリ ーニング位置に安定に支持され、結果として該構造部分が一様に回転するのを保 証するのに有利である。 前の段落で規定したような本発明による機器においては、前記構造部分用の前 記サポートから可動ラッチ鉤が突出し、該ラッチ鉤が前記構造部分の支持環上に 係合するようにするのが特に有利である。この構成により、上記構造部分の支持 環は該構造部分を軸方向にロックするためにも使用される。 図面の簡単な説明 以下、本発明を添付図面に図示された例示的実施例(本発明を限定するもので はない)に関し詳細に説明するが、これら図面において: 第1図は、回転駆動可能な磁気ヘッドと、これら磁気ヘッド用のクリーニング 装置とを有し、ビデオ信号及びオーディオ信号を記録及び再生するような機器の 該当部分の概念的平面図、 第2図は、第1図の機器の上記部分を本質的に示す斜視図で、クリーニング装 置は手前側に位置している、 第3図は、第1図及び第2図の機器のクリーニング装置を第1図及び第2図よ りも拡大して示す平面図で、該クリーニング装置はサポート上に回転可能に装着 された清掃ユニットを有し、 第4図は、第3図に示すクリーニング装置の斜視図、 第5図は、第3図のV−V線に沿う断面図で、第3図及び第4図のクリーニン グ装置の清掃ユニット及び該ユニットの上記クリーニング装置の可動ホルダ上へ の装着を第3図よりも拡大して示し、 第6図は、第3図のVI−VI線に沿う断面図で、第3図及び第4図のクリー ニング装置の清掃ユニット及び該ユニットの上記クリーニング装置の可動ホルダ 上への装着を第3図及び第4図よりも拡大して示し、 第7図は、第3図〜第6図に示すクリーニング装置の清掃ユニットの側面図、 第8図は、第3図〜第6図に示すクリーニング装置の清掃ユニットの平面図で ある。 発明を実施するための最良の形態 第1図は、機器1、即ちビデオレコーダ、の該当部分を概念的に示している。 該機器1は略板状のシャーシ2を有している。図示せぬ方法で、該シャーシ2は 概念的に示すドラム状走査装置3を保持している。このドラム状走査装置3は、 シャーシ2上に静止的に装着されたドラム部4と、回転駆動可能なドラム部5と を有している。これらドラム部4と5との間には、第5図に一点鎖線で概念的に 示すようにギャップ6が存在する。回転駆動可能なドラム部5は、周壁にギャッ プ6で終端する開口又は通路を有している。これらの通路を介して、第1図に概 念的に示され前記回転駆動可能なドラム部5に装着される2個の回転駆動可能な 磁気ヘッド7及び8が、それらのヘッド面7A及び8Aが磁気テープと走査接触 することができる程度まで突出している。磁気テープは第1図には図示されてい ないが、約180°の角度に渡って上記ドラム状走査装置3の廻りに巻回され、 これによりビデオ信号及び、適用可能なら、オーディオ信号を該磁気テープの斜 めのトラックに記録又はこれら斜めのトラックから再生することができるように する。 上記のような磁気テープは通常磁気テープカセットに収容されるが、このよう なカセットは第1図には図示されていないが当該機器1に装填することができる 。磁気テープカセットが当該機器1に装填されると、磁気テープは該磁気テープ カ セットから引き出すことができ、ドラム状走査装置3の廻りに4個の可動テープ ガイド9及び10並びに11及び12により巻回され且つ巻回された状態に維持 される。このような機能は既知であり、例えば前述した特開昭6−150263 号公報に開示されている。テープガイド9及び10は第1の可動スライド13上 に取り付けられている。また、テープガイド11及び12は第2の可動スライド 14上に取り付けられている。第1可動スライド13はガイド部材16に沿って 移動可能であり、該部材16は第1ガイドスロット15を有すると共に前記シャ ーシ2に固着されている。また、第2可動スライド14は第2ガイド部材18に 沿って移動可能であり、該部材18は第2ガイドスロット17を有すると共に前 記シャーシ2に固着されている。テープガイド9及びテープガイド10を位置決 めするため、当該機器1はシャーシ2に接続された第1位置決め装置19を有し ている。また、テープガイド12及びテープガイド11を位置決めするため、当 該機器1はシャーシ2に接続された第2位置決め装置20を有している。 磁気ヘッド7及び8のヘッド面7A及び8Aをクリーニングするため、当該機 器1はクリーニング装置21を有している。クリーニング装置21は2アームレ バー23を有し、該アームは軸22の廻りに回動可能となるようにシャーシ2上 に支持されている。この2アームレバー23の第1レバーアーム24は、前記第 2可動スライド14と共働するよう構成された自由端部25を有している。この 構成は、第2スライド14がガイド部材18に沿って移動される際に該第2スラ イド14が2アームレバー23の第1レバーアーム24の自由端部25に係合し 、これにより2アームレバー23を第1図及び第2図には図示しない休止位置か ら動作位置へ軸22の廻りに反時計方向に回動させる、ようなものである。また 、1アームレバー28が一体ヒンジ装置27を介して前記2アームレバー23の 第2レバーアーム26にヒンジ結合されており、この一体ヒンジ装置27は2本 の交差した一体ヒンジを有している。上記1アームレバー28は当該クリーニン グ装置21の清掃ユニット29用の可動サポートを形成している。2アームレバ ー23の第1レバーアーム24は第1の突部30を有し、該突部の自由端部31 は略U字状を呈している。また、1アームレバー28は第2突部32を有し、該 突部の自由端部33はL字状を呈している。この第2突部32のL字状自由端部 3 3は第1突部30のU字状自由端部31に係合する。このようにして、前記一体 ヒンジ装置27により可能となる2アームレバー23に対する1アームレバー2 8の回動運動は、突部30及び32、即ちそれらの各自由端部31及び33の助 けにより所望の可動範囲内に制限されることになる。 清掃ユニット29は可動サポートを形成する1アームレバー28上に、回転軸 34の廻りに回転可能となるように支持されている。この清掃ユニット29用の ベアリング構造を以下に詳細に説明する。清掃ユニット29は清掃エレメント支 持体35と、該清掃エレメント支持体35に接続されると共に該支持体から横方 向に突出する清掃エレメント36とを有している。 前記1アームレバー28を移動させることにより、清掃ユニット29は第1図 及び第2図に図示せぬ休止位置と、第1図及び第2図に示すクリーニング位置と の間を移動可能である。この場合、上記休止位置においては清掃ユニット29は ドラム状走査装置3から離れるように回動されており、上記清掃位置においては 清掃ユニット29はドラム状走査装置3に向かって回動されている。第1図及び 第2図に示す清掃ユニット29のクリーニング位置においては、清掃エレメント 36は磁気ヘッド7及び8のヘッド面7A及び8Aに少なくとも部分的に動作的 に接触させることができる。この場合、磁気ヘッド7及び8は清掃ユニット29 と以下のように共働する。即ち、ドラム状走査装置3の回転駆動可能なドラム部 5は清掃ユニット29がクリーニング位置に回動される場合に回転し、これによ り回転駆動可能なドラム部5上に設けられた回転駆動可能な磁気ヘッド7及び8 のヘッド面7A及び8Aのクリーニングが、各磁気ヘッド7及び8が清掃ユニッ ト29を通過する際に常になされる。 第1図及び第2図に示す本機器1においては、即ち本機器の一部をなす第3図 及び第4図のクリーニング装置21においては、清掃エレメント支持体35と該 支持体に接続されると共に該支持体から横方向に突出する清掃エレメント36と が、有利にも単一の構造部分37により形成され、該一体構造部分37の少なく とも前記清掃エレメント36は75〜100ショアーAの範囲内の硬さを持つ合 成材料からなる。ここで、上記構造部分37の少なくとも清掃エレメント36が 85〜90ショアーAの範囲内の硬さを持つ合成材料からなると有利であること が判った。デスモパンなる商標で市販されており特に有利であることが判った合 成材料は、87ショアーAなる硬さを有する。この合成材料は熱可塑性ポリウレ タンであり、この材料の使用は清掃ユニット29の一体構造部分37にとって非 常に有利であることが判った。 第5図〜第8図に詳細に示す本清掃ユニット29においては、一体形成された 構造部分37全体が、上記のような87ショアーAなる硬さを持つ熱可塑性ポリ ウレタンからなる。しかしながら、上記のような一体構造部分37を2成分射出 成形工程で製造することも同様に可能である。この場合は、構造部分37におけ る清掃エレメント支持体35は一層硬い合成材料からなるようにし、該清掃エレ メント支持体35と一体であり且つ該支持体から横方向に突出する清掃エレメン ト36のみを約87ショアーAなる硬さを持つ熱可塑性ポリウレタンからなるよ うにしてもよい。 第5図〜第8図から明らかなように、上記一体形成された構造部分37は歯車 に似ている。この構造部分37は略中空の円筒状ハブ部38を有し、該ハブ部か ら前記清掃エレメント36を形成する略楔型の清掃歯が横方向に突出している。 清掃エレメント36を形成する上記清掃歯は、各々先端39に回転軸34に平行 に延在する2つの清掃縁40及び41を有する。しかしながら、他の例として上 記清掃歯は各先端に単一の清掃縁しか持たない楔型としてもよい。 一体形成された上記構造部分37の中空円柱状ハブ部38は、その内側におい て、当該清掃ユニット29を支持するためのピボットベアリング43のベアリン グソケット42に一体的に接続されている。ピボットベアリング43はピン45 の自由端により形成された丸められたベアリング頭44を有し、上記ピン45は 可動サポートを形成する前記1アームレバー28から突出している。このように して、清掃ユニット29はピボットベアリング43により1アームレバー28上 に回転可能に且つ傾動可能に支持されている。 清掃ユニット29の上記傾動可能な取り付けの結果、当該清掃ユニット29の 一体形成された構造部分37は、ドラム状走査装置3の角度位置と、当該走査装 置の磁気ヘッド7及び8とに順応することができる。これが第5図に概念的に示 されており、この第5図においてはドラム状走査装置3、即ち静止ドラム部4及 び回転駆動可能なドラム部5並びに該回転駆動可能なドラム部5上に配置された 回転駆動可能な磁気ヘッド7は一点鎖線で概念的に示されている。第5図は、清 掃ユニット29を最大の傾斜位置で示している。 第5図から明らかなように、一体形成された構造部分37のクリーニング位置 では、清掃エレメント36はドラム状走査装置3の静止ドラム部4と回転駆動可 能なドラム部5とに係合する。このようにして、構造部分37は一方では静止ド ラム部4により制動され、他方においては回転駆動可能なドラム部5により駆動 されて回転状態にされるようになる。構造部分37が受ける上記制動及び駆動作 用は、該構造部分37を回転状態にさせるので、当該構造部分37は回転駆動可 能なドラム部5と、該ドラム部により保持されたクリーニングされるべき前記回 転駆動可能な磁気ヘッドとに対して相対運動をなす。この相対運動の結果として 、その都度他の清掃エレメント36が、クリーニングされるべき回転駆動可能な 磁気ヘッド7及び8のヘッド面7A及び8Aに順次動作的に接触することになる 。このようにして、回転駆動可能な磁気ヘッド7及び8のヘッド面7A及び8A はクリーニングされる。本例においては、構造部分37が形成される合成材料の 硬さの選択により、特に簡素な態様で、一方においては清掃エレメント36と回 転駆動可能な磁気ヘッド7及び8のヘッド面7A及び8Aとの間の穏やかな共働 が得られ、他方においては第2スライド14に制御されるクリーニング装置21 により得られる短いクリーニング時間内のみで回転駆動可能な磁気ヘッド7及び 8のヘッド面7A及び8Aの効率的且つ満足のゆくクリーニングがなされること になる。 本発明の当該実施例の構成においては、清掃ユニット29は更に支持環46を 有し、該支持環も前記構造部分37と一体となっている。当該構造部分37がク リーニング位置にある場合、第5図に概念的に示すように、支持環46はドラム 状走査装置3の静止ドラム部4に係合する。該支持環46は、構造部分37が静 止ドラム部4に一様に係合し、これにより歯状清掃エレメント36と静止ドラム 部4及び回転駆動可能なドラム部5との共働が構造部分37の同期動作に好まし くない影響を及ぼす可能性がないことを保証し、これにより構造部分37と清掃 ユニット29の一様な回転を保証する。 特に第6図から明らかなように、可動ラッチ鉤47が、清掃ユニット29用サ ポートを形成する1アームレバー28から突出している。該ラッチ鉤47は清掃 ユニット29の支持環46上に係合している。ラッチ鉤47は、該ラッチ鉤47 が支持環46との共働により清掃ユニット29の軸方向の運動を制限又は禁止す ることにより、清掃ユニット29の好ましくない軸方向移動を防止する。このよ うにして、該支持環47は、構造部分37と清掃ユニット29との一様な回転を 保証するのみならず、清掃ユニット29を軸方向にロックする。 尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではない。例えば、当該清掃ユ ニットの本質的部分を構成する一体形成された構造部分は、既に述べたように2 つの合成樹脂製部分からなるようにしてもよい。また、前記一体形成された構造 部分及び清掃ユニットの構成の他の幾つかの可能性もある。これは、クリーニン グ装置の全体としての構成にも当てはまる。また、当該クリーニング装置の移動 は他の方法でも制御することができ、例えば、クリーニング装置は可動カセット ホルダ又は別体の電磁石により移動させることもできる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ヘッド面を備える少なくとも1個の回転駆動可能な磁気ヘッドと、該磁気ヘ ッドの前記ヘッド面をクリーニングするクリーニング装置とを有する機器であっ て、前記クリーニング装置は、可動サポート上に回転軸の廻りに回転可能に装着 されると共に清掃エレメント支持体と該清掃エレメント支持体に接続され且つ該 支持体から横方向に突出する清掃エレメントとを備える清掃ユニットを有し、該 清掃ユニットは前記サポートを移動させることにより休止位置とクリーニング位 置との間で移動可能であり、該クリーニング位置においては前記清掃エレメント を前記磁気ヘッドのヘッド面と少なくとも部分的に接触させることができるよう な機器において、 前記清掃エレメント支持体と、該支持体に接続されると共に該支持体から横 方向に突出する前記清掃エレメントとが単一の構造部分により形成され、該構造 部分のうちの少なくとも前記清掃エレメントが75〜100ショアーAの範囲内 の硬さを持つ合成材料からなることを特徴とする機器。 2.請求項1に記載の機器において、前記構造部分における少なくとも前記清掃 エレメントが85〜90ショアーAの範囲内の硬さを持つ合成材料からなること を特徴とする機器。 3.請求項1又は請求項2に記載の機器において、前記構造部分における少なく とも前記清掃エレメントが熱可塑性ポリウレタンからなることを特徴とする機器 。 4.請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の機器において、前記構造部分 が略歯車の形状を呈すると共に略中空の円筒状ハブ部を有し、該ハブ部からは清 掃エレメントを形成する略楔型の清掃歯が横方向に突出し、これら清掃歯は先端 部に前記回転軸に平行に延びる少なくとも一つの清掃縁を有していることを特徴 とする機器。 5.請求項4に記載の機器において、前記構造部分には前記中空円筒状ハブ部の 内部にピボットベアリングのベアリングソケットが一体的に接続され、前記構造 部分は前記ピボットベアリングにより前記可動サポート上に回転可能且つ傾 動可能に支持されていることを特徴とする機器。 6.請求項1ないし請求項5の何れか一項に記載の機器であって、静止的に取り 付けられたドラム部と回転駆動可能なドラム部とを備えるドラム状走査装置を有 し、前記回転駆動可能なドラム部が少なくとも1個の回転駆動可能な磁気ヘッド を有しているような機器において、前記構造部分が前記クリーニング位置にある 場合に、当該構造部分の清掃エレメントが前記静止的に取り付けられたドラム部 と前記回転駆動可能なドラム部との両方に係合することを特徴とする機器。 7.請求項6に記載の機器において、前記構造部分は更に支持環に一体的に結合 され、該支持環は当該構造部分が前記クリーニング位置にある場合に前記静止的 に取り付けられたドラム部に係合することを特徴とする機器。 8.請求項7に記載の機器において、前記構造部分用の前記サポートから可動ラ ッチ鉤が突出し、該ラッチ鉤が前記構造部分の前記支持環上に係合することを特 徴とする機器。
JP8522746A 1995-01-25 1996-01-09 回転駆動可能な磁気ヘッド及びそのような磁気ヘッド用クリーニング装置を備えた機器 Pending JPH09511089A (ja)

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